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GTのグラベルロード「GRADE」シリーズまとめ 2019年モデルも紹介


マウンテンバイクを中心に製造しているアメリカのスポーツサイクルメーカー「GT」。その中で一番ロードバイクに近いモデルがGRADEシリーズだろう。2015年モデルから登場したGRADEは、グラベルロードと呼ばれる、ダート走行も可能なロードバイクの1つとして知られている。

GRADEは、未舗装路を走る自転車レース「シクロクロス」用自転車と比較すると、直進安定性を重視している。フレームには泥除けや荷台を装着するダボ穴があり、タイヤ幅は35ミリまで対応している。因みに主流のグラベルロードは40ミリ以上の幅広いタイヤを装着できるモデルが多い。筆者が所有しているSpecialized Diverge E5は、700Cなら42ミリ幅まで対応し、650Bにインチダウンすると47ミリ幅まで太くできる。その点に関しては今後の課題だろう。

GRADEにはカーボンフレームのGRADE CARBON EXPERTとGRADE CARBON ELITEの2種類、アルミフレームのGRADE ALLOY COMPの1種類がある。カーボンフレームのGRADE CARBONシリーズでも、泥除けを装着するためのダボ穴がある。

グラベルロードを購入するときに注意したいのが、車輪の取り付け形式。GRADE CARBONシリーズは前輪は15ミリスルーアクスル・後輪はクイックリリースレバーを採用。GRADE ALLOYは前後ともクイックリリースレバーを採用した。

グラベルロード/ディスクロードのスルーアクスル規格まとめ

GRADE CARBONシリーズの前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバーの利点は、前輪付近の剛性アップ、後輪なら既存のローラー台が使用できること。欠点は前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができないことだ。GRADE ALLOYの前後クイックリリースレバー仕様の利点は、低価格でホイールのアップグレードができること、前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができる。一方で剛性が低くなる欠点があるようだ。

輸入元のライトウェイプロダクツジャパンのブログでは、「GRADE CARBON」の王滝仕様やGRADE CARBONとGRADE ALLOYの違い(2016年モデル)を紹介しているので気になる人はチェックだ。

 GT グラベルロード「GRADE CARBON」王滝仕様 山中真(ライトウェイ)

あなたに合ったグラベルロード GT 「グレード」はどっち? カーボン VS アルミ 乗り比べインプレッション(ライトウェイ)

ラインナップ(2019年モデル)

GRADE CARBON EXPERT:318,000円(税抜)

  • フレーム:GT エンデュロード カーボン フレーム 、 ディスク仕様トリプルトライアングルフレーム PFBB31(注:PFBB30の誤植?) ボトム ブラケット、 取り外し式フェンダー ブリッジ
  • フロントフォーク:GTカーボンテーパード1-1/8to1-1/4スレッドレスカーボンコラム、ディスク仕様、15mmスルーアクスル
  • 重量:-
  • ブレーキ:Shimano油圧式ディスク、160/160mm
  • ギア(前-後):Shimano 105 52/36-Shimano 105、 11-32、 11-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ:WTB Exposure Race/700 x 32c
  • 特記事項:前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバー仕様。タイヤ幅35ミリまで対応。チューブレスレディリム「Stan’s NoTubes Grail S1」搭載。

GRADE CARBON ELITE:228,000円(税抜)

  • フレーム:GT エンデュロード カーボン フレーム 、 ディスク仕様トリプルトライアングルフレーム PFBB30ボトム ブラケット、 取り外し式フェンダー ブリッジ
  • フロントフォーク:GTカーボンテーパード1-1/8to1-1/4スレッドレスカーボンコラム、ディスク仕様、15mmスルーアクスル
  • 重量:-
  • ブレーキ:Tektro油圧式ディスク、160/140mm
  • ギア(前-後):FSA Gossamer 50/34-Shimano Tiagra、 11-34 10-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ:WTB Exposure Race/700 x 32c
  • 特記事項:前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバー仕様。タイヤ幅35ミリまで対応。チューブレスレディリム「Stan’s NoTubes Grail S1」搭載。

GRADE ALLOY COMP:84,800円(税抜)

  • フレーム:Grade アルミニウム フレーム スムースウェルド、 ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 テーパード 1 1/8″ – 1 1/4″ヘッドチューブ、 スタンダード BB
  • フロントフォーク:Gradeアルミニウム1-1/8to1-1/4″スレッドレスアルミニウムコラム、ディスク仕様
  • 重量:-
  • ブレーキ: Tektroケーブル式ディスク 160/160mm
  • ギア(前-後):FSA Tempo Compact 50/34-Sunrace 11-32、 8-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Schwalbe Road Cruiser 700 x 33c
  • 特記事項:前後輪クイックリリースレバー仕様。タイヤ幅35ミリまで対応。

雨が降っても自転車が無くても安心!初心者にお薦めのサイクリングコースまとめ

サイクリングの魅力は、自分の力で遠くに行くことができ、狭い道でも迷惑にならずに走れ、他の公共交通機関とリンクすることで、移動効率が上がり幅広い楽しみ方ができることだ。レースをしない一般ユーザーでも、街中でのポタリングからサイクリングコース、林道のグラベルライド、三国峠を越えて行く1日300kmロングライドまで様々な楽しみ方がある。

しかし、これから自転車を初める場合、どんな走り方が合うのかわからない。また、高額な自転車や自転車用品を買うのは躊躇するだろう。

今回は、雨が降っても自転車が無くても安心して楽しめる初心者にお薦めのサイクリングコースをまとめてみた。基準はスポーツサイクルや電動アシスト自転車のレンタサイクルが豊富で、雨が降りサイクリングを中止しても観光できる場所をピックアップした。

長野・飯山エリア

北陸新幹線飯山駅には信越自然郷アクティビティセンターがある。ここではロードバイク、マウンテンバイクのレンタサイクルが豊富でサイクリングツアーも行われている。自転車だけでなくSUPやカヤック、ハイキングツアーなど様々なアクティビティツアーもあり、レインウェアやトレッキングシューズやバッグパック、テント、スノーシューなどもレンタル可能。

飯山エリアは豪雪地帯のため、冬になると自転車は走れないと思うかもしれないが、冬季限定でファットバイクで街中を走るツアーや、スキー場をファットバイクで下るツアーがあり、春夏秋冬楽しめる。雨が降った場合は、高橋まゆみ人形館や飯山市美術館など巡るのが良いだろう。

信州いいやま観光局

伊豆大島エリア

東京23区から気軽に観光できる島として有名なのが伊豆大島。東京・浜松町にある竹芝桟橋から最短1時間45分で行くことが可能だ。レンタサイクルはママチャリと低価格のマウンテンバイクの2種類が主流だが、大島1週するのならマウンテンバイクを選ぶのがベスト。自転車を持っていくのなら三原山ヒルクライムも良いだろう。

雨が降った場合、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な波浮港や、火山の歴史がわかる伊豆大島火山博物館、入園料金無料の都立大島公園 動物園がベスト。公共交通機関は路線バスしかないが、路線バスは本数が少なくシーズンにより運休する路線があるため注意。レンタカーや観光タクシーを選ぶのが良いだろう。

伊豆大島ナビ

三島エリア

静岡県にある伊豆ゲートウェイ函南は、飲食施設だけでなく観光案内やジオガイドツアーが行われている。サイクリングに関してはスポーツサイクルや電動アシストスポーツサイクルのレンタサイクルがある。伊豆半島エリアはサイクリングコースだけでなく、グルメ、史跡など雨が降っても楽しめる観光場所が豊富だ。

伊豆ゲートウェイ函南

浜名湖エリア

静岡県にある浜名湖は1週65kmと手頃に走れるサイクリングコース。レンタサイクルは浜名湖から少し離れている浜松駅近くにある「はままつペダル」が良い。ロードバイク、クロスバイク、折り畳み自転車がレンタルできるからだ。浜名湖・浜松周辺には浜名湖ガーデンパーク、うなぎパイファクトリーやスズキ資料館などの観光地が豊富で、雨が降っても困らない。

浜名湖1週 ハマイチWeb

浜松だいすきネット

琵琶湖エリア

日本最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖は有名なサイクリングコースの1つだ。1週160kmと長く、観光スポットも彦根城、琵琶湖博物館や旧跡を中心に沢山あり、1日で1週するのは惜しいコースだ。レンタサイクルはJR米原駅にびわ湖1週レンタサイクルがあり、その他の場所でもレンタサイクルサービスが行われている。サイクリングコースに関しては湖西エリアは交通量が多く裏道が少ない。一方、湖東エリアはサイクリングコースが整備されており走りやすい。また、宿泊施設なども豊富で、短い時間で観光を楽しみたいのなら湖東エリアのみを楽しむのが良いだろう。

輪の国びわ湖 びわ湖1週

京都エリア

昔ながらの街並みが残っている京都。レンタサイクルは膨大にあり選ぶのが大変になるほどだ。観光地や公共交通機関は非常に豊富で雨が降っても問題にはならない。一部の観光地は非常に人が多く、駐輪禁止場所や難しい場所も多いので、公共交通機関を多用する旅も良いだろう。

京都よくばり自転車観光ナビ

淡路島エリア

大阪・兵庫エリアから近い淡路島。1週150kmと長く獲得標高1200mとアップダウンが多いため、初心者が楽しむのなら1泊2日で楽しむのが良い。本格的なスポーツサイクルが借りることができるショップが多数ある。「古事記」「日本書紀」の舞台となった神話ゆかりの名所や景勝地などが豊富にあり、雨が降っても大丈夫。1週160kmと距離があるため公共交通機関よりレンタカーを使うのがベストだろう。

あわじロードバイクサポーターズ

淡路島観光ナビ

しまなみ海道エリア

世界7大サイクリングロードの1つとして知られているしまなみ海道。本州(尾道)から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、四国(今治)と橋でつないだサイクリングコースは、サイクリングに興味がない人でも人生で1度は行くべき道だ。各島には、それぞれ特徴があり因島ははっさく大福、大三島は大三島神社や伯方の塩工場などがある。レンタサイクルは各島にあり、尾道(本州)と今治(四国)にはGIANTストアでレンタサイクルが提供している。

歴史やグルメ、景勝地といった観光地が地域ごとにあり、それぞれ特色を持っているので、雨が降っても観光には困らない。ただし、自動車を使用して島巡りを行うと、有料道路を使わないといけないため注意が必要だ。

SHIMAP しまなみ海道観光マップ

東京でロードバイクやクロスバイク、E-Bikeに乗れるレンタサイクル一覧

 

 

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。

売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal)

自転車の場合はどうなのか?

自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。

https://www.cyclorider.com/archives/11934

量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。

小径折りたたみ自転車は通常のミニベロよりも走りが劣る理由

https://www.cyclorider.com/archives/11270

専門店向け自転車を量販店に卸さない理由

電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。

セオサイクルのブログ(2017年)

スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。

ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。

 

 

 

スニークルロングシェアに最新型ロードバイクに乗れるテストライドプランが登場

定額制自転車レンタルで知られているスニークルロングシェアにテストライドプランが登場した。これは、最新バイクを1か月実際のシチュエーションで試すことができるプラン。7日間乗車すると乗り換えが可能となり、期間中最大4台まで試すことができるとのこと。価格は5,000円(税込)で、新車購入時に全国のワイズロードで使える5000円クーポンを貰える。

スニークルロングシェアは、2年契約で途中解約すると違約金が30,000円かかるため、筆者の評価は高くない(これが1年契約ならまた違う評価になる)が、5,000円で最新モデルを試乗できるのなら悪くない。1ヶ月5,000円なら、通常のスニークルロングシェアでもショートプランとして採用しても良い価格だ。

2018年6月時点はロードバイクのみのラインナップ。ブランドはピナレロ、コルナゴ、キャノンデール、ビアンキがある。取り扱い店舗は東京都目黒区にあるスニークル東京のみなのが残念だ。今後の展開に期待したい。

http://www.sneecle.me

初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選

通勤通学などで駅から降りて目的地までのラストワンマイル問題は様々な解決策がある。この問題を解決するのに一番簡単なのは超小径折り畳み自転車を活用することだ。その中でも買いやすいのがBYA412シリーズ。元は中国DAHONで生まれた14インチ折り畳み自転車で、低価格で買え、バランスも良いため入門用にぴったりだ。

BYA412シリーズは、本家DAHONから、独自モデルとして有名なルノー・ライトシリーズ等があり、外装3段仕様や超軽量仕様といったタイプもある。今回紹介するのはBYA412シリーズの中でも、一般車(ママチャリ)に乗っている人をメイン層とし、改造はしないのを条件とし軽さ・実用性などバランスが取れたモデル3台を紹介する。

ルノー・ライト8/重量8.3kg/¥40,000

・折りたたみサイズ:70cm×36cm×54cm
・本体重量:約8.3kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:シングルスピード(前46T・後ろ11T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

ルノー・ライト8は、低価格で超小径折り畳み自転車生活を楽しめる。実売価格は3万円台と安く、自転車専門店からホームセンター等の量販店まで、様々な店で売られているので買いやすい。上級モデルのウルトラライト7の登場で、ライト8はあまり軽くないと思われているが、本体重量8.3kgは一般的な折り畳み自転車(20インチの場合は10~12kg)と比較すると軽量だ。頻繁に持ち運ばない、軽さよりも価格を重視するのならライト8で大丈夫だ。

ルノー・ウルトラライト7/重量7.4kg/¥60,000

・折りたたみサイズ:69cm×33cm×59cm
・本体重量:約7.4kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:シングルスピード(前47T・後ろ10T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

バランスが取れた軽量折り畳み自転車が欲しいのならウルトラライト7だ。この折り畳み自転車は、ライト8よりも軽量な部品を採用することで、ライト8よりも1kg軽くなった。また、ギアもウルトラライト7は重めのギアを採用しライト8よりもスポーティな走りを楽しめる。頻繁に折り畳んで持ち運ぶのならウルトラライト7を選ぶのが良い。

DAHON DOVE UNO:¥51,000

・折りたたみサイズ:63cm×30cm×55cm
・本体重量:約8.8kg
・変速機:シングルスピード(前42T・後ろ11T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

14インチ超小径折り畳み自転車で実用性を求めたいのならDAHON Dove Unoを選ぶべきだ。折り畳みサイズはルノー・ライト8/ウルトラライト7よりも小さく折りたたむことができる。それだけでなく、車体には飲み物を入れておくためのボトルケージ台座や、前荷台を装着するための台座がついている。服が汚れにくくなる泥除けも標準装備し、日常生活の実用性を求めるのならDove Uno一択だ。

なぜ、超軽量モデルは候補から外したのか?

初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選では、ルノー・ライト8、ルノー・ウルトラライト7、DAHON Dove Unoをピックアップした。一方で、近年ではDAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など車体重量6kgクラスの超軽量モデルが登場しているが、今回は対象から外した。

超軽量モデルを外した理由はタイヤだ。初心者にお薦めの3車種のタイヤ幅は1.75インチ(約4.4cm)と広い。これにより多少の段差や道が荒れても安心して走れる。一方、超軽量モデルのタイヤ幅は1.35インチ(約3.4cm)と狭い。軽くするために幅が狭いタイヤを採用しているが、一方で段差の衝撃がダイレクトに伝わり、シャープに動くため、今回は候補から外した。DAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など超軽量モデルに乗っている人で、段差の衝撃やシャープなハンドリングが気になる人は、太いタイヤに交換しよう。ハンドリングの安定感が上がるはずだ。

動画で見る電動ファットバイクの魅力 HaiBike Fat Six

日本では電動アシストスポーツサイクルがブームになりつつある。その流れで電動アシストマウンテンバイクも登場している。ヨーロッパでは既に電動アシストマウンテンバイクは、様々な会社にある。それだけでなく電動アシストファットバイクまであるのだ。

ファットバイクとは、通常のマウンテンバイクよりも2倍ほど太いタイヤを履いた自転車。雪道を走るために生まれたタイヤだが、太いタイヤのおかげで安定性が高いので、一部ではマウンテンバイクのように使う人もいる。

動画はHaibike Fatsixに乗り、トレイルから雪山まで様々な所を走行し、オールマイティに楽しめる自転車だというのをアピール。注目は雪山の坂道をグングンと楽しそうに上って行くところ。実際に体験すればわかるが、ファットバイクは雪道を走れるが決して楽に走れるわけではないのだ。動画のようにグングンと上れるのなら、リフト要らずでスノーアクティビリティを楽しめる新たな観光資源になるだろう。因みに、Haibike Fatsixは日本未発売。将来的に日本にもやって来るのを期待したい。

 

動画で学ぶシクロクロスライディングテクニック

主に泥道の周回コースを走るシクロクロスレースは、キャンバーを越え、砂道を走り、時には自転車から降りないといけないレースだ。Specializedの公式サイトでは、シクロクロスレースのライディングテクニックを紹介している。今回はSpecialized公式Youtubeで公開されているシクロクロステクニック動画をまとめてみた。

キャンバーの走り方

バリアの越え方

自転車の降り方

砂道の走り方

公道でシクロクロステクニックは役に立つか?

シクロライダーは、非競技ユーザー向けの自転車情報サイトで、レースのテクニックは紹介しない。しかし、今回、シクロクロステクニックを紹介したのは、公道でも役に立つ場面があると思ったからだ。シクロクロステクニックが一番公道で役に立つ場面は、自転車から降りて持ち上げて行くテクニックやバリアの越え方だ。歩道を走行していたら道が途切れて歩道橋を渡る場合に役に立つだろう。テクニックに興味がなくても、解説を見ると参考になるので必見だ。

電動アシストスポーツバイク(E-Bike)で峠を上れ! ミヤタ・クルーズで行く十国峠

電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)は航続距離が長いの車種が多い。アシストが弱いモードだと航続距離100km以上の物は当たり前だ。ヤマハ・YPJ-ECなど、一部車種では最長航続距離222km(プラスエコモード)と非常に長い車種もある。

電動アシストスポーツ自転車の航続距離で注意すべき所は、航続距離の計算は業界統一テストの基準で計測されていること。ヤマハYPJのカタログでは、このような文が載っている。

一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」を バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。

「標準パターン」の測定条件:バッテリー新品、常温15~25°C、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、
平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、
勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機※A」15km/h、上り坂「変速機※B」10km/h、
下り坂「変速機※C」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。

ヤマハ YPJカタログより

自動車ではカタログ燃費よりも実燃費のほうが悪い例が多い。しかし、電動アシスト自転車の場合は、カタログ値よりも実際の数値のほうが距離が伸びる場合が多い。例を挙げると筆者は、ヤマハの電動アシストクロスバイク「YPJ-C」(最大航続距離約40km)で浜名湖1週100kmを行ったことがある。ここまで航続距離が伸びたのはサイクリングコースの殆どが平地で、アシストの作動が少ないため実現出来たのだ。

ヤマハ・YPJ-Cまとめ ライトウェイトE-クロスバイクの実力は?【E-Bike】

一方、坂道だけを上る場合、航続距離はカタログ値よりも少なくなる。ヤマハ・PASのカタログには標準パターンによる航続距離と4度登坂連続パターンの違いを紹介したページがある。標準パターンでは70キロ以上アシスト可能な電動アシスト自転車でも、4度登坂連続パターンでは20キロ程度しかアシストしない、

そこで気になるのが、電動アシストスポーツサイクルは峠を上れるかということ。今回、道の駅伊豆ゲートウェイ函南で電動アシストスポーツ自転車「ミヤタクルーズ」をレンタルし、峠に行ってきた。ミヤタ・クルーズはシマノ製ロードバイク用ホイールや油圧ディスクブレーキを搭載した電動アシストクロスバイク。リング錠も装備し走行性能だけでなく実用性も意識している。

今回行く峠は十国峠。峠の名は伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・安房・上総・下総の 10国を展望できるから名付けられたようだ。道の駅伊豆ゲートウェイ函南から十国峠までの距離は約16kmで獲得標高約650mとのこと。

こちらは道の駅伊豆ゲートウェイ函南のスタート時の写真。ディスプレイに表示されている航続距離はカタログ値と同じだ。早速十国峠に行こうとするが、見知らぬ街のため迷うことに。

30分後、ふとディスプレイを見ると、なんと航続距離が増えていた。最初はバグが発生したかと思ったが、どうやらバグではなく、走行条件に合わせてディスプレイに表示される航続距離が変化するようだ。この場合は、平地しか走行していないため通常よりもアシストがかからないので、航続距離が増えたらしい。

十国峠に近づくにつれて坂が多くなってきた。このような場所は一般的なクロスバイクだと12km/h程度で上るが、ミヤタ・クルーズは時速15~17km/hで上っていく。脚力もそれほど使わないで上っていく。クルマが多くて早く抜けたい坂道を走るのなら電動アシストスポーツサイクルは有効だろう。

欠点は坂ではアシストが常時作動するため航続距離が減ってしまうこと。スタートから僅か1時間もたっていないのに航続距離はエコモードで70km台にまで下がってしまった。

坂道をどんどん上れば上るほど、航続距離は下がっていく。しかし、アシスト側が上り坂が続いているのを判断したのか、航続距離の落ち方が遅くなった。

伊豆はアップダウンは多いが自然豊かで走るのは楽しい。特にE-bikeだと楽に走れるので道を間違えても安心して走れる。ただ、今回乗ったE-Bike「ミヤタ・クルーズ」は、アシストがかかるとターボのような高音が聞ける。平地を走るのならアシストは発進時しかかからないので良い。しかし、上り坂ではずっとアシストがかかるため、2時間も聞くと非常に耳障りに感じるのだ。

スマートフォンの地図アプリで、残り距離を確認すると、目的地まであと少しだとわかった。そこでアシストモードをハイモードに変更して一気に上ることにした。ミヤタ・クルーズに搭載されているアシストユニット「シマノ・STEPS E8080」はトルクよりも回転重視でアシストするが、アシストが一番強いハイモードでは、パワフルにアシストがかかる。

ハイモードにしたおかげで、十国峠に到着した。

メーターを見ると航続距離の数字はハイモード:26km、ノーマルモード:36km、エコモード:39km。上り坂では航続距離はカタログ値よりも短いが、まだまだ上れそうだ。

この後、観光地を周りながら道の駅伊豆ゲートウェイ函南に戻った。十国峠を上った後は下るだけでアシストは発生しないので航続距離はどんどん増えていき、ゴールの道の駅・伊豆ゲートウェイでは最長航続距離68kmとなった。筆者としては、ミヤタ・クルーズの航続距離の限界を見ることができなかったので、乗鞍スカイラインや湯田中~渋峠など長い峠道を電動アシストスポーツサイクルで上って航続距離の限界を見たいものだ。

MIYATA E-Bike

サイクルベースあさひのミニベロの選び方を解説(ウイークエンドバイクス/レユニオン)

サイクルベースあさひのオリジナルスポーツサイクルは、低価格で購入でき、その辺の量販店のスポーツサイクル風ルック車よりも、軽量で性能が高い。筆者はどうしてもお金がなくスポーツサイクルが欲しい人には薦めている。サイクルベースあさひのスポーツサイクルの中でも、ミニベロは街乗り用のみとなっている。

ミニベロは、一般的には小径の車輪を採用した自転車の事を指す。一般的な自転車より車輪が小さいので、少スペースで停めることができる。特に室内に駐輪時は便利だ。走行性能は通常の自転車が安定性が高いので、ミニベロを買う時はデザインや小径車輪の利点を考えて買うのがいい。

折りたたみ自転車との違いは、折り畳み自転車はフレームに折り畳み機構を採用しており、車体を折り畳めば駐輪時にスペースを取らない。また、袋に入れればスピーディに輪行することができる。一方で、折り畳み機構は細かいメンテナンスが必要だ。また、フレームに折り畳み機構があり、折り畳んだ時の収まりを重視するため、走行性能が犠牲になる物が多い。同価格のミニベロと比較すると、走行性能は折り畳み自転車は不利だ。

サイクルベースあさひのミニベロは、ストリートスタイルのスポーツサイクル「レユニオンニール」と街乗り用スポーツサイクルの「ウイークエンドバイクス20」の2種類。レユニオンニールは舗装路を軽快に走るのを重視し、ウイークエンドバイクス20は軽快さと安定性のバランスを重視した。レユニオンニールとウイークエンドバイクス20は1万円の価格差があり、部品などを見ると価格差なりの違いがある。しかし、価格よりもコンセプトの違いを考えて選ぶのがベストだ。

レユニオンニール:¥39,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:11.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):52T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:20×1-1/8

サイクルベースあさひのミニベロの中では一番スポーティなミニベロがレユニオンニール。ストリートスタイルのフラットバーロードのレユニオンリルのミニベロ版と言えるもでるだロードバイク風の細い28ミリ幅のタイヤや、高速で走るのを重視した重めのギア比を採用し、舗装路を軽快に走りたい人に向いている。カラーリングはブルー/ブラック、グリーン/グレイの2色。ホイールはリムやスポークをブラックにすることで、ストリートスタイルを重視している。

ウイークエンドバイクス20:税込29,980円

街乗り用スポーツ自転車ウィークエンドバイクスシリーズ唯一のミニベロ。3万円以下で購入でき、本格的なスポーツサイクルの雰囲気を持っている。レユニオンニールよりも太めのタイヤを採用しており、街中の段差も比較的安心して走ることができる。スポーティな走りよりも、実用性やバランスを重視する人に向いている。純正オプションに泥除けがある。

 

 

【自転車漫画】「#チャリと来た」(旧名ぶらり輪行女子)シリーズまとめ

星井さえこ(@rinkosaeco)さん作者の自転車漫画「#チャリと来た。」(旧名ぶらり輪行女子)を紹介した記事をまとめました。

岩手県 幻のバスラーメンを求める自転車旅

岩手県釜石市にある世にも珍しい「バスラーメン」に合うため、折りたたみ自転車を持っていき旅行する漫画を紹介した記事です。

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今では珍しい回転展望レストラン。関西エリアにある回転展望レストランをめぐる自転車漫画を紹介します。

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群馬県 四万温泉のせちゃり旅

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香川県 折りたたみ自転車で行く四国うどん巡りの旅

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東京都 「アウトドアカフェ ogawa GRAND Lodgeb CAFE」

東京都にあるアウトドアカフェ ogawa GRAND Lodgeb CAFEのレポート漫画を紹介します。

屋内で楽しむキャンプ「アウトドアカフェ ogawa GRAND Lodge CAFE」とは?(#チャリと来た。)

【自転車漫画】千と千尋の神隠しのモデルへGO!四万温泉のせちゃり旅(#チャリと来た)

旅行するのなら、観光地や地域の特産品等、何かしらの目的を決めて行くと面白い。目的は人によって様々で、筆者の場合はサイクリングコースや峠などの道をメインに決めてサイクリングを楽しんでいる。さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんはTwitterで自転車旅行漫画を公開しており、様々な地域を自転車旅行している。今回は千と千尋の神隠しの舞台となったと言われている、群馬県四万温泉を目的地にした日帰り自転車旅行「四万温泉のせちゃり旅」を紹介。

気軽に楽しめるストリートサイクル サイクルベースあさひ レユニオンシリーズを解説

サイクルベースあさひのスポーツサイクルで、お洒落なストリートスタイルの雰囲気を持つのがレユニオンシリーズ。レユニオンシリーズには、フラットバーロードスタイルのレユニオンリール、マウンテンバイクスタイルのレユニオンオーラ、ミニベロスタイルのレユニオンニール、ロードバイクスタイルのレユニオンコーレルがラインナップ。どのモデルも一般的なスポーツサイクルと比較して、シンプルなデザインを採用しており、普段着にも合うスタイルとなっている。今回はレユニオンシリーズの特徴をまとめてみた。

レユニオンリル:¥39,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:12.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):44T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:700×25C

シンプルなスチールフレームに、カラーリムなどのアルマイトカラーのパーツをアクセントに採用したフラットバーロードバイク。ロードバイクと同じぐらい細い25ミリ幅のタイヤに、前傾姿勢ぎみの乗車姿勢は、街乗りでもスポーティに走りたい人に向いている。

レユニオンオーラ:¥39,980(税込)

 

  • フレーム:6061アルミフレーム
  • フロントフォーク: SR SUNTOUR M3030サスペンションフォーク
  • 重量:20.0kg
  • ブレーキ:vブレーキ
  • ギア(前/後):38T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:26×1.95インチ

アルミフレームに街乗り用のフロントサスペンション「SR SUNTOUR M3030」を装備した、マウンテンバイクスタイルの自転車がレユニオンオーラ。アップライトな姿勢や凸凹が少ない舗装路用の幅が広い26インチタイヤは街乗りでも役にたつだろう。スピードよりも耐パンク性能や段差にも強い街乗りスポーツサイクルが欲しい人に向いている。

レユニオンニール:¥39,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:11.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):52T/8段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:20×1-1/8

レユニオンシリーズ唯一のミニベロがレユニオンニール。舗装路を軽快に走れるように、ロードバイク風の細いタイヤを採用した。レユニオンリルの小径車バージョンと考えれば良い。自転車を室内置きしたい人やミニベロ独特のキュートなデザインが欲しい人に向いている。

レユニオンコーレル:¥49,980(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:12.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

レユニオンシリーズ唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。レユニオンシリーズの中では比較的シックなデザインを採用している。スチールフレームを採用したため重量は12キロと重いが、ハイトが低いブラックカラーのホイールや、街乗りでもブレーキがかけやすい補助ブレーキレバーを装備。性能を重視するのではなく、気軽にファッションとして楽しみたい人向けのロードバイクだろう。

簡単に持ち運べる電動アシスト折り畳み自転車 ウルトラライトE-Bikeに16インチモデルが登場

ルノー・ライトシリーズで有名なGicは、電動アシスト自転車にも力を入れている。特徴は、バッテリーを小型化した電動アシスト折り畳み自転車ということ。電動アシスト折り畳み自転車は大容量バッテリーを装着したタイプが一般的。このタイプは、アシストの航続距離が長い一方、バッテリーが重いため車体重量が重くなる欠点がある。

一例を挙げると、パナソニックの電動アシスト折り畳み自転車「オフタイム」が、車体重量20.5kgで航続距離54km(ロングモード)。折りたたみ自転車でも20kgと重いものを気軽に持ち運ぶのは難しい。

Gicの電動アシスト折り畳み自転車ブランド「ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY」は、軽量アシストユニットと小型バッテリーを装備して軽量化を実現した。14インチモデルは車体重量11.9kgと軽い。ただしバッテリーが小さいため航続距離は10-12kmと短い。

ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLYの16インチモデルが展示されていた。車体重量は12.9kgと電動アシスト自転車では軽い。バッテリー容量は14インチモデルと同じなので、航続距離は10-12kmと変わらない。しかし、16インチモデルは14インチモデルよりも車輪が大きく、外装6段変速を採用し、バッテリーが切れても楽に走れそうだ。価格は¥120,000。2018年8月下旬発売予定。

ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY 16inch

スポーティ超小径折り畳み自転車 DAHON K3 ライバルの比較も

低価格で折り畳みサイズが小さい14インチ折りたたみ自転車。この自転車はブームにより様々モデルが登場している。特に注目したい車のは坂道も楽に走れる3段変速モデルだ。この手の折りたたみ自転車は、車輪が小さいのでクイックな動きをするが、コンパクトに折り畳むことができ低価格で買える。日本ではルノーウルトラライトトリプルが有名だが、世界的な自転車ブランド「Dahon」からライバルと言えるモデル「K3」が登場した。

Dahon K3の一番の特徴は、このクラスの中で一番スポーティだと言うこと。重量7.8kgと軽いだけでなく、通常の14インチ折り畳み自転車よりも重いギアを採用し、高速走行にも対応した。ギアは前53T、後ろ9-13-17Tと14インチ折りたたみ自転車「BYA412」系統の日本国内市販車では一番重いギアを採用している。

ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、K3が展示されており試乗が可能だった。試乗した限りでは、重いギアが装着されており通常の14インチ折り畳み自転車よりも速く走ることができる。ただ、タイヤが細いためか氷の上を滑るような感覚だ。路面状況に左右されやすい超小径車輪にロード用タイヤのため、高速走行を行う場所は限られるだろう。

アルミ製のフレームには、トップチューブとボトムブラケットまで専用ワイヤーで接続したDeltechを採用。この機構によりフレームにトライアングルが形成し、フレームヒンジの負担を軽減や剛性がアップするとのことだ。

Dahon K3の折り畳みサイズはW65xH59xD28cm。参考にシングルギアのDahon Dove PlusがW62×H56×D30だ。折り畳みサイズは多少大きくなった。しかし、K3は高速走行を重視するため、直進安定性を決めるホイールベースをDove Plusよりも長く取っているため、折り畳みサイズにも影響したと思われる。カラーバリエーションはレッドxマッドブラック、ホワイトxブラックの2色。価格は¥82,000。

ライバル(ルノー・ウルトラライトトリプル)との違い

Dahon K3のライバルと言えば、ルノー・ウルトラライトトリプルだろう。この自転車はDahon K3よりも安い¥65,000で買える、14インチ外装3段変速折りたたみ自転車だ。

・折りたたみサイズ:65cm×30cm×55cm
・本体重量:約7.8kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:外装3段変速(前47T・後ろ11-13-15T)
・タイヤサイズ:14×1.35インチ

折りたたみサイズは、ウルトラライトトリプルのほうが少し低く、DAHON K3は奥行きが少し短い。ギア比はウルトラライトトリプルのほうが軽いので、スピードを出したいのであればDahon K3、スピードよりも坂道でも上りやすいのが欲しいのであればルノー・ウルトラライトトリプルだ。

操縦安定性に関してはヨコハマ・サイクルスタイル2018の試乗コースで走行した限りでは、Dahon K3が若干安定していると思った。ホイールベースは実質的に両車とも変わらないと思うが、Dahon K3はハンドルステムを少しだけ前に倒すことで、多少ながら後輪に荷重が少ない設計に変わったのもあるだろう。コストパフォーマンスや坂道重視ならルノー・ウルトラライトトリプル、スポーティに走りたいのならDahon K3を選ぶのがベストだ。

・折りたたみサイズ:65cm×28cm×59cm
・本体重量:約7.8kg(ペダル除く)
・変速機:外装3段変速(前53T・後ろ9-13-17T)
・タイヤサイズ:14×1.35インチ

20インチ折り畳み自転車で8kg台 マグネシウムフレーム専門折りたたみ自転車「MAGIC」が公開

ルノー・ライトシリーズで知られているGicは、かつてルノーブランドでマグネシウムフレームの折り畳み自転車を製造していた。ルノーブランドでは14インチモデルのマグネシウム6と16インチモデルのマグネシウム8があった。

ルノーマグネシウムシリーズはマグネシウム素材の入手が難しいため、販売していなかった時もあったが、新たにブランドを変えて復活するようだ。今回のマグネシウムフレーム折り畳み自転車は、ルノーブランドではなく専用ブランドで売り出すととのこと。ヨコハマ・サイクルスタイル2018では公開されており、フレームにはMAGICとブランド名が書いてあった。

MAGICには、かつてルノーブランドで販売していた14インチ、16インチモデルが展示してあったが、今回筆者が注目するのは20インチモデル。マグネシウムシリーズ初の20インチモデルで、話を聞いたところ、目標価格10万円以下・目標車体重量8kg台を予定している。フレームにフロントディレーラーハンガーを装備しており、拡張性もあるようだ。

20インチ折りたたみ自転車で車体重量8kg台を達成した自転車といえば、Dahon Mu SLXだろう。アルミフレームを採用し軽量パーツを装着することで、車体重量8.6kgを達成した。車体価格は¥192,000(税別)と高価だ。MAGICシリーズがどこまで有名ブランドの超軽量折りたたみ自転車に食い込めるのか注目だ。

瞬時に折り畳める超小径折りたたみ自転車 OX Bikes Pecoのすべて

高性能車椅子や折り畳み自転車で有名なオーエックスエンジニアリング。OX Bikesブランドで販売されている「Peco」シリーズは、超小径折り畳み自転車の中では高性能ながら、ワンタッチで折りたためる事ができる。

Pecoシリーズは2018年1月にモデルチェンジした。12インチモデル・14インチモデル・12インチファットタイヤモデルにそれぞれ1グレードになり、ハンドルはかつてのホンダ・モンキーを連想させる分割式折り畳みハンドルとなった。分割タイプの折り畳みハンドルを採用した理由は、折り畳みサイズを小さくするためとのこと。折りたたみサイズは70cm×101.5~102.7cm(Peco:101.5cm,Peco Buccho:101.8cm,Peco Pocchi:102.7cm)×26.7cmだ。

Pecoシリーズのインプレ・グレードの違いについても紹介

この自転車の特徴は、12・14インチといった超小径折り畳み自転車としては乗りやすい事だ。身長180cmを越える筆者でも、極端な前傾姿勢にならない違和感が少ない乗車姿勢を採用した車体設計に、段差のショックを吸収する前後サスペンションのおかげで、超小径自転車の中では安定して走ることができる。ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用。ブレーキローターは電動スクーター用をチョイスしたとのこと。ブレーキ性能は高く効きすぎるほどだ。

Pecoシリーズは超小径車では安定性は高いが、車輪が小さいため一般的な自転車よりもラフな運転を行うのは厳禁。このシリーズ全車に言えることだが、車輪サイズが車体設計に負けている超小径自転車だ。乗車した感覚は16インチクラスに肉薄する走行性能だが、車輪が小さいので段差など荒れた道を走る場合は気をつけたほうが良い。あまりにも車輪が小さいのが足かせとなっているので、車輪径を16インチや20インチに大径化したいと思うほど、車体設計が勝っている。ヨコハマサイクルフェスタで大径仕様について聞いた所、大径化するとフロントサスペンションフォークが干渉するため、16インチ化は考えていないと語っていた。

Pecoは12インチ内装4段変速のPeco、14インチ外装9段変速のPeco Pocchi、12インチファットタイヤ内装4段変速仕様のPeco Bucchoの3モデルがある。ヨコハマサイクルフェスタ2018で、全車乗車することができたので特徴をまとめてみた。

Peco:12インチ・スターメーアーチャー製内装4段変速(¥168,000)

12インチと小さいタイヤを採用したPeco。変速機は停車時でも変速可能なスターメーアーチャー製内装4段変速を採用し、街乗り重視のスタンダードモデルだ。Pecoの車輪は一番小さい12インチだが、タイヤが太いため試乗コースを走行した限りでは超小径車クラスでは良いだろう。今回、オプションのハードサスペンションを装着したモデルに乗ったが、14インチモデル(Peco pocci)よりも安定感はあり、乗り心地も悪くないと感じた。

Peco Pocchi:14インチ外装9段変速(¥178,000)

14インチと外装9段変速機を採用したPeco Pocchiは、シリーズの中で一番スポーティなモデル。車輪径は一番大きいが少し細いタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは一番ヒラヒラと軽快にカーブを曲がることができる。外装9段変速を採用し超小径車の中ではスポーティなライディングを楽しめるが、車輪サイズが小さいので、ラフな運転は注意。

Peco Buccho:12インチファットタイヤ・スターメーアーチャー製内装4段変速

12インチホイールにファットタイヤを採用したPeco Buccho。変速機はスターメーアーチャー製内装4段変速を採用した、超小径折り畳みファットバイクという独特の自転車だ。12インチながらファットタイヤを採用することで、Pecoシリーズでは乗り心地や段差通過の安定性は一番高く街乗りに一番向いているモデルだ。12インチファットタイヤという非常に特殊なタイヤを採用しているため、タイヤの料金やどのようなタイヤが選ぶことができるかが気になる所だ。

PECOシリーズの中では一番街乗り向けのモデル OX BIKE PECO BUCCHO

OX Pecoの折りたたみ方法(旧モデル)

Pecoシリーズのオプション・アクセサリーパーツは?

アクセサリーパーツに関しては以下の通り

ペコート:¥7,800

折りたたみ時に使うフルカバータイプの輪行袋。肩掛け・下を折り返して押し歩きが可能

フェンダー(前後セット):¥6,900

オプションパーツはハードサスペンション用のパーツがある。価格はフロントが¥500。リアが¥600

また、車体を購入する際、カスタムペイントも受けることができる。70色から選ぶことが可能で販売店でお問い合わせとのことだ。

OX Pecoシリーズのライバルは?

Pecoシリーズの直接的なライバルと言える自転車は無い。一般的に超小径車は、歩くよりも楽に移動できる短距離限定の自転車だが、Pecoシリーズは車輪が小さいだけの折り畳み自転車だ。超小径折り畳み自転車で真っ先に思い浮かぶのが、DAHON DOVEやルノー・ウルトラライト7等のBYA412系統だろう。

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

低価格で買いやすい入門用超小径折り畳み自転車で有名だが、基本的に短距離用で持ち運び重視の折り畳み自転車だ。乗り心地は固く、乗車姿勢は筆者のように身長が高いと窮屈な前傾姿勢になる。この手の折り畳み自転車はライバルではなく全く違う考えで作られた折り畳み自転車だ。

Pecoシリーズのライバルと言えるのは、筆者が知る限りでは16インチ縦折れ式折り畳み自転車の5Links2だろう。5Links2の折りたたみサイズ:40cm×102cm×34cmと、Pecoシリーズ(70cm×101.5~102.7cm×26.7cm)と比較すると縦幅はほぼ同じで横幅は短い。しかし奥行きはPecoシリーズが短く有利だ。また、5Links2はシティコミューターをコンセプトにしており、乗車姿勢は一般車のようにアップライトだ。一方、OX Pecoシリーズはクロスバイク等のスポーツサイクルのポジションに近い。安定性は車輪径が大きい5Links2のほうが有利だが、デザインの面白さはPecoシリーズのほうが上手いだろう。

縦折れ式折りたたみ自転車 5Links2を解説 評価からグレードの違いまで解説

今度はリヤサス付きウルトラライト7 ルノー・ウルトラライト7 NEXT

ルノー・ウルトラライト7等、折りたたみ自転車を中心に製造している自転車会社「Gic」。ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、ウルトラライトシリーズの試乗車や、マグネシウムフレームの折りたたみ自転車等を展示していた。

しかし、筆者が注目していたのはULTRA LIGHT7 NEXTというモデルだ。Gicの公式WebサイトにULTRA LIGHT7 NEXTの展示を行うと書いてあり、ブースでそのような自転車を探していたら、ULTRA LIGHT7 NEXTを発見した。

ULTRA LIGHT7 NEXTは、ULTRA LIGHT7にリアサスペンションを装着した折りたたみ自転車。ハンドルステムやタイヤはプラチナライト6に準じた部品のようだ。リアスイングアームは鍛造アルミを採用したとのこと。

ULTRA LIGHT7 NEXTが、従来のULTRA LIGHT7よりも優れている部分は、直進安定性や乗り心地が向上したことだろう。リアサスペンションを装着することで、細いタイヤを装着しても乗り心地は改善するだろう。チェーンステーも長くすることで後輪に極端な荷重がかかりにくくなり、ホイールベースも従来のULTRA LIGHT7よりも長いので直進安定性は上がるだろう。ウルトラライト7の中でも、一般ユーザーにも乗りやすい自転車だと思う。

因みに、Gicのブースには次期型と思われるルノー・ウルトラライト7(2018年9月4日追記:ルノー・ウルトラライト7 Fとしてラインナップされた)も展示されていた。フロントフォークは溶接がない一体型で、後輪のホイールハブが六角レンチ式に変更されている。ウルトラライト7ユーザーの筆者としては羨ましい変更だ。

【超軽量6.7kg】2019年度版「ウルトラライト7」シリーズ新モデルまとめ【リアサス付き】

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

サイクルハーバー青梅さんが選ぶオススメサイクリングコースまとめ【東京・青梅】

東京・青梅ににあるスポーツバイクの発着基地「サイクルハーバー青梅」は、サイクリングやハイキングなどのアウトドアアクティビティを行う人を中心に作られた施設。ロッカーやシャワー、喫茶がメインだが、ミュージシャンのライブイベントなどを行っており型にはまらないのが特徴。

レンタサイクルは一般車からマウンテンバイク・クロスバイク・ロードバイクなどがある。安価で乗れる一般車から、コルナゴ・マスターやSCOTT CR1 TEAM ISSUEといったあまり目にすることがないロードバイクから、ブロンプトンやタルタルーガタイプFといった折りたたみ自転車、筆者がかつて所有していたウメザワ・ランドナーやTREK・Y-11など、珍しい自転車のレンタルが可能だ。

今回は、サイクルハーバー青梅がおすすめしているサイクリングコースを紹介。(コース地図に関しては現在作成中で店舗にあります)

青梅七福神巡り

青梅にある七福神を巡るポタリングコース。サイクルハーバー青梅発着で、なるべく車通りの多い道を避けた裏道を選んだ周回コースとのこと。
基本はポタリングだが、急な登りもほんの少しあるとのこと。青梅七福神に関しては公式サイトがあり、七福神の巡り方から周辺スポットまで書いてあるので、気になる人は下記参考URLもどうぞ。

参考URL:http://ome7.tokyo/

吹上しょうぶ公園

貴重な谷戸地を保全するために作られた吹上しょうぶ公園は、ハナショウブを主体としているとのこと。5月下旬~6月下旬には青梅市吹上花しょうぶまつりが開催。サイクルハーバー青梅から比較的近いので、ポタリングで行くのにお薦めのコースの1つだ。

参考:https://www.city.ome.tokyo.jp/koen/shobu_koen.html

【ゆるチャリ】青梅橋めぐりコース

サイクルハーバー青梅→下奥多摩大橋→調布橋→万年橋→和田橋→神代橋→奥多摩橋→軍畑大橋→御嶽橋→御嶽駅という、青梅~御嶽にある橋8本を巡るサイクリングコース。下流から上流に行くサイクリングコースで、橋を堪能できる。御嶽駅からの帰りはお好みのコースでどうぞ。

【ゆるチャリ】青梅裏街道コース

サイクルハーバー青梅→七兵衛通りから御嶽駅まで裏道を通るコース。交通量が多い国道411号線をほとんど通らず御嶽駅まで行くことが可能。国道よりも道は狭くアップダウンは多いが、趣がある風景と交通量の少なさは初心者にお薦めだろう。

【ゆるチャリ】埼玉・有間ダム(名栗湖)コース

サイクルハーバー青梅→成木街道→吹上トンネル→成木市民センター→小沢峠→有間ダム→小沢峠→松ノ木トンネル→吹上トンネル→七兵衛さんお参り→サイクルハーバー青梅というコース。有間峠に行くルートの中でもトンネルやワインディングが多いルート。体力がある人なら名栗湖から先の有間峠に行くのも一つだろう。

【ゆるチャリ】青梅二ツ塚峠エスケープ街道~羽村の堰コース

サイクルハーバー青梅→二ツ塚峠→小作の堰→いこいの里(チューリップ畑)→羽村の堰→ライオン餃子(寄り道)→東青梅→サイクルハーバーに戻るコース。普通に羽村の堰に行くのではなく、二ツ塚峠方面に行くのがポイント。ライオン餃子とは小作にある店でジャンボ餃子のテイクアウトが有名とのことだ。

【ゆるチャリ】青梅裏庭コース

サイクルハーバー青梅→(A:青梅鉄道公園/B:勝沼裏道)→厚沢通り→(A:花木園/B:川鍋養鶏場)→岩蔵温泉→岩井道観音→成木市民センター→(A:小沢峠下/B:ショートカット)→旧吹上トンネル→七兵衛地蔵→サイクルハーバー青梅というコース。日頃からこのエリアを走っている人でもあまり見たことがない裏道を走行するため探索気分が味わえる。気分によってコースを選ぶことが可能だ。

【ゆるチャリ】青梅坂バカコース

サイクルハーバー青梅→青梅鉄道公園→吹上トンネル→成木ステージヒルクライムコース→引き返して松の木トンネル→榎峠→軍畑駅→七兵衛地蔵→サイクルハーバー青梅という、ヒルクライムづくしのサイクリングコース。距離だけみるとそこまで長くないが、ヒルクライムが多いのでボリュームは多めか。

【ゆるチャリ】峠越え 日の出大仏見学コース

サイクルハーバー青梅→(Aコースは、日向和田駅方面→和田橋→梅ヶ谷峠/Bコースは、調布橋→二ツ塚峠)→日の出町役場→鹿野大仏→秋川街道→(吉野街道/友田~長渕~二ツ塚峠裏道)→サイクルハーバー青梅というコース。鎌倉の大仏よりも大きいと言われる鹿野大仏に行くコース。こちらも好みによってコースが別れている。

おまけ:青梅街中散策

サイクルハーバー青梅の店内には、青梅周辺のお薦め店舗を紹介している。様々な店があるので歩いて行くと面白いだろう。自転車はサイクルハーバー青梅で駐輪可能(有料)

サイクルハーバー青梅について

  • 場所:東京都青梅市本町134番地
  • 時間:カレンダー|サイクルハーバー青梅を参照
  • 最寄り駅:JR青梅駅
  • 車種:
    ロードバイク(GIANT DEFY/Specialized Allez/Colnago Master等)
    クロスバイク(Louis Garneau Chasse/Specialized Expedition SPORT A1等)
    ランドナー(丸石 Emperor/Umezawa Randnnuer)
    マウンテンバイク(Specialized FSR/TREK Y-11)
    折りたたみ自転車(Tartaruga Type-F/Brompton)
    BMX(Haro Junior)
  • 料金:レンタルスポーツバイク|サイクルハーバー青梅を参照

サイクルハーバー青梅