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札幌のシェアサイクル「ポロクル」が2019年営業開始、 複合経路検索サービス「mixway」で連携・対応再開も

経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は2019年4月26日(金)より、札幌市で提供されているシェアサイクル「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始する。これにともない、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway(ミクスウェイ)」での連携・対応を再開する。

シェアサイクルは、街中に設置された貸出・返却場所(ポート)にある共用の自転車を、必要な時に利用できる移動手段。2018年6月に閣議決定された「自転車活用推進計画」にも盛り込まれており、全国各地で導入が進んでいる。

それらシェアサイクルの中でも「ポロクル」は、特定非営利活動法人が運営するシェアサイクルサービス。札幌市内中心部に約40ヵ所以上のポート、350台の自転車が設置し、利用者は累計3万人を突破している。2019年シーズンより、株式会社NTTドコモのシェアサイクルシステムを導入し、電動アシスト自転車の採用、予約機能の追加など新たなサービスを展開する。

また、ヴァル研究所では2018年5月より、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway」において、札幌市のシェアサイクル「ポロクル」と連携し、鉄道やバスと「ポロクル」を組み合わせた経路検索や、リアルタイム情報(貸出・返却可能台数)の提供を行っていた。「ポロクル」の冬期の営業休止により「mixway」での連携・対応も休止していたが、「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始にともない、2019年4月26日(金)より再開する。

 

「mixway」は、鉄道やバスなどの公共交通とシェアサイクルを組み合わせた「経路検索」や、ポートの位置やリアルタイムな空き状況などがわかる「リアルタイムポートマップ」を利用できるスマートフォン向けWebサイト。公共交通の経路検索サービス「駅すぱあと」をベースに、シェサイクルを組み込んだ“複合経路検索サービス”として提供を行っている。

ポロクルの内容

利用料金 <個人向けサービス>
・1回会員:150円/1回(1回60分以内、超過料は100円/30分)
・月額会員:1,800円/月(1回60分以内、超過料は100円/30分)
・1日パス(観光案内所・ホテルなど):1,500円
・1日パス(コンビニエンスストア):1,300円※法人向けサービスなど詳しくはポロクル公式サイトよりご確認いただけます。
https://porocle.jp/price/
営業期間 2019年4月26日(金)~10月31日(木)
営業時間 貸出 7:00~21:30
返却 7:00~22:00
提供エリア 札幌市内中心部(約40ポート)
公式サイト https://porocle.jp/

Mixwayの内容

サービスURL https://mixway.ekispert.net/
連携・対応サービス ・ポロクル(https://porocle.jp/
・ドコモ・バイクシェア(https://docomo-cycle.jp/
・PiPPA(https://pippa.co.jp/

低価格E-MTB Benelli TAGETE27.5インプレ 伊豆大島を回った時に感じたことをまとめる

ヨーロッパを中心に注目されているE-Bike。そんなE-Bikeの中で、主流となりつつあるのがオフロードを気軽に走行できるE-MTBだろう。日本でもミヤタ、ヤマハ、BESVなど様々なブランドがE-MTB業界に参入している。

その中でも、Benelliは、低価格で購入できるE-MTBを製造していることで知られている。今回、紹介する「Benelli TAGETE 27.5」は、2017年に20万円を切る価格で登場したことで有名だ。(現行の2018年モデルの価格は238,000円)

今回、ZuttoRide Sharing株式会社が運営する、宅配レンタサイクルサービス「CycleTrip」(https://cycletrip.jp/ja/)の協力で、BESV PSA1とBenelli TAGETEを伊豆大島で走らせることができた。

取り回しは一般的なE-MTBと同等

Benelli TAGETEを押し歩きした場合の取り回しは、一般的なE-MTBと同等だ。重いバッテリーがダウンチューブに搭載されているため、押し歩きは一般的なママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも重く感じるだろう。

ドライブユニット「BAFANG M400」は、どのような味付けか?

Benelli TAGETE 27.5に搭載されているドライブユニットは「BAFANG M400」。定格出力は250W、最大トルクは80Nm(BAFANG公式サイトから)。アシスト時に発する音は静かで、パワーとトルクが両立したBosch Active Line風に感じた。ヤマハ・YPJ-R/Cのように最小限までアシストを絞りこんでおらず、常時アシストしてくれるようだ。ただ、ヤマハ・PW-SEと比べると、レースみたいに脚を高回転で回したときのアシストの追従が足りず、低速でヘアピンカーブを曲がる時は、アシストが余分にかかる荒っぽいかかり方が発生する。最大トルクは大手ブランドの本格E-MTBユニット並(Bosch Performance Line CX、シマノ STEPS E8080、ヤマハ PW-X)の力があるが、これらの問題により二番手扱いなのが実情だ。しかし、BAFANG M400搭載車の価格帯が、大手E-Bike用アシストユニット搭載車よりも低価格なので、価格の差と理解すれば良いだろう。

アシストの設定に関しては、BenelliはBAFANGから許可を得て独自にマッピングを行っているとのこと。年式にもより改善を行っており、現行型の2018年モデルは、アシスト力が少なくなる高速域(24km/h超)では、アシストの切れ方継ぎ目の無いセッティングにしている。(サイクルモード2018で試乗)

筆者が今回乗った2017年型は、かつてサイクルモードで試乗した事がある。サイクルモードでは、アシストがかからない24km/h以上のスピードを出すことがあり、このときは高速域のアシストの切れ方がわかりやすく感じた。しかし伊豆大島を走行したときは、そのような場面が無かったので特に気にならなかった。BESV PSA1との比較では、PSA1よりもパワフルに走るため、上り坂や平地はPSA1よりも楽に走行できる。

※大手E-Bike用アシストユニット…ヤマハ PWシリーズ/Bosch Active Line/シマノ STEPSシリーズ/パナソニック スポーツドライブユニット

大容量バッテリーのおかげで、伊豆大島を楽しめる

TAGETE27.5には、11Ah/36Vの大容量バッテリーを搭載している。今回、岡田港→三原山頂上駐車場→大島公園→波浮港→元町港とヒルクライムありのコースを回った。BESV PSA1は、バッテリー残量が不足し、途中で充電することとなったが、Benelli TAGETEは、途中でアシスト力を下げながらもバッテリーの充電なく走行できた。山坂道が多い所を走るのならBESV PSA1よりもBenelli TAGETEが良いだろう。

下り坂では運転しにくい理由は?

Benelli TAGETEのバッテリーは、ダウンチューブに搭載されている。これはBenelli TAGETEに限らない問題だが、下り坂でコーナーを曲がる時は車体が寝かしにくいため自転車らしさを感じない。これは、同行したスタッフも同じ意見だった。この特性は同じくダウンチューブにバッテリーを搭載したE-Bike(ミヤタ・クルーズ、ミヤタ・リッジランナー、ヤマハ・YPJ-XC)でも変わらない。

本格E-MTBとBenelli TAGETEとの比較

日本市場には既に本格的なE-MTBが売られている。これらE-MTBとBenelli TAGETEと比較するといくつか気になる所がある。例えばドライブユニット。Benelli TAGETEに搭載されているBAFANG M400ドライブユニットは、本格的なE-MTBに使われているドライブユニットよりも大きい。そのため、他のE-MTBよりもホイールベースやリアチェーンステーが長く、間延びした設計になってしまう。また、ホイールの装着も剛性が高いスルーアクスルではなく、一般的なスポーツ自転車に使われているクイックリリース規格を使っている。筆者はマウンテンバイクには疎いため詳しく書かないが、現代のクロスカントリーMTBで流行の設計とは外れているように見える。今後増えつつある本格的なスポーツ走行を行うユーザーは比較試乗を行ったほうがいいだろう。

低価格でE-MTBを楽しめるのが売りのBenelli TAGETE

Benelli TAGETEの一番の特徴は、低価格でE-MTBが楽しめることだろう。スポーツ自転車用のドライブユニットに、油圧ディスクブレーキを装備しており、トレイルライドを楽しむことができる。2019年4月現在、これより安いE-MTBは無い。

また、Benelli TAGETEはマウンテンバイク的な使い方だけでなく、街乗りにも合うだろう。荷台の装着ができ、太いタイヤやサスペンションを生かして街乗りやガイドツアーに使うのも1つだ。気になる所は、ドライブユニットが日本では新興企業のBAFANGだということ。信頼と実績があるパナソニックが20万円前半でE-Bike(XU1)があるため、ブランド力を上げるのが課題だろう。

Benelli TAGETE 27.5のスペック

  • フレーム:BENELLI ALUMINUM 6061アルミ
  • フロントフォーク:SR SUNTOUR SF14-XCR32-27.5 100mm
  • 重量:22.0kg
  • ブレーキ:TEKTRO HD-T290 油圧式 ディスクブレーキ (180・160mm)
  • ギア(前):BENELLI 38T
  • ギア(後):SHIMANO CS-HG50-10 11-36T 10段変速
  • フロントハブ:QUANDO FK68 100mm 36H
  • リアハブ:QUANDO RK68 135mm 36H
  • リム:BENELLI MD114 27.5
  • タイヤ:MAXXIS CROSS MARKⅡ 27.5×2.1
  • ドライブユニット:BAFANG M400(最高出力250W、最大トルク80Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:36V 11Ah。バッテリー交換目安 700~900回
  • 充電時間:約4~6時間
  • アシストモード:最大6段階
  • 航続距離:最長100km

文:松本健多朗
協力:CycleTrip/ZuttoRide Sharing株式会社

2020年度最新版 「Benelli」ブランドのEバイクまとめ【E-Bikeブランド辞典】

四国一周サイクリング オリジナルグッズをオンラインショップで販売

自転車で四国一周しながら食、景色、文化、出会いを楽しむ四国一周サイクリング『CHALLENGE 1,000kmプロジェクト』では、四国一周にチャレンジするサイクリストに対して、より快適なサイクリングを楽しんでいただくためにグッズ販売を開始した。

オンラインショップでは、これから「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、四国一周サイクリングにチャレンジする人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、現在四国一周サイクリングにチャレンジ中の人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、すでに四国一周サイクリングを完走した方(チャレンジ終了の方)が利用できる。

オンラインショップでは、「ウインドブレーカー」〈12,960円(税込)・S~XXLサイズ〉、「パンツ(肩ひも付)」〈9,720円(税込)・S~XXLサイズ〉、「キャップ」〈2,700円(税込)・Freeサイズ〉を、ラインナップしている。

公式サイト:https://cycling-island-shikoku.com/

JR土浦駅直結「プレイアトレ土浦」にレストランなど食を楽しむ複合施設「STATION LOBBY」が登場

サイクリングと街づくりで注目されている「プレイアトレ土浦」。JR土浦駅直結で自転車店やレンタサイクルがあることで知られているが、2019年4月26日にレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」、中華バル「Hao2 ごはん&BAR」、カフェ「SLOW JET COFFEE COOKIE」、コワーキングスペース「Lap’s」、学習スペース「STEADY STUDY」をオープンする。

2フロア全400坪に誕生する食を楽しむ複合施設「STATION LOBBY」では、“日本一の駅の待合所”をテーマに、カフェ、レストラン、中華スタンド、クッキングスタジオ、フォトスタジオ、コワーキングスペースで土浦駅での食のシーンを一新。駅で過ごす時間が恋しくなるような、ここでしか味わえない、バラエティ豊かな“食と暮らしの楽しみ”を届ける。

2Fには1フロア一面200坪を占める全150席のレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」に、撮影だけではなく定期的に写真教室などを開催する「阿部写真館」。「NANAIRO Eat at Home!」 の料理も楽しめるリビングスタイルの「RIBAYON」スペースを用意した。

NANAIRO Eat at Home! ナナイロイートアットホームは、ワイワイ集えるビッグテーブルや、靴を脱ぎリビングスタイルでくつろげるスペースがある。また、誰でも利用可能な卓球台やママに嬉しいおむつ替えスペースや小さいお子様も楽しめるキッズスペースも備えている。

茨城県産野菜のバーニャカウダ 1,000円

つくば鶏のグリル ハニーディジョンマスタードソース 1,400円

料理はイタリアンを主軸に、気軽に楽しめるアラカルトを豊富にラインナップ。新鮮な野菜や魚介、ボリューム満点の肉料理など多彩なメニューの数々に、アツアツの焼きたてがサーブされる窯焼きピザを用意。

3Fは自家焙煎のコーヒーを提供するカフェ「SLOW JET COFFEE COOKIE」と中華バル「Hao2 ごはん&BAR」が軒をかまえ、フードコートのようにお好みで席をチョイスして楽しめる。

Hao2ごはん&BA

「Hao2 ごはん&バー」は、お昼はボリューム満点の絶品中華でクイックにエネルギーをチャージでき、夜は点心や小皿料理をつまみに、ゆっくりお酒と楽しんだり、がっつりごはんもチョイ呑みもいける、気軽に使える駅ナカの中華スタンド。

SLOW JET COFFEE COOKIE スロージェットコーヒークッキーは、SLOW[生豆から焙煎して一杯ずつ丁寧にドリップ]と JET[深煎り豆をエスプレッソマシーンで高速抽出]の2種類のコーヒーで、豆選びから焙煎、淹れ方にまでこだわった至極の一杯。スペシャルティ・コーヒーの旗手的存在といわれるイルガチェフェを使用したオリジナルローストをサイフォンで丁寧にドリップする。「華やかでフルーティー」な酸味と香りを楽しめる一杯を提供。

この他にも、JR土浦駅直結でビジネスマンやフリーランスで働く方々のコミュニティスペースとしても利用できるコワーキングスペース「Lap‘s (ラップス)」 や、スロージェットコーヒーにてドリンク1杯購入することで利用できる、毎日使える学生のための勉強とカフェスペース「Steady Study(スタディ スタディ)」も用意している。

https://stationlobby.jp/

超軽量なスポーツミニベロ KhodaaBloom Rail20とは?

オンロード用スポーツサイクルがメインのKhodaa-Bloom。ラインナップの殆どはロードバイクだが、スポーティなクロスバイクやミニベロもラインナップしている。その中でもRail20はKhodaa-Bloomのスポーツサイクルの中では珍しいスポーツミニベロだ。

Rail20の一番の特徴は重量。税抜き62,000円と低価格ながら、車体の重さは僅か8.4kg(フレームサイズ480mm)と軽い。価格が安いからと細かい所をコストダウンしているわけでなく、ブレーキはシマノ製Vブレーキ(BR-T4000)や、ベル・ライト・スタンドが標準装備されており、後々カスタマイズを行わなくて良いのは大きい。ホイールは、NOVATECH製ハブを搭載したスポーク数が少ないオンロードスポーツ用。6万円台の自転車では良いホイールが装着されている。

Rail700の20インチバージョンとも言える乗り味

Khodaa-Bloom Rail20の走行感覚は、Rail700の20インチバージョンとも言える感覚だった。

軽量スピードクロスバイク Khodaa-Bloom Rail700シリーズを解説

Rail700シリーズは、柔らかめのアルミフレームに直進安定性が高い設計を採用したスピードクロスバイク。この特性はRail20にも生かされている。例えばコーナーを曲がる時は、小径タイヤ特有のクイックな曲がりかたでなく、比較的ゆったりとしたミニベロらしくないハンドリングでコーナーを曲がる。そのため、クイックなハンドリングに不安がある初心者でも扱いやすいだろう。

また、ミニベロとして考えると比較的乗り心地が良い。安いミニベロにある、アスファルトを手でなぞるような、ビリビリとした振動が少ない。タイヤはKENDA K1018 20×1.25HE「Kriterium」と言うオンロード用のスポーツライド用タイヤを採用。一般的なエントリー用スポーツ自転車に使われているタイヤよりも高価で、乗り心地に貢献していると思う。しかし、Rail20の乗り心地は標準装備されているタイヤ(20×1.25インチ)よりも、1サイズ上の20×1.5インチタイヤを装着した乗り心地に近いが、これはRail700シリーズ譲りのフレームもあるだろう。これ以上の乗り心地とスポーティさを両立するのなら、Tartaruga Type Sportを選ぶしか無い。

モバイルツーリングバイク タルタルーガ Type Sportを解説する

Rail20は、街乗りとスポーティさを両立したい人に向いている。比較的ゆったりとしたハンドリングや乗り心地だけでなく、タイヤを少し太くすることや、泥除けが装着可能なクリアランスがある汎用性や、標準装備されているベル・ライト・スタンドは街乗りを行う上では重要だ。この価格帯で街乗りとスポーティさを両立したミニベロはKhodaa-Bloom Rail20ぐらいだろう。一方で、街乗りの汎用性を犠牲にしても、クイックなハンドリングやよりスポーティな乗り心地を求めたいのなら、Rail20ではなくNESTO FROID AやHarry Quinn MAGICを考えよう。

  • フレーム:AL6061 EAST-Lアルミフレーム
  • フロントフォーク:アルミフォーク
  • ギア:前 PROWHEEL SO-252AA8 52T 420:165mm,480:170mm/後SHIMANO CS-HG50-9 11-30T 9速
  • メインコンポーネント:Shimano SORA
  • ブレーキ:SHIMANO BR-T4000 Vブレーキ
  • タイヤ:KENDA K1018 20×1.25HE
  • 付属品:サイドスタンド・ベル・フロントライト

走行性能と折りたたみを両立した「大径ホイール折りたたみ自転車」を解説


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小さく折り畳めることで、一般的な自転車よりも持ち運びがしやすい折り畳み自転車。多くの折り畳み自転車は、折り畳みサイズを小さくするために小径ホイールを採用しているが、一部では24インチや26インチといった、大径ホイールを採用した折り畳み自転車がある。利点は小径ホイールよりも段差に強く、安定して運転できる事。欠点は折り畳みサイズが大きい事だ。

そんな大径ホイール折り畳み自転車はマイナーな存在だ。折り畳み自転車の世界は、コンパクトに折りたたんで使うのを重視する傾向がある。また、一般的なスポーツ自転車は車輪を外して袋に入れる輪行ができるため、大径ホイール折り畳み自転車の需要が少ないのもあるだろう。そんな状況でも日本で売られているモデルを紹介する。

24インチ横折れタイプ

Tern・Node C8

20インチ折り畳み自転車「Tern Link」シリーズをそのまま大きくしたようなモデルがTern Node C8。泥除けを装備した街乗り仕様の折り畳み自転車だ。一般的な大径ホイール折り畳み自転車とは違い、ハンドルポストも折れるため、比較的コンパクトに折りたためる。大径ホイールでもできるだけコンパクトに折り畳みたい人に向いている。

  • FBL jointアルミフレーム/スチールフォーク
  • Vブレーキ
  • 46T(前)Shimano, CS-HG31, 11-34T,8-speed(後ろ)
  • Schwalbe Impac Big Pac, 507, 24×2.00 F/V(タイヤ)
  • 折り畳みサイズ:W86×H84×D39cm
  • 重量:14.0kg

26インチ横折れタイプ

Dahon・Espresso D24

武田産業・シナネンサイクルが取り扱っているDahon Espresso D24は、日本で売られているDahonの中で唯一の大径ホイール折り畳み自転車。ZOOM製フロントサスペンションを採用しマウンテンバイク風味をもたせている。D4DSTEM搭載し、折り畳み時には奥行きを極限までフラットにすることを実現。

  • XA Seriesアルミフレーム/ZOOM, Hydraulic Damping, Lockoutサスペンションフォーク
  • Vブレーキ
  • 28/38/48T(前)13-32T,8-speed(後ろ)
  • Kenda 26″*2.0″ (50-559) Black E/V(タイヤ)
  • 折り畳みサイズ:W98×H108×D38cm
  • 重量:15.1kg

Tern・Joe C21

Tern唯一の26インチ折り畳み自転車。DAHON Espressoとは違い、跨ぎやすいフレーム形状や、サスペンションが無いフロントフォークを採用。そのため重量も比較的軽い。

  • FBL joint アルミフレーム/ハイテンスチールフォーク
  • Vブレーキ
  • 28/38/48T(前)14-28T,7-speed(後ろ)
  • Schwalbe Impac Big Pac, 26×1.75 F/V(タイヤ)
  • 折り畳みサイズ:W92×H85×D35cm
  • 重量:13.9kg

MONTAGUE

メインフレームに折りたたみヒンジが無いのが特徴のMONTAGUE。折りたたみ自転車では珍しくオフロード走行が可能なモデルがラインナップされている。26インチモデルのMTBタイプや700Cタイプのクロスバイクタイプがラインナップされている。

MONTAGUE

5Link 700c MUSASHI/R

700c MUSASHI/Rはファイブリンクス初のロードバイクタイプの折りたたみ自転車だ。フレームはリア三角部分を折りたたみ、車輪を外す方式を採用。一般的な折りたたみ自転車のより複雑だが、700Cホイールを採用しながらコンパクトな折りたたみを実現した。

輪行を重視した折り畳める本格ロードバイク「5Links 700c MUSASHI/R」

大径ホイール折りたたみ自転車が合っている人は?

大径ホイール折りたたみ自転車が合っている人は、小径ホイールの欠点が気になる人に向いている。小径ホイールは一般的な大径ホイールと比べると、直進安定性が悪い、スポークがしならないので乗り心地が悪いなどの欠点がある。それでも、多くの折り畳み自転車に使われているのは、折り畳んだ時のサイズが小さくなるためだ。

大径ホイールの折り畳み自転車は、小径ホイールの問題を解消してくれるが、一方で折り畳みサイズが大きい物がほとんどだ。そのため、頻繁に鉄道で輪行するのではなく、自動車に載せてサイクリングを行う人に向いている。

MTB・グラベルロードなどのホイールのインチアップ/インチダウンについて解説

一部のスポーツ自転車では、ホイール径を変更することで、走りの特性を変えられる物がある。ホイールをインチアップ・インチダウン化させて、走行特性を変えられる物と言えばグラベルロードが有名だが、それ以外の車種でも行える自転車もある。

26インチ→700Cインチアップ化(マウンテンバイク)

26インチマウンテンバイクが主流だった時代、マウンテンバイクで街乗りやサイクリングをする時は、幅の細いスリックタイヤにするのが一般的だった。

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しかし、幅の細いスリックタイヤにすると、同時に車輪の径が小さくなる問題があった。そのため、マウンテンバイクに700Cの車輪を装着して700C化を行う人がいた。700C化MTBの利点は、スリックタイヤよりも細くて軽量なロードバイク/クロスバイク用タイヤが装着できることと、26インチに変更しオフロード走行が両立できること。700Cのインチアップ化に関しては、クリアランスが大きいMTBフレームに、幅の細いオンロード用タイヤを装備するため、干渉の問題は無かったようだ。

出典:http://www.louisgarneausports.com/07bike/dw-1.htm

この方法は、一般的にはユーザーがカスタマイズするのが一般的だった。しかし、写真のルイガノ・DWのように、700Cのホイールを標準装備し、あとから26インチMTBホイールを購入して、オンロードとオフロードの両方を楽しめる自転車も存在した。

26インチMTBに27.5インチ(650B)ホイールでインチアップ化

MTBのホイールが取り回しは良いが走破性が低い26インチと、取り回しは悪いが走破性が高い29インチの2極化だった時に、その中間と言える27.5インチが登場した。登場時は部品選択が少なかったため、26インチMTBに27.5インチのホイールを入れてインチアップ化する事例があった。

マウンテンバイクを26型から650B(27.5)にインチアップ!(ぶろぐであさひ):https://blog.cb-asahi.co.jp/maintenance/97/

2016年当時、主流だった26インチマウンテンバイクを、容易に27.5インチ(650B)マウンテンバイク化できる利点があった。しかし、インチアップ化によりフレームとの接触の危険性があるなどの問題があり、27.5インチマウンテンバイクが主流になると、見なくなったカスタマイズだ。

グラベルロードで27.5インチ(650B)⇔700Cホイールを両立する

グラベルロードでは、27.5インチ(650B)と700Cホイールを両立できる車体が増えている。27.5インチ(650B)ホイールが搭載できる利点は、700Cよりも太いタイヤが装着でき、ホイールの直径が大きくなりすぎないため、ハンドリングが良好という利点がある。注意点としてはGT GRADEのように700Cホイールしか対応できないグラベルロードや、Cannondale SLATEのように650Bホイールしか対応できないグラベルロードがあるので、購入前には確認したほうが良いだろう。

 

神奈川県藤沢市と駐輪場シェアサービス「みんちゅう SHARE-LIN」が協定を締結

アイキューソフィア株式会社は、2019 年3月28日、スマートフォン等を利用して、空いている土地・スペースを誰でも貸し借りできる駐輪場シェアサービス「みんちゅうSHARE-LIN」の運用を、神奈川県藤沢市と連携して開始する協定を締結した。

交通の利便性が高く、都心や横浜への通勤・通学圏としても発展してきた藤沢市。通勤通学等で自転車が多く利用され、藤沢市も、通常の駐輪場に加えて公道に路上駐輪場を100台以上整備するなど、積極的な取り組みを行ってきた。そのような中で「みんちゅうSHARE-LIN」と提携することにより、藤沢駅の駅前を中心に小規模分散型の駐輪場を増やすことで、更に自転車の活用をしやすい街づくりを実現できると期待し、今回の提携に至ったとのこと。

「みんちゅうSHARE-LIN」はわずかな時間から空いている土地・スペースを誰もが貸し出すことができ、誰もが借りることのできる駐輪場のシェアサービス。スマートフォンアプリ(Android 版・iOS 版)、WEBから貸し出し、利用予約の全てを行うことが可能だ。「みんちゅうSHARE-LIN」の活用で、駅周辺のわずかな土地や店舗の空きスペースを駐輪場にすることができ、駅前店舗を利用する際などの短時間駐輪で必要とされる小規模分散型駐輪場の確保が可能となるとのこと。商業施設等の駐輪禁止にしている場所や、店舗前の小さな空きスペースを駐輪場として貸し出すことで、新たな駐輪スペースの確保ができるようだ。

今回は藤沢駅周辺にて開設し運営を行い、管理面に関しては、アイキューソフィアが駐輪場の看板設置、放置自転車の処分、トラブル対応を行い、藤沢市は実施区域内の提携駐輪場で不正駐輪が発生した場合に、市の交通安全巡視員による不正駐輪に対する警告、移動、保管作業を実施する。

利用の流れは、駐輪スペース貸し出し希望者が、駐輪場所や利用可能日時、利用料金等の情報を「みんちゅうSHARE-LIN」に登録を行い、駐輪スペース利用希望者が、利用したい場所や日時に利用可能なスペースを「みんちゅうSHARE-LIN」で検索し、予約登録(駐輪料金は予約時に支払い)する。

.今後は実施区域にて「みんちゅう SHARE-LIN」による駐輪場を順次開設し、藤沢駅南北で200台分の駐輪場の拡充を目指していくとのこと。また、サイクリングロードとの連携等、観光地としても人気の高い藤沢の地で広く「みんちゅうSHARE-LIN」を活用していただける取り組みを展開したいとのことだ。

みんちゅう SHARE-LIN:https://www.min-chu.jp

バーレーから新しい自転車用ベビーカー6モデルの販売を開始

高品質な自転車用ベビーカーを製造するアメリカの「Burley Design(以下 バーレー)」。日本での販売元を務める、ライトウェイプロダクツジャパン株式会社は、バーレーの新しい自転車用ベビーカー6モデルの販売を開始した。

ディー・ライトX

自転車でけん引する子供を載せられる「自転車用ベビーカー」は、自転車の後ろ車軸にバーを装着し、主に2輪の車両をけん引する構造だ。

左右の2輪で支え、重心が低いため、転倒の可能性が極めて低く、自転車のバランスを崩しにくいだけでなく、着座位置が低いので、子供が自分で乗り込め乗降時の事故が少ない。子供だけでなく荷物を積んで牽引ができ、自転車だけでは運べない荷物も運べる利点がある。

「自転車用ベビーカー」は、アメリカを中心に1980年代より普及が進み、昨今の安全意識の高まりで、日本でも注目を集めている。バーレーの製品は、けん引時に月齢12ヵ月から身長が約105cmぐらいまでのお子様が乗車可能。

今回、登場した6モデルは以下の機能が標準装備されている。

  • UPF 50+ のUVカットウィンドウで、日差しも安心。
  • 1輪式手押しベビーカーキットが付属し、自転車から切り離して単独のベビーカーとしても利用可能。
  • 金属スポーク + ゴムの空気入りタイヤを採用し、乗り心地と走破性を重視。
  • 堅牢なアルミフレームで万一の転倒・衝突時も乗員を守る。
  • 前面メッシュウィンドウおよびレインカバーが付属。本体は撥水仕様。
  • 道具不要で簡単に折畳が可能。

・ディー・ライトX 2人乗り 138,000円

独立したリクライニングシート、幅を広げたフレーム、調整式サスペンション等、バーレーベビーカーのすべてを備えた最上位モデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/xdlite-x/

・キャブ X 138,000円

独立したリクライニングシート、幅を広げたフレーム、調整式サスペンション等、バーレーベビーカーのすべてを備えた最上位モデルに樹脂製フロアを採用した頑丈なモデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/cub-x/

・ディー・ライト ダブルv2 2人乗り 128,000円

ディー・ライトXから独立リクライニングを省略した上級モデル。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/dlitedouble-v2/

・ディー・ライト シングル 1人乗り 108,000円

ディー・ライトの1人乗り。横幅を抑えて走行性能と取り回しが向上。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/dlitesingle/

・アンコール X 2人乗り 99,800円

サスペンション・リクライニングなどの快適性能を備えたベーシックなモデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/encore-x/

・アンコール V2 2人乗り 79,800円

自転車けん引でも手押しベビーカーとしても使えるベーシックなモデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/encore-v2-green/

URL: https://www.riteway-jp.com/

上場ネット企業役員を辞め、折りたたみ自転車に挑む小林正樹氏が語るirukaの秘話と拘り

理想の折りたたみ自転車を作り、多くの人にその魅力を広めたい――。そんな思いから、インターネット広告代理店「株式会社オプト」の取締役CFO(最高財務責任者)を辞め、「株式会社イルカ」を設立した小林正樹氏。約10年間にわたって折りたたみ自転車の開発を続け、ついに2019年5月にirukaが発売される。リリースに先立ち、折りたたみ自転車irukaの開発秘話や、拘った所を語ってもらった。

開発に10年かかった理由

-irukaは自転車発売までに10年ほどかかりましたが、時間がかかった理由を教えていただけますでしょうか。

基本設計にも一年以上かかりましたが、次に問題になったのが工場探しです。irukaを開発する際、台湾や中国の自転車工場に協力を打診しました。

しかし、殆どが「無理」だという反応でした。irukaは独特な機構を採用しているため、開発・製造は難しいという理由です。

工場の社長に設計データやスケルトンモデルを見せたところ、気に入ってくれ、開発を引き受けてくれた工場もありましたが、実際に進めると上手くいかず、また工場探しに戻ることがありました。

そんな状態が7年続き、最後に「絶対にできるのでやろう!」という工場が現れました。そして3年ほどの開発期間を経て、ようやく完成したのです。

-開発で最も苦労したのはどんなところでしょうか。

構造です。irukaはフレーム中央にスリット(穴)があり、折りたたみ時はそこに車輪を入れる構造を採用しています。そのため、折りたたみ状態で移動するときに、車輪を転がして移動することが可能なのです。

しかし、僅かな誤差でも、折りたたみ時に車輪がフレームと干渉してしまう問題が発生しました。根元ではコンマ0何ミリの誤差でも、先端に近づくと大きな誤差になるのです。そこで設計から生産まで見直しを行い、ようやくクリアでき市販化が可能になりました。

その他にもフロントフォークの折りたたみ構造やハンドルポストの設計を変更・改良し、剛性を強化することで、安定したハンドリングを実現するなど、細かい所にも拘っています。

 

-開発期間中、他社からirukaのような折りたたみ自転車が先に登場しないか、不安になりませんでしたか?また、開発を諦めようと思ったことはありますか?

開発に失敗し、工場探しに戻るときが何度かありましたが、やはり落ち込みました。しかし、irukaを作るのを辞めようと思ったことは一度も無かったです。ここまで作るのが大変なら、irukaみたいな折りたたみ自転車は簡単に出てこないだろうと感じたのです。そういう意味で、不安はありませんでした。

機能とデザインを両立するためにこだわった所

-irukaは感性に訴えるカッコよさを重視するとブログに書いてありましたが、どのような部分を拘ったのか教えてください。

一般のスポーツサイクルユーザーだけでなく、自転車に興味がない人でも楽しんでもらえるよう、様々な拘りがあります。

例えば、折りたたみ時のデザイン。一般の折りたたみ自転車は、折りたたみ時の奥行きを小さくするため、前後の車輪が重ならないデザインとなっています。

しかしirukaは、前後輪が重なって折りたためるようになっています。これは、折りたたんだときに車輪で移動するためだけでなく、左右対称で美しく見えるからです。形状も、縦横比が黄金比になり、視覚的にも安定して映るようになっています。

出典:iruka

-irukaは車輪中央部に穴が空いているため、雨天走行は服が汚れやすいと思います。泥除けを装着することは可能でしょうか。

可能です。量産車ではダボ穴をつけ、汎用品の泥除けがつけられます。将来的にはiruka純正品の泥除けも考えています。

-部品に関して拘った所はありますか?

一般ユーザーにも街乗りを楽しめる部品を採用した所です。例えば変速機は、内装変速機「シマノ・アルフィーネ 8S」という、内装8段変速機を採用しました。外装変速機は軽量で価格も安く、スポーツ走行では便利です。しかし、停車中に変速できない、細かい調整が必要など、街乗りでは不便な所もあります。一方、内装変速機は変速ギアが露出していなく、停車中でも変速でき、頻繁にメンテナンスをしなくても良いため、街乗りでは計り知れないメリットがあると思い採用しました。

-車体には、外装変速機が装着できる台座がありますが、装着している理由を教えてください。

外装変速機の台座は装着していますが、どうしても外装変速機にしたいユーザーに向けて装着しました。普通に外装変速機を搭載した場合、チェーンラインの関係で全段動かすことができないため注意してください。

-「シマノ・アルフィーネ 8S」を採用した理由を聞かせてください。

変速時のタッチや精度がよく、スポーティに走れるのと、サイレントクラッチが装備されており静かに走れるため採用しました。

アルフィーネには内装11段変速仕様があります。しかし、irukaは街乗りを重視した折りたたみ自転車というコンセプトを考えると、11段仕様はギアの段数が多く、高価なため採用を見送りました。

-ブログではirukaは1車種1カラーのみで勝負するとのことでしたが、その理由は何でしょう。

irukaはこれからデビューする後発の折りたたみ自転車なので、アイデンティティを持たせるために、1車種1カラーでスタートしたいと思いました。ただ、将来的には限定カラーを発売することも検討したいと考えております。

-iruka「iPad」などに通じる、他の自転車にはないクールなカラーリングですが、どういった理由でからでしょうか?

irukaのカラーリングに関してはアルマイトを採用しました。この塗装を採用した理由は、塗装では出せない美しさが出るのと、ひっかき傷でも剥がれないためです。

-2018年4月にLORO世田谷で試作車(iruka T7.1)を公開したとのことですが、評判はいかかでしょうか。また、なぜ市販前に先立ち公開したのでしょか。

長年ブログやSNSで開発までの工程を公開していたため、早くみたいという人が多く、試作車を公開しました。LORO世田谷の方の話によると、動員数は異例なほど多かったとのことでした。評判として、折りたたみのギミックと走行感が良いという声が多くありました。

-irukaのカタログ写真には、日本的な物を加えている写真が多いですが、その理由を教えてください。

出典:iruka

irukaはWEBサイトのドメインをiruka.tokyoにするなど、東京発のブランドであることを売りにしています。そのため、東京情緒がある写真を採用しています。

-海外市場は検討していますか?

海外へ販売するのは決定しています。まず、日本とほぼ同時期に台湾で販売し、その後はヨーロッパ、ASEANとワールドワイドに販売する予定です。

東日本大震災で再実感した自転車のポテンシャル

-初期のブログでは、電動アシスト自転車版も出す予定と書いてありましたが、現在も考えていますか?

現在は考えていないです。理由は2つあり、1つはアシストのON・OFFの作動感覚が合わないからです。開発中に何台か電動アシスト自転車に乗ったのですが、感覚が合わなくてよってしまい、中止にしました。

もう1つの理由は東日本大震災です。

-と言いますと?

私は東京のオフィスで震災に遭遇しました。公共交通機関が麻痺し、いたるところに人が溢れていて、家に帰れなくなったのです。妻も23区の会社に努めていたのですが、非常事態なので一緒にいたいと思い、オフィスに置いてあった研究用の2台の折りたたみ自転車で、妻のところへ向かいました。1台は私が乗り、もう1台は妻の会社がある方向へ行きたいという方に、かわりばんこで乗ってもらい、自転車のポテンシャルを再実感しました。

-どのような所で、ポテンシャルを実感したのですか?

タイヤに空気が入っていてワイヤー類が切れていなければ、多くの人が自転車に乗れます。法的には乗り物ですが、実際は眼鏡や義足など体の一部に近いと感じ、それが自転車の本質であり、凄いポテンシャルがあると実感しました。

電動アシスト自転車の場合、電池が切れると重い自転車になってしまい、その魅力の一部分がスポイルされてしまうと思ったのです。電動アシスト自転車の有効性は十分理解していますが、そちらに関しては他社さんにまかせたいと考えております。

-「自転車を主な移動手段とするライフスタイル」を広めるとのことですが、何かしらのアプローチを行うことは考えておりますか?

ポップアップストアの出店を検討しています。自転車に関しては実用性が高いアクセサリー「iruCart」「iruCarry」「iruCatch」をラインナップし、自転車を移動手段としたライフスタイルをアプローチします。

出典:iruka

irucartは、コンパクトで荷台になるカートです。私は元々、サイクルトレーラーを使っておりました。積載能力が増えるので素晴らしいのですが、問題もありました。東京で使った場合、小径自転車2台分なみに車体が長くなり、駐輪が難しく、内輪差も大きく使いづらいのです。しまなみ海道では問題にならなかったのですが。そのため、irucartはコンパクトで、都市部でも使えるサイクルトレーラーにしました。

-irukaに装着する荷台「irucarry」の特徴を教えてください。

出典:iruka

irucarryは、シートポストのクランプに装着し、サドルに装着したカプラーとベルトで吊り下げる荷台です。一般的な折りたたみ自転車はフレームにキャリアを装着しますが、これは折りたたみすると、荷物を外す必要があります。irukaは折りたたみ状態で駐輪や転がし移動を想定しているため、その都度荷物を外すのは違和感があります。irucarryは荷物を装着したままでも駐輪や転がし移動が可能です。また、取り外しもクランプとベルトを外すだけの簡単設計となっています。

-irucatchとは、どういう部品でしょうか?

出典:iruka

irucatchはハンドル中心部に装着したホルダーです。一般的な自転車用バッグは自転車専用品が殆どで、ファッションに合わないデザインや、中に入っているバッグを出し入れしないといけない問題があります。そのため、汎用性があるバッグを引っ掛けるホルダーを作りました。

これらのアクセサリーはirukaだけでなく、多くの折りたたみ自転車に使用できるように設計しています。irukaには、標準装備でサドルにオプションパーツを装着するカプラーがあり、そちらも販売します。

-販売計画はどのように考えていますか?

現在、ファーストロッドは150台を予定しております。また、最初の販売は関東圏に絞り込もうと考えております。その理由として、irukaが東京発を売りにしているのと、サポート体制をじっくりと立ち上げて販売したいからです。最終的には全国に販売する予定です。

株式会社オプトを退職し、自転車会社「イルカ」を立ち上げた小林氏の道程は長く険しかった。理想の折りたたみ自転車を求めるため、何年もかけて工場探しの旅をすることになったが、それでも諦めなかった。そして、完成したirukaは、独創性と実用性を両立した他社にはない折りたたみ自転車で、完成度は非常に高い。しかし、irukaはまだ泳ぎ始めたばかり。モビリティに新しい風を吹かせるか注目したい。

文:マツモトケンタロウ
協力:株式会社イルカ/小林正樹

http://iruka.tokyo/

低価格で買える電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY CONVENIENT」が登場

電動アシスト折り畳み自転車で有名なGicから、折りたためる電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY CONVENIENT(トランスモバイリー コンビニエント)」を2019年4月下旬に発売する。

「TRANS MOBILLY CONVENIENT(トランスモバイリー コンビニエント)」は、電動アシスト折り畳み自転車「TRANS MOBILLY」シリーズの中で、一番安い電動アシスト折り畳み自転車だ。車輪サイズは20インチを採用し、折りたたみサイズは840×490×710mmとなっている。バッテリー容量は5.8Ahで、1回の充電での走行距離は約45km。変速機はなく、電動アシストの起動方法もバッテリーにあるボタンで起動させる方法でシンプルなのが特徴だ。

●スペック

  • 商品名      :TRANS MOBILLY CONVENIENT(トランスモバイリー コンビニエント)
  • フレーム材質   :スチールフレーム
  • サイズ      :20インチ
  • 折りたたみサイズ :840×490×710mm
  • 重量       :約20kg
  • タイヤサイズ   :20×1.75英式バルブ
  • 補助速度範囲   :0~10km比例補助/10~24km逓減(ていげん)補助
  • モーター定格出力 :250W
  • バッテリー型式  :充電式リチウムイオンバッテリー
  • 電圧       :36V
  • 容量       :5.8Ah
  • バッテリー寿命  :約500回
  • 電源       :AC100~240V 50/60Hz
  • 消費電力     :208.8Wh
  • 充電器定格出力電圧:DC42V 2.0A
  • 充電時間     :約3.5時間
  • 希望小売価格   :65,000円(+税)
  • カラー      :レッド、ネイビー、ホワイト

BAFANGユニット搭載のE-Bikeブランド「EVOL」とは?

Panasonic、Yamahaといった日本ブランドから、GIANT、MERIDA等の有名スポーツ自転車ブランド、BESVといった新興ブランドまで、数多くの企業がE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)市場に参戦している。今回紹介するのは、2019年に登場予定のアサヒサイクルのE-Bikeブランド「EVOL」だ。

アサヒサイクルはサイクルモード2018で「Rize」ブランドで出典していたが、発売するにあたり「EVOL」と名前を変えたようだ。

Bafangユニットを搭載したアサヒサイクルの低価格E-Bike「Rize」とは?

ラインナップはRizeで出典していた時と変わっていない。注目のモデルはクロスバイクタイプのEvol C700とグラベルロードタイプのEvol D700だろう。

Evol C700は「BAFANG M400」ドライブユニットを搭載したクロスバイクタイプのE-Bike。198,000円(税別)と低価格ながら大容量バッテリー搭載を搭載し、最大航続距離約103Kmを実現。20万円を切るE-Bikeは小型バッテリーを搭載したヤマハ・YPJ-Cしかないため、気軽に流行の大容量バッテリーを搭載したE-Bikeに乗れる。

グラベルロードタイプのEVOL D700は、コンパクトなグラベルロード用ドライブユニット「BAFANG M800」を搭載。車体重量は17.5kgと比較的軽量だ。

Evolシリーズで気になるのがアシストの”味付け”。E-Bikeはカタログスペックだけではわからない事が多い。特にBAFANG社のドライブユニットは、アシストの”味付け”を自由に設定できるとの話がある。市販モデルに試乗してみたい所だ。

Evol 公式サイト:https://evol-bikes.com

大阪府でロードバイク・クロスバイク等に乗れるレンタサイクル一覧

西日本の行政・経済・文化・交通の中心都市として有名な大阪。サイクリングコースに関しては、琵琶湖や京都がある。公共交通機関も豊富で、新幹線を使えば、しまなみ海道の玄関口である尾道まで約1時間40分で行け、四国、九州行きフェリーもある。サイクリングに関しては東京エリアよりもコースが豊富だろう。

今回は、大阪エリアでロードバイク・クロスバイク等のスポーツ自転車に乗れるレンタサイクルを紹介する。レンタサイクルは、会社によって表示している情報は多かったり少なかったりする場合があり、レンタサイクル会社の都合によって情報が変わる可能性が非常に強いため、ご自身の責任において利用してください。

グローバルウィールズ

Cannondale、GIANT等のロードバイクをメインだが、クロスバイクも借りることができる。自転車だけでなく自転車用バッグやGPSナビなどもレンタル可能だ。長期間レンタルを行う場合、有料で配達も行う。

https://globalwheels-japan.com/

場所:大阪府大阪市都島区中野町5丁目2-5
営業時間:受け取りは午前8時から午前10時まで/返却は午後6時まで。午後6時半から午後7時までは1000円、午後7時から午後8時までは2000円の追加料金が発生する。
車種:ロードバイク(GIANT、Louis Garneau、Cannondale等)、シクロクロス(TREK)、クロスバイク(TREK)、シティサイクル
料金:ロードバイク:1日5,000円 クロスバイク:1日4,000円

アバンギャルド泉南熊取店

和歌山と大阪にあるサイクルショップ。車種は不明だがクロスバイク、マウンテンバイク、アルミフレームロードバイク、カーボンフレームロードバイクがレンタルできる。返却する場合は、事前に返却場所を指定する必要があるが、大阪泉南熊取店か和歌山店のどちらかで返却可能だ。

http://agbike.jp/rental.html

場所:
車種:アルミ/カーボンフレームロードバイク。クロスバイク
料金:アルミフレームロードバイク:1日3,500円 カーボンフレームロードバイク:1日5,000円 クロスバイク:1日2,500円。(どれも日帰り)1泊2日のプランもある。

クロスビープランニング

Cannondaleブランドのスポーツ自転車がメインのレンタサイクルショップ。レンタサイクルだけでなくアウトドア用品のレンタルやライドイベントも行っている。

場所:大阪府大阪市住之江区新北島1-5-13
車種:アルミフレームロードバイク(Cannondale、Scott)グラベルロード(Cannondale)、クロスバイク/マウンテンバイク(Cannondale)、キッズ用スポーツバイク(Cannondale)
料金:ロードバイク(エントリーモデル):1日6,000円 ロードバイク(ミドルグレード):1日7,500円 クロスバイク/マウンテンバイク:1日4,500円。(どれも1日プラン)4時間プランもある。

KURASHI CYCLE

クロスバイクがメインのレンタサイクル店。ヘルメット、カギ、ライトは無料でレンタル可能だ。

http://www.kurashicycle.jp/rentdecycle/

場所:大阪府茨木市末広町2-14 ユートピア末広1F
車種:アルミフレームロードバイク(GIANT、FELT)、クロスバイク(GIANT、Raleigh)
料金:ロードバイク:1日3,200円 クロスバイク:1日2,700円。(どれも1日プラン)

Velo屋

一般自転車だけでなくクロスバイクのレンタサイクルも行っている。料金にはヘルメットもついている。

http://veloya.hp4u.jp/rental

場所:大阪府茨木市末広町2-14 ユートピア末広1F
車種:アルミフレームロードバイク(GIANT、FELT)、クロスバイク(GIANT、Raleigh)
料金:クロスバイク:1日2,500円。その他にも4時間プランや、24時間プランなどもあり。

シクロライダーのレンタサイクル・シェアサイクル関連記事まとめ

イギリスの折りたたみ自転車「ブロンプトン」を解説 利点や欠点・ライバルも紹介


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2013-11-04 14.46.28

世界には多種多様な折り畳み自転車がある。その中でも長年にわたり、多くの人に愛用されている折り畳み自転車と言えばブロンプトンだろう。快適に街中を走ることができ小さく折り畳むことができるシティコミューターとして乗る人がおり、さまざまな折り畳み自転車ブランドがライバルが登場していることでも知られている。今回はブロンプトンの利点と欠点、ライバル車などについてまとめてみた。

ブロンプトンの利点と欠点

ブロンプトンの利点といえば、折り畳み性能と走行性能を両立した所だろう。折り畳みに関しては横60×縦58×奥行き30cmと小さく折り畳める。参考を上げるとするとDahon Routeの場合横89×縦64×奥行き34cmなので、いかにコンパクトなのかがわかる。そのため、大サイズのコインロッカーなら余裕で入れることが可能だ。

コインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車一覧

ブロンプトンよりも小さく折り畳むことができる折り畳み自転車はあるが、このような折りたたみ自転車は、車輪の大きさを極端に小さくしている物が多い。そのため歩道の段差程度でも躊躇してしまう物がある。一方、ブロンプトンは16インチの車輪径を採用したため、歩道の段差程度なら気を使わずに通過できる。また、ハンドルからサドルまでの距離が長くとっているため、身長が高い人でも窮屈せず運転が可能だ。フレームやフロントフォーク、シートポストまで様々な所にスチール素材を採用しつつも、重さは12kgクラスと比較的軽量なのも大きい利点だ。

欠点は、折り畳み性能と街乗り性能を追求したため改造は非常に難しい事。たとえばブロンプトンのブレーキレバーは極端に下を向いているが、これは折り畳み時の奥行きを短くするためだ。またブロンプトンは特殊な変速機を採用しており、後輪がパンクした場合修理に時間がかかる。

ブロンプトン 後輪の外し方(グリーンサイクルステーション):http://www.gcs-yokohama.com/entry/15737/

ブロンプトンは完成度が非常に高い一方で伸びしろが殆ど無い折り畳み自転車だ。購入する時はそれを理解して試乗して買おう。

BD-1・BirdyとBromptonは何が違うか?

ブロンプトンとよく比較された折り畳み自転車と言えばBD-1だろう。かつて、BD-1はブロンプトンと同じ輸入代理店で売られていた。価格帯も近く、自転車本やネットでも比較される事がある。

かつて筆者はBD-1・スタンダートフレーム(セーフティーサスペンション装着)を所有していた事がある。ハンドリングは、ブロンプトンのほうがBD-1よりも安定している。かつてBD-1は、落ち着きがないハンドリングで知られていた。これは、特徴的な前サスペンションが原因と言われており、一部ユーザーはBD-1に通常のリジッドフォークを装着すると、ハンドリングが安定したという話もあるほどだ。因みに現行モデルのBirdyに関しては不安定なハンドリングは解消されている。

タイヤは、Bromptonは16 x 1- 3/8でBD-1は18×1.5。乗り心地については、BD-1は前後にサスペンションがあるので、社外品等の部品を使えば乗り心地を変えられる利点がある。

ギア比はBD-1が有利だ。BD-1は一般的な外装変速を採用しているため、ギア比のセッティングは比較的自由だ。ブロンプトンは外装2段、内装3段、外装2段×内装3段の6段変速仕様の3タイプがある。外装2段は汎用性が低く平地重視のマニアックな仕様。内装3段は街乗り程度の坂なら対応可能な街乗り仕様、外装2段×内装3段の6段変速は、外装2段は坂の多さ等時と場所によって位置を固定して、内装3段変速をメインに使う汎用的な仕様だ。脚を速く回すスポーティーな走りよりも、ゆったり走るのが向いている。

乗車姿勢は、両車とも体が大きい外国人用に考えたのか、非常に大柄な自転車だと感じる。身長180cmの筆者が乗っても普通に乗れる。個人的にはブロンプトンのほうが、乗車姿勢はアップライトでコンパクトに感じた。

車体デザインの割には、走り系では無いがギア比が豊富なBD-1と、車体デザインの割にはよく走るがギア比が少ないブロンプトン。価格に関してはBD-1のほうがラインナップが豊富で安いが、それでも15万円近くする。

BD-1とブロンプトンは、折りたたみ自転車というジャンルの自転車ではなく、「BD-1」と「ブロンプトン」という1つのジャンルのような自転車だろう。BD-1とブロンプトンは両車とも高価で簡単に買う自転車ではない。自分には何が欲しいのか、何を捨てるかを考え、試乗をして選ぶのを薦める。

理想主義を貫いた折りたたみ自転車 Birdy Monocoque/Birdy Classic

社外品ヒンジクランプは要注意

ブロンプトンは細かい部品を交換可能にすることで、長く使うことが可能だ。例えばシートスリーブは交換可能になっている。

折り畳みヒンジは驚くほどシンプルだ。このヒンジは交換可能なため、劣化しても交換すれば長く使えることだろう。ヒンジクランプに関しては純正品だけでなく社外品が売られているが、社外品の購入はやめたほうがいい。

ブロンプトンの折りたたみヒンジクランプはコの字形状となっており、底部分との隙間が少なくなると交換と言われている。しかし、一部の社外クランプは新品時ですら要交換状態の隙間が少ない物も存在する。また、社外ヒンジクランプを使用することによりフレームが破損する事例がある。また、輸入代理店はサードパーティ製品を使用したフレームの不具合につきましては保証対象外となる。

製造物責任法等の問題があるため、想定外の使用にかんしてはやらないほうがいい。カーボンフレームロードバイクは荷台の装着やオフロード走行はできず、某折りたたみ自転車ブランドに関しては「非純正品のロングタイプのシートポストに交換したら保証できないのでやらないでほしい。」「バイクパッキングタイプのシートバッグを装着するとシートポストに過剰な負荷がかかるからやめてほしい。」と言う所もある。

ロードバイクでキャンプは無理?ロードバイクの積載重量を覚えておきたい理由

ブロンプトンのライバル

Harry Quinn Roller

ルノーライトシリーズで有名なGicから販売されている折り畳み自転車。ブロンプトンよりも低価格で購入できるが、折り畳み時のおさまりが悪いためか、折り畳みサイズはブロンプトンよりも大きい。フレームはアルミフレームを採用し、内装3段変速を装備。

ハリークインからブロンプトン風の折りたたみ自転車「Roller」が登場

Harry Quinn Portable E-Bike

Harry Quinn Rollerの電動アシスト自転車バージョンとも言える。前輪インホイールモーター仕様の電動アシスト折り畳み自転車で航続距離は最大80km。海外市場では電動アシスト自転車版のブロンプトンが売られているが、日本では販売されていないため、電動アシストブロンプトンの代用品として買う人もいるだろう。

電動アシスト折り畳み自転車「ハリークイン PORTABLE E-BIKE」を解説

DAHON Curl i4

大手折り畳み自転車ブランド「Dahon」版のブロンプトンとも言えるモデル。折り畳みサイズは横58×縦54×奥行き27cmとブロンプトンよりも小さく折り畳める。

Dahon CURLとBromptonを比較する時に気にするべき部分

iruka

2019年発売予定の折り畳み自転車。コンセプトはブロンプトンと同じだが、ブロンプトンのコピーではなく独自の発想で造られている。一般的な事務机に入り、縦置きすれば新幹線の座席に座った状態で足の間に置けるように、縦方向が35cmと低くしたのが特徴だ。

モバイル変身折りたたみ自転車「iruka 量産サンプル車」を紹介 ブロンプトンの比較も

折り畳み自転車界の名車の地位にあるブロンプトン

折り畳みサイズと走行性能を両立したブロンプトンは、少なくない会社からライバルが登場している。街乗りを追求した折り畳み自転車なので、スポーツ性を求める人には向いていないが、多くの人が愛用している。折り畳み自転車界の中でも名車の1つと言えるだろう。

ブロンプトンが登場する漫画

ブロンプトンが登場する漫画で有名なのが「おりたたみ自転車はじめました」(著:星井さえこ)。「おりたたみ自転車はじめました」の作者である星井さえこさんは、折りたたみ自転車を楽しむ自転車漫画をTwitterなどで公開している事で知られている。今回のコミックエッセイは、折りたたみ自転車で井の頭恩賜公園から四万温泉、しまなみ海道をめぐるサイクリング漫画に、折りたたみ自転車に関するコラムも用意されている。

おりたたみ自転車はじめました

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ブロンプトンを借りることが出来るレンタサイクル一覧

ブロンプトンを買う時、一般的には試乗を行うだろう。しかし、短時間での試乗では、その自転車を理解するのが難しい場合がある。そこでお薦めしたいのがレンタサイクル。ブロンプトンをレンタルできるレンタサイクルは何件か存在するので、レンタルしてじっくり乗るのも1つだろう。

ル・サイク土浦店:茨城県

土浦駅に併設されている自転車店「ル・サイク土浦店」。様々な自転車がレンタルできるがブロンプトンも借りることができる。2018年10月現在、日付を跨いでのお貸し出しはお断りしている。

BROMPTONのレンタサイクルを開始いたします!

ル・サイク土浦店 | サイクルスポット/ル・サイク-東京を中心に展開する自転車販売店【東京:神奈川:千葉:埼玉:静岡に102店舗】

  • 場所:茨城県土浦市有明町1-30PLAYatre1階
  • 料金:1日¥2,500

スマートクルーズ:新潟県

https://ssl.niigata-furumachi.jp/smartcruise/

1日¥1,000でレンタル可能。場所に関しては公式サイト参照

パッシオーネ:京都

Tarutaruga Type Sport、Brompton、KHS F20、R&M BD-1等の小径折りたたみ自転車を借りることができる珍しいレンタサイクル。折りたたみ自転車だが、折りたたみはできないようになっている。

http://www.passione-kyoto.jp/

  • 場所:京都府京都市下京区文覚町 東中筋通七条上る文覚町389−1
  • 料金:
    ・1日3,150円
    ・半日/雨天の場合、2,100円

5月5日は自転車の日に明治神宮外苑で「サイクルドリームフェスタ2019」を開催

自転車月間推進協議会は、2019年5月5日(日・祝)明治神宮外苑の聖徳記念絵画館前通りにて、「サイクルドリームフェスタ2019」を開催する。

サイクルドリームフェスタでは警視庁や各自転車メーカーの協力により、体験型自転車交通安全講習や試乗会などを開催する。また、自転車の楽しさを体感してもらいながら、自転車の安全な利用について考えてもらうコーナーや、ステージイベントでのトークショーイベントも行う。開催日時は2019年5月5日(日・祝)10:00~16:00*荒天中止。入場は無料。

【主催】 自転車月間推進協議会(事務局:(一財)日本自転車普及協会)
【主管】 自転車月間事業実行委員会
【後援】 自転車活用推進議員連盟/自転車活用推進本部/内閣府/警察庁/総務省/文部科学省/経済産業省/国土交通省/環境省/消費者庁/東京都/新宿区/(公財)JKA/健康日本21推進全国連絡協議会
【サイト】http://www.bpaj.or.jp/cyclefesta2019/

ルイガノの電動アシスト自転車「ASCENTシリーズ」に春の新色が登場

LOUIS GARNEAU日本総販売代理権を持つ株式会社あさひは2019年4月より、電動アシスト自転車「ASCENT」シリーズで、春をイメージした新カラーモデルの本格販売を開始する。ルイガノならではのポップなカラーを展開する。

ASCENT deluxe

3人乗り対応アシスト自転車のASCENT deluxeでは春らしいパステル調の「ANTIQUE PINK」と「SMOKE BLUE」が追加。

名称  :ASCENT deluxe(アセントデラックス)
販売日 :2018年12月末(新色:2019年4月)
販売価格 :162,000円(税込)
カラー : ANTIQUE PINK/SMOKE BLUE/
LG WHITE/MATT BLACK
サイズ :365mm(適正身長135cm~)
変速 :SHIMANO INTER-3(内装3段変速)
重量 :29.8kg
充電時間 :3.5時間
航続距離 :61km(※ECOモード使用時)
バッテリー容量:12.3Ah

ASCENT city

お洒落なシティサイクルタイプの電動アシスト自転車の「ASCENT city」ではポップな色合いの「OCEAN BLUE」が新たに追加された。

名称 :ASCENT city(アセントシティ)
販売日 :2018年10月末(新色:2019年4月)
販売価格 :145,800円(税込)
カラー :OCEAN BLUE/LG WHITE/MATT BLACK/
LG RED/DEEP ORANGE
サイズ :390mm(適正身長137cm~)
変速 :SHIMANO INTER-3(内装3段変速)
重量 :22.4kg
充電時間 :3.5時間
航続距離 :88km(※ECOモード使用時)
バッテリー容量:12.3Ah

ASCENT mini

前後異径ホイールを採用し、重い荷物を荷台に積んでも安定して走りやすいASCENT miniには淡く落ち着いた色合いの「LILAC」を採用した。

名称  :ASCENT mini(アセントミニ)
販売日 :2018年10月末(新色:2019年4月)
販売価格 :139,320円(税込)
カラー :LILAC/LG WHITE/MATT KHAKI/DEEP ORANGE
サイズ :365mm(適正身長135cm~)
変速 :SHIMANO INTER-3(内装3段変速)
重量 :24.2kg
充電時間 :3.5時間
航続距離 :77km(※ECOモード使用時)
バッテリー容量:12.3Ah
取扱い :全国の取扱販売店

LOUIS GARNEAU WEBサイトURL:http://louisgarneausports.com/

 

宮崎県新富町でシェアサイクルによる新しい街づくりの実証実験を開始

宮崎県児湯郡新富町にある一般財団法人こゆ地域づくり推進機構は、宮崎交通株式会社と新富町と共同で、IoTを活用したシェアサイクルサービス「宮交P!PPA(みやこうピッパ)」の運用実証実験を2019年4月1日に開始した。

「宮交P!PPA(みやこうピッパ)」は、地元のバス会社である宮崎交通が、第3の交通インフラとして2018年7月に開始したシェアサイクルサービス。共同事業会社オーシャンブルースマート社のシェアサイクルサービス「P!PPA(ピッパ)」のシステムを活用。IoT技術でインターネットに接続された専用自転車を複数設置した「駐輪ポート(シェアサイクル用駐輪スペース)」を使い、スマートフォンアプリを活用して人を介せずに貸出・返却・支払ができる仕組みになっている。新富町ではIoTを活用したシェアサイクルサービスは初導入。町内7箇所にポートを設置し、町の公共交通網をフォローを行う。

新富町は、JR日向新富駅が町中心部からやや外れた立地であるだけでなく、路線バスの本数が限られているため、公共交通ではまかないきれない移動を補完する新たな手段が必要とされていた。それだけでなく、空き家・空き店舗が増加しており、利活用の促進をはかっている背景もあった。そこで、「新しい働き方」に共感し、実現していこうとする企業・団体・個人のネットワーク「Team WAA」メンバーから、いきいきと自分らしく暮らし働く手段としてのシェアサイクル導入を提案し、「宮交P!PPA(みやこうピッパ)」の実証実験サービスの導入を決定。

新富町では遊休資産を利活用した拠点間の移動をシームレスにするMaaS(Mobility as a Service)と位置付ける一方で、町を訪れる多くの移住検討者が「新しい働き方」を体感できる手段としても活用していきたい考えとのことだ。

こゆ財団HP:https://koyu.miyazaki.jp

三角フレームが特徴的な折りたたみ自転車「STRIDA」を解説

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「STRIDA」は、イギリスのマークサンダースによって考案された折りたたみ自転車。この折りたたみ自転車の一番の特徴は独特な三角形フレームで、瞬時に、そしてコンパクトに折りたたみできる事で知られている。車体デザインだけでなく駆動方式も一般的な自転車に使われているチェーンではなく、ベルトドライブを採用した。

ラインナップは2019年現在は、16インチモデルは3車種(LT、MultiCam、EVO16)、18インチモデルは2車種(SX、EVO18)をラインナップ。3段変速仕様はEVOシリーズ(EVO16、EVO18)のみで、その他はシングルスピードのみとなる。

2014年試乗時の評価

2014年に試乗したSTRIDAは最上級モデルのEVO。EVOの特徴は内装3段変速。通常の内装3段はハンドルに装着してあるレバーで変速を切り替えるが、STRIDA EVOの場合、クランクを逆回転させて変速するという独特の方式を採用している。変速は1→2→3→1のように、一定方向にしか変速できない。

STRIDAの走りは非常に独特で、前方に脚を出すような乗車姿勢となる。またハンドリングも18インチと車輪が大きいのに、前輪の接地感が薄くてフラフラしやすい。STRIDA EVOで遠くにいたり下りを楽しむ使い方は個人的にはしたくない。変速機も逆回転させて変速する方法は、どのくらい逆回転させないといけないかわからないのでコツが必要で、コツを覚えるにも変速がどの辺にあるかわかるインジケーターがないため、コツを覚えるのに時間がかかると思う。個人的には内装3段は、長距離よりも街中での坂道用と言っていいと思う。

STRIDAは個性の塊の折りたたみ自転車の1つだと言ってもいい。ハンドリングや乗車姿勢は非常に癖があり、好き嫌いの差が大きいだろう。STRIDAは普通の自転車ではないので個人的にはSTRIDAは絶対に試乗してから購入したほうがいい。

2019年モデルのSTRIDA EVOは16インチモデルと18インチモデルの2種類をラインナップしている。

STRIDAのハンドリングが独特な理由

STRIDAのハンドリングが独特な理由は乗車姿勢だろう。一般的な折りたたみ自転車は、折りたたみ性能を重視するためにリアセンター(ボトムブラケットの中心から後輪車軸までの長さ)を短くしている。リアセンターを短くすると、折りたたみ時のサイズを小さくできる一方、後輪に荷重がかかり前輪の設置感が希薄な状態になる。

また、乗車姿勢がアップライトになればなるほど、後輪に荷重がかかってしまう。その対処法の1つとしてリアセンターを長くする方法がある。例えば、アップライト・スポーツバイクは、下手なクロスバイクよりもリアセンターを長くして極端な後輪荷重を防止している。

気軽に楽しく乗れる「アップライト・スポーツバイク」とはどういう自転車?

しかし、STRIDAはアップライトな乗車姿勢に、後輪近くまでサドルが位置しているため、極端な後輪荷重になっている。そのため、前輪の設置感が少なく、一般的な自転車から乗り換えると不安定に感じることが多い。購入前は試乗したほうがいいだろう。

STRIDAの折りたたみ方法

STRIDAの一番の特徴は簡単に折りたたみができる所。一般的な横折れ式折りたたみ自転車よりも簡単に折りたたむことができる。また折りたたみ状態で転がし移動も可能だ。

(STRIDAの参考サイト)

ストライダ入門:http://strida.web.fc2.com/