ミニバイク風デザインで注目のE-Bikeブランド「ROCKA FLAME」

2021年10月13日から14日に、TRC東京流通センターで行われた「CYCLEFES TOKYO 2021」。数ある出展者の中でも、気になるブランドをピックアップする。

今回、紹介するのはROCKA FLAME。ROCKA FLAMEはイエローソウルクリエイションのブランドで、元々はアパレル関係ブランドだが、E-Bike事業に参入したことで知られている。このブランドの電動アシスト自転車の一番の特徴はデザインに振っているということ。現在販売されている電動アシスト自転車は70年代のミニバイクを連想させる「MAKAMI」「FUMA」の2モデルを展開している。

このタイプの電動アシスト自転車は、いくつかのブランドがライバル車を展開しているが、ROCKA FLAMEの強みは、日本の交通法規に適合し、型式認定を取得している、価格は21万8000円(税込)と、比較的手頃な価格で販売していること、そして、跨ぎやすいステップスルーフレームを採用したモデル「FUMA」を展開していることだろう。

モーターはBAFANG製リアインホイールモーターで定格出力350W。バッテリーは36V 10.5Ahの378Whで、シート下に装備している。

専用オプションも豊富にあり、特にシートは、カラーシートからシンセティックレザー、本革まで用意している。シンセティックレザーのタイプは、クロコダイルタイプまで用意されている。ライトはオプションで、オートバイのような大型LEDライトがオプションで用意されている。自転車という自由度を生かして、フロントはゼッケンプレートを装着して、小型LEDライトを装着するのもいいだろう。また、オートバイ風のデザインを生かして、ダートトラッカーのようにサイドゼッケンプレートを装着するなど、外装カスタムを提唱したら面白いかもしれない。

ROCKA FLAMEの電動アシスト自転車は跨ってみたが、意外と大柄だと感じた。筆者は身長183センチメートルあり、座った感覚では、両足の脚付きはややベタ足ぎみだが、ハンドルとサドルの長さが比較的長めに入り、車体やホイールが重く、跨った状態でハンドルを動かすと普通の電動アシスト自転車よりも重いため、自転車が大柄に感じるのだろう。「MAKAMI」「FUMA」では大柄で乗りにくい人には、2022年に登場予定のBMXスタイルの電動アシスト自転車「HAYATE」をオススメしているとのこと。HAYATEは車体中心部にモーターではなくバッテリーを搭載し、すっきりとしたスタイリングを実現したのを売りにしている。

ROCKA FLAMEの電動アシスト自転車は人気のようだ。これは、従来の自転車を購入する層を狙っているのではなく、かつて存在したホンダ・ズーマーやホンダ・マグナ50といった、かつてのお洒落な原付を求める層に合致しているのだろう。お洒落系の原付は死に絶えたが、電動アシスト自転車はスピードもそれほど出す、ヘルメット着用も任意なので髪も傷まず、ヘルメットも軽い。カッコよくて楽に走れる自転車が欲しい人には、候補に入るブランドだろう。

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