月曜日, 9月 21, 2020
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川崎重工がビジネスアイデア社内公募の第1号「電動アシスト3輪ビーグル」を選定 2022年度の市販化を目指す

カワサキモータースジャパンは9月10日、川崎重工業が社内公募制度「ビジネスアイディアチャレンジ」で、電動三輪ビークル「noslisu(ノスリス)」を第1号案件に選定。

応募のあった約100件のアイデアから選び、現在のビジネスモデルの仮説構築・検証フェーズからマーケティングなど具現化判断に移行し、事業化を目指すとのことだ。以下、プレスリリースから。

電動三輪ビークル「noslisu」について

今回選定された電動三輪ビークル「noslisu」は、社会のより多くの人々が安全・快適・気軽に移動できるモビリティーを提供し、その豊かな生活に貢献したいという思いから開発が始まりました。公共交通機関でのアクセスが容易ではない地域での移動や、宅配事業者、高齢者など多様なニーズに応えられるよう、EV仕様と電動アシスト自転車仕様の2つの走行タイプが選べるほか、独自開発の前2輪方式による高い安定性と積載能力を実現しています。環境負荷低減・小型モビリティへの関心が高まるなか、新たな移動手段を提供します。

<特 長>

(1)ペダル操作無しで走行可能なEV仕様(要普通自動車免許)と電動アシスト自転車仕様の2タイプからニーズに応じて選択可能。

(2)三輪ならではの安定性とモーターサイクル事業で培った小型モビリティ開発技術を生かした高い操縦性を実現する独自のリーニング機構(特許出願中)の採用により、転倒リスクの低いスムーズで安定した走行が可能。空車/乗車いずれの状態でも自立するため駐車時に車体を立てる操作が不要。

(3)フロントの2車輪間の低い位置に大容量荷物搭載スペースを確保し、荷物を積んでも低重心で安全に走行可能。

本プロジェクトでは、一般以外にも物流・公共交通機関など法人向けにも展開するほか、単なる製品販売にとどまらず、シェアリングサービスやフィンテックの活用なども視野に入れ、広く社会への普及を図ります。今後、2020年度下期から試乗会などのプロモーション活動、市場調査などユーザーとの対話を通じてユーザーベネフィットを訴求し、2022年度からの販売を目指します。

プロジェクトリーダー石井宏志のコメント

「町で出会った高齢者から聞いた『家族のところに駆け付けたいときに一人で気軽に乗れる乗り物がない』という声をきっかけに、当社のモーターサイクルのノウハウを生かしてもっと多くの人々を幸せにしたいと思って開発しました。今後、ユーザーの声を聞き製品に反映しながら、社会の人々の生活に役立つモビリティを提供していきます。」

社内公募制度「ビジネスアイディアチャンジ」

オープンイノベーション活動のさらなる加速や、社内に眠っている事業アイデアの発掘・活用を目的として2020年4月に開始しました。市場環境・顧客ニーズの急速な変化に対応するため、既存の製品・事業にとらわれないアイデアを広く募り、応募者自身や川崎重工の強みを活用するとともに、必要に応じてスタートアップや大手企業など他社との連携も図ることで多様な製品・事業を生み出します。企画と検証を短期間で繰り返す機動的な手法(アジャイル型)により、効率的かつスピーディに新たな価値を創出します。また、人材育成を目的としてビジネスモデルの創出に必要な財務会計や経営戦略などの教育をビジネスアイデア応募者に対して実施し、企業としての持続的な成長を目指します。

●理念:あなたのアイデアが社会をそして会社を変える
・社内に眠っているアイデアと熱意(パッション)を発掘
・世界を変えたい、そして川崎重工のビジネスを根本から変えたい、というアイデアを募集
・従業員は、社内起業家マインドで覚悟と責任感をもってアイデアを推進
・アイデアが次々と生まれ、活発に議論される企業文化を醸成

●制度の仕組み

・社内の仮想ベンチャーとして概念実証(PoC)を実施
・試作品等を用いてビジネスモデルの仮説を構築・検証
・マーケットインの発想でニーズを検証しながら、製品・サービスを柔軟に変更
・必要に応じて外部と連携
・各ステージゲートで投資判断をし、段階的に事業化

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