ジャイアント(GIANT)は6月13日、同社を代表するEクロスバイク「Escape R E+」と、女性専用設計モデル「Liv ESCAPE R W E+」の新カラーバリエーションを発表した。あわせて、価格改定により標準価格が税込29万7000円と、より一層手が届きやすくなった。
「Escape R E+」は、従来から“スポーツバイク入門者にも扱いやすい”をコンセプトに掲げてきた。その象徴となるのが、軽量かつ剛性の高い「ALUXX SL-Grade Aluminum」フレームと、取り回しに優れる車体設計だ。クロスバイクの美点である軽快さと扱いやすさをEバイクに落とし込んだ設計は、多くのサイクリストから支持されている。
今回の発表で、Escape R E+には「クラシックグリーン」と「シースパークル」という2つの新色が加わった。いずれも“アースカラー”をテーマとした落ち着きと深みのあるカラーリングで、既存の「レッド」「パールホワイト」「メタリックブラック」とあわせて全5色展開となる。スポーティかつ洗練された印象を与えるカラーバリエーションは、単なる移動手段にとどまらず、ライフスタイルに彩りを添える“パートナー”としての存在感を際立たせている。
女性専用設計の「Liv ESCAPE R W E+」も、今回「マットダークシルバー」を新たに追加。既存の「ジェイドグリーン」「ユニコーンホワイト」と合わせて全3色となった。フレームサイズはXXS(身長145cm〜)からXSまで展開され、小柄な女性にもジャストフィット。重量も19.6kgと軽量で、扱いやすさを追求している。
「Escape R E+」および「Liv ESCAPE R W E+」の両モデルは、今回の価格改定でいずれも**標準価格29万7000円(税込)**となった。昨今のEバイクは高価格帯のモデルが主流だが、実用性と信頼性に優れたジャイアントの製品が30万円を切る価格で入手できるのは、ユーザーにとって大きな魅力だ。
チェーンメーカー大手の株式会社椿本チエインは6月4日、新たな小型モビリティ商品として“特定小型原動機付自転車”の開発を発表した。開発中のコンセプトモデルは「Full電動Cargo(仮称)」と名付けられ、免許不要かつ誰もが気軽に乗れる電動カーゴバイクとして企画されている。試作車は6月11日・12日に新宿住友ビル三角広場で開催される「BICYCLE‐E・MOBILITY CITY EXPO 2025」に出展される予定だ。
椿本チエインは1917年創業の伝統をもち、産業用チェーンや自動車用エンジン部品など多岐にわたる製造技術を持つ。グループ長期ビジョン「VISION 2030」では、「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」を掲げ、ニューモビリティ分野への参入を目指してきた。今回の「Full電動Cargo」は、同社が開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE®」に続く第二弾の商品となる。
「BICYCLE‐E・MOBILITY CITY EXPO 2025」は、サイクル・電動モビリティの普及を図るイベントで、国内外のメーカーや地域自治体が最新モデルやまちづくり事例を紹介する。今回出展される「Full電動Cargo(仮称)」は、都市部での小規模配送や高齢者の移動支援、あるいは観光施設やショッピングモール内での運搬ニーズなど、多様な用途を想定して開発が進められている。来場者からの反応を踏まえ、今後の量産仕様を検討するとしている。