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クラウドファンディングの電動アシスト自転車やE-Bikeが嫌われている理由とは?

多くの自転車店が嫌っている物の1つが、クラウドファンディングの電動アシスト自転車やE-Bikeだろう。

クラウドファンディングは、プロジェクトを立ち上げた人や法人に対し、不特定多数の人が、購入・寄付・金融といった形態で資金を供与する仕組み。有名なのが2016年11月に公開された片渕須直監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」や、奈良県にある世界遺産「法隆寺」の維持管理費用などでクラウドファンディングが使われたことで知られている。

自転車の車体や自転車用品でもクラウドファンディングは実施されており、特に電動アシスト自転車やE-Bikeのクラウドファンディングが多い。

そんなクラウドファンディングの電動アシスト自転車やE-Bikeは、自転車店は嫌うことが多い。その理由は胡散臭い宣伝、アフターサポートの不安など、様々な問題があるためだ。

出典:「MATE X」今話題の高性能な上、お買い得な折りたたみ電動自転車を日本で公開! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

例えば、世界的なクラウドファンディングで成功を収めたと謳っているMATE Xは、耳あたりが良い言葉が書いてあるが、プロの目からすれば、無駄に太いタイヤを装着して、雪道では埋まるほど車体重量が異様に重く、強度が落ちて折りたたむ意味が無い車体や、スタイリッシュを謳っているが中国の卸売サイトで見るような車体、荷重バランスが悪くてモーターのサイズを大きくして高出力が出しにくく、後輪へのアシストは適正なギヤ比で行うのが難しく、E-MTBでは採用されていないリアインホイールモーターを搭載する、廉価な機械式ディスクブレーキをプロ仕様と言うなど、業界関係者にとっては誇大広告に感じるだろう。

ちなみに、MATE BIKEはクラウドファンディングで成功した一方で、海外クラウドファンディングサイト「Indiegogo」コメント欄などでは品質の悪さが問題になっており、自転車ビジネスメディア「Bicycle Retailer」はメリーランド州でフロントサスペンションの破損による事故で訴えられていると報じた。また、自転車ビジネスメディア「Cycling Inderstory」は、イギリスの運転者・車両基準庁(DVSA)が、MATE BIKEがE-Bikeの条件の1つである定格出力250Wのモーターを搭載しておらず、定格出力750Wモーターを搭載していたため違法車両として起訴されていると報じている。

自転車店によっては、クラウドファンディングのE-Bikeを品質や部品供給、アフターケアに関して不安が多いため修理を拒否する所もあるが、既にクラウドファンディングのE-Bikeによる、品質や部品供給、アフターケア問題は発生している。例えば、2019年にクラウドファンディングを開始した折りたたみ自転車タイプのE-BikeであるUnited Concepts AGのTHE ONEは、オリジナルデザインを謳っていたが、中国のJaunty Bikesと同一品があるため問題になった。その後、2021年03月に会社の精算し、実質的に売り逃げを行った。

 

様々な意味で有名なHonbikeは、劣悪な性能だけでなく品質面の悪さがSNS上で見られており、この件に関しては、インターネット上だけでなく業界関係者による別ルートでも情報を確認している。また、海外で発売されたモデル(日本仕様とはシートポストが長いなど若干異なる)は、Indiegogoのコメント欄でシートポストの破損を訴える内容もある。一部では輸入元が大規模な仮想通貨投資事件の疑いがあると見られており、経済メディア「NetIB-News」が報じている

クラウドファンディングビジネスは売り逃げを行いやすい構造となっている

クラウドファンディングの電動アシスト自転車やE-Bikeの多くが、専門家や業界関係者にとっては誇大広告に感じるほどの表現を採用しているのは、手っ取り早く売るのに都合がいいためだと思われる。小売店を通して販売する場合、販売店がサポートを行う必要がある。そのため、壊れやすい粗悪品や違法車両を販売した場合、販売店も被害を受けるため、自転車専門店などの真っ当な小売店だと、怪しい電動アシスト自転車やE-Bikeは仕入れない傾向にある。

一方でクラウドファンディングの場合、販売店と契約せず直接簡単に販売することができる。しかし、壊れた場合のサポートに関しては、販売店が無いため直接販売したメーカーが行う必要がある。電動アシスト自転車・E-Bikeは、基本的に取扱店でないと故障を直すのが難しく、このようなクラウドファンディングで購入したE-Bikeが壊れた場合、一般的な自転車店で直すのは難しい。

クラウドファンディングは資金力が足りない中小、零細ブランドが実施することが多いため、故障対応時のサポートに不安がある。実際、先程紹介したようにクラウドファンディングを実施した会社が、直ぐに撤退して売り逃げを行った事例があるため、クラウドファンディングタイプの電動アシスト自転車やE-Bikeのサポートは期待できない。

中国転売系電動アシスト自転車やE-Bikeの問題は?

出典:https://7gotech.en.alibaba.com/productlist.html?spm=a2700.shop_index.88.7.54fbb195AclRjK

ここ最近、クラウドファンディングで問題になっているのが、中国の卸売サイトから仕入れて販売する中国転売向けの商品だろう。このタイプの商品は価格の割に性能が低いため各所で問題となっている。電動アシスト自転車やE-Bikeに関しても、クラウドファンディングで見るモデルの多くはこのタイプの疑いがある。

日本国内で販売するには、日本国内法に準拠したアシスト比率にする、PSEマークを表示して検査結果を保管する、型式認定を取得するなどの確認や対応を行う必要があるため、単純にそのまま転売を行うだけでは難しい世界となっている。

きちんとした自転車販売店なら取り扱いを行う前に、その部分を確認して販売するのが一般的だが、クラウドファンディングや直販の場合はそのような部分が曖昧となっている。実際、クラウドファンディングや無名ブランドの電動アシスト自転車やE-Bikeは、法律に準拠した電動アシスト自転車・E-Bikeなのか確認できないため防犯登録を断る事例がある。

電動アシスト自転車やE-Bike業界は”金とコネクションの殴り合い”と理解すべし

クラウドファンディングでよく見る中国の卸売サイトで公開されている電動アシスト自転車やE-Bikeは、高性能な大手ブランドの電動アシスト自転車やE-Bikeと比較して性能面で期待できないだろう。

まず、高性能な大手ブランドの電動アシスト自転車やE-Bikeが製造できる工場は、欧州市場を中心としたE-Bikeブームで余裕が無いほど製造を行っており、中国の卸売サイトで公開する意味がない。とある大手自転車会社に所属している人によると、仮に卸売サイトに公開している会社でも、Web上では紹介しない一部企業向けの裏メニューとなっていると語っている人もいた。

電動アシスト自転車やE-Bike業界は、自動車やオートバイと同じく”金とコネクションの殴り合い”の世界となっている。欧州市場では125CCオートバイよりも高額なE-Bikeが沢山売れ、マイクロモビリティの中でもブランドイメージが崩壊しないため、ドイツの高級車メーカーのポルシェや世界有数のモーター企業である日本電産、戦車や兵器などで有名なラインメタルなど一流企業が参入している。

日本電産製モーターを搭載したSTREEK ACTIVE CARGO TRIKE(出典:STREEK and Eurobike 2022 | STREEK CargoTrike (stroke-design.com)

大手企業クラスの高性能な電動アシスト自転車やE-Bikeが、クラウドファンディングで登場するのは期待できない。高性能な電動アシスト自転車やE-Bikeが製造できるのなら、クラウドファンディングを実施しなくても、投資ファンドから資金調達を行うことができ、商品自体の質が高ければ、プロの目から見ても安心できるため、自転車専門店が取り扱ってくれるはずだ。

また、E-Bikeに搭載されているドライブユニット(モーターやバッテリー、ディスプレイ等)は、どんな会社でも取り扱いができるわけでは無いようだ。実際、今までの実績がある企業に優先的に供給を行う話を聞くことはある。

クラウドファンディングでは、自転車だけでなく様々なガジェットで中国からそのまま転売を行ったビジネスが横行しており、大手メディアで取り上げられている。このような転売ビジネスによりクラウドファンディングの不信感を感じる人は少なくない。

金とコネクションの殴り合いの世界である電動アシスト自転車・E-Bike業界に、クラウドファンディングの電動アシスト自転車・E-Bikeに期待するのは無謀だろう。

自転車パーツブランド「GORIX」から、フレームバッグ(GX-FB PELICAN)が新発売

GORIXは10月18日、同社の自転車パーツブランド「GORIX」から新商品の「 フレームバッグ(GX-FB PELICAN)」が発売されたと発表した。

フレームバッグ(GX-FB PELICAN)は最大容量3.5Lで、自在に拡張するフレームバッグ。ペリカンのような伸縮自在なマチはファスナーを開くだけで容量アップし、収納内容によって柔軟に使えると謳っている。また、メインポケットの他に逆サイドは薄いポケット、またサイドにはメッシュポケットを完備した。

バッグ全体には撥水加工を施し短時間の弱い雨などに耐えるのを謳っており、防水ファスナー採用し隙間から入る水の侵入を阻止するとのこと。固定にはベルクロベルト5本付属し、自転車の装着場所に合わせて使用本数を変更可能。フレームバッグには数カ所のベルトを通せる穴が設置している。

サイズは、長さ上/下 36/26cm、縦5cm~13cm、幅約6cm。重量 約280g。ベルクロ適用サイズ 約φ3-5cm。容量 最大約3.5L。価格は3999円(税込)。

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ヤマハ発動機 オフロードでE-Bikeを楽しむための「YAMAHA e-Bikeオフロードレッスン」開催を発表

ヤマハ発動機販売は10月19日、スマイルバイクパーク(東京都稲城市)と向山シクロクロスコース(京都府南丹市)の東西二会場にて、「YAMAHA e-Bike オフロードレッスン」を開催すると発表した。

今回のイベントでは、アウトドア人気や健康志向への高まりを背景に、E-Bikeへの興味・関心が増加しており、正しく安全に乗車することで、電動ならではの特性を活かした楽しみ方を広く伝えるイベントとなっている。東京会場ではヤマハのe-MTB「YPJ-MT Pro」や「YPJ-XC」、京都会場では加えてグラベルバイク「WABASH RT」を用意して、安全な乗り方や楽しみ方をプロのインストラクターがビギナー向けにレクチャーする。

「YPJ-MT Pro」や「YPJ-XC」のオーナーは車両持ち込みでの参加が可能。また、希望者には車両の貸し出しも行う。インストラクターは、国際ママラリースト兼インストラクターの増田 まみ、MTBインストラクターの内藤 仁雄(東京会場のみ)、MTBライダーの竹之内 悠(京都会場のみ)といったメンバーを予定している。

日時は東京会場が11月19日、京都会場が11月27日、参加費は無料。

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つくば市、自転車イベント ”PEDAL DAY GO -Mt.TSUKUBA-(ペダルでいご~筑波山)”の実施を発表

つくば市は10月20日、 市民の自転車に対する理解促進及び自転車による地域振興を目的とし、自転車初心者からサイクリストまでを対象とした自転車イベント”PEDAL DAY GO -Mt.TSUKUBA-(ペダルでいご~筑波山)”を11月3日に実施すると発表した。

このイベントは、つくば市内に拠点を有し、つくば市と自転車利用の推進に係る連携協力に関する協定を締結する自転車競技チーム「弱虫ペダルサイクリングチーム」、つくば市と地域活性化に関する包括連携協定を締結する「株式会社スノーピーク」の協力のもと実施する。

このイベントでは筑波地区の名所を巡る、筑波山麓秋祭りと連携したサイクルスタンプラリー「PEDAL DAY」や、弱虫ペダルサイクリングチームとの協働事業による、『弱虫ペダル』渡辺航先生&弱虫ペダルサイクリングチームファンサイクリング、渡辺航先生トークショー・サイン会、スノーピーク社との協働事業であるSnow Peak Go – Tsukuba:筑波地区の景観や食を楽しむサイクルツアーから、自転車・アウトドア関係メーカーが出展するサイクル&キャンプEXPO、地元の名産品等販売、地元飲食関係者による出店などを実施する。

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スペシャライズド 国内外のアーティストがペイントした世界にたった一つのAethosフレームの抽選販売を実施

スペシャライズドは10月20日、9月に行われたプロロード選手ペテル・サガン(トタルエネルジー)との交流イベント「Own Your Road」の中で、国内外6名のアーティストによってS-Works Aethosのフレームがペイントされた作品を、10月21日(金)~11月6日(日)までTrex Kawasaki River Cafe(神奈川県川崎市)にて展示すると発表。11月7日(月)まで抽選販売の申し込みを受け付けを行う。

9月28日-30日に行われたペテル・サガンとの交流イベント「Own Your Road」のオープニングパーティーでは、アジアを拠点に幅広く活躍する6人のアーティストに、スペシャライズドのロードバイクAethosのフレームをキャンバスにして、Own Your Roadをテーマにしたアートワークを制作。

Own Your Roadイベント後、スペシャライズド新宿などで展示され好評を博し、抽選販売が開始。販売の収益は、サイクリングを通して子どもたちの認知、精神的、身体的健康を支援している非営利団体、OUTRIDEに寄付される。

Own Your Roadペイントフレーム作品は以下の通り

​Sam Lo/ ‘SKL0’(サム・ロー)

Sam Lo(SKL0)はシンガポール拠点のビジュアルアーティスト。アーバンアーティストとしてつつましやかに活動を開始し、2012年にはストリートでの活動から生まれた武勇伝をもとに、市から「ステッカー・レディ」というニックネームを与えられる。Samは作品が生まれる環境に反応する。対象の本質を正しく伝え、表現するために、その背景や設定、歴史や感情について入念に考慮する。こうした細やかな感覚とストーリーテリングの手法がSamの強みであることは明らかで、巨大な壁画からきめ細かなイラスト、繊細な手彫りの彫刻にいたるまで、さまざまな媒体に同じアプローチを用いる。鮮やかな色彩と複雑な構図がSamのスタイルであり、その作品はアートを通じて社会の構造を説き明かすことを目指している。

instagram : @skl0_
web:https://sam-lo.com/
国籍:シンガポール
フレームサイズ:52

書道家 万美(マミ)

9歳で筆を持ち、高校時代より書家を志す。古典に立脚した書道と、様々なカルチャーとの共通点を見出し数多くのコラボレーションを実現。日本各地、世界各国を巡る。
instagram : @mamimozi
web:https://www.66mami66.com/
国籍:日本
フレームサイズ:56

橋爪 悠也(ハシヅメ ユウヤ)

日本のマンガ表現を参照しつつ作品を制作。代表作”eyewater”は、国内外で多くのファンを持つ。自転車の、鉄の塊(今はカーボンもあるが)を人間の「単純な体力のエンジン」と「気力・精神力というエンジン」とで動かすという行為に惹かれる。20代前半に原宿から岡山へ1週間ほどかけて友人と自転車旅を2度ほど経験している。
instagram : @yuyahashizume
web:https://yuya-hashizume.com/
国籍:日本
フレームサイズ:56

Seol Dongju_Jesse(ソル ドン ジュー)

「アーティストになることを夢見たことがあります。その夢は漫画家に変わり、アニメ監督に変わり、いつしか”アートで生き抜く”人に変わりました。この夢がどのくらい難しいものなのかは分かりませんが、一つだけ確実なのは、自分が幸せになっていっているということです。自分の作品が、見た人の幸せを誘うようなものであって欲しいと願っています。2017年」
instagram : @skinheduck
web:https://seoldongju.com/pcd/
国籍:韓国
フレームサイズ:54

LOKO KE ONE(ロコ・ケーイー・ワン)

1997年よりグラフティーライターとしてレタリング活動を始める。現在は@criminalletteringをプライドにタトゥーアーティストとして、神奈川、東京を中心に活動中。また、スケートボードブランドやアパレル、ミュージシャンなど数々のロゴデザインも手掛けている。
instagram : @lokokeone
国籍:日本
フレームサイズ:54

Nao Yoshida(ナオ・ヨシダ)

15歳でBMXに出会い、オリジナルスピンと表現力を武器に全日本大会で準優勝を飾る。またNYでの個展や舞台美術の制作に携わるなど、芸術家としての一面も持つ。その後「シルク・ドゥ・ソレイユ」にてBMXアーティストとしてワールドツアーに参加。2020年には世界情勢により日本へ帰国。BMXのタイヤを筆に代え描く技法【RIDRAWING・ライドローイング】を生み出した。BMXとARTの可能性を広げる為その活動は多岐にわたる。
instagram : @nao.yoshida
web:naoyoshidabmx.com
国籍:日本
フレームサイズ:54

価格は44万円(税込)。抽選応募期間は2022年10月20日(木)から11月7日(月)23:59 (日本時間)。当選連絡は11月15日(火)までに、申し込み時に登録したメールアドレスへ連絡。発送時期は12月中旬を予定。

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ホテルナトゥールヴァルト富良野が、富良野の大自然を自転車で駆け巡るオリジナルの セルフライドガイドコースが登場

ホテルナトゥールヴァルト富良野は10月19日、ホテル公認アドバイザー後藤 安佐氏によるオリジナル富良野ライドガイドコースを制作したと発表した。

近年、自転車を活用した観光(サイクルツーリズム)が注目されており、ホテルナトゥールヴァルトは、同社の公認アドバイザーである後藤 安佐のもと、富良野セルフライドガイドコースを作成した。コースは、北の国からを巡る旅 55.4km、中富良野景色ルート 50.0km、ふらの市街食べ走り散策コース 20.5kmの3種類の富良野でもあまり知られていない絶景を楽しみながらライドコースで、ナトゥールヴァルト富良野宿泊限定のコースとなる。コースはセルフガイドで、該当するプランで宿泊した人には「Garmin Edge 530」を無料で貸し出す。

他にも、ホテルには空気入れやパンク補修キットなどを用意し、大切な自転車を保管できるるようにホテルの玄関横に自転車置き場を設置した。

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FANTIC MotorからE-Bikeブランド「F Moser」登場 ロードバイク・グラベルロードE-Bikeの2モデルを用意

FANTIC Motorから、新しいE-Bikeブランド「F Moser」が登場した。

フランチェスコモゼールは、70年代から80年代にかけて、ジロ・デ・イタリア優勝、パリ・ルーベ3連覇、世界選手権優勝の成績を残した元サイクルロードレース選手。引退後はF MOSERブランドの自転車を展開していた。2022年にE-Bikeブランドとして復活する。

 

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フレームはカーボン製で、長距離走行を重視したエンデュランスロードタイプとなる。種類はロードバイクタイプとグラベルロードタイプの2種類を用意しており、フレーム設計はロードバイクタイプとグラベルロードタイプも同じだと思われる。

 

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ドライブユニットはFSA HM1 リアインホイールモーターを採用。定格出力250W、最大トルク42Nmを発揮するロードバイク向けのユニットで、海外ではDucatiのロードバイクタイプのE-Bike「FUTAシリーズ」にも採用されている。バッテリー容量は250Wh。モーターとバッテリーは5分以内に外すことができ、通常のホイールに交換すれば、ペダルバイク(人力自転車)に変更できるデュアルモードシステムを実現している。

 

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コンポーネントはロードバイクタイプのF Moser RoadがFSA K Force、SRAM Red、SRAM Force、SRAM Rivalで、グラベルロードタイプのF Moser GravelがSRAM Force、SRAM Rivalで、全モデルワイヤレス仕様のコンポーネントとなっている。

 

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F Moserシリーズの価格や、日本での発売は不明。

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Home – F Moser (fmoserbikes.com)

スペシャライズド 軽量フルサスE-MTB「Turbo Levo SL」にトレイルを守る活動を支持する Soil Serchingモデルが新登場

スペシャライズドは10月19日、同社の軽量フルサスE-MTB「Turbo Levo SL」に Soil Serching (ソイル・サーチング) モデルが登場したと発表した。

Specialized Soil Searchingはトレイルビルダーの情熱や活動に焦点を当て、金銭、人的支援を実施し、トレイルビルダーのサポートの実施やDig Day(トレイル整備イベント)の開催、整備になどにかかる資金の寄付を募る活動を世界各地で実施。日本では南アルプスマウンテンバイク愛好会代表の弭間(はずま)をアンバサダーとしてサポートを行っている。

今回のモデルは、Turbo Levo SL Comp Carbonをベースに、トレイルを支援するタイヤである Soil Serching タイヤを装備。Specialized Soil Searchingタイヤの売上の一部は Soil Searchingを通じて寄付される。価格は89万9800円(税込)。

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Made for riders, by riders. | Specialized.com | Specialized.com

神戸電鉄 粟生線全線開業70周年 サイクルトレインの実施を発表

神戸電鉄は10月18日、粟生線が1952年(昭和27年)に全線開業し、70周年を迎えたことを記念して、車内に自転車をそのまま持ち込める特別列車「サイクルトレイン」を運行すると発表した。

粟生線は、兵庫県神戸市北区の鈴蘭台駅から兵庫県小野市の粟生駅までを結ぶ鉄道路線。開催日時は
2022年11月26日(土)午前10時から午後3時40分までとなる。行程は、神戸電鉄・長田駅(10時06分出発)→樫山駅(11時02分到着)→自由行動(サイクリング)→押部谷駅(15時05分出発)→神戸電鉄・長田駅(15時35分到着)で、特別列車となるため、イベント参加者以外の方は乗車できない。

募集人数は定員40名(事前申込・抽選制)で、参加費用 1名 1,000円(税込)。参加には事前の申込が必要で、申込期間は10月24日(月)から11月7日(月)までとなる。

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ヤマハ発動機 小型バッテリー搭載E-Bike「YPJ-R」「YPJ-C」生産終了

ヤマハ発動機の小型バッテリー搭載E-Bike「YPJ-R」「YPJ-C」が生産終了した。

YPJ-RとYPJ-Cは、小型バッテリーを搭載したE-Bike。2015年にロードバイクタイプのYPJ-Rが、2016年にフラットバーロードタイプのYPJ-Cが発売され、日本のE-Bike黎明期のモデルでもある。

2015年10月に登場したYPJ-Rは、登場時は世界的に非常に珍しいロードバイクタイプのE-Bikeに、プレジャーニーズの高い欧州市場で好評を得ているE-Bike用ドライブユニット「PWシリーズ」を搭載したロードバイクタイプのE-Bikeとして登場して話題となった。

現代の主流である軽量E-Bikeと違うのは、現代の軽量E-Bikeが軽量小型モーターと軽量バッテリーを組み合わせることで、YPJ-R、YPJ-Cの5倍以上である300Wh以上のバッテリーを搭載しているのに対し、YPJ-R、YPJ-Cのは通常サイズのモーターに超小型バッテリーを搭載することで、重量15キロ台を実現したということ。バッテリー容量は25.2V、2.4Ah 、60Whとバッテリー容量が少ないため、航続距離はYPJ-Rの場合14キロから48キロという状況だった。

登場時からバッテリー容量の少なさ、航続距離の少なさは欠点として言われており、オーナーによっては別途バッテリーを購入するユーザーも存在した。

YPJ-R、YPJ-Cの製造中止により、日本のE-Bike黎明期のモデルでで生き残ったのはBESV PS1のみとなっている。但し、BESV PS1は度重なるアップデートを実施しており、現在販売されているモデルは、初期モデルとはモーター、バッテリー容量、ディスプレイなどが別物で、自動車で言うビッグマイナーチェンジ以上の改良を実施している。

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スペシャライズド、自宅配送サービスの対象バイクを拡大。すべてのMTBがShip to Home対象に

スペシャライズドは10月11日、自宅配送サービスの対象バイクを拡大し、すべてのMTBがShip to Home対象になったと発表した。

同社は正規販売店での購⼊や、オンラインストアで注⽂し店頭で受け取るクリック&コレクト、⾃宅へ配送するShip to Home、スペシャライズドスタッフが直接ライダーの元へお届けするスペシャライズドデリバリーを用意している。

今回、⾃宅配送のラインナップに、Rockhopper、Fuse、ChiselなどのMTBが加わった。注文から出荷までの目安は10営業日で、注文内容や混雑状況によって前後する場合がある。また、30万円(税込)以下のバイクの配送には別途送料8,800円(税込)が掛かる。

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GORIXから、防寒ハンドルカバー(GW-TFSTR)が新発売

GORIXは10月13日、同社の自転車パーツブランド「GORIX」から新商品の「 防寒ハンドルカバー(GW-TFSTR)」が発売されたと発表した。

防寒ハンドルカバー(GW-TFSTR)は、冬のサイクリングで辛い指先の冷えや手の冷えが気になる人に向けたハンドルカバー。ハンドルカバーを取付ける事でハンドル内を暖かくなるため、冬季サイクリングを楽しむ人が装着していることが多い。

素材は厚手のネオプレーン製は防風、防水に優れていると謳っている。ハンドルはMTBやクロスバイクで使われているフラットハンドル用だ。

サイズは約29x25x19センチ。重量は約360グラム。価格は4399円(税込)。

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TREK ロードバイクタイプのE-Bike「Domane+ ALシリーズ」発表 お手頃価格のE-ロードバイク

TREKは海外市場で、電動アシストロードバイク「Domane+ ALシリーズ」を発表した。

TREKは、海外市場で電動アシストロードバイク「Domane+シリーズ」を展開している。2023年モデルではTQ HPR50を搭載した「Domane+ SLR」と、Hydriveモーターを搭載した「Domane+ AL」の2モデルを用意。その中でもDomane+ ALは、3499ドル(日本円で約52万円)と、Domane+SLRよりもお手頃価格を実現した。

アルミ製のフレームにはリアラックや最大で38ミリ幅のタイヤを装着することができ、ツーリングを楽しむことが可能。重量は14キロ。参考として日本国内で販売されている電動アシストロードバイク「BESV JR1」は、アルミフレームに脱着式の252Whバッテリー、リアインホイールモーターの組み合わせで15.7キロとなっている。

モーターはHydrive リアインホイールモーター。出力は250W、最大トルクは40Nm。形状からしてFX+シリーズに似た形状のモーターとなっているが、同一かは不明。Domane+ SLRに搭載しているTQ HPR50とは、モーターの形式などが全く違うため、走行性能や感覚は違うと考えれば良いだろう。

バッテリー容量は250Whで、バッテリーの脱着は不可。航続距離は内蔵バッテリーのみの使用の場合、エコモードで88キロ、オプションである容量250Whのレンジエクステンダーを両方使用した場合、バッテリー容量は合計500Whで約177キロの航続距離となる。

参考として、TREK Domane+ SLRの場合、航続距離は360Whの内蔵バッテリーのみの使用の場合、エコモードで96キロ、オプションである容量160Whのレンジエクステンダーを両方使用した場合、バッテリー容量は合計520Whで約144キロの航続距離となる。Specializedの電動アシストロードバイクTurbo Creo SLの場合、航続距離は320Whの内蔵バッテリーのみの使用の場合、エコモードで130キロ、オプションである容量160Whのレンジエクステンダーを両方使用した場合、バッテリー容量は合計480Whで約190キロの航続距離となる(共にカタログ値で測定方法は不明)。

TREK Domane+ ALの日本国内での発売は不明。

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ナビタイム 自転車ナビゲーションアプリを使用したスタンプラリー「ふくツーデジタルスタンプラリー」を開催

​福島県県中地方振興局、特定非営利活動法人まざっせKORIYAMA、株式会社ナビタイムジャパは、2022年10月14日、自転車ナビゲーションアプリ『自転車NAVITIME』を用いて「ふくツーデジタルスタンプラリー」を開催すると発表した。

「ふくツーデジタルスタンプラリー」は、スマートフォン向けアプリ『自転車NAVITIME』のスタンプラリー機能を利用した、GPS位置情報認証型のデジタルスタンプラリー。このスタンプラリーは、自分のペースで、自分の決めたルートを走ることができ、秋の紅葉景色やグルメを中心に福島県県中地域の魅力を再確認・再発見できるスポットをスタンプラリーとして用意している。

集めたスタンプに応じて、母畑温泉 八幡屋 日帰り温泉プラン ペア券などの豪華賞品が抽選で当たる。期間は2022年10月14日(金)から12月11日(日)まで。

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TREK、ロードバイクタイプのE-Bike「Domane+ SLRシリーズ」発表 最軽量モデルは11.7キロを達成したE-ロードバイク

TREKは海外市場で、電動アシストロードバイク「Domane+シリーズ」を発表した。

同社は、今迄、ドイツの軽量モーターで知られているFAZUA EVATION搭載モデル「Domane LT+」、ドイツのE-MTB系モーターのBosch Performance Line Speed搭載モデル「Domane+」を用意していたが、2023年モデルではTQ HPR50を搭載した「Domane+ SLR」と、Hydriveモーターを搭載した「Domane+ AL」の2モデルを用意している。

Domane+ SLRは、超小型TQモーター搭載モデル

 

OCLV800カーボンフレームは、衝撃吸収を行うIsoSpeedを装備。また、全体的なスタイリングもDomane SLRを意識している。タイヤ幅は最大で40cまで対応し、グラベルロードタイプも用意している。重量は最軽量モデルで11.7キロを実現した。

モーターはTQ HPR50。TQは組込みシステム、ロボットと自動化ソリューション、ヒューマノイド、コボット、外骨格、医療およびサービスロボットなどに使われるパーツ、航空システムを製造している会社。E-Bike用モーターに関しては、大型でハイパワーで有名なHPR120(定格出力250W、最大出力不明、最大トルク120Nm)を製造しており、ドイツHaiBike社のE-MTB「FLYON」に搭載されている事で有名だ。

HPR50のスペックは定格出力推定250W、最大出力300W、最大トルク50Nm。参考としてTREK Railに搭載されているモーター「Bosch Performance Line CX」は、定格出力250W、最大出力不明(参考として日本仕様は非公式情報によると推定550W以上)、最大トルク85Nm。また、電動アシストロードバイクで有名な、Specialized Turbo Creo SLに搭載されているSpecialized SL1.1ユニットは、定格出力240W,最大出力240W、最大トルク35Nm。パワーやトルクは通常のモーターよりも少ないがモーター重量は僅か1.8キロと軽量だ。

モーターに見えないほど非常にコンパクトなデザインはTQ製E-Bike内部に使われているハーモニックピンリングギアが関係している。TQのハーモニックピンリングドライブは、航空宇宙、医療技術、ロボット工学の分野ですでに広く使用されている機構で、内部には、同心円状に配置された3つの精密部品、エリプティカルローラーベアリング、内歯車、外歯車が使われている。これにより、従来のギアドライブやベルトドライブと比較して、コンパクトで、強力で、調和がとれており、耐久性があると謳っている。

バッテリー容量は360Whで取り外し不可。航続距離は内蔵バッテリーのみの使用の場合、エコモードで96キロ、オプションである容量160Whのレンジエクステンダーを両方使用した場合、バッテリー容量は合計520Whで約144キロの航続距離となる。参考として、Specializedの電動アシストロードバイク「Turbo Creo SL」の場合、航続距離は320Whの内蔵バッテリーのみの使用の場合、エコモードで130キロ、オプションである容量160Whのレンジエクステンダーを両方使用した場合、バッテリー容量は合計480Whで約190キロの航続距離となる(共にカタログ値で測定方法は不明)。

価格は8499ドル(日本円で約126万円)から、9999ドル(日本円で約148万円)まで。日本での発売は不明だ。

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スペシャライズド、軽量E-MTB「Turbo Levo SL」を購入すると、ヘルメットとシューズがもらえるキャンペーンが登場

スペシャライズド・ジャパンは10月14日、全ての正規販売店および公式オンラインストアでTurbo Levo SLを購入した人を対象に、ヘルメットとシューズをプレゼントするキャンペーンを実施すると発表した。

Turbo Levo SLは、Specializedの軽量E-Bike「Turbo SLシリーズ」の、フルサスE-MTBモデル。Specializedのフルサスペンションタイプのマウンテンバイク「スタンプジャンパー」を元に、軽量ドライブユニット「Specialized SL1.1」を搭載し、E-MTBながら車体重量は最軽量S-Worksグレードで17.35キロ、アルミモデルで19.5キロを達成した。

今回のキャンペーンは、2022年10月14日(金)から12月14日(水)までの期間中にLevo SLをスペシャライズド正規販売店および公式オンラインサイトで購入した全ての人を対象に、ヘルメットとシューズをプレゼント。ヘルメットはTacticとAmbush、シューズは2FOとRimeの全モデルから、好きなカラーやサイズを選ぶことができる。
対象車種は、S-WORKS TURBO LEVO SL、TURBO LEVO SL EXPERT CARBON、TURBO LEVO SL COMP CARBON、TURBO LEVO SL COMP。
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ヤマハ発動機 電動アシスト自転車「PAS」「ステンレス製リム」無償交換のお知らせを発表

ヤマハ発動機は10月11日、 2017年から2021年式モデルの一部に採用しているステンレス製リムにおいて、使用中にリムに線上のサビ、ヘコミ、ひび割れが発生した後、破損するおそれがある事が判明した為、無償交換を実施すると発表した。

無償交換の対象となるステンレス製リムは、自転車本体向けと補修用部品向けに出荷している。

対象車両の確認方法に関しては、使用の製品のPAS号機番号の確認を行う必要がある。また、2016年12月以降に、リム交換を行った場合、使用している製品のリムを確認する必要がある。

使用しているリムが、無償交換の対象製品の対象の場合、販売店まで連絡を行い、販売店で点検し、リムが対象製品であった場合は、対策品に交換を実施する。

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TREK クロスバイクタイプE-Bike「FX+」を試乗してプレゼントが貰えるキャンペーンを実施

トレックは10月11日、「最新e-bike FX+ 試乗で当たる!プレゼントキャンペーン​」を開始すると発表した。

このキャンペーンは、期間限定で全国170店以上の試乗車設置店で「FX+」を試乗すると、抽選で10万円相当のダイソン加湿空気洗浄機(1名)や、トレックオリジナルAmazonギフト券 5000円(20名)が当たるキャンペーン。

応募方法は、全国のFX+試乗車設置対象店舗へ来店を行い、FX+を試乗して、店内応募用QRより応募フォーム入力する。期間は2022年10月12日から12月12日まで。

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最新e-bike FX+ 試乗で当たる!プレゼントキャンペーン​ – The Trek Blog | Trek Bikes