瞬時に折り畳める超小径折りたたみ自転車 OX Bikes Pecoのすべて

高性能車椅子や折り畳み自転車で有名なオーエックスエンジニアリング。OX Bikesブランドで販売されている「Peco」シリーズは、超小径折り畳み自転車の中では高性能ながら、ワンタッチで折りたためる事ができる。

Pecoシリーズは2018年1月にモデルチェンジした。12インチモデル・14インチモデル・12インチファットタイヤモデルにそれぞれ1グレードになり、ハンドルはかつてのホンダ・モンキーを連想させる分割式折り畳みハンドルとなった。分割タイプの折り畳みハンドルを採用した理由は、折り畳みサイズを小さくするためとのこと。折りたたみサイズは70cm×101.5~102.7cm(Peco:101.5cm,Peco Buccho:101.8cm,Peco Pocchi:102.7cm)×26.7cmだ。

Pecoシリーズのインプレ・グレードの違いについても紹介

この自転車の特徴は、12・14インチといった超小径折り畳み自転車としては乗りやすい事だ。身長180cmを越える筆者でも、極端な前傾姿勢にならない違和感が少ない乗車姿勢を採用した車体設計に、段差のショックを吸収する前後サスペンションのおかげで、超小径自転車の中では安定して走ることができる。ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用。ブレーキローターは電動スクーター用をチョイスしたとのこと。ブレーキ性能は高く効きすぎるほどだ。

Pecoシリーズは超小径車では安定性は高いが、車輪が小さいため一般的な自転車よりもラフな運転を行うのは厳禁。このシリーズ全車に言えることだが、車輪サイズが車体設計に負けている超小径自転車だ。乗車した感覚は16インチクラスに肉薄する走行性能だが、車輪が小さいので段差など荒れた道を走る場合は気をつけたほうが良い。あまりにも車輪が小さいのが足かせとなっているので、車輪径を16インチや20インチに大径化したいと思うほど、車体設計が勝っている。ヨコハマサイクルフェスタで大径仕様について聞いた所、大径化するとフロントサスペンションフォークが干渉するため、16インチ化は考えていないと語っていた。

Pecoは12インチ内装4段変速のPeco、14インチ外装9段変速のPeco Pocchi、12インチファットタイヤ内装4段変速仕様のPeco Bucchoの3モデルがある。ヨコハマサイクルフェスタ2018で、全車乗車することができたので特徴をまとめてみた。

Peco:12インチ・スターメーアーチャー製内装4段変速(¥168,000)

12インチと小さいタイヤを採用したPeco。変速機は停車時でも変速可能なスターメーアーチャー製内装4段変速を採用し、街乗り重視のスタンダードモデルだ。Pecoの車輪は一番小さい12インチだが、タイヤが太いため試乗コースを走行した限りでは超小径車クラスでは良いだろう。今回、オプションのハードサスペンションを装着したモデルに乗ったが、14インチモデル(Peco pocci)よりも安定感はあり、乗り心地も悪くないと感じた。

Peco Pocchi:14インチ外装9段変速(¥178,000)

14インチと外装9段変速機を採用したPeco Pocchiは、シリーズの中で一番スポーティなモデル。車輪径は一番大きいが少し細いタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは一番ヒラヒラと軽快にカーブを曲がることができる。外装9段変速を採用し超小径車の中ではスポーティなライディングを楽しめるが、車輪サイズが小さいので、ラフな運転は注意。

Peco Buccho:12インチファットタイヤ・スターメーアーチャー製内装4段変速

12インチホイールにファットタイヤを採用したPeco Buccho。変速機はスターメーアーチャー製内装4段変速を採用した、超小径折り畳みファットバイクという独特の自転車だ。12インチながらファットタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは乗り心地や段差通過の安定性は一番高く街乗りに一番向いているモデルだ。12インチファットタイヤという非常に特殊なタイヤを採用しているため、タイヤの料金やどのようなタイヤが選ぶことができるかが気になる所だ。

PECOシリーズの中では一番街乗り向けのモデル OX BIKE PECO BUCCHO

OX Pecoの折りたたみ方法(旧モデル)

Pecoシリーズのオプション・アクセサリーパーツは?

アクセサリーパーツに関しては以下の通り

ペコート:¥7,800

折りたたみ時に使うフルカバータイプの輪行袋。肩掛け・下を折り返して押し歩きが可能

フェンダー(前後セット):¥6,900

オプションパーツはハードサスペンション用のパーツがある。価格はフロントが¥500。リアが¥600

また、車体を購入する際、カスタムペイントも受けることができる。70色から選ぶことが可能で販売店でお問い合わせとのことだ。

OX Pecoシリーズのライバルは?

Pecoシリーズの直接的なライバルと言える自転車は無い。一般的に超小径車は、歩くよりも楽に移動できる短距離限定の自転車だが、Pecoシリーズは車輪が小さいだけの折り畳み自転車だ。超小径折り畳み自転車で真っ先に思い浮かぶのが、DAHON DOVEやルノー・ウルトラライト7等のBYA412系統だろう。

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

低価格で買いやすい入門用超小径折り畳み自転車で有名だが、基本的に短距離用で持ち運び重視の折り畳み自転車だ。乗り心地は固く、乗車姿勢は筆者のように身長が高いと窮屈な前傾姿勢になる。この手の折り畳み自転車はライバルではなく全く違う考えで作られた折り畳み自転車だ。

Pecoシリーズのライバルと言えるのは、筆者が知る限りでは16インチ縦折れ式折り畳み自転車の5Links2だろう。5Links2の折りたたみサイズ:40cm×102cm×34cmと、Pecoシリーズ(70cm×101.5~102.7cm×26.7cm)と比較すると縦幅はほぼ同じで横幅は短い。しかし奥行きはPecoシリーズが短く有利だ。また、5Links2はシティコミューターをコンセプトにしており、乗車姿勢は一般車のようにアップライトだ。一方、OX Pecoシリーズはクロスバイク等のスポーツサイクルのポジションに近い。安定性は車輪径が大きい5Links2のほうが有利だが、デザインの面白さはPecoシリーズのほうが上手いだろう。

縦折れ式折りたたみ自転車 5Links2のすべて 評価からグレードの違いまで解説

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。