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インドのE-Bikeブランド「E MOTORAD」日本上陸

2022年5月18日(水)・19日(木)に開催された「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022〜自転車・電動モビリティまちづくり博〜in東京ドームシティ・プリズムホール」。数ある出展社の中でも、今回はE-Bikeブランド「E MOTORAD」を紹介する。

E MOTORADはインドのE-Bikeブランド。インドのE-Bike市場は、GIANT、TREKなどの国際的なスポーツ自転車ブランドはE-Bikeの取扱が無く、Hero Cycleなどインド独自の自転車ブランドがE-Bikeを展開している。

E MOTORADは、インド国内に年間9万台を製造する工場がある。arsmantri.comの”E-bike start-up EMotorad pedals into global markets”では、品質に非常に厳しい日本市場で、インド製の電動アシスト自転車を成功すれば、他の国々を制覇することは難しくないと考えているとのこと。また、ヨーロッパへの参入も考えており、スペインでの試験運用に取り組んでいる。これは欧州市場では中国製E-Bikeに高いアンチダンピング関税を課す貿易協定を行っているため、欧州市場ではインド製E-Bikeが中国製E-Bikeより優位に立っているためだ。

carsmantri.com E-bike start-up EMotorad pedals into global markets https://www.carsmantri.com/2022/04/11/e-bike-start-up-emotorad-pedals-into-global-markets/

筆者が車体やスペックを見た限りでは、E MOTORADは日本国内で現在販売されている同価格帯のE-Bikeと比較して、特に優れていると思う所は感じられず、日本市場の競争力があるのか疑問に感じる。

EMXはインド国内で初めてのフルサスペンションE-MTBを謳うE-Bike。車体には装備されていないが外付けタイプのバッテリーを装備。モーターはリアインホイールモーターで出力は250W。21段変速で26インチホイールを搭載。価格は21万8000円。

XPLORERは、20インチのファットタイヤを装着した折りたたみE-Bike。このタイプは、派手なスタイルで様々な所から似たようなスタイルのモデルが登場している。クラウドファンディングサイトで比較的安価で購入できたことで知られている。価格は29万7000円。Tern Vektron P9(日本未発売)のフレームデザインの一部を意識した「Dolphin」。駆動方式は250Wのリアインホイールモーターで、車体中央部に装着されているモーター風のスペースは、バッテリーが内蔵されている。価格は19万8000円。

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TVアニメ「進撃の巨人」とフォールディングバイク「DAHON」コラボ折りたたみ自転車が発売決定

ポニーキャニオンのグループ会社で、各種デザイン制作、グッズ企画制作、WEB関連サービスなどを事業展開するポニーキャニオンプランニングは6月15日、TV アニメ「進撃の巨⼈」と世界最⼤のスポーツフォールディングバイクブランド「DAHON」がコラボレーションした折りたたみ⾃転⾞を発売すると発表した。

アメリカの⾃動⾞ブランド。アジア系アメリカ⼈のデイビッド・ホンが、オイルショックを機に研究を始め、1983年に開発に成功した折りたたみ⾃転⾞を、1984年から本格的に製造開始。世界最⼤規模の折りたたみ⾃転⾞メーカーに成⻑したことで知られている。

ベースはDAHON ボードウォークで、進撃の巨⼈イメージカラーと調査兵団エンブレムを採用。フレームはクロモリ(クロームモリブデン鋼)製で、SHIMANO製7段変速採用。タイヤサイズは20インチ。ハンドルの⾼さが簡単に調節できるアジャスタブルハンドルポスト搭載。適応⾝⻑は145から190cm。重量は12.5キロ。折りたたみサイズはW78×H65×D34センチ。

PCPSHOPにて6⽉20⽇17時より発売受付が開始。139台限定の商品となる。価格は調査兵団エンブレム専⽤輪⾏バッグ付きで8万9100円(税込)。

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進撃の巨人DAHONコラボ紹介サイト https://pcpinc.jp/pcpshop/shingeki/bicycle/

アベントゥーライフ 岐阜市の体験型サイクルステーション&カフェ「BLOCK47」と提携 折りたたみ電動自転車の試乗・販売・メンテナンスが可能

アベントゥーライフは6月14日、岐阜県羽島市の商業施設「BLOCK47」と提携を開始し、同社の折りたたみ電動自転車「VELMO Q2」の試乗・販売・メンテナンスが可能になったと発表した。

アベントゥーライフは折りたたみ電動アシスト自転車「VELMO Q2」や、カーボンフレーム電動アシスト自転車「VELMO Pegasus」などを展開している。同社は、便利で快適な自転車生活には、近くにメンテナンスできる拠点が必要と考えており、東京のほか、福岡市・金沢市・京都市・長野県諏訪市など、全国各地に「VELMO」のメンテナンスができる拠点の設置を進めている。

2022年4月25日にオープンした岐阜県羽島市の体験型サイクルステーション&カフェ「BLOCK47」では、東海圏で初めて「VELMO Q2」の試乗、購入が可能になった。「BLOCK47」はレンタサイクルや自転車のイベント、自転車関連のモノづくり教室などを展開する施設で、VELMOのメンテナンスも実施する。

他にも、同社は「VELMO」の試乗やメンテナンスを行う提携企業を募集している。

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Wimo 電動アシスト自転車「COOZY」限定カラーと雑貨を新発売

wimoは6月16日、電動アシスト自転車「COOZY」の限定カラーとライフスタイルアイテムを新発売すると発表した。

COOZYは20インチのミニベロタイプの電動アシスト自転車。名前は、「COZY/居心地のよい」に自転車両輪を表す「〇〇」を掛け合わせた造語。

今回は、新色追加のたび完売する、限定色の宝石シリーズに「シャンパンガーネット」「グレーダイヤモンド」を2022年モデル発売に合わせて追加。7月1日に「アンバーブラウン」が発売予定となる。新色は、コーディネートに合わせやすいブラウンを、wimo独自の華やかな発色で仕上げたと謳っている。

また、2021年のトートバックとドリンクバックに続いて、ユニセックスで使えるライフスタイルアイテムを発売する。第一弾は、ワークエプロンとギャザートートとなる。

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お洒落系E-Bike「Wimo COOZY」 ミニベロスタイルで取り回しを重視したE-Bike

 

VIGORE ハンドメイドロードバイク「70next」発表 漆芸家 服部一齋氏とのコラボモデルも用意

ビゴーレ・カタオカは6月10日、3代目フレームビルダー片岡聖登の手により一つ一つ製作するハンドメイドフレーム「70next」(ナナゼロネクスト)を発表。6月23日(木)より受注開始する。

ビゴーレ・カタオカは1929年に京都で創業し、1963年にはオリジナルブランド「VIGORE」を興し、国内初の独自ブランドショップを展開したフレームビルダー。同社は、創業100年を前に、先代から受け継がれた想いを見つめなおし、これからのモノのあり方を考えるための自転車をつくりたいという想いから開発が始まった。

全体のデザイン、ラグ、ヘッドバッヂ、エンドキャップ、そしてエンド接合部の仕上げまで、70年代から受け継がれた技術とデザインを再現し、不要なものは削ぎ落とし、必要なものだけを磨き込むVIGOREのデザイン設計の原点を改めて突き詰めたと謳っている。

クラシカルなラグ溶接が抱える溶接時の熱による軟化の課題に対応する為、フレーム素材にはKAISEI 8630Rを使用。KAISEI 8630Rは肉薄で軽量な素材でありながら、クロモリにニッケルが配合されている為、溶接時の熱で結合部に剛性が生まれ、クロモリのしなやかなバネ感と合わさり、乗り手の力を前に進む力に変換すると謳っている。

推奨完成車モデルのコンポーネントパーツは、SHIMANO ULTEGRA Di2 キャリパーブレーキ仕様を採用。コンパクトなSTIレバーや、電子制御によるワイヤーの抵抗感の減少が特徴だ。

また、他にも余分なものを削ぎ落とし、本質を追求した先に生まれる機能美の感性を今改めて見つめ直すという想いをこめ、漆芸家 服部一齋氏とのコラボモデル70next 知足も展開する。

価格は70nextが完成⾞で79万9700円から。フレーム&フォークで37万4600円から。70next 知足は完成車で121万円から。

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Tern 折りたたみE-Bike「VEKTRON N8」モトベロでの試乗会を開催 「TRUNK CARGO」「Kalita」とコラボしたライフスタイルを提供

Tern日本総代理店のアキボウは6月15日(水)、電動アシスト自転車の専門店「モトベロ」各店においてTRUNK CARGOとKalitaの協力によるTernの折りたたみE-Bike「VEKTRON N8」の特別試乗会を開催する。

今回、電動アシスト自転車の専門店「モトベロ」全店において、発売予定のVEKTRON N8の試乗会が開催。今回は、車体の展示・試乗に加え、キャンプギアの収納ボックスとしての使い勝手の良さで有名な「TRUNK CARGO」と、60年以上の間レギュラーコーヒーの文化を広める為の提案を行っているコーヒー機器の総合メーカー「Kalita」の2社協力のもと、VEKTRON N8に各メーカーの商品を利用したカスタムバイクによる実施が実現。「VEKTRON N8を使った珈琲の楽しみ方」をテーマに、広がりのあるライフスタイルを提案する。

開催店舗と開催期間は以下の通り

代官山モトベロ(東京都) 2022年6月18日(土)~7月17日(日)
モトベロ二子玉川(東京都) 2022年6月15日(水)~6月19日(日)
モトベロ湘南(神奈川県) 2022年7月8日(金)~7月17日(日)
モトベロ港北(横浜市) 2022年6月24日(金)~7月3日(日)
モトベロ星が丘(名古屋市) 2022年6月15日(水)~6月19日(日)
モトベロ枚方(大阪府) 2022年6月24日(金)~7月3日(日)
モトベロ広島(広島県) 2022年7月8日(金)~7月17日(日)
※代官山モトベロでは事情により開催期間が前後する場合があります。詳細は店舗へお電話でご確認ください。

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カワサキ「noslisu 電動アシスト自転車カーゴ仕様」発表 120Lの積載スペースを実現し商用からレジャーまで対応

カワサキモータースは6月13日、電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」シリーズの新モデル「noslisu電動アシスト自転車カーゴ仕様」(以下、noslisuカーゴ仕様)を発表した。

「noslisu」は、豊富な積載性と安定感のある走行を両立した電動3輪ビークル。今回、発表された「noslisu カーゴ仕様」は、「より大容量の荷物を積載したい」という多くの要望に応えるために開発された。車体中央に積載スペースを確保することで、「noslisu 電動アシスト自転車仕様」、「noslisu EV仕様」を大幅に上回る大容量の積載性を実現。宅配業や小売での配送業務や工場内の搬送など、さまざまな物流シーンでの活用が可能と謳っている。

「noslisu カーゴ仕様」は新形状フレームと、これまでの「noslisu」をベースにリンクを追加した独自の前2輪操舵機構を採用し、大容量の積載スペースを確保しながら、2輪自転車に近いハンドリング特性を両立。また、モーターサイクルの設計技術を活かし、荷物の積載に最適化したレイアウトを実現し、120Lの積載スペースを装備した。他にも、荷物を積載した状態でも安定感のある走行を可能にするために、ステアリング およびシートの位置を見直し、車体中央付近の低い位置に積載スペースを設定している。

ベース車両は「noslisu 電動アシスト自転車仕様」を採用しているため、物流業界におけるカーボンニュートラルの実現、運転免許を持たない方など多様な人材の活用、用途に応じて自動車に代わる代替輸送手段として貢献すると謳っている。

2022年7月より「noslisuカーゴ仕様」を日本郵便株式会社に貸与し、郵便業務での活用の可能性について実証実験を行う予定。今後は、事業用途だけでなく、一般消費者に向けた販売も予定している。

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【レビュー】THIRDBIKES FESMOTOR 10万円台の本格クロスバイクタイプE-Bikeの実力は?

E-Bikeを購入する際、気になることと言えば価格だろう。E-Bikeはモーターやバッテリーといった電気関連の部品が装備されているため、従来の自転車よりも高価だ。また、E-Bikeの主要市場である欧州では、プレミアムなマイクロモビリティとして人気があり、大手ブランドのE-Bikeだと40万円台からスタートなのが一般的だ。そのため、日本でも大手E-Bikeの価格は30万円台から40万円台の価格がスタートラインの場合が多い。

そんな中、貴重な10万円台のE-Bikeとして登場したのがTHIRDBIKES FES MOTORだ。THIRDBIKESは、ホダカの自転車ブランド。「ファン」「イージー」「セーフティー」を大切に考え、「あらゆる人が気軽に楽しめるスポーツバイク」をコンセプトにしており、低価格の街乗り用スポーツ自転車をラインナップしている。

FES MOTORは同ブランドで初めてのE-Bike。BAFANG M200ユニットや、脱着可能なインチューブバッテリーを搭載し19万8000円(税込、以下同)と、低価格で登場したことで注目されている。今回、THIRDBIKES FES MOTORを借りることができたので、レビューしよう。

THIRDBIKES FES MOTORの車体をチェック

最初にTHIRDBIKES FES MOTORの車体をチェックしよう。アルミフレームを採用した車体は、脱着式のインチューブバッテリーを採用。この価格帯の電動アシスト自転車・E-Bikeは、一般的に外付け式の出っ張ったバッテリーを採用していることが多いため、10万円台ですっきりとしたデザインは貴重だろう。

バッテリー容量は36V 10.4Ah 374Wh。コスト削減のためかフレームサイズは1種類のみ。シートポストも一番下まで下げることができるように、短いシートポストが装着されている。身長175センチメートル以上の人は、別途シートポストを購入することをオススメする。

ギアはシマノ・ターニー 外装7段変速でボスフリーを採用。ブレーキは機械式ディスクブレーキ。

ヘッドライトはHapysonで、パナソニックの電動自転車用ライト、バッテリーライト等を製造していた会社。ディスプレイはBAFANGのLED表示タイプ。LEDでアシスト力の強さやバッテリー容量を表示する低価格タイプとなっている。

コスト削減で安い部品を装備しているが、抑えている所は抑えているパーツ類

E-Bikeの本場である欧州市場では、大手ブランドのE-Bikeは40万円からスタートするのが一般的だ。日本では高価格だと思う人が多いが、ドイツでは、これだけ高価なE-Bikeがオートバイの10倍以上の年間200万台の販売台数を達成(記事)している。大手ブランドのE-Bikeの価格は、本場欧州市場の動向などから見て、値上がりはあると思われるが、値下がりはありえないと思って良いだろう。

そのような状況から見るとTHIRDBIKES FES MOTORの19万8000円は非常に安い。他社の類似モデルでも、10万円台でクロスバイクタイプのE-Bikeがあるが、そのようなE-Bikeは、ホイールにモーターを装備したインホイールモーターを採用しているのがほとんどだ。

THIRDBIKES FES MOTORに搭載されている「BAFANG M200」はBAFANGが製造するミッドモーター「Mシリーズ」のエントリーモデル。車体中央部に装着し、クランクにアシストを加えるミッドモーターは、重量配分の適正化、モーターが大きくすることができるため、出力向上を行うことができるなど、様々な利点がある。そのため、Bosch、Shimano、Yamaha、Brose、Specialized SL(MAHLE)など、大手プレミアムブランドのE-Bikeがミッドモーターを採用している。

一方で欠点は、モーター単体の重量が比較的重い、構造が複雑なのでモーターの価格が高価になること。THIRDBIKES FES MOTORのBAFANG M200モーターの価格は公表されていないが、恐らくその辺を走っている安売り電動アシスト自転車と同じか、それ以上に高価だろう。

某社いわく「我が社はBAFANG M200を搭載して、この価格に抑えるのはできない」と言わしめたほど安いTHIRDBIKES FES MOTORだが、実際に見ると、ブレーキレバーは本体にプラスチックを採用している廉価版を装着しているなど、安いパーツを採用している。ただ、タイヤはブランド名は不明ながら、E-Bikeの走行にも耐えることができる硬めのタイヤを装備しており、抑えている所はきちんと抑えている。

長距離を走ると馬脚を表すFES MOTOR

今回、THIRDBIKES FES MOTORを街乗りからヒルクライムまで試してみることにした。FES MOTORに搭載されているモーター「BAFANG M200」のスペックは定格出力250W、最大トルク65Nmを発揮する。モーター音は無音クラスで静かなのが特徴だ。

BAFANGはモーターは供給するが、アシストのチューニングはメーカー独自で設定できる。THIRDBIKES FES MOTORのチューニングに関しては、長距離を走ると馬脚を表していると感じた。

FES MOTORのチューニングを言葉で表すと、「いきなり発進させないように弱いアシストで発進し、そのまま弱い踏力トルクの状態で漕ぐと弱いアシストで走る。さらに踏力を強くすると、モーターが力強いアシストが必要だと判断し、アシスト力を増やす」という感覚でアシストを行うようだ。

E-Bikeで時速20キロ以上で走行し、そこからさらに加速する場合、人間の脚はトルク重視で踏んで加速するより、脚を高回転で回してパワーを出したほうが速く走ることができる。この時、モーターは脚を高回転で回しており、踏力トルクが少ないため、FES MOTORのモーターは「いきなり発進させないように弱いアシストを作動させ、そのまま弱い踏力トルクの状態で漕ぐと弱いアシストで走る」と判断しているようだ。そのため、平地では他のE-Bikeと比較して、時速20キロ以上で走行する場合のアシスト力が弱い。

 

「いきなり発進させないように弱いアシストを作動させ、そのまま弱い踏力トルクの状態で漕ぐと弱いアシストで走る」というアシストチューニングで一番問題なのが、長い上り坂を走る場合だ。

今回、総距離約58キロ、獲得標高1618メートルのヒルクライムコースである青梅駅から柳沢峠までテストで走行した。

このような長い上り坂を走る場合、弱い踏力トルクでペダルをクルクル回すようにして上るのが一般的。これは、強い踏力でトルクをかけ続けると人間が直ぐに疲れてしまい走れなくなるのと、弱い踏力トルクでペダルをクルクル回すと脚力側のパワーが強くなる。出力(w)の式「2π xトルク(Nm)×ケイデンス(rpm)/60」を計算すれば直ぐにわかるだろう。

しかし、FES MOTORの場合、弱い踏力トルクでペダルをクルクル回すようにして走ろうとすると「そのまま弱い踏力トルクの状態で漕ぐと弱いアシストで走る」と判断し、弱いアシスト力で走ろうとする。今回の柳沢峠ヒルクライムでは、今までのE-Bikeでは、比較的アシスト力が弱いモードで走る場面でも、一番パワフルなモードを使わざるをえないことが殆どで、頂上まであと5キロの地点で電池切れとなった。

なぜ、このようなアシストチューニングになったのか推測すると「平地のみでチューニングを行った」「初心者向けで発進時の飛び出しを抑えている」だと思われる。「初心者向けで発進時の飛び出しを抑えている」に関しては、THIRDBIKESのコンセプトである「ファン」「イージー」「セーフティー」を意識しているのだろう。

可能ならアシストチューニングを「”時速0キロからの発進では”いきなり発進させないように弱いアシストで発進し、そのまま弱い踏力トルクの状態で漕ぐと弱いアシストで走る。さらに踏力を強くすると、モーターが力強いアシストが必要だと判断し、アシスト力を増やす。”走行中はいきなり発進させないように弱いアシストで発進するアシストはキャンセルし、通常のアシスト力を作動させる”」と、複雑な条件設定にすれば、飛び出し抑止とスポーティなアシストは両立すると思われる。

また、シンプルな解決方法としては、アシストチューニングを通常の仕様と同じにしつつ、ブレーキを握った時にアシストを遮断する「ブレーキカットオフ機能」を入れる方法も考えられる。

なぜ、THIRDBIKES FES MOTORのアシストチューニングが悪いと明確に言うことができるのは、THIRDBIKES FES MOTORと同じモーター「BAFANG M200」を搭載した「ESR VENTI」(記事)に乗っているからだ。

ESR VENTIのBAFANG M200(ESRチューニング)は、Bosch Active Line PlusやShimano STEPS 6180を上回り、YAMAHA PW-SEに迫る大手ブランド並のチューニングを行っており、THIRDBIKES FES MOTORよりも1歩、2歩先を行くチューニングを行っている。THIRDBIKES FES MOTORにESR VENTIのアシストチューニングを入れれば名車確定だろう。

アシストチューニングを改善すれば大きく化けるTHIRDBIKES FES MOTOR

THIRDBIKES FES MOTORは、モーターのアシストチューニングだけを改善すればオススメできるE-Bikeになっただろう。10万円台を実現するために、車体サイズは1種類しかない、細かいパーツがチープなどの欠点があるが、バッテリー容量は374Whと比較的大容量で、モーター単体の実力は高いBAFANG M200を搭載。車体性能自体もこの価格では不満は感じない。

評価を落としている全ての元凶が、コスト削減とは関係ないアシストチューニングで、この部分を改善しないと大手を振ってオススメすることはできない。現在のTHIRDBIKES FES MOTORは、街乗り電動アシスト自転車止まりの性能だが、それなら、3年間盗難補償や前かごなどのオプションがあるブリヂストンサイクル・TB1eやパナソニック・ハリヤ、ジェッターを選ぶ人が殆どだろう。

ただ、これを逆に考えると、アシストチューニングを改善すれば、評価ががらっと変わる。ESR VENTIレベルのアシストチューニングを搭載すれば、オススメできる1台となる。THIRDBIKES FES MOTORは早急にマイナーチェンジを実施したほうが良いだろう。

THIRDBIKES FES MOTORのスペック

  • フレーム: アルミ
  • フロントフォーク:アルミ
  • 重量:-
  • ブレーキ:機械式ディスクブレーキ
  • ギア(前):
  • ギア(後): 14-28t ボスフリー
  • フロントホイール:700C
  • リアホイール:700C
  • タイヤ: 700x32c
  • ドライブユニット:BAFANG M200(定格出力250W、最大トルク65Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:36V 10.4Ah 374.4Wh
  • 充電時間:約6.5時間
  • アシストモード:5段階
  • 航続距離:最大130キロ

文:松本健多朗

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電動3輪マイクロモビリティー「Striemo(ストリーモ)」登場 立ち乗り・3輪タイプのマイクロモビリティ

ストリーモは6月13日、電動マイクロモビリティー「Striemo(ストリーモ)」を発表。2022年中に販売を開始する。

ストリーモはHondaの社内起業制度IGNITIONからのカーブアウトスタートアップで、Hondaのエンジニアを中心に2021年8月に創業した会社。

マイクロモビリティ市場は国際的な脱炭素化へのシフトを背景に、市場規模が急拡大すると言われている一方、電動キックボードの事故率は自転車と比べ18倍高いなど、既存のマイクロモビリティには走行の安定性に課題がある。

Striemoは「ユーザーの安心感」を大前提に設計されたマイクロモビリティ。運転時にバランスを取ることへの不安軽減や、自然な乗車体験を提供するノウハウを活かし、ユーザーが余裕を持って、周囲に配慮しながら、運転できるのを売りにしている。

Striemoは、人がもつ自然な反応を活かした世界初の「バランスアシストシステム」を採用し、停止時も自立し、極低速から快適な速度まで転びづらく安定した走行を可能にする。また、バランス取りの不安感を軽減することで、石畳や轍(わだち)、傾斜でも進路や姿勢を乱されにくくする。

2022年中に国内にて一般消費者様向け、及び商業施設・空港・倉庫・建設現場などの移動用マイクロモビリティーとして販売。さらに、今後の歩道走行を認める規制緩和に合わせ、Striemoの強みである歩行領域の安定性を活かした開発を行くとのこと。2023年以降には欧米市場への展開を始め、将来的には、より多くの人が安全かつ容易に使える「マイクロモビリティーの新しいスタンダード」を目指す。

ストリーモ 代表取締役 森 庸太朗は「移動する楽しさの一つに発見や出会いがあります。より多くの人に移動の楽しさを提供できるのがマイクロモビリティー領域だと考えています。
一方で、既存のマイクロモビリティーは操縦性や安定性に課題があると感じていました。そこで、Hondaでのレース開発やバランス制御技術の開発経験で培った「人研究」のノウハウを活かし、大前提である安心・安全を提供できる新しいモビリティを自宅のガレージで創り始めました。
Striemoが世界中で人々の生活の中に当たり前にあるノリモノの一つになり、人々が自由な移動を楽しめる豊かな世界を作っていきます」とコメントしている。

販売に先駆け、2022年6月13日から、国内一般消費者向け抽選販売限定モデル「Striemo Japan Launch Edition( 一種原動機付自転車扱い)」の申込みを行う。価格は26万円(税込)の申し込みを受け付ける。

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スペシャライズド、エストネーション六本木ヒルズ店に期間限定ポップアップストアを出店

スペシャライズドは6月13日、エストネーション六本木ヒルズ店にてポップアップストアを出店すると発表した。

ポップアップストアで展開するバイクは、「アクティブ」にカテゴライズされるTurbo Como SLとVado SL。電動アシスト付きのE-Bikeで、スポーツバイクの「楽しさ」を誰でもすぐに親しむことの出来るのが特長と謳っている。

また、キッズバイクのHotwalk CarbonとJett 20も展示予定。Hotwalk Carbonは、レーシング用ロードバイクの開発技術を採用したカーボン製のキックバイク。Jett 20は、Specializedが提供するバイクフィッティング技術を応用したキッズ用ペダルバイクとなる。

期間は2022年6月14日(火)から20日(月)。時間は11時から21時。場所はエストネーション 六本木ヒルズ店 2F ギャラリースペース。

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ポルシェ ドイツE-Bikeドライブユニット会社「FAZUA」を買収

ポルシェは6月8日、ドイツE-Bikeドライブユニット会社「FAZUA」を買収し、完全子会社化を実施したと発表した。

ポルシェAGの執行役員会副会長兼財務・IT担当執行役員であるルッツ・メシュケは、「Fazua社は、自転車産業において豊富な経験を持つ強力なパートナーです」と述べた。

Fazua社は、専門家の間では “軽量E-Bike “というカテゴリーの創始者として知られている。ポルシェは「ポルシェブランドのパイオニア精神と完全に一致する、非常に革新的な企業です」と述べている。

2022年1月にFazua社の20パーセントの株式を取得したポルシェは、Fazoaの全株式を取得した。ミュンヘン近郊のオットブルンを拠点とするFazuaは、2022年4月に発表した新型Ride 60など、軽量かつコンパクトな駆動システム開発のパイオニア。

ポルシェは、Fazuaだけでなく、クロアチアのE-Bikeブランド、グレイプの株式の過半数を保有。今後、ポルシェのE-Bike事業は、オランダのPonooc Investment B.V.と共同で2つのジョイントベンチャーを設立することで統合される予定。1つ目のジョイントベンチャーは、高品質の次世代ポルシェE-Bikeの開発、製造、販売を行う。もう1社は、急成長するマイクロモビリティ市場のための技術的なソリューションに焦点を当てる。

合弁会社の活動とは別に、ポルシェは長年のパートナーであるRotWildと、現行E-Bikeモデルで引き続き協力する。Rotwildのパートナーシップに関しては、2021年3月には、ポルシェeBike SportとeBike Crossを発売した。

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旅する自転車「ランドナー」も電動アシスト自転車の時代!? グランボア ランドナーE-Bike仕様をチェック

現代の電動アシスト自転車やE-Bikeにはクロスバイクタイプ、マウンテンバイクタイプを中心に折りたたみ自転車タイプ、ロードバイクタイプなど、様々なモデルが用意されている。しかし、ランドナータイプのE-Bikeに関しては、世界的にマイナーなジャンルなため、ほとんど存在しない。

出典:https://grandbois.jp/blog/20220605/31387/

そんな中、ランドナー向けフレーム、パーツ、完成者の製造を行う「グランボア」が、ランドナータイプのE-BikeをWebサイトで公開している。

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Japan Bike Technique 2022(grandbois.jp) https://grandbois.jp/blog/20220605/31387/

CYC MOTOR X1

モーターは後付E-BikeキットのCYC MOTOR X1日本仕様を搭載。出力は250W (Street Mode) , 600W (Race Mode)で、BSA 68,73,83mmのBBに取り付け可能。

電動アシスト自転車・E-Bikeの自作に関しては、日本国内に関しては、後付けE-Bikeキットで電動アシスト自転車やE-Bikeを自作するのは法律的には問題ないが、何かしらのトラブルが発生した場合、自作した電動アシスト自転車やE-Bikeが日本国内法に適合しているか証明する必要があると思われる。

 

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ランドナーに後付E-Bikeキットを装着する例は非常に珍しいが、ボトルタイプのバッテリーを装着しているのもあり違和感が比較的少ない。

気になるのは、E-Bike化を行うにあたり、車体強度を保っているかどうか。

E-Bike所有者なら理解できると思うが、E-Bikeのフレームは人力自転車とは違い全くしならない。これは、E-Bikeのパワーとトルクに負けないために、頑丈に作られているためだろう。ホイールなど、その他パーツも人力自転車よりも頑丈だ。

グランボアのランドナーなど、クラシックな自転車は、現代のスポーツ自転車と比較して細めのフレームやパーツを採用しており、しなりを活用した乗り心地となっており、E-Bike用とは真逆の設計だろう。古典的なランドナーがE-Bike化によって、どれだけ乗り心地が変化するのか気になるところだ。

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既存の自転車をE-Bike化する後付キット「CYC MOTOR X1シリーズ」を解説

アクテック 4輪電動アシスト自転車「いーちゃりかー」 メイド・イン・ジャパンの多目的電動アシスト自転車をチェック

2022年5月18日(水)・19日(木)に開催された「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022〜自転車・電動モビリティまちづくり博〜in東京ドームシティ・プリズムホール」。数ある出展社の中でも、今回はアクテック 4輪電動アシスト自転車「いーちゃりかー」を紹介する。

いーちゃりかーは4輪タイプの電動アシスト自転車。コンセプトモデルは、運転手1人、乗員2人の3人乗りで、同乗者を乗せる部分に専用の板をはめることでフラットな状態にすることができ、1800ミリまでの長尺の資材を運ぶことができる、多目的電動アシスト自転車だ。

屋根付きタイプは、運転手1人と乗員2人が乗ることが可能な3人乗りタイプ。運転席にはタブレットPCのモックがあり、恐らくナビ等に使うのを想定していると思われる。

もう一台は屋根が無い一人乗り仕様。車体に装備されたデッキは可変式で、多種多様な使い方が可能だ。

形状を見ると恐らくプロトタイプだと思われるいーちゃりかーだが、通常の自転車よりも面白い。フロントサスペンションは、SR SUNTOUR XCTのジュニアMTB用フロントフォークを搭載。このような4輪自転車は、自動車のサスペンションのデザインをイメージするが、自転車のフロントサスペンションを活用しているのは面白い。

ドライブユニットはインホイールモーターを後輪1輪に装着。恐らく、もう片輪に変速機を装着するため、後輪にもサスペンションを装備するため、ディファレンシャルギアを無くすためだと思われる。

興味深いのが4輪自転車ながら4輪独立懸架を実現したこと。一般的な後2輪自転車は、サスペンションがないリジッド構造となっているが、ちょっとした路面のギャップやうねりを伝えてしまうため、あらぬ方向に行ってしまうことが多いが、4輪独立懸架のいーちゃりかーなら安心感が高いだろう。

今回、実車を走行することはできなかったが開発者曰く、”見た目からはイメージできないほどよく走るように設計した。商用車で言うプロボックスに近い”とのこと。MotoGP等のレーシングモデルを手掛けた設計者が手掛けているとのことなので期待できるだろう。

想定予想価格は50万円から60万円以上。量産開発、製造は日本の電動アシスト自転車・電動オートバイ製造会社「JOeb」が実施する。

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叡山電車×きゅうべえ コラボ企画 ス~ッと爽やかサイクルトレイン 「青もみじ溢れる初夏の里山サイクリング」開催決定

叡山電鉄ときゅうべえは6月7日、「ス~ッと爽やかサイクルトレイン『青もみじ溢れる初夏の里山サイクリング』」を2022年7月9日に開催すると発表した。

叡山電鉄は京都市の北東部「洛北」に2つの路線を持つ鉄道会社。沿線には、貴船神社や鞍馬寺など歴史ある社寺があるほか、初夏の新緑、川床で味わえる料理、秋の紅葉など四季折々の自然が楽しめる。また、展望列車「きらら」、「楕円」のモチーフが印象的な観光列車「ひえい」も用意している。

きゅうべえは1957年に京都市左京区修学院で創業、自転車に関する事業を多角的に展開する自転車総合企業。京都市内に自転車専門店を6店舗を運営するだけでなく、EC通販、シェアサイクル事業「kotobike」を展開している。

叡山電鉄ときゅうべえは、2022年3月12日に初めてサイクルトレインを運行。普段は解体しないと自転車を乗せることができない列車内へ、そのまま自転車を乗せることができるという特別感から好評を得て、再度実施する。

ス~ッと爽やかサイクルトレイン『青もみじ溢れる初夏の里山サイクリング』では、出町柳駅から列車に乗って、移り行く車窓の景色を楽しみ、ガイドアナウンスを聞きながら八瀬比叡山口駅まで移動する。

八瀬比叡山口駅到着後はサイクリングガイド先導のもと自転車でさらに北上し、大原へと続く坂道を登りきった先にて、江文神社や三千院を巡っていただく八瀬・大原エリアを満喫できるサイクリングコースとなっている。

詳しい内容は以下の通り。


ス~ッと爽やかサイクルトレイン「青もみじ溢れる初夏の里山サイクリング」

  • 開催日 :2022年7月9日(土)※雨天決行、荒天またはコース不良の場合中止
  • 集合場所:出町柳駅
  • 集合時刻:8時45分
  • コース :出町柳駅=(サイクルトレイン)=八瀬比叡山口駅ー三千院ー京都大原古民家レストランわっぱ堂(昼食)ー八瀬比叡山口駅=(サイクルトレイン)=出町柳駅
  • 解散時刻:16時頃の予定
  • 距離 :約26km(自転車での移動距離)
  • 参加条件:スポーツバイクでの走行が可能な方
  • 参加費 :6,500円(税込)
    ・参加費には叡山電車運賃及び自転車持込料、ガイド料が含まれています。
    ・昼食・飲食代、三千院拝観料は含まれておりませんので、別途ご用意ください。(目安:ランチ3,300円(税込)、拝観料700円)
  • 募集人員:14名※お申し込みが3名以下の場合は中止させていただきます。
  • 申込方法:きゅうべえのウェブサイト(URL:https://www.qbei.jp/item/pi-410641/
  • 申込期間:2022年7月1日(金)20時00分まで※定員に達した時点で、受付を終了いたします。
  • 主催:叡山電鉄株式会社
  • 共催:株式会社きゅうべえ

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電動アシストロードバイク「Specialized Turbo Creo SL」に新色登場 新たにMasterMind TCUも装備

Specializedは6月8日、電動アシストロードバイク「Turbo Creo SL」の新色を発表した。

Turbo Creo SLは、従来のE-Bikeと比較して軽さを重視したSpecialized製ドライブユニット「Specialized SL1.1」を搭載した電動アシストロードバイク。バッテリーのサイズを一般的なE-Bikeよりもコンパクトなバッテリーにするなど、様々な部分で軽量化を重視した設計にすることで、一般的なE-Bikeよりも軽く、車体重量はカーボンフレームを採用した最軽量モデルの「S-Works Turbo Creo SL」で12.2キロ、アルミフレームの「Turbo Creo SL E5 Comp」が13.9キロと非常に軽量なのが特徴だ。

今回はTurbo Creo SL Comp Carbonに新色が登場。ロードバイク版のTurbo Creo SL Comp Carbonはマルーン/レッドティント、スモーク/ライトシルバーの2色展開、グラベルロード版のTurbo Creo SL Comp Carbonはホワイトセージ/スモーク、カーボン/オークグリーンメタリックの2色展開となる。他にもカラーリングだけでなく、新たに液晶ディスプレイを採用したMasterMind TCUを装備している。

価格は、ロードバイク版のTurbo Creo SL Comp Carbonが93万5000円(税込、以下同)。グラベルロード版のTurbo Creo SL Comp Carbonが96万8000円。

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エレコム スマートフォンの充電もできる自転車用LEDライトを発売

エレコムは5月31日、ライトを点灯しながらスマートフォンが充電できる、モバイルバッテリー機能付き自転車用LEDライトを発売したと発表した。

今回の商品は、自転車のハンドルなどに取り付け、ライトを点灯しながらスマートフォンへ充電できるLEDライトで、万が一の事故、災害の際に、「SOS」のモールス信号パターンで点滅するモードを搭載し、周囲に助けを求めることができると謳っている。

クランプタイプのブラケットが付属し、自転車のハンドルなどに取り付けが可能。BCA-M01L-3350シリーズ(200lm)は、ボタン1つで点灯2段階、点滅2段階、SOS点滅モードの点灯調光ができる。

また、BCA-M02L-3350シリーズ(400lm)は、ボタン1つで点灯3段階、点滅2段階、SOS点滅モードの点灯調光が可能。他にも、ストラップホールを備えている。発光時の色温度は7000K、設計上の発光時間は20000時間となる。

防水等級はIPX5相当。USBポートは防水ではないため、雨天時は必ずラバーキャップを装着して利用する必要がある。

充電に関しては、スマートフォン等を最大出力12W(5V/2.4A)で充電可能。USBポートに搭載した高性能ICが接続機器を自動で見分け、最適な出力で充電できる“おまかせ充電”に対応している。また、スマートフォンと本製品を接続した状態で充電すれば、それぞれ交互に接続し直す必要のない“まとめて充電”が可能となっている。また、Bluetoothヘッドセットやワイヤレスイヤホンなど、充電電流の小さな小型電子機器も充電することができる低電流モードを搭載している。ライトには最大1.8Aで急速充電が可能だ。

価格は200lm/3350mAhタイプが5280円(税込、以下同)。400lm/3350mAhタイプが5980円。

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南榮工業 組立できる保管庫「サイクルハウス」に新色ブラックが登場

南榮工業は5月31日、組立できる保管庫「サイクルハウス」に新色ブラックが登場したと発表した。

サイクルハウスは、頑丈な黒色ターポリン生地に赤色のZIPがアクセントの保管庫で、サイズは自転車が2台入るもの3台入るものの2サイズ展開となっている。

また、黒色のターポリン幕は高い防水性能と耐候性を有していると謳っている。幕や部材が破損してもスペアの用意があり、別途購入可能。オプションでスタンドがない自転車を駐輪できるサイクルストッパーや、簡易棚も用意している。価格はオープン価格。

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南榮工業 https://nan-ei.net/

南栄工業 サイクルハウス 2台用 BK

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京福電気鉄道 北野天満宮×大覚寺「兄弟刀セット券」登場 北野天満宮、大覚寺、レンタサイクル、バスがお得に楽しめる

京福電気鉄道は6月7日、北野天満宮(宝物殿)と大覚寺(霊宝館)で同時公開される「両社寺の歴史と兄弟刀」展にあわせ、北野天満宮・大覚寺の拝観引換券、嵐山駅からのレンタサイクル(2時間)、「バス(市バス・京都バス・西日本JRバス)・嵐電一日券」をセットにした北野天満宮×大覚寺「兄弟刀セット券」を7月2日に発売すると発表した。

近年、北野天満宮の太刀鬼切丸(髭切)と大覚寺の太刀薄緑(膝丸)が源氏の兄弟刀として注目を集め、両社寺ではこれまでも2回、特別展を同時公開している。今回第三弾となる公開に合わせて、観光客、近隣住民も公共交通機関である電車とバス、自転車を乗り継いで目的地へ移動できる企画券を発売する。

北野天満宮は菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社で。平安時代中頃に、多治比文子(たじひのあやこ)や近江国(滋賀県)比良宮の神主神良種(みわのよしたね)、北野朝日寺の僧最珍らが当所に神殿を建て、菅原道真公を祀ったのが始まりとされる。

大覚寺は弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。いけばな発祥の花の寺で、「いけばな嵯峨御流」の総司所(家元)で、時代劇・各種ドラマのロケ地としても有名だ。

北野天満宮×大覚寺「兄弟刀セット券」は、オリジナルチケットケースに、バス(市バス・京都バス・西日本JRバス)・嵐電一日券、北野天満宮宝物殿 拝観引換券、大覚寺霊宝館 拝観引換券、大覚寺 拝観引換券、レンタサイクル引換券(3段変速つき自転車 ※2時間ご利用、嵐山駅の「駅の足湯」ご利用券付) をセット。

発売期間は2022年7月2日(土)から9月12日(月)まで。また、「両社寺の歴史と兄弟刀」展の開催期間は2022年7月9日(土)から9月12日(月)までのため注意が必要。価格は3500円(税込)。

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京福電気鉄道 https://www.keifuku.co.jp/