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ライトメーカー「マジックシャイン」E-Bike用ヘッドライト「MEシリーズ」をピックアップ

 

出典:Magicshine –  (dirtfreak.co.jp)、 以下同

自転車用ライトメーカーで知られているマジックシャインは、通常の充電式ヘッドライトだけでなくE-Bike用ライトも展開している。E-Bike用ライトはMEシリーズという名前で展開しており、日本国内ではME1000とME2000の2種類を用意している。

ME1000

ME1000は小型、軽量なシンプル設計を採用したE-Bike用ヘッドライト。1000/500/350ルーメン(最大値)の3種類の点灯に350ルーメンの点滅と15ルーメンのデイライトを採用。最大照射距離は140メートル。光センサー内蔵で周囲の明るさに合わせ自動調光を行い、昼間ではデイライトの自動点灯を行う。価格は8250円(税込、以下同)。

ME2000は2灯式を採用したE-Bike用ヘッドライト。2000/100/600ルーメン(最大値)の3種類の点灯に600ルーメンの点滅と20ルーメンのデイライトを採用。最大照射距離は220メートル。ME1000と同じく光センサー内蔵で周囲の明るさに合わせ自動調光を行い、昼間ではデイライトの自動点灯を行う。価格は1万1500円。

別途電源ケーブルを購入する必要があり、ボッシュ、ヤマハ、シマノ用を用意している。価格はいずれも1980円。取り扱いはダートフリークとE-COSMOがマジックシャインの代理店となっている。

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ブリヂストンサイクル 一部自転車・電動アシスト自転車用車輪のステンレス製リムの無償交換のお知らせを発表

ブリヂストンサイクルは10月11日、2016年12月から2020年12月までに製造した一部の自転車・電動アシスト自転車用車輪の「ステンレス製リム」と、2016年12月以降、補修用として交換された「ステンレス製リム」(以下対象製品)で、リム溶接部の「線状のサビ、ヘコミ、ひび割れ」によるリムの破損が原因で、走行時にバランスを崩すことによる事故が発生にあたり、リコール(無償交換)を実施すると発表した。

 

同社は、2022年7月15日から対象製品で、リムの破損の原因となるリム溶接部の「線状のサビ、ヘコミ、ひび割れ」が発生しているものを対象に安全点検(無償修理)を実施したが、現在「線状のサビ、ヘコミ、ひび割れ」が発生していなくとも、将来発生しないとは断言できないため、これら事象の発生有無に関わらず無償交換を実施する。

対象製品を使用の可能性がある場合、使用の製品の車両情報(車種略号・商品コード・製造ロット)を準備し、「対象車両を車種略号、商品コード、製造ロットから検索」より確認する。「2016年12月以降、車輪の破損などにより補修用として交換されたステンレス製リム」を使用している場合、対象補修用リムの可能性がある為、リムの刻印、及びラベルの確認が必要。リムの溶接部分に「線状のサビ、ヘコミ、ひび割れ」が発見された場合は直ちに使用中止する必要がある。

詳しい内容に関しては、2016年12月から2020年12月までに製造した一部の自転車・電動アシスト自転車用車輪の「ステンレス製リム※1」リコール(無償交換)のお知らせ|重要なお知らせ 2022|ブリヂストンサイクル株式会社 (bscycle.co.jp)で公開されている。

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兵器メーカーで有名なドイツ・ラインメタルグループがE-Bike用ドライブユニット「Amprio RMAG」を公開

ドイツのラインメタルグループの1つであるAmprio GmbHは、E-Bike用ドライブユニット「Amprio RMAG」を公開している。

ラインメタルはドイツに本社を置き、軍需・防衛および自動車部品の2つの事業を柱とするエンジニアリング・グループ。その中でもグループの1つであるAmprio GmbHがE-Bike用ドライブユニットの開発、製造を行っている。

同社は2020年にE-Bike用モーターをEUROBIKEで発表。現在公開されているAmprio RMAGは、48V電圧で最大トルク75Nmから90Nm、最大アシスト比率420パーセントを実現しており、コンパクトなモーターと謳っている。

また、スマートフォンとの接続も考えられており、スマートフォンを追加のディスプレイとして使用できるだけでなく、E-Bikeの制御やナビゲーションシステムも搭載しているとのこと。

世界トップクラスのモーター企業で知られている日本電産、自動運転で知られておるヴァレオ、自動車部品メーカーで有名なブローゼ、世界有数のスポーツカーメーカーのポルシェなど、世界的トップ企業がE-Bikeに参入、もしくは参入を予定しているが、兵器メーカーで有名なラインメタルグループまで参入している状況を見ると、いかにE-Bike業界が加熱しているかわかるだろう。

Amprio RMAGの日本導入は不明。

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シェアサイクル「チャリチャリ」くまモンプロデュースによるイベント「くま博2022」に合わせて割引チケットが獲得できるキャンペーンを実施

シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuetは10月7日、2022年10月8日から11月6日までの約1か月間にわたって熊本市内にて開催されるくまモンプロデュースによるイベント「くま博2022」に合わせ、期間中にイベント会場周辺のポートへの到着で90円割引チケットを獲得できるキャンペーンを実施すると発表した。

熊本市は、neuetが『熊本市シェアサイクル実証実験事業』の共同事業者として採択され、2022年4月28日よりサービス開始以来約3万7千回以上の利用されており、2022年10月1日には大幅な展開エリアの拡大を行い、中心市街地のみではなく広域で利用できるようになった。

「くま博2022」は『くまなく、くまもと。』をテーマに、人と人との繋がりを大事にした、熊本の音楽・グルメ・スポーツなどの魅力に触れ合う博覧会。熊本市と熊本県が連携し、2022年10月8日(土)から11月6日(日)までの約1か月間にわたり、「アミュひろば」と「花畑広場」の2会場で開催される。

neuetは、「くま博2022」イベント会場への来場促進ならびに周辺の回遊性向上を目指す取り組みの一環として、チャリチャリのキャンペーンを用意。「くま博 2022」会場周辺のポートにダイヤモンドが表示されているタイミングで「特別なライド」に参加して到着すると、1 ライドごとに 90円割引チケット1枚をプレゼントする。

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チャリチャリ (charichari.bike)

ボートに変身する電動アシストキャンピング自転車「BeTRITON」

海外では様々な電動アシスト自転車があるが、その中でも奇抜と言えるのが、水陸両用電動アシストキャンピング自転車「BeTRITON」だろう。


BeTritonは、水陸両用キャンピングタイプの3輪電動アシスト自転車。ボートに自転車の先端を装着した奇抜なデザインが特徴だ。サイズは全長3.95メートル、全幅1.45メートル、全高1.75メートル。軽自動車のサイズが全長3.4メートル、全幅1.48メートル、全高2メートルと規定されているので、軽自動車のサイズを超えている。車体重量は200キロ。

モーターは定格出力250W(EU), 500W(Canada), 750W(US)のミッドドライブを採用。2.9kWhの水陸兼用で使用するバッテリーを搭載しており、陸上では100キロ超の航続距離を実現した。最大アシスト力は時速25キロ(欧州法の最大アシスト速度)で、欧州法では自転車扱いのためヘルメット不要となっている。

ボートとして運用する場合、最大出力2150Wのモーターを使用し、最高時速8キロ、最大で30キロの移動が可能。アルミフレームとグラスファイバー製で作られたキャビネットに、前後にスライドするルーフを採用。電気関連では100Wのソーラーパネルに2つのUSBポートを搭載。就寝エリアは全長2メートル、全幅0.94メートルで、大人一人が寝泊まりできる広さを確保している。

電動アシスト自転車の概念を破壊するようなボートに変身する電動アシストキャンピング自転車「BeTRITON」の価格は1万4500ユーロ(日本円で約205万円)。発売に関しては当初はヨーロッパのみで実施する。

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インブルームスから次世代の反射リフレクターブランド「ファインドミー」登場

インブルームスは10月7日、次世代の反射リフレクターブランド「ファインドミー」を発表した。

同社は、交通事故防止のためのリフレクターを身に着けている方は少ない現状を見て「これなら身に着けてもいい」「これなら守りたい人にプレゼントしたい」そういうリフレクターが必要であると考えて作ったリフレクター。

全日本交通安全協会のアンケート調査においては、反射材(リフレクター)の着用率は30パーセント以内にとどまっており、市場に流通しているリフレクターの多くは、子供用のキャラクターデザインや、粗品・ノベルティなどで配布されるもの、工事現場などで使用するような職業用等が多く、大人のファッションを考えたリフレクターの選択肢が少ないことに注目。

Find Meのリフレクターチャームは、バッグや洋服など日常のライフスタイルに融合できるようなデザインと色や素材を採用することで、「交通安全グッズに見えない交通安全グッズ」を目指し、プレゼントしたくなるリフレクターを製造した。

ラインナップは、片面は天然皮革、反対の面はガラスビーズの反射素材を使用し、TPOに応じた使い分けのできるリバーシブル仕様の「Find Meレザーライン」、カジュアルな装いにも合わせやすい、ありそうでなかった超ビッグサイズのリフレクターの「POPライン」、各ジャンルのスペシャリストとのコラボレーションで生まれるユニークな「コラボレーションライン」を用意した。価格は2640円(税込)から。

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リフレクターチャームのファインドミー|Find Me 公式サイト (find-me.design)

 

NESTO 競技用フルサスペンションMTB「PULSAR PRO」フレームセット新発売

ホダカは10月7日、同社のスポーツサイクルブランド「NESTO(ネスト)」は、ブランド初のフルサスペンションマウンテンバイク(以下 MTB)「PULSAR PRO (パルサー プロ)」フレームセットを発売した。

PULSAR PRO は、国内のクロスカントリー(以下 XC)レースを走る選手からの要望を受け、海外の XC 競技で使用される機材のトレンドを取り入れつつ、国内XCレーサー向けにフィットするように開発されたフラッグシップモデル。

NESTOはレーシングMTBに関しては、ブランド立ち上げ当初からXC 競技のエリートライダーである開発者自らが全国のレースフィールドをテストしたのちに製品化されている。

PULSER PROは、国内外のXC競技がよりエンターテイメント性を重視するためにハイレベル化が進んでいく中、フルサスペンションMTBが主流となっていく中、サポート選手や、日本ブランドとして NESTO を応援してくれている方から日本国内のライダーやコースに合わせた仕様のフルサスペンション MTBの開発に挑戦してほしいとの依頼が多く来るようになり、2020 年から開発に着手。

2022 年、サポート選手は「NESTO FACTORY RACING」の一員として日本各地の XC レースを転戦するようになり、PULSAR PROで出場。CJ(Coupe du Japon) 男子マスターズカテゴリー、女子エリートカテゴリーで優勝、男子エリートカテゴリーで一桁台の順位を獲得し、実戦で十分に戦えるバイクということを証明したとのこと。

価格は31万9000円(税込)。スペックは以下の通り。

サイズ(適応身長) 16inch(160-170cm)、17.5inch(170-180cm)、19inch(180-190cm)
カラー レーシンググレー/ブラックグラデーション
ボトムブラケット規格 BB92 プレスフィット
シートポスト規格 31.6mm
ユニット規格 トラニオン 185×50mm ※リアユニットは別売り
推奨フロントフォークトラベル量 100mm
付属品 ヘッドパーツ、RDハンガー、シートクランプ、リアアクスル

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NESTO – ネスト (nestobikes.com)

京都、レンタルE-Bikeで海の京都エリアでサイクリングを行うと、電子ギフトがもらえるキャンペーンを実施

京都府は10月5日、「“海の京都”でサイクリング!絶景カフェキャンペーン」の実施を発表した。
このキャンペーンは、海の京都エリアと言われている京都北部を、サイクリングに快適な秋の紅葉シーズンに合わせ、E-Bikeをレンタルした人にエリア内のカフェで利用できる電子ギフトをプレゼントするキャンペーンとなる。
対象の自転車レンタル店にて、E-Bike(電動アシスト自転車含む)をレンタルし、配布されるチケットからスマートフォンを使ってアンケートに回答すると、対象カフェ店で利用可能な500円分の電子ギフトが手に入る。
対象は、海の京都エリア(福知山市・舞鶴市・綾部市・宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町)の、自転車レンタル店約15店舗とカフェ約20店舗。日時は2022年10月8日から12月18日まで。
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ベネリの折りたたみE-Bike「miniFold16シリーズ」が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞

プロトは10月7日、同社が販売するE-Bike「ベネリ miniFold16シリーズ」が、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

プロトはオートバイ用品や、ベネリブランドのオートバイを輸入していることで有名な会社。同社は2017年に、MTB(マウンテンバイク)モデル「TAGETE27.5」を発売。現在はミニベロタイプやクロスバイクタイプなどのE-Bikeを輸入している。

今回2022年度グッドデザイン賞を受賞した「miniFold16シリーズ」は、「折りたたみ電動アシスト自転車のNEWスタンダード」がコンセプト。トップチューブの中にバッテリーを収納、先端にヘッドランプを設置するというシンプルなデザイン、フロントにモーター、リアは人力で操安性の高い2WD仕様、縦折れ型折りたたみと、キャスター移動のクイックトランスフォーメーション機構、普及版のpopularから高機能版のDIRTまで、全5モデルのバリエーション展開を売りにしている。

今回の受賞のポイントは、バッテリー露出を克服したトップチューブ収納型のスマート仕様、小径車の不安定感を克服したフロントモーター・リア人力の2WD仕様フロントの電動アシストとリアの人力による両輪駆動、折り畳みの煩わしさを克服した3秒折りたたみ・キャスター移動のクイックトランスフォーメーション仕様が評価された。

価格は15万2020円(税込、以下同)から、22万550円まで。

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キャノンデール クロスバイク「Quickシリーズ」盗難補償キャンペーンを実施 1年間有効の盗難補償を無料で加入可能

キャノンデール・ジャパンは10月7日、クロスバイクQuickシリーズ(Quick Neo、Quick Disc 3 Rui Edition除く)を購入すると1年間の盗難補償サービスに無料で加入できるキャンペーンを開催すると発表した。キャンペーン期間は2022年10月8日(土)から、2022年11月30日(水)まで。

この補償は、万が一盗難された場合でも、組立手数料1万1000円(税込)のみで購入モデルと同一車種/同一カラーを新車購入が可能となる。なお、在庫状況、生産中止、価格変動等により同等モデルになる場合がある。

加入方法は、クロスバイクQuickシリーズ納車時に防犯登録を行い、店頭にて専用フォームに必要事項の記入で、登録にはスマートフォン、またはパソコンが必要となる。

補償期間は防犯登録日の翌日から1年間。Quick Neo、Quick Disc 3 Rui Editionは対象外となる。

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シナネンサイクルがE-Bikeブランド「TRAVIX」を公開 AKM製モーターを搭載したE-Bikeシリーズ

自転車の製造から、小売り店舗「サイクルプラザダイシャリン」を展開している自転車会社で知られているシナネンサイクルは、公式サイトでE-Bikeブランド「TRAVIX」を公開した。

シナネンサイクルは2021年に、TRC東京流通センターで行われた「CYCLEFES TOKYO 2021」で香港MOTINOVA製モーターを搭載したE-Bikeを展示していた。TRAVIXブランドのE-Bikeに関しては、MOTINOVA製モーターでは無く、AKM製モーターを搭載している。

出典:【未発売】TRAVIX catalog | シナネンサイクル商品カタログ (actibookone.com)、以下同

700C仕様は、クロスバイクタイプのE-Bikeに泥除けや荷台を装着したトレッキングタイプのE-Bike。バッテリーは36V、14Ah、504Whの内蔵式で、モーターはミッドドライブ仕様となっている。

27.5インチ仕様は、ハードテールMTBタイプのE-Bike。写真を見る限りではヘッドライトを装備しており実用性も重視しているようだ。バッテリーは36V、14Ah、504Whの内蔵式で、モーターはミッドドライブ仕様と700C仕様と類似した構成となっている。

20インチ仕様は折りたたみ自転車タイプのE-Bike。折りたたみ方式はDAHONやTernなどでよく見る一般的な横折れ式折りたたみタイプ。モーターはAKM製リアインホイールモーターを搭載し、バッテリーは36V、14Ah、504Whのシートチューブタイプとのこと。

TRAVIXブランドのE-Bikeは、未発売で開発中とのこと。価格や発売時期は不明で発表がある場合は再度紹介する予定だ。

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自転車パーツブランド「GORIX」から、フレームバッグ(GX-FB WEB)が新発売

GORIXは10月5日、同社の自転車パーツブランド「GORIX」から「フレームバッグ(GX-FB WEB)」が発売されたと発表した。

フレームバッグ(GX-FB WEB)は、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどのフレームに取付けできる
自転車用フレームバッグ。

前下がり式のデザインを採用し容量は3L。左右にポケットがあり、片方はサブポケットを採用した構造となっている。

バッグには撥水加工を採用し、日常防水レベルまで対応。サイズは長さ上/下40.5/33.5cm/縦6cm~17cm/幅約6cm。重量は約185グラム。附属ベルト取付可能径は約φ3-5cm。価格は2799円(税込)。

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GORIX

E-Bikeとサイクルトレーラーの組み合わせは非常に便利! バーレー・トラボーイV2をレビュー

自転車で沢山の荷物を積む方法には様々な種類がある。その中でも大容量の荷物を積み、安定性が高いのがサイクルトレーラーだ。

サイクルトレーラーとは、自転車の後部に自転車の後方に連結し、荷物や子供を運搬する被牽引車のこと。トレーラーを装着すると普通自転車扱いにならないため、歩道の走行ができない、東京都など一部地域では交通の頻繁な道路において運転してはいけないなどの制限がある。一方で通常の荷台ではできない沢山の荷物を積んで走ることができる。特にE-Bikeに関しては、モーターアシストがあるため重い荷物を積載しても、楽々と走ることができるので、うまく使用すればサイクリングに役立つだろう。

今回、ライトウェイプロダクツジャパンが取り扱いを行っている「バーレー・トラボーイV2」(4万8400円)を借用し、トラボーイV2を使用して、只見サイクリングを実施。実際に使用した上での解説する。

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只見線全線開通で注目の只見町 E-Bikeで走るとどんな感じ?イベント「TAGOKURIDER MEETING」で走ってみた – シクロライダー (cyclorider.com)

シートポスト装着型の利点と欠点は?

一般的なサイクルトレーラーは後輪のシャフトに取付金具を装着する方法を採用しているのに対し、トラボーイV2はシートポストに専用アダプタを装着する方法を採用している。

このタイプの特徴は、シートポストが装備されている自転車なら多くの自転車に装着することができ、後輪シャフトの種類を気にせず使用できること。そのため、マウンテンバイクやクロスバイク、折りたたみ自転車、ママチャリなど様々な自転車、E-Bikeに装着することができる。

トラボーイV2で荷物を積む際、気を付けることは?

トラボーイV2が、他のサイクルトレーラーと違うのが、荷物を縦方向に積むことを考える必要があることだろう。バーレーのサイクルトレーラーの中でもノマドやフラットベッドのように、荷台が地面と水平ではなく、斜めになっている。

これは、トラボーイV2を自転車本体から外した際、キャリーカートとして使うのを想定しているためで致し方ない所だが、荷物の積載する際、考える必要がある。

荷物をトラボーイV2に載せる場合、一般的には何かしらの袋を使うのがベストだろう。輪行などを行う際トラボーイV2に載せるバッグは、万が一の時に背負うことができるバッグパックや手提げバッグなどを使用するのが良いだろう。プラスチックのアウトドア用の箱に関しては、カーサイクリングや自宅からの走行では有効だが、トラボーイV2を折りたたむ際、持ち運ぶときに問題になる可能性がある。

トラボーイV2に荷物を積んで長い距離を走る場合、大きいバッグを1つだけ使用するか、バッグ2つに分けて使うかは甲乙つけがたい所。バッグ1つの場合、輪行の際に簡単に持ち運ぶことができるが、利便性では劣る傾向にある。バッグ2つを載せる場合利便性は向上する一方、荷物を上下に置く必要があるため、綺麗に荷物を載せることができる組み合わせを考える必要がある。

また、使用するバッグはできるだけ蓋付きを使ったほうがいい。万が一トラボーイV2が倒れた場合、荷物が散乱してしまう可能性があるためだ。

トラボーイメッセンジャーバッグ

トラボーイV2にバッグ2つを装着する場合、筆者なら1つはバッグパックなど大容量の持ち運びが容易なバッグと、オプションのトラボーイメッセンジャーバッグなどをトラボーイの荷台上部に装着するのが良いだろう。下には着替えなど大容量の荷物を入れて、上は飲食物などサクッと取り出すことができる物を入れるのに便利だ。これらオプションは、トラボーイV2の左右フックに取り付けを前提に設計されているので、斜め上に積むのを考えなくて済むためだ。

また、水たまりを通過するとバッグに泥がかかりやすいため、積載するバッグはできるだけ防水加工を行っているのが望ましい。

荷物を積載することだけを考えると、一般的なベッドタイプのノマドやフラットベッド、COHO XC等、荷台と地面が水平になっているタイプのほうが荷物は載せやすい。しかし、トラボーイV2は高性能キャリーカートとして利用できるため、大きな問題ではないだろう。

E-BikeとトラボーイV2でのサイクリングの利点と欠点

サイクルトレーラーを使用する時に気になるのが、重い荷物を積んだ際の走行感覚だろう。今回、トラボーイV2に10キロ近い荷物を積んで走行した。このぐらいの重量の荷物だと、車体に装着する場合、重さを感じるが、トラボーイV2に積載した感覚では、引っ張られる感覚はあまりなく、車体にバッグを装着してのサイクリングよりも面白いと思うぐらいよく走ってくれる。

サイクルトレーラー(トラボーイV2)とE-Bikeの組み合わせに関してを一言で表すと「サイクルトレーラーはE-Bikeのために存在する」と断言したいほど便利だ。通常の人力自転車なら、後ろに沢山の荷物を載せて移動する場合、荷物が重いと加速が悪くなり、上り坂は急激にスピードが落ちる。

しかし、E-Bikeの場合、モーターのアシストモードを積極的に強いモードを多用することで、非牽引時と変わらない速度で走ることが可能だ。

これは上り坂に関しても同じで、上の写真のような上り坂の場合、E-Bike(Specialized Turbo Vado SL)なら、時速15キロで上ることができる。E-Bikeを所有しているとこのような事は当たり前となるので、もはや何とも思わなくなっているが、ロードバイクなどの人力自転車でトラボーイV2を牽引していたら、おそらく、このような上り坂は苦痛で引き返しているだろう。

もちろん、トラボーイV2を牽引している時の欠点はある。一番わかりやすいのがバッテリーの消費だ。E-Bikeを所有して様々な所を走ると、アシストモードと道の舗装状況や斜度を、地図や実際に走行するとおおよその航続距離がわかるようになる。

今回、Specialized Turbo Vado SLで只見エリアを走行したが、非牽引時で走行した時の航続距離を100パーセントとすると、牽引時で重い荷物を積んだ場合は70~80パーセント程度の航続距離となった。

これは、重い荷物を牽引しているだけでなく、電池消費が大きくてもパワフルなアシストで走行しているのもある。E-Bikeの航続距離を向上させる方法で、アシストを弱くして人力で頑張る方法があるが、これは、荷物を積載していないE-Bikeで可能な技で、サイクルトレーラーを牽いている場合、アシストが弱いとスピードが遅くなるので苦痛になり、到着するまでの時間もかかるため、一番力強いアシスト力を使用し、通常時と同じ感覚で運転するようになる。サイクルトレーラーを牽引時の航続距離対策なら、アシストモードを弱めた省エネ運転を行うよりも、バッテリーの積載や充電器を積んだほうが良いだろう。また、引っ張っている感覚が希薄なため、非牽引時と同じ感覚で走行するという欠点もある。説明書では、牽引しているときは直線の多い舗装路では時速24キロ、曲がるときや路面状況の悪い道では時速8キロと書いてあるので、スピードを出して運転するのでは無く余裕を持った走行を心掛けたい。

ブレーキをかける時、高速走行中に減速を行うと後ろから押される感覚がある。牽引するE-BikeはキャリパーブレーキやVブレーキよりも、より制動力が高い油圧ディスクブレーキを搭載したモデルが良いだろう。

障害物を避ける際は、通常の自転車よりも左右にこぶし1個以上のゆとりを持って回避する、下りのコーナーは、スピードを落としてゆとりを持って曲がろう。

砂利道などの荒れた道に関しては、あくまでも低速で通過できるレベルだろう。トラボーイV2は2輪タイプでサスペンションが無いリジッドタイプのため、トレーラーが跳ねやすく、荷物を積んだ時、重心が高いため不安定になりやすい。トレイルライドなど荒れた道を走る場合や、カーブを快適に走るのなら低重心でサスペンションを装着しているCOHO XCが良いだろう。

トレーラー自体の横転に関しては、無理な運転をしないかぎりは横転しにくいだろう。恐らく、自転車と接続する牽引バーが、トーションバーのようにねじりを利用して安定性を出しているのもあると思う。また、トレーラーが横転すると、その場合はトレーラーだけが倒れるだけで自転車は倒れなかった。

トラボーイV2と輪行の可能性は?

トラボーイV2で輪行サイクリングを行う際に気になるのが、輪行の可能性だろう。トラボーイV2に載せている荷物は、押したり引いたりすることで移動できるため、輪行袋を持って移動しても、肩の負担が少ない。但し、エレベーターが無いエリアでの移動は注意が必要だ。トラボーイV2に重い荷物を積載した状態で階段に遭遇すると、輪行袋とトラボーイV2を別々に持ち上げて移動することになるので時間がかかるためだ。

また、トラボーイV2にEバイク本体を載せて積載を行うことは難しい。トラボーイV2は積載重量の制限(一番下は18キロ)があり、それに加えて積載エリアの幅が狭いためホイールと干渉する問題がある。下に箱を置けばトラボーイV2の車輪に接触せず移動することが理論上可能だが、幅が広いためエレベーターや狭い場所を通行するのが困難になる。車体ではなくホイールだけをトラボーイV2に置く場合も同じ理由があるため難しい。軽量な折りたたみE-Bikeなら、トラボーイV2での折りたたみ輪行の可能性はあるのかもしれない。このあたりに関しては、今後の課題だろう。

多くのE-BikeをSUVに進化させるトラボーイV2

E-Bikeとサイクルトレーラーの組み合わせは、航続距離が若干少なくなる、トレーラーの扱いに注意すればE-Bikeの世界観を大きく広げることができる。リアキャリアを使用するよりも積載量を大幅に上げることができるため、キャンプ道具やホームセンターでの買い物、予備バッテリーと充電器を積んで長距離ライドを行うなど、E-Bikeのライフスタイルを広げることが可能だ。

また、車種を選ばないのも大きい。通常のクロスバイクタイプやMTBタイプのEバイクに使うだけでなく車体サイズが小さく、荷物の積載を想定していない小径E-Bikeや、ママチャリタイプの電動アシスト自転車でも沢山の荷物を積載することができる。

トラボーイV2を使用するのに合っている人は、サイクルトレーラーをキャリーカートに使いたい、折り畳める機能が欲しい人だろう。積載性能に関しては、荷台と地面が水平になっている同社のノマドやフラットベッドの方が積載しやすい。また、オフロード性能など走行性能を重視するのなら、2輪よりもライントレースが行いやすいと言われている、1輪タイプのCOHO XCを選んだほうがいいだろう。

そのような欠点があっても、トラボーイV2は取付可能車種が幅広い、自転車から外すとキャリーカートになるといった、代えがたい大きな利点があり、買い物から舗装路のサイクルツーリングまで可能性を大きく広げてくれるだろう。

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富士観光 電動アシスト自転車で巡る 「秋を彩る河口湖ゆるゆるポタリングツアー」募集開始

富士観光開発は10月4日、富士山麓河口湖の紅葉を電動アシスト自転車に乗って楽しむ「秋を彩る河口湖ゆるゆるポタリングツアー」の募集を開始したと発表した。ツアーは、10月15日(土)~11月23日(水・祝)までの期間、毎週水曜日を除き毎日催行を行う。

このツアーは、地元を熟知したローカルガイド同行の元、電動アシスト自転車で、河口湖周辺の紅葉スポットをぶらりと巡るツアーとなる。電動アシスト自転車で巡るので体力のない方、サイクリング初心者でも気軽に参加可能だ。

ツアーコースは、河口湖駅前をスタートし、富士河口湖紅葉祭りのメイン会場となる「もみじ回廊」やコキアと富士山のコラボレーションで有名な「大石公園」、富士山世界文化遺産・構成資産の一つ「冨士御室浅間神社」他、「その時」にガイドがおすすめする美しい紅葉スポットなどをのんびりと約4時間かけて巡る。

ツアー途中には、富士山と河口湖を望む河口湖畔の芝生広場で、新鮮野菜を使用したサンドウィッチを味わう「ピクニックランチ」が楽しめる。

ツアー料金は一人5500円。小学生4,500円。

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楽々電動アシスト自転車で巡る紅葉彩る河口湖ピクニックランチ付 | Fujikanko Travel|富士観光トラベル (fujikanko-travel.jp)

二次流通への参入をアシストする 下取りチェッカー 「自転車」の取り扱いを開始

下取り品の自動査定サービス「下取りチェッカー」を運営するアシストは10月4日、「自転車」の下取り査定サービスを開始したと発表した。

下取りチェッカーは、家電の下取り査定をLINEやWEBサイト上で実施する自動査定サービス。2021年12月に正式にサービスを開始し、すでに1万人以上の自動査定サービスを行ってきた。

今回、自転車カテゴリーの追加により、利用者に対して下取り自転車を査定・買取を行う店舗を紹介できるようになる。対象車種は電動アシスト自転車で、順次査定車両を増やす予定。

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下取り自転車の買取・査定|買い替えるまえに下取りチェッカー (s-checker.jp)

長野県諏訪湖に電動アシスト自転車「VELMO」のレンタルを実施

アベントゥーライフは10月1日、長野県諏訪市の片倉館とその近隣宿泊施設で電動アシスト自転車のレンタサイクルを開始すると発表した。
同社は「諏訪は代表の片倉好敬のふるさとで自転車事業を起業した原点ともいえる諏訪のさまざまな魅力を、サイクリングで楽しんでいただければと考えています」と述べている。
利用可能な場所は、製糸業から発展した片倉財閥により昭和初期に建設された洋風建築の大衆浴場で知られている片倉館とその他宿泊施設。利用料金は2時間1000円、4時間2000円、8時間4000円。
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サイクリスト向けアプリ「U-ROUTE」、ガチャが勝手に目的地を決める企画を実施

ワン・コンパスは10月3日、同社が運営するサイクルコンパスアプリ「U-ROUTE(ユールート)」が、11月1日にサービス提供開始1周年を迎えることを記念して、ガチャが勝手に目的地を決めてしまう「探検ガチャキャンペーン」を10月3日から11月30日まで開催すると発表した。

U-ROUTEは、一般的なナビのように「50メートル先を右折」などと指示せず、目的地の方向と距離だけを示すサイクルコンパスアプリ。コンパスが指す方向へ好きな道を走り目的地に到着できるため、何度でも新鮮なサイクリング体験を楽しむことができると謳っている。

U-ROUTEはユーザー自身が目的地を決定する必要があるが、今回、「何度でも新鮮なサイクリング体験を楽しめる」というサービスの原点に立ち返り、目的地もU-ROUTEが決めるキャンペーンを開催する。

このキャンペーンでは、出発場所から近距離のスポットが目的地として出てくる「探検ガチャ」と、探検ガチャよりも長距離のスポットが目的地として出てくる「金の探検ガチャ」の2種類を用意。ガチャを引くと、観光スポットや神社、仏教寺院、彫刻など全国の全6ジャンルのスポットの中から勝手に目的地が決まる。出てきた目的地に向かい無事に到着すると、賞品応募に必要なポイントを進呈される。また、目的地に納得がいかない場合は引き直しができ、行くと決めた場合は1日最大5回まで挑戦することができる。

賞品は、抽選で10名にギフト券1万円が当たる。1口100ポイントから応募可能となっている。

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E-Bikeブランド「BESV」#BESVCMフレーズ投稿キャンペーンを実施 抽選で1名に、CM内で登場するモデルから好きな1台をプレゼント

BESV JAPANは10月3日(月)、「#BESVCMフレーズ投稿キャンペーン」を実施すると発表した。抽選で1名に、CM内で登場するモデルから好きな1台をプレゼントする。

このキャンペーンは、期間中、BESV JAPAN公式Twitterアカウントをフォローし、「#BESVCMフレーズ投稿キャンペーン」及び「#<4つのCMからあなたが選ぶお気に入りのフレーズ>」を投稿した人を対象に、抽選で1名にCM内で登場するモデルからお好きな1台をプレゼントする。

応募期間は2022年10月3日から10月31日まで。商品はPSA1、PSF1、JG1、JR1、JF1の中からお好きな1台。引き渡し店舗に関しては、BESV取扱店での引き渡しとなる。

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