ミヤタサイクルは12月10日、ステップインタイプのE-Bike「CRUISE i 5080 URBAN」を発表した。
MIYATAのCRUISEシリーズは、日本でいち早く、Shimano製のE-Bikeユニット「STEPS」を搭載したことで有名なクロスバイクタイプのE-Bike。2021年にはバッテリーを車体に内蔵した「CRUISE i 6180」「CRUISE i 5080」を発表した。
「CRUISE i 5080 URBAN」は、乗り降りしやすいステップインフレームを採用したE-Bike 。バッテリーはCRUISE i シリーズと同じく、フレームに内蔵したインチューブバッテリーで、サークルロックやヘッドライト、チェーンケース、スタンド、泥除けを装備し、CRUISE i シリーズの中でも実用性を重視した構成となっている。また、変速機はシマノ NEXUS インター5 内装5段変速を搭載。停車時でも変速可能な街乗り重視の仕様だ。
CRUISE i 5080との違いは、バッテリー(CRUISE i 5080はインチューブ式で容量360Wh)、変速機(CRUISE i 5080は、スポーティな走行感が楽しめる外装変速機を搭載)、装備(CRUISE i 5080は、リアキャリア、サイドスタンドなどの装備がオプション)などの違いがある。
モーターは、Bosch Performance Line CXで、定格出力250W、最大出力は推定500Wオーバー(非公式情報で600W近く)、最大トルクは75Nmもしくは85Nm。2021年モデルのRail 5は最大トルク75Nmから85Nmにアップしているが、最大出力に関しては、噂によると最大出力は同じのようだ。Bosch Performance Line CXはパワーの出方が、漕ぎ出しでドカンとパワーとトルクを出す方向にセッティングされており、日本国内向けのE-MTB用モーターでは、同じトルクを採用したE-MTB用ドライブユニットでもパワフルだと感じやすい。
YPJ-MT Proには、可変アシストモード「オートマチックサポートモード」が搭載されているが、この可変アシストは、Bosch Performance Line CXの「eMTBモード」のように、トレイルライドに特化したアシストとは違い、アシストモードをシームレスに変えることで乗りやすくしたアシストとなっている。
欠点は、現時点では日本国内での公道走行が不可なこと、Bosch Performance Line CXのような可変アシストモードが当たり前の時代で可変アシストモードが無いのは古いこと、ボトルケージの装着が不可な所。FANTIC E-MTBはパワーをアピールしているのが多いが、バッテリーの全長を切り詰めたり、前後異径ホイール搭載可能にすることで、大容量バッテリーを搭載しながらハンドリングを重視した車体設計なのも注目されている理由だろう。
AETHOSは、レース用途ではなく純粋にロードライドを楽しむために開発した「Break The Rules(ルールを破れ)」をコンセプトにした超軽量ロードバイク。今回使用したフレームセットのSatin Carbon/Jet Fuelカラーは、塗装を剥がさなくてもカスタムペイントしやすいマットブラックで、ロゴも剥がしやすいデカールタイプとなっている。
2022年モデルでは、より軽量化されたコンパクトなモーターや、より精度が高くトルク計測をより高速にしたBBトルクセンサー、trip distance, total distance計測機能を実装し、進化したカラーディスプレイを装備、滑らかな走行感と高いメンテナンス性を実現したベルトドライブ回りの改良を行っている。