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電動アシストスポーツバイク(E-Bike)で峠を上れ! ミヤタ・クルーズで行く十国峠

電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)は航続距離が長いの車種が多い。アシストが弱いモードだと航続距離100km以上の物は当たり前だ。ヤマハ・YPJ-ECなど、一部車種では最長航続距離222km(プラスエコモード)と非常に長い車種もある。

電動アシストスポーツ自転車の航続距離で注意すべき所は、航続距離の計算は業界統一テストの基準で計測されていること。ヤマハYPJのカタログでは、このような文が載っている。

一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」を バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。

「標準パターン」の測定条件:バッテリー新品、常温15~25°C、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、
平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、
勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機※A」15km/h、上り坂「変速機※B」10km/h、
下り坂「変速機※C」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。

ヤマハ YPJカタログより

自動車ではカタログ燃費よりも実燃費のほうが悪い例が多い。しかし、電動アシスト自転車の場合は、カタログ値よりも実際の数値のほうが距離が伸びる場合が多い。例を挙げると筆者は、ヤマハの電動アシストクロスバイク「YPJ-C」(最大航続距離約40km)で浜名湖1週100kmを行ったことがある。ここまで航続距離が伸びたのはサイクリングコースの殆どが平地で、アシストの作動が少ないため実現出来たのだ。

ヤマハ・YPJ-Cまとめ ライトウェイトE-クロスバイクの実力は?【E-Bike】

一方、坂道だけを上る場合、航続距離はカタログ値よりも少なくなる。ヤマハ・PASのカタログには標準パターンによる航続距離と4度登坂連続パターンの違いを紹介したページがある。標準パターンでは70キロ以上アシスト可能な電動アシスト自転車でも、4度登坂連続パターンでは20キロ程度しかアシストしない、

そこで気になるのが、電動アシストスポーツサイクルは峠を上れるかということ。今回、道の駅伊豆ゲートウェイ函南で電動アシストスポーツ自転車「ミヤタクルーズ」をレンタルし、峠に行ってきた。ミヤタ・クルーズはシマノ製ロードバイク用ホイールや油圧ディスクブレーキを搭載した電動アシストクロスバイク。リング錠も装備し走行性能だけでなく実用性も意識している。

今回行く峠は十国峠。峠の名は伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・安房・上総・下総の 10国を展望できるから名付けられたようだ。道の駅伊豆ゲートウェイ函南から十国峠までの距離は約16kmで獲得標高約650mとのこと。

こちらは道の駅伊豆ゲートウェイ函南のスタート時の写真。ディスプレイに表示されている航続距離はカタログ値と同じだ。早速十国峠に行こうとするが、見知らぬ街のため迷うことに。

30分後、ふとディスプレイを見ると、なんと航続距離が増えていた。最初はバグが発生したかと思ったが、どうやらバグではなく、走行条件に合わせてディスプレイに表示される航続距離が変化するようだ。この場合は、平地しか走行していないため通常よりもアシストがかからないので、航続距離が増えたらしい。

十国峠に近づくにつれて坂が多くなってきた。このような場所は一般的なクロスバイクだと12km/h程度で上るが、ミヤタ・クルーズは時速15~17km/hで上っていく。脚力もそれほど使わないで上っていく。クルマが多くて早く抜けたい坂道を走るのなら電動アシストスポーツサイクルは有効だろう。

欠点は坂ではアシストが常時作動するため航続距離が減ってしまうこと。スタートから僅か1時間もたっていないのに航続距離はエコモードで70km台にまで下がってしまった。

坂道をどんどん上れば上るほど、航続距離は下がっていく。しかし、アシスト側が上り坂が続いているのを判断したのか、航続距離の落ち方が遅くなった。

伊豆はアップダウンは多いが自然豊かで走るのは楽しい。特にE-bikeだと楽に走れるので道を間違えても安心して走れる。ただ、今回乗ったE-Bike「ミヤタ・クルーズ」は、アシストがかかるとターボのような高音が聞ける。平地を走るのならアシストは発進時しかかからないので良い。しかし、上り坂ではずっとアシストがかかるため、2時間も聞くと非常に耳障りに感じるのだ。

スマートフォンの地図アプリで、残り距離を確認すると、目的地まであと少しだとわかった。そこでアシストモードをハイモードに変更して一気に上ることにした。ミヤタ・クルーズに搭載されているアシストユニット「シマノ・STEPS E8080」はトルクよりも回転重視でアシストするが、アシストが一番強いハイモードでは、パワフルにアシストがかかる。

ハイモードにしたおかげで、十国峠に到着した。

メーターを見ると航続距離の数字はハイモード:26km、ノーマルモード:36km、エコモード:39km。上り坂では航続距離はカタログ値よりも短いが、まだまだ上れそうだ。

この後、観光地を周りながら道の駅伊豆ゲートウェイ函南に戻った。十国峠を上った後は下るだけでアシストは発生しないので航続距離はどんどん増えていき、ゴールの道の駅・伊豆ゲートウェイでは最長航続距離68kmとなった。筆者としては、ミヤタ・クルーズの航続距離の限界を見ることができなかったので、乗鞍スカイラインや湯田中~渋峠など長い峠道を電動アシストスポーツサイクルで上って航続距離の限界を見たいものだ。

MIYATA E-Bike

サイクルベースあさひのミニベロの選び方を解説(ウイークエンドバイクス/レユニオン)

サイクルベースあさひのオリジナルスポーツサイクルは、低価格で購入でき、その辺の量販店のスポーツサイクル風ルック車よりも、軽量で性能が高い。筆者はどうしてもお金がなくスポーツサイクルが欲しい人には薦めている。サイクルベースあさひのスポーツサイクルの中でも、ミニベロは街乗り用のみとなっている。

ミニベロは、一般的には小径の車輪を採用した自転車の事を指す。一般的な自転車より車輪が小さいので、少スペースで停めることができる。特に室内に駐輪時は便利だ。走行性能は通常の自転車が安定性が高いので、ミニベロを買う時はデザインや小径車輪の利点を考えて買うのがいい。

折りたたみ自転車との違いは、折り畳み自転車はフレームに折り畳み機構を採用しており、車体を折り畳めば駐輪時にスペースを取らない。また、袋に入れればスピーディに輪行することができる。一方で、折り畳み機構は細かいメンテナンスが必要だ。また、フレームに折り畳み機構があり、折り畳んだ時の収まりを重視するため、走行性能が犠牲になる物が多い。同価格のミニベロと比較すると、走行性能は折り畳み自転車は不利だ。

サイクルベースあさひのミニベロは、ストリートスタイルのスポーツサイクル「レユニオンニール」と街乗り用スポーツサイクルの「ウイークエンドバイクス20」の2種類。レユニオンニールは舗装路を軽快に走るのを重視し、ウイークエンドバイクス20は軽快さと安定性のバランスを重視した。レユニオンニールとウイークエンドバイクス20は1万円の価格差があり、部品などを見ると価格差なりの違いがある。しかし、価格よりもコンセプトの違いを考えて選ぶのがベストだ。

レユニオンニール:¥39,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:11.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):52T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:20×1-1/8

サイクルベースあさひのミニベロの中では一番スポーティなミニベロがレユニオンニール。ストリートスタイルのフラットバーロードのレユニオンリルのミニベロ版と言えるもでるだロードバイク風の細い28ミリ幅のタイヤや、高速で走るのを重視した重めのギア比を採用し、舗装路を軽快に走りたい人に向いている。カラーリングはブルー/ブラック、グリーン/グレイの2色。ホイールはリムやスポークをブラックにすることで、ストリートスタイルを重視している。

ウイークエンドバイクス20:税込29,980円

街乗り用スポーツ自転車ウィークエンドバイクスシリーズ唯一のミニベロ。3万円以下で購入でき、本格的なスポーツサイクルの雰囲気を持っている。レユニオンニールよりも太めのタイヤを採用しており、街中の段差も比較的安心して走ることができる。スポーティな走りよりも、実用性やバランスを重視する人に向いている。純正オプションに泥除けがある。

 

 

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旅行するのなら、観光地や地域の特産品等、何かしらの目的を決めて行くと面白い。目的は人によって様々で、筆者の場合はサイクリングコースや峠などの道をメインに決めてサイクリングを楽しんでいる。さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんはTwitterで自転車旅行漫画を公開しており、様々な地域を自転車旅行している。今回は千と千尋の神隠しの舞台となったと言われている、群馬県四万温泉を目的地にした日帰り自転車旅行「四万温泉のせちゃり旅」を紹介。

気軽に楽しめるストリートサイクル サイクルベースあさひ レユニオンシリーズを解説

サイクルベースあさひのスポーツサイクルで、お洒落なストリートスタイルの雰囲気を持つのがレユニオンシリーズ。レユニオンシリーズには、フラットバーロードスタイルのレユニオンリール、マウンテンバイクスタイルのレユニオンオーラ、ミニベロスタイルのレユニオンニール、ロードバイクスタイルのレユニオンコーレルがラインナップ。どのモデルも一般的なスポーツサイクルと比較して、シンプルなデザインを採用しており、普段着にも合うスタイルとなっている。今回はレユニオンシリーズの特徴をまとめてみた。

レユニオンリル:¥39,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:12.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):44T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:700×25C

シンプルなスチールフレームに、カラーリムなどのアルマイトカラーのパーツをアクセントに採用したフラットバーロードバイク。ロードバイクと同じぐらい細い25ミリ幅のタイヤに、前傾姿勢ぎみの乗車姿勢は、街乗りでもスポーティに走りたい人に向いている。

レユニオンオーラ:¥39,980(税込)

 

  • フレーム:6061アルミフレーム
  • フロントフォーク: SR SUNTOUR M3030サスペンションフォーク
  • 重量:20.0kg
  • ブレーキ:vブレーキ
  • ギア(前/後):38T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:26×1.95インチ

アルミフレームに街乗り用のフロントサスペンション「SR SUNTOUR M3030」を装備した、マウンテンバイクスタイルの自転車がレユニオンオーラ。アップライトな姿勢や凸凹が少ない舗装路用の幅が広い26インチタイヤは街乗りでも役にたつだろう。スピードよりも耐パンク性能や段差にも強い街乗りスポーツサイクルが欲しい人に向いている。

レユニオンニール:¥39,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:11.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):52T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:20×1-1/8

レユニオンシリーズ唯一のミニベロがレユニオンニール。舗装路を軽快に走れるように、ロードバイク風の細いタイヤを採用した。レユニオンリルの小径車バージョンと考えれば良い。自転車を室内置きしたい人やミニベロ独特のキュートなデザインが欲しい人に向いている。

レユニオンコーレル:¥49,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:12.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

レユニオンシリーズ唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。レユニオンシリーズの中では比較的シックなデザインを採用している。スチールフレームを採用したため重量は12キロと重いが、ハイトが低いブラックカラーのホイールや、街乗りでもブレーキがかけやすい補助ブレーキレバーを装備。性能を重視するのではなく、気軽にファッションとして楽しみたい人向けのロードバイクだろう。

簡単に持ち運べる電動アシスト折り畳み自転車 ウルトラライトE-Bikeに16インチモデルが登場

ルノー・ライトシリーズで有名なGicは、電動アシスト自転車にも力を入れている。特徴は、バッテリーを小型化した電動アシスト折り畳み自転車ということ。電動アシスト折り畳み自転車は大容量バッテリーを装着したタイプが一般的。このタイプは、アシストの航続距離が長い一方、バッテリーが重いため車体重量が重くなる欠点がある。

一例を挙げると、パナソニックの電動アシスト折り畳み自転車「オフタイム」が、車体重量20.5kgで航続距離54km(ロングモード)。折りたたみ自転車でも20kgと重いものを気軽に持ち運ぶのは難しい。

Gicの電動アシスト折り畳み自転車ブランド「ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY」は、軽量アシストユニットと小型バッテリーを装備して軽量化を実現した。14インチモデルは車体重量11.9kgと軽い。ただしバッテリーが小さいため航続距離は10-12kmと短い。

ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLYの16インチモデルが展示されていた。車体重量は12.9kgと電動アシスト自転車では軽い。バッテリー容量は14インチモデルと同じなので、航続距離は10-12kmと変わらない。しかし、16インチモデルは14インチモデルよりも車輪が大きく、外装6段変速を採用し、バッテリーが切れても楽に走れそうだ。価格は¥120,000。2018年8月下旬発売予定。

ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY 16inch

スポーティ超小径折り畳み自転車 DAHON K3 ライバルの比較も


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低価格で折り畳みサイズが小さい14インチ折りたたみ自転車。この自転車はブームにより様々モデルが登場している。特に注目したい車のは坂道も楽に走れる3段変速モデルだ。この手の折りたたみ自転車は、車輪が小さいのでクイックな動きをするが、コンパクトに折り畳むことができ低価格で買える。日本ではルノーウルトラライトトリプルが有名だが、世界的な自転車ブランド「Dahon」からライバルと言えるモデル「K3」が登場した。

Dahon K3の一番の特徴は、このクラスの中で一番スポーティだと言うこと。重量7.8kgと軽いだけでなく、通常の14インチ折り畳み自転車よりも重いギアを採用し、高速走行にも対応した。ギアは前53T、後ろ9-13-17Tと14インチ折りたたみ自転車「BYA412」系統の日本国内市販車では一番重いギアを採用している。

ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、K3が展示されており試乗が可能だった。試乗した限りでは、重いギアが装着されており通常の14インチ折り畳み自転車よりも速く走ることができる。ただ、タイヤが細いためか氷の上を滑るような感覚だ。路面状況に左右されやすい超小径車輪にロード用タイヤのため、高速走行を行う場所は限られるだろう。

アルミ製のフレームには、トップチューブとボトムブラケットまで専用ワイヤーで接続したDeltechを採用。この機構によりフレームにトライアングルが形成し、フレームヒンジの負担を軽減や剛性がアップするとのことだ。

Dahon K3の折り畳みサイズはW65xH59xD28cm。参考にシングルギアのDahon Dove PlusがW62×H56×D30だ。折り畳みサイズは多少大きくなった。しかし、K3は高速走行を重視するため、直進安定性を決めるホイールベースをDove Plusよりも長く取っているため、折り畳みサイズにも影響したと思われる。カラーバリエーションはレッドxマッドブラック、ホワイトxブラックの2色。価格は¥82,000。

ライバル(ルノー・ウルトラライトトリプル)との違い

Dahon K3のライバルと言えば、ルノー・ウルトラライトトリプルだろう。この自転車はDahon K3よりも安い¥65,000で買える、14インチ外装3段変速折りたたみ自転車だ。

・折りたたみサイズ:65cm×30cm×55cm
・本体重量:約7.8kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:外装3段変速(前47T・後ろ11-13-15T)
・タイヤサイズ:14×1.35インチ

折りたたみサイズは、ウルトラライトトリプルのほうが少し低く、DAHON K3は奥行きが少し短い。ギア比はウルトラライトトリプルのほうが軽いので、スピードを出したいのであればDahon K3、スピードよりも坂道でも上りやすいのが欲しいのであればルノー・ウルトラライトトリプルだ。

操縦安定性に関してはヨコハマ・サイクルスタイル2018の試乗コースで走行した限りでは、Dahon K3が若干安定していると思った。ホイールベースは実質的に両車とも変わらないと思うが、Dahon K3はハンドルステムを少しだけ前に倒すことで、多少ながら後輪に荷重が少ない設計に変わったのもあるだろう。コストパフォーマンスや坂道重視ならルノー・ウルトラライトトリプル、スポーティに走りたいのならDahon K3を選ぶのがベストだ。

・折りたたみサイズ:65cm×28cm×59cm
・本体重量:約7.8kg(ペダル除く)
・変速機:外装3段変速(前53T・後ろ9-13-17T)
・タイヤサイズ:14×1.35インチ

20インチ折り畳み自転車で8kg台 マグネシウムフレーム専門折りたたみ自転車「MAGIC」が公開

ルノー・ライトシリーズで知られているGicは、かつてルノーブランドでマグネシウムフレームの折り畳み自転車を製造していた。ルノーブランドでは14インチモデルのマグネシウム6と16インチモデルのマグネシウム8があった。

ルノーマグネシウムシリーズはマグネシウム素材の入手が難しいため、販売していなかった時もあったが、新たにブランドを変えて復活するようだ。今回のマグネシウムフレーム折り畳み自転車は、ルノーブランドではなく専用ブランドで売り出すととのこと。ヨコハマ・サイクルスタイル2018では公開されており、フレームにはMAGICとブランド名が書いてあった。

MAGICには、かつてルノーブランドで販売していた14インチ、16インチモデルが展示してあったが、今回筆者が注目するのは20インチモデル。マグネシウムシリーズ初の20インチモデルで、話を聞いたところ、目標価格10万円以下・目標車体重量8kg台を予定している。フレームにフロントディレーラーハンガーを装備しており、拡張性もあるようだ。

20インチ折りたたみ自転車で車体重量8kg台を達成した自転車といえば、Dahon Mu SLXだろう。アルミフレームを採用し軽量パーツを装着することで、車体重量8.6kgを達成した。車体価格は¥192,000(税別)と高価だ。MAGICシリーズがどこまで有名ブランドの超軽量折りたたみ自転車に食い込めるのか注目だ。

瞬時に折り畳める超小径折りたたみ自転車 OX Bikes Pecoのすべて

高性能車椅子や折り畳み自転車で有名なオーエックスエンジニアリング。OX Bikesブランドで販売されている「Peco」シリーズは、超小径折り畳み自転車の中では高性能ながら、ワンタッチで折りたためる事ができる。

Pecoシリーズは2018年1月にモデルチェンジした。12インチモデル・14インチモデル・12インチファットタイヤモデルにそれぞれ1グレードになり、ハンドルはかつてのホンダ・モンキーを連想させる分割式折り畳みハンドルとなった。分割タイプの折り畳みハンドルを採用した理由は、折り畳みサイズを小さくするためとのこと。折りたたみサイズは70cm×101.5~102.7cm(Peco:101.5cm,Peco Buccho:101.8cm,Peco Pocchi:102.7cm)×26.7cmだ。

Pecoシリーズのインプレ・グレードの違いについても紹介

この自転車の特徴は、12・14インチといった超小径折り畳み自転車としては乗りやすい事だ。身長180cmを越える筆者でも、極端な前傾姿勢にならない違和感が少ない乗車姿勢を採用した車体設計に、段差のショックを吸収する前後サスペンションのおかげで、超小径自転車の中では安定して走ることができる。ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用。ブレーキローターは電動スクーター用をチョイスしたとのこと。ブレーキ性能は高く効きすぎるほどだ。

Pecoシリーズは超小径車では安定性は高いが、車輪が小さいため一般的な自転車よりもラフな運転を行うのは厳禁。このシリーズ全車に言えることだが、車輪サイズが車体設計に負けている超小径自転車だ。乗車した感覚は16インチクラスに肉薄する走行性能だが、車輪が小さいので段差など荒れた道を走る場合は気をつけたほうが良い。あまりにも車輪が小さいのが足かせとなっているので、車輪径を16インチや20インチに大径化したいと思うほど、車体設計が勝っている。ヨコハマサイクルフェスタで大径仕様について聞いた所、大径化するとフロントサスペンションフォークが干渉するため、16インチ化は考えていないと語っていた。

Pecoは12インチ内装4段変速のPeco、14インチ外装9段変速のPeco Pocchi、12インチファットタイヤ内装4段変速仕様のPeco Bucchoの3モデルがある。ヨコハマサイクルフェスタ2018で、全車乗車することができたので特徴をまとめてみた。

Peco:12インチ・スターメーアーチャー製内装4段変速(¥168,000)

12インチと小さいタイヤを採用したPeco。変速機は停車時でも変速可能なスターメーアーチャー製内装4段変速を採用し、街乗り重視のスタンダードモデルだ。Pecoの車輪は一番小さい12インチだが、タイヤが太いため試乗コースを走行した限りでは超小径車クラスでは良いだろう。今回、オプションのハードサスペンションを装着したモデルに乗ったが、14インチモデル(Peco pocci)よりも安定感はあり、乗り心地も悪くないと感じた。

Peco Pocchi:14インチ外装9段変速(¥178,000)

14インチと外装9段変速機を採用したPeco Pocchiは、シリーズの中で一番スポーティなモデル。車輪径は一番大きいが少し細いタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは一番ヒラヒラと軽快にカーブを曲がることができる。外装9段変速を採用し超小径車の中ではスポーティなライディングを楽しめるが、車輪サイズが小さいので、ラフな運転は注意。

Peco Buccho:12インチファットタイヤ・スターメーアーチャー製内装4段変速

12インチホイールにファットタイヤを採用したPeco Buccho。変速機はスターメーアーチャー製内装4段変速を採用した、超小径折り畳みファットバイクという独特の自転車だ。12インチながらファットタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは乗り心地や段差通過の安定性は一番高く街乗りに一番向いているモデルだ。12インチファットタイヤという非常に特殊なタイヤを採用しているため、タイヤの料金やどのようなタイヤが選ぶことができるかが気になる所だ。

PECOシリーズの中では一番街乗り向けのモデル OX BIKE PECO BUCCHO

OX Pecoの折りたたみ方法(旧モデル)

Pecoシリーズのオプション・アクセサリーパーツは?

アクセサリーパーツに関しては以下の通り

ペコート:¥7,800

折りたたみ時に使うフルカバータイプの輪行袋。肩掛け・下を折り返して押し歩きが可能

フェンダー(前後セット):¥6,900

オプションパーツはハードサスペンション用のパーツがある。価格はフロントが¥500。リアが¥600

また、車体を購入する際、カスタムペイントも受けることができる。70色から選ぶことが可能で販売店でお問い合わせとのことだ。

OX Pecoシリーズのライバルは?

Pecoシリーズの直接的なライバルと言える自転車は無い。一般的に超小径車は、歩くよりも楽に移動できる短距離限定の自転車だが、Pecoシリーズは車輪が小さいだけの折り畳み自転車だ。超小径折り畳み自転車で真っ先に思い浮かぶのが、DAHON DOVEやルノー・ウルトラライト7等のBYA412系統だろう。

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

低価格で買いやすい入門用超小径折り畳み自転車で有名だが、基本的に短距離用で持ち運び重視の折り畳み自転車だ。乗り心地は固く、乗車姿勢は筆者のように身長が高いと窮屈な前傾姿勢になる。この手の折り畳み自転車はライバルではなく全く違う考えで作られた折り畳み自転車だ。

Pecoシリーズのライバルと言えるのは、筆者が知る限りでは16インチ縦折れ式折り畳み自転車の5Links2だろう。5Links2の折りたたみサイズ:40cm×102cm×34cmと、Pecoシリーズ(70cm×101.5~102.7cm×26.7cm)と比較すると縦幅はほぼ同じで横幅は短い。しかし奥行きはPecoシリーズが短く有利だ。また、5Links2はシティコミューターをコンセプトにしており、乗車姿勢は一般車のようにアップライトだ。一方、OX Pecoシリーズはクロスバイク等のスポーツサイクルのポジションに近い。安定性は車輪径が大きい5Links2のほうが有利だが、デザインの面白さはPecoシリーズのほうが上手いだろう。

縦折れ式折りたたみ自転車 5Links2を解説 評価からグレードの違いまで解説

今度はリヤサス付きウルトラライト7 ルノー・ウルトラライト7 NEXT


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ルノー・ウルトラライト7等、折りたたみ自転車を中心に製造している自転車会社「Gic」。ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、ウルトラライトシリーズの試乗車や、マグネシウムフレームの折りたたみ自転車等を展示していた。

しかし、筆者が注目していたのはULTRA LIGHT7 NEXTというモデルだ。Gicの公式WebサイトにULTRA LIGHT7 NEXTの展示を行うと書いてあり、ブースでそのような自転車を探していたら、ULTRA LIGHT7 NEXTを発見した。

ULTRA LIGHT7 NEXTは、ULTRA LIGHT7にリアサスペンションを装着した折りたたみ自転車。ハンドルステムやタイヤはプラチナライト6に準じた部品のようだ。リアスイングアームは鍛造アルミを採用したとのこと。

ULTRA LIGHT7 NEXTが、従来のULTRA LIGHT7よりも優れている部分は、直進安定性や乗り心地が向上したことだろう。リアサスペンションを装着することで、細いタイヤを装着しても乗り心地は改善するだろう。チェーンステーも長くすることで後輪に極端な荷重がかかりにくくなり、ホイールベースも従来のULTRA LIGHT7よりも長いので直進安定性は上がるだろう。ウルトラライト7の中でも、一般ユーザーにも乗りやすい自転車だと思う。

因みに、Gicのブースには次期型と思われるルノー・ウルトラライト7(2018年9月4日追記:ルノー・ウルトラライト7 Fとしてラインナップされた)も展示されていた。フロントフォークは溶接がない一体型で、後輪のホイールハブが六角レンチ式に変更されている。ウルトラライト7ユーザーの筆者としては羨ましい変更だ。

【超軽量6.7kg】2019年度版「ウルトラライト7」シリーズ新モデルまとめ【リアサス付き】

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

サイクルハーバー青梅さんが選ぶオススメサイクリングコースまとめ【東京・青梅】

東京・青梅ににあるスポーツバイクの発着基地「サイクルハーバー青梅」は、サイクリングやハイキングなどのアウトドアアクティビティを行う人を中心に作られた施設。ロッカーやシャワー、喫茶がメインだが、ミュージシャンのライブイベントなどを行っており型にはまらないのが特徴。

レンタサイクルは一般車からマウンテンバイク・クロスバイク・ロードバイクなどがある。安価で乗れる一般車から、コルナゴ・マスターやSCOTT CR1 TEAM ISSUEといったあまり目にすることがないロードバイクから、ブロンプトンやタルタルーガタイプFといった折りたたみ自転車、筆者がかつて所有していたウメザワ・ランドナーやTREK・Y-11など、珍しい自転車のレンタルが可能だ。

今回は、サイクルハーバー青梅がおすすめしているサイクリングコースを紹介。(コース地図に関しては現在作成中で店舗にあります)

青梅七福神巡り

青梅にある七福神を巡るポタリングコース。サイクルハーバー青梅発着で、なるべく車通りの多い道を避けた裏道を選んだ周回コースとのこと。
基本はポタリングだが、急な登りもほんの少しあるとのこと。青梅七福神に関しては公式サイトがあり、七福神の巡り方から周辺スポットまで書いてあるので、気になる人は下記参考URLもどうぞ。

参考URL:http://ome7.tokyo/

吹上しょうぶ公園

貴重な谷戸地を保全するために作られた吹上しょうぶ公園は、ハナショウブを主体としているとのこと。5月下旬~6月下旬には青梅市吹上花しょうぶまつりが開催。サイクルハーバー青梅から比較的近いので、ポタリングで行くのにお薦めのコースの1つだ。

参考:https://www.city.ome.tokyo.jp/koen/shobu_koen.html

【ゆるチャリ】青梅橋めぐりコース

サイクルハーバー青梅→下奥多摩大橋→調布橋→万年橋→和田橋→神代橋→奥多摩橋→軍畑大橋→御嶽橋→御嶽駅という、青梅~御嶽にある橋8本を巡るサイクリングコース。下流から上流に行くサイクリングコースで、橋を堪能できる。御嶽駅からの帰りはお好みのコースでどうぞ。

【ゆるチャリ】青梅裏街道コース

サイクルハーバー青梅→七兵衛通りから御嶽駅まで裏道を通るコース。交通量が多い国道411号線をほとんど通らず御嶽駅まで行くことが可能。国道よりも道は狭くアップダウンは多いが、趣がある風景と交通量の少なさは初心者にお薦めだろう。

【ゆるチャリ】埼玉・有間ダム(名栗湖)コース

サイクルハーバー青梅→成木街道→吹上トンネル→成木市民センター→小沢峠→有間ダム→小沢峠→松ノ木トンネル→吹上トンネル→七兵衛さんお参り→サイクルハーバー青梅というコース。有間峠に行くルートの中でもトンネルやワインディングが多いルート。体力がある人なら名栗湖から先の有間峠に行くのも一つだろう。

【ゆるチャリ】青梅二ツ塚峠エスケープ街道~羽村の堰コース

サイクルハーバー青梅→二ツ塚峠→小作の堰→いこいの里(チューリップ畑)→羽村の堰→ライオン餃子(寄り道)→東青梅→サイクルハーバーに戻るコース。普通に羽村の堰に行くのではなく、二ツ塚峠方面に行くのがポイント。ライオン餃子とは小作にある店でジャンボ餃子のテイクアウトが有名とのことだ。

【ゆるチャリ】青梅裏庭コース

サイクルハーバー青梅→(A:青梅鉄道公園/B:勝沼裏道)→厚沢通り→(A:花木園/B:川鍋養鶏場)→岩蔵温泉→岩井道観音→成木市民センター→(A:小沢峠下/B:ショートカット)→旧吹上トンネル→七兵衛地蔵→サイクルハーバー青梅というコース。日頃からこのエリアを走っている人でもあまり見たことがない裏道を走行するため探索気分が味わえる。気分によってコースを選ぶことが可能だ。

【ゆるチャリ】青梅坂バカコース

サイクルハーバー青梅→青梅鉄道公園→吹上トンネル→成木ステージヒルクライムコース→引き返して松の木トンネル→榎峠→軍畑駅→七兵衛地蔵→サイクルハーバー青梅という、ヒルクライムづくしのサイクリングコース。距離だけみるとそこまで長くないが、ヒルクライムが多いのでボリュームは多めか。

【ゆるチャリ】峠越え 日の出大仏見学コース

サイクルハーバー青梅→(Aコースは、日向和田駅方面→和田橋→梅ヶ谷峠/Bコースは、調布橋→二ツ塚峠)→日の出町役場→鹿野大仏→秋川街道→(吉野街道/友田~長渕~二ツ塚峠裏道)→サイクルハーバー青梅というコース。鎌倉の大仏よりも大きいと言われる鹿野大仏に行くコース。こちらも好みによってコースが別れている。

おまけ:青梅街中散策

サイクルハーバー青梅の店内には、青梅周辺のお薦め店舗を紹介している。様々な店があるので歩いて行くと面白いだろう。自転車はサイクルハーバー青梅で駐輪可能(有料)

サイクルハーバー青梅について

  • 場所:東京都青梅市本町134番地
  • 時間:カレンダー|サイクルハーバー青梅を参照
  • 最寄り駅:JR青梅駅
  • 車種:
    ロードバイク(GIANT DEFY/Specialized Allez/Colnago Master等)
    クロスバイク(Louis Garneau Chasse/Specialized Expedition SPORT A1等)
    ランドナー(丸石 Emperor/Umezawa Randnnuer)
    マウンテンバイク(Specialized FSR/TREK Y-11)
    折りたたみ自転車(Tartaruga Type-F/Brompton)
    BMX(Haro Junior)
  • 料金:レンタルスポーツバイク|サイクルハーバー青梅を参照

サイクルハーバー青梅

伊豆半島で伊豆E-BIKE充電ネットワークの実証実験が開始 詳しい内容について紹介

静岡県の東端部にある伊豆半島は、温泉や歴史、自然など様々な観光場所があることで有名な場所だ。一方で、このエリアは坂道が多いためサイクルツーリズム(自転車を使用した観光)を行うのが難しい場所でもある。そこで伊豆半島の観光事業者が注目したのが、電動アシストスポーツサイクル(E-bike)だ。

電動アシストスポーツサイクルは、一般的な電動アシスト自転車よりもスポーティに楽しく走ることができる。起伏が激しい伊豆半島でも電動アシストスポーツサイクルならサイクルツーリズムが可能。伊豆半島にある道の駅では、ミヤタ製電動アシストスポーツサイクル(クルーズ・リッジランナー)のレンタルが可能。2018年5月25日から、伊豆半島の一部地域で伊豆E-BIKE充電ネットワーク実証実験が開始した。

伊豆E-BIKE充電ネットワークは、伊豆半島の観光施設を利用中にバッテリーの充電ができる。電動アシストスポーツサイクルのバッテリーを充電することでバッテリー残量を気にせずサイクルツーリズムを楽しめる。

充電ステーションは、シマノSTEPS E8080用の充電器を2基設置。BOSCH・YAMAHA・BAFANG等のシマノ製以外のアシストユニットを搭載した電動アシストスポーツサイクルを使用している場合でも、自分の充電器を持ち込むことで充電が可能だ。西伊豆を中心とした10拠点で運用を開始し、最終的には。実証実験の期間は2018年5月25日〜2018年5月25日まで。

今回の充電サービスは、無料で受けるために施設のサービスを利用することが前提だが、面白い試みと言える。電動アシスト自転車の充電ステーションは、電気自動車の充電ステーションと比較すると大掛かりな工事が必要ではなく、簡単に拡充することができるため、他の自治体でも参考になるだろう。

伊豆E-BIKE充電ネットワーク実証実験 – 伊豆E-BIKE

シェアサイクルと電子ペーパー看板のコラボの可能性は?(ドコモ・バイクシェア)

日本のシェアサイクルの中でも、全国各地に展開しているのがドコモバイクシェア。電動アシスト自転車とFelicaカードを採用し、ハイテク方面に力を入れている。BICYCLE CITY EXPO 2018のブースでは面白いコンセプトモデルが出展していた。

電動アシスト自転車の後輪付近を見てほしい。普通ならシールで貼ってある広告が、電子ペーパーを採用した看板を採用しているのだ。

電子ペーパーはAmazon kindle Paper whiteなどの電子書籍端末に使われていることで知られている。表示中に電力の消費を抑える設計のため、スマートフォンやパソコン等で使われる液晶画面よりも電池の消費量が少ない。画面は紙に近い質感を実現し直射日光の下でも見やすい。

電子ペーパー看板を開発した理由について訪ねた所、広告を自由に変えることができる利点があると語っていた。この看板を採用すると、場所によって広告を変更することも可能らしい。Webサイトの広告は読者の興味を惹くために、顧客の興味や関心を追跡したリターゲティング広告があるが、電子ペーパー看板はリターゲティング広告を現実世界に持ってきたようなものだ。この機能は広告だけでなく、災害等が発生した場合、看板の表示が変わることで情報発信も可能。ドコモ・バイクシェアによると、電子ペーパー看板を搭載したシェアサイクルは現在開発中とのことだ。

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中国の電動アシストユニット会社「Bafang(バーファン)」を解説

電動アシスト自転車に搭載されるアシストユニットは様々な会社が参入している。日本では大手のパナソニック・ヤマハが多く、これらの会社はアシストユニットだけでなく自社製の電動アシスト自転車も販売している。アシストユニット単体の提供では、日本のシマノとドイツのボッシュが大手で、様々なブランドに供給している。そのような状況で、中国のBAFANG(バーファン)が日本市場に参入するようだ。

日本では馴染みがないBAFANG。特徴は様々なアシストユニットを製造していることだ。カタログを見ると、マウンテンバイク・クロスバイク・トレッキングバイク・キックボード用など様々なアシストユニットを製造している。日本ではBenelliが採用していることで知られており、このブランドにはM400というスポーツタイプのユニットが搭載されている。

BICYCLE CITY EXPOでは、ブースが出展されていて様々なアシストユニットが展示されていた。その中でも注目のユニットはM500とM800だろう。

M500は、E-MTB用のミッドドライブタイプのアシストユニット。M400よりもコンパクトで最大トルクも大きいようだ。電動アシストユニットを搭載しても、普通の自転車に近づけたデザインを採用している。大手のヤマハ(PW-X)やシマノ(STEPS E8080)、ボッシュ(Performance Line CX)はすでにコンパクトなデザインのアシストユニットを市場に投入しており、Bafangが流れに追従したとも言えるだろう。

M800はグラベルロードやロードバイク向けのミッドドライブタイプの電動アシストユニットだ。カタログではパワー・トルクはM500やM400よりも低いが、コンパクトで軽量なユニット(重量2.3kg)を売りにしている。(M800は2018年6月4日現在公式Webサイトに掲載されていない。)また両方の自転車はバッテリーを車体に埋め込むことでスマートなデザインとなった。高性能化が進んでいる電動アシスト自転車業界で、Bafangはどのように進んでいくのか注目したい。

http://www.bafang-e.com/jp.html

2018年11月17日現在、BAFANG製ドライブユニットを搭載したE-Bike

Benelli

日本市場ではE-MTBで有名なBenelli。2019年モデルからは電動アシスト折りたたみ自転車にも参入する。E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)、電動アシスト折りたたみ自転車両方ともBafang製ドライブユニットを搭載。サイクルモード2018でメーカーに聞いた所ではBafangから許可を貰って独自のマッピングをしているとのことだ。

Bafangユニット搭載モデル:全車種

 

Evol

アサヒサイクルが2019年春に登場するE-Bikeブランドが「Rize」。ヤマハやパナソニックなど大手E-Bikeブランドよりも低価格で購入できるのを売りにしている。現在ではブランド名をEvolに変えて販売中

BAFANGユニット搭載のE-Bikeブランド「EVOL」とは?

イオンバイク

カゴ付きのコミューター電動アシスト自転車「アレグレス e」に搭載している。

通勤向け街乗り自転車 サイクルベース あさひ オフィスプレスシリーズまとめ

サイクルベースあさひのオフィスプレスは、通勤や街乗りをメインで使う人に向けた自転車だ。この自転車はカゴや泥除けがついた街乗り用自転車で、スポーツ自転車のイメージは欲しいが実用性も求めたい人に向いている。

出展:6/1(金)10時からクーポン利用で最大1200円OFF[あさひ]オフィスプレストレッキングBAA-J2 クロスバイク 通勤・通学にイチオシのクロスバイク[CBA-1]

オフィスプレスシリーズには、低価格で街乗り向けのオフィスプレストレッキングと軽量でスポーティなオフィスプレススポーツの2種類がある。(折りたたみ自転車のオフィスプレスモバブルは、2018年6月2日現在サイクルベースあさひネットショップに表示なし。)ここでは、オフィスプレストレッキングとオフィスプレススポーツを紹介する。

オフィスプレストレッキング:税込み29,980円

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:20.0kg
  • ブレーキ(前/後ろ):デュアルピボットキャリパーブレーキ/ローラーブレーキ
  • ギア(前/後):42T/シマノ MF-TZ21 7S 14-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700×32C
  • その他特記事項:カゴ・泥除け・スタンド・リング錠・LEDブロックダイナモライト(リモコンレバー仕様)を標準装備。後輪は13番の太いスポークを採用。現行モデルはBAA対応。

サイクルベースあさひの自転車の中でも街中でよく見る通勤自転車がオフィスプレス。スポーツサイクル風のダイアモンドフレームを採用しているが、スポーツサイクルではない街乗り用自転車として見るのが良い。スポーツサイクルのように軽快に走れる自転車が欲しいのなら、ウイークエンドバイクスやプレシジョンシリーズをえらぶのがいいだろう。

サイクルベースあさひの街乗り自転車 ウィークエンドバイクスについて解説

サイクルベースあさひ プレシジョンシリーズのクロスバイク・ロードバイクを紹介

この自転車の利点は、スポーツサイクル風のデザインを持ちつつ、一般的な軽快車の使い勝手の良さを継承していること。ブリーフケースが入るワイドバスケット、LEDダイナモライト、服が汚れない前後泥除け、簡単に鍵をかけることができ盗難されにくい頑丈なリング錠を装備している。

ブレーキは前は一般車用のデュアルピボットキャリパーブレーキ。後ろはローラーブレーキを採用している。どちらもブレーキをかけた時のキーキーとした音鳴りがしにくい物として知られており、街乗り程度なら不満は無いと思う。フレームは鉄フレームを採用して重量は20kgとスポーツサイクルとして見てはいけない。

オフィスプレストレッキングは車体サイズが3種類ある。一般車では窮屈に感じる大柄なひとにとっては、サイズが豊富なのは有り難い。スポークも荷重がかかりやすい後輪に13番という太めのスポークを装着している。現行モデルはLEDダイナモライトにリモコンレバーが付き運転中にライトの点灯が可能になり、BAAにも対応した。

オフィスプレススポーツ:税込み44,980円

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:16.6kg
  • ブレーキ(前/後ろ):Vブレーキ/Vブレーキ
  • ギア(前/後):48-38-28T/シマノ MF-TZ21 7S 14-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700×35C
  • その他特記事項:カゴ・泥除け・スタンド・リング錠・LEDオートライトを標準装備。

オフィスプレススポーツはオフィスプレストレッキングの上級モデルだが実際に比較すると全てが違う自転車。オフィスプレストレッキングがスポーツ自転車風の一般車なのに対し、オフィスプレススポーツはスポーツサイクルに通勤用装備を付けた自転車で、より軽快に走る通勤自転車が欲しい人に向いている。

フレーム素材は軽量なアルミ素材を採用し、車体重量は16キロ台と一気に軽量化。ギアも前3段・後ろ7段と増えて軽快に走ることができるだろう。オフィスプレスで標準装備のカゴ、リング錠、ライトもあり、ライトについては暗くなると自動で点灯するオートライトが標準装備。車体サイズは1種類しかないのが欠点だ。

豊田トライクの商用版「豊田TRIKE CARGO」と高齢者向けプロトタイプとはどういう自転車か

交互に上下稼働する並列に装着された車輪をチェーンで連結し、一方の車輪が上がるともう片方の車輪が強制的に下がるシンクロシステムを搭載した自転車で有名な豊田トライク。まだ発売されていないが各方面から注目されており、伊豆下田ではシェアサイクルとして運用されている。

前2輪自転車の豊田TRIKEが運送業界からコンビニまで注目している理由とは?

日本のモビリティを変える3輪電動アシスト自転車 豊田トライクを評価する【E-bikeインプレッション】

2018年5月29日/30日に東京で行われたBICYCLE CITY EXPOでは、豊田TRIKEの乗用バージョンとカーゴバージョンが出展されていた。写真は商用版のカーゴモデルで、車体前方に荷物を積むことができるスペースがある。大容量のボックスを装着して、沢山の荷物を積むことが可能なだけでなく、座席を装着して人を乗せることも可能だ。

これ以外にも、高齢者向けの試作車も出品されていた。2輪の自転車に、後部にシンクロシステムを装備した補助輪を装備した高齢者向け自転車のようだ。シンクロシステムを開発したケイズ技研のサイトでは、シンクロシステムを採用した補助輪を装備し、乗車される方のバランスに応じて調節が可能な電動アシスト自転車とのこと。

シンクロシステム補助輪が従来の3輪自転車と違うのは、走行特性を従来の自転車に意識しているのだろう。豊田トライクカーゴモデルは豊田トライクショップ山陽によると2018年発売予定。高齢者向けプロトタイプは不明だ。

次世代の電動アシストモビリティ「豊田トライク」まとめ

日本市場向けに設計された 電動アシスト3輪カーゴトライク Stroke Cargo Trike

沢山の荷物を積むことができる電動アシストカーゴバイクが注目されている。自動車よりもコンパクトでオートバイよりも沢山の荷物を積むことができる電動アシストカーゴトライクは海外製が殆どだ。そのため、日本の街中では扱いにくいのが難点と言われていたが、国内メーカーが日本の道路事情に合わせたカーゴバイクが開発されている。今回紹介するStroke Cargo Trikeは、ヨーロッパのカーゴバイク風デザインながら、日本国内の法律に合わせた電動アシスト3輪カーゴトライクだ。

2018年5月29日/30日 東京で行われたBICYCLE CITY EXPOでは、Stroke Cargo Trikeの試作車が展示されていた。特徴は、荷物を積むスペースが車体中心部にあり、できるだけ重心を低くすることで操縦安定性を重視している所だ。また、荷物を吊るすことができるため、料理を運ぶ岡持ちを積むのも想定しているとのことだ。

Stroke Cargo Trikeの公式サイトによると、写真のT3.5号機は量産車をベースにしているが、今後開発するT4号機は汎用部品以外はオリジナルデザインにするようだ。公式サイトでは、アイデアスケッチや初期試作車を見ることができるため、要チェックだ。

http://stroke-design.com/

ワクワクさせるE-カーゴトライク「STROKE CARGO TRIKE」まとめ【E-Bike】

サイクルベースあさひ プレシジョンシリーズのクロスバイク・ロードバイクを紹介


大手自転車チェーン店のサイクルベースあさひは、通勤・街乗り用自転車のオフィスプレスシリーズ、ストリート系の街乗りスポーツ自転車のレユニオンシリーズ、街乗り系低価格スポーツ自転車のウィークエンドバイクスシリーズと様々なシリーズがある。その中でもプレシジョンシリーズは、自転車趣味を初めるためのエントリー向けのクロスバイク・ロードバイクのシリーズだ。今回は、あさひのプレシジョンシリーズについて紹介する。

このシリーズの一番の特徴は、他社の有名ブランドのクロスバイクやロードバイクよりも安いということだろう。特にプレシジョンスポーツは、税込みで4万円を切る39,980円と戦略的低価格を採用しており、他社にはない低価格を採用することで、買いやすいという大きな特徴を持っている。プレシジョンシリーズには、クロスバイクのプレシジョンスポーツと、ロードバイクのプレシジョンR/プレシジョンRSの3種類がラインナップされている。

プレシジョンスポーツ

プレシジョンシリーズ唯一のクロスバイク「プレシジョンスポーツ」の一番の特徴は、低価格で購入できることだ。大手スポーツサイクルブランドのクロスバイクが4万円以上する中、このクロスバイクは39,980円(税込み)と4万円以下で購入できる。低価格のクロスバイクはスポーツ自転車生活を送るのには難しい車種が多くあるが、プレシジョンスポーツに関しては例外だ。車体重量は12kgと重いが、車体サイズは3種類あり、前後車輪が工具なしで簡単に外せるクイックリリースレバー式や、街乗りから峠まで対応の3✕8段変速を装備しているため、自転車趣味を行うための最低限の基準は揃っている。タイヤに関しては700✕28Cと細いタイヤを装備しており、舗装路をスポーツ走行する人に向いているだろう。

プレシジョンディエナ

プレシジョンディエナはプレシジョンスポーツを女性向けにしたクロスバイクだ。プレシジョンスポーツとの違いは、車体形状を跨ぎやすい形に変更し、身長が低い人でも乗れるようにした。部品構成も女性でも運転しやすくするために、幅広サドルやややアップしたタイヤは700✕32Cと少し太いタイヤを採用することで、クロスバイクに乗ったことがない女性でも乗りやすくした自転車だ。

プレシジョンR

プレシジョンシリーズの中でもエントリー向けのロードバイクなのがプレシジョンRだ。シャープなロゴやスポーク数が少ないホイールを採用し、レーシーな雰囲気を出している。しかし、このロードバイクはロードバイクに乗ってみたい初心者でも扱いやすいように、競技用自転車よりは前傾姿勢を緩くし、街乗りでも安心してブレーキをかけることができる補助ブレーキレバーを装備した。7万円を切った価格も魅力だろう。

プレシジョンディエナR

エントリーロードバイクのプレシジョンRの女性版がプレシジョンディエナR。女性用クロスバイクのプレシジョンディエナと同じように、またぎやすく小柄な人でも乗れる女性専用設計のフレームを採用。ギアはプレシジョンRよりも軽いギアを採用することで、脚力が無い人でも扱いやすくなっている。

プレシジョンRS

ロードバイクのプレシジョンRSは、プレシジョンシリーズの中で一番高価なフラグシップモデルだ。プレシジョンRよりも軽く(車体重量9.6kg)前傾姿勢で乗るスポーツ性能を求めたモデル。フロントフォークはカーボン製を採用し、振動吸収性が高いのを売りにしている。コンポーネントはプレシジョンRやプレシジョンディエナRよりも1ランク上のシマノ・ソラを採用している。