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オートバイ風電動アシスト自転車「BRONX BUGGY」 ベストセラーで人気の理由とは?【レビュー】

電動アシスト自転車・E-Bikeブームで、様々なモデルが登場しているが、興味深いのがオートバイ風デザインのモデルだろう。オートバイ風デザインの電動アシスト自転車には様々なモデルがあるが、現在、人気のモデルと言えば「BRONX BUGGY」だろう。

BRONXは2012年に発足したオリジナルのファットバイク・ブランド。低価格の街乗り向けクルーザーとして、インパクトあるルックスで有名となった。

BRONX BUGGYは、70年代のミニバイク風のデザインを採用したBRONXブランド初の電動アシスト自転車。ホイールは20インチで、タイヤ幅は4インチのファットタイヤで迫力あるデザインを実現した。このタイプの電動アシスト自転車は様々な企業が展開しているが、BRONX BUGGYは比較的低価格で自転車店で購入できるモデルとして知られている。

今回、BRONX BUGGYを借用する機会があったので解説する。写真の車種に搭載されているオートバイ風ヘッドライトはオプション。写真のロングシートは購入時に付属するシートで、標準ではショートシートが装備されている。

電動アシスト自転車ながらスクーターよりも迫力がある車体

BRONX BUGGYを最初に見た感想は「迫力があって大きい」。これは全長1.8メートルとスーパーカブ110より少し短い全長に(スーパーカブは全長1.86メートル)加え、ハイライザーハンドルを標準装備しているのが大きいだろう。シート幅も自転車として見ると広く、車体カラーのブラックにより非常に迫力がある車体だ。BRONX BUGGYは全国的な自転車チェーン店である「サイクルベースあさひ」で購入することができるが、本当にサイクルベースあさひで購入できる自転車なのか?と思うほどの迫力がある。

フレームデザインは、できるだけ曲線をなくした直線的なフレームワークを採用している。パイプの本数もできるだけ少なくしてシンプルなデザインにしようとこだわっている。すでにスカチューンされているデザインのおかげで、一部ではカスタムベースで人気となっている。

BRONX BUGGYがデザインに完全に振っているのがわかる部分がシートだろう。1970年代のホンダ・CB750FOURやカワサキ・750RS(Z2)等のクラシックオートバイを連想させる形状の絞りが無いシートで、座り心地は良いが、窄ませている所が無いので長時間漕ぐのは想定されていない。(ライバルのROCKA FLAME FUMA・MAKAMIのシートは窄ませているので比較的漕ぎやすい)

フレームにはセンタースタンドが装着可能な台座を装備。オートバイを連想させるステムはハンドルを外すことができるため、ハンドル交換が可能だ。(ライバルのROCKA FLAME FUMA・MAKAMIはハンドルとフロントフォークが一体のため交換不可)

個人的にやりすぎなパーツが電磁ホーンだろう。ベルの代わりに使用すると間違いなく喧嘩になると思うほどオートバイ並みにうるさい。また、ホーンボタンがアシストスイッチよりも外側にあるため、アシストを変えようと思ったらうっかりホーンボタンを押してしまいそうになることもあった。

”カッコいいビーチクルーザー”と理解すれば問題ない走り

BRONX BUGGYは実際に試乗するまでは全く期待していなかった。その理由は、重量30キロと重く、タイヤが20×4インチと太く、サドルの高さ調整はできず、大股に近い感覚で漕ぐためだ。

しかし、実際に走らせるとカタチの割に意外と走った。BRONX BUGGYに搭載されているモーターはBAFANG製リアインホイールモーターで、定格出力350W。型式認定を取得し、日本国内の法律に適合しているのを証明している。

モーターサイズが大きいため、モーター出力やトルクが強いのかもしれないが、それだけでなく発進時にアシストパワーをできるだけ出すアシストのセッティングや、ペダルをちょっと踏んだだけでアシストがかかるようにしているためか、見た目だけというイメージに反して進むと感じた。

ただし、筆者の場合、平地は時速19キロ程度で走るのがちょうどいいと感じた。これは、デザイン上の関係でサドル高の調整ができず、身長180センチちょっとの筆者が乗ると膝が曲がり気味で走行するため、力が入りにくいのが1つ。そして、日本国内の電動アシスト自転車の法律ではアシスト比が制限されており、時速10キロまでは最大2で、時速24キロでアシストが切れるまで減退するので、人力である程度パワーをかける必要があるためだ。ただ、BRONX BUGGYは、このカタチが好きな人が買う電動アシスト自転車で、このようなユーザーなら問題ないだろう。また、せわしなくペダルを漕いで時速24キロ出そうとは思わない。スポーツタイプの電動アシスト自転車やE-Bikeを欲しいのなら、一般的なクロスバイクタイプなどのE-Bikeを選ぶのをオススメする。

出典:https://www.ruff-cycles.com/

恐らく、Ruff Cycles LIL’BUDDYのオプション「シートベンチライザー(日本国内ではオプションなし)」のようにシートの高さを調節できれば、もう少し速く走れるだろう。ただ、BRONX BUGGYは”カッコ命”の電動アシスト自転車なので、このようなパーツの需要はないかもしれない。

そして。デザイン重視でQファクター(左右のクランクのペダル取付け部の距離)が非常に広い。どのくらい幅が広いのかというと、電動アシスト自転車なのに、シートを股で挟んでオートバイのようにニーグリップすることができるほどだ。もちろん、電動アシスト自転車であるBRONX BUGGYでニーグリップを行う意味は全くない。

バッテリー容量は36V 8.7Ah 300Wh。一般的なクロスバイクタイプのE-Bikeなら、300Whあれば条件にもよるが航続距離は60キロから90キロ程度だが、BRONX BUGGYの航続距離は30キロから55キロ。これは、アシストのチューニングをBRONX BUGGYに合わせて、できるだけ楽に走れるように航続距離よりもアシストパワーを重視しているのだと思われる。街乗りやポタリング用と考えよう。

”カッコ命の電動アシストビーチクルーザー”というキャラクターを理解している人にお勧め

BRONX BUGGYは”カッコ命の電動アシストビーチクルーザー”というキャラクターを理解している人にお勧めだ。BRONX BUGGYを一般的な電動アシスト自転車やE-Bikeとして見ると、カタチに振っているので、漕ぎにくいなど不満が出ると思う。しかし、BRONX BUGGYを買う人はこのカタチが重要なので特に問題ないだろう。実際、BRONX BUGGYで平地を時速19キロ程度で走ると、こういうのがあっても悪くないと感じるようになり、人気の理由もわかった。

筆者がBRONX BUGGYを褒めたいのは、気合を入れてカッコに振りつつ、型式認定を取得しコンプライアンス(法令遵守)を守って作っている事。このようなオートバイ風デザインのE-Bikeは、海外仕様なのに日本仕様と謳う法令違反の疑いがあるブランドがある。このようなオートバイ風デザインのE-Bikeで筆者が信用しているのは、2022年4月19日時点、型式認定を取得しているBRONX BUGGYとROCKA FLAME(記事)、FANTIC ISSIMO 日本仕様(記事)、型式認定は取得していないが、ユニットメーカーに日本仕様との確認を取ったRuff Cycles(記事)だ。

BRONX BUGGYの価格は21万7800円(税込、以下同)からで、現実的な価格で購入できるのも良い。ブロンクスバギー専用ロングシートは付属品。特大LEDフロントライトはオプションで7480円。

BRONX TRX EVO
Rainbow EL LOCO

因みに、BRONX BUGGYが走りにくいと思うなら、MTBスタイルのファットバイクE-Bike「TRX EVO」と、ビーチクルーザースタイルのファットバイクE-Bike「EL LOCO」も展開を予定しているので、そちらを選ぶのも1つだ。こちらは、通常の自転車タイプのサドルを装備し、サドル高さを調節することができるので漕ぎやすいだろう。

BRONX BUGGYのスペック

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:29キロ
  • ブレーキ:機械式ディスクブレーキ
  • ギア(前):-
  • ギア(後):マイクロシフト外装8段変速
  • フロントホイール:20インチ
  • リアホイール:20インチ
  • タイヤ:Vee Tire Zig-Zag (20×4.0インチ)
  • ドライブユニット:BAFANG インホイールモーター(定格出力350W)
  • アシスト方式:リアインホイールモーター
  • バッテリー:36V 8.7Ah 300Wh
  • 充電時間:4.5時間
  • アシストモード:5段階
  • 航続距離:30キロから55キロ

文:松本健多朗

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スペシャライズドの世界観を体験できる『スペシャライズド 京都』がオープン

スペシャライズド・ジャパンは4月8日、スペシャライズドの世界観を体験できるブランド拠点である『スペシャライズド 京都』が京都市西京極にオープンしたと発表。

スペシャライズド京都は、阪急京都線「西京極」駅から徒歩8分の立地で無料駐車場を用意。また、桂川サイクリングロードは目と鼻の先にあるだけでなく、近隣には西京極総合運動公園・京都アクアリーナなど京都を代表する大型スポーツ施設がある。店舗スペースには、約20台のクロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイク、E-Bike(電動アシストバイク)などのスポーツバイクが展示され、全て試乗可能。スペシャライズドのフィッティングサービス「RETÜL FIT」を提供し、ハード面でもソフト面も提供すると謳っている。

  • 店舗情報

住所:〒615-0874 京都府京都市西京極新田町 21
電話番号:075−925−6454
営業時間:11:00~19:00
定休日:水、木
駐車場:有り(無料)
アクセス:阪急京都線「西京極」駅から徒歩8分
ホームページ:https://specialized-bikes.jp/
Twitter:https://twitter.com/Specializedkyo
Facebook:https://www.facebook.com/Specializedkyoto
Instagram:https://www.instagram.com/specialized_kyoto/

軽量折りたたみE-Bike「TRANS MOBILLY NEXT206」 小型バッテリー採用で重量13.5キロを実現

サイクルモード東京2022のGicブースでは、同社が製造する様々な自転車が展示、試乗することができた。今回は、その中でもTRANS MOBILLY NEXT206を紹介する。

Gicはカーブランドの自転車を展開している一方、オリジナルブランド「TRANS MOBILLY」を展開している。その中でもULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY NEXTは、「持ち運ぶための電動アシスト自転車」をコンセプトとした最小・最軽量クラスの折りたたみ式電動アシスト自転車がコンセプトとなっている。

TRANS MOBILLY NEXT206は、最小・最軽量クラスの折りたたみ式電動アシスト自転車「ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY NEXT」シリーズの20インチバージョン。車輪サイズは20インチと、一般的な折りたたみ自転車と同サイズで、乗りやすさを重視し、外装6段変速を搭載することで、ちょっとしたサイクリングにも対応。重量は約13.5キロと軽いのも特徴だ。

モーターはリアインホイールモーターを採用。バッテリーは、24V 5Ah 120Whでハンドル中心に装着する小型タイプで、ワンタッチで取り外し可能だ。充電時間は約4時間。新機構のスライド脱着式モバイルバッテリーを採用しているのは良いだろう。

簡単に試乗を行った感想としては、TRANS MOBILLY NEXTシリーズのコンセプトを理解している人向け。モーターは軽さを重視したのか、同じ20インチ折りたたみE-Bike「evol mini F207」と比較すると、パワフルなイメージはあまり無いが、TRANS MOBILLY NEXTシリーズの14インチ、16インチモデルに搭載されている前輪インホイールモーターと比較するとパワーはあり、自然なアシストを持っている。

バッテリー容量は120Whと非常に少なく、あくまでも短距離用だ。ただ、これは「持ち運ぶための電動アシスト自転車」というコンセプトを考えると致し方ない所。充電時間が4時間と長いのも欠点だが、充電時間を短時間にするのはコストの問題があり、充電時間を短くすると値段が跳ね上がるだろう。

TRANS MOBILLY NEXT206の価格は12万4000円(税込)。10万円台の折りたたみE-Bikeにはevol mini F207(記事)、CROMO CR-F206e、Benelli ZERO N2.0シリーズがある。重量は18キロと重い一方で、それなりに容量があるバッテリーを搭載していることで、車載、サイクリング重視となっている。

一方、TRANS MOBILLY NEXT206は重量13.5キロと軽さを重視しているため、輪行に手慣れた人ならギリギリ楽しめることができる。その一方、バッテリー容量は120Whと少なく充電時間も長いため、それなりの距離を走るサイクリングには向かない。街乗り、ポタリング用と割り切って作っているので、「持ち運ぶための電動アシスト自転車」というコンセプトを理解している人にオススメだ。

TRANS MOBILLY NEXT206のスペック

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:13.5キロ
  • ブレーキ:Vブレーキ
  • ギア(前):52T
  • ギア(後):外装6段変速
  • フロントホイール:20インチ
  • リアホイール:20インチ
  • タイヤ:20×1.5インチ
  • ドライブユニット:インホイールモーター
  • アシスト方式:リアインホイールモーター
  • バッテリー:24V 5Ah 120Wh
  • 充電時間:4時間
  • アシストモード:1段階
  • 航続距離:30km

文:松本健多朗

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TRANS MOBILLY NEXT206専用 5.0Ahバッテリー ブラック 小

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スマートなスタイルが特徴の折りたたみE-Bike「evol mini F207」 バッテリーをシートポストに内蔵

サイクルモード東京2022BAFANGブースでは、BAFANG製ユニットを搭載した電動アシスト自転車やE-Bikeを展示、試乗することができた。今回は、アサヒサイクルのEvolエリアに展示されていたmini F207を紹介する。

evol mini F207は、20インチ折りたたみタイプの電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)。BAFANG製リアインホイールモーターを採用しバッテリーをシートポストに内蔵しているのが特徴だ。また、シートポスト内蔵バッテリーは、盗難防止として鍵付きクイックレバーを標準装備している。

E-Bikeながら、スッキリとしたデザインを実現しているのは、モーターを後輪に装着したインホイールモーターであることに加え、バッテリーをフレームに入れておらず、シートポストに搭載しているため。

シートポスト内蔵タイプのバッテリーと言えば、クラウドファンディングでよく見るタイプだが、evol miniの場合、バッテリーと車体を接続する接続端子を上部に装着しており、充電の簡単さや漕いでいる時に配線の接触を抑えており、クラウドファンディング系でよく見る接続端子を下部に装着し、漕いでいる時に接触する不安があるのと比較して安心感が高い。バッテリー容量は36V 6.5Ah 234Wh。

evol mini F207を試乗した感想は、モーターのパワーはevol C277(記事)と比較して、パワフルなイメージは感じないが、アシストの反応が良く、後輪インホイールモーターのため、前輪に重さを感じにくいのもあるだろう。BAFANG M200等の1軸タイプのミッドドライブのような直結感があるフィーリングは無いが、15万1800円(税込、以下同)なのを考えると良くできている。

注意点は、バッテリー容量が36V 6.5Ah 234Whと、容量が多くないこと。最大航続距離は65キロだが、長い坂道を走るのは不向きだろう。また、evol mini F207はシートポスト内蔵バッテリーのため、バッテリーをもう一個持ち、交換しながら走るのも難しい。重量は18.3キロのため、公共交通機関での移動で使うのではなく車載移動などのカーサイクリング向け。evol mini F207は、街乗りやポタリングで使う人に向いている折りたたみE-Bikeだろう。

evol mini F207のスペック

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:18.3キロ
  • ブレーキ:PROMAX 機械式ディスクブレーキ
  • ギア(前):42T
  • ギア(後):7S 14-28T
  • フロントホイール:20インチ
  • リアホイール:20インチ
  • タイヤ:20×1.75
  • ドライブユニット:BAFANG(定格出力250W、最大トルク不明)
  • アシスト方式:リアインホイールモーター
  • バッテリー:36V 6.5Ah 234Wh
  • 充電時間:3.5時間
  • アシストモード:3段階(エコ/標準/パワー)
  • 航続距離:(65/49/37km)

文:松本健多朗

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通勤・通学クロスバイク系電アシ「evol C277」 TB1eがライバルの街乗り系電動アシスト自転車

サイクルモード東京2022BAFANGブースでは、BAFANG製ユニットを搭載した電動アシスト自転車やE-Bikeを展示、試乗することができた。今回は、アサヒサイクルのEvolエリアに展示されていたC277を紹介する。

C277は通勤・通学向けのクロスバイクタイプの電動アシスト自転車。バッテリーは脱着が行いやすいシートポスト周辺に装着した縦置きタイプ。盗難防止のリング錠&バッテリー錠や泥除け、フロントライト、前キャリアを装備しており、普段遣いを重視しているのが特徴だ。

ドライブユニットはBAFANG H400 フロントインホイールモーター。バッテリーは36V 12.0Ah 432Wh。3年間盗難補償付きで価格は13万7500円(税込、以下同)。

evol C277に試乗した感想としては、フロントインホイールモーターはこの価格帯ではパワー重視で、インホイールモーターの中ではぐいっと進む。ただ、比較的パワフルなモーターを搭載しているのか、前輪が重く、ヘアピンコーナーやカーブの切り返しが重い。これは、evol C277のライバルであるブリヂストンサイクル TB1eも似た感覚だ。本格的なスポーツサイクリングが楽しめるE-Bikeというよりは、通勤・通学などの街乗りに向いている電動アシスト自転車だ。

ブリヂストンサイクル TB1eとの違いは、TB1eの利点は回生充電機能を売りにしており(C277には無い)、最大航続距離は200キロを売りにしている事(C277は最大航続距離112キロ)。一方で、evol C277の利点は36V 12.0Ah 432Whの大容量バッテリーを搭載しており(TB1eは36.5V 9.9Ah 361Wh)、長い上り坂を走行する際は電池容量に余裕があり、フロントキャリアが標準装備(TB1eはオプション)されているので簡単にカゴが装着でき、価格が13万7500円(TB1eは15万2000円)と安いという事だろう。

13万7500円で400Wh超えの大容量バッテリー、3年間盗難補償を付いており、通勤・通学・街乗り向け電動アシスト自転車と見れば悪くない選択肢だろう。

evol C277のスペック

 

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:スチール、ストレートフォーク
  • 重量:21.5キロ
  • ブレーキ:前Vブレーキ、後ろフィン付きローラブレーキ
  • ギア(前):38T / アルミクランク
  • ギア(後):7S
  • フロントホイール:27インチ
  • リアホイール:27インチ
  • タイヤ:27×1-3/8
  • ドライブユニット:BAFANG H400(定格出力250W、最大トルク不明)
  • アシスト方式:フロントインホイールモーター
  • バッテリー:36V 12.0Ah 432Wh
  • 充電時間:不明
  • アシストモード:3段階(エコ/標準/パワー)
  • 航続距離:(112/73/61km)

文:松本健多朗

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CycleTrip BASE「無人スポーツ自転車レンタル」を2022年4月より開始 24時間いつでもスポーツ自転車がレンタル可能

ZuttoRide Sharingは4月14日、同社が運営する秋葉原にあるレンタサイクル「CycleTrip BASE」で日本初の24時間スポーツ自転車無人レンタルサービスを始めると発表した。

今回のサービスは、要望が多かった早朝からのレンタルや夜間の返却に対応できるよう、新たなサービスを開始したとのこと。

従来のレンタサイクルは、週末の早朝からレンタルをする場合は、店舗がオープンするまで待つか、前日からレンタルをするのみの状況で、オープンまで待てば、早朝からのレンタルができず、前日からのレンタルであれば、レンタル料金が1日分追加になる問題があった。また、返却時間も店舗がオープンしている間に行う必要があり、遠出した際などは戻りの時間を気にする事もあり、スポーツ自転車でも24時間いつでもレンタルできるサービスを開始した。

貸出はCycleTripのホームページよりお好み車両を選択(現時点では一部車種限定のサービス)し、予約フォームに無人レンタル希望とコメント、Web上で事前決済を実施し、CycleTripから案内される暗証番号を使って車両をピックアップする。

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オランダ「Vanmoof」最新E-Bike VanMoof S5 & A5を発表

VanMoofは4月5日、最新モデルVanMoof S5 & A5を発表した。納車は7月から順次行われる予定だ。

Vanmoof S5
Vanmoof A5

車体設計に関しては、VanMoof S5は、VanMoofの独特なストレートフレームを継承しつつ、ジオメトリーを刷新し、ホイールを小さくした。また、VanMoof A5は、Xフレームシリーズとは違うステップスルーフレームを採用している。

ハンドルにはLEDリングインターフェースを内蔵し、速度、バッテリー残量、接続状況などを伝えることが可能。また、オプションのスマホマウントと充電ポートを使用すると、ライダーのスマートフォンをダッシュボードに変え、VanMoofアプリと連携することができる。

モーターはフロントインホイールモーターで、第五世代Gen5モーターを搭載。新開発のトルクセンサーにより、ライダー自身のペースや動きに合わせてバイクが反応し、レスポンスの高い走行体験を実現すると謳っている。また、盗難防止技術は、自動格納機能によって軽くキックするだけでロックし、キーレスアンロックも搭載。また、自分のE-Bikeんび戻ったときには自動でアンロックされるようになっている。

VanMoof S5、A5の価格は31万5000円(税込)。納車は7月から順次行われる。オプションのClick-Onバッテリーなどのアクセサリーは、2022年初夏に発売予定。

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コーダブルーム・ネスト 価格改定を発表 クロスバイク・ロードバイクなど値上げを実施

ホダカは2022年4月5日、コーダブルーム(KhodaaBloom)・ネスト(NESTO)ブランドの価格改定のお知らせを発表した。一部モデルを対象に値上げを実施する。

ホダカはリリースにて、昨今の国内輸送費、海上運賃、原材料価格の高騰及び為替変動の影響を受けて、調達コストの上昇が続いており、あらゆるコストダウンに取り組んでいたが、企業努力のみでの価格の維持が極めて困難な状況となり、2022年モデルカタログのメーカー希望小売価格を改定すると発表した。

参考に価格に関しては、KhodaaBloomの場合ロードバイクのFARNA CLARISが10万9890円から12万2100円(税込、以下同)。クロスバイクのRAIL700Aが5万6100円から6万3800円。KESIKIが6万9980円から7万8100円となる。KhodaaBloom全車とパーツ・アクセサリーが対象。

NESTOは、グラベルロードのGAVELが12万5400円から13万9700円。クロスバイクのLIMIT2が5万9950円から6万9850円。E-BikeのX-VALLEY E6180は32万8900円と同価格だが、それ以外の全モデルは値上げとなる。

価格改定日は2022年5月2日を予定している。

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長崎県島原市 電動アシスト付レンタサイクル「めぐチャリ」サービス開始

島原観光ビューローは4月11日、島原市内周遊観光の2次交通網整備として、長崎県の21世紀まちづくり推進総合補助金を活用した電動アシスト自転車のレンタル事業「めぐチャリ」をスタートした。

めぐチャリは、島原城天守閣・島原港観光案内所・清流亭観光案内所の3ヵ所で貸し出し・乗り捨て返却が可能。電動アシスト自転車はPanasonic「ベロスター」と「SW」を用意している。

料金は1台1100円(9時から16時)で、延長の場合は30分毎に220円の追加料金が必要。また、島原市内観光をお得に楽しめるガイドブック型チケット「めぐりんチケット」を購入すると550円で利用可能だ。貸出時間は9時から16時で最終返却時間は17時。

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富士観光開発 地元サイクルガイド付き「富士山の自然に触れるアクティビティツアー」開催発表

富士観光開発のレジャー事業本部トラベル営業課「富士観光トラベル」は4月8日、富士山麓の自然を肌で感じることができる、地元ガイド付き「ぐるっと西湖1周タイムスリップツアー」と「青木ヶ原樹海ショートハイキングツアー」の2種類のアクティビティツアーを開催すると発表した。

「ぐるっと西湖1周タイムスリップサイクルツアー」は、電動アシスト付き自転車で西湖のおすすめスポットを約4時間かけて巡る。途中、茅葺屋根の集落が並ぶ「西湖いやしの里根場」では、ノスタルジックな風景と雄大な富士のコラボレーションを楽しむことができる。西湖いやしの里根場を散策後は、青木ヶ原樹海、竜宮洞穴を散策する。料金は一人あたり5500円。催行人数は2名から最大4名(1名催行の場合500円増し)

「青木ヶ原樹海ショートハイキングツアー」は、太古の自然が残る神秘の森青木ヶ原樹海を散策し、最強パワースポットとして有名な天然記念物「竜宮洞穴」へ立ち寄る。所要時間は2時間30分程度。料金は一人あたり3300円。催行人数は2名から最大6名(1名催行の場合1000円増し)

両ツアーとも地元ガイド案内、アクティビティ初心者でも気軽に参加できるツアーだと謳っている。

申込み方法は、ツアー催行日2日前までに電話若しくはWebサイト申込みフォームより予約する必要がある。

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サイクリング向けの折りたたみE-Bike「ESR VENTI」 BAFANG M200搭載の注目E-Bike

サイクルモード東京2022のBAFANGブースでは、BAFANG製ユニットを搭載した様々なブランドのE-Bikeが展示されていた。その中でも、今回はESR VENTIを紹介する。

ESRは神奈川県にある会社。自転車に関しては、かつてマグネシウム製フレームの自転車を製造し、現在は折りたたみ自転車の「PURSUER」で有名だ。VENTIはESR初のE-Bikeとなる。

デザインは、DAHONのHORIZE DISC風の横折れ式折りたたみフレームでリアキャリアを装備。リアキャリアの耐荷重は60キロと重い荷物を積むことができる。

一般的には何も変哲もない電動アシスト自転車だが、搭載されているモーターがBAFANG M200(定格出力250W、最大トルク65Nm)という、車体中央部に装着するミッドドライブに注目した。

なぜミッドドライブに注目したかと言うと、ミッドドライブは、インホイールモーターよりもコストがかかり、パテント関連の問題があるため、採用する企業の数が世界的に見るとインホイールモーターと比較すると多くない。筆者もE-Bikeはミッドドライブに注目しており、イベントで出展していたミッドドライブのMotinova(記事)は、わざわざ営業を探して特別に乗せてもらっている。CYCOO JAPAN(記事)は営業に乗せてほしいと頼んだが乗車できなかったが、どこかで乗車したいと考えている。

ESR VENTIの販売予定価格は、23万1000円(税込)と、比較的お手頃価格の折りたたみE-Bikeなのに、わさわさコストがかかるミッドドライブ(BAFANG M200)を採用しているため、期待できると思い試乗することにした。

ESR VENTIに搭載されているBAFANG M200(ESRチューン)のアシストに関しては、踏んだ時のレスポンス、漕ぐのをやめた時のレスポンスは非常に良くできている。この価格帯のモーターユニットで思い出すのは、Benelli TAGETEに搭載されている「BAFANG M400」だが、あのユニットは、アシストのON・OFFが荒く、大手E-Bikeユニットと比較すると扱いにくかったが、VENTIに搭載されているユニットは、大手E-Bikeユニットと同等の扱いやすさがあると感じた。

アシスト音はBosch Active Line PlusやShimano STEPS E5080と同等でほぼ無音クラス。アシストが切れる速度も時速24キロ近くまできちんと追い込んているようだ。E-Bikeユニット単体だけで見たら、Bosch Active Line PlusやShimano STEPS E6180よりも上で、この価格帯のE-Bikeユニットで対抗できるのは、ヤマハ PW-SEだろう。

因みに、BAFANG M200(ESRチューン)と書いてあるのは、BAFANGはモーターは供給するが、アシストのチューニングはメーカー独自で設定できるため。ESR VENTIに試乗した後に同じBAFANG M200ユニットを搭載したTHIRDBIKES FES MOTORに試乗するとアシストの味付けが微妙に異なっていた。ESR側は型式認定試験を受ける当日の午前中までアシストのチューニングを行っていたようだ。型式認定は取得済み。

バッテリーはフレーム内蔵で容量は345Wh。サイクリングを余裕を持って楽しむのなら最低でも300Wh以上は欲しいので、300Wh超えは嬉しい所だ。

折りたたみE-Bikeの中でもサイクリングを楽しめるモデルと言えば、デザインとコンパクトに折りたためるTernの設計に、多用なディスプレイや大容量化が可能なバッテリーなどBosch E-Bike Systemの資産という強みがある「Tern Vektronシリーズ」、スタイリッシュなデザインに加え、縦折れ機能で転がし移動もできる強み「BESV PSF1」が有名だ。サイクリング向け折りたたみE-Bikeの中でも、ESR VENTIは低価格とパワフルでスポーティな走りでTern VektronシリーズとBESV PSF1のライバルになる可能性はあるだろう。

文:松本健多朗

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ルイガノ 一部電動アシスト自転車のバッテリーリコールを発表

あさひは2022年4月5日、ルイガノブランド一部の電動アシスト自転車のバッテリーが使用中に、バッテリー内部の劣化等により、バッテリー内部より発火する可能性があることが判明したため、事故防止を目的にバッテリーの無償交換を実施すると発表した。

ルイガノブランドの当該製品は、無償交換に関してはブリヂストンサイクルのバッテリーを使用しているため、ブリヂストンサイクル窓口で実施する。

また、あさひオリジナル電動アシスト自転車である「ENERSYSシリーズ」「OFFICE PRESS-e」は、対象外となる。

無償交換対象品に該当するのかの確認及び交換の申込みについては、ブリヂストンサイクルWEBサイトで確認する必要がある。

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サードバイクス 価格改定を発表 クロスバイクなど値上げを実施 E-Bikeは価格据え置き

ホダカは2022年4月5日、価格改定のお知らせを発表した。一部モデルを対象に値上げを実施する。

ホダカはリリースにて、昨今の国内輸送費、海上運賃、原材料価格の高騰及び為替変動の影響を受けて、調達コストの上昇が続いており、あらゆるコストダウンに取り組んでいたが、企業努力のみでの価格の維持が極めて困難な状況となり、2022年モデルカタログのメーカー希望小売価格を改定すると発表した。

価格に関しては、ロードバイクタイプのFESROADが6万7500円から7万7000円(税込、以下同)。クロスバイクのFESCROSSが4万4000円から4万9500円。MTBスタイルのシティバイクのSURFSIDEが3万9600円から4万4000円。E-BikeのFESMOTORに関しては19万8000円から19万8000円と価格据え置きとなっている。

メーカー希望小売価格改定の実施時期は2022年5月2日(月)より。注文済みの商品に関しては、各販売店様へ要問い合わせ。

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CYCOO JAPAN 新型電動アシスト自転車に一軸用ドライブユニットを搭載か

サイクルモード東京2022の中でも、今回はCYCOO JAPANを注目しよう。CYCOO JAPANは、日本市場へODM生産を中心として電動アシスト自転車を10年間で約15万台以上供給して。2021年11月に登場した電動アシスト自転車メーカー。

出典:https://www.cycoo-japan.com/bycicle/tda_207z.html

現在は、主に日本電産製のインホイールモーターを搭載したママチャリ系電動アシスト自転車を製造している。今回、紹介するのは日本電産製のインホイールモーター搭載車ではなく、発売予定のミッドドライブ車だ。

展示されていた発売予定の電動アシスト自転車のモーターを見ると、一般的な電動アシスト自転車に使われている車体中央部に装着するミッドドライブが搭載されていた。よく見てみると、E-Bikeなどで使われている1軸用ドライブユニットのようだ。

低価格の電動アシスト自転車にはインホイールモーターを採用する事例が多い。これは某自転車製造会社によると、コスト削減、車体重量の削減、パテント関連の問題回避があるためインホイールモーターを採用している事例が多いとのこと。

2軸式の参考写真 出典:https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2014/1113/pas.html

また、車体中央部に装着するミッドドライブには、ヤマハ発動機などが使用している2軸式と、E-Bikeで使われている1軸式がある。2軸式はドライブユニットにギアが装着されており、そのギアが駆動してアシストを行う方法だ。ちなみにE-Bikeの主流である1軸式はクランク軸が回転しアシストを行う方法だ。

2軸式の利点は、コストを抑えながら最大トルクを上げることができる事。欠点は軽快に早くペダリングを行うとアシストがついていけなくなるため、パワーを出しにくい。1軸式の場合、軽快に早くペダリングを行ってもアシストがかかりやすいためパワーが出しやすい。欠点は、機構が複雑になるため高価になるという問題がある。

CYCOO JAPANの1軸ユニット搭載の電動アシスト自転車は、一般的に考えると大手の同クラスの電動アシスト自転車よりも高価になるのでは?と思い、価格に関して質問すると、大手の同クラスの電動アシスト自転車より価格を抑えると語っていた。

実際の乗り味が気になるため試乗を要望したが、残念ながら調整不足のため試乗はできなかった。CYCOO JAPANの新型電動アシスト自転車は2023年春発売予定で価格は未定。

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ブリヂストンサイクル 電動アシスト自転車用バッテリーのリコールを発表

ブリヂストンサイクルは2022年4月5日、一部の電動アシスト自転車のバッテリーが使用中に、バッテリー内部の劣化等により、バッテリー内部より発火する可能性があることが判明したため、事故防止を目的にバッテリーの無償交換を実施すると発表した。

今回のリコールは、2016年8月~2018年12月に製造され、2016年~2021年に販売した電動アシスト自転車の一部モデルに搭載しているC301及びC400バッテリー(補修用含む)に、バッテリー内部の劣化等により、バッテリー内部より発火する恐れがあることが判明したため。

対策内容と無償交換方法に関しては、ブリヂストンサイクル社問い合わせ窓口「電動アシスト自転車バッテリー(C301/C400)無償交換お客様コールセンター:0120-220-566」へ連絡するか、ブリヂストンサイクルHPの「無償交換お申込みフォーム」より登録すると、同社より交換用バッテリーと放電器をユーザーに届ける。対象製品は、充電は行わず、使用を中止し、周辺に可燃物が無い場所に保管することを要望している。

交換方法などの具体的な内容はブリヂストンサイクル公式サイト、もしくは経済産業省リコール情報で公開されている。

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MTBスタイルのE-Bike「XDS ADVANCE800」 10万円台の街乗りやサイクリング向けE-Bike

サイクルモード東京2022「XDS Japan」ブースでは、E-Bike「Advance 800」が展示されていた。

XDSは1995年に登場した中国の自転車会社。E-Bikeに関してはかつてマウンテンバイクタイプの「Surge」を展開していた。今回、登場したAdvance 800はSurgeの後継モデルと言っていいだろう。

バッテリーはフレーム内蔵型で、すっきりとした見た目を実現した。容量は288Whとなる。

ハンドルに装着されているスイッチは、スピードメーターなどが無いシンプルなタイプとなっている。モーターは中国・BAFANG RM G020.250.。定格出力250W、最大トルク45Nm。リアインホイールモーターとなっている。

今回、サイクルモード東京2022でAdvance800に試乗することができた。Advance800はマウンテンバイクのデザインを採用しているため、E-MTBと表記する所もあるが、実際は街乗りやサイクリング用E-Bikeとして見る必要がある。実際にXDSの営業担当者はXDS Advance800は街乗り・サイクリング用だと語っていた。

XDS Advance800の価格は18万1500円(税込、以下同)だが、このE-Bikeで本格的なオフロード走行は難しい。2022年4月12日時点で、本格的なオフロード走行が可能なE-MTBは、最低クラスがNESTO X-VALLEY E6180(記事)で、価格は32万8000円だ。

XDS Advance800を本格的なE-MTBとして見ると、モーターのパワーやトルクが不足している。後輪インホイールモーターなので、ホイールにダメージが発生するとリム交換に多額の費用がかかる。ホイール交換によるチューンナップがほぼ不可能。バッテリー容量が288Whなので、急坂走行などのオフロード走行を行うと、バッテリーが一気に消耗する。フロントサスペンションは乗り心地重視の街乗り用なので、オフロード走行で役に立たない。ワイヤー引きの機械式ディスクブレーキは制動力不足でオフロード走行には約不足という問題がある。因みに、NESTO X-VALLEY E6180は、E-MTBの最低限のクラスは保っている。

一方で、街乗りやサイクリング用E-Bikeとして見ると、モーターのパワーやトルクは必要十分。ホイール交換は行わないので特に問題ない。266Whのバッテリー容量は少なめだが、価格帯を考えると仕方ない所。フロントサスペンションやワイヤー引きの機械式ディスクブレーキは、街乗りやサイクリング、ちょっとした林道ならこれで十分だろう。

街乗りやサイクリング向けE-BikeでMTBスタイルの利点は、太いタイヤで乗り心地が良く、パンクに強い利点がある。10万円台のE-BikeではBenelli MANTUS 27 TRKがサスペンションを装着しているが、MANTUS 27 TRKはママチャリと同じタイヤ幅のため、乗り心地やパンクしにくさはXDS Advance800が有利だろう。

XDS Advance800のスペック

  • フレーム:6061アルミフレーム
  • フロントフォーク:80mm トラベル サスペンションフォーク
  • 重量:21.7キロ
  • ブレーキ:機械式ディスクブレーキ
  • ギア(前):38T
  • ギア(後):11-34t 8速
  • フロントホイール:-
  • リアホイール:-
  • タイヤ: KENDA K1162 27.5″×1.95″(ETRTO:584) E/V tube
  • ドライブユニット:BAFANG RM G020.250.(定格出力250W、最大トルク45Nm)
  • アシスト方式:リアインホイールモーター
  • バッテリー:36V 7.4Ah 266Wh
  • 充電時間:約5時間
  • アシストモード:5段階
  • 航続距離:最大60キロ

文:松本健多朗

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クロスバイクタイプ軽量E-Bike「RENAULT E-MAGIC 7016」 10万円台で軽さを求めたい街乗りE-Bike

カーブランド自転車やオリジナルの電動アシスト自転車ブランド「TRANS MOBILLY」で有名なGic。電動アシスト自転車にも参入しており、ルノーブランドからは街乗りクロスバイクタイプの「RENAULT E-MAGIC 7016」を販売している。

RENAULT E-MAGIC 7016の特徴は価格と車体重量。価格は15万4000円(税込、以下同)と、15万円クラスと、一般的な電動アシスト自転車と同じ価格帯にしたE-Bikeとなっている。車体重量も16.6キロと、この価格帯のE-Bikeとしては軽量だ。

サイクルモード東京2022では、RENAULT E-MAGIC 7016に試乗することができた。リアインホイールモーターは、パワフルというわけでは無いが、車体の軽さを活かして10万円台前半の電動アシスト自転車の中では軽快に走ることができる。ブレーキはロードバイクなどでよく使われているキャリパーブレーキ。E-Bikeの速度域でこのブレーキの効きは安心感は少ない。もっと制動力が高いブレーキが欲しいところだ。

バッテリーは24V 5.2Ahで容量は124Wh。一般的に長い距離を走るE-Bikeが欲しい場合、クロスバイクなら最低でも300Wh、できれば400Whは欲しいためRENAULT E-MAGIC 7016の124Whは街乗り用レベルだろう。

価格帯でライバルとなるのがパナソニック・ハリヤだが、アシストの力強さやバッテリー容量、盗難補償はパナソニック・ハリヤが有利。デザインや車体重量はRENAULT E-MAGIC 7016が有利だ。

RENAULT E-MAGIC 7016のスペック

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:-
  • 重量:16.6キロ
  • ブレーキ:キャリパーブレーキ
  • ギア(前):42/32T
  • ギア(後):13-34t 8速
  • フロントホイール:
  • リアホイール:
  • タイヤ: 700x32c
  • ドライブユニット:リアインホイールモーター(定格出力250W、最大トルク不明)
  • アシスト方式:リアインホイールモーター
  • バッテリー:24V 5.2Ah 124Wh
  • 充電時間:約4時間
  • アシストモード:4段階
  • 航続距離:最大40キロ

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MVアグスタ 新型E-Bikeを発表 スーパーベローチェをインスパイヤしたモデルも用意


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MVアグスタは4月6日、ドイツ・ドルトムントで行われる「DORTMUND E-BIKE FESTIVAL 2022」で、新型E-Bikeを発表した。

MVアグスタは、現在、環境に配慮したアーバンモビリティの分野に挑戦し、E-Bike「AMOシリーズ」と、電動キックボード「RAPIDO SERIE ORO」を展開している。

RAPIDO SERIE ORO

AMOシリーズは、MAHLE X35 M1+リアインホイールモーターとベルトドライブを採用し、グリス&汚れの心配がなくメンテナンスフリーなのを売りにしたシティE-Bike。今回、新たにAMO RとAMO SVが登場したので紹介する。

AMO RR

通常モデルとして続投のAMO RR。カーボンファイバー製ベルトドライブは静音性に優れ、メンテナンスも不要マグラのブレーキ、Mahle x35モーターなど、多くのハイエンドな機能を備え、極めてスタイリッシュなE-BIKEとしてコンチネンタルマーケットに登場する。AMO RRは、ブラック・イエローとレッド・イエローの2つのカラーバリエーションを用意している。

AMO R

AMO RRの妹分として、同様テクノロジーを備えているのがAMO R。マットブラックとオリーブグリーンの2色から選べ、非常に軽量で40Nmのパワーを発揮するMahle X35モーターを搭載。SRAM Levelディスクブレーキを搭載し、アルミリムホイールには、転がりと路面追従性に優れたPirelli Cycl-e DT Sportタイヤが装着されている。

AMO SV

AMO SVは、伝説のMVアグスタ・スーパーヴェローチェにインスパイアされた限定モデル。クラシカルな雰囲気とハイエンドなコンポーネント、そして現代技術を絶妙なバランスで融合させたところに魅力があると謳っている。ピレリ製エンジェルGTアーバンタイヤ、ブルックス製Cambium C17サドル、マグラ製油圧式ブレーキなどを装備。カラーリングは、ブライトイエローとマットレッドの2種類を用意している。

AMOシリーズの日本発売は不明だ。

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MV AGUSTA: The new era

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Sarti, Giorgio
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