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自転車解説 ブリヂストン Ordina M3

かつてブリヂストンサイクルは、複数あった低価格帯のスポーツ自転車の名前があった。マウンテンバイクのクロスファイヤーと、クロスバイクのオルビー、スタッカード型クロスバイクのアビオスがあった。最終的にオルディナに統合するようになった。オルディナM3は、街乗り用マウンテンバイクで、かつて存在したクロスファイヤーシリーズの後継機だろう。

・フレーム/フロントフォーク

アルミフレームと街乗り用サスペンションのSRサンツアーM3000を装備している。フレームは荷台・泥除け・ディスクブレーキ取り付け台座がある。気になるのは、かつてオルディナM3を見た時、悪路走行不可のルック車と書いてあったことだ。前サスペンションは調整機構が無いので、このサスペンションで本格的な悪路走行はしたくない。因みに昔のモデルのサスペンションには汚れをつけないための蛇腹があるが、この蛇腹がついているタイプのSRサンツアーのM3000は、蛇腹を外すとバネが見えるようになっているはずだったので、蛇腹が破れたらバネが見えるようになり、錆びたり雨水が入るようになる可能性があるので、破れたら交換するようにしたほうがいい。

・ブレーキ

ブレーキは前後Vブレーキを装備している。街乗りなら十分な効きはあるだろう。ブレーキがロックしにくくするためのパワーモジュレーターというのがついている。

・変速機/ギア比

前3段・後ろ7段のMTB用ギアを採用していて、オールマイティーに走ることができる。街乗りなどでの不足の事態で車体が倒れても、ディレイラーが損傷しないためにディレイラーガードも付いている。

・車輪径/タイヤ幅

26×2.0で、タイヤの真ん中部分がスリックになっているセンターリッジタイヤを採用している。車輪はナットで固定されているので外すのには工具が必要だ。

・部品構成

ボトムブラケットはシマノのBB-UN26で、4万円のスポーツ自転車では珍しくいいボトムブラケットがついている。舗装路を走れるセンターリッジタイヤやスタンド、LEDランプが標準装備している。オルディナM3はオフロードを走るマウンテンバイクではなく、完全街乗り用のマウンテンバイクルックだと思っていい。オフロードを走るのなら他社の自転車を買った方がいい。因みにこの手のスポーツ自転車としては珍しく、1年間自転車盗難保険がついているらしい。

自転車解説 ビアンキ ミニベロ7シリーズ

・自転車のコンセプト

ビアンキの小径車シリーズで、レトロデザインを採用しているのが「Minivelo」シリーズだ。Miniveloシリーズには、7・8・10と3つのグレードがあり、8・10はアルミフレームで前ギアを装着した長距離も走れるミニベロで、部品構成が違うだけだが、7はスチールフレームの街乗り用ミニベロになっている。

・フレーム/フロントフォーク

スチールフレームに1インチのスチールフォークを採用している。フレームは昔ながらのラグを採用していて、ミニベロシリーズで、一番古典的なデザインの自転車だったりする。LADY仕様は女性向けに跨ぎやすくしたフレーム形状になっている。小径車ながらLADYも含めると3サイズあるのは魅力的だろう。

・ブレーキ

ブレーキは前後ともシマノ・BR-M422というVブレーキを採用。街乗りなら十分効くブレーキだ。

・変速機/ギア比

前1段・後ろ7段のMTB用ギアを採用。前のギアは大径車用と小径車用の中間にあたるギアだと思う。後ろのギアはCS-HG41-7と書いてあるので、3万円以下の外装変速車に使われるハブ軸の強度が低い「ボスフリー式」ではなく、強度が高い「カセットスプロケット式」を採用。

・車輪径/タイヤ幅

20×1.5と、街乗り用ミニベロとしては標準的なタイヤだ。車軸部分(ハブ)はシマノを採用し、簡単に着脱できるクイックリリースを採用しているため、街乗り用ミニベロながら輪行も可能だ。

・部品構成

泥除け、センタースタンドを装備していて街乗り用にピッタリだ。ステムは比較的長く、少し前傾姿勢気味になるかもしれない。部品構成はスポーツ自転車の合格点には達しているが、凄くお買い得な自転車ではない。使用目的とデザインが気に入ったら「買い」だろう。