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E-BIKEはパーツ交換すると駄目? カスタム問題を考えてみる

 

https://www.youtube.com/watch?v=2MMY2rWJJk8

日本で売られている電動アシスト自転車の殆どは、型式認定というのを取得している。これは、国土交通省に申請を行うことで、電動アシスト自転車として適合していると認定する制度だ。これは電動アシスト自転車に限らず、普通自転車(一般的な人力自転車)、自動車、オートバイにもある制度だ。

この型式認定があるため、電動アシスト自転車は部品を交換するだけで違法になると噂されている。ebikejournalでは、従来どおりのカスタマイズは可能。アシストユニットを改造した場合は道路交通法違反になるとの結論を出している。

eBikeって型式認定があるからパーツの交換をすると違法?:ebikejournal

これは自動車やオートバイに例えにすればわかるだろう。写真のオートバイ(ホンダ ドリームCB500FOUR)は、風防やリアキャリアを装備しており、この程度のカスタマイズなら重要機関を改造していないので特に問題にならない。しかし、操縦安定性やポジションを決めるハンドルや、環境性能や騒音が変わる社外マフラー、制動力は上がるが改造が必要なフロントダブルディスクブレーキ、排気量を上げるボアアップやエンジン換装など、重要機関を改造した場合は手続きを行う可能性があるだろう。電動アシスト自転車の場合、アシスト比とスピードが法律で定められているので、この部分を改造しなければ問題にならないと考えるのが良いだろう。

電動アシスト自転車は、型式認定を取得しなくても法律を守っていれば公道走行は可能とのこと。これは、電動アシスト自転車だけでなく、自動車やオートバイでも同じだ。実際、型式認定を取っていない並行輸入の自動車やオートバイは街中で走行している。

型式認定問題は電動アシスト自転車だけでなく自動車やオートバイが排除される危険がある

ebikejournalの記事では、自転車会社があえて型式認定を取得しているのは、事故多発により法律改正で公道走行を締め出されるのを恐れているためと書いてある。仮に型式認定を取っていれば、問題が発生しても公道走行が可能という保証を得るためとのこと。

ただ、今後、小規模の店が独自に輸入して型式認定を取らず販売する可能性がある。筆者が危惧するのは、型式認定問題が電動アシスト自転車だけでなく自動車やオートバイの逆輸入車などに飛び火する危険があることだ。スピードが出ない電動アシスト自転車で型式認定問題が発生したら、電動アシスト自転車よりも遥かにスピードが出て、事故の被害が大きい自動車やオートバイも問題になるだろう。

自動車では、海外で売られている日本車を並行輸入して公道走行する場合や、ケータハム・スーパセブンなどマニアックな自動車は、型式認定を取得していない場合がある。また、日本では自動車の製作を業とする者以外の者が作る少数生産の自動車は「組立車」という型式となる。これは、光岡自動車の初期型ゼロワンの型式として有名で年間99台しか製造販売を認めていない。因みに、光岡自動車・ゼロワンは正式に型式認定を取り、350台ほど製造されたようだ。

行政との闘い―自動車メーカーになることはまったく不可能ではなかった:j-net21

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オートバイでも逆輸入車と呼ばれているのは型式認定を得ていない。オートバイの逆輸入車とは日本で製造された輸出用オートバイを日本に輸入して販売すること。きっかけは第1次バイクブームで未成年による大型オートバイでの死亡事故が多発し、日本国内のオートバイメーカーが自主規制として750CC以上の大型オートバイの販売を自粛を行い(1988年にホンダGL1500ゴールドウイングが型式認定取得により撤廃)、一部の好事家達が輸出用の日本製オートバイを輸入したのが逆輸入車の始まりと言われている。70年代はカワサキ・900SuperFour(Z1)やホンダ・CBX1000、80年代はスズキ・GSX1100刀、カワサキ・GPZ900Rが有名だろう。ちなみに現在も日本独自の規制があるため逆輸入車が販売されている。

80年代バイクブームより遥かに過激な1970年代の第1次バイクブームまとめ

事故多発で規制強化は起こるかと聞かれたら、筆者は絶対起こると言う。実際、第1次バイクブームでは、1969年にCB750FOURが大ヒットして事故が多発し、僅か6年後の1975年に法律改正で400CC以上のオートバイに乗るには限定解除試験が必要となった。死亡事故が多発すれば法律は簡単に変わるのだ。

型式認定を取っていない電動アシスト自転車の保険はどうなる?

型式認定を取っていない自動車の場合、保険料が高額になる事例や保険加入が拒否される例が多いらしい。これは車種の特定が難しい理由があるとのこと。筆者が気になるのは、型式認定を受けていない電動アシスト自転車の場合、保険加入はどうなるかだ。電動アシスト自転車が普及して保険加入が厳しくなった場合、型式認定を受けていない電動アシスト自転車は、保険加入ができるだろうか?このような事を考えると、型式認定を取得していない電動アシスト自転車に乗るのはリスキーだろう。

【インタビュー】サイクリストの発着基地の店主が語る青梅の魅力

新宿から電車で約1時間。東京西部に位置する青梅駅のすぐそばに、サイクリストのための発着基地をコンセプトにした施設「サイクルハーバー青梅」がある。ベッドタウンでありながら、豊富な大自然や観光資源、サイクリングコースに恵まれている青梅市。同エリアの魅力や楽しみ方について、オーナーの村野さんに語ってもらった。

青梅市は観光地としてはどのような特徴があるのでしょうか。

ハイカーの聖地として知られている高水三山やバーベキューができる川がありますし、御岳に行くとラフティングできる所もあります。また寺社仏閣もたくさんありますし、水がきれいなので、川魚料理やお蕎麦屋など美味しいお店もあります。実際、インバウンドの人に話を聞いても、観光地として高く評価している人が多いです。一般的にはベッドタウンのイメージが強いですが、観光地としても魅力的なエリアですよ。

サイクリングでおススメするコースはありますか?

初心者向けのお薦めコースは、坂が好きな人と平地重視の人に分かれています。アップダウンに富んだコースが好きな人なら、サイクルハーバー青梅から御岳駅まで青梅線に沿って走る往復20キロのコースがお薦めです。坂が苦手で平地を重視したい人なら七福神めぐりがお薦めのコースです。もちろん坂が好き(峠好き)の人にもおすすめのコースがあります。

そんな青梅で店舗を営むサイクルハーバー青梅のコンセプトとはどういうものですか?

サイクリストのための発着基地です。休憩はもちろん、自転車や荷物の預かり、汗をかいた後にさっぱりするためのシャワーや、気軽にスポーツサイクルを体験できるレンタサイクルを1,500円から貸し出したり、軽食の提供を行なったりしています。またサイクリストだけでなく、トレイルランニングやハイキングを楽しむ人も利用可能なので、気軽に休憩に来ていただければと思います。

レンタサイクルが豊富ですね。どのようなタイプが何台くらいあるのでしょう。

現在、レンタサイクルは29台あり、半分以上はロードバイクです。最初はマウンテンバイクやフルカーボンロード(Specialized S-Works)、ブロンプトンなど、手持ちの自転車9台を持ち込んで始めました。また、店舗設営の時に協力してもらった人に声掛けして、ロードバイクやマウンテンバイク、ママチャリなどを提供していただき、増やしていきました。

サイクルハーバーは、様々な所にスカイブルーを採用していますが、この色を選んだ理由は?

最初は、イエローやピンクなど様々な色を考えていましたが、青梅の空の色をイメージしたスカイブルーを選びました。サイクルハーバーオリジナルの自転車や、ジャージやパンフレットにもこのスカイブルーを採用しています。

なぜ、サイクルハーバーは青梅で開店したのですか?

場所を選ぶ時、武蔵五日市や奥多摩などを検討していました。しかし武蔵五日市には東京裏山ベース、奥多摩にはトレックリングなど競合している店舗があります。青梅にはそういった施設がなかったほか、人口減少のスピードが遅く、インバウンドの方々も多い。そのように複合的に考えて青梅を選びました。また、タイミングよくアキテンポ不動産さんからの引き合いで、理想のお店が作れました。自分自身も自転車が趣味で、高校生の頃からサイクリングをしておりました。奥多摩や名栗(埼玉県)に行く時は必ず青梅を通っていたため、ここに愛着を感じていたのもあります。

開店するとき大変だった事はありますか?

不動産屋を通して店舗を探していましたが、大家さんから「どんな商売をするのか?」とか尋ねられた時が困りました。自転車屋ではなく、サイクリストに休憩やレンタサイクルを提供する場所、と言ってもわかりにくいため、理解を得られない事もありました。

そんな中、地元の電気店が支店として営んでいた建物を紹介されました。建物の修繕は必要でしたが、気持ちよくお借りすることができました。
電気配線や水道などは地元の専門店にお願いしました。壁貼りに関してはベニアの木張りを採用。木々が多い青梅の土地柄を演出しています。サイクルハーバーの仲間となる人たちに手伝ってもらって完成させました。

2階にはロードバイクを中心として、レンタサイクル用の自転車や、お客様から預かっている自転車が置いてある。

1階には、かつてツール・ド・フランスに使われたのと同型のSCOTT CR1や、コルナゴ・マスターなど、一般的なレンタサイクルショップでは見ないのもある。

提供された自転車は、一旦メンテナンスを行う。程度が悪い物は、部品交換を行う。

ベッドタウンのイメージを持っていたのですが、青梅は観光地としてもサイクリングコースとしても魅力的な街なのですね。

そうですね。ただ、周辺に泊まる場所が少ないことがウィークポイントです。青梅駅周辺に、宿泊施設はゲストハウスしかありません。値段が安い一方で、個室でくつろいだり、ゆっくり温泉に入ったりできるような民宿が無いのも欠点だと思います。雰囲気が良いところは御岳山にある宿坊ですが、青梅駅からは離れています。

自転車に関して言うと、青梅周辺にはサイクルスタンドを設置している店舗が少ないのが気になります。スポーツサイクルは一般的にスタンドが付いていないため、簡単に駐輪ことができないので、観光施設通過してしまうのです。サイクルスタンドを常備した店を、サイクリストはリピートしますから。

では、これからさらに環境整備されていくのですね。

青梅・奥多摩に関しては、数年前からサイクリング環境の改善に力を入れています。奥多摩はレンタサイクル店のトレックリングと協力して力を入れており、武蔵五日市の裏山ベースも行政とタイアップしているとのことです。

青梅市に関しては、現市長は自転車に対して理解があります。車道に自転車通行を示すペイントなどを行い走りやすくなっているのは評価すべき所でしょう。

最後にサイクルハーバー青梅として、今後の展望を教えてください。

現在、“青梅街ゼミ”と題して、定期的に初心者向けロードバイク教室を行っています。また、マウンテンバイクのプロ選手と連携し、イベントをするなどして、スポーツサイクルの普及と同時に、ルールやマナーを守れる人たちを増やしていきたいです。さらなる夢として、地方にフランチャイズ展開して、自転車を送り本支店間で受け取れるサービスを展開したいと思っています。

自転車趣味の人だけでなく、ハイキングや青梅の観光を楽しむ人も受け入れているサイクルハーバー青梅。都心から近くて自然もあり、スポーツサイクルも気軽にレンタルできるので、青梅を観光してみてはどうだろうか。

協力:サイクルハーバー青梅

執筆:松本健多朗

 

オンロードタイプからグラベルスタイルまであるGTのクロスバイクを解説

マウンテンバイクやグラベルロードで知られているアメリカの自転車ブランド「GT」。2018年6月にはGTブランドの2019年モデルのクロスバイクが先行販売された。

2019年モデルで先行販売されたのは、Traffic X、Traffic Sports、Transeo Sportsの3モデル。どれも、アルミフレームを採用し、ディスクブレーキを装備したクロスバイクだ。Traffic XはGTのクロスバイクの中で、オンロード用タイヤを装備し、舗装路をスポーティに走ることを売りにしたクロスバイク。Traffic CompとTranseo Sportsは、シティサイクル並みに太い38~40ミリ幅のタイヤを装備し、荒れた路面でも安心して走れるグラベルスタイルを意識したクロスバイクだ。

「GT」より舗装路・タウン向けスポーツ自転車「トランセオスポーツ」「トラフィックコンプ」「トラフィックX」の販売を開始:ライトウェイ

GT Traffic X:¥63,800

  • フレーム:GT Traffic トリプルトライアングル(※)6061 シリーズ アルミニウム、 スムースウェルド、ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 鍛造ドロップアウト、 チェーンステイディスクマウント
  • フロントフォーク:アルミニウムフォーク
  • 重量:-
  • ブレーキ:Tektroケーブル式ディスク、160/160mm
  • ギア(前-後):Shimano、 48/38/28-Sunrace 11-32、 8-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Vittoria Zaffiro、700 x 32c

GT Traffic Comp:¥53,800

  • フレーム:GT Traffic トリプルトライアングル(※)6061 シリーズ アルミニウム、 スムースウェルド、ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 鍛造ドロップアウト、 チェーンステイディスクマウント
  • フロントフォーク:GTスチールフォーク、スチールコラム
  • 重量:-
  • ブレーキ:Tektroケーブル式ディスク、160/160mm
  • ギア(前-後):Proホイール、 48/38/28-Sunrace 11-28、 7-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: GT Pavement、700 x 38c

GT Transeo Sports:¥52,800

    • フレーム:GT Traffic トリプルトライアングル(※)6061 シリーズ アルミニウム、 スムースウェルド、ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 鍛造ドロップアウト、 チェーンステイディスクマウント
    • フロントフォーク:GTスチールフォーク、ラックおよびフェンダー取り付け穴、スチールコラム
    • 重量:-
    • ブレーキ: Jak-7ケーブル式ディスク、160/160mm
    • ギア(前-後):Proホイール、 48/38/28-Sunrace 11-28、 7-speed
    • タイヤ/ホイールサイズ: GT Pavement、700 x 40c

SURLY ICE CREAM TRUCKとWEDNESDAYがモデルチェンジ

2018年7月9日、新型ICE CREAM TRUCKと、WEDNESDAYのモデルチェンジが発表された。

出典:http://ride2rock.jp/blog/105074/

2014年の初代誕生以来、初めてのフルモデルチェンジとなるICE CREAM TRUCK。チェーンステイを短くし、トップチューブが長くなった設計はトレイルライドを強く意識したとのこと。設計上の最大タイヤサイズは26x 5.1インチ、27.5×4.5インチ、29x 3.5インチに対応。希望小売価格は、完成車に関しては1万円引き下げて288,000円。フレーム&フォークは114,800円と据え置き。

また、WEDNESDAYは、カラーとドライブトレインが変更された。SRAM X5 2×10スピードから、SRAM NX1の11スピードとなった。クランクとBBはRACE FACEを採用。価格は完成車で222,000円、フレーム/フォークセットで88,800円と据え置き。

【新着情報】ICE CREAM TRUCKとWEDNESDAY

サイクルベースあさひのロードバイクの選び方をまとめてみた

かつて、低価格で購入できるロードバイクはネット通販でしか買えなかった。しかし、今ではサイクルベースあさひやイオンバイク、NESTO等、様々なブランドが提供している。サイクルベースあさひの場合、デザイン重視で低価格で購入できるレユニオンコーレル、ロードバイクライフのエントリーモデルといえるプレシジョンRと女性向けのプレシジョンディエナR、軽量でレーサースタイルを採用するプレシジョンRSの3種類がラインナップされている。今回はそれぞれのロードバイクの特徴を紹介しようと思う。

レユニオンコーレル:49,980円(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:12.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

街乗り用スポーツサイクル「レユニオンシリーズ」唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。サイクルベースあさひのロードバイクの中では一番安く5万円以下で購入できる。安い理由は車体の素材に安価なスチール素材を採用したため。車体重量は一般的なロードバイクよりも重い12.5kg。部品のグレードはシマノ・Tourneyという、街乗り向けのグレード。リア7段変速はお金をかけないでギアを軽くするのは難しい。街乗りでも安心してブレーキをかけることができるように補助ブレーキレバーを装備したのは良いと思う。

レユニオンコーレルは街乗りや普通のサイクリングがメインで、スタイリッシュなロードバイクスタイルの自転車で楽しみたい人に向いている。激しいアップダウンがある道を長距離で走る場合、自分好みに合った部品を交換する必要がある。この時、ブルホーンハンドルやマスタッシュハンドル等、自分好みに合ったハンドルに交換したり、長時間走行してもバテないようにするために軽いギアに交換する場合がある。このような場合、変速レバーやギア関連に多額のお金をかける必要がある。

プレシジョンR:69,980円(税込み)

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:アルミ
  • 重量:10.9kg
  • ブレーキ:TEKTRO R312 デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):50-34T/CS-HG50-8 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

プレシジョンシリーズの中でもエントリー向けのロードバイクなのがプレシジョンR。シャープなロゴやスポーク数が少ないホイールを採用し、レーシーな雰囲気を出していながら、ロードバイクに乗ってみたい初心者でも扱いやすいよう設計を採用している。競技用ロードバイクより前傾姿勢を緩くし、街乗りでも安心してブレーキをかけることができる補助ブレーキレバーを装備している。7万円を切った価格も魅力だ。

プレシジョンRは、ロードバイクライフを入門したい人向けのロードバイク。街乗り・軽いサイクリング用と割り切ったレユニオンコーレルとの違いは、車体重量は10kg台と舗装路を走るスポーツサイクルとしては一般的な軽さだ。自分好みに合ったハンドルに交換したり、長時間走行してもバテないようにするために軽いギアに交換する場合があっても安心なシマノ・クラリスグレードを採用した。もし筆者が、このページの中から長距離走行できるロードバイクの最低グレードを選べと言われたら、プレシジョンR/プレシジョンディエナRを最低グレードと位置づけるだろう。

プレシジョンディエナR:69,980円(税込み)

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:アルミ
  • 重量:9.7kg
  • ブレーキ:TEKTRO R312 デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):46-34T/CS-HG50-8 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

エントリーロードバイクのプレシジョンRの女性版がプレシジョンディエナR。女性用クロスバイクのプレシジョンディエナと同じように、またぎやすく小柄な人でも乗れる女性専用設計のフレームを採用した。ギアはプレシジョンRよりも軽いギアを採用することで、脚力が無い人でも扱いやすくなっている。

プレシジョンRS:89,980円(税込み)

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:アルミコラム・カーボンフォーク
  • 重量:9.6kg
  • ブレーキ:シマノ BR-R3000 デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):CS-HG50-8 11-25T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X23C

プレシジョンRSは、プレシジョンシリーズの中で一番高価なフラグシップモデル。また、サイクルベースあさひブランドのロードバイクの中でも一番高価だ。プレシジョンRよりも軽い(車体重量9.6kg)だけでなく、前傾姿勢で乗るスポーツ性能を求めたモデル。フロントフォークはカーボン製を採用し、振動吸収性が高いのを売りにしている。コンポはシマノ・ソラ。レユニオンコーレル・プレシジョンR・プレシジョンディエナRは、ブレーキや回転部分といった見えにくい部分に他社製の部品を採用しコスト削減しているが、プレシジョンRSはブレーキや回転部分にもシマノ・ソラグレードの部品を採用し、お金をかけている。

プレシジョンRSは、10万円以下と低価格でも本格的なロードバイクを求めたい人に向いている。プレシジョンRは扱いやすさやコストを重視しているため、高価なロードバイクと比較すると細かいスタイルが違い、所有欲よりも手軽に購入できるのを重視している。一方、プレシジョンRSは、高価格ロードバイクに似たデザインを採用し所有欲もあるエントリーロードバイク。部品のデザインだけでなく、車体デザインも高価格のロードバイクに似たレーシーなデザインとなっている。

折り畳み自転車の折り畳みサイズを比較・まとめ【8インチ~20インチ】

折り畳み自転車の利点は車体が小さく折りたたむことで、持ち運びが簡単なことだ。しかし、折り畳み自転車といっても折りたたみ方法から車輪サイズまで沢山種類がある。そこで、日本国内で販売されている、もしくは発売予定の主要折りたたみ自転車の折りたたみサイズをまとめてみた。数値に関しては幅×高さ×奥行きで、単位はcmとなる。

20インチ

低価格な街乗り向けタイプから、高価格のスポーツタイプまで様々な種類があるのが20インチ。似たような設計を採用した折りたたみ自転車が多いが、折りたたみ時の寸法に差が大きいジャンルだ。低価格でコンパクトに折り畳める自転車が欲しいのならDahonやTernを選ぶのがベター。DahonやTernに関しては、グレードや車種によって折り畳み寸法が違う場合がある。

20インチ折り畳み自転車の中でも注目したいのがTech One Caracle-S、PATTO BIKE SC451Tartaruga Type Sportsの3台。Caracle-Sはスーツケースに入れるのをメインにしているため、横折れ式折り畳み自転車の中では、縦方向に長い。Patto Bikeはフレームに折り畳み機構が無いが、DAHONやTernよりもコンパクトになり、この中では一番奥行きを取らない。Tartaruga Type Sportsは、折り畳みを行う時は前後輪やハンドルを外す必要があり、折り畳み自転車としては亜流とも言えるが、折り畳みサイズはPatto Bikeよりも少し奥行きが大きい数値だ。

18インチ

18インチ折り畳み自転車でメインと言えるのは、Pacific CyclesのBirdyシリーズだろう。前後サスペンションを装備した独特なデザインは昔から人気がある。折り畳みサイズはDAHONよりはコンパクトだ。

まだ、発売前だがシクロライダーでも注目しているIrukaも。折り畳み高は48cmと非常に低く、この中では一番低い数値を記録している。Irukaの公式SNSを見ると縦置きも可能らしく、縦置き時の予想折り畳みサイズも予想値として書いておく。

16インチ

折り畳み自転車の中ではコンパクトな分類に入る16インチ。コンパクトに折り畳めることで有名なBromptonは、現代でも一線級とも言える折り畳みサイズだ。Dahon Curveはフレームに折りたたみヒンジがある一般的な折り畳み自転車。低価格でそれなりに小さく折り畳める。5Links2は縦折れ式のため折り畳み高は高いが、折り畳み時の横幅と奥行きが小さいため電車輪行の場面では有利だろう。

  • Brompton:60×58×30
  • Dahon Curve:73×61×34
  • 5links2(縦折れ式):40×102×34
  • モンベル・シャイデックTR-F 20:80×65×45

14インチ

14インチ折り畳み自転車は、折り畳みサイズが小さい超小径車の分類に入る。有名なのがDahon Doveやルノーウルトラライト7だ。両車とも小さく折り畳めることができるのが売りだ。スポーツカー等、荷室が狭い車に積む場合数cmの違いで積める・積めないの問題が発生するため、購入時は現車確認を行うのがベストだ。OX Pecoは超小径折り畳み自転車ながら、縦折れ式のため折り畳みサイズは大きい。

8インチ

超小径自転車とも言える8インチで有名なのがCarry-me。縦折れ式のため折り畳み高はあるが、折り畳み幅と奥行きが小さいため電車に乗せても場所を取らないだろう。

実は自転車旅にも最適 フェリー旅行の良さと注意点をまとめてみた

自転車に限らず旅行では、陸路は新幹線・在来線などの鉄道や自動車、空路では飛行機が主流の一方、海路のフェリーはマイナーな旅行手段だ。遅くて時間がかかるため敬遠されがちなフェリーだが、上手く活用すれば意外と役に立つ旅行手段となる。今回は旅行手段として見た場合のフェリーの利点と注意点を紹介したい。

自転車旅とフェリーの組み合わせの利点

フェリーはきちんと食事を取ることができる

一般的な新幹線や在来線特急列車には、食事を取るための食堂車は無い。また、高速バスでは食事を取ることは難しい。一方、フェリーはレストランや軽食スペースがあるのが殆どだ。食事に関しては長距離フェリーだけでなく一部の短距離フェリーでも行っている所がある。例えば、桜島フェリーには「やぶ金」という名前のうどん屋がある。鹿児島から桜島まで15分と短いが乗客に好評で、現在は鹿児島中央駅前にも出店している。

桜島フェリー(参考)

長距離フェリーの食事は様々な種類があるが、多いのはバイキング形式。珍しい例を挙げると、東京~徳島~北九州を結ぶオーシャン東急フェリーにはレストランが無く、船内にある冷凍食品やレトルト食品を購入し電子レンジで温める方式を採用している。ラインナップは焼きそば、ナポリタン、キーマカレー、助六寿司、豚焼肉丼、さんまの塩焼き、エビスのいかめしなど幅広い商品がある。

オーシャン東急フェリー(参考)

きちんと睡眠を取ることができる・ゆったりと座ることができる

長距離フェリーの場合、航路にもよるが様々な船室がある。豪華ホテルの雰囲気がある家族やカップル向けの個室から、一人用のビジネスホテルタイプの個室、低価格とプライベートを両立したカプセルホテルタイプの部屋、低価格重視の雑魚寝タイプまで、予算と条件に応じて部屋を選べる。

近年、フェリー業界では新しく作られた新造船が増えている。新造船では低価格の雑魚寝タイプの部屋でも仕切りやカーテンを採用する船が増えている。船によっては雑魚寝タイプを廃止して、カプセルホテルタイプの部屋を一番安い船室にする所もある。

新潟~佐渡などの距離が短いフェリーでは、就寝用の船室が無く、雑魚寝タイプや座席タイプが多い。新幹線や在来線特急等の鉄道や高速バスと違うのは、ゆったりと座ったり胡座をかくことができる。また、船内を移動して気を紛らわすこともできる。

風呂やシャワーがある

長距離フェリーは宿代わりにもなっているので、一般的に風呂がついている。夜行高速バスにはトイレはあっても風呂やシャワーは無いため、ゆったりと過ごすのならフェリーのほうが有利だ。

フェリーの欠点はスピードとフェリーターミナルが都市部から離れていること

フェリーのわかりやすい欠点はスピードだ。例えば大阪南港~新門司港までを運行する名門大洋フェリーは12時間40分と長時間乗船する。また、フェリーターミナルは都市から離れている所が殆どだ。そのため移動時間に余裕を持って動かないといけない。

フェリーに乗る場合は輪行かそのまま乗るかどちらがいいか

フェリーに乗船する時、自転車を分解して袋に入れる輪行か、自転車を分解せず車両甲板に入るかどちらかの方法で自転車を入れる必要がある。

輪行の利点は大型荷物扱いで載せることができ、車両扱いよりも料金も安いことだ。ただし自転車を載せる時は歩いて載せないといけないため、その分の負担が体にかかる。

車両甲板に載せる時の利点は、自転車をそのまま載せることができるので自転車の分解の必要がないことだ。ただ、車両甲板に入る時はグレーチングがあるため注意が必要だ。特にタイヤ幅が細いロードバイクや小径自転車は不安定になりやすいので、輪行袋に入れたほうが安心だろう。

非日常だけでなく、動くホテルとして使うことができるフェリー

フェリーにはスピードが遅い欠点があるが、鉄道や高速バスと比較してゆったりと過ごすことができる利点がある。筆者は時間が十分ある旅をしていた時、積極的にフェリーを使い、船内で過ごして休息を取っていた。

ただ、航路に関しては少なくなりつつあるようだ。日本長距離フェリー協会を見ると、長距離フェリーの航路は大阪~九州航路や、新潟~北海道航路が多い。一方、東京発のフェリーは東京~徳島~北九州航路のみ。関東から北海道に行く場合は大洗から乗船しないといけない。少々寂しい状況となっているが、ゆったりと過ごすことができる船旅は、鉄道や高速バスとは違う楽しみがあるので、時間に余裕があったら楽しんではどうだろうか。

自転車をそのまま載せられるフェリー一覧

東海汽船(大型客船のみ):東京・横浜~利島・新島・式根島・神津島航路/東京~三宅島・御蔵島・八丈島航路

受託手荷物として載せられる。御蔵島は自転車持込不可。

https://www.tokaikisen.co.jp

さんふらわあ:大阪⇔別府航路・神戸⇔大分航路・大阪⇔志布志航路

特殊手荷物としてそのまま乗船可能

https://www.ferry-sunflower.co.jp/

NESTOが安田大サーカス団長がクロスバイクで1日200キロにチャレンジ動画を公開

NESTOが「クロスバイクLIMIT 2で1日にどこまで走れるか」をチャレンジしたスペシャルムービー「LIMIT 200」を2018年7月4日(水)に公開した。自転車芸人でトライアスロン年代別世界選手権代表を目指している「安田大サーカス団長」の安田さんが、伊香保温泉で有名な群馬県渋川市を早朝に出発し、東京湾に沈む夕日を見るために日没までに千葉県浦安市を目指してサイクリングする内容だ。距離は200キロで、使用する自転車はクロスバイクのNESTO LIMIT2。税抜き5万円以下のクロスバイクでコストパフォーマンスが高いことで知られている。

NESTOのスピードクロス LIMITシリーズを解説 ライバル車との違いも紹介

クロスバイクで1日200kmや300kmを走ることはできるか?

クロスバイクで1日200kmは、自分に合わせた仕様なら慣れた人にとっては難しくなく、1日300キロ24時間ぐらいならいけるだろう。ただし、ハンドルなどの部品を交換しないのなら、ポジション調整程度で1日200kmはそれなりにしんどい。特にフラットハンドルを握る時に手首をねじる状態を長時間続けるのがつらいのだ。

クロスバイクで長距離走行できる一例を挙げると、写真下のEscape RXWのオーナーは、東京→新潟320kmを19時間30分で走った記録がある。

筆者も1日300キロを20時間以内に走ったのは何回かある。最初はロードバイクで行ったが、それ以降はすべてカスタムしたクロスバイクで行っている。1日300キロ24時間と、のんびり走るのなら、アップライトな乗車姿勢で体調不良でも胃に負担がかからない自転車が楽だからだ。もし、今から1日で東京から三国峠を越えて新潟(320km)まで行ってこいと言われたら、グラベルロードのDiverge E5ではなくカスタムしたクロスバイク(Escape RX4)を選ぶだろう(タイヤは両方ともグラベルキング28Cを装着したと仮定)。

NESTO LIMIT2が長距離走行が比較的有利なのは、舗装路走行を重視したスピードクロスというジャンルと、税抜価格48,000円と安価ながら比較的良い部品がついていることだ。一般的に安価なスポーツサイクルを購入したら、タイヤとブレーキは交換するのが普通と考えていたが、NESTO LIMIT2はこの法則を無視している。ブレーキはシマノ製(BR-T4000)で、ブレーキレバーとシフトレバーが別体式で調整が比較的自由。そして、一番の利点はタイヤがマキシス・デトネイターフォルダブルと良いタイヤがついていることだろう。

タイヤは乗り物の中でも唯一地面に設置している非常に重要な部品で、タイヤに拘らないマニアは自称マニアだと思っていい。筆者は2017年に佐渡1週する前の準備で、魔が差してしまいEscape RX3に低価格タイヤを装着してしまった。試しに10kmほど試走したら、乗り心地の悪さに耐えられなくなり、タイヤをパナレーサー・グラベルキングに取り替えることとなった。因みに、この時は出発12時間前のため大慌てで交換した。NESTO LIMIT2に装着されているマキシス・デトネイターフォルダブルは、1本4,000円クラスと高価なタイヤで乗り心地が良く、一般的な5万円クラスの自転車には装着されない。最初からこのぐらいのレベルのタイヤが装着されていたら、長距離走行も楽だろう。

http://nestobikes.com/info-media/180704_limit200_challenge/

世界初のサスペンション対応設計のグラベルロードバイクフレーム OTSO Waheela

非競技用のグラベルロードが面白いのは、明確なジャンルが定まっておらず趣味性が高いため、面白いデザインを採用したモデルが多いことだ。今回紹介するOTSO Waheelaは、代理店が画期的な自転車と謳っているグラベルロードバイクフレームだ。

OTSO Waheelaが画期的な所は、世界初のサスペンションフォークとリジットフォークに両方対応したグラベルロードということ。。一般的に、リジットフォークに対応した自転車に、サスペンションフォークを装着すると車体が前上がりになる。逆にサスペンションフォークを装着した自転車にリジットフォークを装着すると、前下りになる欠点がある。OTSO Waheelaは、リジッドフォークを装着する場合、付属の延長ヘッドパーツを使用してジオメトリーを最適化するようだ。

フレーム素材はレイノルズ520。対応タイヤ幅は700×53 (29×2.1インチ)まで。また、OTSOの特許出願中のチューニングチップ機構により、リアエンドを3箇所(420mm,430mm,440mm)から選択が可能で、チェーンステイ長を変更することができる。(430mmの場合はオプションパーツが必要)

オプションで78000円(税込み)でグラベルロード用サスペンションフォーク「FOX AX」へのアップグレードも可能とのこと。公式サイトによるとトラベルは40ミリで対応ホイールは27.5/700cの2種類に対応。最大タイヤサイズは700x40c。

SPEC

  • 重量:2200g (フォーク490g)
  • BB:68mm BSAスレッド
  • シートポスト:27.2(ドロッパーポストインターナル仕様)
  • ヘッド:上ZS44/28.6, 下 EC44/40.0 (リジッド用20mm延長パーツ付属)
  • ボトル台座:3箇所

OTSO Waheela(フレーム、カーボンフォーク)/alternative Bicycle

クロモリフレーム版も登場!Fuji Jariシリーズについて解説【2019年モデル】

FUJIのグラベルロードは「JARI」シリーズは、日本語の砂利から取ったものとして知られている。設計は長距離走行と砂利道走行に重点を置いているのが特徴で、700Cでは最大45mm幅のタイヤ装着が可能。より太いタイヤを履く場合、700Cよりも一回り小さい650Bホイールに換装すると47cまで対応している。ボトルケージはフレームに3箇所、フロントフォークに2箇所の5箇所あるため、大量の飲み物を入れたりボトルケージに装着するためのラックをつけることもできる。トップチューブ上面は、様々なストレージを固定するマウントも搭載した。車体を担ぐ場面にも対応するためトップチューブ下には2mmの厚さのシリコンパッドを標準装備している。部品に関しては全モデル軽いギアを採用している。これは舗装路でのスピード重視ではなく、荷物を積んだ場合や砂利道走行を重視しており、軽めのギアを採用している。

JARIにはアルミフレームを採用した1シリーズ(1.1・1.3・1.5)とレイノルズ520を採用した2シリーズ(2.3)の2種類がある。A6アルミ素材を採用した1シリーズは、上級モデルから低価格モデルまではフレーム、フォークが全く同じ。最上位グレードの1.1はシマノのNEW105(油圧ディスクブレーキ仕様)となり、1.3はSRAM APEXフロント1段仕様。低価格モデルの1.5グレードはシマノTiagra仕様となっている。

クロモリ仕様の2.3は、1シリーズとは毛色が違うグラベルロードだ。1シリーズよりも、より低速でも漕げる軽いギアを採用した2.3は、ツーリング向けのグラベルロードといえる。JARI2.3ではReynolds520のダブルバテッドチューブを採用し、フロント剛性を上げるためにテーパーヘッド化することでヘッド周りの剛性を上げたのが売りだ。

JARIシリーズを選ぶとするのなら、将来はお遊びで良いのでシクロクロスレースなどに出たい人や、スポーティな走りや軽さを重視する人はJari 1シリーズ。荷物を積んだツーリングや一般公道などでタフさを重視するのならJari 2シリーズを選ぶのがいいだろう。

JARI 1.1 /¥ 280,000(税抜)

  • フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout  
  • フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts
  • 重量:9.52 kg
  • ブレーキ:Shimano 105 油圧ディスク160mm rotors
  • ギア(前-後):FSA Omega Adventure BB386 EVO, 46/30T -Shimano 105, 11-34T 11Speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: –
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。前後12ミリスルーアクスル仕様だがリアエンドはクイックリリース化も可能。

JARI 1.3/¥189,000(税抜)

  • フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout  
  • フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts
  • 重量:10.08 kg
  • ブレーキ:Tektro MD-C550 機械式ディスク, 160mm rotors
  • ギア(前-後):FSA Omega Adventure BB386 EVO, 40T – SRAM PG1130, 11-42T(SRAM APEX1)
  • タイヤ/ホイールサイズ:Panaracer Gravelking SK, 700 x 38c
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。前後12ミリスルーアクスル仕様だがリアエンドはクイックリリース化も可能。

JARI 1.5/¥165,000(税抜)

  • フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout  
  • フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts
  • 重量:10.54 kg
  • ブレーキ:Tektro Lyra 機械式ディスク 160mm rotors
  • ギア(前-後):FSA Tempo Adventure, 46/30T -Shimano HG500, 11-34T, 10-speed(Shimano Tiagra)
  • タイヤ/ホイールサイズ: Panaracer Gravelking SK Sport, 700 x 38c
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。前後12ミリスルーアクスル仕様だがリアエンドはクイックリリース化も可能。

JARI 2.3/¥120,000(税抜)

  • フレーム:Reynolds 520 chromoly, rack & fender mounts, Triple bottle mount, Flat mount disc, top tube bento box mount
  • フロントフォーク:Chromoly w/ 1 1/8” – 1 1/2” tapered steerer, flat mount disc, low-rider water bottle and rack mounts
  • 重量:12.98kg
  • ブレーキ:Tektro Lyra 機械式ディスク 160mm rotors
  • ギア(前-後):Alloy, 44/28T -Shimano HG200, 12-36T, 9-speed(Shimano Sora)
  • タイヤ/ホイールサイズ: Panaracer Gravelking SK 700 x 38c
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。

2019年モデル JARI シリーズ 先行発売のお知らせ(Fuji Bikes ブログ)

8速・9速・10速・11速を気軽にワイドレンジ化できるSunRaceスプロケットまとめ

マウンテンバイクの世界では定番となっているワイドレンジ化。フロントのギアを1枚のみにし後ろのギアを大きくしてワイドレンジにすることで、直感的に変速ができ軽量化が可能になるのが売りだ。また前変速機関連のトラブルが無くなる利点もあり、近年のレース用マウンテンバイクでは定番だ。

フロントシングル、リアワイドレンジの流れを始めたのはアメリカの自転車部品メーカー「SRAM」は、フロント変速機を過去の記憶と扱った動画を公開している。

https://youtu.be/ZiALL1fnolk

 

しかし、筆者のようにツーリングなど公道で使う場合は難しい。平地の高速走行から激坂を上るのをフロントシングルで対応するのは難しい。また、フロントシングル化はお金が沢山かかるため躊躇してしまう。

低価格でフロントシングル化やワイドレンジ化をしたい人に向いているのが、Sunrace社のワイドレンジスプロケット。8速、9速、10速、11速用のワイドレンジスプロケットがAmazonで売られており価格も安い。

筆者は、現在所有しているSpecialized DivergeにCSM680というスプロケットを装着した。リアディレイラーにはJGbikeブランドの22mmリアディレイラーリンクアダプタを装着しただけで、ホイールの変更などはしていない。今のところ使用した限りでは特に問題はなく変速してくれる。上り坂では一番軽いギアが役に立つ一方、ギアの間隔が大きいため、平地でスピードを出す人には向いていない。

Sunraceワイドレンジスプロケットの良い点は気軽にワイドレンジ化を試すことができることだ。フロントシングル化は勿論、筆者みたいに前2段でワイドレンジ化した感覚を試したい人にも向いている。前2段でワイドレンジ化する利点はある。重いギアは平地用、軽いギアは峠用と割り切って使用することで、ちょっとした坂道などで前変速機を動かさないで走ることができるのだ。

欠点は部品会社が定める規格から離れていること。この部分に関しては割り切って使うしかないだろう。また、Sunraceのワイドレンジスプロケットは今のところAmazonでしか売られていないようだ。

CSM680:8速/11-40T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:456g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-22-28-34-40

CSM990:9速/11-40T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:456g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-22-28-34-40

CSMX3:10速/11-40T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:382g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-21-24-28-32-36-40

CSMS3:10速/11-42T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:448g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-21-24-28-32-36-42

CSMX8:11速/11-46T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:490g
  • Shimano HGスプラインフリーハブ対応。SRAM XDドライバ互換性なし
  • 11-13-15-18-21-24-28-32-36-40-46

CSMX80:11速/11-50T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:512g
  • Shimano HGスプラインフリーハブ対応。SRAM XDドライバ互換性なし
  • 11-13-15-18-21- 24-28-32-36-42T-50T

GTのグラベルロード「GRADE」シリーズまとめ 2019年モデルも紹介


マウンテンバイクを中心に製造しているアメリカのスポーツサイクルメーカー「GT」。その中で一番ロードバイクに近いモデルがGRADEシリーズだろう。2015年モデルから登場したGRADEは、グラベルロードと呼ばれる、ダート走行も可能なロードバイクの1つとして知られている。

GRADEは、未舗装路を走る自転車レース「シクロクロス」用自転車と比較すると、直進安定性を重視している。フレームには泥除けや荷台を装着するダボ穴があり、タイヤ幅は35ミリまで対応している。因みに主流のグラベルロードは40ミリ以上の幅広いタイヤを装着できるモデルが多い。筆者が所有しているSpecialized Diverge E5は、700Cなら42ミリ幅まで対応し、650Bにインチダウンすると47ミリ幅まで太くできる。その点に関しては今後の課題だろう。

GRADEにはカーボンフレームのGRADE CARBON EXPERTとGRADE CARBON ELITEの2種類、アルミフレームのGRADE ALLOY COMPの1種類がある。カーボンフレームのGRADE CARBONシリーズでも、泥除けを装着するためのダボ穴がある。

グラベルロードを購入するときに注意したいのが、車輪の取り付け形式。GRADE CARBONシリーズは前輪は15ミリスルーアクスル・後輪はクイックリリースレバーを採用。GRADE ALLOYは前後ともクイックリリースレバーを採用した。

グラベルロード/ディスクロードのスルーアクスル規格まとめ

GRADE CARBONシリーズの前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバーの利点は、前輪付近の剛性アップ、後輪なら既存のローラー台が使用できること。欠点は前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができないことだ。GRADE ALLOYの前後クイックリリースレバー仕様の利点は、低価格でホイールのアップグレードができること、前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができる。一方で剛性が低くなる欠点があるようだ。

輸入元のライトウェイプロダクツジャパンのブログでは、「GRADE CARBON」の王滝仕様やGRADE CARBONとGRADE ALLOYの違い(2016年モデル)を紹介しているので気になる人はチェックだ。

 GT グラベルロード「GRADE CARBON」王滝仕様 山中真(ライトウェイ)

あなたに合ったグラベルロード GT 「グレード」はどっち? カーボン VS アルミ 乗り比べインプレッション(ライトウェイ)

ラインナップ(2019年モデル)

GRADE CARBON EXPERT:318,000円(税抜)

  • フレーム:GT エンデュロード カーボン フレーム 、 ディスク仕様トリプルトライアングルフレーム PFBB31(注:PFBB30の誤植?) ボトム ブラケット、 取り外し式フェンダー ブリッジ
  • フロントフォーク:GTカーボンテーパード1-1/8to1-1/4スレッドレスカーボンコラム、ディスク仕様、15mmスルーアクスル
  • 重量:-
  • ブレーキ:Shimano油圧式ディスク、160/160mm
  • ギア(前-後):Shimano 105 52/36-Shimano 105、 11-32、 11-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ:WTB Exposure Race/700 x 32c
  • 特記事項:前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバー仕様。タイヤ幅35ミリまで対応。チューブレスレディリム「Stan’s NoTubes Grail S1」搭載。

GRADE CARBON ELITE:228,000円(税抜)

  • フレーム:GT エンデュロード カーボン フレーム 、 ディスク仕様トリプルトライアングルフレーム PFBB30ボトム ブラケット、 取り外し式フェンダー ブリッジ
  • フロントフォーク:GTカーボンテーパード1-1/8to1-1/4スレッドレスカーボンコラム、ディスク仕様、15mmスルーアクスル
  • 重量:-
  • ブレーキ:Tektro油圧式ディスク、160/140mm
  • ギア(前-後):FSA Gossamer 50/34-Shimano Tiagra、 11-34 10-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ:WTB Exposure Race/700 x 32c
  • 特記事項:前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバー仕様。タイヤ幅35ミリまで対応。チューブレスレディリム「Stan’s NoTubes Grail S1」搭載。

GRADE ALLOY COMP:84,800円(税抜)

  • フレーム:Grade アルミニウム フレーム スムースウェルド、 ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 テーパード 1 1/8″ – 1 1/4″ヘッドチューブ、 スタンダード BB
  • フロントフォーク:Gradeアルミニウム1-1/8to1-1/4″スレッドレスアルミニウムコラム、ディスク仕様
  • 重量:-
  • ブレーキ: Tektroケーブル式ディスク 160/160mm
  • ギア(前-後):FSA Tempo Compact 50/34-Sunrace 11-32、 8-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Schwalbe Road Cruiser 700 x 33c
  • 特記事項:前後輪クイックリリースレバー仕様。タイヤ幅35ミリまで対応。

雨が降っても自転車が無くても安心!初心者にお薦めのサイクリングコースまとめ

サイクリングの魅力は、自分の力で遠くに行くことができ、狭い道でも迷惑にならずに走れ、他の公共交通機関とリンクすることで、移動効率が上がり幅広い楽しみ方ができることだ。レースをしない一般ユーザーでも、街中でのポタリングからサイクリングコース、林道のグラベルライド、三国峠を越えて行く1日300kmロングライドまで様々な楽しみ方がある。

しかし、これから自転車を初める場合、どんな走り方が合うのかわからない。また、高額な自転車や自転車用品を買うのは躊躇するだろう。

今回は、雨が降っても自転車が無くても安心して楽しめる初心者にお薦めのサイクリングコースをまとめてみた。基準はスポーツサイクルや電動アシスト自転車のレンタサイクルが豊富で、雨が降りサイクリングを中止しても観光できる場所をピックアップした。

長野・飯山エリア

北陸新幹線飯山駅には信越自然郷アクティビティセンターがある。ここではロードバイク、マウンテンバイクのレンタサイクルが豊富でサイクリングツアーも行われている。自転車だけでなくSUPやカヤック、ハイキングツアーなど様々なアクティビティツアーもあり、レインウェアやトレッキングシューズやバッグパック、テント、スノーシューなどもレンタル可能。

飯山エリアは豪雪地帯のため、冬になると自転車は走れないと思うかもしれないが、冬季限定でファットバイクで街中を走るツアーや、スキー場をファットバイクで下るツアーがあり、春夏秋冬楽しめる。雨が降った場合は、高橋まゆみ人形館や飯山市美術館など巡るのが良いだろう。

信州いいやま観光局

伊豆大島エリア

東京23区から気軽に観光できる島として有名なのが伊豆大島。東京・浜松町にある竹芝桟橋から最短1時間45分で行くことが可能だ。レンタサイクルはママチャリと低価格のマウンテンバイクの2種類が主流だが、大島1週するのならマウンテンバイクを選ぶのがベスト。自転車を持っていくのなら三原山ヒルクライムも良いだろう。

雨が降った場合、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な波浮港や、火山の歴史がわかる伊豆大島火山博物館、入園料金無料の都立大島公園 動物園がベスト。公共交通機関は路線バスしかないが、路線バスは本数が少なくシーズンにより運休する路線があるため注意。レンタカーや観光タクシーを選ぶのが良いだろう。

伊豆大島ナビ

三島エリア

静岡県にある伊豆ゲートウェイ函南は、飲食施設だけでなく観光案内やジオガイドツアーが行われている。サイクリングに関してはスポーツサイクルや電動アシストスポーツサイクルのレンタサイクルがある。伊豆半島エリアはサイクリングコースだけでなく、グルメ、史跡など雨が降っても楽しめる観光場所が豊富だ。

伊豆ゲートウェイ函南

浜名湖エリア

静岡県にある浜名湖は1週65kmと手頃に走れるサイクリングコース。レンタサイクルは浜名湖から少し離れている浜松駅近くにある「はままつペダル」が良い。ロードバイク、クロスバイク、折り畳み自転車がレンタルできるからだ。浜名湖・浜松周辺には浜名湖ガーデンパーク、うなぎパイファクトリーやスズキ資料館などの観光地が豊富で、雨が降っても困らない。

浜名湖1週 ハマイチWeb

浜松だいすきネット

琵琶湖エリア

日本最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖は有名なサイクリングコースの1つだ。1週160kmと長く、観光スポットも彦根城、琵琶湖博物館や旧跡を中心に沢山あり、1日で1週するのは惜しいコースだ。レンタサイクルはJR米原駅にびわ湖1週レンタサイクルがあり、その他の場所でもレンタサイクルサービスが行われている。サイクリングコースに関しては湖西エリアは交通量が多く裏道が少ない。一方、湖東エリアはサイクリングコースが整備されており走りやすい。また、宿泊施設なども豊富で、短い時間で観光を楽しみたいのなら湖東エリアのみを楽しむのが良いだろう。

輪の国びわ湖 びわ湖1週

京都エリア

昔ながらの街並みが残っている京都。レンタサイクルは膨大にあり選ぶのが大変になるほどだ。観光地や公共交通機関は非常に豊富で雨が降っても問題にはならない。一部の観光地は非常に人が多く、駐輪禁止場所や難しい場所も多いので、公共交通機関を多用する旅も良いだろう。

京都よくばり自転車観光ナビ

淡路島エリア

大阪・兵庫エリアから近い淡路島。1週150kmと長く獲得標高1200mとアップダウンが多いため、初心者が楽しむのなら1泊2日で楽しむのが良い。本格的なスポーツサイクルが借りることができるショップが多数ある。「古事記」「日本書紀」の舞台となった神話ゆかりの名所や景勝地などが豊富にあり、雨が降っても大丈夫。1週160kmと距離があるため公共交通機関よりレンタカーを使うのがベストだろう。

あわじロードバイクサポーターズ

淡路島観光ナビ

しまなみ海道エリア

世界7大サイクリングロードの1つとして知られているしまなみ海道。本州(尾道)から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、四国(今治)と橋でつないだサイクリングコースは、サイクリングに興味がない人でも人生で1度は行くべき道だ。各島には、それぞれ特徴があり因島ははっさく大福、大三島は大三島神社や伯方の塩工場などがある。レンタサイクルは各島にあり、尾道(本州)と今治(四国)にはGIANTストアでレンタサイクルが提供している。

歴史やグルメ、景勝地といった観光地が地域ごとにあり、それぞれ特色を持っているので、雨が降っても観光には困らない。ただし、自動車を使用して島巡りを行うと、有料道路を使わないといけないため注意が必要だ。

SHIMAP しまなみ海道観光マップ

東京でロードバイクやクロスバイク、E-Bikeに乗れるレンタサイクル一覧

 

 

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。

売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal)

自転車の場合はどうなのか?

自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。

https://www.cyclorider.com/archives/11934

量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。

小径折りたたみ自転車は通常のミニベロよりも走りが劣る理由

https://www.cyclorider.com/archives/11270

専門店向け自転車を量販店に卸さない理由

電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。

セオサイクルのブログ(2017年)

スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。

ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。

 

 

 

スニークルロングシェアに最新型ロードバイクに乗れるテストライドプランが登場

定額制自転車レンタルで知られているスニークルロングシェアにテストライドプランが登場した。これは、最新バイクを1か月実際のシチュエーションで試すことができるプラン。7日間乗車すると乗り換えが可能となり、期間中最大4台まで試すことができるとのこと。価格は5,000円(税込)で、新車購入時に全国のワイズロードで使える5000円クーポンを貰える。

スニークルロングシェアは、2年契約で途中解約すると違約金が30,000円かかるため、筆者の評価は高くない(これが1年契約ならまた違う評価になる)が、5,000円で最新モデルを試乗できるのなら悪くない。1ヶ月5,000円なら、通常のスニークルロングシェアでもショートプランとして採用しても良い価格だ。

2018年6月時点はロードバイクのみのラインナップ。ブランドはピナレロ、コルナゴ、キャノンデール、ビアンキがある。取り扱い店舗は東京都目黒区にあるスニークル東京のみなのが残念だ。今後の展開に期待したい。

http://www.sneecle.me

初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選

通勤通学などで駅から降りて目的地までのラストワンマイル問題は様々な解決策がある。この問題を解決するのに一番簡単なのは超小径折り畳み自転車を活用することだ。その中でも買いやすいのがBYA412シリーズ。元は中国DAHONで生まれた14インチ折り畳み自転車で、低価格で買え、バランスも良いため入門用にぴったりだ。

BYA412シリーズは、本家DAHONから、独自モデルとして有名なルノー・ライトシリーズ等があり、外装3段仕様や超軽量仕様といったタイプもある。今回紹介するのはBYA412シリーズの中でも、一般車(ママチャリ)に乗っている人をメイン層とし、改造はしないのを条件とし軽さ・実用性などバランスが取れたモデル3台を紹介する。

ルノー・ライト8/重量8.3kg/¥40,000

・折りたたみサイズ:70cm×36cm×54cm
・本体重量:約8.3kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:シングルスピード(前46T・後ろ11T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

ルノー・ライト8は、低価格で超小径折り畳み自転車生活を楽しめる。実売価格は3万円台と安く、自転車専門店からホームセンター等の量販店まで、様々な店で売られているので買いやすい。上級モデルのウルトラライト7の登場で、ライト8はあまり軽くないと思われているが、本体重量8.3kgは一般的な折り畳み自転車(20インチの場合は10~12kg)と比較すると軽量だ。頻繁に持ち運ばない、軽さよりも価格を重視するのならライト8で大丈夫だ。

ルノー・ウルトラライト7/重量7.4kg/¥60,000

・折りたたみサイズ:69cm×33cm×59cm
・本体重量:約7.4kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:シングルスピード(前47T・後ろ10T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

バランスが取れた軽量折り畳み自転車が欲しいのならウルトラライト7だ。この折り畳み自転車は、ライト8よりも軽量な部品を採用することで、ライト8よりも1kg軽くなった。また、ギアもウルトラライト7は重めのギアを採用しライト8よりもスポーティな走りを楽しめる。頻繁に折り畳んで持ち運ぶのならウルトラライト7を選ぶのが良い。

DAHON DOVE UNO:¥51,000

・折りたたみサイズ:63cm×30cm×55cm
・本体重量:約8.8kg
・変速機:シングルスピード(前42T・後ろ11T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

14インチ超小径折り畳み自転車で実用性を求めたいのならDAHON Dove Unoを選ぶべきだ。折り畳みサイズはルノー・ライト8/ウルトラライト7よりも小さく折りたたむことができる。それだけでなく、車体には飲み物を入れておくためのボトルケージ台座や、前荷台を装着するための台座がついている。服が汚れにくくなる泥除けも標準装備し、日常生活の実用性を求めるのならDove Uno一択だ。

なぜ、超軽量モデルは候補から外したのか?

初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選では、ルノー・ライト8、ルノー・ウルトラライト7、DAHON Dove Unoをピックアップした。一方で、近年ではDAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など車体重量6kgクラスの超軽量モデルが登場しているが、今回は対象から外した。

超軽量モデルを外した理由はタイヤだ。初心者にお薦めの3車種のタイヤ幅は1.75インチ(約4.4cm)と広い。これにより多少の段差や道が荒れても安心して走れる。一方、超軽量モデルのタイヤ幅は1.35インチ(約3.4cm)と狭い。軽くするために幅が狭いタイヤを採用しているが、一方で段差の衝撃がダイレクトに伝わり、シャープに動くため、今回は候補から外した。DAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など超軽量モデルに乗っている人で、段差の衝撃やシャープなハンドリングが気になる人は、太いタイヤに交換しよう。ハンドリングの安定感が上がるはずだ。

動画で見る電動ファットバイクの魅力 HaiBike Fat Six

日本では電動アシストスポーツサイクルがブームになりつつある。その流れで電動アシストマウンテンバイクも登場している。ヨーロッパでは既に電動アシストマウンテンバイクは、様々な会社にある。それだけでなく電動アシストファットバイクまであるのだ。

ファットバイクとは、通常のマウンテンバイクよりも2倍ほど太いタイヤを履いた自転車。雪道を走るために生まれたタイヤだが、太いタイヤのおかげで安定性が高いので、一部ではマウンテンバイクのように使う人もいる。

動画はHaibike Fatsixに乗り、トレイルから雪山まで様々な所を走行し、オールマイティに楽しめる自転車だというのをアピール。注目は雪山の坂道をグングンと楽しそうに上って行くところ。実際に体験すればわかるが、ファットバイクは雪道を走れるが決して楽に走れるわけではないのだ。動画のようにグングンと上れるのなら、リフト要らずでスノーアクティビリティを楽しめる新たな観光資源になるだろう。因みに、Haibike Fatsixは日本未発売。将来的に日本にもやって来るのを期待したい。

 

動画で学ぶシクロクロスライディングテクニック

主に泥道の周回コースを走るシクロクロスレースは、キャンバーを越え、砂道を走り、時には自転車から降りないといけないレースだ。Specializedの公式サイトでは、シクロクロスレースのライディングテクニックを紹介している。今回はSpecialized公式Youtubeで公開されているシクロクロステクニック動画をまとめてみた。

キャンバーの走り方

バリアの越え方

自転車の降り方

砂道の走り方

公道でシクロクロステクニックは役に立つか?

シクロライダーは、非競技ユーザー向けの自転車情報サイトで、レースのテクニックは紹介しない。しかし、今回、シクロクロステクニックを紹介したのは、公道でも役に立つ場面があると思ったからだ。シクロクロステクニックが一番公道で役に立つ場面は、自転車から降りて持ち上げて行くテクニックやバリアの越え方だ。歩道を走行していたら道が途切れて歩道橋を渡る場合に役に立つだろう。テクニックに興味がなくても、解説を見ると参考になるので必見だ。