アクテック 4輪電動アシスト自転車「いーちゃりかー」 メイド・イン・ジャパンの多目的電動アシスト自転車をチェック

2022年5月18日(水)・19日(木)に開催された「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022〜自転車・電動モビリティまちづくり博〜in東京ドームシティ・プリズムホール」。数ある出展社の中でも、今回はアクテック 4輪電動アシスト自転車「いーちゃりかー」を紹介する。

いーちゃりかーは4輪タイプの電動アシスト自転車。コンセプトモデルは、運転手1人、乗員2人の3人乗りで、同乗者を乗せる部分に専用の板をはめることでフラットな状態にすることができ、1800ミリまでの長尺の資材を運ぶことができる、多目的電動アシスト自転車だ。

屋根付きタイプは、運転手1人と乗員2人が乗ることが可能な3人乗りタイプ。運転席にはタブレットPCのモックがあり、恐らくナビ等に使うのを想定していると思われる。

もう一台は屋根が無い一人乗り仕様。車体に装備されたデッキは可変式で、多種多様な使い方が可能だ。

形状を見ると恐らくプロトタイプだと思われるいーちゃりかーだが、通常の自転車よりも面白い。フロントサスペンションは、SR SUNTOUR XCTのジュニアMTB用フロントフォークを搭載。このような4輪自転車は、自動車のサスペンションのデザインをイメージするが、自転車のフロントサスペンションを活用しているのは面白い。

ドライブユニットはインホイールモーターを後輪1輪に装着。恐らく、もう片輪に変速機を装着するため、後輪にもサスペンションを装備するため、ディファレンシャルギアを無くすためだと思われる。

興味深いのが4輪自転車ながら4輪独立懸架を実現したこと。一般的な後2輪自転車は、サスペンションがないリジッド構造となっているが、ちょっとした路面のギャップやうねりを伝えてしまうため、あらぬ方向に行ってしまうことが多いが、4輪独立懸架のいーちゃりかーなら安心感が高いだろう。

今回、実車を走行することはできなかったが開発者曰く、”見た目からはイメージできないほどよく走るように設計した。商用車で言うプロボックスに近い”とのこと。MotoGP等のレーシングモデルを手掛けた設計者が手掛けているとのことなので期待できるだろう。

想定予想価格は50万円から60万円以上。量産開発、製造は日本の電動アシスト自転車・電動オートバイ製造会社「JOeb」が実施する。

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