火曜日, 12月 1, 2020
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上場ネット企業役員を辞め、折りたたみ自転車に挑む小林正樹氏が語るirukaの秘話と拘り

理想の折りたたみ自転車を作り、多くの人にその魅力を広めたい――。そんな思いから、インターネット広告代理店「株式会社オプト」の取締役CFO(最高財務責任者)を辞め、「株式会社イルカ」を設立した小林正樹氏。約10年間にわたって折りたたみ自転車の開発を続け、ついに2019年5月にirukaが発売される。リリースに先立ち、折りたたみ自転車irukaの開発秘話や、拘った所を語ってもらった。

開発に10年かかった理由

-irukaは自転車発売までに10年ほどかかりましたが、時間がかかった理由を教えていただけますでしょうか。

基本設計にも一年以上かかりましたが、次に問題になったのが工場探しです。irukaを開発する際、台湾や中国の自転車工場に協力を打診しました。

しかし、殆どが「無理」だという反応でした。irukaは独特な機構を採用しているため、開発・製造は難しいという理由です。

工場の社長に設計データやスケルトンモデルを見せたところ、気に入ってくれ、開発を引き受けてくれた工場もありましたが、実際に進めると上手くいかず、また工場探しに戻ることがありました。

そんな状態が7年続き、最後に「絶対にできるのでやろう!」という工場が現れました。そして3年ほどの開発期間を経て、ようやく完成したのです。

-開発で最も苦労したのはどんなところでしょうか。

構造です。irukaはフレーム中央にスリット(穴)があり、折りたたみ時はそこに車輪を入れる構造を採用しています。そのため、折りたたみ状態で移動するときに、車輪を転がして移動することが可能なのです。

しかし、僅かな誤差でも、折りたたみ時に車輪がフレームと干渉してしまう問題が発生しました。根元ではコンマ0何ミリの誤差でも、先端に近づくと大きな誤差になるのです。そこで設計から生産まで見直しを行い、ようやくクリアでき市販化が可能になりました。

その他にもフロントフォークの折りたたみ構造やハンドルポストの設計を変更・改良し、剛性を強化することで、安定したハンドリングを実現するなど、細かい所にも拘っています。

 

-開発期間中、他社からirukaのような折りたたみ自転車が先に登場しないか、不安になりませんでしたか?また、開発を諦めようと思ったことはありますか?

開発に失敗し、工場探しに戻るときが何度かありましたが、やはり落ち込みました。しかし、irukaを作るのを辞めようと思ったことは一度も無かったです。ここまで作るのが大変なら、irukaみたいな折りたたみ自転車は簡単に出てこないだろうと感じたのです。そういう意味で、不安はありませんでした。

機能とデザインを両立するためにこだわった所

-irukaは感性に訴えるカッコよさを重視するとブログに書いてありましたが、どのような部分を拘ったのか教えてください。

一般のスポーツサイクルユーザーだけでなく、自転車に興味がない人でも楽しんでもらえるよう、様々な拘りがあります。

例えば、折りたたみ時のデザイン。一般の折りたたみ自転車は、折りたたみ時の奥行きを小さくするため、前後の車輪が重ならないデザインとなっています。

しかしirukaは、前後輪が重なって折りたためるようになっています。これは、折りたたんだときに車輪で移動するためだけでなく、左右対称で美しく見えるからです。形状も、縦横比が黄金比になり、視覚的にも安定して映るようになっています。

出典:iruka

-irukaは車輪中央部に穴が空いているため、雨天走行は服が汚れやすいと思います。泥除けを装着することは可能でしょうか。

可能です。量産車ではダボ穴をつけ、汎用品の泥除けがつけられます。将来的にはiruka純正品の泥除けも考えています。

-部品に関して拘った所はありますか?

一般ユーザーにも街乗りを楽しめる部品を採用した所です。例えば変速機は、内装変速機「シマノ・アルフィーネ 8S」という、内装8段変速機を採用しました。外装変速機は軽量で価格も安く、スポーツ走行では便利です。しかし、停車中に変速できない、細かい調整が必要など、街乗りでは不便な所もあります。一方、内装変速機は変速ギアが露出していなく、停車中でも変速でき、頻繁にメンテナンスをしなくても良いため、街乗りでは計り知れないメリットがあると思い採用しました。

-車体には、外装変速機が装着できる台座がありますが、装着している理由を教えてください。

外装変速機の台座は装着していますが、どうしても外装変速機にしたいユーザーに向けて装着しました。普通に外装変速機を搭載した場合、チェーンラインの関係で全段動かすことができないため注意してください。

-「シマノ・アルフィーネ 8S」を採用した理由を聞かせてください。

変速時のタッチや精度がよく、スポーティに走れるのと、サイレントクラッチが装備されており静かに走れるため採用しました。

アルフィーネには内装11段変速仕様があります。しかし、irukaは街乗りを重視した折りたたみ自転車というコンセプトを考えると、11段仕様はギアの段数が多く、高価なため採用を見送りました。

-ブログではirukaは1車種1カラーのみで勝負するとのことでしたが、その理由は何でしょう。

irukaはこれからデビューする後発の折りたたみ自転車なので、アイデンティティを持たせるために、1車種1カラーでスタートしたいと思いました。ただ、将来的には限定カラーを発売することも検討したいと考えております。

-iruka「iPad」などに通じる、他の自転車にはないクールなカラーリングですが、どういった理由でからでしょうか?

irukaのカラーリングに関してはアルマイトを採用しました。この塗装を採用した理由は、塗装では出せない美しさが出るのと、ひっかき傷でも剥がれないためです。

-2018年4月にLORO世田谷で試作車(iruka T7.1)を公開したとのことですが、評判はいかかでしょうか。また、なぜ市販前に先立ち公開したのでしょか。

長年ブログやSNSで開発までの工程を公開していたため、早くみたいという人が多く、試作車を公開しました。LORO世田谷の方の話によると、動員数は異例なほど多かったとのことでした。評判として、折りたたみのギミックと走行感が良いという声が多くありました。

-irukaのカタログ写真には、日本的な物を加えている写真が多いですが、その理由を教えてください。

出典:iruka

irukaはWEBサイトのドメインをiruka.tokyoにするなど、東京発のブランドであることを売りにしています。そのため、東京情緒がある写真を採用しています。

-海外市場は検討していますか?

海外へ販売するのは決定しています。まず、日本とほぼ同時期に台湾で販売し、その後はヨーロッパ、ASEANとワールドワイドに販売する予定です。

東日本大震災で再実感した自転車のポテンシャル

-初期のブログでは、電動アシスト自転車版も出す予定と書いてありましたが、現在も考えていますか?

現在は考えていないです。理由は2つあり、1つはアシストのON・OFFの作動感覚が合わないからです。開発中に何台か電動アシスト自転車に乗ったのですが、感覚が合わなくてよってしまい、中止にしました。

もう1つの理由は東日本大震災です。

-と言いますと?

私は東京のオフィスで震災に遭遇しました。公共交通機関が麻痺し、いたるところに人が溢れていて、家に帰れなくなったのです。妻も23区の会社に努めていたのですが、非常事態なので一緒にいたいと思い、オフィスに置いてあった研究用の2台の折りたたみ自転車で、妻のところへ向かいました。1台は私が乗り、もう1台は妻の会社がある方向へ行きたいという方に、かわりばんこで乗ってもらい、自転車のポテンシャルを再実感しました。

-どのような所で、ポテンシャルを実感したのですか?

タイヤに空気が入っていてワイヤー類が切れていなければ、多くの人が自転車に乗れます。法的には乗り物ですが、実際は眼鏡や義足など体の一部に近いと感じ、それが自転車の本質であり、凄いポテンシャルがあると実感しました。

電動アシスト自転車の場合、電池が切れると重い自転車になってしまい、その魅力の一部分がスポイルされてしまうと思ったのです。電動アシスト自転車の有効性は十分理解していますが、そちらに関しては他社さんにまかせたいと考えております。

-「自転車を主な移動手段とするライフスタイル」を広めるとのことですが、何かしらのアプローチを行うことは考えておりますか?

ポップアップストアの出店を検討しています。自転車に関しては実用性が高いアクセサリー「iruCart」「iruCarry」「iruCatch」をラインナップし、自転車を移動手段としたライフスタイルをアプローチします。

出典:iruka

irucartは、コンパクトで荷台になるカートです。私は元々、サイクルトレーラーを使っておりました。積載能力が増えるので素晴らしいのですが、問題もありました。東京で使った場合、小径自転車2台分なみに車体が長くなり、駐輪が難しく、内輪差も大きく使いづらいのです。しまなみ海道では問題にならなかったのですが。そのため、irucartはコンパクトで、都市部でも使えるサイクルトレーラーにしました。

-irukaに装着する荷台「irucarry」の特徴を教えてください。

出典:iruka

irucarryは、シートポストのクランプに装着し、サドルに装着したカプラーとベルトで吊り下げる荷台です。一般的な折りたたみ自転車はフレームにキャリアを装着しますが、これは折りたたみすると、荷物を外す必要があります。irukaは折りたたみ状態で駐輪や転がし移動を想定しているため、その都度荷物を外すのは違和感があります。irucarryは荷物を装着したままでも駐輪や転がし移動が可能です。また、取り外しもクランプとベルトを外すだけの簡単設計となっています。

-irucatchとは、どういう部品でしょうか?

出典:iruka

irucatchはハンドル中心部に装着したホルダーです。一般的な自転車用バッグは自転車専用品が殆どで、ファッションに合わないデザインや、中に入っているバッグを出し入れしないといけない問題があります。そのため、汎用性があるバッグを引っ掛けるホルダーを作りました。

これらのアクセサリーはirukaだけでなく、多くの折りたたみ自転車に使用できるように設計しています。irukaには、標準装備でサドルにオプションパーツを装着するカプラーがあり、そちらも販売します。

-販売計画はどのように考えていますか?

現在、ファーストロッドは150台を予定しております。また、最初の販売は関東圏に絞り込もうと考えております。その理由として、irukaが東京発を売りにしているのと、サポート体制をじっくりと立ち上げて販売したいからです。最終的には全国に販売する予定です。

株式会社オプトを退職し、自転車会社「イルカ」を立ち上げた小林氏の道程は長く険しかった。理想の折りたたみ自転車を求めるため、何年もかけて工場探しの旅をすることになったが、それでも諦めなかった。そして、完成したirukaは、独創性と実用性を両立した他社にはない折りたたみ自転車で、完成度は非常に高い。しかし、irukaはまだ泳ぎ始めたばかり。モビリティに新しい風を吹かせるか注目したい。

文:マツモトケンタロウ
協力:株式会社イルカ/小林正樹

http://iruka.tokyo/

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軽量E-Bike「Specialized Turbo VADO SL」を購入した理由とは? 選んだ理由を解説【VADO SL長期インプレ】

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Specializedは11月20日、シクロクロス競技全日本選手権9連覇を果たした元プロライダー辻浦圭一氏を「TURBO LEVO SL(ターボリーヴォエスエル)」を使用する、TURBOアンバダサー契約を締結した。 辻浦氏は2011年のシクロクロス全日本選手権の直前から体調を崩し「重症筋無力症」と診断され、競技生活からの引退を余儀なくされた。 引退後も趣味のサイクリングと釣りや山菜取りを組み合わせた外遊びを行っていたが、病気の影響で継続して運動ができず自転車に乗ることへのハードルが非常に高くなったとのこと。 今回のTURBOアンバダサー契約では、同氏と共に、同じような難病の方々でも、e-Bikeを使うことによって人生の質(Quality of Life:QOL)の向上をもたらすのを重要なメッセージとして広く発信するとのことだ。 辻浦氏のコメント(プレスリリースから) 2012年2月重症筋無力症と診断を受けて、胸腺腫を摘出して約2か月半入院をしました。 退院後、選手復帰を目指したのですが、病気の症状が良くならず一般の生活もままない状況で入退院を繰り返す生活を送り、長いときは6か月も入院していることがありました。 重症筋無力症は、脳から筋肉に指令がうまく伝達せず体を動かすと筋肉がすぐに疲れて力が入らなくなる病気です。そのため、全身の筋力が弱くなったり疲れやすくなったり眠くなったりするなどの身体的な影響が生じます。 また、まぶたが下がってくる眼瞼下垂(がんけんかすい)と、物が二重に見える複視などの症状が出る難病でもあります。思ったように活動が出来ない日々は今でも続いていますが、発症から月日がたち、症状と付き合いながら何とか一般の生活を送れるようになりました。 体の免疫力を下げたり病気の症状を抑える薬の影響で風邪をひきやすく太りやすくなり、またコロナにも感染しやすく、万が一感染してしまったら重症化しやすいため、気を付けなければいけません。 大好きな自転車には乗れるものの、自転車の中でも特に好きなマウンテンバイクは筋力を使うために、トレイルを登りきるころにはクタクタ、一緒に行った仲間からも大きく遅れたり助けてもらったりと申し訳ない気持ちになり自転車から遠ざかっていました。 そういった状況から、2020年の夏までは全く自転車に乗らず、休日は渓流釣りに没頭していて、釣れるポイントまで林道を歩いて行くことが多かったため、「自転車で行けたらいいなー」と思い自転車に乗ったのですが、運動不足の為にほとんど乗ることができず、降りて自転車を押して上がったため疲れて釣りにならないというジレンマが生じてしまいました。 そんな中、追い打ちをかけるように定期通院の検査で医者から言われた言葉がありました。それは、中性脂肪が高いから「適度な運動」を心掛けるようにというものでしたが、「継続して運動できへんのにどうやって軽い運動するねん。」と矛盾を感じていました。 そんな折に、あることがきっかけで、先輩と自転車に乗りに行く機会がありe-Bikeをレンタルさせてもらい、借りたバイクがSpecialized TURBO LEVO SLでした。 約9年ぶりに行った馴染みのトレイルの登りは、程よい運動くらいで汗をかいてクリア、下りに関しては、自身では初のフルサスペンションバイクという事もあり、快適に下る事ができ、トレイルでしか味わえない立体感を味わえて感動しました。 そのライドで一つ忘れている事が、乗っているバイクがe-Bikeだった事。一般的には、重たくて下りの面白みに欠けると言われているe-Bikeですが、TURBO LEVO SLはいわゆる普通のMTBの感覚で違和感なく下ってくることができ、コーナーの切り替えしや、縦の体重移動が重量を感じることなく操れたのでとても不思議でした。 TURBO LEVO SLにより、体力が必要な登り坂ではアシストされ、大好きだった自転車にまた乗ることができるようになったのはもちろん、お楽しみの下りも最大限に楽しむことができたのは非常にうれしい驚きでした。 それ以外でも釣りのポイントまでのアプローチライドなど想像力が膨らみ、様々なアイディアが浮かんできています。医者から言われて引っかかっていた「適度な運動」も実行することが出来て健康に繋がり、今のライフスタイルにとてもマッチしていると感じています。 難病という事でいろいろ制限がありましたが、このバイクとなら様々なことにチャレンジすることが出来そうなので、楽しんで挑戦していきたいと思っています。 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/34073 https://www.cyclorider.com/archives/42176 関連リンク Specialized

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ボッシュは11月18日、電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」の魅力を伝える動画コンテンツを公開した。 https://youtu.be/TumTp36GJuo この動画では、プロライダー阿藤氏監修、584名の賛同によるクラウドファウンディングで2019年にオープンした“UP MTB PARK IN KANNNABE(MTBコース)”を舞台に、2名の現役プロライダー(阿藤寛氏、浅野善亮氏)によるE-MTBの走行動画だ。 兵庫県にあるスキー場「アップかんなべ」にあるMTBフィールド「UP MTB PARK IN KANNABE」内には、西日本エリア最大のE-MTB専用コース「Bosch Uphill Flow Volcano(ボッシュ アップヒル フロー ボルケーノ)」を6月27日にオープンさせている。 E-MTB専用コース「Bosch Uphill Flow Volcano」は、阿藤寛氏の監修による本格的なE-MTB専用コースで、体重移動のリズムを意識したレイアウトが特徴で、アシストのパワーで走るだけの設計にせず、バイクをコントロールする醍醐味を楽しめるコースなのが特徴だ。 「ロードバイクでのトレーニングと同等の内容で舗装路を走り、まるでエンデューロモーターサイクルの様に緩斜面のトレイルを駆け抜け、ダウンヒルバイクの様に下りを攻める。こんな遊び方ができる乗り物であるeMTBこそが、真のMTBと感じます」と、自らeMTB“TREK Rail 9.7”を所有し、eMTBライドを楽しむ阿藤氏は語っている。 関連リンク Bosch E-Bike System UP...

真夏でも涼しく走れるサンダルサイクリングのススメ SPDサンダルも紹介

  暑い真夏でサイクリングを行う時に重要なのが暑さ対策。暑さ対策には様々な方法があるが、足元を涼しくしたい時にお薦めなのがサンダルを履くことだ。サンダルでサイクリングと言うと違和感を持つ人もいるかもしれないが、暑い所を走行しても蒸れず、雨が降っても大丈夫なので、意外と使える。 ただし、サンダルでサイクリングを行う場合、どんなサンダルでも良いわけではない。例えばビーチサンダルで見る鼻緒型は指の付け根に食い込んで痛くなる。ストラップ型のサンダルはかかとが浮きやすいので走りにくい。クロックス型はベルトを倒して踵に引っかかるようにすれば一応走れるが、あくまでちょい乗り用だ。 筆者がお薦めするのが、ホールド型のスポーツサンダルタイプ。スポーツサンダルの中でも、つま先が保護されていて、かかとがきちんとあり、靴底が硬めなのが理想だ。このようなスポーツサンダルはスニーカーに近いモデルもあり、買い物からアウトドア、サイクリングまで幅広い用途で使える。 スポーツサンダルとはどういう物か? 筆者がサンダルサイクリングで使っているのがモンベル・キャニオンサンダル。このサンダルはスポーツサンダルと呼ばれるタイプで、屋外レジャー用の丈夫なサンダルだ。キャニオンサンダルはクロックス風のデザインで、かかとがあるためきちんと履けるサンダルだ。底は柔らかいスニーカーより固く、きちんとしたゴムでできていて、日常利用や自転車での利用もできる。足の甲にはストラップがあり、縛ると通常の靴みたいに密着性が上がる。また、裏面にはラバーソールがあり、踵部分は厚みがあるため疲れにくい。 モンベル・キャニオンサンダルのように、ゴムタイプの物は少しラフすぎると思うのなら、KEEN等から売られているトレッキングシューズに似たデザインのサンダルを履くのも1つだ。   サンダルサイクリングにお薦めのペダルは? サンダルサイクリングを行う時は、ペダルを選んだほうが良いだろう。一般的な靴よりも底がヤワなサンダルはペダルによって踏み心地が変わってしまう。例えば、枠をネジ止めしたケージタイプの場合、ケージ付近に違和感がある踏み心地になる。また、マウンテンバイク用のフラットペダルの場合、ピンが点のように刺さり、嫌な踏み心地になるだけでなく、靴底を痛めてしまう。 サンダルサイクリングでは、ペダルが大きめで突起がないものが望ましい。 筆者がおすすめするのが三ヶ島・ラムダだ。蝶形デザインのこのペダルは、吸盤状の突起がついている。これは、滑りにくいだけでなく靴底を傷めないので、普通の靴でも乗れることができる。また、ペダル中心部は突起がないため、ちょうど母子球で踏むと凸凹感が無い踏み心地を実現している。 一般的なサンダルサイクリングなら三ヶ島・ラムダで十分だが、グラベルなど荒れた道を走る場合、ラムダでは滑りやすいと思う人もいるかもしれない。そんな人にはラムダをブラッシュアップし、スパイクピンがついた「三ヶ島・ガンマ」を選ぶのも1つだ。 ビンディングペダルも使うことができるSPDサンダル レースユーザーを中心に使われているビンディングペダル。一般的にビンディングペダルと言えば、レース用のシューズをイメージするが、トレッキングシューズを意識した物なども売られている。サンダルにもビンディングペダル用があり、有名なのはシマノ(SD5)だろう。 シマノのSPDサンダルは、スポーツサンダルの中でも指が出ているタイプだ。シマノ以外でもSPDサンダルが売られておりExustarが有名だ。このSPDサンダルは、つま先は覆われているため安心感は高いようだ。