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日本電産 小型で最大トルク90Nmを発揮するE-Bike用ドライブユニット「Nidec 51R」をピックアップ

モーターを動力にした電気自動車などのE-モビリティは様々な企業が新規参入を行っている。E-Bikeに関しても、従来の自転車関連企業だけでなく、自動車部品を製造する企業などの異業種が参入している。

有名なのが、自動車用部品の製造を行うBoschやBrose等があるが、義手・義足などの医療技術分野向けドライブシステムを製造するMaxon、フランスに本拠を置く自動車部品メーカーのValeoなどがE-Bikeの参入を発表している。日本企業でもモーターにおける世界シェアが1位で有名な日本電産も参入を予定している。

日本電産製E-Bike用ドライブユニットは、エンビジョンが開発を行っている3輪スポーツカーゴE-Bike「STREEK ACTIVE CARGO TRIKE」(記事)に、Nidec 41Rを搭載する予定。Nidec 41Rは、36V電圧で定格出力250W、最大出力不明、最大トルク95Nmを発揮する。センサー関連はトルク, ケイデンス, 角度, スピードの4つのセンサーを搭載。他にもブレーキカットオフや、ウォークアシストなどを搭載している。

日本電産はNidec 41Rだけでなく、Nidec 51RというE-Bike用ドライブユニットも用意している。スペックは、36V電圧で定格出力250W、最大トルク90Nmを発揮。センサー関連はNidec 41Rと同じく、トルク、ケイデンス、 角度、スピードの4つのセンサーに、ブレーキカットオフや、ウォークアシストなどを搭載している。

世界的に情報が殆どないNidec 51Rだが、今回、あえてピックアップしたのはモーターのサイズが非常に小さいのに、最大トルク90Nmを実現している事。Nidec 51Rのサイズは185x96x134ミリ。数値を見ただけではピンとこない人も多いが、この大きさは、パワーやトルクを犠牲にしてモーターを小さくした軽量系E-Bike用ドライブユニットと同クラスの大きさだ。

 

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参考として、アンドラのE-Bikeブランド「Forestal」が搭載しているE-Bike用ドライブユニット「Eon Drive」のサイズは165x105x147ミリで、定格出力250W、最大トルク60Nm。Nidec 51RはEon Driveよりも30Nmトルクが強い90Nmのトルクを発揮する。

Nidec 51Rのライバルは、YAMAHA PW-X3(記事)、Shimano EP8(記事)、Bosch Performance Line CX(記事)など、従来の高出力、高トルクを重視したE-Bike用ドライブユニットも入るが、これらライバルのモーターサイズはNidec 51Rよりも大きい。クランク軸の厚みを見ればNidec 51Rがいかに小さいかがわかるだろう。

モーターをコンパクトにすると、ロードクリアランスの向上、車体重量の削減、車体設計が容易になるので、各社がパワフル、高トルクを重視つつ、モーターをコンパクトにするのか競っているが、このジャンルに関しては、世界的に見ても執筆時点(2021年12月19日)では、日本電産が一歩先を行っている。モーター重量は2.9キロで、この部分に関しては、軽量E-Bikeと比較して1キロほど重い。ただ、Orbea RISE(記事)のように、従来の高出力、高トルクを重視したE-Bike用ドライブユニットをベースにしつつ、車体やバッテリーを軽くすることで、軽量化を実現したE-Bikeがあるため、Nidec 51Rで軽量E-Bikeを作れる可能性はあるだろう。

E-Bikeのドライブユニットは、モーターだけでなく、バッテリーの性能、スマートフォンと接続するインフォテイメントシステム、耐久性、サービスネットワークなど、様々な条件が合わさって性能を競うため、モーターのスペックだけで勝負は決まるわけではない。ただ、Nidec 51Rはスペックを見ただけで、非常に期待する内容を持っているのは確かだ。

Nidec 51Rを搭載したE-Bikeや日本導入に関する内容は不明。Nidec 51Rに関する情報が公開されたら随時紹介する。

文:松本健多朗

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「GORIX」から、ドロップハンドル用防寒ハンドルカバー(21-22 WinterVersion)が発売

ごっつは12月16日、同社の自転車パーツブランド「GORIX」から、冬のサイクリング時の防風防寒対策用の「ドロップハンドル用防寒ハンドルカバー(21-22 WinterVersion)」を発売した。

「ドロップハンドル用防寒ハンドルカバー(21-22 WinterVersion)」は、ロードバイクやミニベロなどのドロップハンドルに取り付ける防風防寒グローブ。

冬の季節の冷たい風や急な雨を防ぎ暖かく快適に走行できるのを売りにしている。一般的なドロップハンドルタイプであれば、ドロップ部分からブラケットを覆い包み込めるハンドルカバーでフラット部分と、ドロップバー先端をベルクロで締めて安定して取り付け可能。

サイズは、長さ28.5 x高さ26 x厚み1.6(片側0.8)センチ、取り付けバーエンド幅はΦ2.5 センチ(締め付けベルクロ調整)※若干の伸縮性のある材質。重量は300グラム(ペア)、材質は、ポリエステル、ネオプレン(高防水材質、潜水生地)。価格は4999円(税込)。

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パナソニックの電動アシスト自転車 ギュットシリーズが「マザーズセレクション大賞2021」を受賞

パナソニック サイクルテックは12月14日、子育て期のママ、パパの1年間にわたる投票によって選出される第13回マザーズセレクション大賞で、子乗せ電動アシスト自転車ギュット・クルーム・EX、ギュット・クルーム・DX、ギュット・アニーズ・DXおよびギュット・アニーズ・DX・26の4モデルが「マザーズセレクション大賞2021」を受賞したと発表した。

ギュットシリーズは、「家族の移動から育児の質を向上させる」というコンセプトで開発した子供乗せ自転車。コンビと共同開発したチャイルドシート「クルームシート」やスタンドを立てるとハンドルが固定される「スタピタ2S」などの装備が好評を得ている。また、2021年12月3日に発売した新製品ギュット・クルームR・EXおよびギュット・クルームR・DXには、パワーはそのままで業界最軽量を実現した「カルパワードライブユニット」を搭載した。

今回、「子供が乗る場所が安定していて安心安全に乗せられる」、「走行性、パワーも十分」、「車体が低く操作がしやすい」などの理由により、「マザーズセレクション大賞2021」を受賞した。

価格はギュット・クルーム・EXが18万9800円(税込、以下同)、ギュット・クルーム・DXが17万2000円、ギュット・アニーズ・DXおよびギュット・アニーズ・DX・26が15万9800円。

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E-MTBでアドベンチャーレースを楽しむ「オールラウンドe-MTBレース」イタリアでの開催が発表

イタリア共和国の北西部に位置する州「ヴァッレ・ダオスタ」で行われる予定のアドベンチャータイプのE-MTBレース「オールラウンドe-MTBレース」の第一回大会が2022年7月5日から9日にかけて開催されると発表された。

ヴァッレ・ダオスタ州は、アルプス山中に位置し、モンブランやマッターホルン、モンテ・ローザといった高峰が連なり、古くからアルプス越えの要衝であることで知られている。

第1回大会では、コグネ、グレッソニー、アンテイ、ヴァルペリーネでキャンプを張り、ヴァッレ・ダオスタの新しいシングルトレイルに挑戦する。オールラウンドキャンプは各ステージに移動し、各日の表彰式に特別な雰囲気を提供する。

イタリアで最も壮大な山岳地帯に、今話題のアウトドアスポーツを加え、ユニークな体験を求める200人を募集する-これが、7月5日から9日にかけてヴァッレ・ダオスタで開催される電動マウンテンバイク・オーナーのためのステージ制レース「オールラウンドeMTB」の成功の秘訣と語っている。

この革新的な新しいコンペティションは、成長著しいE-MTBムーブメントをブランド化し、素晴らしいヴァッレ・ダオスタを反時計回りの旅程で発見する機会として開催されるもの。

オールラウンドeMTBは、合計200キロ、標高差8000メートルの4つのステージで構成されている。グラン・パラディーゾ山の陰にあるコグネをスタート・ゴールとする。4日間のレースに不安があるライダーには、最後の2ステージ、100キロ、標高差4000メートルのショートコースが用意されている。

オールラウンドeMTBのルカ・サンティーニ氏は、「アフリカの大規模なレイドにおける我々のロジスティックの経験から、eバイカー・コミュニティが部族として数日間を共に過ごし、競争意識、自然、素晴らしい社会性を楽しむことができるイベントを考え始めた」とコメントしている。

「ディスカバー・ヴァレ・ダオスタ」ルート

オールラウンドeMTB2022は、時間制限のあるルートと乗り換え区間が交互に現れる、混合形式をとっている。大会はコグネからスタートし、フォルテ・ディ・バルドを制覇するための第1ステージのゴール地点までのレースが行われます。その後、機械化された移動区間でグレッソニー・ラ・トリニテに到着。モンテ・ローザの麓で一夜を過ごした後、マッターホルンを望むアンテイ・サンタンドレをゴールとするヴァル・ダイヤス経由の第2ステージに突入する。

翌日の第3ステージは、最も過酷でワイルドなステージで、サン・バルテルミー渓谷を経てヴァルペリーネに至り、最終日の第4ステージは、歴史あるアオスタの市街地を抜け、ロープウェイでピラまで移動。そして、ピラ・バイクパークで行われる特設トライアルが待っている。タイムトライアルを終えた選手たちは、アドレナリン全開のダウンヒルで、大会の最終ゴールであるコグネを目指す。

きめ細かな組織

参加者はレース中、非常に細かいロジスティクスに囲まれている。各ステージの中間地点には休憩時間が設けられ、集中力を高めるとともに、何よりも大切なバイクのバッテリーを充電することが可能。「安全面では、各選手に衛星電話システムを提供し、助けが必要なときに作動できるようにします」とルカ・サンティーニは続けた。オールラウンドeMTBは、技術的にはタフなレースですが、ダウンヒルが得意なライダーにとっては、楽しさと満足感を与えてくれるものとのこと。

各日の昼下がり、参加者はトゥアレグのテントをモチーフにした大きな建物に迎えられ、そこで冷たいビールを飲んだり、ステージの表彰式が始まる前にDJセットでくつろいだりすることができる。「私たちは、単純な競争よりも楽しいイベントを提供することに興味があり、e-MTBライダーが本当に楽しんでくれることを確信しています」とサンティーニは締めくくった。

2022年7月5日から9日にかけて開催されるオールラウンドeMTBのエントリーは2月に始まり、ヨーロッパ各地から参加者が集まる予定。

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ミヤタ 通勤・通学向けE-Bike「EX-CROSS e’22」登場 実用的な装備を採用した街乗りモデル

ミヤタサイクルは12月10日、通勤、通学向けE-Bike「EX-CROSS e’22」を発表した。

EX-CROSS eは、ミヤタのE-Bikeシリーズの中でも、通勤・通学、街乗りを意識したE-Bike。アルミフレームの車体には、泥除けやヘッドライト、テールライト、サイドスタンドなどを装備し、実用性を重視している。

ドライブユニットはSR SUNTOUR HESCで後輪にモーターを搭載したリアインホイールモーター。定格出力250W、最大トルク60Nmを発揮する。バッテリー容量は313Whで航続距離は43キロから72キロ。

価格は17万6000円(税込)。オプションで前カゴキャリア、フロントキャリア、リアキャリア等を用意している。

EX-CROSS eのスペック

 

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール, クイックリリース
  • 重量:22キロ
  • ブレーキ:油圧ディスクブレーキ
  • ギア(前):SR SUNTOUR HESC 42T
  • ギア(後):シマノ 外装8段変速
  • フロントホイール:完組ホイール
  • リアホイール:完組ホイール
  • タイヤ:700×40C
  • ドライブユニット:SR SUNTOUR HESC(定格出力250W、最大トルク60Nm)
  • アシスト方式:リアインホイールモーター
  • バッテリー: 36V, 11.6AH, (313Wh)
  • 充電時間:
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(72/46/43km)

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サイクルベースあさひ MERIDA SCULTURA150あさひ限定モデル登場 12月中旬販売開始

あさひは12月16日、スポーツサイクルブランドMERIDAとコラボレーションしたディスクブレーキロードバイク「SCULTURA150 あさひ限定モデル」を12月中旬より販売開始すると発表、価格は12万3380円(税込)。

あさひは、GIANTやFUJIなど、世界各国の有名スポーツサイクルメーカーとコラボレーションした限定モデルを発売している。今回のMERIDAとコラボレーションしたロードバイクは、MERIDAの軽量オールラウンダーロードバイク「SCULTURA 」シリーズのあさひ限定モデル。下側に大径ベアリングを採用したヘッドチューブとカーボンフォーク、ディスクブレーキを採用したロードバイクとなる。以下、リリースから。


MERIDA SCULTURA150(スクルトゥーラ150)あさひ限定モデル 製品概要

レースシーンにおけるロードバイクがディスクブレーキ搭載モデル中心になるなか、ツーリング等のファンライドでの使用においても、天候に左右されない安定した制動力が得られると評価されディスクブレーキを採用したロードバイクの人気が高まっています。SCULTURA150あさひ限定モデルは、シマノ製ディスクブレーキと変速機を採用し、エントリーライダーにとって信頼感のある走りを実現しています。メリダオリジナル高品質アルミフレームによる美しい外観、下側に大径ベアリングを採用したヘッドチューブとカーボンフォークにより、快適な乗り心地とシャープなハンドリングも楽しめます。

名   称:SCULTURA150あさひ限定(スクルトゥーラ150あさひ限定)
販 売 日:2021年12月中旬より販売開始
販 売 価 格:123,800円(税込)
フ レ ー ム:アルミ製
カ ラ ー:シャイニーダークブルー、オレンジ
変   速:SHIMANO Claris 16段変速
タ イ ヤ:700×25c
サイズ(適応身長):470mm(160~170cm)500mm(165~175cm)
重   量:10.1kg(470mm)
取 扱 い:サイクルベースあさひ及びサイクルベースあさひ公式オンラインショップ
※一部店舗ではお取り寄せになります。
※MERIDA製品をオンラインショップで購入する場合、「お店で受取りサービス」利用が必要です。

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ブリヂストンサイクル 公式オンラインストアオープン 子ども乗せ電動アシスト自転車bikkeのオンライン限定カラーを発売

ブリヂストンサイクルは2021年12月15日、公式オンラインストアをオープンすると発表し、オンラインストアの第1弾ラインナップで、子ども乗せ電動アシスト自転車bikke(ビッケ)の2車種をオンラインストア限定カラーとして販売する。

bikke MOB dd

ブリヂストンサイクル株式会社は、2021年12月15日(水)に公式オンラインストアをオープンした。 オンラインストアの第1弾ラインナップでは、子ども乗せ電動アシスト自転車bikke(ビッケ)の2車種をオンラインストア限定カラーとして販売する。

bikke POLAR e

「bikke MOB dd」はアクティブな質感のアースカラー“T.X ランドベージュ”(ツヤ消し)、「bikke POLAR e」は落ち着いたナチュラルなトーン”E.Xモルベージュ“(ツヤあり)となる。

また、2021年12月8日(水)から2022年1月5日(水)の期間、渋谷ストリーム4階の「サイクルカフェ TORQUE」の展示スペースで、「bikke MOB dd」と「bikke POLAR e」 のオンライン限定カラーを展示。2021年12月19日(日)には、「bikke MOB dd」 と「bikke POLAR e」の体験ができる体験会も開催する。

今後の展開は、オンラインストア限定色の電動アシスト自転車や自転車の販売や、自転車関連商品の販売やユーザーのサイクルライフを支えるサービスの提供も検討している。

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ミヤタ ステップインタイプのE-Bike「CRUISE i 5080 URBAN」登場 跨ぎやすい設計を採用した街乗り向けE-Bike

ミヤタサイクルは12月10日、ステップインタイプのE-Bike「CRUISE i 5080 URBAN」を発表した。

MIYATAのCRUISEシリーズは、日本でいち早く、Shimano製のE-Bikeユニット「STEPS」を搭載したことで有名なクロスバイクタイプのE-Bike。2021年にはバッテリーを車体に内蔵した「CRUISE i 6180」「CRUISE i 5080」を発表した。

「CRUISE i 5080 URBAN」は、乗り降りしやすいステップインフレームを採用したE-Bike 。バッテリーはCRUISE i シリーズと同じく、フレームに内蔵したインチューブバッテリーで、サークルロックやヘッドライト、チェーンケース、スタンド、泥除けを装備し、CRUISE i シリーズの中でも実用性を重視した構成となっている。また、変速機はシマノ NEXUS インター5 内装5段変速を搭載。停車時でも変速可能な街乗り重視の仕様だ。

ドライブユニットはShimano STEPS E5080 定格出力250W 最大トルク40Nm。バッテリーはインチューブ式で容量418Wh。

CRUISE i 5080との違いは、バッテリー(CRUISE i 5080はインチューブ式で容量360Wh)、変速機(CRUISE i 5080は、スポーティな走行感が楽しめる外装変速機を搭載)、装備(CRUISE i 5080は、リアキャリア、サイドスタンドなどの装備がオプション)などの違いがある。

価格は34万6500円(税込)。オプションでドレスガード、両立スタンド等を用意している。

CRUISE i 5080 URBANのスペック

  • フレーム:アルミ, Internal Battery, クイックリリース
  • フロントフォーク:アルミ, クイックリリース
  • 重量:25キロ
  • ブレーキ:SHIMANO ローラーブレーキ
  • ギア(前):SHIMANO, SM-CRE50, 38T
  • ギア(後):シマノ NEXUS インター5 内装5段変速
  • フロントホイール:完組ホイール
  • リアホイール:完組ホイール
  • タイヤ:700×40C
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E5080H(定格出力250W、最大トルク40Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:INTUBE BATTERY, 36V, 11.6AH, (418Wh)
  • 充電時間:
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(105/80/70km)

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Evolからクロスバイクタイプの電動アシスト自転車「C277」登場 航続距離112キロの通勤・通学向けモデル

アサヒサイクルは同社のオリジナル電動アシスト自転車・E-Bikeブランド「Evol」から、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車「C277」を発売した。

C277は通勤・通学向けのクロスバイクタイプの電動アシスト自転車。バッテリーは脱着が行いやすいシートポスト周辺に装着した縦置きタイプ。盗難防止のリング錠&バッテリー錠や泥除け、フロントライト、前キャリアを装備し、通勤通学に最適な仕様となっている。

タイヤサイズは27×1-3/8インチで、一般的な自転車店で対応可能なチューブサイズを実現。モーターはBAFANG H400インホイールモーターを前輪に装着。バッテリー容量は36V 12.0Ahで容量は432Wh。航続距離は61キロから112キロ。価格は13万7500円(税込)。

Evol C277のスペック

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール、ストレートフォーク
  • 重量:21.5キロ
  • ブレーキ:前Vブレーキ、後ろフィン付きローラブレーキ
  • ギア(前):38T / アルミクランク
  • ギア(後):7S
  • フロントホイール:27インチ
  • リアホイール:27インチ
  • タイヤ:27×1-3/8
  • ドライブユニット:BAFANG H400(定格出力250W、最大トルク不明)
  • アシスト方式:フロントインホイールモーター
  • バッテリー:36V 12.0Ah 432Wh
  • 充電時間:不明
  • アシストモード:3段階(エコ/標準/パワー)
  • 航続距離:(112/73/61km)

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通勤・通学クロスバイク系電アシ「evol C277」 TB1eがライバルの街乗り系電動アシスト自転車

ミヤタからクロスバイクタイプのE-Bike「CRUISE i 5080」登場 インチューブバッテリー搭載のEクロスバイク。

ミヤタサイクルは12月10日、クロスバイクタイプのE-Bike「CRUISE i 5080」を発表した。

MIYATAのCRUISEシリーズは、クロスバイクタイプのE-Bikeシリーズ。日本でいち早く、Shimano製のE-Bikeユニット「STEPS」を搭載したクロスバイクタイプのE-Bikeとして知られている。2021年にはバッテリーを車体に内蔵した「CRUISE i 6180」を発表。

「CRUISE i 5080」は、先行発表した「CRUISE i 6180」と同じく、バッテリーをフレームに内蔵したインチューブバッテリーを採用。CRUISEシリーズの特徴であるサークルロックやヘッドライトを装備しており、実用性も重視している。

ドライブユニットはShimano STEPS E5080 定格出力250W 最大トルク40Nm。バッテリーはインチューブ式で容量360Wh。

CRUISE i 6180との違いは、ドライブユニット(CRUISE i 6180はShimano STEPS E6180 定格出力250W 最大トルク60Nm)とバッテリー(CRUISE i 6180はインチューブ式で容量418Wh)。

価格は31万3500円(税込)。オプションで前カゴ付きキャリア、リアキャリア等を用意している。

CRUISE i 5080のスペック

  • フレーム:アルミ, Internal Battery, クイックリリース
  • フロントフォーク:アルミ, クイックリリース
  • 重量:20.8キロ
  • ブレーキ:SHIMANO BR-MT200 油圧式 ディスクブレーキ
  • ギア(前):SHIMANO, SM-CRE50, 44T / アルミクランク 170mm(W/MIYATA LOGO)
  • ギア(後):9S, 12-40T
  • フロントホイール:完組ホイール
  • リアホイール:完組ホイール
  • タイヤ:700×38C
  • ドライブユニット:シマノ・STEPS E5080H(定格出力250W、最大トルク40Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:INTUBE BATTERY, 36V, 10AH, (360Wh)
  • 充電時間:
  • アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
  • 航続距離:(90/68/60km)

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カイホウジャパン 電動アシスト自転車「SUISUI」を3台プレゼントするクリスマスキャンペーンを実施

カイホウジャパンは12月10日、SUISUIサンタ電動アシスト自転車プレゼントキャンペーンを実施した。

今回のキャンペーンは、12月10日(金)から、12月25日(土)まで、公式カイホウジャパンSUISUI Twitterアカウント(@SUISUI_Assist)をフォロー&対象ツイートをRT&#SUISUIをつけて、今年欲しいクリスマスプレゼントをリプライした人の中から抽選で合計3名に電動アシスト自転車が当たるキャンペーンとなる。

プレゼント対象の電動アシスト自転車は、子乗せ対応の26インチBM-APX263PS、小型で小回りが利くBM-AZ300、みんなで付ける電動アシスト自転車の名前!企画でネーミング「Fleur」が決定した、女性が向けのBM-AES200の3モデルとなる。キャンペーン内容は以下の通り。

1. キャンペーン名

SUISUIサンタ電動アシスト自転車3台プレゼントキャンペーン

2. キャンペーン内容(賞品)

・第1弾BM-APX263PSWH(ホワイト) 1台

・第2弾BM-AZ300RE(レッド) 1台

・第3弾BM-AES200TQ(ターコイズブルー) 1台

抽選で合計3名様に配布

※1投稿につき1名様の当選になります。

3. キャンペーン期間

2021年12月10日(金)~2021年12月25日(土)

4. キャンペーン応募方法

①公式アカウント(@ SUISUI_Assist)をフォロー

②対象ツイートをRT

③#SUISUIを付けて今年欲しいものをリプライ

抽選で合計3名様に配布

※1投稿につき1名様の当選になります。

5. 当選者ご返信期間

キャンペーン終了から2日以内 2021年12月28日(火)まで

6. 注意事項

キャンペーンの参加にはTwitterアカウントが必要になります。アカウントを削除された場合は当選が無効となりますので、ご注意ください。
本キャンペーンの応募にかかるインターネット接続料および通信費は応募者のご負担となります。
キャンペーンの参加には電動アシスト自転車SUISUI(スイスイ)公式Twitterアカウント「@SUISUI_Assist」をフォローしていただく必要がございます。
同じ内容での連続投稿は、Twitterルール違反となりますのでお控えください。
Twitterの利用規約に反する不正なアカウント (架空アカウント、他人のなりすましアカウント、同一人物による複数アカウントなど)を利用して 当選した場合、当選を無効とさせていただきます。
Twitterアカウントを非公開設定にしている場合は抽選対象外となります。
投稿につきましてはTwitterルールに従い投稿ください。
https://support.twitter.com/articles/253501#
賞品の発送は当選確定後、送付先情報を送信いただいてから4週間程度で順次お届けいたします。ただし、離島へのお届けや天候・交通状況等により、賞品の配送が遅れる場合がございます。
ご入力いただいた住所が不明、連絡不能などの理由により賞品がお届けできない場合は、当選権利を無効とさせていただきます。
抽選および当選結果などに関するお問い合わせには応じかねます。
賞品の内容は予告なく変更となる場合がございます。
当選の権利はご本人様のもので、第三者に譲渡・換金はできません。
本キャンペーンの当選者は、同時期に実施されている同一の商品を対象とした他のキャンペーンと重複して当選することはできませんのであらかじめご了承ください。
賞品のお届け先は、日本国内に限らせていただきます。
抽選は、キャンペーン事務局から当選者の方へのみTwitterのダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。落選された方にはダイレクトメッセージは行っておりませんので、ご了承ください。
フォローをはずされた場合、当選連絡のダイレクトメッセージがお送りできませんので、当選の権利を無効とさせていただきます。
お送りするダイレクトメッセージ内に、賞品発送のために必要な情報を登録するフォームへのURLを記載いたしますので、配信日より7日以内に必ずご登録ください。
期限までに登録が確認できなかった場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
当選連絡の返信をいただいた後、お電話による本人確認をさせていただく場合がございます。

7. 個人情報の取り扱いについて

応募者の個人情報は、当社が厳重に管理し、当選の通知、賞品の発送、本キャンペーンに関する諸連絡に利用するほか、商品やサービスの参考とするために個人を特定しない統計情報の形で利用させていただきます。
応募者の個人情報をお客様の同意なしに第三者に開示・提供することはありません。(法令等により開示を求められた場合を除く)
本キャンペーンに関する個人情報の取り扱いに関しては、当社プライバシーポリシー『PRIVACY POLICY』に準拠します。

8. 本キャンペーンに関するお問い合わせ

お客様サポートセンター 042-686-3645
受付時間:月曜日~金曜日 10:00~17:00(定休日:土、日、祝祭日、当社規定日)

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Orbea 軽量アルミフルサスE-MTB「Rise H」登場 540Whの大容量バッテリーを搭載した軽量E-MTB

Orbeaから、軽量E-MTB「Rise」のアルミフレームバージョン「Rise H」が登場した。

Orbea Riseは、フルサスペンションタイプの軽量E-MTB。ドライブユニットは従来型E-MTBで使われている「シマノ EP8」に、オルベア用にチューニングを行った「EP8 RS」を搭載。最大トルクは60NmとLEVO SLよりもトルクフルなユニットを搭載し、軽量E-MTBはモーターのトルクが弱いという固定概念を払拭した。

Orbea Rise Hは、先行して発売されたカーボンフレーム仕様のRiseのアルミフレームバージョン。カーボンフレームバージョンと同じくシマノEP8 RSモーターを採用した。

カーボンフレームバージョンのRiseではバッテリー容量が360Whだったのに対し、Rise Hはバッテリーの容量を540Whと増大。同社は540Whバッテリー搭載のRise Hは、エコモードで3500メートル、トレイルモードで2200メートル、ブーストモードで1600メートル登れるという参考値を公開している。

また、オプションで252Whのレンジエクステンダーバッテリーを販売しており、レンジエクステンダーを使用した場合、合計で792Whを実現。この状態だとエコモードで5000mの標高差が得られると謳っている。

フレーム素材はアルミ製で、チューブ接合部の溶接を滑らかにしたスムーズウェルディングを採用。ジオメトリはカーボンフレームバージョンのRiseと同じで、ホイールサイズは29インチ、140mmまたは150mmトラベルのフロントフォークが選択できる。車体重量は最軽量モデルで19キロとのこと。

価格は4999ユーロ(日本円で約64万円)から。Orbea Rise Hの日本導入に関しては不明だ。

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日本のE-MTBビッグ4をE-MTB WORLDで試乗!特徴を徹底解説

2021年11月6日から7日に開催されたE-MTB WORLD 2021。さまざまなE-Bikeブランドが出展していたが、今回は、数あるE-MTBの中でも、これだけは乗っておきたいE-MTB界のビッグ4を紹介する。

今回、E-MTBビッグ4で取り上げるのは、TREK Railシリーズ、Specialized Turbo Levo SL、YAMAHA YPJ-MT Pro、FANTIC XTF1.5シリーズの4台。ここで選択した4台は、モーターの性能や車体性能が高く、E-MTBの中では売れている部類に入る。1台づつ解説しよう。

TREK Railシリーズ

TREKのE-MTBは、トレイルライドからサイクリングまで楽しめるハードテールE-MTBの「PowerFlyシリーズ」、本格的なトレイルライドをメインに作られたフルサスペンションE-MTB「Railシリーズ」の2シリーズを展開している。その中でもRailシリーズは、登場時から様々なメディアで注目されており、すぐに売り切れてしまうフルサスペンションE-MTBとして知られている。

イメージ写真(2020年)

TREK Railは前後29インチホイールと大きい車輪を採用しており、車体重量も23キロと重い。ツーリング系の筆者がトレイルアドベンチャーよこはまのコースを走らせた感覚では、可変アシストを行う「eMTBモード」を上手く使い、フロントホイールはできるだけアウトまで寄せ、立ち上がり重視のライン取りを行うと上手くアシストをかかって面白いように曲がってくれると感じた。下りでのコーナリングは車体が大きく感じる。実際、とあるプロMTBライダーが所有しているRail9.7は、バッテリーを400Wh仕様に変更して、容量を少なくして軽量化を行っているようだ。

モーターは、Bosch Performance Line CXで、定格出力250W、最大出力は推定500Wオーバー(非公式情報で600W近く)、最大トルクは75Nmもしくは85Nm。2021年モデルのRail 5は最大トルク75Nmから85Nmにアップしているが、最大出力に関しては、噂によると最大出力は同じのようだ。Bosch Performance Line CXはパワーの出方が、漕ぎ出しでドカンとパワーとトルクを出す方向にセッティングされており、日本国内向けのE-MTB用モーターでは、同じトルクを採用したE-MTB用ドライブユニットでもパワフルだと感じやすい。

バッテリー容量も625Whと大容量の部類に入り、バッテリーも鍵一本で簡単に着脱可能。また、ディスプレイもカラー液晶画面を採用した多機能ディスプレイ「KIOX」など、オプションが用意されているのも良いだろう。

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Specialized Turbo Levo SLシリーズ

Specialized Turbo Levo SLの特徴は、今回紹介するE-MTBの中でも軽さを重視していること。車体重量は最軽量モデルで17キロ台と、E-MTBの中でも車体重量が軽いため話題になった。トレイルアドベンチャーよこはまのコースを走行した感覚では、下りでのコーナリングは人力マウンテンバイクの感覚に非常に近く、自然な感覚で走ることが可能だ。ホイール径は29インチだが、E-MTBとして見るとホイールの大きさはあまり感じない。

一方で、平地や上りでは、今回紹介するE-MTBの中でも脚力を使う必要がある。Specialized Turbo Levo SLに搭載されているモーターは、Specialized SL1.1で、定格出力240W、最大出力240W、最大トルクは35Nm。一般的なE-MTB用モーターが定格出力250W、最大出力500Wクラス、最大トルク70Nmオーバーなので、Specialized Turbo Levo SLは、一般的なE-MTB用モーターと比較すると、最大出力、最大トルクが半分以下のモーターを搭載しているということになる。実際、平地や上り坂で先行して走行している一般的なE-MTBに追いつこうとしようとすると、頑張って走らないといけない。

バッテリー容量は320Whで着脱不可の完全内臓バッテリーを採用。充電は車体に充電器を差し込む方式を採用している。バッテリー容量はオプションのレンジエクステンダーをあわせても480WhとE-MTBの中では少なく、充電を行う際もバッテリーを外すことができないという問題がある。

Specialized Turbo Levo SLは良くも悪くも人力マウンテンバイクのフィーリングを重視したい人に向いている。E-MTBはモーターのパワーとトルクを活かしたE-MTB流の独特の楽しみ方があるが、Specialized Turbo Levo SLは、E-MTBでも人力MTBの走りを求める人に向いている。これはコーナリングだけでなく、平地や上り坂を走行していても同じだ。価格はアルミフレームのTurbo Levo SL Compが64万9000円。カーボンフレームの場合、Turbo Levo SL Comp Carbonが85万8000円から。

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YAMAHA YPJ-MT Pro

2020年に発表したヤマハ発動機のフルサスE-MTB「YPJ-MT Pro」は、販売台数が1年で200台突破しており、非常に注目されているフルサスペンションE-MTBだ。

YPJ-MT Proの特徴であるDUAL TWINフレームを採用した車体は、重量が24キロと重いのにもかかわらず、軽やかにコーナリングしたり、前輪をクイッと上げることができるのが特徴で、トレイルアドベンチャーよこはまのコースでも車体設計の良さを活かして軽量E-MTBに非常に近いレベルで軽快に曲がることができる。ホイールは前後27.5インチ。

モーターはYAMAHA PW-X2。定格出力240W、最大出力不明(US仕様は500W)、最大トルク不明(US仕様は最大トルクはEXPWモードで80Nm、その他のモードでは70Nm)。レスポンスの良いアシストに、非常に静音性が高いのが特徴だ。

YPJ-MT Proには、可変アシストモード「オートマチックサポートモード」が搭載されているが、この可変アシストは、Bosch Performance Line CXの「eMTBモード」のように、トレイルライドに特化したアシストとは違い、アシストモードをシームレスに変えることで乗りやすくしたアシストとなっている。

欠点は、サイドスタンドの装着ができない、バッテリーは工具を使えば数分で外される、ハンドリングを重視した車体設計でボトルケージ台座が犠牲になっているなど、実用性を犠牲にしているところ。

YPJ-MT Proは、日本国内向けのE-MTBではベンチマークと言えるE-MTBで、一度は試乗しておきたい。価格は66万円。

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FANTIC XTF1.5 CARBON

モータリストが取り扱いを行っているFANTIC E-MTBシリーズは、日本国内での公道走行不可の欧州仕様のみの展開となる。日本国内の公道走行不可ながら、有名MTBショップが取り扱うなど予想以上に売れ、2021年~2022年モデルのFANTIC E-MTBシリーズは欧州仕様フルラインナップに踏み切った。

XTF1.5シリーズには、アルミフレームのXTF1.5とカーボンフレームのXTF1.5 CARBONが日本国内に在庫を持つ国内在庫モデルとして展開。アルミフレームのXTF1.5は630Whバッテリーで、カーボンフレームのXTF1.5 CARBONは720Whバッテリーを搭載している。今回紹介するのはカーボンフレームのXTF1.5 CARBONとなる。

車体性能は720Whの大容量バッテリーを搭載しながら、500Whから625Whクラスの内蔵バッテリーを搭載した一般的なE-MTB(TREK Railシリーズクラス)と同レベルのハンドリングを実現していると感じた。Specialized Turbo Levo SLやYAMAHA YPJ-MT Proには敵わないが、2018年頃に登場した大容量の外付けバッテリー搭載E-MTBとは格の違いを実感させる性能はある。

FANTIC E-MTBシリーズは前後異径ホイールを売りにしているがXTFシリーズは前後29インチホイールを採用している。昔の外付けバッテリータイプのE-MTBのように、車体が起き上がりこぼしのように勝手に起き上がる感覚は無いが、今回紹介したモデルの中ではコーナリングは鷹揚な感覚がある。FANTIC E-MTBでも前輪29インチ、後輪27.5インチの前後異径ホイールを採用したモデルは曲がりやすいため、前後29インチホイールの影響もあるだろう。因みにXTFシリーズは前輪29インチ、後輪27.5インチの前後異径ホイールに対応しているため、XTFシリーズを購入するのなら、前後異径ホイール化を念頭に考えるのをお勧めする。

モーターはBrose Sで定格出力250W、最大出力推定500Wオーバー、最大トルク90Nm。ベルトドライブを採用することで、アシスト時の音が非常に静かなのは良い。アシストは欧州仕様なので減退領域がなく、パワーバンドとトルクバンドが日本仕様よりも非常に太い。元からモーターのパワーとトルクがありパワーバンドとトルクバンドが太いため、急坂でもグイグイと走ることができる。

欠点は、現時点では日本国内での公道走行が不可なこと、Bosch Performance Line CXのような可変アシストモードが当たり前の時代で可変アシストモードが無いのは古いこと、ボトルケージの装着が不可な所。FANTIC E-MTBはパワーをアピールしているのが多いが、バッテリーの全長を切り詰めたり、前後異径ホイール搭載可能にすることで、大容量バッテリーを搭載しながらハンドリングを重視した車体設計なのも注目されている理由だろう。

価格はアルミフレームのFANTIC XTF1.5が56万5000円、FANTIC XTF1.5 CARBONの価格は78万5000円。

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カイホウジャパン、女性向け折りたたみ電動アシスト自転車 SUISUI「フルール」発売

カイホウジャパンは11月26日、電動アシスト自転車SUISUI BM-AES200“Fleur(フルール)”の発売を開始した。

女性向け折りたたみ電動アシスト自転車「SUISUI BM-AES200」はネーミング募集を実施。応募総数256個の中から一般投票で大賞に決定した「Fleur(フルール)」はフランス語で”花” 女性が軽やかに自転車に乗れるようにという意味がある。

車体は乗車適用身長145センチメートルからで、低身長の方やスカートを着用している方でもまたがりやすいのを売りにしている。

モーターは後輪インホイールモーターを採用。重量は21キロで、バッテリーは24V 5.8Ah、一回の充電で最大40キロ走行可能。充電時間は4時間。価格は5万9800円(税込)。

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スペシャライズド 超軽量ロードバイク「AETHOS」のNFT作品のオークションを実施

スペシャライズドは12月9日、アーティスト増田孝祐とのコラボレーションによる世界で一つの超軽量バイク「AETHOS」とブロックチェーンを利用したNFT(非代替性トークン)作品のオークションを実施すると発表した。

AETHOSは、レース用途ではなく純粋にロードライドを楽しむために開発した「Break The Rules(ルールを破れ)」をコンセプトにした超軽量ロードバイク。今回使用したフレームセットのSatin Carbon/Jet Fuelカラーは、塗装を剥がさなくてもカスタムペイントしやすいマットブラックで、ロゴも剥がしやすいデカールタイプとなっている。

オークションはラグジュアリーNFTマーケットプレイスであるBrytehallで開催。入札期間は、日本時間の12月9日午後9時から12月16日午後9時まで。最低落札価格US$5万ドル(日本円で約550万円)からスタートとなる。この世界に1台だけのNFT作品は、ブロックチェーンを利用したNFTによって唯一無二のデザインとして公的に保証されることになり、落札者はそのデザインに対しての権利を永久的に独占できつ。

またオークションの収益は、スペシャライズドのSoil Searchingプログラムを通じて、アジアにおけるサイクリング・コミュニティとサイクリング・インフラの開発に役立てられる。

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日本コンピュータ・ダイナミクス バイクパワートレーナー「Xplova NOZA one」発売

日本コンピュータ・ダイナミクスは12月10日、販売代理店契約を締結している台湾のパソコンメーカーAcerの子会社Acer Gadgetが開発した、室内サイクリングを楽しむバイクパワートレーナー「Xplova NOZA one(エクスプローバ ノザ ワン)」を販売した。

「NOZA one」は、ロードバイクやクロスバイクなどの自転車の後輪を外してセットし、パソコンやタブレットなどを通じて、世界中のサイクリストに人気のバーチャルサイクリングアプリ「Zwift(ズイフト)」や「ROUVY(ルービー)」と連携させ、室内でも自転車のフィットネスライドが楽しめるローラー台。

これまでアプリを本格的に楽しむには、スマートトレーナーなどの高価な機器が必要だったが、「NOZA one」は、坂の勾配で自動負荷が掛からないなど、スマートトレーナーの機能を一部制限をすることで、お求めやすい価格を実現した新しいジャンルのバイクパワートレーナー。

スマートトレーナーは坂の勾配を自動的に再現できるところが魅力だが、ファンライドを楽しむ方には負荷が重すぎるため、コースを楽しめないなどの意見があり、どなたでも、楽しく、フィットネス感覚でアプリ内を走行できるローラー台を開発したとのこと。価格は5万9400円(税込)。スペックは以下の通り。

寸法(設置時)      600 × 490 × 450 mm

総重量(開梱時)     12.5Kg

フライホイールの重量         5.3 Kg

騒音レベル        58 dB(30Km/h)

最大出力         800W(58Km/h)

最大シミュレーション傾斜 2%

精度           ±3.0%

自転車との互換性     ロード:650c、700c マウンテン:24″、26″

梱包寸法         700 × 485 × 270 mm

ファームウェア      アップグレード可能

接続性              Bluetooth , ANT+

ドライブトレイン     別途カセットを購入し、設置する必要があります

シマノ/SRAM 8・9・10・11速で使用可能

※本体のフリーボディ―はシマノ/SRAMのロード11s用となります

電源               単4乾電池2本(別売り)

電池稼働時間         約360時間

製品内容         リアレッグ、ナット(x2)、ボルト(x2)、

フロントレッグ(ボルトおよびナットが含む)、

フライホイール/カセットカバーボルト(x2)、

コントロールモジュールネジ(x2)、

装飾ボルトカバー(x2)、ソケットレンチ、

フライホイール/カセットカバーボルトレンチ

(2mm 6角)、フライホイールカセット/ワッシャー、

フライホイール/カセットカバー、

クイックリリースキット、コントロールモジュール、

クイックリリース用アダプター、

スルーアクスル用アダプター

対応オンラインサービス  Zwift、ROUVY 、TrainerRoadなど

独自アプリ        NOZA oneもNOZA Sと同様にXplovaが独自開発したアプリ「Workout Plus」を利用することが可能です

※本商品は、坂の勾配で自動負荷が掛からないため、アプリ上で開催されるレースへの出場は推奨しません

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日本国内でE-Bikeや電動オートバイ開発・製造会社「JOeB」が、3.1億円の第三者割当増資を実施

E-Bikeや電動オートバイ開発・製造会社のJOeBは12月6日、3.1億円の第三者割当増資を実施したと発表した。

JOeBは、日本国内で電動アシスト自転車及び電動モーターサイクル専門のOEM/ODMを行う予定の会社。

2021年10月には、電動アシスト自転車及び電動モーターサイクルのOEM/ODM専門工場建設のため、鹿児島銀行、沖縄振興開発金融公庫より資金調達を実施し、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社をファイナンシャルアドバイザーとして起用。同年11月には、静岡県藤枝市に技術開発本部を先行設置したと発表した。

今回の第三者割当増資は、非公開の投資家複数名を引受先として、約3.1億円の資金調達を実施。2021年11月15日に増資は完了しており、同社の資本金の額は約3.6億円となった。

JOeBはリリースで「今回の資金調達により、事業展開を行う上での財務の健全性の確保に加え、沖縄工場の建設及び革新的な製品開発を進めてまいります」と語っている。

JOeBは、沖縄県うるま市の「国際物流拠点産業集積地域うるま」に自社工場を建設中。

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ミニベロ電動アシスト自転車「Wimo COOZY」 2022年モデル登場

wimoは12月1日、ミニベロ電動アシスト自転車「COOZY」の2022年モデルを発表。2022年1月から発売する予定だ。現在、wimo Online Storeにて、2021年12月1日から予約販売を行っている。

wimo COOZYは、ベルトドライブを採用したミニベロタイプの電動アシスト自転車。COOZY(クージー)は、「 COZY / 居心地のよい 」に 自転車両輪を表す「 OO 」を掛け合わせた造語とのこと。

2022年モデルでは、より軽量化されたコンパクトなモーターや、より精度が高くトルク計測をより高速にしたBBトルクセンサー、trip distance, total distance計測機能を実装し、進化したカラーディスプレイを装備、滑らかな走行感と高いメンテナンス性を実現したベルトドライブ回りの改良を行っている。

価格に関しては、世界的な自転車需要の拡大に伴い、アルミ鋼材等の原材料や自転車パーツの不足や価格高騰により、自転車業界全体においても、軒並み価格が上昇傾向にあり、以下の価格で販売する。

価格は、ホワイト、シャンパンゴールド、ナイトブルーが15万9500円(税込、以下同)。数量限定のエメラルドグリーンが16万5000円。オンライン限定カラーが17万500円。

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