金曜日, 1月 22, 2021
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”走り”と”遊び”が楽しめるハードテールE-MTB Corratec E-POWER X VERT CXをインプレッション

オフロードだけでなく舗装路等様々な道を楽しめる電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」。E-MTBの主流は、前後にサスペンションを搭載した高価なフルサスペンション仕様が多い。シクロライダーでも、フルサスペンションタイプのE-MTBを何度かインプレッションを行った事があるが、もっと現実的な価格のE-MTBについて知りたい人は多いだろう。

今回、紹介するE-MTBはCorratec(コラテック) E-POWER X VERT CX。フロントにサスペンションを搭載したハードテールE-MTBで、価格は39万8000円(税抜)と、現実的な価格で購入できるE-MTBだ。

Corratecは、1990年に南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランド。日本には日本市場向けのオリジナルモデルを用意したり、ロードバイク「R.T.CARBON」「DOROMITI」「A-ROAD」は、大阪府堺市にある「株式会社ワコー」で組み立てが行われているモデルが用意されている。

E-POWER X VERT CX(出典:corratec-bikes.jp)

今回紹介するE-POWER X-VERT CXは、日本オリジナルのハードテールE-MTB。日本のプロフェッショナルライダーが設計に参加し、寝かせたヘッドアングル、やや長めのトップチューブ、短めのリアセンターを採用した「トレイルジオメトリ」を採用し、日本のトレイルを快適に走行できるハードテールE-MTBを目指して作られたとのこと。

日本仕様と海外仕様の違いは、日本仕様は前後ホイールは27.5インチ(海外仕様では前輪29インチ、後輪27.5インチホイールを採用)。リアチェーンステーは445ミリと短い(海外仕様はリアチェーンステー455ミリ)。フレーム内蔵ライト「C-LIGHT」の削除(海外仕様には装備)。フレームサイズ39は、一般的なトライアングルフレーム(海外仕様はスタッカードタイプ)にするなど、多くの変更を施しており、日本オリジナルの構成となっている。

 

海外仕様の参考:E-Power X Vert Race Gent(出典:corratec.com)

海外仕様の参考:E-Power X Vert Race Gent(出典:corratec.com)

海外仕様(スタッカードタイプ)の参考:E-Power X Vert Race Trapez(出典:corratec.com)

E-POWER X VERT CXの車体をチェック

車体デザインは、定番の取り外し可能なインチューブ(内蔵型)バッテリーで、ダウンチューブは曲線も加えて滑らかな形状となっている。リアキャリア装着用のダボ穴も用意されている。ボトルケージ台座はダウンチューブとトップチューブの2箇所に付いている。ドライブユニットはBosch Performance Line CXで定格出力は250W。最大トルクは75Nm。eMTBモードが搭載されている。

フロントサスペンションはSR SUNTOUR XCR34-AIR-Boost LOR DS 27.5 140ミリトラベル。ブレーキはシマノ MT200油圧ディスクブレーキで、ディスクローターはシマノ SM-RT30 180ミリ。

E-MTBでは必需品であるサイドスタンド台座も用意されている。専用スタンドは3000円(税抜)で、コラテック取扱店で購入可能。

車体に装着されている充電口は、ダウンチューブ下部に装備。この部分に付いていると、充電を行う際、自転車を置く場所に左右されにくい利点がある。但し、充電口は泥がかぶりやすいので、頻繁に使う人はライド前に充電口のカバーがしっかり閉まっているかチェックしよう。

充電口は泥がかぶりやすいので、頻繁に使う人はライド前にチェックしよう

タイヤはWTB RANGER 27.5×2.8インチ。フレームのクリアランスは余裕がある。

バッテリーハウジングの蓋は、グラスファイバー補強のハイグレードポリアミド製で、バッテリー一体型。車体同色に塗装されており一体感があるデザインを採用。

バッテリーを外して興味深いと思ったのは、フレーム内部に補強を入れている事。これはフレーム剛性のために行っているとのことで、CorratecのクロスバイクタイプのE-Bike「E-POWER SHAPE PT500」にも採用されており、車体(フレーム)の良さにも担っているようだ。

バッテリーは容量500Whの「Bosch PowerTube 500」を採用。さらに容量が大きく、PowerTube 500よりも長い625Wh大容量バッテリー「Bosch PowerTube 625」の装着は想定していない。

一部メーカーでは、フレームをBosch PowerTube 625を搭載するのを前提とした設計にして、Bosch PowerTube 500を装着する場合は、スペーサーを入れている会社もある。E-POWER X-VERT CXに関しては、ハンドリングにこだわるためにBosch PowerTube 625と共用せず、Bosch PowerTube 500専用にしているようだ。

トレイルライドが面白いハードテールE-MTB

借用して、早速トレイルを走って気づいたのが、500Whと大容量バッテリーを搭載したE-MTBクラスでは、カーブの曲がり方が自然で気持ちいい事。バッテリーをフレームに内蔵すると重心が下がっただけでなく、27.5インチホイールを採用しているので、29インチのE-MTBよりも小回りが効くのもあるだろう。

その他にも、良いと思ったのが、他のE-MTBよりもバッテリーの搭載位置が中心に近く、トレイルジオメトリのお陰か、前輪付近の重量感が軽く感じる事。

E-MTBと言えばダウンチューブに重いバッテリーを搭載している関係で、フロントに重りが入っている感覚のモデルが多い。しかし、E-POWER X-VERT CXは大容量バッテリー搭載のE-MTBとしてはフロントが軽く、フロントが上がりやすいタイプに入る。Performance Line CXの瞬時に反応するのを駆使して、丸太や大きい石をヒョイヒョイと乗り越えて走るのは楽しい。

フロントが軽い感覚は下りでも効果があるようだ。木の根がある下りを下った感覚は、バランスが悪くて前輪から落下する嫌な感覚が薄い。

バッテリーの容量は500Whと、ハードなオフロード走行を行うE-MTBクラスでは最低限の容量。しかし、バッテリー大容量化でバランスの良さが崩れるのなら、バッテリーサイズはそのままで良い。予備バッテリーを購入して、バックパックに入れれば1000Wh(500Wh+500Wh)になり、長時間楽しめるからだ。

モーターアシストがあるE-MTBは、シビアな上り坂をクリアする上り性能も重要だ。E-POWER X-VERT CXは、タイヤ幅が2.8インチと太いため走破性が高いが、リアにサスペンションが無いハードテールE-MTBのため、フルサスE-MTBの感覚でペダルを漕いで上ると、後輪が跳ねてしまいスリップしてしまう。

こんな時は、E-POWER X-VERT CXに搭載されているドライブユニットBosch Performance Line CXの特性を駆使する必要がある。Performance Line CXはレスポンスが良く、片足で1/3漕ぐ感覚でもアシストが作動する制御と、ライダーの踏力の強弱に応じた最適なアシスト力を自動で提供してくれる「eMTBモード」を駆使しよう。

アシストモードに関しては、トレイルではeMTBモードしか使えないと思ったほうが良い。特に不用意にTURBOモードを使用すると、レスポンスが良すぎるため、木の根や大きい石を乗り越えるのに失敗した場合、モーターアシストで後輪が暴れてしまい、車体と一緒にあらぬ方向に弾かれる可能性がある。

E-POWER X-VERT CXで不満点があるとするならばブレーキ。搭載されているブレーキは「シマノ MT200 油圧ディスクブレーキ」。街乗り、林道では特に問題は無いが、筆者レベルの飛ばさないトレイルライドレベルではギリギリだ。ただ、この件に関しては、車体価格を税抜40万円以下に抑えたいためのチョイスなので、致し方ない所。三菱・ランサーエボリューションシリーズのRS(競技用ベース車)のように、ベースモデルと考えて楽しもう。

走りだけでなく遊びも楽しめるE-POWER X-VERT CX

E-MTBはモーターアシストのお陰で、舗装路を走るのも楽しくなった。特に、E-POWER X-VERT CXのようなハードテールE-MTBは、荷台やスタンドが装着できるので、サイクリングを楽しみたい人も多いだろう。そこで、トレイルライドだけでなく峠越えを含めたサイクリングも実施した。

人力MTBの世界では、2.8インチ幅のセミファットタイヤを装着したMTBの舗装路走行はのんびり走るレベルだ。しかし、E-MTBのE-POWER X VERT CXはパワフルなモーターアシストを行ってくれるため、舗装路走行は問題ない。

車体の良さは舗装路走行でも実感する。E-Bikeは時速24キロでアシストが切れるため、それ以上のスピードで走る場合、人力自転車以上に車体設計が物を言う世界だ。E-POWER X VERT CXに関しては、筆者の脚力レベルでは舗装路平地なら時速26キロ巡行は簡単で、ちょっと踏み足せば時速30キロ巡航が可能なため、E-MTBクラスでは車体設計は良い部類に入る。

また、ふと気になった道に寄り道するというE-Bikeならではの遊びも可能だ。今回、峠を1つ越えた後、前々から気になっていた見知らぬ林道を上ってみる事にした。

普通の人力自転車なら、峠を1つ越えた後、寄り道して上り坂を走るのはやりたくないが、E-MTBなら気軽に楽しめる。林道でも2.8インチの太いタイヤやPerformance Line CXのeMTBモードのお陰で、スリップしにくく安心感も高い。特に、この2つは初心者であればあるほど助かるだろう。

上った峠の頂上は開けていて休憩することに。今回のテストでは、必要最低限の荷物した持ってこなかったが、折りたたみの椅子やアウトドア用のガスバーナーコンロ等を荷物を積んでピクニック気分で行くのも楽しいだろう。

参考:THULEのキャリアを装着(出典:グローブライド サイクル インフォメーション)

参考:THULEのキャリアを装着(出典:グローブライド サイクル インフォメーション)

因みに、グローブライド サイクル インフォメーションでは、前後にTHULE製キャリアを装着したE-POWER X VERT CXを紹介している。荷物を積載しても楽々走れるため、アドベンチャーライド、キャンプツーリング、渓流釣りも楽しめるとのこと。このような遊び方もE-MTBならではの楽しみ方だろう。

ハードテールE-MTBを購入するのなら、Corattec E-POWER X VERT CXを選択肢の1つに加えるべき理由

Corattec E-POWER X VERT CXの総合評価は、ハードテールE-MTBを購入する際、選択肢の1つに絶対加えるべきと感じた。その理由は3つある。

1つ目は2.8インチと太いタイヤ。E-MTBはモーターの力で、人力MTBでは難しい荒れた上りを走破する楽しみ方ができる。荒れた上りを走破する場合、細いタイヤだと絶対的な走破性能が落ちるため、デコボコで引っかかる場面が多い。これだけならまだ良いが、引っかかった時に後輪に加わるモーターパワーで、車体と一緒に何処かに弾き飛ばされる確率が高くなる。

特にハードテールE-MTBは、前後サスペンションが装備されているフルサスペンションE-MTBと比較するとシビアな走りが要求される。E-MTBに関しては、太いタイヤを装着するのがメジャーになるだろう。

また、上りを攻めるようなハードな使い方をしないユーザーでも、砂利道がある林道の上りや下りでは太いタイヤのほうが安心感がある。舗装路でも、パンクの不安が少ないため、舗装路走行が主体のユーザーが買うのも悪くないだろう。

2つ目が車体設計。車体が重いE-Bikeは、アシストが切れる時速24キロ以上の加速性能は、車体を軽くするという誤魔化しができないため、車体設計が大きく左右される。

E-POWER X VERT CXに関しては、舗装路走行性能は優秀だ。筆者の脚力レベルでは舗装路平地なら時速26キロ巡行は簡単。ちょっと踏み足せば時速30キロ巡航が可能で、人力MTBでは見られない世界を体感できる。

トレイルライドでのパフォーマンスも、寝かせたヘッドアングル、やや長めのトップチューブ、短めのリアセンターを採用した「トレイルジオメトリ」や、フロントが比較的軽いのが良く、大容量バッテリーを搭載したE-MTBでは珍しく、操る面白さを持っていると感じた。

最後の3つ目がBosch Performance Line CXのeMTBモード。ハードテールE-MTBは荒れたトレイルで暴れやすく、パワフルでレスポンスが良いだけのドライブユニットだと、E-MTBでした走れない荒れた道ではアシストパワー過剰で暴れるだけの事が多い。そのような場面だと、Performance Line CXのeMTBモードだと暴れる不安が少なく安心感が高いのだ。

Corratec E-POWER X VERT CXは、ハードテールE-MTBを購入するのなら、真っ先に選択肢の1つに加えるべきE-MTBだろう。Bosch Performance Line CX搭載E-MTBでは最安値の39万8000円(税抜)お買い得な価格なのも魅力的だ。

Corratec E-POWER X-VERT CXのスペック

Corratecブランドで唯一「Bosch Performance Line CX」ドライブユニットを搭載したE-Bikeが「Corratec E-POWER X VERT CX」。ヘッドアングルは66°と寝かせ、ダウンヒル時のハンドリングに安定性を実現し、トレイルライドを楽しめるジオメトリを採用したE-MTB。ライダーの予期せぬモーターアシスト挙動を排除した「eMTBモード」を搭載している。タイヤは「WTB RANGER 27.5×2.8」。リムはチューブレスレディ仕様のためチューブレス化が可能なのも特徴だ。価格は39万8000円(税抜)。

  • フレーム: E-POWER SHADOW TUBE アルミ
  • フロントフォーク:SR SUNTOUR XCR34-AIR-Boost LOR DS 27.5″、Travel:140mm
  • 重量:-
  • ブレーキ:SHIMANO BR-MT200 HYD DISC SM-RT30、180mm
  • ギア(前):SAMOX GEN4、34T
  • ギア(後):SHIMANO CS-HG50、11-36T、10S
  • フロントホイール:JALCO PHL36 OS TUBELES READY 32H
  • リアホイール:JALCO PHL36 OS TUBELES READY 32H
  • タイヤ:WTB RANGER 27.5×2.8
  • ドライブユニット:Bosch Performance Line CX(定格出力250W、最大トルク75Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:Bosch Powerpack500 36V 13.4Ah 500Wh
  • 充電時間:約4.5時間
  • アシストモード:4段階(ECO/TOUR/eMTB/POWER)
  • 航続距離:140km/101km/99km/79km※Bosch E-Bike Systemから引用

文:松本健多朗

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独特の青緑色で有名な「チェレステ」カラーで知られているビアンキ。クロスバイクのラインナップはC・SportシリーズとROMAシリーズの2種類に分けられている。 C・Sportシリーズはママチャリに近い太さのタイヤを採用したクロスバイクで、汎用性を重視したビアンキのクロスバイクが欲しい人に向いている。一方、ROMAシリーズはロードバイクに近いほどの細いタイヤを装備したスピードクロスバイク。サイクリングロードなど綺麗な舗装路をスポーティに走りたい人に向いているだろう。 C・Sportシリーズ C・Sportシリーズは2種類のモデルが用意されている。ビアンキのクロスバイクで一番安いC・Sport1はVブレーキを採用したクロスバイク。シンプルでメンテナンスしやすく、メンテナンス時のコストが安いのが特徴だ。ディスクブレーキモデルのC・Sport2は油圧ディスクブレーキを搭載した。マウンテンバイクでは定番の油圧ディスクブレーキは、軽い力で強力なブレーキが聞き、車輪が汚れにくい、雨天でも制動力が変わらないメリットがある。 C・Sport1:¥59,800 フレーム:アルミ フロントフォーク:アルミ ギア(前):Shimano FC-TY301 42/34/24T ギア(後):Shimano CS-HG200 8sp 12/32T(Shimano Acera仕様) ブレーキ:TEKTRO Vブレーキ タイヤ:Tec Quantum 700 x 35C C・Sport2:¥69,800 フレーム:アルミ フロントフォーク:アルミ ギア(前):Shimano FC-TY301 42/34/24T ギア(後):Shimano...

超小径折りたたみ自転車「DAHON K3」用カーボンホイールが登場

アキボウは1月12日、DAHON K3向けのカーボンホイールを、全国のDAHON販売店で発売を開始した。 DAHON K3はDAHONの14インチ折りたたみ自転車。超小径自転車ながら、ホイールベースを長くし、直進安定性を重視した車体設計に加え、3段変速を搭載することでちょっとしたポタリングに対応している。 今回登場した極小径車専用カーボンクリンチャーホイールは、DAHON K3にインストールが可能。リアホイールには3速カセットが標準で装着しており、Vブレーキに対応したブレーキパッドホルダーとブレーキシューも同梱される。スポークはSapim製で重量はフロントが300ぐらむ、リアが445グラム。価格はフロントが5万4000円(税抜、以下同)、リアが5万9000円。 スペック Colors / Black Sizes / ETRTO254 Front:74mm Rear:85mm Rim Height / 30mm Weight / Front:300g Rear:445g ※スプロケットを含む Price / Front:¥54,000- Rear:¥59,000- ※税別 関連リンク DAHON