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ミヤタ CRUISE i 6180とROADREX i 6180の実車をチェック

2021年5月15日、16日に横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1-1)で行われていた「ヨコハマサイクルスタイル2021」。ミヤタ、メリダブースでは5月に発表されたばかりのCRUISE i 6180とROADREX i 6180が公開、試乗を行っていた。今回は、CRUISE i 6180とROADREX i 6180の車体をチェックしよう。

CRUISE i 6180の車体をチェック

CRUISEシリーズ初のインチューブバッテリー(フレーム内蔵式バッテリー)を採用したCRUISE i 6180。フレームデザインは、オンロード用クロスバイクを意識した滑らかなスタイルとなっている。カラーリングはブラックを基調としており、黒色のバッテリーカバーが目立たない。バッテリカバーはプラスチックタイプで、ボトルケージ台座は無い。

写真撮影はしていなかったが、スイッチは「SC-E5000」(URL)を採用。ハンドル左側に装着する低価格タイプで、Bosch Purionに似たスタイルだ。フロントフォークにはボトルケージ台座を装着。

ROADREX i 6180の車体をチェック

グラベルロードタイプのROADREX i 6180は、CRUISE i 6180と同じくインチューブバッテリーを採用しているが、フレームデザインは異なっている。CRUISE i 6180がスマートなイメージを重視したのに対して、ROADREX i 6180はグラベルロードらしいタフなイメージを持っている。

タフなイメージを連想させるのは、トップチューブがROADREX i 6180独自の角張ったデザインに加え、カラーを艶ありにすることで、フレームのラインを強調させてためからだろう。バッテリーをダウンチューブに内蔵した理由は、縦置きバッテリー時代の「ROADREX 6180」(記事)は、重心位置が高く、もっと重心位置を下げて欲しいという要望があったため、この方式を採用したとのこと。

CRUISE i 6180とROADREX i 6180のバッテリーカバーはどんな構造?

CRUISE i 6180とROADREX i 6180はフレーム内蔵型のインチューブバッテリーを搭載している。インチューブバッテリーはメーカーによって装着方法が異なるため、購入前に見ておきたい部分。ここではCRUISE i 6180とROADREX i 6180のバッテリー関連を紹介しよう。バッテリーを外す場合、最初にバッテリーカバーを外す必要がある。バッテリーカバーは鍵があり、鍵はバッテリー脱着用と兼用。因みに、CRUISE i 6180はリング錠が標準装備されているが、リング錠は、バッテリーカバー、バッテリー脱着用の鍵と共通化している。
バッテリーカバーは、バッテリーと一体になっているわけではなく、バッテリーと別体になっている。そのため、ロングライドで、途中で充電する場合、バッテリーカバーで蓋をして防犯面で気をつけることが可能だと思われる。

バッテリーを外すには、フレームに鍵穴があるため、そこから鍵を差し込んで回せば、外せると思われる。

(参考)CRUISE i 6180のスペック

  • フレーム:アルミ, Internal Battery, フラットマウント, スルーアクスル:M12x142mm
  • フロントフォーク:アルミ, フラットマウント, スルーアクスル:M12x100mm
  • 重量:-
  • ブレーキ:SHIMANO BR-UR300 油圧式 ディスクブレーキ
  • ギア(前):SHIMANO, SM-CRE80, W/O CG, 47T / アルミクランク 170mm(W/MIYATA LOGO)
  • ギア(後):10S, 12-40T
  • フロントホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • リアホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • タイヤ:700×32C, ANTI-PUNCH, 60TPI
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:DARFON E4C0D, INTUBE BATTERY, 36V, 11.6AH, (418Wh)
  • 充電時間:0~80%まで約3時間 0~100%まで約3.5時間
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(105/85/70km)

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(参考)ROADREX i 6180のスペック

  • フレーム:アルミ, Internal Battery, フラットマウント, スルーアクスル:M12x142mm
  • フロントフォーク:アルミ, フラットマウント, スルーアクスル:M12x100mm
  • 重量:-
  • ブレーキ:SHIMANO, GRX BR-RX400 油圧式 ディスクブレーキ
  • ギア(前):SHIMANO, SM-CRE80, W/O CG, 47T / アルミクランク 170mm(W/MIYATA LOGO)
  • ギア(後):10S, 12-40T
  • フロントホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • リアホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • タイヤ:650B×45C, BROWN SIDE, 60TPI, F/V
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:DARFON E4C0D, INTUBE BATTERY, 36V, 11.6AH, (418Wh)
  • 充電時間:0~80%まで約3時間 0~100%まで約3.5時間
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(105/85/70km)

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世界的E-Bikeレース「ワールドE-Bikeシリーズ ボローニャ・アペニーノ」がイタリアで6月5日、6日に開催【海外E-Bikeニュース】

©WES

UCI E-マウンテンバイクワールドカップ「ワールドE-Bikeシリーズ ボローニャ・アペニーノ」がイタリアで6月5日、6日に開催される。

WES「ワールドE-Bikeシリーズ」は、2019年にモナコで誕生した、初のE-Bikeの国際的な大会を企画・推進するためのシリーズ。

2020年に「ワールドE-Bikeシリーズ」は、初のUCI E-Mountain Bike Cross-Country World Cupとしての権利を得て、上位へのステップアップを果たした。E-XCシリーズは、UCI世界選手権への参加資格となるポイントを提供し、誰もが憧れるレインボージャージの獲得を目指す。

E-Cross-Country (E-XC)はWESの中心的な種目だが、WESイベントは、E-Gravityレースやシティトラック競技、さらにはRide WESと呼ばれるプロと一緒に走るアマチュアライドも開催される。

国際的なネットワーキングやワークショップは、地方自治体や電気業界と一緒に開催され、E-モビリティの選択肢や「新時代」におけるE-Bikeの重要な役割、エレクトリックスポーツやサイクルツーリズムの発展について話し合う。以下、リリースから。

WES(World E-Bike Series) Bologna 2021 Round Bologna

2021年6月5日(土)、6日(日)にカスティリオーネ・デイ・ペポリで開催されるWESボローニャ・アペニーノ(スズキ・ハイブリッド プレゼンツ)は、ワールドE-Bikeシリーズのイタリアでの初開催となります。

©WES

2021年のWESの新フォーマットでは、UCI E-MTB XCワールドカップの2レースが予定されており、土曜日にレース1、日曜日にレース2が開催されます。

前回のイベントではエキサイティングなアクションが見られましたが、WESの有名選手がモナコラウンドの主人公たちと一緒に今シーズンのデビューを果たします。

©WES

2012年ロンドンオリンピックの銅メダリストである地元のスター、マルコ・アウレリオ・フォンタナ選手(Focus)は、スズキ・ハイブリッドが提供するWESボローニャ・アペニーノの第2戦に参加するビッグネームの一人です。”WESは設立当初からE-Bikeを信じていました。毎年、素晴らしいショーと素晴らしい競争を提供するために、ますます良くなっています。2019年と2020年の過去2回の開催を経て、今回のボローニャ・アペニーノラウンドでは、ライダーたちがアペニン山脈を最大限に活用することで、また新たな一歩を踏み出すことができると確信しています!」。フォンタナはそう宣言しました。

世界やヨーロッパのイベントで10回以上の表彰台を獲得し、2019年のWES E-XCタイトルを獲得したイタリア人は、WESボローニャ・アペニーノ大会で、E-XCスペシャリストであり、WES男子の現在のランキングリーダーであり、2020年UCI E-MTB世界選手権の銀メダリストであるジェローム・ジルー選手(ETeam・Moutache)と再び戦います。フォンタナのイタリア人仲間であるアンドレア・ガリボ(HaiBike)も、WESのホームラウンドでシーンに参加します。

©WES

女子では、2019年UCI E-MTB世界チャンピオンで、2020年WESモナコ大会で優勝したナタリー・シュナイター(TREK)が並び、WESランキングトップのソフィア・ヴィーデンロス(Specialized)、世界チャンピオンに輝いたメラニー・プーギン(BH E-Racing Team)、同胞のカトリン・スティルネマン(Thömus RN Swiss Bike Team)と対戦します。

©WES

WES Bologna-Appennino, Presented by Suzuki Hybridは、ファクトリーチームからプライベーターまで30の国際的なチームが参加し、E-Bikeのトップメーカーがサポートします。

WESの概要は以下の通りです。

– ワールドクラスのトップアスリート50名以上(女子・男子
– 3人のオリンピックメダリスト
– 4名の世界選手権および国内選手権優勝者
– 1 ダカールドライバー選手

– 30の提携・ファクトリーチーム
– バイクメーカー19社
– エンジンメーカー6社

WESでは、COVID-19対策規定に基づき、イベントの中心となるエキスポエリアを設置し、技術点検などのレース前のアクティビティを行うパドック、e-bikeのデモエリア、レースディレクション、プレスルーム、スポーツオフィスなどを備えたロジスティックスハブを古代から続くユニークな会場内に設置します。

WES Bologna-Appennino, Presented by Suzuki Hybrid HQは、中世の町の中心部であるPiazza della LibertàにあるCastiglione dei Pepoliに設置され、公式表彰式もここで行われます。また、レースコースの一部はカムイジャーノ地区に設置されます。

WES ボローニャ・アペニーノ 2021:イタリア・エミリア・ロマーニャ州の観光促進のためのE-Bikeの活用

6月最初の週末、ボローニャとアペニン山脈は、UCI E-Mountain Bike Cross-Country World Cupの第2戦が開催されることにより、E-Mountain Bikeの世界的な中心地となります。 カスティリオーネ・デイ・ペポリとカムニャーノの町には、この新しい競技のトップアスリートが集まります。また、競技だけでなく、このイベントはこの山間部を観光地として再出発させるものでもあります。

©WES

UCI E-Mountain Bike Cross-Country World Cupは、2年前に開催されたWES World E-Bike Seriesの流れを汲むもので、2021年のシーズンはいつものようにモナコ公国での開幕戦で幕を開けます。4月の開幕戦に続き、6月5日・6日の週末には、イタリアのエミリア・ロマーニャ州、特にボローニャ市と、カスティリオーネ・デイ・ペポリ市およびカムニャーノ市周辺のアペニン山脈のトレイルで開催されます。E-MTBというスポーツは大きな成長を遂げており、E-Bikeブランドは、このハイレベルな大会が、テクノロジーを進化させ、自社の製品群を宣伝するための素晴らしい機会であり、ショーケースであると考え、直接参加しています。

同様に、大会を開催する会場では、E-MTBでのツーリングに最適なマウンテンバイクの観光スポットを紹介する機会を得ています。

国際的なスポーツと観光のショーケース

©WES

ワールドE-Bikeシリーズのような国際的な大会は、開催地である観光地のプロモーションにも大きく貢献しています。だからこそ、来年6月に開催される「WESボローニャ・アペニーノ2021」は、高性能なスポーツイベントであるだけでなく、地域の知名度を高め、プロモーションを行うチャンスでもあるのです。WESボローニャ2021は、カスティリオーネ・デイ・ペポリとカムニャーノ地域全体の国際的なショーケースとして機能します。レースサーキットはこの2つの地域を通過し、20以上の国際的なチームが最初のゴールを目指して戦います。また、エミリア・ロマーニャ州が、スポーツや持続可能なモビリティにとって理想的な場所であることを証明します。

“エミリア・ロマーニャ州大統領府次官のジャンマリア・マンギ氏は、「私たちの地域は、山間部の振興と環境の持続可能性を同時に実現する国際的なサイクリング・イベントを再び開催できることを嬉しく思います。

環境への配慮は、今やすべてのイベントや地域、ブランドが環境に配慮していることを示すために不可欠な要素となっています。

カスティリオーネ・デイ・ペポリ、2021年のWESボローニャ・アペニーノ大会の本部

カスティリオーネ・デイ・ペポリ市の歴史的な町の中心部にある魅力的なリベルタ広場は、イベントの総本部、賞品授与式、レースルートの一部の背景となります。緑豊かな田園地帯に囲まれたこの町は、ハイキングやマウンテンバイクのトレイルルートの出発点としても最適です。
“カスティリオーネ市長であり、ボローニャ・アペニン山脈自治体連合会長のマウリツィオ・ファブリ氏は、「E-Bikeの革命は、環境を尊重した本物の観光体験を通じて、アペニン山脈の観光に付加価値をもたらす技術革新になるかもしれません。

15世紀に建てられたPalazzo Comitale dei Conti Pepoliをはじめとする美しい歴史的建造物が立ち並ぶ旧市街を出発し、バラガッツァ、ボッカディリオの聖域、モンテ・タランテラ、その名を冠した湖、スパルヴォ、クレダなど、ボローニャ周辺のアペニン山脈の斜面に広がる豪華で伝統的な集落を巡りながら、様々な景色を堪能することができます。

スビアーナ湖とブラジモネ湖の地域公園

WESボローニャ・アペニーノ2021の第二の柱は、カムニャーノ市とスビアーナ湖・ブラジモーネ湖の地域公園で、サイクリストやハイカーにとってはまさに天国のような場所です。この地域はサイドイベントの目玉となり、イベントを見に来た観客に最高の自然環境を提供します。
“この複雑な世界的流行の中で、この地域は、より人間的なスケールで時間を楽しむのに最適な場所かもしれません」と、カムニャーノ副市長でスビアーナ湖・ブラジモーネ湖地域公園会長のウバルド・ラッツァーリ氏はコメントしている。3つの湖のおかげで、30km以上のトレイルを持つ巨大なエコミュージアムとなっており、ボローニャとフィレンツェの両方から1時間で行けるマウンテンバイクやトレッキングファンにとって完璧な目的地となっています」。

観光資源としてのE-Bike

E-Bikeは、モビリティとスポーツに革命を起こすだけでなく、環境に恵まれた地域と都心部を簡単につなぐことができる、新しい観光商品を作る絶好の機会にもなります。
“WES World E-Bike Seriesがアペニン山脈に戻ってくることは、私たちにとって非常に重要なニュースです。これは、素晴らしい場所で自然と密接に関わりながら行われるスポーツイベントであり、この地域の知名度を高めるものです。

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ツーリング向けグラベルロードタイプのE-Bike「Miyata ROADREX6180」をインプレ

日本のE-Bikeブームの先駆者と言える自転車ブランド「Miyata」。2021年4月現在、20万円を切るお手頃価格のクロスバイクタイプのE-Bike「クルーズ5080」から、フルサスペンションE-MTB「リッジランナー8080」まで多種多様なE-Bikeを取り揃えている。

そんな数あるミヤタ製E-Bikeの中でも、特徴的なのがグラベルロードタイプのROADREX(ロードレックス) 6180だ。ROADREX 6180は650Bホイールを採用したグラベルロードE-Bike。バッテリーを縦置きした車体には、油圧ディスクブレーキ仕様のドロップハンドルを採用。ドライブユニットはShimano STEPS E6180を搭載し、グラベルライドやツーリング向けのE-Bikeとなっている。

筆者はYamaha YPJ-MT pro(記事)、Specialized Turbo Levo SL(記事)、Corratec E-POWER X VERT CX(記事)、執筆時点では発売されておらずプロトタイプの「STROKE Cargo Trike T4」(記事)など、様々なE-Bikeを試乗したことがある。また、E-Bikeの所有に関しては、Specialized Turbo VADO SL 4.0(記事)を所有している。

ミヤタ ROADREX 6180の車体をチェック

今回借用したROADREXは市販モデルとは違いフロントフォークにボトルケージ台座は無く、フロントフォークとタイヤの隙間が狭く市販前の最終プロトタイプかもしれない。実際の市販モデルはフロントフォークにボトルケージ台座が装着されており、フロントフォークとタイヤの隙間が広めで進化している。

車体をひと目みて特徴的なのが縦置き式のバッテリーを採用したこと。一般的なE-Bikeはバッテリーをダウンチューブに搭載しているが、普通にダウンチューブにバッテリーを搭載すると重量バランスが変わり、前輪過重が過大になるため、ハンドリングが可怪しくなることが多い。

安定したハンドリングを実現するには、Corratec E-POWER SHAPE PT500(記事)のように、バッテリーをダウンチューブに内蔵する、Specialized Turbo Vado SL(記事)のようにバッテリーを小型化、完全内蔵バッテリーを採用し軽量化を行う、バッテリーの縦置き化を行うのがメインだ。

コスト、使い勝手などを考えると、縦置き式バッテリーを採用しハンドリングを向上させるのは良い選択だろう。しかし、縦置きバッテリーを採用するE-Bikeは世界的に見てマイナー。日本では、東洋フレームAEB(記事)ぐらいで、海外ではBMC Alpenchallenge AMPシリーズ(URL)のみ。

これは、バッテリーを縦置きするとダウンチューブを短くすることができないため、サドル装着位置が低くできないのもあるだろう。そのためROADREX6180のフレームサイズは2種類しかなく、一番小さいサイズの適応身長が165センチメートルからとなっている。残念ながら小柄な人はROADREXに乗車できない。バッテリー容量は417Whと舗装路走行では必要十分の量となっている。

車体設計はグラベルロードスタイルでMERIDA SILEXを意識している。グラベルロードタイプのE-Bikeと言えばBESV JG1、Specialized Turbo Creo SL EVO等があるが、これらグラベルロードタイプのE-Bikeが前傾姿勢でスポーティな走りを重視しているのに対して、ロードレックスはハンドル位置が高いツーリングスタイルとなっている。

人力自転車で前傾姿勢を取るのは上半身の筋肉を使って速く走るためだが、E-Bikeの場合は、前傾姿勢を取らなくてもそれなりに走れるため、アップライトな姿勢でも問題無いだろう。

ハンドル周りは、ドロップハンドルのため、スマートフォンホルダーなどの装着ができるスペースが少ない。さらに、アシスト変更スイッチはステムにアダプターを装着するタイプのため、スマートフォンを装着するスペースが少ないため工夫がいる。

また、フロントフォークには泥除け装着用の穴は無い。日本でもブッシュ&ミューラーなどからShimano STEPS対応のE-Bike専用ライトが登場しているが、ハンドルに装着するにしてもスペースが少ないため、バッテリーライトを装着するのが厳しい。

また、サイドスタンド取り付け台座は無い。ROADREXは一般的なE-Bikeとしては車体重量が18.3キロと軽いため、社外品を装着する事例もあるが、ここは専用台座を使用したサイドスタンドが欲しい所だ。

ROADREX6180の走りはどんな感じ?走りをもっと良くする方法とは?

今回のインプレでは、東京の離島「八丈島」へMIYATA ROADREX 6180、YAMAHA YPJ-ER Specialized Turbo Vado SL4.0(筆者所有)の3台で走ることとなった。八丈島E-Bikeサイクリングのレポートは後ほど紹介するが、今回はROADREX 6180単体のレビューを紹介しよう。

ROADREX 6180の良い所はハンドリングだろう。30万円台の定格出力250Wクラスの一般的なE-Bikeの場合、バッテリーの重さが車体前方にかかる欠点があるが、ROADREX 6180には、そのような感覚は少ない。これは重いバッテリーを縦置きにすることで、前輪に荷重が少なくなったのもあるだろう。

前輪の荷重が少ないということは、加速時もアシストに頼る感覚が少なくなり、ハンドリングも軽快になる。グラベルの場合、少し大きい石を通過しても乗り越える力が少なくて済む。Specialized Turbo Vado SLと比較すると、ハンドリングの軽快感は劣る。しかし、それは自動車で言うとライトウェイトスポーツカーと、大排気量エンジンのスポーツカーのハンドリングを比較するような物でジャンルが違いすぎて比較にならない。

ROADREX 6180とハンドリングを比較するのであればYAMAHA YPJ-ERだが、ハンドリングはROADREX 6180のほうが上だ。YPJ-ERは、ダウンチューブにバッテリーを装着しており、従来型の外付けバッテリーを採用している。これにより前輪に荷重がかかる感覚があり、重心位置が微妙にズレる問題がある。YAMAHA YPJ-ERの場合、ダウンチューブのパイプを限界まで薄くしているが、それでも微妙に重心が高く、たわみが少ないE-Bike用の硬いタイヤに頼ったコーナリング感覚が強い。

ROADREX 6180は650B×45Cと太いタイヤを搭載。KENDA製タイヤは一般的な人力自転車用の柔らかいタイヤを装着しているようだ。柔らかい人力自転車用タイヤを装着したE-Bikeでフルブレーキングすると、前輪荷重過大になり非常に怖い思いをするモデルがあるが、ROADREX 6180は不安な感じはなかった。

今回はグラベルライドは行わなかったが、舗装路でも太いタイヤは効果がある。一番効果があるのは乗り心地だ。E-Bikeは一般的な自転車よりも実走行でのスピードが上がるため、頑丈に作るため乗り心地が硬くなる。ROADREX 6180はタイヤが太いため、乗り心地が硬くないのも良い。

一方で気になったのはアシストの感覚。今回、E-Bike非所有の2人も同行したが、3人揃って、ROADREX 6180がパワー”感”が無いという感想だった。

定格出力250W、最大出力不明、最大トルク60Nmを発揮するROADREX 6180に搭載されているShimano STEPS E6180よりも、定格出力推定240W、最大出力240W、最大トルク35Nmとパワーとトルクが少ないSpecialized Turbo VADO SL4.0(筆者所有)のほうがパワーがあると言う人もいた。

VADO SLはアシストセッティングを標準仕様(ピークアシスト/ピークパワーをECOでそれぞれ35、SPORTで65、TURBOで100に設定)にしているが、Shimano STEPS 6180よりも半分近くのパワーとトルクのSpecialized SL1.1のほうがパワフルなわけがない。

Shimano STEPSシリーズはアシスト比が低い(E-NAYA.com E8080はアシスト率が低い:http://e-naya.com/bicycle/trs2am/trs2am_assistratio.html)と言われていたりするが、Specialized SL1.1と比較すると、絶対的なパワーとトルクがあるはず。実際、同じShimano STEPS E6180を搭載したNESTO X-VALLEY E6180(記事)はスペック通りのパワーはあると感じた。

人力自転車は適当なイメージだけで評論風を書くことができるが、E-Bikeはモーターを装着することで理屈が重要になるので、人力自転車よりもインプレが100倍難しい。様々な理由を考えた所、ROADREX 6180のパワー”感”が少ないのは、ギア比がハイギアードのためモーターパワーの美味しい所(最大出力)を活かしきれていないと推測した。

ギア比がハイギアードになっているためモーターパワーの美味しい所(最大出力)を活かしきれていない理由を知る前に、最初に定格出力、最大出力、トルクの違いを覚えておこう。

定格出力は長時間連続して出力できる値。EUの電動アシスト自転車/E-Bikeの法律では、定格出力が最大250Wまで制限されている。そして、注意したいのは定格出力は実際の出力(最大出力)を表しているわけではない。

最大出力は、瞬間的に定格出力を越えて供給できる出力のこと。常時モーターの出力が出せるわけではないが、上り坂や加速時に高いケイデンスで漕ぐと最大出力に達するため、最大出力は重要となる。しかし、最大出力は一部ブランド(Specialized)を除き、日本国内、国外に関わらず非公表が一般的なため、実際の出力を知るのは非常に難しい。因みに出力(w)の式は、2π xトルク(Nm)×ケイデンス(rpm)/60となる。

人間の出力に関しては、国内で発行された学術論文全文を読むことのできる、日本最大級の総合電子ジャーナルプラットフォーム「J-STAGE」の「動力計と人間の仕事率」(PDF)で、0.8PS(580W)以上の最大出力を出しているのがわかる。

因みにSTEPS E6180よりもトルクが低い某サプライヤーが製造している街乗り用E-Bikeユニットが400W前半(広報担当者の実際の証言から)とのこと。STEPS E6180はそれ以上の最大出力は出ているだろう。

トルクは、力学において、ある固定された回転軸を中心にはたらく回転軸の周りの力のモーメントのこと。電動アシスト自転車用統合シミュレータの開発では(論文 :PDF)、人間のトルクは最大クランク軸で約160Nm出ている。

これを理解すればわかるがトルクとパワーは同じ意味ではない。しかし、E-Bikeの世界ではトルク≒パワーとなっている。これは、発進時ではトルクが重要になるのと、E-Bike業界はリーディングカンパニーであるヤマハ発動機に、ボッシュ、ブローゼ、ザックス、マーレ、ヴァレオといった世界的な自動車部品サプライヤーや、日本電産、TQ、ダーフォンといった世界的なエレクトロニクス関連企業、シマノ、SRサンツアーといった世界的自転車部品サプライヤーが参入するなど、競争が非常に激しい為、同じ定格出力、トルク、重量でパワー不足だと直に評価されなくなる。そのため、ライバル他社もモーター出力が大体同じになるため、トルク≒パワーと考えてもあまり問題にならない。

ギア比が重いためモーターパワーの美味しい所(最大出力)を活かしきれていない理由を知るには、最初に人力とE-Bikeの出力特性を知る必要がある。

まず、出力を上げるには、ある程度軽いギアにして漕ぐのが有利だ。100Nmの踏んだ力(トルク)で、ケイデンス30回転の場合で314W。一方で、50Nmの踏んだ力(トルク)で、ケイデンス100回転の場合、524Wとなり、ある程度ケイデンスが高いほうが高出力を出すことができる。

因みに100Nmの踏んだ力(トルク)で、ケイデンス50回転と、50Nmの踏んだ力(トルク)で、ケイデンス100回転の場合の出力は524Wと変わらない。

参考:Specialized SL1.1のパワーカーブ(出典:Specialized)

E-Bikeの出力特性に関しては、ケイデンスを高めに漕ぐと高出力が発揮するようになっている。E-Bikeのパワーカーブに関しては非公開が一般的だが、Specialized SL1.1などパワーカーブが公開している場合もある。今回、あくまでもパワーカーブの参考でSpecialized SL1.1を取り上げたが、Specialized SL1.1だけでなく、多くのE-Bikeは高いケイデンスを維持すれば高い出力を出すことができる。

人間の出力に関しては、単純計算で100Nmの踏んだ力(トルク)で、ケイデンス50回転と、50Nmの踏んだ力(トルク)で、ケイデンス100回転の場合の出力は524Wと変わらないが、E-Bikeのモーターは高いケイデンスで漕いだほうが高出力を出すことができる。そのため、E-Bikeをパワフルに走らせる場合、ママチャリのようにゆっくりと漕ぐとハイパワーなE-Bikeでも高出力を出すことはできない。

ROADREX 6180のギアはクランクが47T、リアスプロケットが10~42T。これはE-Bike用のギアとしてはハイギアード(ギア比が高いこと)だ。

一般的な舗装路、グラベル走行用のE-Bikeはクランク側のギアを人力自転車よりも小さくしローギアード化(ギア比が低いこと)している。ローギアードで低中速重視にしているのは、重い車体でも軽い力で足をクルクルと高いケイデンスで回して、ドライブユニットのパワーを出しやすいようにしていると思われる。ちなみにローギアード化の欠点は、高速走行用ギアが選びにくくなるため、平地や下り坂で高速で走るのは苦手だ。

MERIDA ROADREX 6180のようにハイギアードにすると、立ち上がりは遅くなる一方、トップスピードが伸びる傾向にある。ただし、E-Bikeの場合、アシスト可能な速度が制限されているため注意が必要。日本の場合は時速24キロまでとなっており、それ以上の速度で走ると重い人力自転車となる。

また、日本の法律では、アシストは時速10キロまでは最大2倍で、そこからは時速24キロまで減退するため、低いアシスト比である高速域でアシストパワーを出す場合、高回転で漕いで人間のパワーを出して、低いアシスト比でもモーターアシストが欲しい事が多い。

日本の法律ではアシスト比は最大2倍まで対応しているが、本当に2倍のパワーやトルクが出ているわけではない。人間の最大出力が500W、最大トルク160Nmと仮定したとしても、最大出力1000W、最大トルク320Nmと、2021年5月現在、世界で販売されている一般的なE-MTB用モーターよりも2倍の最大出力、4倍以上の最大トルクを出す必要がある。ここまでのパワー、トルクを出しているE-Bike用モーターは存在せず、仮に存在してもモーターパワーで車体や駆動系が壊れるだろう。

日本仕様のE-Bikeでパワフルに走る場合、発進時はケイデンスを上げてハイパワー状態で発進し、モーターアシストの勢いをつけて、アシストが切れる時速24キロまで持っていくのが一般的だ。

ROADREXの場合はハイギアードのため、ケイデンスを上げて発進するのは比較的不向きで、トルクを頼ろうしても、人間の最大トルク160Nmと比較した場合、Shimano STEPS 6180モーターの最大トルクは60Nmと、人間の最大トルクと比較した場合トルクが弱いため、モーターのトルクに頼りにくい。また、ハイギアードが有効な時速20キロ以上の高速域では、アシスト比が少なくモーターアシストに頼りにくいため、モーターパワーの美味しい所(最大出力)を活かしきれていないと思われる。

解決方法は簡単で、ハイギアードでモーターパワーの美味しい所(最大出力)を活かしきれていないのなら、ローギアード化でモーターパワーの美味しい所(最大出力)を活かせばいい。Shimano STEPSシリーズは、チェーンリングが複数あり、もし、筆者がROADREXを買ったら44Tを入れてローギアード化を行うだろう。(実際に行う場合は自転車店で要相談)

YPJ-ER(左)とROADREX6180(右)

今回、MIYATA ROADREX 6180とYAMAHA YPJ-ERを八丈島で試乗することができたが、ROADREXは、コンセプトや車体設計に関しては、この価格帯のツーリングE-Bikeとしては良い。ただ、チェーンリングが大きすぎて高速走行を重視しているのが気になる。E-Bikeの速さは、人力自転車の速さのようにわずかな平地や下り坂だけが速いというのでは無く、絶対的な速度は速くないが、向かい風や上り坂でも速度が落ちにくく、総合的に速いという自転車なので、大きいチェーンリングを装着するよりは、小さめのチェーンリングを装着すれば良いというのが筆者の考え方だ。

ツメは甘いが、素が良いので小改良を加えればツーリング用E-Bikeとして大化けする可能性が高いROADREXの一方、YPJ-ERは、細かい所まで煮詰めており、完成度が高い一方、これ以上”上”を狙うのならフルモデルチェンジを行う必要がある。次回はYAMAHA YPJ-ERのインプレを紹介する予定だ。

新しく登場したROADREX 6180iとは?

今回、ROADREXのインプレを執筆中、新たに「ROADREX 6180i」が登場した。

従来型のROADREXは縦置きバッテリーを採用していたが、今回登場したROADREX i 6180は、同日に登場したCRUISE i 6180と同じく、バッテリーをフレームに内蔵したインチューブバッテリーを採用した。

これによりデザイン性が上がり、バッテリー位置を変更したことでより小柄な方でも乗車可能となった。バッテリーは36V 11.6Ah 418WhのDARFON製リチウムイオンバッテリーを採用した。

ドライブユニットは「SHIMANO STEPS E6180」と同じで、定格出力250W、最大トルク60Nmを発揮する。シフターは、グラベルツーリング向けに開発されたSHIMANO GRXを採用。変速段数は外装10段となる。ブレーキはSHIMANO製油圧式ディスクブレーキを採用した。

タイヤサイズは650B×45C。オプションで前後キャリヤやドロヨケ、スタンドが装着可能。ROADREX 6180ではスタンドがオプションでなかったので、嬉しいニュースだ。価格は33万円(税抜)。2021年9月発売予定となる。

ROADREX 6180のスペック

  • フレーム:ROADREX Alloy Special Edition
  • フロントフォーク:ROADREX Alloy Disc Flat Mount & Thru axle
  • 重量:18.1キロ
  • ブレーキ:シマノ TIAGRA 油圧式 ディスクブレーキ
  • ギア(前):シマノ FC-E6000、47T
  • ギア(後):SUNRACE  10-42T
  • フロントホイール:SHIMANO WH-RS171-650B,E-Thru axle
  • リアホイール:SHIMANO WH-RS171-650B,E-Thru axle
  • タイヤ:KENDA K-1152,650Bx45C,BROWN SIDE,F/V
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:シマノ STEPS BT-8014 36V、11.6Ah、417Wh
  • 充電時間:-
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(105/85/70km)

文:松本健多朗

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“日本三大金運神社”の「新屋山神社」など河口湖周辺のパワースポットを周遊 電動アシスト自転車で巡る、ガイド付き「開運サイクリングツアー」9月末まで実施

​​富士観光開発は、2021年4月20日から、ガイドと共に「北口本宮富士浅間神社」などの最強パワースポットを周る「開運サイクリングツアー」の提供を開始した。雨天を除き、9月30日(木)までの期間、毎日開催する。

​​いまだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症で、多くの人が自粛生活を強いられ続けている中、慢性的な運動不足が指摘されている。心身の健康を取り戻す手伝いを行いたいと、富士観光トラベルは4月より、自転車に乗って河口湖観光を楽しめる「開運サイクリングツアー」を実施する運びとなったとのこと。

「開運サイクリングツアー」は、富士山世界文化遺産・構成資産である「北口本宮富士浅間神社」や、“日本三大金運神社”として人気の「新屋山(あらややま)神社」など、河口湖周辺のパワースポットを周る4時間のツアー。

”富士山麓の自然をより身近に感じ、非日常感が味わえるサイクリングは、コロナ禍におけるストレス発散を図るのに最適なアウトドアアクティビティ”と謳っている。自転車は、運動があまり好きでない人でも気軽に参加できるよう、電動アシスト自転車を使用。地元を知り尽くしたスタッフがガイドとして同行するので、サイクリングを楽しむことができる。

昼食のメニューは、太くてコシの強い麺、甘辛く煮た馬肉などのトッピングで有名な富士吉田の名物「吉田のうどん」を食べることができる。

<開催概要>

  • ツアー名:「開運サイクリングツアー」
  • 期間:2021年4月20日(火)~9月30日(木)
  • 料金:1名4,500円
  • *ガイド料、保険、電動アシスト付き自転車、昼食(吉田のうどん)込み
  • 最少催行人数:1日限定1グループ(1名~最大5名)
  • 所要時間:約4時間
  • URL:https://www.fujikanko-travel.jp/cat_japanese/5181

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キャノンデール、プロバスケットボールプレイヤー八村塁選手とパートナーシップ契約を締結

キャノンデール・ジャパンは5月11日、プロバスケットボールプレイヤー八村塁選手とパートナーシップ契約を締結したと発表。このパートナーシップを記念して抽選で5名様に「クロスバイクQuick 4+プレミアムイベントご招待(旅行券5万円付き)」が当たるプレゼントキャンペーンを実施している。

八村塁選手は富山県富山市出身。小さな頃から自転車に慣れ親しみ。宮城県の明成高等学校に入学し、バスケットボールインターハイ優勝に貢献。ゴンザガ大学に進学を決めて渡米。2019年のNBAドラフトにエントリーを表明しワシントン・ウィザーズから一巡目9位指名され、日本人でNBAドラフト1巡目指名は初の快挙。2020年活躍が評価されNBAオールルーキーセカンドチームに選出される。以下、リリースから。


僕の大きな冒険は自転車と一緒に始まった。 ― プロバスケットボールプレーヤーになるという夢を追いかけ、地元富山で友達と一緒に自転車で練習に通った日々。自転車に乗ると「子どもの頃に感じたあの自由な感覚を思い出す」と八村選手は話します。純粋な気持ちで夢を描いた少年少女時代の記憶は、誰にとっても大切な体験です。この度、八村選手はキャノンデールファミリーに加わりました。八村選手が子どもの頃に感じた情熱について多くの人と分かち合いたいと想ったことは、ある意味当然のことかもしれません。

八村選手は「自転車がもたらす素晴らしさをファンのみんなと分かち合いたい。この気持ちは、キャノンデールが掲げるサイクリングカルチャーのコンセプト“Come Ride with Us”にマッチしていると思います。自転車はフィットネスなど気軽に運動にも使えるし、電車やバスの代わりにもなる。近所への冒険や僕の子どもの頃のように練習に行くときにだって使える。自転車がある生活は人生の新たな可能性に出会える素晴らしいものだと思います」と話します。

キャノンデール・ジャパン シニアマーケティングマネージャーの伊藤浩希は、「自転車の乗り方は一度覚えると絶対忘れないと言われています。キャノンデールは、八村選手と一緒に多くの人々へ忘れることのできない最高のエクスペリエンスを提供したいと考えています」とコメントしています。

この度、八村選手とキャノンデールのパートナーシップを記念して、抽選で5名様に「クロスバイクQuick 4+プレミアムイベントご招待(旅行券5万円付き)」が当たるプレゼントキャンペーンを実施いたします。また当選した賞品は特別イベントにて八村選手ご本人からお渡しいたします。応募期間は2021年5月11日(火)から6月30日(水)まで。詳細は下記URLをご確認ください。

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ヤマハPASのふるさと「静岡県森町」がヤマハ発動機の電動アシスト自転車やE-Bikeを導入

静岡県にある森町観光協会は4月29日、コロナ禍における新たな観光振興策として、3密を回避できるアウトドアレジャーの一つであるレンタサイクルにヤマハ製電動アシスト自転車やE-Bikeを導入したと発表した。

ヤマハ発動機は1993年に量産世界初の電動アシスト自転車を製造、発売したことで知られている。静岡県森町は、町の中央を清流「太田川」が流れ、どこか京都に似た風情を感じる町で、遠州の小京都と呼ばれているが、電動アシスト自転車やE-Bikeの心臓部であるドライブユニットを生産する、ヤマハ発動機の子会社「ヤマハモーターエレクトロニクス」があり「PASのふるさと」と言われている。

今回、森町の特色を活かすため、ヤマハ発動機及びヤマハモーターエレクトロニクスと連携し、電動アシスト自転車とE-Bikeを導入。E-BikeはマウンテンバイクタイプのYPJ-XCと、トレッキングタイプのYPJ-TCの2モデル。電動アシスト自転車はスポーツ風のPAS VIENTA5と、小径タイプのPAS CITY-Cの2モデルを用意している。

本日、レンタサイクルリニューアルイベントを開催しました。
コロナ禍における新たな観光振興の取組みとして、遠州森駅のレンタサイクルに、電動アシスト自転車を導入し、4月29日(木)にリニューアルをする予定です。
本日は、関係者による町内観光施設…

【森町観光協会】さんの投稿 2021年4月22日木曜日

料金などに関しては以下の通り


【電動アシスト自転車】
<ヤマハ YPJ-XC(型番)> 2台 森町体験の里アクティ森へ配備
4時間未満:2,000円
4時間以上:3,000円
<ヤマハ YPJ-TC(型番)> 3台 遠州森駅へ配備
4時間未満:2,000円
4時間以上:3,000円
<ヤマハ PAS VIENTA5(型番)> 4台 遠州森駅へ配備
4時間未満:1,000円
4時間以上:1,500円
<ヤマハ PAS CITY-C(型番)> 2台 遠州森駅へ配備
4時間未満:1,000円
4時間以上:1,500円

【普通自転車】
<27インチ自転車> 5台 遠州森駅へ配備
一律:500円
<24インチ自転車> 3台 遠州森駅へ配備
一律:500円

【予約先】
<ヤマハ YPJ-XC(型番)>
森町体験の里アクティ森
電話:0538-85-0115
利用時間:午前9時から午後5時30分まで
定休日:毎週水曜日(祝祭日の場合は、営業)
<ヤマハ YPJ-TC・PAS VIENTA5・PAS CITY-C(型番)>
天竜浜名湖鉄道 遠州森駅
電  話:0538-85-2211
利用時間:午前9時30分から午後3時30分まで
<普通自転車>
天竜浜名湖鉄道 遠州森駅
電  話:0538-85-2211
利用時間:午前9時30分から午後3時30分まで

※すべての車種が予約優先となります。

【お問い合わせ】
森町観光協会
電話:0538-85-6316

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ミヤタからマルチパーパスに使えるグラベルE-Bike「ROADREX i 6180」登場 スマートなルックスを実現

ミヤタサイクルは5月10日、MIYATA初のインチューブバッテリーを採用したグラベルロードタイプのE-Bike「ROADREX i 6180」を発表した。

MIYATAのROADREXシリーズは、Shimano製のE-Bikeユニット「STEPS」を搭載したグラベルロードタイプのE-Bikeとして知られている。従来型のROADREXは縦置きバッテリーを採用していたが、今回登場したROADREX i 6180は、同日に登場したCRUISE i 6180と同じく、バッテリーをフレームに内蔵したインチューブバッテリーを採用した。

これにによりデザイン性が上がっただけでなく、バッテリーを内蔵したことで低重心化、走行安定性を向上させたと謳っている。また、バッテリー位置を変更したことでより小柄な方でも乗車可能となった。バッテリーは36V 11.6Ah 418WhのDARFON製リチウムイオンバッテリーを採用。

ドライブユニットは「SHIMANO STEPS E6180」。定格出力250W、最大トルク60Nmを発揮する。シフターは、グラベルツーリング向けに開発されたSHIMANO GRXを採用。変速段数は外装10段となる。ブレーキはSHIMANO製油圧式ディスクブレーキを採用した。

タイヤサイズは650B×45Cで、オンロードからオフロードまで安定した走行を可能なグラベルロードらしいタイヤチョイスとなっている。また、オプションで前後キャリヤやドロヨケ、スタンドが装着可能。価格は33万円(税抜)。2021年9月発売予定。

ROADREX i 6180のスペック

  • フレーム:アルミ, Internal Battery, フラットマウント, スルーアクスル:M12x142mm
  • フロントフォーク:アルミ, フラットマウント, スルーアクスル:M12x100mm
  • 重量:-
  • ブレーキ:SHIMANO, GRX BR-RX400 油圧式 ディスクブレーキ
  • ギア(前):SHIMANO, SM-CRE80, W/O CG, 47T / アルミクランク 170mm(W/MIYATA LOGO)
  • ギア(後):10S, 12-40T
  • フロントホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • リアホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • タイヤ:650B×45C, BROWN SIDE, 60TPI, F/V
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:DARFON E4C0D, INTUBE BATTERY, 36V, 11.6AH, (418Wh)
  • 充電時間:0~80%まで約3時間 0~100%まで約3.5時間
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(105/85/70km)

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ミヤタ CRUISE i 6180とROADREX i 6180の実車をチェック

ミヤタからクロスバイクタイプのE-Bike「CRUISE i 6180」登場 インチューブバッテリーを搭載しスマートなスタイルを実現

ミヤタサイクルは5月10日、MIYATA初のインチューブバッテリーを採用したクロスバイクタイプのE-Bike「CRUISE i 6180」を発表した。

MIYATAのCRUISEシリーズは、クロスバイクタイプのE-Bikeシリーズ。日本でいち早く、Shimano製のE-Bikeユニット「STEPS」を搭載したクロスバイクタイプのE-Bikeとして知られている。

 

新しく登場した「CRUISE i 6180」は、バッテリーをフレームに内蔵したインチューブバッテリー採用によりデザイン性が上がっただけでなく、バッテリーを内蔵したことで低重心化、走行安定性を向上させた。バッテリーは36V 11.6Ah 418WhのDARFON製リチウムイオンバッテリーを採用している。

ドライブユニットは「SHIMANO STEPS E6180」。定格出力250W、最大トルク60Nmを発揮する。ブレーキはSHIMANO製油圧式ディスクブレーキで、シティライドからスポーツライドまで幅広く対応する700×32Cのタイヤを装備。変速は外装10段変速。

ライトはバッテリーから直接給電タイプで、新開発したハンドルステム取り付け式オリジナル砲弾型レーザービームを採用。また、駆動用バッテリーロックと共通キーのサークルロックも標準装備している。オプションでは、前後キャリヤやドロヨケ、スタンドが装着可能だ。価格は29万9000円(税抜)。2021年9月発売予定。

CRUISE i 6180のスペック

  • フレーム:アルミ, Internal Battery, フラットマウント, スルーアクスル:M12x142mm
  • フロントフォーク:アルミ, フラットマウント, スルーアクスル:M12x100mm
  • 重量:-
  • ブレーキ:SHIMANO BR-UR300 油圧式 ディスクブレーキ
  • ギア(前):SHIMANO, SM-CRE80, W/O CG, 47T / アルミクランク 170mm(W/MIYATA LOGO)
  • ギア(後):10S, 12-40T
  • フロントホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • リアホイール:完組ホイール,スルーアクスル
  • タイヤ:700×32C, ANTI-PUNCH, 60TPI
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:DARFON E4C0D, INTUBE BATTERY, 36V, 11.6AH, (418Wh)
  • 充電時間:0~80%まで約3時間 0~100%まで約3.5時間
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(105/85/70km)

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グロータックからロードバイク用ディスクブレーキ「EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー(フラットマウント)セット」登場

GROWTAC(グロータック)は4月30日、「EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー(フラットマウント)セット」を発売する。

EQUALは、GROWTACのスポーツサイクル向けのサイクルパーツブランド。「EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー(フラットマウント)セット」は、キャリパー・ケーブル・ブレーキパッドをトータル設計し、油圧に匹敵する制動力、ブレーキフィーリング調整システム等、従来の機械式ディスクブレーキのイメージを一新すると謳っている。

想定使用イメージはクロスバイクで使う街乗りから、ロード、シクロクロス、グラベルライド、山遊びレベルのMTBライドを想定している。構造的な特徴としては、独自の縦軸カム構造を採用し、ワイヤールーティングの最適化やフィーリング調整機能を搭載した。また、ケーブルルートをアウター受けを内側にすることで、ケーブルを出口から真っ直ぐにキャリパーまでつながっている構造となっている。また、ディスクブレーキ用のハードアウターケーブルやべズラ製専用ブレーキバッドを使うことで、ブレーキ性能にこだわっている。

そして、特徴的な縦軸カム機構により、パッドを押す力を変えることができるブレーキフィーリング機構を搭載し、コントロール性能を重視したり、制動力を重視するなど、好みにあったブレーキフィーリングが実現可能だ。

重量は136.5グラムで、シマノ製ロードバイク用ディスクブレーキパッドが使用可能。カラーはグレー、レッド、ブルー、ゴールド、ピンクの5色展開。

価格は「EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー(フラットマウント)フルセット」(2個セット)で3万200円(税抜、以下同)で、「EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー(フラットマウント)セット」(1個セット)が1万5200円。「EQUAL フラットマウント用アダプターセット(フロント・140mm/160mm)」が1500円で、「EQUAL フラットマウント用取付けボルトセット(リア)」が1000円。発売日は2021年5月20日。

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カワサキの電動アシスト三輪自転車「noslisu(ノスリス)」限定販売 抽選でnoslisuが貰えるキャンペーンも実施

カワサキは5月6日、電動アシスト三輪自転車「noslisu(ノスリス)」をクラウドファンディングサイト「Makuake」で限定販売すると発表した。

noslisuは、社内公募制度「ビジネスアイディアチャレンジ」で第1号案件に選定されたプロダクツ。

三輪ならではの安定性とモーターサイクル事業で培った小型モビリティ開発技術を生かした高い操縦性を実現する独自のリーニング機構を採用により、転倒リスクの低いスムーズで安定した走行が可能で、空車、乗車の状態でも自立し、駐車時に車体を立てる操作が不要なのが特徴だ。

発売開始日は2021年5月12日 午前10時(JST)。 販売仕様は電動アシストモデルのNB-01と、普通自動車免許が必要なEVモデルのNA-01の2種類。価格はNB-01(電動アシストモデル)が27万円(税込、以下同)で、NA-01(NA-01)が32万円。 各モデル50台の限定販売となる。販売代理店は(株)RE : PRODUCTS PROJECT。

また、クラウドファンディングによるnoslisuの販売開始記念キャンペーンを実施。noslisu公式アカウントをフォローして対象ツイートをリツイートすると抽選で1名様に電動アシスト仕様noslisuが当たるキャンペーンとなる。内容は以下の通り。

キャンペーン詳細

1. キャンペーン期間中「@noslisu」をフォロー
2. 対象ツイートをリツイート
3. 抽選で1名様に電動アシスト仕様noslisu が当たる!
※抽選結果は当選者に直接DMでご連絡します。
※車両発送は販売車両発送後の発送となります。
※その他、下記注意事項を「必ず」ご確認の上応募ください。

● キャンペーン期間
2021年5月6日(土)17:00〜2021年5月11日(金)11:59まで
※販売開始の前日で本キャンペーンは終了します。

● 「フォロー&リツイートキャンペーン」に関する注意事項
noslisuが主催する「公式Twitter フォロー&リツイートキャンペーン」(以下、本キャンペーンといいます)にご応募いただく前に、本規約をよくお読みいただき、同意の上、ご応募ください。
本キャンペーンにご応募された場合、本規約にご同意いただいたものとみなします。
万一、本規約にご同意いただけない場合には、本キャンペーンへの応募はご遠慮ください。

1. 応募期間について
キャンペーン期間:2021年5月6日(木)17:00 ~ 2020年5月11日(火)11:59
やむを得ない事情により、応募期間は予告なく変更となることがあります。

2. 賞品について応募期間について
期間中に応募された応募者のうち、抽選で1名様に電動アシスト仕様noslisu 1台券をプレゼントいたします。
やむを得ない事情により、賞品は予告なく変更となることがあります。
車両デリバリーは販売車両を優先し、販売車両が全て発送された後、当選者へ車両を発送予定です。(2021年11月以降)
賞品車両の仕様は販売仕様と異なる場合があります。
また、車体色についてもご要望に沿えない場合があります。
予めご了承ください。
賞品車両の発送料金は当選者負担となります。(料金目安:神戸→東京で約2万円)

3. 応募方法について
Twitter上で、noslisu公式Twitterアカウント「@noslisu」をフォローし、指定の投稿をリツイートしてください。
※アカウントを非公開設定にしている場合はご応募対象外となります。
※応募の対象となるのはリツイートのみで、引用ツイートの場合ご応募対象外となります。
やむを得ない事情により、応募方法は予告なく変更となることがあります。
Twitterシステムのエラー・システム障害等その他やむを得ない事情により、DMが送信されない、フォローやリツイートができない場合があります。
Twitterシステムのエラー・システム障害等その他やむを得ない事情により、予告なくキャンペーンを途中で中止、終了する場合があります。

4. 応募資格について
本キャンペーンへのご応募には、Twitterへの登録(無料)が必要です。
noslisu公式Twitterアカウント「@noslisu」をフォローしたのち、指定の投稿をリツイートすることで応募の意思確認とさせていただきます。
本キャンペーン実施期間中はTwitterのIDを変更しないようお願いいたします。
複数のTwitterアカウントで応募された場合、当選資格を無効とさせていただきます。
ご応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
未成年の方は、親権者の方が応募規約に同意いただいた上でキャンペーンの応募をお願いいたします。

5. 当選について
フォローいただいたアカウント「@noslisu」から応募者のアカウントへDMをお送りさせていただきます。
抽選の上、当選者へは応募の際にご応募いただいたTwitterのアカウント宛てに当選のご連絡をいたします。
その際に応募方法に応じて以下の点にご注意ください。
フォローいただいたアカウント「@noslisu」から当選者のアカウントへダイレクトメッセージをお送りし、当選のご連絡とプレゼントに関するご案内をさせていただきます。
フォローの解除又はアカウントの凍結、削除、Twitter IDの変更等の理由によりダイレクトメッセージが送れない場合は当選を無効とさせていただきます。
当選が無効となった場合、その後、賞品の送付依頼をいただいたとしても一切受け付けかねます。
当選のご連絡の際には、賞品送付のために必要な情報をお伺いします。
弊社は、当選者にご提供いただいたこれらの情報を賞品送付、および賞品送付に必要な諸連絡のためにのみ使用し、その他の目的には一切使用いたしません。
当選の連絡後、必要な情報をご提供いただけない場合、当選を無効とさせていただきます。
また、ご提供情報に誤りがあるために賞品を送付できない場合(誤送信された場合を含みます)、当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。
景品表示法の規定により、弊社で実施中の他のキャンペーンとの重複当選は出来ない場合がございます。
当選に関するお問い合わせにはお答えいたしかねます。

6. 個人情報について
ご提供いただいたお客様の個人情報は、弊社が厳重に管理し、当選の通知、賞品送付および賞品送付に伴う連絡に利用させていただきます。
また、個人を特定しない形でのサービス向上のための統計データとして利用させていただきます。
個人情報をお客様の同意なしに第三者提供することは有りません。
ただし、法令に基づいて開示請求された場合はこの限りではありません。

7. 当キャンペーンに関するお問い合わせ先
お問合せは、Twitterアカウント「@noslisu」までDMにて願いいたします。

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E-Bikeに半年乗って感じた、買って良かったこと5選【E-Bike初心者向け】

2020年秋に長期インプレッション用として購入したSpecialized Turbo Vado SL 4.0(記事)。半日サイクリングメイン、たまにロングライドと乗っているうちに、執筆時点で走行距離は2600キロを超えた。

今まで、TREK Rail 9.7やCorratec E-POWER SHAPE PT500など、数々のE-Bikeを試乗していたが、Specialized Turbo Vado SL 4.0が初めて所有するE-Bikeだ。今回、E-Bikeを実際に購入し、半年間乗って感じた、買って良かったこと5選を紹介しよう。

向かい風が発生しても嫌に感じない

自転車で走る時の大敵の1つが向かい風。追い風なら速く走れるが、向かい風の場合、どれだけ景気良く走っても速度がガクンと落ちてしまう。向かい風は、坂道のように予測するのが難しく、突発的に発生するたこともあるため、到着予想時間が読みにくくなってしまう。

これが、E-Bikeの場合、向かい風が吹いていても、モーターパワーで進めるため風に対して鈍感になる。人力自転車なら向かい風で四苦八苦する場面でも、E-Bikeならバッテリーの消耗が少し減ると思うだけで済む。また、精神的な問題の解決だけでなく、向かい風でも速度が落ちにくくなるため、到着予定時刻の計算が行いやすいという実利的な利点もある。

上り坂があっても帰りたいと感じない

向かい風と同じく自転車の大敵であるのが上り坂。人力自転車の場合、低いギアにしてゆっくりと上ったり、筋力トレーニングを行う必要がある。低いギアにするとスピードが極端に落ちてしまい、上るのに時間がかかり、筋力トレーニングは誰でも随時できるわけではなく、途中で筋力が落ちてしまうこともある。

大手E-Bikeブランド(Shimano、Bosch、Specialized、Yamaha等)が搭載するモーターのアシストは、パワードスーツのように、自分の筋力が上がったかのようにアシストしてくれる。筋力が上がるとサイクリングでも心の余裕が生まれる。筆者は、人力自転車で様々な峠を越えるのを趣味にしていた。それでも、体調が悪い時や、面倒だと思った場合は何かしら理由をつけて走らないこともある。

E-Bikeに乗ってから、体が疲れていて面倒だと思う時でも、とりあえず走りに行くことが非常に多くなった。E-Bikeならアシストモードを強くして楽に走れば問題無い。E-Bikeでの峠越えは、修行ではなくサイクリングの感覚で走れるため、自由度が大幅に上がった。

天気予報が悪くても取り敢えず走りに行く

モーターアシストで移動の自由度があがると、坂道を躊躇せず走りに行くだけでなく、天気予報が悪くても取り敢えず走りに行くようになる。流石に走る前から雨が降っているときは走らないが、雨が少し降りそうな状況なら、とりあえず走りに行くことが増えた。

景色を見る時間が増えた

E-Bikeでのサイクリングは、人力自転車でサイクリングしている時よりも途中で立ち止まり、景色を楽しむことが増えるようになった。これは、上り坂でのスピードが速くなったのと、走行時間が予測できるようになったのが大きい。

人力自転車の場合、上り坂や向かい風での速度が大幅に上下するため、走行時間の予測が難しいが、E-Bikeだと上り坂や向かい風でも速度が落ちにくいため、自動車やオートバイのように走行時間の予測がしやすい。そのため、ちょっと止まって花を見たり、和菓子屋に入ってみることが多くなった。

ナイトライドも躊躇せず楽しむことができる

人力自転車の場合、自転車用ライトと言えば、バッテリーライトかダイナモライトを使うのが一般的。しかし、E-Bikeの場合、車体に大容量バッテリーを装備しているため、ヘッドライト、テールライトを装着することができる。

E-Bike用ライトが一般的なバッテリーライトと違うのは、電池切れに悩まされないのと、ライトが明るいこと。どんなバッテリーライトでも電池切れという不安があるが、E-Bikeの場合、車体のバッテリーを使うことで電池切れの不安や電池交換の煩わしさが解消された。ライトの明るさに関しても、E-Bike用ライトはバッテリータイプよりも明るいタイプが多い。

よほどの目的意識がない限りE-Bikeを選ぶのをお勧めする

筆者は自転車趣味を初めて15年以上経ち、ロングライドなどを行っていたが、Specialized Turbo Vado SLを購入してから、自動車やオートバイのようなドライブ感覚で、気軽にサイクリングや山越えに行くことになった。

2021年現在、スポーツ自転車を選ぶ際、レースや極限トレーニング、お金が無いなど、よほどの目的意識がない限り人力自転車ではなくE-Bikeを選ぶのをお勧めする。長くサイクリングを行っていた筆者ですら、E-Bikeを購入してから、サイクリングでは人力自転車は殆ど乗らない状況になった。

かつてのE-Bikeは、人力自転車と比較してハンドリングが劣っていたり、バッテリー容量が少ないなどの問題があったが、29インチホイールとBosch Performance Line CXで装甲車のようにトレイルを進む「TREK Rail 9.7」、物理の神様を超えようとするフルサスE-MTB「Yamaha YPJ-MT Pro」、アシストが切れても走ることができ、人力自転車感覚を残したE-Bike「Specialized Turbo Levo SL」「Specialized Turbo Creo SL」「Specialized Turbo Vado SL」の登場により機は熟した。初心者が高価なスポーツ自転車を購入する時は、ロードバイクやクロスバイクではなく、まずはE-Bikeから選ぶのをお勧めする。

文:松本健多朗

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スポーツ自転車シェアアプリ「CycleTrip」E-Bikeブランド「BESV(べスビー)」とコラボ ヘルメットを3名にプレゼント

スポーツ自転車シェアアプリ「CycleTrip」を運営しているZuttoRide Sharingは5月6日、 BESV JAPANが取り扱いを行っている自転車用ヘルメット「Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)」とコラボレーション。抽選で3名にヘルメットをプレゼントするキャンペーンを実施する。

CycleTripは、世界中で、スポーツ自転車を貸したい人(OWNER)と借りたい人(RIDER)をマッチングさせるオンラインプラットフォーム。現在、東京を中心にロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、E-バイクなど450台以上のスポーツ自転車が登録されており、スポーツバイクでは日本最大級の規模とのこと。

Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)は、LA発、都会派サイクリストの為に設計された自転車用ヘルメット。名前には、被りたいと思えるヘルメットを作ることで、1000人(サウザンド)の命を救うことができるという目標が込められており、ロゴマークのキャップを外してUロックや、チェーンロックを通すことができる機能や環境にやさしい、ビーガンレザーストラップを採用している。以下、リリースから。


ますます自転車ニーズが高まる中で、より安全にサイクリングをする為にヘルメットは欠かせません。しかし、自転車ヘルメット着用率は全国平均11.2%(※注1)と低く、自転車事故の約6割が頭部損傷(※注2)となっています。
安全・快適な自転車ライフを楽しむために、カジュアルな服装に似合う「Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)」をかぶってサイクリングに出かけませんか?

【内容】
BESV×CycleTripコラボキャンペーンとして、
「Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)」(カラー:サウザンドネイビー Mサイズ)を抽選で3名様にプレゼントします。

【応募方法】
「CycleTrip」公式アカウントの@cycletrip_share
https://twitter.com/cycletrip_share)をフォローし、対象ツイートをリツイートする事でご応募いただけます。

【キャンペーン期間】
5/6(木)~5/12(水)23:59迄

【結果発表】
「CycleTrip」が当選者様のアカウントをフォローの上、ツイッターのダイレクトメッセージでご連絡いたします。

【Twitter 公式アカウント】
「CycleTrip」
https://twitter.com/cycletrip_share

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世界初の折り畳み生体認証バイクロック 「Ziilock」日本初上陸 予約販売開始

dandyque(ダンディーク)は4月30日、折り畳み式生体認証バイクロック「Ziilock(ズィーロック)」を5月4日からGREENFUNDINGにて日本先行予約販売を開始した。

「Ziilock」は、海外で2901万円の支援を受けた注目のプロジェクト。0.5秒ワンタッチ指紋認証でロック&解除が可能で、高度なシステムと破壊困難な構造でできていると謳う自転車用ロック。

鍵には508DPIの高解像度タッチパネルを搭載し、安全で高速なキーレスロック解除操作が可能。また、ZiilockとスマートフォンをBluetoothで常時接続することにより、ワンタップでZiilockが起動し、瞬時に解錠することができる。因みに無線通信はすべてAES128で暗号化されている。また、Ziilock APPを使うと、自転車をロックするたびに位置がマークされるので、Ziilockを簡単に見つけることが可能だ。

鍵自体の性能は、12トンの油圧カッターのせん断耐性、アンチドリリング&ピッキング耐性、IP67準拠の防水性能、AES 128暗号化などの強化設計を採用。打撃、せん断、水濡れ、錆び、凍結などの危害から守るとのこと。また、鍵自体には、敏感なモーションセンサーが組み込み、振動を感じたらスマートフォンを介してZiilockから即座にS.O.S.を受け取って通知する。

一般予定販売価格は2万2800円(税込)で、GREENFUNDINGでは最大38パーセントオフで購入可能だ。

スペックは以下の通り

  • 寸法           :192mm×45mm×75mm
  • 重量           :1.6kg
  • 素材           :合金鋼
  • 充電ポート        :USB Type-C
  • 解除方法         :指紋、APP/メカニカルキー
  • サポートされているデバイス:iOS10.0/Android6.0以降
  • 登録できる指紋の数    :20
  • 保証期間         :1年間
  • リターンお届け      :2021年8月末

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「Ziilock」商品紹介ページ: http://ziilock.dandyque.com/

 

最大トルク85Nmを発揮するバッテリー着脱可能な軽量フルサスE-MTB「ROTWILD R.X375」【海外E-Bikeニュース】

世界のE-Bikeムーブでも注目の国の1つと言えばドイツだろう。ドイツは、BoschやBroseと言ったE-Bikeサプライヤーや、E-Bike専業メーカーなどがあり、E-Bikeで非常に加熱していることで知られている。そんな数あるドイツのE-Bike&自転車ブランドの中でも「ROTWILD」は、最大トルク85Nmを発揮し、バッテリー着脱可能な軽量フルサスE-MTB「R.X375」などをラインナップしている。

(動画はエンデューロモデルのR.E375)

ROTWILDはドイツにあるE-Bike&自転車ブランド。人力自転車に関してはエンデューロモデルのR.E1シリーズしかなく、実質的にE-Bike専業メーカーと言っても良い。ROTWILDと言えば、ドイツの高級スポーツカーメーカー「ポルシェ」とコラボレーションしたE-Bikeで有名だが、自社ブランドのE-Bikeでも注目すべきモデルは多くある。

出典:ROTWILD

ROTWILDのE-Bikeは大トルクを発揮する「Brose-Sシリーズ」のモーターを搭載したモデルと、2020年に発表された「シマノ EP8」モーターを搭載したモデルの2種類に分けることができる。その中でもシマノ EP8を搭載したモデルは、375Whとコンパクトなバッテリーを搭載している。

出典:ROTWILD

オールマウンテンモデルの「R.X375」で特徴的なのがバッテリーが着脱可能だと言うこと。Specialized Turbo Levo SLやOrbea RISEなど、一般的な軽量E-Bikeはバッテリーを内蔵化しバッテリーを外す場合は取り扱い店に持ち込んで有料で外す必要がある。これは、車体に穴を空けると剛性悪化を抑えるために、補強を入れるため重量が重くなる、バッテリーを装着するベースが重い、バッテリーを脱着するための鍵で重量が嵩むといった問題を解決するのもある。

しかし、ROTWILD R.X375は375Whの軽量バッテリーでバッテリーの脱着が可能な状態にしつつ軽量化を実現。重量は、車体価格8499ユーロ(日本円で約112万円)のR.X375 ProのLサイズが19.4キログラムで、(出典:emtb-news.de)車体価格11499ユーロ(日本円で約151万円)のR.X375 UltraのLサイズが18.8キログラム(出典:ebike-mtb.com)と報じている。参考として、Specialized S-Works Turbo Levo SL(車体価格169万4000円)のLサイズの重量が17.35キログラムとなる。

ドライブユニットはSHIMANO EP8。定格出力250W、最大出力500W、最大トルク85Nmを発揮する。EP8は一般的なE-MTB(500Wh以上のバッテリーを搭載したモデル)に採用されているドライブユニットだが、ROTWILDは軽量フルサスE-MTBに採用した。

因みに、Specialized Turbo Levo SLシリーズに搭載されている「Specialized SL1.1」は、定格出力推定240W、最大出力240W、最大トルク35Nm。単純計算するとROTWILD R.X375はSpecialized Turbo Levo SLと比較して、最大出力で2倍以上、最大トルクで2.4倍以上のパワー、トルクを持っている。

最上級モデルのR.X375 Ultraのスペックは、車体はフルカーボン製で、フロントフォークはFOX 36 Factory Kashima E-Tunedを採用。リアサスペンションはFOX DPS Factory Kashima。ドライブトレインはShimano EP8で、バッテリーは375Wh。コンポーネントはSHIMANO XTR drive train / 12-speed cassette。クランクはE13 Race Carbon cranks。ブレーキはSHIMANO XTR 4 piston disc brake。ホイールはDT SWISS HXC1200 SPLINE Carbon wheel set。

価格は一番安いR.X375 COREが6999ユーロ(日本円で約92万円)で、R.X375 Proが車体価格8499ユーロ(日本円で約112万円)。最上級モデルのR.X375 Ultraが11499ユーロ(日本円で約151万円)。日本での販売は不明だ。

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SpecializedのE-Bikeが近くの販売店でレンタルできるサービスが登場

スペシャライズドは、最新のE-Bike「Turboシリーズ」を、近くの販売店に取り寄せ試乗できる「BE SPECIALIZED TURBO E-BIKE 試乗」を実施している。

このサービスは、Specialized製E-Bikeを近くの販売店で取り寄せして、最大3日間のレンタルを行い試乗できるサービス。対象車種はロードバイクのE-Bike「Turbo Creo SLシリーズ」、グラベルロードタイプのE-Bike「Turbo Creo SL Evoシリーズ」、フルサスペンションタイプのE-MTB「LEVO SL」シリーズを借りることができる。

申し込みは原則、利用開始日の7日以上前で、レンタル期間には貸出日、返却日が含まれる。1日レンタルの場合、当日の貸し出し店舗の営業時間内に返却する必要がある。レンタル料金は車種に関わらず1日間で7700円(税込、以下同)、2日間で1万3200円、3日間で2万900円。

Specialized製E-Bikeはレンタルできる場所が少ないため、このような販売店でレンタルしてじっくりと試乗できるサービスは有り難い。

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インホイールモーターが傍流な理由とは? 利点と欠点を電動アシスト自転車を例に解説

電動アシスト自転車、E-Bikeの駆動方式を大まかに2種類に分けると、車輪にモーターを内蔵したインホイールモーター(ハブモーターとも呼ばれる)と、クランク周辺にモーターを装備し、チェーンにアシスト力がかかる「ミッドドライブ」に分けることができる。

ミッドドライブの例(ヤマハ・PW-X2)
インホイールモーターの例(BESV オリジナルユニット)

E-Bikeの駆動方式で主流と言えるのはミッドドライブで、インホイールモーターは傍流と言える状況だ。E-Bike業界では、インホイールモーターはシェア争いを行う大手企業のほとんどは参入していない。ボッシュは一度もインホイールモーター用E-Bikeキットを製造したことがなく、ヤマハ発動機は2001年に「パススマイル」(URL:電動アシスト自転車の歴史はヤマハPASから)で、インホイールモーター車を用意したが消滅。シマノは最初期のSTEPSはインホイールモーターを採用していたが消滅(URL:WIRED)。パナソニックも現在は生産していない。

電動アシスト自転車やE-Bike以外でも、インホイールモーターを採用している乗り物は少ない。インホイールモーターを比較的採用している電動オートバイでも、採用している会社のほとんどが中国製のモペットタイプで、高価なモデルでは採用されていない。電気自動車でも2021年5月1日現在、大手主要電気自動車には採用されていない。今回は電動アシスト自転車やE-Bikeから見たインホイールモーターの利点と欠点を紹介しよう。

インホイールモーターの利点

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Electric_bicycle

インホイールモーターの利点で最初に思い浮かべるのが、車体設計の自由度が広がること。ミッドタイプのモーターの場合、クランクにモーターを搭載するため、どうしても車体デザインの自由度が減ってしまう。インホイールモーターの場合、モーターを車輪に装着するため、車体デザインに自由度が増す。

また、駆動力がホイールに直接伝達されるために、従来型のギアや駆動軸などによるエネルギー損失がないと言われている。

他にも、各車輪を個別に制御する事が可能になるため、駆動力の配分を自在に変更できる。そのため、横滑り防止装置やトラクションコントロールシステムの発展が期待されると言われている。かつて存在したサンヨーのカーボンフレームを採用した電動アシストスポーツ自転車「CY-SPK227」には、車輪がスリップする状況でも、ペダルをこぐとモーターが回転を続ける「スポーツトラクションモード」を搭載したと謳っていた。

インホイールモーターの欠点

インホイールモーターは様々な利点があると言われているが、最初に述べた通りインホイールモーターを採用している乗り物は少ない。

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Electric_bicycle

インホイールモーターの欠点でよく言われているのがバネ下重量の増加だ。海外では電動アシストロードバイクなどで使われているMAHLE EBikeMotionのハブモーターの重量は2.1キログラム(URL)。シマノ 105 ディスクブレーキ E-スルー アクスル リアフリーハブ「FH-R7070」の場合、重量は僅か361グラムだ。

自転車にバネ下重量を軽くするのは効果があると言われており、ホイールを軽くするのは効果がある。しかし、ハブモーターにするとバネ下重量が非常に重くなってしまう。

Specialized Vado SLシリーズはミッドドライブを採用している

そしてチェーンやベルトに直接アシストの力がかかるわけでは無いため直結感が無い。大手E-Bikeブランドがミッドドライブを採用する理由は、モーターアシストをクランク軸に直結して伝え、繊細なアシストを行いパワードスーツを着たように思いのままにアシストをさせるのもある。

あまり言われていないのがインホイールモーターはパワーやトルクを上げるのが難しいこと。モーターは、パワーとトルクを上げるために内部に減速ギアを入れる必要があるが、インホイールモーターの場合、スペース的な問題でギアを入れるのが難しいためパワー、トルクを上げるのが難しい。

出典:https://bafang-e.com/jp/

例えば、BAFANGだと定格出力250Wクラスのリアインホイールモーター「H400」の場合、モーター重量は3キログラムで最大トルクは僅か30Nm。

出典:https://bafang-e.com/jp/

定格出力250Wクラスのミッドドライブモーター「M400」の場合、モーター重量は3.9キログラムで最大トルクは80Nm。出力に関しては定格出力は最大出力を表しているわけではないので、実際の最大出力は不明だ。

インホイールモーターもモーターサイズを大きくすれば、モーターパワーを大きくすることができるが、同時にモーターが重くなりバネ下重量が重くなる問題がある。

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Electric_bicycle

インホイールモーターは後輪駆動タイプと前輪駆動タイプの2種類に分かれるが、前輪駆動タイプには、特有の問題がある。前輪にインホイールモーターを搭載した多くの電動アシスト自転車やE-Bikeは、旋回時にもっさりとした重さを感じる。また前輪は、後輪よりも荷重がかかりにくいためモーターパワーを路面に伝えにくいことが発生する。これが問題になるのは、モーターパワーが必要な子供乗せ自転車やE-MTBで問題になる。

現時点ではインホイールモーター搭載E-Bikeはコミューター専用

夢のモーターとして言われているインホイールモーターだが、バネ下重量が重くなる、モーターパワーが少ない等の問題があるため、採用事例は少ない。電動アシスト自転車やE-Bikeに関しても、インホイールモーターを採用しているE-Bikeのほとんどは低価格帯のモデルか街乗り用のコミュータータイプぐらいだ。

インホイールモーターも特性をうまく使えばBESV PS1(記事)のような成功作を作ることができるが、インホイールモーターはスポーツモデルには不向きだろう。特にE-MTBの場合、パワーやトルクが不足しており、ホイールが破損するとリム交換で修理に時間がかかる。2021年現在、インホイールモーターを搭載したE-MTBはルック車と言っていい状況だ。

海外では電動アシストロードバイクにインホイールモーターを採用している事例が増えており、有名ブランドでも採用している。しかし、筆者の考えはバネ下重量問題があるため、現在主流のミッドドライブに統合されると予測している。インホイールモーターが主流になるには、革新的な技術で大出力・軽量化を両立できないと駄目だろう。

文:松本健多朗

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坂バカ向け通年型サイクルイベント「房総グランフォンド2021」応援キャンペーンを実施 

君津商工会議所は4月30日、地元で開催しているサイクルイベント「房総グランフォンド2021」の参加者を応援するために、完走者へ開催地周辺店で利用できる買物券1000円分を特典で進呈すると発表した。

房総グランフォンド2021は、現在、開催されている通年型のサイクルイベント。鹿野山ビューホテル、地元企業のチューンが「ボーソークライマーズ」名称で運営を行っている。

「君津にようこそ!房総グランフォンド2021サイクリスト応援キャンペーン」は、地元君津商工会議所の会員事業者支援プロジェクト”君津未来地図”が実施し、地元開催の房総グランフォンド2021の完走者に特典として進呈する。買物券は1000円分で、2021年5月15日から2021年10月31日まで鹿野山周辺店で利用可能。

買物券は100名分を用意し、2021年5月1日(土)より進呈開始。先着順に進呈し、なくなり次第終了となる。

キャンペーン参加店

鹿野山ビューホテル

房総グランフォンド2021を主催しているホテルです。ランチや宿泊、お土産の購入等のホテルサービスにご使用いただけます。もちろん房総グランフォンド2021再挑戦時の参加費にも使用できます。
ホームページ:https://www.kresortkanozan.jp/

石塚文化堂

鹿野山から一番近い老舗のサイクルショップです。自転車のトラブルや点検等の際にはぜひご利用ください。買物券は修理にもご使用いただけます。
ホームページ:http://www.e-ishizuka.jp/

フリマカフェ

鹿野山ビューホテル近くにあるカフェ。鹿野山頂上部を通る道沿いにあります。提供価格にびっくりすると思います。買物券が使い切れないかもしれません。地元サイクリスト御用達のお店。気軽にお立ち寄りください。
ホームページ:なし

キャンペーン運営担当者より

君津未来地図の鈴木です。
今年に入り房総グランフォンド2021の運営者と話をする機会があり、普段気にもしていなかった坂道が君津市には意外と多いことに気付かされました。
頂上部にマザー牧場を有する鹿野山、亀山湖周辺にある三石山、鴨川地域へ抜ける房総スカイラインなど、思い返せば坂道を走っているサイクリストが多いなと・・。
千葉県は日本一平たんな県。その中でこの”坂”を観光資源として位置付けられないかという話に賛同しました。
坂を活用してより多くのサイクリストを呼び込み、さらに地元事業者に還元ができれば。
で、急遽このキャンペーンを展開することにしました。
このキャンペーンでサイクリストの皆さんを応援しつつ地元事業者に還元するきっかけになればうれしい限りです。
サイクリストの皆さん、君津市の坂を目指しておいでください!お待ちしています。

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マルキン自転車90年の歴史を​象徴する自転車「ニューマルキン号」が100台限定で発売開始

​総合自転車メーカーのホダカは4月30日、同社のシティサイクルブランド「マルキン自転車」から、マルキン自転車90年目の歴史を象徴する実用自転車「ニューマルキン号」を100台限定で発売すると発表した。

​​マルキン自転車は、自転車メーカーの中でも老舗的存在の「丸金自転車工業株式会社」が製造・販売していたブランド。1932年(昭和7年)の創業当時から品質面や技術面に注力して開発したマルキン自転車は、堅牢な作りが人気を博していたとのこと。1972年に池袋にあった本社工場が全焼し、1977年に廃業。その後、ホダカ(当時の会社名は「​ホダカ物産株式会社」)がマルキン自転車ブランドを手に入れた。

1950年~60年代に使われていた「実用車」は、大きなリアキャリアやデザイン性の高い装飾が特長的で、業務用で荷物を運搬する用途や、紙芝居屋の移動手段など「働く自転車」として日常には欠かせないものとして知られていた。

今回発売した「ニューマルキン号」はレト​​ロと現代の融合がコンセプトの実用車。当時の実用車が持つ昭和の古き良き時代の面影を残しつつ、暗い時に自動点灯するLEDオートライトやキーキー音が鳴らないローラーブレーキ、すり減りに強い耐摩耗タイヤなどを盛り込んでいる。

​​カラーはブラックで、タイヤサイズは26×1-3/8インチ。三年間盗難補償付き。価格は8万円(税抜)。

​​◆製品情報

​希望小売価格 88,000円(税込) / 80,000円(税抜)

適応身長 168cm~

サドル最低地上高 91cm

​​カラー ブラック

タイヤサイズ 26×1-3/8インチ

ステンレス採用部品 スポーク、リム、ドロヨケステー、ハンドルバー

自転車安全基準 BAA適合

その他オプション 三年盗難補償

取扱店舗 全国の自転車専門店、大手ホームセンター、家電量販店

製品情報URL http://www.marukin-bicycles.com/news/new-marukin-go.html