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懐かしのBMXスタイルに最新技術を融合 FUJI「MX-E」正式発表、予約開始

1980年代に米国を中心に一世を風靡したBMXカルチャー。その熱狂を彷彿とさせるデザインと、現代の都市生活に適応した電動アシスト機能を融合させた新型E-Bike「MX-E」が、自転車ブランド「FUJI」より正式に発表された。4月25日より予約受付が開始されており、発売は2025年7月後半を予定している。

MX-Eは、FUJIがかつて展開していた名車「MX-500」に強くインスパイアされた1台。往年のファンには懐かしく、初めてBMXに触れる若者には新鮮に映るそのデザインは、クロモリ製の細身フレームやループテール、ダイキャスト製のフロントフォークエンドなど、80年代を象徴するディテールが随所に散りばめられている。

一方で、単なる復刻にとどまらず、ANANDA社製のリアインホイールモータータイプの電動アシストユニットを採用し、3段階のアシストモードが選択可能。変速機構は内外装変速を省いたシングルスピード構造とし、メカトラブルを極力抑える設計になっている。

実用性の面でも抜かりはなく、最大積載27kgの専用リアキャリア(クラス27)は標準装備で、日常使いにも十分対応。一般的なリング錠の取り付けに対応した台座も備えており、防犯面での配慮もなされている。リアエンドは、キャリアと両立スタンドの併用が可能な特別設計。前方にはバスケット用のアイレットが用意され、通勤や買い物など多様なシーンに応える仕様だ。

さらに、バッテリー交換を容易にするため、シートポストにはワンタッチで折りたためるギミックを搭載。サドルは市販の標準レール規格に準拠しており、好みに応じたカスタマイズも楽しめる。また、センタースタンドも標準装備され、街乗りでの取り回しにも配慮された構造となっている。

TOP – FUJI BIKES フジ自転車

京都のハンドメイド自転車ブランド「EBS」 SmachariシステムのEバイク(電動アシスト自転車)が登場か

ホンダの社内新規事業プログラム「IGNITION」から誕生したSmaChariは、さまざまな自転車を法的に適合する形で電動アシスト化できるうえ、クラウドと接続するコネクテッド機能を備えたEバイクプラットフォームとして注目を集めている。

Smachariシステムはドライブユニットやバッテリー、通信モジュールからなる電動アシストユニットと、スマートフォンアプリやクラウド基盤を中心としたソフトウェアの二つのパートによって構成されており、既存の自転車にあとから追加するだけで電動化できるという柔軟性が大きな特徴となっている。

サイクルモードTOKYO2025では、様々なSmachariシステム搭載車が展示されていたが、その中にはハンドメイドビルダーが制作した車両も展示されていた。
EBS LEAF451は京都の自社工房で1台ずつハンドメイドをされている自転車ブランド「EBS」の中でも、日常生活からサイクリングまで楽しめるミニベロ。ホイールは、リム径がWO 20″(ETRTO 451)で、従来の406サイズより外周が大きいため、巡航速度が稼ぎやすく直進安定性にも優れている。
また、トップチューブを大きく湾曲させ、スタンドオーバーハイトを約44cm(Mサイズ)まで下げることで、スカートやワイドパンツでも跨ぎやすいフレームを実現。通勤や買い物など、乗り降りの回数が多い用途で重宝する車体は、趣があるスタイルを実現。フレームとフォークには、KAISEI 022のダブルバテッドパイプを採用している。

京都のハンドメイドフレーム工房 E.B.S(Engineered Bike Service)、バッグブランドのRawLow Mountain Worksが共同で立ち上げた〈GROWN〉ブランド。同ブランドのミニベロ(小径車)が「GROWN EVERY」。

GROWN EVERY のフレーム形状は、乗り降りがスムーズなスタッガードデザインを採用。コストを抑えて1サイズを採用しつつ低床設計となっており、スカートやワイドパンツでも手間なく跨ぎやすい点が特徴。フレーム素材は4130フルクロモリを採用し細身のパイプが生むシルエットを実現している。ホイールには、ETRTO 406の20インチ × 1.5 タイヤを装着。EBS Leafよりも低価格で直線的なフレームワークを採用することで差別化を実現している。

ハンドメイド系の中小ブランドとSmachariシステムの相性は高いだろう。通常の自転車の設計でボトムブラケット部にパワーユニットを装着して、ボトルケージにバッテリーを装着できる。法規適合も対応しているので、小規模ブランドでも電動アシスト自転車に参入できる可能性が広がるだろう。

ホダカ 「NESTO」「KhodaBloom」「THIRDBIKES」でSmachariモーター搭載Eバイクを発売予定か

ホンダの社内で進められている新規事業プログラム「IGNITION」から誕生したSmaChariは、あらゆる自転車に対して法規適合の電動アシスト機能を後から追加でき、さらにクラウドとの連携も可能にするコネクテッド型のEバイクプラットフォームとして注目を集めている。システムは電動アシストユニット(ドライブユニット+バッテリー+通信モジュール)と、スマートフォンアプリやクラウド基盤を中心としたソフトウェアという二つの大きな要素で構成されており、普通の自転車を電動アシスト化しながらも法規を満たすという柔軟性を両立している点が特徴だ。

2025年4月現在、Smachariシステム搭載車は、KhodaaBloomの「RAIL DISC-e」「RAIL ST-e」だが、こちらは、ワイズロードとのコラボレーションで、販売店もワイズロードのみとなっている。そんななか、サイクルモード東京2025のSmachariブースでは、NESTO、KhodaaBloom、THIRDBIKESブランドのSmacahriシステム搭載車が展示されていたので一部を紹介する。

NESTOはスタンダードモデルのX-VALLEYのSmachari仕様。NESTOのEバイクと言えばX-VALLEY6180が存在したが、X-VALLEY6180はシマノ・STEPS E6180を搭載した本格的なE-MTBだったのに対して、X-VALLEYのSmachari仕様は240Whの少な目のバッテリー容量や、モーターパワーもE-MTBとして遊ぶにはやや弱いため、一般的なE-MTBのようにパワーを駆使して通常のMTBでは走行するのは難しいセクションを走るのに使うのではなく、サイクリングやジープロードといったレジャーユース向けだろう。

KhodaaBloomからは、子供用MTBであるTankenのSmachari仕様が展示。子供用電動アシスト自転車は世界的に種類が少ない。特に子供は身長がすぐに高くなるので、すぐに買い替えることになる。そのようなことを考えるとSmachariシステムなら後付けでき、その気になれば別の車体に装着することができるだろう。

THIRDBIKESはFESCROSSのSmachari仕様が公開。FESCROSSはホームセンターや量販店で販売されているクロスバイク。Eバイクは同じパワーユニットでも車体設計で走行性能が大きく変わる(業界関係者も同様の意見を述べている人が殆ど)ため、KhodaaBloomの「RAIL DISC-e」「RAIL ST-e」と比較してどのような走行性能なのか気になるだろう。また、車体価格もどれだけ変化するかだろう。

SmaChari : スマチャリ | Honda公式サイト

後付けEバイクプラットフォーム「ホンダ Smachari」 5Linksに導入予定か

ホンダの社内新規事業プログラム「IGNITION」から生まれたSmaChariは、どんな自転車でも法規適合の電動アシスト化を可能にし、さらにクラウドと連携するコネクテッド機能を備えた、Eバイクプラットフォームとして注目されている。

2023年にサービスインし、「純正品質で後付け可能」という特徴を掲げ、すでに複数の完成車メーカーや販売店と連携してユーザーへ届けられている。システムは電動アシストユニット(ドライブユニット+バッテリー+通信モジュール)と、スマートフォンアプリやクラウド基盤からなるソフトウェアの大きく二つのパートで構成されており、通常の自転車を後付けで電動化するという柔軟性を両立している。

サイクルモードTOKYO2025のSmachariブースでは、様々なSmachari搭載車が展示されていたが、その中でピックアップするのが5Links2だ。

5Links2の最大の特徴は、メインフレーム中央にヒンジを持たない「スライディング式」折り畳み構造だ。ヘッドチューブ部分に設けた独自のスライド式折り畳みシステムと、サドル高を維持したまま一発で沈み込むシステムの組み合わせにより、前輪とハンドルポストをフレーム側面へ平行移動させるだけで、縦長細型の折り畳み形状を作り出す。中折れヒンジを排すことで走行剛性を確保しながら、畳んだ時は高さ約102 cm、幅34 cm、奥行き40 cmに収まり、通勤列車のドア脇スペースや新幹線座席背後にも縦置きできる寸法だ。輪行時はキャスターを付けずとも自重9〜10 kg台の車体をタイヤで転がせるのも特徴として知られている。

Smachariシステムを搭載した5Links2プロトタイプだが、汎用ユニットを装着しているのに綺麗にまとまっている事だろう。このような折り畳みタイプの電動アシスト自転車(Eバイク)の場合、一般的にはシートポストバッテリーを装着する場合が主流。また、ブロンプトンの電動アシスト自転車タイプ(日本未発売)の場合、フロントラックにバッテリーを装着するという、やや乱暴な設計を採用しており、折りたたみ状態ではバッテリーを取り外す必要がある。5Links2のように、まとまったスタイルの折り畳み電動アシスト自転車というのは少ない。

5Links2のSmachari搭載版の価格や登場時期は不明だが、名折りたたみEバイクの1つとして注目されそうだ。

“通学革命”の次なる一手──ワイ・インターナショナル、電動×スマート化の最先端e-ロードバイク「FARNA DISC TIAGRA-e」を初公開

株式会社ワイ・インターナショナルは、最先端の電動アシストユニットとスマートフォンアプリによって既存の自転車を電動化・コネクテッド化する革新的システム「SmaChari®(スマチャリ)」を採用した最新e-Bike「FARNA DISC TIAGRA-e(ファーナ・ディスク・ティアグラ・イー)」を、4月19日(土)に東京ビッグサイトで開催される「CYCLE MODE TOKYO 2025」にて初披露する。

今回の「FARNA DISC TIAGRA-e」は、SmaChari®シリーズとしては初となるe-ロードバイクモデルであり、シリーズ第3弾にあたる。展示のみで試乗は行えないが、今夏の正式発売に先駆け、進化したスマート電動アシスト機能とロードバイクとしての本格性能を兼ね備えた次世代モビリティの姿を会場で確認することができる。

本モデルは、スポーツバイクブランド「KhodaaBloom(コーダーブルーム)」のロードバイクをベースに、Hondaが開発した「SmaChari®」システムを搭載。軽量で高剛性なフレーム構造により、SmaChari®第2弾「RAIL DISC-e」と比較して約1.4kg軽い14.60kg(465mmサイズ・実測)を実現している。

これにより、より軽快かつスポーティーな走行が可能となり、ヒルクライムやロングライドといった本格的なロードバイクシーンにも対応。さらに、価格はe-ロードバイク市場としては手に取りやすい税込324,500円に設定されており、ハイエンド性能とコストパフォーマンスを両立させたモデルとなっている。


■Honda発の“通学ソリューション”から生まれた「SmaChari®」とは?

SmaChari®は、学生の通学課題を解決し、「移動そのものを喜びに変える」ことをコンセプトに、Hondaの新規事業創出プログラム「IGNITION」から誕生したシステム。開発には約4年の歳月がかけられた。

同システムは、自転車の電動化にとどまらず、スマートフォンと連携することで、速度・走行距離・消費カロリーといった各種データの表示・記録を可能にし、ユーザーのサイクリング体験をデジタル面からも支援する。

例えば、日常の通学・通勤において、走行ルートの見直しや体力管理、バッテリーの消費傾向の分析などを通して、より効率的かつ快適な移動をサポート。まさに“電動×スマート”の融合によって、これまでの自転車では得られなかった機能性と利便性をユーザーにもたらしている。


■スポーティーなデザインと幅広いサイズ展開

「FARNA DISC TIAGRA-e」は、フレームサイズ430mm/465mm/500mmの3サイズを展開。カラーは、洗練された「マットブラック」と自然に溶け込む「マットメテオグリーン」の2色を用意。通勤・通学はもちろん、週末のロングライドやスポーツライドにも対応する幅広いシーンでの利用が可能だ。


■予約案内登録はすでに開始

正式な発売は2025年夏を予定しており、予約受付開始時に案内を受け取りたい場合は、専用の特設ページからメールアドレスを登録する必要がある。

【予約案内登録ページ】
https://online.ysroad.co.jp/shop/pages/smachari.aspx?utm_source=&utm_medium=&utm_campaign=sma_press


■FARNA DISC TIAGRA-e 製品概要(予定)

  • 製品名:FARNA DISC TIAGRA-e

  • 価格:324,500円(税込)

  • フレームサイズ:430mm、465mm、500mm

  • カラー:マットブラック、マットメテオグリーン

  • 車両重量:14.60kg(フレームサイズ465mm 実測)

  • 発売開始予定:2025年夏

  • 予約案内登録:https://online.ysroad.co.jp/shop/pages/smachari.aspx

AIがペダル操作を学習──BESV、次世代e-Bikeを「CYCLE MODE TOKYO 2025」で初公開

次世代プレミアムe-Bikeブランド「BESV(ベスビー)」を展開する株式会社BESV JAPAN(東京都)は、2025年6月に発売予定の新型e-Bike『PSA2』『PSF2』を、4月19日・20日に東京ビッグサイトで開催される「CYCLE MODE TOKYO 2025」で初公開すると発表した。

今回展示される『PSA2』『PSF2』は、AIがライダーの走行スタイルを学習する「ラーニングスマートモード」を搭載した意欲作。BESVが独自に開発したアルゴリズムにより、ペダルの踏力(トルク)、回転数(ケイデンス)、速度、道路の傾斜角といった走行データをリアルタイムで収集・解析。ユーザーの個性に合わせた最適なアシスト性能を実現する。

これにより、まさに“自分だけのe-Bike”が生まれる。初めてのe-Bike購入者から、日常使い・通勤用のヘビーユーザーまで、それぞれの乗り方にフィットした滑らかでパワフルな走行体験を提供する。

本イベントでは、製品展示だけでなく、試乗体験も実施。さらに、今春から新たに加わるe-Bike用のパーツやアクセサリーの展示も予定されており、来場者は最新のe-Bikeライフを丸ごと体感することができる。

ミニベロタイプの『PSA2』と、折り畳みタイプの『PSF2』は、グッドデザイン賞を受賞したPSシリーズの美しいフレーム設計を継承しつつ、内部の電装系を全面的に刷新。新型コントローラー「G2.0」や新開発のトルクセンサーを採用することで、より精緻でスムーズなアシストが可能になった。

また、スマートフォンアプリ「BESV Smart Plus APP」にも対応し、エラー確認やファームウェアのアップデート(OTA)がユーザー自身で可能。アプリ上では、AI学習機能のON/OFF切り替えもできる。

ディスプレイは視認性と操作性を向上し、防水性能も強化。さらに、2Aスマートチャージャーを導入し、バッテリーへの負荷を抑えつつ、長寿命化も図られており、旧モデルと比較して大幅なアップデートを実施した。

【PSA2】

  • 価格:258,000円

  • 重量:19.6kg

  • カラー:Cardinal Red/Zenith Blue/Pure White/Phantom Black

  • タイヤ:20×1.95(米式)

  • バッテリー:36.3V×10.5Ah(382Wh)

  • 充電時間:0%→80%=3時間40分、80%→100%=2時間

  • 詳細:https://besv.jp/products/psa2/

【PSF2】

  • 価格:318,000円

  • 重量:18.9kg

  • カラー:Platinum White/Ebony Black

  • タイヤ:20×1.5(米式)

  • バッテリー:36.3V×10.5Ah(382Wh)

  • 充電時間:0%→80%=3時間40分、80%→100%=2時間

  • 詳細:https://besv.jp/products/psf2/

ヤマハ発動機 ドイツ・ブローゼ製のEバイクユニット事業会社の買収を発表

ヤマハ発動機株式会社は3月31日、ドイツの自動車部品メーカー「ブローゼ(Brose)」が展開する自転車用ドライブユニット(e-Kit)事業子会社を買収する契約を締結したと発表した。買収手続きは競争法などの必要な許認可を得たうえで2025年6月をめどに完了する見込み。あわせて3月に設立した新会社「Yamaha Motor eBike Systems(YMESG)」を本格稼働し、欧州市場を中心に事業拡大とプレゼンス向上を目指す。

ブローゼはドアシステムや電動モーターなどを手掛けるドイツの自動車部品メーカーで、2014年から自転車用ドライブユニット事業を展開。ヤマハ発動機はブローゼの開発機能を取り込み、新製品の企画・開発を強化するとともに、欧州に開発拠点を置くことで現地ニーズへの迅速な対応や新規顧客の獲得を図る。さらに、ブローゼから引き継ぐ600を超えるサービスネットワークを活用し、アフターサービス面でも強化を進めるという。

ヤマハ発動機は2025年2月に発表した新中期経営計画(2025~2027年)で、長期的な成長が見込まれる電動アシスト自転車事業を戦略事業に位置付けている。今回の買収は、同計画で掲げた競争優位性の確立と事業拡大を実現する取り組みの一環として進められるものだ。

ブローゼ製Eバイクユニットは、スペシャライズド・ターボLEVOシリーズやファンティック XシリーズやFAT SPORTといったE-MTBなどで使われていることで知られている。日本国内市場では欧州仕様(日本国内法では公道走行不可)のみの展開となっていたが、ヤマハ発動機の買収で今後の行方が注目されるところだ。

ジヤトコ、電動アシスト自転車事業を本格拡大 次期型とCVTモデルを同時発表

台北国際サイクルショー2025が開幕した3月26日、自動車用トランスミッション大手のジヤトコ株式会社は、開発中の電動アシスト自転車用ドライブユニットに関し、バッテリーやコントローラー、センサー、操作スイッチなどを含む“駆動トータルシステム”として供給できる体制を整えたと発表した。従来はドライブユニット単体のみの提供を想定していたが、今後はハードウエアからソフトウエア適合開発まで一貫して品質保証できる点が特徴となる。

さらに、従来モデル「GA30」の後継となる次期型「GA45」と、変速機構にCVT(無段変速機)を採用したコンセプトモデル「GA-X Concept」の2種類を公開。小型化と高出力化を目指すGA45は、2027年の市場投入を目標に開発を進めている。一方、ジヤトコが得意とするCVT制御技術を応用したGA-X Conceptでは、より高いトルクへの対応に加えて、自転車のペダル位置へ搭載できるミッドドライブが採用され、これまでとは異なるタイプの車両に適合できる可能性を示した。ま自転車やEバイク(電動アシスト自転車)でのCVTは、変速機単体との組み合わせが一般的だが、モーターとCVTトランスミッションとの組み合わせは非常に珍しい。また、今回発表されたGA45とGA-X Conceptは回生充電にも対応する。

GA45
GA-X Concept

 

ジヤトコは50年以上にわたり自動車向けトランスミッションや電動パワートレイン技術を培っており、そのノウハウを電動アシスト自転車分野にも展開。2025年度中には、同社初のドライブユニット「GA30」がホダカ株式会社の電動アシスト自転車に搭載される予定だ。今回の発表により、製品ラインナップの拡充とともに事業領域をさらに広げ、幅広いユーザーのニーズに応えたい考えだ。

ジヤトコ株式会社 | CVTの世界トップシェア

MARE.BIKE チャイルドシート対応の新型e-BIKE「MATE GO+」予約開始

デンマーク発の電動アシスト自転車ブランド「MATE.BIKE(メイトバイク)」が、新たなライフスタイルを提案するモデル「MATE GO+(メイト ゴープラス)」の予約販売を3月25日から開始した。発売は5月1日を予定しており、先行予約では10%割引の特典が付く。

「MATE GO+」は、ブランドとして初めてチャイルドシートの搭載に対応したモデルで、日本の子育て世代を念頭に一から設計された。低重心設計で安定性を高めつつ、すべての人が乗りやすいユニバーサルデザインを実現。新開発のリジッドフレームは、街中の舗装路を快適に走行できるよう工夫されていると謳っている。

カラー展開は「サブデュードブラック」「クラウドミスト」「シャドーグロウ」「ネオンドリーム」「ベルベットブラッシュ」の5色。子どもとの送迎はもちろん、チャイルドシートを外した後も長く愛用できる設計が特徴だ。

価格は本体単体で22万円(税込)から。フロント・リアライト、リアキャリア、フェンダーなどをセットにした「スターターキット」や、OGK製、Thule製のチャイルドシートを加えたファミリー向けパッケージも用意されており、用途に応じた選択が可能だ。

本体は7段変速ギアと3段階のアシストレベルを備え、最大60kmの走行が可能。公道での走行も可能で、IPX4相当の防水性能を持ち、雨の日の通勤や送迎にも対応する。型式認定も取得予定とのこと。

MATE.BIKEの直営店である東京・大阪のショールームでは、予約開始と同時に試乗体験もスタート。ブランド公式サイトではアニメーションムービーも公開中だ。

MATE.BIKE – デンマーク生まれのe-BIKE|メイトバイク – MATE.BIKE JAPAN

折りたたみで子ども乗せも可能 都市向け電動自転車『VELMO PULSE』が登場

 電動モビリティブランド「VELMO」を手がけるアベントゥーライフ株式会社は、折りたたみ式で子どもを乗せられる新型電動自転車「VELMO PULSE」を発表した。価格は税込み13万9,800円。2025年3月15日よりプレオーダーを開始している。

 最大の特徴は、“折りたたみ電動自転車でありながら子ども乗せが可能”という設計だ。24インチタイヤを採用することで走行時の安定感や段差への対応力を確保。自宅がマンションなど駐輪スペースが限られる都市部でも、折りたたんでコンパクトに収納しやすい。また、リア員ホイールモーターによるスムーズな加速やShimano外装7速変速機などを搭載し、通勤・買い物から子どもの送り迎えまで、多様なシーンで活躍する万能モデルとなっている。

 同社によると、本製品はD2Cモデル「VELMO CRAFT」の一環として提供され、全国の整備士ネットワークを活用した出張メンテナンスにも対応。新車の配送時には専属スタッフがセットアップまでサポートし、購入後もユーザーのライフスタイルに合わせた修理・メンテナンスを受けられるという。

 本体サイズは170×60×103cm、重量24.8kg、バッテリー容量は360Wh、最大航続距離100km、タイヤサイズ24インチ、変速はShimano外装7段変速、ブレーキは機械式ディスクブレーキ。

PULSE – VELMO

大型キャンピングカー保管施設「陸のマリーナ」、さがみ湖に誕生へ ~都心から1時間、レジャー施設に国内初の専用モータープール~

キャンピングカー製造大手の株式会社トイファクトリーは2025年春、神奈川県相模原市のアクティビティリゾート「さがみ湖MORI MORI」内にあるキャンプ施設「PICAさがみ湖」の一部区画を活用し、大型キャンピングカーを保管できるモータープール施設「陸のマリーナ」(仮称)を新規オープンする。

同社はこれまで、ハイエースをベースとしたキャンピングカーを中心に国内トップクラスの製造台数を誇ってきたが、近年は欧州のプレミアムブランドと正規代理店契約を締結し、大型の輸入車キャンピングカーも数多く取り扱っている。都心部での「保管場所」や「車庫証明」の取得が課題だった大型車両に対し、中央道相模湖東ICから約7分という好アクセスで保管可能な新施設が誕生することで、キャンピングカー所有者の利便性が大きく向上する見込みだ。

レジャー施設内にオープンするキャンピングカー専用モータープールとしては全国初(※)となる。設置場所はさがみ湖MORI MORI第4駐車場の一部で、計画では最大8メートルサイズの車両にも対応し、24台分の契約枠を準備。キャンピングカー特有の特例措置である「モータープール制度」を活かし、自宅から2キロ以上離れていても車庫証明が取得できる見通しだ。

さらにモータープール利用者は、温浴施設「うるり」や大型ドッグラン、キャンプ場などが整うさがみ湖MORI MORI内の施設を気軽に利用できる。また、乗用車で現地まで行き、保管しているキャンピングカーに乗り換えることも可能となるため、都心からの週末レジャーの拠点としても使いやすい。

トイファクトリーでは同社直営店または正規販売店で購入した車両を対象とする年間契約を検討中で、オープン時期は2025年春頃を予定。車両の大きさを理由にキャンピングカー購入をためらっていた人々の背中を押す存在になるとともに、関東圏のレジャーシーンをさらに盛り上げそうだ。

キャンピングカー&トラベルトレーラー専門店のトイファクトリー

子育て世代のEバイク 見た目もスマートな電動自転車『VELMO BUDDY』誕生

アベントゥーライフ株式会社は19日、電動モビリティブランド「VELMO」の新ラインナップとして、子乗せ対応の電動アシスト自転車「VELMO BUDDY」を発表した。サドル部分にバッテリーを内蔵する独自設計により、一見すると電動自転車に見えないスタイリッシュなデザインが特長だ。

「BUDDY」は通勤や買い物、保育園の送り迎えなど、日常のさまざまなシーンで活躍。軽やかな走行性能を備えながら、子乗せに必要な安定感も確保している。標準装備のセンターサイドスタンドに加え、オプションで専用の両立スタンドを装着できるため、チャイルドシート装着時にも駐輪がしやすいのがメリットだ。

スタイリングは、ドイツi:SYなどで見られるスタイリッシュなデザインが特徴。バッテリーはシートポスト内蔵式を採用しており

モーターはイラストでは後輪インホイールモーターに見えるが、実際はミッドモーター。、バッテリーには36V10Ahを採用し、最大で約50kmの航続距離を確保。外装7段変速機と組み合わせることで、坂道や長距離走行もスムーズにこなす。カラーはベージュとネイビーの2色展開で、落ち着いた雰囲気がどんなファッションにも合わせやすい。

本体サイズは長さ170×幅60×高さ103cmで、重量は26.8kg。ブレーキには機械式ディスクブレーキを採用し、安心感のある制動力を提供する。希望小売価格は税込18万9,800円。3月15日から先行予約を受け付けており、同社では「おしゃれさと機能性を両立した“最高の相棒”として、子育て世代の毎日を支えていきたい」としている。

購入後のアフターサービスについては、全国の整備士ネットワークによるメンテナンス対応が可能。直接配送やセットアップ、出張修理にも応じることで、利用者が安心して長く使えるサポート体制を整えているという。

BUDDY – VELMO

スペシャライズドが「Vado SL 2」の新型アルミモデルを発売 軽量かつパワフルな次世代E-バイク

スポーツ自転車メーカーのスペシャライズドは5日、都市部を中心に人気を集めるE-バイク「Vado SL(ヴァド・エスエル)」シリーズの最新モデル「Vado SL 2」のアルミフレームモデルを日本市場に導入すると発表した。同時に、昨年限定販売されたカーボンモデル「Turbo Vado SL 2 6.0 Carbon」の通常版も本格展開する。

Vado SL 2は、第2世代となり従来比33%のトルクアップを果たした新型モーター「Turbo SL 1.2」を搭載。520Whの大容量バッテリーを採用し、最大約5時間の走行が可能となった。またアルミモデルで車重20kgと軽量化を実現し、都市内の通勤・通学からバイクパッキングや子どもの送迎など幅広い用途に対応する。

新モデルでは乗り心地にも工夫が施されている。最新サスペンション「Future Shock 3.0」を搭載し、路面からの衝撃を軽減し、より安定した快適な走行を実現する。また、専用アプリによる細かなカスタマイズが可能で、盗難防止機能としてAppleの追跡サービス「探す」にも対応した。

さらに、新たに搭載されたハンドルバーディスプレイ「Mastermind H3」は速度やバッテリー残量に加え、ペダルの回転数(ケイデンス)の最適化サポート、メンテナンス時期のお知らせ機能を搭載し、日常の安全で快適な走行をサポートする。

従来モデルのVado SLシリーズも販売しており、Vado SLは320Whバッテリーで車体重量は16.6キロ(Vado SL4.0 EQ)。Vado SL 2アルミモデルはバッテリーの大容量化などにより、やや重量は重くなっている。

スペシャライズドでは全国の正規販売店に試乗車を用意し、実際に走行感を体験できる環境を整えている。購入方法としては、店舗購入、オンライン注文後店舗受け取り、自宅配送の3通りが用意されている。

価格はアルミモデルの「Turbo Vado SL 2 4.0」が49万5,000円(税込)から、カーボンモデル「Turbo Vado SL 2 6.0 Carbon」が77万円(税込)となっている。

【商品詳細解説】

■ Turbo Vado SL 2 6.0 Carbon


・価格:77万円(税込)
・カラー:サテンブラックマイクロスペックル/オブシディアンフロスト(1色)
・サイズ:S、M
・URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g93924-1003/

Vado SL 2シリーズの中でも、カーボンフレームを採用した最上位モデル。軽さと剛性を両立することで、力強い加速性能と乗り心地の良さを最大限に引き出している点が大きな特徴だ。モーターのパワーアップに加えて、カーボンならではの振動吸収性がロングライドや舗装路での快適な走行をサポート。オールブラックに近い精悍な色合いは、洗練されたアーバンスタイルを演出してくれる。

■ Turbo Vado SL 2 5.0


・価格:55万円(税込)
・カラー:グロスダヴグレー/クールグレーフロスト、サテンディープレイクメタリック/ブラックリキッドメタルフロスト(2色)
・サイズ:S、M、L
・URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g93924-3003/

車重やパワーユニットの基本性能は上位モデルの6.0 Carbonと共通しながら、フレーム素材をアルミにすることでコストを抑えたモデル。とはいえ、いわゆる“標準的”な電動アシスト自転車とは一線を画す軽量設計やパワフルなアシスト力を備える。選べる2色のカラーは、どちらも高級感と落ち着きを感じさせる仕上がりで、街乗りから週末のレジャーまでカバーしてくれる汎用性の高さが魅力だ。

■ Turbo Vado SL 2 5.0 Step-Through

 
・価格:55万円(税込)
・カラー:サテンディープレイクメタリック/ブラックリキッドメタルフロスト、グロスダヴグレー/クールグレーフロスト(2色)
・サイズ:S、M
・URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g93925-3003/

Vado SL 2 5.0の性能をそのままに、トップチューブ(上部フレーム部分)を下げた“Step-Through”デザインを採用。乗り降りのしやすさが向上し、スカートやフォーマルな服装でもまたぎやすい仕様となっている。通勤・通学などの日常使いで快適に移動したい人にぴったりで、荷物が多い時でも安心して利用できるのが特徴だ。カラーは他のモデル同様、落ち着きあるトーンを展開している。

■ Turbo Vado SL 2 4.0


・価格:49万5,000円(税込)
・カラー:サテンガンメタル/スモークフロスト、グロスオアシス/デューンホワイトフロスト(2色)
・サイズ:S、M、L
・URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g93924-5103/

コストパフォーマンスを重視する人におすすめのモデル。5.0シリーズと同じくアルミフレームを採用しつつ、パーツアッセンブルを最適化することで価格を抑えている。ただし、Turbo SL 1.2モーターや大容量バッテリーといったVado SL 2の中核要素はきちんと備え、軽量性と走りの楽しさをしっかり楽しめる。カラーリングもシックなガンメタル系と爽やかなオアシス系の2パターンから選べるため、スタイルに合わせやすい。

■ Turbo Vado SL 2 4.0 Step-Through


・価格:49万5,000円(税込)
・カラー:グロスオアシス/デューンホワイトフロスト、サテンガンメタル/スモークフロスト(2色)
・サイズ:S、M
・URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g93925-5003/

4.0シリーズのStep-Throughモデル。機能面やバッテリーの持続力は4.0と同様ながら、フレーム形状を変更し、スムーズに跨げるよう配慮している。ショッピングやといった日常のシーンでも、無理なく使える設計がポイントだ。4.0は価格面で導入しやすいため、初めてのE-バイクや“もっと気軽に乗りたい”というユーザーにも手が伸ばしやすい選択肢となっている。

Made for riders, by riders. | Specialized.com

アニメ×ストリートの融合 BESVが新感覚e-Bikeを同時発売 ―― 稲川淳コラボで魅せる“走るアート”

次世代プレミアムe-Bikeブランド「BESV」を展開する株式会社BESV JAPANは、アートプロジェクト『MAISON BESV』の第3弾として、アーティスト・稲川淳(JUN INAGAWA)とのコラボレーションモデルを2025年3月1日に同時リリースする。

今回登場するのは、直筆イラストで世界に一台しかない「DRAWING MODEL」(限定1台)、躍動感あふれる少女たちを描いた「RUN RUN RUN MODEL」(限定50台)、そしてクローンのように同じ顔を持つ二人の少女を配置した「GIRL AND GIRL MODEL」(限定50台)の計3種類。

価格は「DRAWING MODEL」が30万円(税込)、「RUN RUN RUN MODEL」と「GIRL AND GIRL MODEL」が各18万円(税込)となっている。

BESVはこれまでもアーティスト天野タケルやBEN EINEとのコラボモデルを発表してきたが、今回は稲川淳がもつストリートカルチャーやアニメ、そしてポップアートの要素を融合。単なる移動手段だったe-Bikeをファッションアイテム・アートピースへと昇華させたのが特徴だ。特に「DRAWING MODEL」はフレームからハンドルまで直接描かれたイラストが施され、さらに同じく手描きのヘルメットも付属する特別仕様。

近年、e-Bikeはモビリティとしての機能性だけでなく、ライフスタイルや個性を表現する手段として注目を集めている。BESVは「MAISON BESV」シリーズを通じて“走るアート”を提案し、多様なクリエイターとコラボを続けることで、新しい価値観を提示してきた。今回の新作3モデルも、アニメやストリートアートを通じた自由な発想と、BESVならではの先端テクノロジーが融合し、利用者に「自分らしさを乗りこなす」体験をもたらすものとなっている。

3モデルの注文は全国のBESV・Votani取扱店のほか、特設サイト「MAISON BESV」で受け付けている。

MAISON BESV | BESV JAPAN(ベスビー ジャパン) | 電動アシスト自転車

トーキョーバイク、シングルギア2モデルに3年ぶりの新色「ブリティッシュグリーン」登場

トーキョーバイクは、同社が展開するシングルギア自転車「TOKYOBIKE MONO(モノ)」と「TOKYOBIKE LEGER(レジェ)」に、新色「ブリティッシュグリーン」を追加すると発表した。注文受付は2月28日(金)より、直営店のほかオンラインストアや全国の取扱店で開始される。

今回の新色追加は2022年の春以来、3年ぶり。ブリティッシュグリーンは英クラシックカーを思わせる深みのある緑色で、気品あふれる落ち着いた雰囲気が特徴だ。ツヤのあるグロス塗装との相性も良く、組み合わせるパーツによってクラシックにも遊び心のある仕上がりにもアレンジが可能。かつて「TOKYOBIKE 26」の限定カラーとして販売されていた同色を、新たな名称とともに定番ラインアップに加える形となる。

「TOKYOBIKE MONO」は、細身のホリゾンタルフレームとシンプルな弓形ハンドルバーを採用。自転車に乗り慣れていない初心者から経験者まで、ゆったり流れるような乗り心地を提供する。価格は税込6万1,600円。

 一方の「TOKYOBIKE LEGER」は、またぎやすいスタッガードフレームや安定感のある幅広ハンドルバーが特徴。服装を問わず乗降しやすく、日常のちょっとした移動を快適にサポートする。価格は税込5万9,400円。

いずれのモデルも変速機構を持たないシングルギア仕様で、整備の手間や操作が少なく扱いやすい点が魅力。フレームサイズは複数展開しており、幅広い身長や用途に合わせて選べる。英式バルブの26インチタイヤを標準装備するほか、オプションパーツを組み合わせることでデザインや機能を自在にカスタマイズできる。

トーキョーバイクは1997年に創業し、2002年から自転車の製造販売をスタート。東京の下町・谷中を拠点に、“街を楽しむ”自転車として独自のコンセプト「TOKYO SLOW」を国内外へ発信してきた。近年は自転車のレンタルサービスや、オーナーから買い取った中古車を整備・再生して次のユーザーに届ける「re tokyobike」の取り組みも行っている。

今回登場するブリティッシュグリーンは、トーキョーバイクの世界観に深みを添える一色。流行に左右されないクラシカルなカラーとして、日常の移動を彩る存在となりそうだ。注文開始は2月28日(金)。

tokyobike

エイム、沖縄発の超小型EV『AIM EVM』を発表 島の暮らしを支える新モビリティ

エイム株式会社は、島嶼部の暮らしを豊かにすることを目指した超小型電気自動車(認定車)「AIM EVM」を発表した。2025年8月より沖縄県内限定で販売を開始し、価格は税別190万円から。初年度は年間1000台の販売を予定し、将来的には全国展開を視野に入れる。

新型車「AIM EVM」は、幅1.3メートル、全長2.5メートルのコンパクトな車体が特徴。最小回転半径は3.5メートルで狭い道でも取り回しやすく、2名がゆったり乗車できる空間と機内持ち込みサイズのキャリーケース3個分の収納スペースを確保している。最高時速は60キロメートル、1回の充電で最大120キロメートル走行可能だ。充電時間は200V電源で約5時間となり、家庭用100Vの外部給電ポート(1500W)も標準装備している。

車内にはクーラーを装備し、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する7インチモニターを搭載。ルーフは脱着式で、開放感のある走行が楽しめる。外観は沖縄の守り神「シーサー」をモチーフにしており、地元の風景に調和するデザインを意識したという。

安定した供給体制とサポートを構築するため、エイム株式会社は沖縄県うるま市に関連会社「エイム・モビリティ・オペレーションズ株式会社」を設立。県内企業との販売ネットワークを整え、購入後の技術サポートやアフターサービスも充実させる方針だ。

エイム株式会社は自動車の開発支援や新エネルギー技術の研究開発を手がけており、今回の超小型EV発売を通じて「島に住む人、訪れる人、すべての人が笑顔になる」モビリティの実現を目指す。今後は沖縄での実績をもとに、全国さらには海外での販売も検討し、人々の暮らしを豊かにする取り組みを進めていくとしている。

AIM EVM -島に住む人、訪れる人、すべての人が笑顔になるモビリティ-

FLOW BIKE 電動アシスト自転車と広告して違法に販売し家宅捜索 この問題点を考える

朝日新聞などの各メディアでは、神奈川県警が運転免許が必要なペダル付き電動バイクを、免許が無くても運転できる電動アシスト自転車と広告して販売したとして、自動車パーツ販売会社「オフィスケイ」と取扱店など12カ所を不正競争防止法違反容疑で家宅捜索し、モペット5台などを押収したと報じている。

報道によるとモーターのアシストは時速24キロと謡っていたが、実際は時速44.5キロまでアシストするとのことで、アメリカのクラス3モペット(時速45キロまでアシスト可能でハンドスロットル装着可能)相当の速度でアシストしていたようだ。朝日新聞の記事によると、「バイクと思って販売したわけではなく自転車と認識していた」と語ったとのことだが、ここまで来ると法律違反以前の問題だろう。

モペット販売会社を家宅捜索 「免許必要ない電動自転車」と広告容疑 [神奈川県]:朝日新聞

FLOW BIKEは「ダサい人のダサいEバイク」である理由

 

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法律違反以前の問題として、FLOW BIKEは「イケてる人のイケてるEバイク」とアピールしているが、Eバイクに詳しいから人からすれば、世の中に疎くて乗り物に興味が無くてセンスが無い人が流行っているからなんとなくAlibabaで輸入した「ダサい人のダサいEバイク」という扱いだ。

 

車体の大きさならブロンクスバギーだろう。スーパーカブC125並に車体が長く、トップチューブと地面がきちんと平行になり、車体後部のフレームワークも適当に処理していない。

RUFF CYCLE リルバディは、小柄な人でも乗れるようにトップチューブは短くしているが、また、シート後部を上げて、身長が高い人をやや後ろに乗ることで辻褄を合わせる。フレームも余分なパイプを使わないでスッキリと仕上げている。

おもちゃらしさならGASGAS MOTO2。設計自体に見るところはないが、モトクロスバイク風のサイドゼッケンプレート、フロントにライトカバーを装着して、おもちゃらしいスタイルを実現。これは、GASGASという真面目なオートバイメーカーが作るから面白いのであって、これが自転車ブランドで同じようなことをすると悲惨になる。

洒落っ気とオリジナリティならFANTIC ISSIMO。トラススタイルのアルミフレームや細部までデザインにこだわることでオシャレながらオリジナリティが高いデザインを実現した。若者向けオートバイブランドから高級オートバイブランドとして復活したFANTICのイメージ崩さない

ISSIMOのように洒落っ気とオリジナリティを合わせて、よりオートバイスタイルを実現したのがKuiperbelt S1。一筆書きのアルミフレームのフルサススタイルは他にはないスタイルを実現。

https://flow-bike.com/

そのような世界のオートバイ系/ファット系Eバイクを知っている人からすれば、FLOW BIKEはAlibabaで売られているのをそのまま持ってきた「無気力で怠惰の象徴」で「ダサい人のダサいEバイク」であると言える。

この手のオートバイ系/ファット系Eバイクで問題となっているシート高が高いという問題を何にも考えておらず、バッテリーも適当に上に載せたので重量配分も悪く。何にも考えないでフロントサスペンションを装着したのでトップチューブが前上がりでカッコ悪い。このようなオートバイ系Eバイクのデザインでカッコ良いのを作るには、水平基調でロー&ロングが重要だが、若干前上がりでシート高を低くできるほどスカスカなのに高く、それでいて長くもないという最悪の3要素を持っている。

 

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FLOW BIKEの公式Instagramでは、オートバイ風のカスタムをアピールしているが、適当なデザインの車体にオートバイの装飾を施してもオートバイのデザインにはならない。本当にオートバイや乗り物に興味があり情熱を持っているのなら、HONDA CB750FOURやCB500/550FOUR、KAWASAKI 900RS/750RS、MV AGUSTA 350S Ipotesi、ノートンフェザーベッドフレームを見て縦横比やフレームデザインを考える程度の事は考えるはずだ。

ちなみに「ダサい人のダサいEバイク」のFLOW BIKEの対極が、Kuiperbelt S1。水平基調でロー&ロング、ライトの位置も低めで適正でダウンチューブのバッテリーを上手く隠しつつボリュームを出しておりパーフェクトな完成度。一番の欠点は、完成されすぎてオートバイのようなタンク風装飾を付けることをしたくない所ぐらいで、本物の「イケてる人のイケてるEバイク」だろう。

https://flow-bike.com/

FLOW BIKEには、ほかにもモデルを用意しているが微妙な商品を展開している。スタッカードフレーム版のFLOW Liteは、女性でも取り扱えるようにしたモデルだと思われるが、ばね下重量が重くなるキャストホイールに、自転車では無駄に重くなるツインショックという意味不明の構成を採用。ただでさえ重い車体に重いキャストホイールを組み合わせることで、女性が運転するには取り回しに不安がある。

 

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上級モデルと謡うNA1は、ハイ&ショートとオートバイ系Eバイクのカッコ悪いデザインの2法則に当てはまっている。サスペンションも自転車では無駄に重くなるだけのツインショックを採用しており、タンク風バッテリーをトップチューブに装着している。このようなオートバイ系Eバイクの中でもダサいモデルは、タンク風バッテリーを装着するとオートバイに見えるという考えだが、1970年代の人気オートバイの時代で、既にタンクのシートのラインを一体感があるようなデザインになっているのに、そのようなデザインを無視して適当にタンク風バッテリーを装着するのはダサい。

価格もAlibabaで売っているようなEバイクに、オリジナリティが高いKuiperbelt S1(海外での参考価格約40万円)よりも高価な68万2,000円(税込)はギャグとしか言えない。

FLOW BIKEの今後に希望はあるのか

今回の問題を受けてFLOW BIKEは、荷重を感知して動作するトルクセンサーを採用し、現在在庫の商品と販売済み商品はトルクセンサーの交換を実施するとのこと。また、今後は日本交通管理技術協会による型式認定の取得についても進行しているとのこと。このような改善を行うことで今後も電動アシスト自転車ビジネスを行うのを考えているみたいだが無謀だろう。

FLOW BIKEはこのような問題を改善させて、売ればいいと思っているのかもしれないが、自転車業界で何かしらの大問題を起こした電動アシスト自転車ブランドは上手くいかない運命にある。

かつて派手なプロモーションで注目されたHONBIKEは、シクロライダー史上最悪の走行性能の評価を得て、度重なる故障で信用を失墜。自転車業界人の意見でも、嘗てツール・ド・フランスで活躍した日本製ロードレーサーを開発し今でもEバイクの開発を行っている技術者と、日本でEモビリティの工場を設立し、その辺のマニアが子供に見えるほどの博識である某社社長が「あれは自転車として通用しない」と語るほど。

そのほかの筆者の知り合いの業界人でも、HONBIKEを褒めていた人は誰もいなく全員論外判定(通常は業界人同士ならライバル企業の商品は適正に評価する)で、HONBIKEを1回でも褒めていた自転車業界人がいたら、自転車業界から出ていくことをお勧めするほど恥ずかしいレベルだった。

(因みに、Eモビリティの工場を設立した社長がどのくらい博識だとかと言うと、現在のアルミフレームの自転車の問題である製造時の熱処理工程による環境汚染と車体の歪みの対処法を語るほどで、それから比べるとコンポのグレードでああだこうだと語る世界は可愛い)

2025年2月現在、HONBIKEはコストコやネット通販で販売されているようだが、”消えた”ブランドになっている。


今回のFLOW BIKEは、ペダル付き電動バイク(モペット)を電動アシスト自転車として販売したという、大問題レベルの嘘をついている。このような嘘を付く企業は、絶対次も嘘をつくと判断されて信用されない。例えば、2022年時点でEバイクの製造や輸入を行う業界関係者の間では有名な話として知られているスーパー73 Z1のアシスト比率違反疑惑は、2023年1月時点で某自転車ブランド営業担当は「真っ当な自転車店なら完全に出入り禁止となる」と語っており、実際にスーパー73を取り扱っているきちんとした自転車販売店はほとんど存在しない状況だ。

FLOWBIKEは、ロカフレームのように日本市場での先駆者でもなく、ブロンクスバギーやCYCOO GHOSTのように既存の自転車販売店とのコネクションを持っているわけでもなく、YADEA TRP-01のように価格の割にクオリティも高いわけでもなく、J-TECH C03/C04のように日本国内に自社工場を持って輸出できるわけでもなく、Kuiperbelt S1のようにエンジェルラウンドで12億円を調達しているわけでもない。

FLOW BIKEは「イケてる人のイケてるEバイク」とアピールしているが、今の時代に中国製のオートバイ系Eバイクを輸入する後追いの後追いがダサい。本当のイケてる人なら輸入ではなく輸出で、さらに中国製ではないという状況すら理解できていない状況なのに、適当な中国製のオートバイ系Eバイクを輸入するのが「ダサい人のダサいEバイク」と言えるブランドだ。

FLOW BIKEの製造元のオフィスKは、高級輸入車のカスタムパーツを輸入販売しているが、良い車体とパワーユニットを手に入れるには、自転車業界の実績が無い新興は相手にされない「金とコネの世界」である電動アシスト自転車の世界に入ったのが理解できない。今後は、型式認定を取得して代理店を広げて販路を増やそうと考えているかもしれないが、元がダサい商品で信頼は失墜したので、素直に辞めて本業に専念すべきだろう。

FLOW E-BIKE【公式】 | イケてる人のイケてるEバイク

クロモリ×BOSCHのEバイク マリンバイクスジャパンから「DONKY E」登場

マリンバイクスジャパンは2月17日、約5年の開発期間を経て生み出した新Eバイク「DONKY E(ドンキー E)」を発表。同社が掲げる「ご家族全員でマリンバイクスに乗って頂きたい」というブランドコンセプトを体現し、通勤や週末のツーリングなど幅広いシーンで活躍する一台として注目を集めている。

クロモリブデン鋼フレームを採用 「DONKY E」の最大の特徴は、一般的なアルミ製ではなく剛性・しなりに優れたクロモリブデン鋼を使用している点だ。長距離走行でも衝撃を逃がしてくれ、疲労を軽減する。さらに前傾姿勢を抑えるプロムナードハンドルバーやクッション性に富んだサドル、27.5×2.35の幅広タイヤによる安定感が、快適なライドをサポートする。

パワーユニットはドイツブランドBOSCHの最新ドライブユニット「アクティブラインプラス スマートシステム」を装備。定格出力250W、最大トルク50Nmで滑らかなアシストを提供し、ボッシュEバイクシステムの最新システム「スマートシステム」にも対応している。

バッテリーは400Whバッテリーの「BOSCH POWER PACK400」は、バランスのとれた容量と重量が特徴で約3.5〜4.5時間の充電でフル充電が可能で、エコモードなら最大100km程度のアシスト走行が期待できる。

直感的でシンプルなディスプレイ ハンドルに装着されるディスプレイスイッチ「PURION200」は、1.6インチTFT画面のコンパクト設計。速度やバッテリー残量など必要最低限の情報を一目で確認でき、5段階のアシストモード(OFF、ECO、TOUR、AUTO、TURBO)を素早く切り替えられるため、走行シーンに合わせた使い分けが可能である。

耐食性・耐久性に優れるクロモリブデン鋼フレームに加え、前述のハンドルやクッション性の高いサドル、外装7段変速などを採用。スポーツバイクとしての走行性能を重視しながらも、街中の段差や重い荷物運搬でも安定感を発揮する太めのタイヤも装備している。

価格は34万9,800円(税込み)。カラーはマットブラック、マットモカの2色展開。サイズはONE SIZE(適正身長150cm~170cm)で、2025年7月の発売が予定されている(型式認定番号は2025年5月取得見込み)。

MARIN JAPAN