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2つのホイールを選べるグラベルロード「RITEWAY SONOMA ADVENTURE」を解説

街乗り用スポーツ自転車で有名なRITEWAYのグラベルロード「SONOMA ADVENTURE」。2019年モデルはがらっと変わったので解説する。

出典:https://www.riteway-jp.com/bicycle/riteway/sonoma-adventure

ライトウェイのスポーツサイクルは、街乗りやサイクリングを中心に楽しむ人向けの自転車。グラベルロードのSONOMA ADVENTUREもスマートフォンホルダーやセンタースタンド、マシュマロサドルが付いており、他のグラベルロードよりも、街乗りやサイクリングに適した自転車となっている。

ただ、従来のSONOMA ADENTUREとの違いは、近年流行しているグラベルロードのデザインを採用していること。クロモリ製のフレームには13か所、クロモリ製フロントフォークには6か所のボトルケージマウント用ネジ穴を装備している。

そのためボトルケージなら最大7個を取り付け可能とのこと。流行のボトルケージ台座に装着するタイプのキャリアを装着して、ボトルケージが装着できなくなる問題は無いだろう。

650Bホイールと700Cホイールの2種類を選ぶことができるSONOMA ADENTURE

出典:https://www.riteway-jp.com/bicycle/riteway/sonoma-adventure

SONOMA ADVENTUREの一番の特徴は、650Bホイールと700Cホイールの2種類を選ぶことができること。

650Bホイール仕様は、一般的なクロスバイクよりもタイヤが太く安定性やダートや段差に強いグラベルロード向けタイヤ(KENDA・FLINTRIDGE 650B×45C)を装備。700Cホイール仕様は、シティサイクルと同じくらいのタイヤ幅で舗装路用のスリックタイヤ(RITEWAY アーバンフルスリックタイヤ 700×35C)が付いてくる。

多くのグラベルロードバイクでは700Cホイールと650Bホイールの2つのホイールに対応しているモデルが増えているが、SONOMA ADVENTUREのように700Cホイールと650Bホイールから選べるのは珍しい。

買う時は650B仕様か700C仕様のどちらを買うか迷うだろう。筆者の考えは、スピードよりも道を気にしないで走りたい人には650B仕様。舗装路を快適に走りたいのなら700C仕様を選ぶだろう。

因みに650Bホイール、700Cホイールともオプションで購入できる。また、ハブの規格は汎用性が高いクイック仕様を採用しているため、ホイール交換も容易なので、気軽に特徴を変えることができる。

欠点は車体重量が13kgと重く、車体サイズが2種類と少ないこと。しかし、価格が89,800円(税抜)なのを考えると、ドロップハンドルタイプのツーリング用自転車と考えると悪くないと思う。

RITEWAY

【自転車漫画】お尻が痛くなったらサイクルパンツ「サイクル。」Part4

作者のレンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している人気の自転車漫画「サイクル。」を紹介するコーナー。Part4では、ロードバイクに乗っていてお尻が痛くなるという定番の話からスタートします。

インドアで自転車を楽しめるコースをピックアップしてみた

自転車趣味と言えば、外に出て楽しむアウトドア的なのを連想する。しかし、ローラー台など室内でもトレーニングに励むことができる器具がある。

しかし、人によっては、ローラー台ではなく実際に走って楽しみたいと思う人もいるだろう。そこで今回はインドアで自転車を楽しめる例をピックアップしてみた。将来、このような事を行いたい人のヒントになれば幸いだ。

【自転車漫画】ロードバイクを始める理由をまとめた「ロードバイクに至るまで」を紹介

ロードバイクブームで、多くの人がロードバイクに乗るようになった。ここで気になるのが、どのようにしてロードバイクを乗り始めたか気になるだろう。 今回、狐古さやかさんが、TwitterやBlogで公開している自転車漫画「ロードバイクに至るまで」を紹介し、どのようにロードバイクを初めたのかを見ていきたい。

ロードバイクを初めたきっかけは?

ロードバイクに限らず、自転車趣味を始める切っ掛けは沢山ある。この漫画では某自転車レース漫画を読んで、ロードバイクに乗り始めた狐古さやかさんの姉の話から始まる。この漫画だけでなく様々な所で某漫画の影響でロードバイクを始めた人は多くおり、影響は計り知れない。 (詳しい内容はロードバイクに至るまで①からどうぞ)
何かしら影響を受けたら実際に乗ってみたいと思うのが普通だ。「ロードバイクに至るまで」は、知り合いからミニベロ(小径車輪のスポーツサイクル)を借りて、自転車趣味を初めている。知り合いから乗っていない自転車を借りられないのなら、自転車店での試乗会やレンタサイクルでスポーツサイクルを借りるのがベストだ。 (詳しい内容はロードバイクに至るまで②をどうぞ)
そんな話を聞いたり、某自転車レース漫画を借りて読んでいくうちにスポーツサイクルに興味を持つことになり、早速ミニベロを借りることとなった。 (詳しい内容はロードバイクに至るまで➂をどうぞ)

乗車の仕方から学ぶことに

早速、ミニベロを借りて乗ろうとするが、一般的な自転車よりも跨ぎにくいため、乗り方から習うことに。乗り降りの仕方からギアの使い方などを解説。因みに「ロードバイクに至るまで」では簡易ヘルメット「カスク」を紹介している。カスクに不安を感じるのなら、KOOFU CS-1など洒落たヘルメットを選ぶのも手だ。
(詳しい内容はロードバイクに至るまで【4】ロードバイクに至るまで【5】、ロードバイクに至るまで【6】をどうぞ)

ミニベロを借りて早速サイクリングすることとなるが…

借りたミニベロで乗り降りの仕方からペダルの漕ぎ方まで学んだ後、実際に走ることに。ママチャリよりも楽に走れるため、さっそく2人でサイクリングをすることに。 (詳しい内容はロードバイクに至るまで【7】からどうぞ)
画像をクリックすると作者のブログに飛びます
そして2人(自転車はミニベロとママチャリ)で牧場までサイクリング。田舎道を走り、きつい坂を越えて牧場についたが、ミニベロに乗った人は…。

サイクリングの魅力にはまり、ロードバイクを購入

一回のサイクリングで、もう一人の方がロードバイクが欲しくなりオークションで購入することに。そこから、どんどん部品を買ったり距離を伸ばして行くにつれて、狐古さやかさんもロードバイクを買うことに。 (詳しい内容はロードバイクに至るまで【9】と、Twitterからどうぞ) この他の漫画は作者のブログ(ポンコツローディーは今日も無事カエル)や同人誌でも見ることができます。
「穂高輪花のチャリと飯。」狐古さやかさんの自転車漫画紹介記事まとめ

10万円を切る街乗り系電動アシストスポーツ自転車 パナソニック・ベロスターを解説

パナソニックの電動アシストスポーツ自転車は、2つの系統に分かれている。1つはXシリーズ。高回転で漕いでもアシストが追従するスポーツドライブユニットを採用したシリーズで、オフロード走行を楽しめるXM1・XM2と、スポーティに走りたい人に向いているXU1に搭載されている。 2つ目はシティサイクル用ユニットを搭載したモデル。主にハリヤ、ジェッターに搭載されている街乗り用電動アシストスポーツサイクルだ。スポーティなライディングよりも、トルクでゆったりと進む仕様でXシリーズよりも低価格で購入できる。 2018年9月発売予定のベロスターシリーズは、シティサイクル用ユニットを搭載した街乗り用電動アシストスポーツサイクル。ハリヤやジェッターとの違いは、街乗り用に扱いやすくした部品チョイスと手頃な価格だ。
ベロスター(700C) 出典:http://cycle.panasonic.com/products/elvs/
ベロスターは、700Cという大径車輪を採用した「ベロスター」と、20インチの小径車輪を採用したベロスターミニの2種類がラインナップ。 ベロスターシリーズは、音鳴りやローメンテナンスに対応したシティサイクル用ブレーキ(前:サイドプル形キャリパーブレーキ。後:ローラーブレーキ)を採用。また、服が汚れにくくするための泥除けや、前カゴが簡単に取り付けられる前荷台、簡単に鍵をかけられるリング錠を装備し実用性もある。変速は外装7段変速を採用した。
ベロスター・ミニ(20インチ) 出典;http://cycle.panasonic.com/products/elvsmini/
ベロスター、ベロスターミニ両方とも価格は95,000円(税抜き)。日本ブランドの電動アシスト自転車では10万円を切る貴重な電動アシストスポーツ自転車だ。街乗りメインでスポーティなデザインを採用した電動アシスト自転車がほしい人に合っているだろう。
http://cycle.panasonic.com/

アドベンチャースタイルのクロスバイク Fuji Rafesta(2019)

ロードバイクながらグラベルも走れるグラベルロードがブームになっている。このブームはクロスバイクにも飛び火している。今回、紹介するクロスバイクはFuji Rafesta 2019年モデルだ。
出典:http://www.fujibikes.jp/2019/products/raffista/index.html
一般的なクロスバイクは、シティサイクル並の太さを持つタイヤを装着したタイプや、ロードバイクに近いぐらい細いタイヤを装備したタイプ(スピードクロス)がメインだ。しかし、Fuji Rafestaは車輪径は27.5インチとマウンテンバイクと同じサイズを採用し、タイヤ幅は1.75インチと太い。従来のクロスバイクよりもダート走行を重視している。フレームは2.2インチ幅のタイヤまで対応しているので、マウンテンバイク風にすることもできるとのこと。 部品もダート走行を意識している。ブレーキは砂利道でも効くために油圧式を採用し、変速はシマノ・Deore 10速でフロントシングル仕様。マウンテンバイクで流行の規格を意識している。車体重量は11kgと軽く、舗装路走行や輪行もマウンテンバイクよりも楽にできるだろう Rafestaは一般公道レベルならオールマイティに楽しめる事ができる事だろう。Rafestaを購入した後にロードバイクを買っても、太いタイヤが装着できるので街乗りやちょっとしたダート走行用にカスタマイズして、使い分けて楽しめそうだ。
グラベルロードの流れ?新ジャンル「グラベルクロスバイク」まとめ

【自転車漫画】ロードバイクは買ったあとも色々大変!?「サイクル。」Part3

作者のレンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している人気の自転車漫画「サイクル。」を紹介するコーナー。Part2ではロードバイクを購入する時のあるあるネタが満載だった。
https://www.cyclorider.com/archives/23348
https://www.cyclorider.com/archives/23443
Part3は、ロードバイクを購入した後の自転車あるあるネタ。いきなり車道を走り怖い思いや、ロードバイクだけでなくスポーツサイクル乗りなら一度は経験する事まで、様々な”あるある”(一部はあるあるでは困るのもありますが)が続きます。 最新作は作者のTwitter・Instagramで公開されています。  
【自転車漫画】サイクル。/ナイトロバンビまとめ【随時更新】

Dahon(Akiboモデル)の2019年モデルPDFが公開

折りたたみ自転車ブランド「Dahon」の公式Webサイトに、2019年モデルのPDFカタログが公開されている。

http://www.dahon.jp/

Dahonには、Fujiブランドで有名なAkiboが輸入代理店となっている「Dahon」と、武田産業とシナネンサイクルの2社が共同で輸入代理店を行っている「Dahon International」の2種類がある。今回紹介するのは、Akibo取扱いの「Dahon」だ。

PDFカタログを見ると、14インチモデルは3段変速のスポーツモデル「K3」、内装3段変速のDove i3、軽量モデルのDove Plusの3種類となった。

20インチモデルでは新たにClinch D10が登場した。これは、かつてのハイエンドモデル「Clinch」のデザインをそのままに低価格化を行っている。曲線的なフレームデザインを採用したMu D9は、内装式ワイヤーを採用しスムーズなデザインになった。Boardwalk D7はトップチューブとBBをワイヤーでつないだDeltecシステムを採用した。

出典:http://www.dahon.jp/2018/img/catalog/catalog2019.pdf

また、筆者がTern Link N8を購入する時、注目していた「Horize」は、ディスクブレーキバージョンの「Horize Disc」のみとなったようだ。今まで、Horize Discは一部のディーラーのみの販売だったが正式モデルに格上げか。2018年モデルと同じくフロントディレイラー台座や外折れ式ハンドルポストを採用している。

自転車は自分に合っていることが一番の理由とは?初心者は何を選べばいいか?

自転車を選ぶ時、車体の素材や部品のグレードなどカタログスペックに注目するのが一般的だ。しかし、筆者は部品のグレードや車体の素材よりも自分に合っていることが一番重要だと考えている。

かつて、筆者は四国の自転車ビルダー「ウメザワ」のランドナーを所有していた。ほぼ新品で貰った自転車で、クラシックパーツがついたランドナーだった。そのようなランドナーを持つ事は、人によっては羨ましいと思う人もいるが、筆者の場合、最終的にはレンタサイクルとして提供する事になった。

手放した理由はいくつかある。本格的にメインマシンにするには部品換装が大掛かりになる等の問題があった。しかし、一番の理由は車体サイズが合っていないこと。最初のオーナーと筆者では身長10cmほどの差があり、部品交換だけでポジションを出すことができなかった。つまり合っていなかったのだ。

合っていないのは自転車だけでなく部品に対しても言える。ウメザワ・ランドナーを提供した時、シビエのライトや、ブルックス・プロフェッショナル(革サドル)、3Tのハンドル、シマノ600のチェーンリング等の予備部品なども提供した。このようなクラシックパーツをネットオークションで転売する人もいると思うが、筆者はそんなことは考えていなく、むしろ収まるべき所に収まって良かったと思っている。部品を提供したのは、自分のライフスタイルに合っていなかったのもある。高価な自転車や、希少な部品が付いた自転車でも、乗り手に合っていなければ意味が無いのだ。

自分に合った自転車を探すのが一番難しい理由

自転車で選びで重要なのは、部品グレードでも車体の素材でも無く、自分に合っている自転車なのは分かるだろう。自分に合っていない自転車に乗るのは苦痛で、長時間走りたくない。

しかし、自分に合っている自転車を探すのが一番難しい。その理由は、自分に合っている自転車というのは、抽象的で知識と経験が無いとわからないからだ。

一番簡単なのは、実際に自転車を購入や試乗を行うこと。特に試乗は出来るだけ行ったほうが良い。実際に体験しないとわからない事が多いのだ。また、試乗する自転車は、出来るだけ車種を広げたほうが新しい知識や発見を得ることが出来る。興味が無い自転車でも時間が許す限り乗った方が良い。

しかし、実際に試乗した自転車を購入しても、乗っていくにつれて合わない所が出てくる。そんな時は知識と経験、理論を駆使してPDCAサイクルを回して、部品交換を行うのがベストだ。

初心者が自分に合った自転車を見つける方法とは?

これから自転車趣味を始める初心者が自分に合った自転車を探すのは難しい。実際に運転するとイメージも違うことは多くあるからだ。

一番良いのは試乗会で、様々なスポーツ自転車に乗ってみること。できれば公道での使用した試乗会で実際に乗って試すのが一番だ。試乗会が無い場合は、レンタサイクルで乗るのも良いだろう。

一番難しいのはメディアからの情報だけで選ぶこと。これは情報の取捨選択と正誤判断が難しいためだ。

一番良い例が70年代の第1次バイクブーム。筆者はオートバイの免許は持っていないが、第1次バイクブームの当事者から話を聞き、国会図書館からオートバイ雑誌の中古車広告から個人売買欄、サーキット族問題を書いた教育関連の雑誌記事をコピーして調べて書いた。

80年代バイクブームよりも超過激な1970年代の第1次バイクブームまとめ

調べていて感じたのは、殆どのオートバイメディアは第一次バイクブームを理解していないこと。これは現在のメディア側の発信者の殆どの世代が第二次バイクブーム世代というのもある。第一次バイクブームのように親が子供に大型オートバイを買い与え、大型オートバイで通学した世代を理解できないため、想像するのが難しいのもあるだろう。これに関しては、試乗した感覚とメディアの情報を比較するのが良い。

初心者がスポーツ自転車を行う場合、筆者なら2つの案を出す。

1つ目は、汎用性が高いモデルを選ぶこと。上の写真のグラベルロードのように、ママチャリよりも太いタイヤを履くことができ砂利道もこなせる自転車が流行している。利点は荷台などを付けて様々な事を試せることができ、自転車趣味が変わってもある程度潰しが効く。グラベルロードやクロスバイクなど汎用性が高い自転車は、汎用性を犠牲にしたレース用自転車と比較すると、レースなど特化した場面では不利だ。しかし、サイクリングなど非競技的な使い方なら汎用性が高い自転車のほうが良い。

汎用性が高い自転車の特徴は、太いタイヤが履け、荷台や泥除けが装着でき、軽いギアがあることだ。

2つ目は複数台持てる環境や、合わなかったら乗り換えるのを前提として買うこと。

競技用自転車など、1つの機能に特化した自転車の場合は、いくら部品換装しても設計の問題に当たってしまう。例えば、競技用自転車は荷物を積むのは想定していない。

ロードバイクでキャンプは無理?ロードバイクの積載重量を覚えておきたい理由

そのため、競技用自転車に荷台やバッグを取り付けても、本来の使い方から外れるので使いにくい。このような場合、無理に改造するよりも、新たに自転車を購入したほうがベストだ。

この二つの例は掛け合わせても良い。例えば、汎用性が高いクロスバイクを買い、その後にロードバイクを増車したり、競技用ロードバイクを買ったが、普段乗りにクロスバイクや折りたたみ自転車を買うのもアリだ。

コンパクトでタイヤに空気を自動で充填できる電動ポンプ BERKUT SPECIALIST

自転車旅行で必要な物の1つに携帯ポンプがある。万が一パンクした時に空気を入れるために必要だが、入れるのに時間がかかり力が必要だ。この欠点を解消するには3つの方法がある。1つは、ブリヂストン・フレームポンプのように大型の携帯ポンプを使うこと。2つ目はCO2ボンベを使う方法がある。どちらも欠点はあり、大型携帯ポンプは通常の携帯ポンプよりも大きくCO2ボンベよりも空気が入れにくい、CO2ボンベはボンベの再充填ができない問題がある。

携帯ポンプより楽に入れ、CO2ボンベみたいに使い捨てするのに躊躇う人向けの商品がBERKUT SPECIALISTという電動ポンプ。この電動ポンプの特徴は、自転車に取付できるほどコンパクトながら、 8bar/120psiまで空気を入れることができるため、ロードバイク等の高圧タイヤでも安心して空気を入れられること。参考に1回の充電で空気を充填できるタイヤ本数は以下の通りだ。

  • ママチャリ・ロード・クロスバイク:約8本
  • マウンテンバイク・ファット系バイク:約5〜6本
  • スクーター:約4〜5本
  • スポーツオートバイ:約2本
  • オフロードオートバイ:約3本

今までも、自転車に使える電動ポンプはあったが、サイズが大きくてロードバイクに使うには高圧まで空気が入らない欠点があった。しかしBERKUT SPECIALISTはこの2つの欠点を解消している。多くの人が注目しているらしく、クラウドファンディングプロジェクト「Makuake」で公開してから初日に目標金額の100%を突破したとのこと。2018年8月には一般販売を行うとのことだ。

スペック

  • 内蔵バッテリー:リチウム電池12.8V / 2,000mAh
  • バッテリー充電時間:約2時間(充電完了)
  • マックス圧力:8Bar(kg / cm 2) 120psi
  • 連続可動時間:8分
  • マックス空気流量:毎分10リットル
  • 対応バルブ:米国・仏式バルブ (アタッチメント式:両側で切替)
  • 懐中電灯機能 :LEDライト内蔵

http://www.uniqstyle.co.jp/products/BERKUT/BERKUT.html

 

【自転車漫画】自転車趣味は意外とお金がかかる!?「サイクル。」Part2

作者のレンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している人気の自転車漫画「サイクル。」を紹介するコーナー。Part1では、主人公の「三色団子」(みうりまるこ)が、街で一目惚れになったロードバイクを買うために、頑張ってアルバイトしてお金を貯めて、いざ買おうと思ったら予定外の出費が発生して…までを紹介した。

人気の自転車漫画「サイクル。」(ナイトロバンビ)を紹介(Part1)

Part2では、自転車に乗るには予想外の費用が発生して困ったり、ロードバイクが納車された時の話をピックアップしました。


※注

  • ヘッドライト・テールライト→自分好みの物をつけるのが一般的なため、スポーツサイクルにはついていないことが多い。
  • ロック(鍵)→上記と同じ理由。また、ヤワな鍵だとすぐに破壊される危険がある。
  • フロアポンプ→一般車用のポンプだと空気が非常に入りにくかったり、ポンプの金具が合っていないので空気が入れられないことがある。
  • ペダル→高価格帯のレース用自転車は、自分好みのペダルをつけるのが一般的で付かないのが普通。仮に付いていたとしても”おまけ”程度の物が殆ど。


※納車直後にいきなり車道を走るのは、筆者はあまりお薦めしない。新しい自転車に慣れるまでは慣らし運転のつもりで、ゆっくりと走るのがベスト。

今回紹介した漫画は電子書籍(Amazon Kindle)で「4コママトメズン1」に入っています。

最新話はレンゴクさんのTwitterやInstagramで公開されているので、そちらをどうぞ。

【自転車漫画】ロードバイクは買ったあとも色々大変!?「サイクル。」Part3

【自転車漫画】サイクル。/ナイトロバンビまとめ【随時更新】

タクシーで輪行する方法をまとめてみる

自転車が他の乗り物との違うのは、公共交通機関との連携ができること。自動車やオートバイは自分で運転しないといけないが、自転車は袋に入れれば公共交通機関に載せることができる。街中や観光地を走るタクシーでも、自転車を分解して輪行袋に入れれば積める例もよく聞く。また、最近はサイクルキャリアを装着して自転車を載せられるタクシーが各所にあるようだ。そこで、今回はタクシーに自転車を載せる方法をまとめてみた。

折り畳み自転車・スポーツサイクルを使う

 


近年、街中ではワゴンタイプのタクシーを見るが、一般的なタクシーは4ドアセダンの形をした車が主流だ。荷室が小さいセダン型タクシーに自転車を載せる場合、一番簡単なのが折り畳み自転車を購入すること。タクシーに載せる時、小さく折り畳めば、荷室や後席スペースに載せることができる。

折り畳み自転車の折り畳みサイズを比較・まとめ【8インチ~20インチ】

また、スポーツサイクルの場合は、自転車を分解して輪行袋に入れる「輪行」を行えば、後席や荷室に自転車を載せられる可能性が高い。但し、室内が汚れる・トランクが閉まらないなど、正当な理由に基づき乗車をお断りする「乗車拒絶」を行う可能性もある。

もし、筆者がタクシー輪行を行うのなら、輪行袋は写真の縦型輪行袋を選ぶ。前輪のみを外すタイプや横型輪行袋は袋に入れた時のサイズが大きくなり、タクシーに載せられない可能性があるからだ。

新世代タクシーを利用する

セダン型タクシーに変わり、主流になりつつあるのが日産・NV200タクシー、トヨタ・ジャパンタクシー等のワゴンタイプのタクシーだ。このタクシーの特徴は、セダン型タクシーよりも室内が広く、沢山の荷物が積め、車椅子の方も乗れる所。料金は従来のセダン型タクシーと同じだ。通常のタクシーよりも荷室が大きいため自転車も載せやすいだろう。

日産・NV200タクシーの場合

日本で新世代タクシーの始祖と言えるのが日産・NV200タクシー。日産のビジネスバン/ワゴン「NV200バネット」をタクシー用に改良した車だ。

NV200タクシーには2種類のタイプがある。1つ目のNV200タクシーはスーツケース(780×530×320mm)を4個積める荷室となっている。縦置きタイプの輪行袋(1,100×950×250
mm)なら荷室に置けるだろう。

もう1つは、NV200タクシーユニバーサルデザイン。こちらは、スロープと車イス固定装置を装備し、車椅子の方でも乗車できるタクシーだ。NV200タクシーよりも広いスペースを活用して、自転車が積めるのをアピールする企業もある。

トヨタ・ジャパンタクシーの場合

https://www.youtube.com/watch?v=h4KNRrLnCnk

トヨタ・ジャパンタクシーは、小型ミニバン(シエンタ)のシャシーを活用しつつ、タクシー専用車として作られた自動車。NV200タクシーと比較すると、トヨタのセダン型タクシー(コンフォート・クラウンコンフォート・クラウンセダン)の雰囲気を持つフロントフェイスを採用し、車椅子の方が歩道に乗り降りできる構造となっている。荷室は77サイズ(839mm×603mm×295mm)のスーツケースを2個積める。後席はチップアップ式でNV200タクシー・ユニバーサルデザインのように折り畳んで荷室スペースを広げることはできないため、自転車をそのままの状態で積むことはできない。後席は分割跳ね上げ方式を採用し、助手席も折り畳むことができるため、輪行袋に入れた自転車なら簡単に積めるだろう。

サイクルタクシーを使う

通常のタクシーにサイクルキャリアを装備した「サイクルタクシー」を運行しているタクシー会社がある。自転車をそのまま載せられるのが利点だ。

サイクルタクシーのご紹介

ミニバンタクシー

一部のタクシー会社には、8人乗りのミニバンをタクシーにしたミニバンタクシーがある。このようなタクシーは予約限定で、指定料金が必要な場合など制限がある。予約時は輪行袋に入れた自転車を積むことができるか訪ねるべきだろう。

基本的に、タクシーで輪行するのはイレギュラーな事なので、正当な理由で乗車を断る可能性がある。しかし、NV200ユニバーサルタクシーなど新世代タクシーの登場や、自転車ブームによって自転車が積めるタクシーが増えつつあるのを見ると、将来はタクシーに自転車を載せることができるのは当たり前の時代になるのを期待する。

人気の自転車漫画「サイクル。」(ナイトロバンビ)を紹介(Part1)

シクロライダーでは、作者の許可を貰い、Webで公開している自転車漫画を時折紹介している。今回、紹介するのは「サイクル。」という自転車4コマ漫画。

「サイクル。」は、作者のレンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している自転車漫画。自転車でよくあるネタを面白く書いた日常系自転車4コマ漫画だ。Amazon Kindleではまとめ4コマや長編「ゲンカイギリギリ30min」も販売されている。また、高校1年生の主人公「三色団子」(みうりまるこ)が率いるサイクルチーム「ナイトロバンビ」のサイクルウェアが限定発売されている。

それだけでなく、JR東日本のサイクルトレイン「B.B.BASE」や、自転車盗難防止システム「Alterlock」とのコラボレーション漫画も行っていることで注目されている自転車漫画だ、

【自転車漫画】「サイクル。」でわかる!自転車盗難防止システム「AlterLock」

人気の日常系自転車4コマ漫画「サイクル。」は2018年7月4日に1周年を迎えた。ナイトロバンビサイクルキャップやサイクルウェアの発売、B.B.BASEのコラボレーションで漫画を知った人も多いだろう。そこで今回は2017年7月4日から始まった「サイクル。」の初期4コマ漫画をまとめてみた。

第1話

第2話

※参考:Marco Pantani-Wikipedia

第3話

第4話

第5話

第6話

第7話

※一般的なスポーツサイクルは、ライトや鍵が無いのが普通。

初期の話でも自転車あるあるが面白く書かれている「サイクル。」。今回紹介した漫画は電子書籍(Amazon Kindle)で「4コママトメズン」内に入っています。

最新話はレンゴクさんのTwitterやInstagramで公開されているので、そちらをどうぞ。

レンゴクさんのTwitter:https://twitter.com/rengokuH/(作者のTwitter)

レンゴクさんのInstagram:https://www.instagram.com/rengokulab/(作者のInstagram)

レンゴクさんのWebサイト:http://rengokulab.blog.fc2.com(作者のWebサイト)

【自転車漫画】自転車趣味は意外とお金がかかる!?「サイクル。」Part2

【自転車漫画】サイクル。/ナイトロバンビまとめ【随時更新】

尾道の風景に馴染むシンプルな自転車「BETTER BICYCLE」まとめ

尾道発の自転車ブランド「BETTER BICYCLE」は、尾道の風景に馴染む・自分のお気に入りの色を選べる・いつものスタイルで気軽に乗れる・日々の買い物が楽になる・もっと遠くへ行きたくなったらアップグレードも出来るのをコンセプトにしている。どの自転車もシンプルなデザインを採用し、車体やサドルやタイヤ等の部品の色を選ぶことができる。またぎやすいフレームを採用したミキスト、ピスト風スタイルを採用したホリゾンタル、重い荷物を摘むことができるカーゴバイクの3台がラインナップ。どのモデルも外からギアが見えない内装変速機を採用することで、シンプルなデザインとなった。スポーティなライディングを楽しむよりは、快適に街乗りを楽しむ自転車といえる。

ミキスト:¥55,000

スカートでも乗り降りしやすいフレーム形状を売りにしたのがミキスト。ハンドルは手首が痛くなりにくく街乗り向けのプロムナードハンドルを採用。乗車姿勢もアップライトになるためお尻に加重がかかりすぎて痛くなりにくくするためにバネ付きのスポーツサイクルサドルも装備した。変速機はシマノ製内装7段変速。一般的な自転車に採用されている内装3段変速よりも細かく変速できるため、ちょっとした遠出もできるだろう。駐輪時に倒れにくい両立スタンドを採用。

  • フレーム:ハイテンスチール
  • フロントフォーク:ハイテンスチール
  • 重量:13kg
  • ブレーキ:Vブレーキ
  • ギア:内装7段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:700 x 28c

ホリゾンタル:¥55,000

ピストバイク風スタイルを採用したホリゾンタルは、シンプルなデザインを採用しつつ実用性を重視しているのが特徴。スターメーアーチャー製内装3段変速を装備しているため、街乗りでちょっとした坂道に遭遇しても走ることができそうだ。変速レバーはステムに装着するため、様々なハンドルを楽しめる。+10,000円(税抜き)のアップチャージで、溶接直後の「生」スチールの錆を落とし、クリア塗装で仕上げたRAWカラーを選択できる。

  • フレーム:ハイテンスチール
  • フロントフォーク:ハイテンスチール
  • 重量:11.4kg
  • ブレーキ:キャリパーブレーキ
  • ギア:スターメーアーチャー製内装3段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:700 x 25c

カーゴバイク:¥79,000

BETTER BICYCLEでは、一番実用性が高いのが、前輪を小径にして大型のかごを装着したカーゴバイク。50㎝の大きなカゴがついているので、沢山荷物は積めるだろう。カーゴバイクのフレームは、外装変速に対応したフレームを採用している。カゴ積載重量は5㎏

  • フレーム:ハイテンスチール
  • フロントフォーク:ハイテンスチール
  • 重量:18.5kg
  • ブレーキ:前ディスクブレーキ、後ろVブレーキ
  • ギア:内装7段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ: フロント20インチx1.95・リア26インチx1.75

https://better-bicycles.com

しまなみ海道でロードバイク・クロスバイクがレンタルできるレンタサイクル一覧

電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)ユニットは何が違う?ママチャリ用ユニットと比較・まとめ

電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)の特徴は、スポーツサイクル用のアシストユニットが搭載されていること。スポーツサイクル用アシストユニットの特徴は、アシストが切れても軽快にペダルを漕ぐことができるのだ。しかし、そのように言っても本当の所はどうなのか気になる人は多いだろう。今回は、2015年11月にCycloassitで公開した記事に加筆を加えて紹介したい。

スポーツサイクル用アシストユニットと、一般車用アシストユニットの違い

ヤマハ・YPJ-Rに採用されているスポーツサイクル用電動アシストユニット「ヤマハ・PWシリーズ」は、クランク合力方式というタイプでアシストパワーよりも走りの滑らかさを重視している。その一方、従来の一般車用のヤマハ・PASシリーズに採用されている「ヤマハ・PAシリーズ」は、チェーン合力方式というタイプで、アシストパワーが強いのが特徴だ。

気になるのがアシストの違いがどれだけ走りの違いにつながるのかだろう。今回、サイクルモード2015でクランク合力方式(ヤマハ・YPJ-R)とチェーン合力方式(ヤマハ Pas Brace XL)に試乗することができ、両車の違いを比較してみた。


Yamaha Pas Brace XL

発進

発進時のアシストはクランク合力方式は、パワーよりも滑らかにアシストする方式となっている。一方でチェーン合力方式は力強いアシストで、電動アシスト自転車に乗ったことが無い人はこちらの方が電動アシスト自転車らしさはあるだろう。

荷物を積む、子供を載せる場合や市街地では、発進加速の面でヤマハPASが採用しているチェーン合力方式が良いだろう。

アシスト作動状態での巡行

クランク合力方式のYPJ-Rは、必要に応じてアシストを作動させるが、できるだけ足の力で走るセッティングなのに対して、チェーン合力方式のPAS Brace XLは、できるだけ常にアシストを作動させながら走行している感覚がある。

普通に考えたら、クランク合力方式のYPJ-Rは不利に感じるが、ヤマハのクランク合力方式のアシストセッティングが、アシストの強弱を非常にわかりにくくしているためアシストが弱まる高速域でも走りやすい。

逆にチェーン合力方式では、アシストの強弱にメリハリがあるため、アシストがよく効く低速域では走りやすい一方でアシストが弱まる高速域では、アシストが弱まる場合では一気にアシストが弱まるため足が重くなり走りにくいため、できるだけアシストを効かせた状態で走るようなペダリングを行いたくなる。


Yamaha YPJ-R

アシストが切れた状態での巡行

クランク合力方式のYPJ-Rは、アシストの強弱をわかりにくくしているためアシストが切れても走りやすい一方、アシストの強弱にメリハリがあるチェーン合力方式のPas Brace XLは、アシストが切れると一気に走りが重くなる。このおかげでアシストが切れた場面ではYPJ-Rと比べるとキツク感じてしまう。

走り重視のYPJ-R 街乗りスペシャルのPas Brace XL

電動アシストユニットの特性だけで見ても、電動アシスト自転車でサイクリング的な走りを重視したい人は間違いなくYPJ-Rが良いだろう。ただ市街地ではPas Brace XLの発進時のパワフルさは魅力的だ。アシストユニットだけでなく車体特性から見てもPas Brace XLはMTB風の設計やライトの標準装備、荷台や泥除け・カゴが標準装備できるため街乗りスペシャルとして使うのならPas Brace XLが便利だろう。

スポーツサイクル用アシストユニットはメーカーによって特徴が違う

スポーツサイクル用アシストユニットの基本である、アシストが切れても軽快にペダルを漕げることは、ヤマハ以外の他社のアシストユニットでも同じだ。しかし、アシストのパワーや音の強弱・音質、高ケイデンスでのはメーカーによって違う。電動アシスト自転車に乗る時はこのような点に注意して乗れば違いがわかるだろう。

BESVから電動アシストロード「JR1」と電動アシストクロス「JF1」が登場

スタイリッシュなデザインを売りにした電動アシスト自転車ブランド「BESV」が、電動アシストロードバイクの「JR1」と電動アシストクロスバイクの「JF1」が登場した。

JR1はBESV初の電動アシストロードバイク。前後油圧ディスクブレーキや後輪インホイールモーターを採用している。各試乗会でJR1が試乗車として乗ることができた。今回、市販車では新たにフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。また、スイッチはドロップハンドルを握った状態でも操作ができるデュアルアシストコントロールスイッチを採用した。ヤマハ・YPJ-RやYPJ-ERは、一旦フラット部のハンドルを握り操作する必要があるのを考えると、このスイッチはよく考えている。BESV JR1は様々な試乗会で試乗したことがあるが、市販車を試乗してから再評価するつもりだ。

BESV JR1:メーカー希望小売価格:298,080円(税込)

サイズバリエーション:XS480 / M530
フレーム:アルミニウム
重量:15.7kg (XS) / 16kg (M)
ギア:Shimano 105 11s
ブレーキ:Shimano 105 hydraulic
タイヤ:700x25C(仏式)
全長:1665mm (XS) / 1680mm (M)
バッテリー:36V/7.0Ah リチウムイオンバッテリー
充電時間:約3.5時間
最大走行可能距離:138km / 64km
カラー:Gross White / Matte Black

JF1は、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車。JR1に似たデザインだが、よりアップライトに乗車できる設計となっている。JF1は機械式ディスクブレーキやフロントシングルギアなどを採用し、JR1よりも低価格化を実現した。JR1と同じくフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。

BESV JF1:メーカー希望小売価格:248,400円(税込)

サイズバリエーション:XS410 / M455
フレーム:アルミニウム
重量:16.1kg (XS) / 16.2kg (M)
ギア:Shimano Deore 10s
ブレーキ:PROMAX mechanical disc brake
タイヤ:700x35C(仏式)
全長:1745mm (XS) / 1755mm (M)
バッテリー:36V/7.0Ah リチウムイオンバッテリー
充電時間:約3.5時間
最大走行可能距離:115km / 58km
カラー:Gross White / Matte Black

BESV販売店にてニューモデル「JR1」「JF1」の予約受付開始いたしました

電動アシストロードバイク「ヤマハ・YPJ-R」を解説【E-Bike】

2015年、自転車業界で話題になっている自転車と言えば恐らくYPJ-Rだ。ヤマハのWebサイトでは前からサイクルモード2015で試乗できると書いてあり。筆者はサイクルモード2015でYPJ-Rに試乗した。今回は2015年にシクロアシストで公開していた記事を転載する。

取り回しの良さは恐らく電動アシスト自転車の中でトップか

コンセプトがロードバイクのためフレームや部品が軽く、電動アシストユニットやバッテリー容量も軽さを売りにしている。車体重量は15.4kgと電動アシスト自転車の世界では軽量となっている。電動アシストユニットやバッテリーを車体中心部に置いてあるため押し歩きを行うのも苦ではない。

アシストは自然で自転車感がある

YPJ-Rのアシストは、アシストのオンとオフが非常にわかりにくい滑らかなで自然なアシストとなっている。ただ、滑らかなアシストでも前輪駆動方式のBSデュアルドライブの様な発進の悪さは無い。アシスト力自体は従来のヤマハ・PASに採用されているチェーン合力方式が勝っているらしく、自分の体感でもアシスト力自体は強烈に強いとは思わない。しかし、アシストのオンとオフが非常にわかりにくいのに、確実に力を出す滑らかなアシストのおかげで、従来の電動アシスト自転車にあるアシストオフ時やアシスト力が下がるときに感じる、いきなりやって来る漕ぎの重さが無いため、非常に漕ぎやすい。

アシストは平地でも常にアシストしているわけではない?

YPJ-Rには多機能メーターが標準装備されていて、アシスト力を見ることができるモードがある。今回、アシスト力を適時見ながら走っていたが、常にアシストをかけて走っているわけでは無いようだ。試しに軽いギアで発進し、メーターを見たらアシストしていなかった。電動アシスト自転車といえば常にアシストがかかっているような感じがするが、ヤマハ・YPJ-Rは必要な時に応じてアシストをかけている気がする。本当はじっくり乗りながらメーターを見ながら走って観察したいほどだ。

ここで気になるのが航続距離。YPJ-Rの航続距離(標準パターン)は、バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・前2、後11」15km/h、上り坂「変速機・前1、後9」10km/h、下り坂「変速機・前2、後11」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータとなっているが、この条件で走行している例はあまりないと思う。実際の航続距離はどのようになるかは自分はわからない。

非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベル

電動アシスト自転車は非電動時の走行は重いのが殆どだが、YPJ-Rは非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベルで、車体が重いクロスバイクといったところか。

非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計

従来の電動アシストスポーツ車と比べると性能は非常に高く、性能面は非常に良い。しかしコンセプトと車体設計が合っていない。YPJ-Rのコンセプトはカジュアルに使う人のために向けた電動アシストロードバイクなのに対し、荷台が付かない、太いタイヤは履けない、前傾姿勢になりやすいなど競技的な考えが残っている車体設計となっている。非競技的コンセプトの電動アシストロードバイクで行くのなら、De Rosa Milanino E-Roadのようにグラベルロードタイプのほうが、想定ユーザーに合っていると思う。グラベルロードなら荷台は装着可能でもOKで、タイヤは幅を細くしてスピード重視で良いし、タイヤを太くして安定性重視に変えて初心者でも安心して走行できることも可能。非競技的な使い方なら前傾姿勢じゃないほうが良く、ディスクブレーキは安定した制動力もあるし、メカニカルなカッコよさもある。電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだと思う。

ヤマハ・YPJ-Rは、従来型の電動アシスト自転車を知っているほど、日本の電動アシスト自転車の新たな時代を実感する電動アシスト自転車だが、非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計が足かせとなっている。もう一度書くが、電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだ。

注:2018年に、大容量バッテリーを搭載したトレッキングバイク(YPJ-TC)、クロスバイク(YPJ-EC)、グラベルロード(YPJ-ER)、電動アシストマウンテンバイク(YPJ-XC)が登場した。YPJ-Rは大きな変更はなく2018年現在も販売中。

リーディングカンパニーが作るE-Bike「ヤマハ・YPJシリーズ」【E-Bikeブランド辞典】

キャノンデールからCAAD12 105とCAAD OPTIMO SORAが先行発売

キャノンデールがアルミフレームのレーシングタイプのロードバイク「CAAD12 105」、低価格のエントリーモデル「CAAD OPTIMO SORA」の2車種を先行販売した。

アルミフレームのレーシングバイク「CAAD12」は、フレーム重量1,100gを切り、キャノンデールが提唱するSAVE マイクロサスペンション機構を搭載。また、フレームは28ミリタイヤに対応し、それに伴いワイドリムを装備した。フレームサイズは7サイズ。コンポーネントはシマノ・105で、ギア比はレーサー向けの仕様となっている。CAAD OPTIMO SORAは、キャノンデールのCAAD12を意識しつつ低価格で購入できるエントリーロードバイク。CAAD12を意識し前傾姿勢で乗るレーサータイプの設計を採用。フロントフォークはコラムをフルカーボン化した。

CAAD12 105:¥190,000

  • フレーム:CAAD12 SmartForm C1 Premium Alloy SAVE BB30a  Di2 Ready
  • フロントフォーク:CAAD12 BallisTec full carbon SAVE 1-1/8” to 1-1/4” steerer integrated crown race
  • 重量:-
  • ブレーキ:Shimano 105
  • ギア(前-後)Cannondale Si BB30a w/FSA rings 52/36-Shimano 105 11-30 11-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Vittoria Zaffiro Pro Slick 700 x 25c

CAAD OPTIMO SORA:¥105,000

  • フレーム:CAAD Optimo SmartForm C2 Alloy SAVE
  • フロントフォーク:CAAD12 BallisTec full carbon SAVE 1-1/8” to 1-1/4” steerer integrated crown race (フルカーボンコラム)
  • 重量:-
  • ブレーキ:Shimano Sora
  • ギア(前-後)Shimano Sora 50/34-Shimano HG50 11-30 9-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Vittoria Zaffiro 700 x 25c

https://www.cannondale.com/ja-JP/Japan/News/News/MY2019-early.aspx