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東京都杉並区で撤去自転車の引き取り代行サービスが登場

株式会社エーセンから、杉並区内で撤去されて自転車を引き取り代行するサービス「チャリ引き取り代行くん」が登場した。

月間約2,400台の自転車が撤去されている杉並区。一方で、実際に自転車を引き取りに来る人はおよそ半分の1,200人とのこと。そのため、自転車の撤去・保管には区の税金を利用しているため、本来利用されるべき保育分野や介護分野への投資が減少することにつながっている。また、杉並区にある4ヶ所の自転車集積所は、利用者のアクセスが芳しくない場所に位置しており、チャリ引き取り代行くんは、区の負担と自転車の利用者の負担を同時に軽減するサービスとのこと。

チャリ引き取り代行くんは、杉並区内で撤去された自転車の引き取りを代行する。スマホで基本情報・自転車の特徴等を入力するだけで撤去されてしまった自転車を代行して希望の日時・住所にお届けする。ご登録から最短で翌日のお届けが可能で立ち合い不要。また、クレジットカード決済を採用しているため、自転車引き取りに立ち合い不要。ご指定住所・時間に撤去された自転車をお届けする。最初は杉並区内限定して認知を高め、その後は東京23区全域でサービスを拡大する予定。

チャリ引き取り代行くん:https://daikokun.com/

電動アシスト自転車やE-Bikeは輪行できるのか調べてみた

エンジン付きの原動機付自転車よりも自由なデザインを採用し、従来の自転車よりも楽に走行できる「電動アシスト自転車」「E-Bike」。これらの自転車の欠点の1つに、車体重量が重いため自転車を分解して袋に入れて公共交通機関で移動する「輪行」が難しいということだ。今回は電動アシスト自転車やE-bikeで輪行できるか調べてみた。

E-Bike(電動アシストスポーツサイクル)は輪行できるか?

従来の電動アシスト自転車よりもスポーティな走行を楽しめるE-Bike。車体重量もママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも軽い車種が多いが、輪行できるのだろうか。

これに関して調べてみると、実際にE-Bikeで輪行(鉄道輪行)を行った人がいるようだ。

https://blog.goo.ne.jp/hanapanch/e/7ad361839e6efce50b77899eb6204f2c:さてE-BIKEで輪行-輪工房の店長は今日も遊んでます。

車種はミヤタ・クルーズで車体重量は18.7kg。バッテリー「BT-E6010」の重量は2.65kgのため、バッテリーを外した場合の重量は約16kgとなる。重いバッテリーをバッグパックに入れるなど、輪行袋に入った自転車の重さを軽くするなどの工夫が必要だ。車体が重いため誰でも輪行を楽しめるわけではないが、輪行は不可能なわけではないようだ。

折り畳み電動アシスト自転車なら気軽に輪行できるのか

折りたたみ自転車に電動アシスト機能を搭載した電動アシスト折りたたみ自転車が増えている。このような自転車なら楽に輪行できると思うかもしれない。しかし、ここで問題になるのが車体重量だ。

電動アシスト折りたたみ自転車は多種多様なタイプがあるが、主流なのが大容量バッテリーを搭載したタイプだ。このようなモデルは車体重量が16kgを越える物も多く、頻繁に輪行を行えない。

筆者が知る限り、軽量な電動アシスト折りたたみ自転車は、TRANS MOBILLY ULTRA LIGHT E-BIKEシリーズ(車体重量11kg台)、Harry Quinn Portable E-Bike(車体重量14kg台)と、数えるほどしかない。

電動アシスト折り畳み自転車「ハリークイン PORTABLE E-BIKE」を解説

ウルトラライトの電動アシスト自転車版 TRANSMOBILLY ULTRALIGHT E-Bike

E-Bikeの飛行機輪行で障壁となるバッテリー

輪行を使った自転車旅を行う時、飛行機輪行を考える人もいるだろう。ここで問題となるのが、リチウム電池やリチウムイオン電池は機内持ち込みに制限があること。リチウムイオン電池の場合、160Whを超える物に関しては貨物室の預かりや機内持ち込みは不可能だ。

【国内・国際線】リチウム電池(リチウムイオン電池)が内蔵・装着された一般電子機器の取り扱いについて。
https://contact-jp.ana.co.jp/app/answers/detail/a_id/6174/

飛行機輪行が可能なE-Bikeは非常に少なく、ヤマハ・YPJ-R/YPJ-C(25.2V×2.4Ah=60.48Wh)や、トランスモバイリー・ウルトラライトE-BIKE(24V×2.8Ah=67.2Wh)ぐらいだ。

E-Bikeで飛行機輪行を行うのなら、バッテリーを外して宅配便で局留め等で送るのが良いだろう。電動折りたたみモペッド「Glafit GFR-01」で、バッテリーのみ宅配便で送り、飛行機輪行を行った人がいるので、E-Bikeでも同じことができるだろう。E-Bikeの場合、バッテリーを外した状態でも走行できるため、バッテリーを受け取るために、局留め先まで移動も行える。

電動バイク glafitバイクでも飛行機輪行やってみたのです‼:https://togetter.com/li/1323000

車体重量が重く輪行は難しいイメージがあるE-Bike。重量や飛行機輪行の制限があるが、輪行は不可能ではないようだ。

E-Bikeで輪行はできるのか?実際にやってみてわかったことを解説

ミニベロE-Bike TRANS MOBILLY MAGICのプロトタイプが自転車イベントで公開

軽量折り畳み自転車「ルノー・ライトシリーズ」や、電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY」シリーズで有名なGic。手頃な価格で折りたたみ自転車や電動アシスト自転車が購入できるとあって、近年注目されている会社だ。

そんなGicの中でも、オリジナルブランドの「TRANS MOBILLY」シリーズは、超小型バッテリーを搭載した折りたたみ自転車として有名だ。

そんなTRANS MOBILLYシリーズだが、折りたたみ自転車だけでなく、ミニベロタイプのE-Bikeも売り出そうとしているようだ。サイクルドリームフェスタ2019では、TRANS MOBILLY MAGIC(TM-MV207E)という名前で展示されていた。

写真のモデルはテストモデルで市販車とは異なる可能性があるが、目につくのがフレーム内蔵型のバッテリーだ。従来のTRANS MOBILLYシリーズと同じく、超小型の軽量バッテリーを搭載しており、従来のスポーツ自転車のような軽快なデザインを実現している。ドライブユニットは不明だが、後輪インホイールモーターを採用している。価格に関しては、噂では10万円前半で従来のTRANS MOBILLYシリーズのように、比較的低価格で売る可能性が高い。

E-bikeのトレンドが、ハイパワー・フラットアシストで大容量バッテリーの状態で、超小型バッテリーのTRANS MOBILLY MAGICがどんな走りをするのか気になるところだ。

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2020年モデルの注目のE-Bikeまとめ

 

トーキョーバイクに乗ってフィルム写真を撮りにいくライドイベントが5/18~19日にKNOTで開催

トーキョーバイクで東京を回るライドイベントを行っている「THE KNOT」。トーキョーバイクに乗ってフィルム写真を撮りにいくライドイベントが5/18~19日にKNOTで開催される。当日は、自転車や交通ルールの説明を含め約2時間半ほどのライド。集合・スタート地点は新宿中央公園前にあるライフスタイルホテル 、THE KNOT TOKYO Shinjuku。ここでは宿泊の有無に関わらず、 どなたでもトーキョーバイクの自転車をレンタルできる。

明治神宮敷地内に広がる広々とした芝生公園に到着でカメラが渡され撮影開始。今回のロモライドで使用するカメラはLomographyのスタンダード「LC-A+」。当日は、Lomographyのスタッフから直接カメラの使い方や撮影のコツなどのレクチャーを受けることが出来るため、フィルムカメラ初心者の方でも参加できる。

また、現像もKNOTメンバーが手配。参加者の方はその間トーキョーバイクスタッフオススメのスポットや、行きたかったあの店に行く等、自転車でしか味わえない東京の街の良さを楽しめるとのこと。最後はMORETHAN BAKERYによる軽食やドリンクを楽しみながら、参加者全員でその日撮った写真をレビュー。両日それぞれ定員10名の限定のサイクリングイベント。

【イベントスケジュール】
・ 9:45  THE KNOTに集合
・ 9:45 – 10:00 自転車の受付、ツアー内容と交通ルール説明
・10:00 – 10:20 明治神宮参宮橋口まで自転車移動、芝生公園まで徒歩移動
・10:20 – 11:00 カメラの使い方を説明後撮影タイム
・11:00 – 11:20 次のスポットまで自転車移動
・11:20 – 12:00 撮影タイム、撮影終了後フィルム回収
・12:00 – 15:00 自由時間(自転車とカメラを自由にお使いいただけます)
・15:00 THE KNOTに集合
・15:15 – 16:30 軽食を食べながら撮影した写真のレビュー
・16:30  イベント終了

【予約・詳細】https://lomoride.peatix.com/
【注意事項・参加要項】
・普段着で巡るライドイベントですが、ワイドパンツやスカートはチェーンに絡まる恐れがあるのでご遠慮ください。
・ヘルメットが必要な方は事前にお伝えください。
・レビュー時の軽食以外のお食事飲み物代はツアー費に含まれておりません。
・イベントの時間は状況により前後する場合があります。
・お客様都合でのキャンセルの場合のご返金は致しかねます。予めご了承ください。
・レンタルでご用意する自転車には全て損害賠償の保険が付帯しておりますが、お客様自身の怪我などは自己責任となりますので予めご了承ください。
・雨天の場合は事前にイベント中止の連絡をさせていただきます。
【お写真のお取り扱いについて】
今回のイベントでは、 ワークショップにご参加頂いた皆さまのお写真をレポートとしてTHE KNOTやトーキョーバイク、LomographyのwebサイトやSNSに掲載する予定です。掲載を希望されない方は当日スタッフまでお声がけください。
【定員】最大10名
【集合場所】https://hotel-the-knot.jp/tokyoshinjuku/access/
【締め切り】5月18日 AM8時まで
【Q&A】トーキョーバイク 担当: 橋原 hashihara@tokyobike.com

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About トーキョーバイク
東京の東側、台東区谷中というゆったりとした寺町にある自転車のメーカーです。
大人から子供まで、トーキョーバイクに乗る人々の楽しそうな笑顔を想像しながら日々の生活や街を楽しむための自転車をつくっています。

About Lomography
ロモグラフィーはクリエイティブで実験的なアナログ写真に情熱を燃やす世界規模のコミュニティーです。ビビッドでユニーク、そして時には手ブレ全開のクレイジーな写真でさえ楽しむ—そんな常識にとらわれない精神でたくさんの実験的なカメラやフィルム、レンズ、アクセサリーを生み出し、世界中の何百万人もの愛好者(=ロモグラファー)とともに写真の楽しさを広めようと考えています。
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月にいちばん近い島「種子島」を自転車で1周するイベント「ジロ・デ・種子島2019」が10月に開催

“月にいちばん近い島”として知られる鹿児島県・種子島で、自転車で1周するロングライド「ジロ・デ・種子島2019」が10月27日(日)に開催されることが決定した。

島1周・約150kmのコース上では、美しい青い海や日本最大のロケット発射場である種子島宇宙センターなど、種子島ならではの貴重な風景を堪能することができる。また、ロングライドビギナーにも嬉しい、島半周・約78kmのコースも設定しており、幅広い方々に楽しむことが可能だ。

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また、前日の26日(土)には、通常は立入禁止の旧種子島空港の滑走路でタイムトライアルも開催。貴重なコースかつ翌日のロングライドとは趣向の違うタイムレースまで楽しめる。夕方には地元の特産品を味わえる前夜祭も開催され、2日間で種子島を満喫できるイベントとなっている。

日  時:10月27日(日)※タイムトライアル、前夜祭は26日(土)・原則雨天決行
発 着 点:日ポみなと公園(鹿児島県西之表市)※タイムトライアルは旧種子島空港
種  目:島1周(約150km)、島半周(約78km)、タイムトライアル(約3km)、前夜祭
参 加 費:島1周=9500円、島半周=7500円、タイムトライアル=3500円、前夜祭=1000円(全て税込・各種割引制度あり)
参加資格:大会当日中学生以上の健康な男女で大会規約を遵守できる方
大会公式HPhttps://girodi-tanegashima.com/
申込方法:インターネット=ランネット、スポーツエントリー(大会公式HPのエントリーページよりリンク)
電話 0570-550-846(平日10~17時30分)
窓口 種子島観光協会(平日9~17時)

神奈川県でロードバイクやクロスバイクがレンタルできるレンタサイクル一覧

横浜、鎌倉、三浦海岸と様々なサイクリングコースがある神奈川県。レンタサイクルを行っている所も少なくない。今回は、神奈川県内で展開しているレンタサイクルをまとめてみた。レンタサイクルは、会社によって表示している情報は多かったり少なかったりする場合がありマチマチ(殆どは情報が少なすぎる)で、レンタサイクル会社の都合によって情報が変わる可能性が非常に強いため、ご自身の責任において利用してください。

横浜サイクルージング:横浜市(URL切れ)

山下公園近くにある自転車店「Green Cycle Station」内にあるレンタサイクル。貸し出しできる自転車は小径車で街乗り系小径車の雰囲気がある。買い物カゴ、メッセンジャーバッグ、鍵、ライトの貸出が可能。

http://cycruising.greater.jp/

  • 場所: グリーンサイクルステーション店舗
  • 時間:11時~19時
  • 車種:小径車
  • 料金:終日¥2,300

サイクルトラベレーション:横浜市

横浜駅近くにあるレンタサイクルショップ。クロスバイクからロードバイク、E-Bikeを借りることが可能だ。レンタサイクルだけでなく横浜観光や鎌倉観光などのサイクリングツアーも行っている。

http://cycletravelation.com/

  • 場所:神奈川県横浜市西区岡野1-11-8 2F
  • 時間:9時~18時
  • 車種:クロスバイク、アルミフレームロードバイク、カーボンフレームロードバイク、E-Bike(ヤマハ・YPJ-C)
  • 料金:1日¥2,000(クロスバイク)から

リンケージサイクリング:藤沢市

ポタリングからスポーツサイクリングまで、幅広いサイクリングプログラムを提供しているリンケージサイクリング。クロスバイク、ロードバイクのレンタサイクルも行っている。ロードバイクはロードバイクに乗車経験がある方のみ利用可能とのこと。

http://linkagecycling.com

  • 場所:神奈川県藤沢市片瀬4-14-4
  • 時間:9時~18時 (不定休)
  • 車種:クロスバイク、アルミフレームロードバイク
  • 料金:1日¥4,320(クロスバイク)から

コギー藤沢店:藤沢市朝日町

自転車専門店のコギーでは一部店舗でレンタサイクルを行っている。コギー藤沢店ではクロスバイクと小径車のレンタルが可能。クロスバイクはTREK FX、小径車は街乗り用小径車のLouis garneau MV1をラインナップ。

http://www.coggey.com/rental/fujisawa.html

  • 場所:神奈川県藤沢市朝日町11-2大道東ビル1F
  • 時間:11時~18時
  • 車種:クロスバイク、小径車
  • 料金:1日¥2,000(街乗り用自転車)から

コギー辻堂駅前店:藤沢市辻堂

コギー辻堂駅前店でレンタル可能な自転車は、街乗り用小径車のLouis Ganeau MV-1、クロスバイクのLouis Garneau LGS-CHASSE等をラインナップ。コギー藤沢店よりもレンタル可能な自転車が多い。

http://www.coggey.com/rental/tsujido.html

  • 場所:神奈川県藤沢市辻堂1-2-2リストレジデンス辻堂タワー1F
  • 時間:11時~18時30分
  • 車種:クロスバイク、小径車
  • 料金:1日¥2,000(街乗り用自転車)から

MERIDA ADVISORY SHOP「湘南ベルマーレ サイクルステーション 茅ヶ崎」:茅ヶ崎市

ベルマーレとSBCが提携し展開するサイクルショップ「湘南ベルマーレ サイクルステーション 茅ヶ崎」では、メリダブランドのロードバイク、グラベルロードがレンタル可能。

http://www.sbcbicycle.com/shop-bellmarecycle.html

https://www.merida.jp/advisory/

  • 場所:神奈川県茅ヶ崎市柳島1300番地
  • 時間:平日11:00~20:00/土日10:00~19:00
  • 車種:ロードバイク(MERIDA SCULTRA、REACTO)グラベルロード(SILEX)
  • 料金:1日¥2,000(ロードバイク。ブログ記事内から)

うみかぜサイクル:三浦市

京急三浦海岸駅近くにあり、スポーツ自転車専門レンタサイクル・車両各種販売を行っているうみかぜサイクル。クロスバイク、電動アシスト自転車からカーボンフレームのハイエンドロードバイクまで、幅広い自転車が借りられる。また、ウェアやアクセサリーのレンタルも行っている。

  • 場所:三浦市南下浦町上宮田3316-4
  • 時間:平日11:00~20:00/土日10:00~19:00
  • 車種:カーボンフレームロードバイク、アルミフレームロードバイク、フラットバーロードバイク、クロスバイク、電動アシスト自転車、E-Bike(ヤマハ・YPJ-R/YPJ-C)、ファットバイク
  • 料金:1日¥1,800(クロスバイク)から

Grove鎌倉:鎌倉市由比が浜

ハードテールMTB、フルサスペンションMTB、ロードバイクのレンタルが可能。1泊2日などのプランもある。

https://grove-rental.com/

  • 場所:三浦市南下浦町上宮田3316-4
  • 時間:10:00~19:00
  • 車種:ロードバイク、ハードテイルマウンテンバイク、フルサスペンションマウンテンバイク
  • 料金:1日¥2,500(ハードテイルマウンテンバイク)から

リンタロー:小田原市

コルナゴ C59、Master X Light、デローザ Neo Primato、Chapter 2 TERE、キャノンデール CAAD10などの、ハイエンドロードバイクがレンタルできるレンタサイクル。

http://rintaroride.com

  • 場所: 神奈川県小田原市城山1-31-33
  • 時間:要確認
  • 車種:ロードバイク(コルナゴ C59、コルナゴMaster X Light、デローザ Neo Primato、Chapter 2 TERE、キャノンデール CAAD 10)
  • 料金:1日¥7,800~¥19,800

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BMWやNinjaも!? 自動車・オートバイブランドの電動アシスト自転車まとめ

電動アシスト自転車は自動車やオートバイと比較すると比較的参入しやすい。そのため、自動車やオートバイブランドが付いたE-Bike/電動アシスト自転車も見かける。日本国外でも自動車やオートバイブランドの名前を付けたE-Bikeが登場しつつある。今回はそのようなブランドをまとめてみた。

ヤマハ

自動車/オートバイブランドが付いた電動アシスト自転車/E-Bikeの中では、他のブランドと違うのがヤマハだ。世界初の量産電動アシスト自転車を製造・発売したヤマハは、電動アシスト自転車/E-bike業界のリーディングカンパニーとして君臨している。日本では街乗り用の電動アシスト自転車から、子供乗せ電動アシスト自転車、スポーツタイプのE-Bikeまで幅広いモデルをラインナップしている。その中でも、ヤマハ・YPJシリーズのフラグシップモデルである「YPJ-XC」は、ヤマハ・YZF-R1MやMT-10等フラグシップモデルを連想させるカラーリングを採用している。

https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/index.html

ヨーロッパではドライブユニットのみの提供だが、アメリカではPower Assist BicyclesというジャンルでE-Bikeを販売している。日本で販売されているE-クロスバイクやE-MTBだけでなく、日本未発売のE-グラベルロードもラインナップ。

https://www.yamahabicycles.com/

スズキ

出典:SUZUKI

軽自動車やオートバイで有名なスズキは、電動アシスト自転車「ラブ」も用意している。パナソニック・サイクルテックのOEMモデルで、ママチャリタイプの電動アシスト自転車のみだ。

http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/sna2426l9/top

ホンダ(撤退)

今は製造していないが、ホンダも電動アシスト自転車事業に参入していた。車種は、ママチャリタイプのラクーンだけでなく、マウンテンバイク風の「ラクーンCX」や折りたたみ電動アシスト自転車「ラクーンコンポ」「ステップコンポ」も製造していた。特にステップコンポはホンダ製ミニバン「ステップコンポ」に積載でき、車に載せたまま充電可能なのをアピールしていた。

Honda StepCompo FACT BOOK:https://www.honda.co.jp/factbook/motor/stepcompo/200104/

カワサキ(日本未発売海外モデル)

グリーンカラーで有名なオートバイ「カワサキ」。ドイツやイタリア等、ヨーロッパの一部の国でE-Bikeを展開している。シマノ・STEPSを搭載したフルサスE-MTBに、Fauzaユニットを搭載したE-ROADをラインナップ。E-ROADに関しては、カワサキのオンロードオートバイの名前である「Ninja」の名前が付けられている。

https://kawasakiebikes.com/

ベネリ

かつては、ホンダ・CB500FOURのエンジン設計を流用した6気筒オートバイ(Benelli Sei)で有名なのがベネリ。現在もオートバイを製造しているが、日本では2019年現在、E-MTBや電動アシスト折りたたみ自転車のみ販売している。他のE-Bikeよりも手頃な価格で購入できるのが特徴だ。

低価格E-MTB Benelli TAGETE27.5インプレ 伊豆大島を回った時に感じたことをまとめる

BMW(日本未発売海外モデル)

BMWはアパレルなどのグッズも展開しており、その中の1つにE-Bikeがある。E-BikeはクロスバイクタイプのCruise E-BikeとSpecializedのE-MTBのコラボレーションモデルがラインナップ。

https://shop.bmw.de/bmw-de/de_DE/bmw-lifestyle/sport/bikes/page1.html

ドゥカティ(日本未発売海外モデル)

日本未発売のドゥカティのE-MTBはThok Ebikesとのコラボレーションモデル。シマノ・STEPS E8000ドライブユニットに504Whバッテリーに加え、シマノXTコンポーネントを採用。前29インチ、後27.5インチの異型ホイールを採用した。

https://www.ducati.com/ww/en/mig-rr

Ford(シェアリング用自転車)

出典:https://www.fordgobike.com/how-it-works/meet-the-bike

アメリカの自動車会社「Ford」はアメリカの一部都市でシェアサイクルのサービスを行っている。車種は一般的な自転車だけでなく、電動アシスト自転車もある。デザインは海外でよくある、車体の殆どをカバーしたタイプだ。

https://www.fordgobike.com/

湘南地域でよく見るサーフボードスタイルの自転車の特徴とは

自動車やオートバイと比べて、身近な乗り物である自転車は地域によって独自の文化が形成されている。例えば神奈川県の湘南エリアでは、サーフボードを装着した自転車やスクーターを見かける。これは駐車場が少ないのと、気軽に移動できる2つの理由があるようだ。

サーフィンのアシは何がいいのか??/サーフィンライフ スタッフ 鈴木:https://surfinglife.jp/lifestyle/2308/

RAINBOW BEARFOOT PEDAL 【自転車用ベアフットペダル】 size:1/2

RAINBOW BEARFOOT PEDAL 【自転車用ベアフットペダル】 size:1/2

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サーファーのための自転車用品も存在する。例えば、Rainbowのベアフットペダルは海に行く人のために裸足で漕げるようになっている自転車用ペダルとのこと。ペダルの両面の形状が異なり、片面は通常のプラスチックで、裸足の時には柔らかいPVC ゴムで覆われた部分を踏む。これのおかげで靴を履いて漕ぐ場合と海へ行くときに裸足で漕ぐ場合で使い分ける事が可能だ。

そして、一番の特徴はサーフボードキャリアだろう。

一般的な荷台だとサーフボードの持ち運びが難しいが、このキャリアを使用すると車体横にサーフボードを簡単に載せられる。このキャリアは湘南等サーフィン文化が発展している所でしか見れない珍しいキャリアだ。

image:Rainbow

サーフボードキャリアと自転車を合わせた物もある。Rainbow FD-1は、低価格の折りたたみ自転車にサーフボードキャリアを標準装備したサーファー向け折りたたみ自転車。車体は実売価格1万円程度の折りたたみ自転車で変速機は無いため、短距離でしか使えない。しかしこの自転車はサーフボードを持って歩くより楽に移動できる自転車なので問題にならないだろう。湘南エリアの海沿い駐車場はハイシーズンになると場所によっては1日5,000円と驚きの駐車料金を取られる事もあるので、このような自転車を使い駐車料金を浮かせるのも良いかもしれない。

スクランブラースタイルのE-Bike 東洋フレーム AECを解説

E-Bikeと言えば、オフロード走行を楽しむE-MTBや楽にサイクリング可能なE-クロスバイク等、スポーツモデルが多い。一方で、従来のE-Bikeには無いファッショナブルなモデルが登場している。

ロードバイクやシクロクロスのフレームを製造している東洋フレームもE-Bikeをラインナップしている。「AEC」と名付けられたE-Bikeの特徴は、E-MTBやE-クロスバイク等とは違うクルーザースタイルだということだ。

フレームはビーチクルーザーとマウンテンバイクをかけ合わせたデザインだ。それだけでなく、オートバイみたいなダブルクレードルフレームにドライブユニットを装着するなど、細かい形にもこだわっている。また、オフロード走行を行えるだけの強度を持っていると語っていた。フロントフォークはKOWA SPINNER AERIS320-15。コンポーネントは変速機からディレイラーまでシマノDEORE M6000が搭載。但し、今回試乗したのはカスタムモデル。写真上のモデルはフロントフォークをRockshox、ギアはXTに換装されていた。

E-スクランブラーという表現が合う東洋フレーム「AEC」

東洋フレーム AECをビーチクルーザータイプのE-bikeだと考えると違和感がある。それは、スポーツサイクルの雰囲気に近い車体設計とドライブユニットにある。乗車姿勢はアメリカンバイクの低く、脚を前に出したタイプではなく、アップライトな一般的な自転車のポジションだ。また、AECに装備されている「SHIMANO STEPS E8080」は、本格的なE-MTBに使われているスポーツタイプ。脚を高回転で回して楽しむためのユニットで、ゆったりとした姿勢で乗るには非常に歯がゆい。

クルーザータイプのE-bikeなら、東洋フレーム AECよりElectra Townie Go!のほうが優秀だ。Townie Go!の起き上がった姿勢と脚を前に出す乗車ポジションと、静かでトルク重視のBosch Activeline Plusユニットがマッチしており、ゆったりとした運転が楽しめる。

ビーチクルーザー型E-Bike「Electra Townie GO!」を解説

ビーチクルーザーとして見るとAECの評価は低いが、クルーザーとしての色眼鏡を外すと別の視点が見えてくる。オフロード走行可能なフレームに、マウンテンバイクの部品が装着でき、スポーツタイプのドライブユニット「SHIMANO STEPS E8080」が搭載されている。これは只のE-ビーチクルーザーではなくて山も走れるファッショナブルで多目的なE-Bikeなのだ。

オートバイで例えるのならスクランブラーだろう。スクランブラーとは、オンロード用オートバイに、車高を上げブロックタイヤ等を装備しダートも走れるオートバイ。日本では、1970年代前半に道路の舗装が進み、大型オートバイとオフロード走行に特化したトレールモデルのヒットに伴い絶滅した。

世界的に絶滅したスクランブラーだが、海外メーカーを中心にスクランブラーが復活しつつある。これは、オンロード・ダート走行が行えるだけでなく、クラシックな雰囲気のイメージがありながら明確なイメージが定まっていないのもある。

好例がドゥカティ・スクランブラー。ダートも走れるオンロードオートバイという意味の「スクランブラー」だけでなく、掛け合わせる「スクランブル」の意味もかけ合わせ、舗装路のスポーツライドも行えるカフェレーサーや、アドベンチャータイプをラインナップした。それだけでなく、スクランブラーブランドのアパレルも用意し、従来のドゥカティとは違うファッショナブルなオートバイとして売り出している。そのため、近年はスクランブラー≒クラシックなデザインのオフロードオートバイという間違った認識(スクランブラー衰退期には国産4社はSL、RT/DT、TR、ハスラーなどのトレールモデルがあった)も生まれている。

AECをE-ビーチクルーザーではなく、スクランブラースタイルと見ると別の評価になる。カスタムしたくなる独特の形状のフレームに、マウンテンバイクのパーツが装着できる設計で改造しやすい。ドライブユニットはShimano STEPS E8080なのでスポーティな走りも可能で、フレームもオフロード走行できるため、林道ぐらいなら楽しめるだろう。

スクランブラースタイルとも言えるE-bikeの東洋フレーム AEC。欠点は価格で450,000円(税抜き)と高価な所。125ccのカスタムオートバイのコンプリートモデルよりも少し安いだけで、カスタムE-Bikeのコンプリートモデルとして認識されるかが課題だろう。

TOYO FRAME

盗難補償があるスポーツ自転車 ブリヂストン・CYLVAシリーズを解説

ブリヂストンの街乗り用自転車ブランド「グリーンレーベル」の中で、CYLVAシリーズはケレン味がないロードバイク、クロスバイク、折りたたみ自転車をラインナップしている。2017年モデルからはストリート系のグラフィックは廃止し、BRIDGESTONE GREEN LABELロゴをフレームに貼り、落ち着いたスタイリングになった。

cylvaf24

出典:CYLVA F24|CYLVA|BRIDGESTONE GREEN LABEL

CYLVAシリーズで一番注目する所は、三年間盗難補償がある事だ

三年間盗難保証は、条件を満たした場合で自転車が盗難された場合、僅かなお金で自転車を手に入れることができる制度。一般的なスポーツ自転車には採用されていないが、CYLVAシリーズには全車に盗難補償が付帯されている。

参考:各種補償制度、防犯登録 | お客様サポート | ブリヂストンサイクル株式会社

この3年間盗難補償はお買上げと同一車種(生産中止又は価格変動等が発生した場合は最近似の自転車・盗難補償は1回のみ有効)を自転車は3,000円(税抜き)、電動アシスト自転車は標準現金価格の30%で代替車として購入できると、非常にお買い得な制度だ。ちなみに従来の1年間盗難補償の場合、お買い上げ車と同じ新車(生産中止、または価格変動の場合は最近似の自転車)を標準現金販売価格の60%に消費税と組立手数料(大人車2,500円(税抜き)、幼児・子供車2,000円(税抜き))を加えた価格で代替車として購入できるとなっているため、以下にお買い得な制度なのかがわかるだろう。

CYLVA FR16:フラットバーロードバイク


CYLVAシリーズ唯一のフラットバーロードバイクなのがCYLVA FR16。クロスバイクのCYLVA F24に似ているが、FR16はやや前傾姿勢で乗れるため、スポーティな乗車姿勢を実現した。

ブレーキはロードバイクタイプのキャリパーブレーキを採用。FR16のブレーキは、通常のロードバイクタイプのキャリパーブレーキよりも、サイズが大きいロングアーチブレーキを採用している。ギアはロードバイク用の前二段、後ろ八段を採用し、クロスバイクのF24よりも細かいギア比を採用しているスピード重視のギア比となっている。タイヤ幅も28ミリの細めタイヤを採用し、舗装路をスポーティに走れる物を装着した。

CYLVA FR16の一番の特徴は、純正ドロップハンドルキットがオプションで存在する事だ。あとからドロップハンドルが装着できるので、初心者でも安心の自転車とも言える。

全体的な設計は、汎用性が高いフラットバーロードバイクだ。一般的なフラットバーロードバイクは、ロードバイクの設計のままフラットハンドルを装着するため、荷台や泥除けが装着できない、直進安定性を犠牲にしてクイックなコーナーリングを重視したため、街乗りでは不安定という欠点がある。

CYLVA FR16は、本格的ロードバイクのレーシーな設計をやめた一方、サイドスタンドや泥除け、荷台が装着できるため、他のフラットバーロードバイクでは珍しい汎用性を持っている。

CYLVA F24:クロスバイク

初心者にも乗りやすくてお買い得なクロスバイクの1つがCYLVA F24だ。タイヤ幅は32ミリとママチャリよりも少し細いだけのタイヤ幅は、歩道の段差の通過にも安心感があり、タイヤもパンクリスクを軽減するプロテクターをタイヤに搭載している。フレームサイズは4種類と比較的幅広い身長に合わせることができる。普通のクロスバイクでは標準装備されないスタンド、ライトが標準装備されているため、後から購入しなくてもいい。

マウンテンバイク並に軽いギアがあるギア比は、きつい峠越えも苦にならず、裾が痛みにくい簡易ガードは装備されている(但し裾バンドは持っていたほうが良い)。泥除けや荷台の純正オプションがあるので快適街乗り仕様に変更が可能となっている。

部品構成も5万円台のクロスバイクには採用されにくい、シマノ製Vブレーキやボトムブラケットを採用し、3年間盗難補償で万が一の盗難にも対応可能と至れり尽くせりすぎるクロスバイクとなっている。非常にお買い得な一台でケチを付ける部分が無いほどだ。あえて言うのならスポーク数が少し少ないホイールだけだろう。

CYLVA F6F/F8F:折りたたみ自転車

CYLVAシリーズの折りたたみ自転車であるCYLVA F6F/F8F。一番の特徴は、ハンドルとサドル間の長さが短いため、小柄な人でも自然な乗車姿勢を実現した事だ。エントリーモデルのF6Fは、太めのタイヤを採用し、安定性を重視しているのに対し、上級モデルのF8Fは細いタイヤを装着して舗装道路のスポーティな走りを楽しめるモデルとなった。

ブリヂストンの折り畳み自転車 CYLVA F6F/F8Fを解説 欧米系折り畳み自転車との違いも紹介

トランジットコンパクト風折りたたみ自転車「MOBILLY ONE」を解説する

超小径折りたたみ自転車は、走行性能よりも折りたたんだ状態の性能を重視している。今回紹介するMOBILLY ONEはXフレームを採用し低価格で購入できる超小径折りたたみ自転車だ。

MOBILLY ONEのフレームはスチール製を採用した。車体重量は13.8kgと重いが、これはフレームの重さだけでなく、泥除けや荷台が装備されているのもある。折りたたんだ状態のサイズは755×1100×500mmと、一般的な超小径自転車としては大柄だ。これは折りたたんだ状態でも車輪で転がして移動できるためだ。

タイヤ/ホイールのサイズは、12×2-1/4インチ。車輪が非常に小さいため段差や荒れた道の運転には注意しよう。ギアはシングルギアのため短距離向けと割り切ろう。

かつて存在したブリヂストンサイクル・トランジットコンパクトと比較する

 

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MOBILLY ONEを見て、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、かつてブリヂストンサイクルから登場したトランジットコンパクトだろう。2008年に生産終了したトランジットコンパクトは、MOBILLY ONEの先祖と言えるが、両車を見ると様々な所に改良点を加えている。

MOBILLY ONE

フレームはボトムブラケットとシートチューブ部に補強が加えられている。これはトランジットコンパクトでは見られなかった物だ。ホイールもトランジットコンパクトではプラスチック製のホイールだったが、MOBILLY ONEでは一般的な自転車と同じスポークホイールになった。強度面も向上している。また、MOBILLY ONEには泥除けと荷台が装着されているので実用性も強化された。一方、トランジットコンパクトの利点は車体重量で12.8kgと軽量だった。MOBILLY ONEは車体重量13.8kgと重いが、泥除けと荷台を外した場合の重量が気になる。

低価格で購入でき、独創的なデザインで多くの人に愛されたトランジットコンパクト。今でもネットオークションや中古市場では高値が付く状況だが、MOBILLY ONEの登場でその流れも変わるだろう。

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関連リンク

 

令和の主流になるモビリティはE-Bike・パーソナルモビリティ・自動運転車か

平成では、自動車はヒエラルキーが変化し最後は只の実用品に落ち、かつては一時代を築き上げた原動機付自転車(50CC)は死に体となり、オートバイはマニアの乗り物になった。そして電動アシスト自転車が登場した。令和では一体どのようなモビリティが主流となるのか。筆者はE-Bike・パーソナルモビリティ・自動運転車が、今後の社会の主流と考えている。その理由を紹介する。

令和時代を中心になるモビリティ

電動アシスト自転車/E-Bike

世界的に注目されているE-bike。日本でも従来型の電動アシスト自転車だけでなく、E-MTBなどのスポーツタイプのE-Bikeや、3輪カーゴバイクが注目されている。

電動アシスト自転車やE-Bikeは従来の自転車よりも自由に移動できる所だ。従来の自転車では、運転者の脚力により走行できる距離に差があったが、電動アシスト自転車はその差を縮めることができる。また、多くのモビリティの中では、スピードが出にくく機械が原因による暴走運転ができないため、免許不要で気軽に運転でき、幅広い年齢層が運転できる。

また、E-Bike/電動アシスト自転車は、原動機付自転車よりも自由な設計が可能だ。これは、世界で電動アシスト自転車やE-Bike用の部品があり、複雑な構造ではないため設計に自由がある、スピードが出ないため自由な設計ができる事が関係しているだろう。E-Bike市場では遅れている日本ですら、既にクロスバイクやE-MTB等のスポーツ自転車型から、折り畳みタイプ、カーゴバイクタイプ、高齢者用タイプなど様々な電動アシスト自転車/E-Bikeが売られている。

日本では、モペッド文化が無いため、複雑なアシストセッティングを行う必要がある。一部ではアシストをアップさせて、もっと速く走れるようにする風潮もあるが、海外でも高速走行可能なE-Bike(S-Pedelec)は原動機付自転車のように免許が必要だ。また、Trek Super Commuter+のように自転車の軽快さよりも原動機付自転車のような、重厚感があるスタイルになるだろう。

パーソナルモビリティ

町中での近距離移動を想定した乗り物として知られているパーソナルモビリティ。一般的には自転車程度の速度が出る電動モビリティの事を指す。日本ではパーソナルモビリティの殆どが公道走行できない。日本のパーソナルモビリティで有名なのはWHILLだろう。次世代の電動車椅子のWHILLは、動画のように自動運転実験やシェアリング実証実験を行っている。

 

出典:ヤマハ

また筆者が注目しているのは、ヤマハ・TRITOWNだ。停車時でも自立する立ち乗り型のパーソナルモビリティで、従来のキックボード型にはない安定感が期待できる。

パーソナルモビリティの問題点は、日本ではパーソナルモビリティに対する整備が無い事だ。これは、日本の道路事情も関係しているので一律に規制を緩めるわけにはいかないだろう。日本でもパーソナルモビリティを使用したシェアリングサービス「WIND(https://jp.wind.co/)」があるが、日本では原動機付自転車扱いになりヘルメットや免許証が必要だ。

また、既存の電動アシスト自転車の存在はパーソナルモビリティの最大の障壁になる。現行法でも運用でき、電池が切れても走行できる電動アシスト自転車は、パーソナルモビリティ普及の最大の壁になるだろう。

自動運転車

世界中で注目されている自動運転車。動画のテスラのように安定した運転を行うのもあるが、現時点では様々な不安がある。また、自動運転を行うには非常に複雑なセンサーやソフトウェアが必要なので、一般的な自動車に搭載されるには時間がかかるだろう。しかし、運転技術や知識、補償が自動運転以下の手動運転が膨大にある現在、自動運転車が普及すれば手動運転車は保険料が膨大に上がり社会的に排除される可能性が高い。これはアメリカのスポーツカーブーム衰退の原因の1つに保険料高騰があるため非現実的な話ではない。

また、自動運転車は一般的な自動車よりも、公共性が高い自動車のほうが早く採用されるだろう。例えば、DenaのRobot Shuttleのは道路界の新交通システムだ。これは、線路を敷かなくてよく、自由に道を設定できるため従来の公共交通機関のハブ交通の役割も期待できる。

DeNAはRobot Shutteだけでなく、日産製電気ミニバンタクシーを使用した、自動運転タクシー「Easy Ride」の開発も行っている。こちらはRobot Shuttleとは違い、一般の手動運転車との混合での走行も可能。2020年代前半の本格サービスの提供に向けて開発している。

歩行者扱いの電動車椅子も自動運転化が模索されている。つくば市では2019年4月22日に産業技術総合研究所とスズキ株式会社の協力のもと、「電動車いすの自動運転」の実証実験を全国に先駆けて実施した。

自動車は社会の中心から外れるか

人間が生活を行う上で重要な3項目と言えば衣・食・住だろう。その中でも自動車やオートバイ、自転車などのモビリティは住環境の付属品にしか過ぎない。そして、世の中の人が望んでいるのは自動車を運転するのではなく、楽に移動したいだけだ。多くの地域が車社会になっているのは、あくまでも現時点の選択肢で楽に移動できるだけでしかすぎない。もし既存の自動車よりも安全で楽に移動できるモビリティが登場したら、殆どの人はそちらに乗り換えるだろう。

車社会(モータリゼーション)の復活はあるか?と聞かれたら筆者はNOと答えるだろう。東京ビッグサイトで行われた「TRAN/SUM」の講演を聞いたり、様々な資料を見た限りでは、先進国では従来型車社会から決別し、人に優しい誰でも移動できる社会を目指している。それは日本でも同じでこの流れは静かに動いている。シクロライダーもこの流れに関して定期的にリポートする。

島内でも高齢者による交通事故は発生しているが「免許を返納すると、ちょっとした買い物でも自分で行けないし、病院に行くのも不便になりそうだから、返納に抵抗があるとの意見が多い」という。そして「高齢者だって事故は怖いし、子どもに叱られながら運転をしたくはない。早く自動運転を実用化してほしい」という切実な声が上がった。

離島で考える地域交通のあるべき姿(前編)SIP市民ダイアログレポート

BOSCHユニットのE-Bike TREK Verve+をインプレッション

ヨーロッパではトップシェアを誇るBOSCHの電動アシストユニット。2017年にBOSCHは電動アシストユニットを日本に参入すると発表し、2018年モデルから、Boschユニットを搭載した電動アシスト自転車が登場しつつある。

コラテックやビアンキ等のブランドでボッシュの電動アシストユニットを搭載した電動アシスト自転車が登場しているが、Boschの電動アシストユニットを搭載した電動アシスト自転車のなかで一番安いのはTREKの電動アシスト自転車「Verve+」だ。Verve+は、クロスバイクタイプの電動アシストスポーツサイクルで、日本市場ではTREK唯一の電動アシスト自転車だ。

Verve+に搭載されているアシストユニットはBosch Active Line Plus。Boschユニットを搭載した電動アシスト自転車は、日本市場では30~40万円台のモデルが殆どだが、TREK Verve+は税抜き価格20万円以下で買うことができるBOSCHユニット搭載の電動アシスト自転車となっている。

税抜き20万円以下(2018年登場時)で買えるVerve+は、通勤等の日常用クロスバイクというコンセプトだ。Verve+は価格は安いが装備は充実しており、フレーム内蔵フロントライトやフェンダー内蔵テールライト、泥除けを装備しこの価格帯の電動アシストクロスバイクとしては、比較的買い得な電動アシスト自転車となっている。ブレーキは油圧ディスクブレーキを採用し。タイヤも太いため、スピードが出ても安定して停まれる安心感がある。

Boschの電動アシストユニットは期待はずれ?(2017年時の記事)

Verve+のアシストユニットはBosch Active Line Plusというもので、Boschの電動アシストユニットの中では低価格向けの街乗り向けユニットと思われる。ケイデンスメーターはなく、スポーツサイクルアシストユニットのヤマハ・PW(YPJ-R・YPJ-C)やパナソニックスポーツドライブユニット(パナソニック・XM1)と比較すると、街乗り向けだと実感する。

ヤマハやパナソニックのシティサイクル用ユニットみたいに、時速20km/h超えたときのアシストオフによる脚にかかる重さはなく、YPJ-R/YPJ-Cに採用されているPWユニットよりもパワー感はあり、アシストのON・OFFはわかりやすい。しかし、シマノのSTEPS E8080やXM1に搭載されているパナソニックスポーツドライブユニットみたいに、高ケイデンスで漕いでもアシストがかかる雰囲気ではなかった。

サイクルモードのコースで気になったのが、ペダルを漕ぐ脚を止めてアシストがオフになる時、コクンとした小さいショックが発生する。これは同ユニットを搭載したTern Vektronでも体感したので、Bosch Active Line+特有の問題と考えて良いと思う。因みに埼玉サイクルエキスポでVerve+と同じユニットを搭載し、海外用チューンのBosch Active Lineに試乗したことがあるが、こちらはアシストオフのショックが無く、時速27km/h近くまでフラットに力強くアシストしてくれた。

感覚的にはBENELLI TAGETEに装着されているBAFANG社のユニットに近い。しかし、BAFANG社のユニットはアシストオフの時のコクンとした感覚がないため、BOSCHよりもBAFANGのほうが優秀なのではないかと思ってしまう。

もしシマノ製アシストユニットが搭載されていたら破格だが…(2017年時の記事)

TREK Verve+の価格は税抜き20万円以下と装備内容を考えたら比較的安価だ。しかし、ペダルを漕ぐ脚を止めてアシストがオフになる時、コクンとした小さいショックが発生するアシストユニットのおかげで、両手を挙げて薦められる電動アシスト自転車ではない。もしシマノSTEPS E8080を搭載して25万円以下なら間違いなくお薦めだが、このレベルだと購入前に必ず試乗するべき電動アシスト自転車の1台の中に入るだろう。

しかし、2018年に再試乗することができたが、評価は一気に変わった。

2018年に再試乗した時のインプレッション

2018年に、実際の公道でTREK Verve+に試乗することができた。この時最初に感じたことはモーター音が静かな事。電動アシスト自転車やE-Bikeは車種によって様々なモーター音を発する。筆者が知る限りではヤマハ・PW-X、パナソニック・スポーツドライブユニット、シマノ・STEPS E8080はモーター音が大きい。その中でもシマノ・STEPS E8080は高音を発することで知られている。短時間で乗るのならモーターの高音は面白いが、これが何時間も続くと喧しいのだ。

TREK Verve+に搭載されているBosch Active Lineユニットは、音が静かでアシストが発生した状態でも非常にわかりにくい。また、太いタイヤのおかげで、一般公道では終始安定した走りができる。そのため、普通のサイクリングを行うのならリラックスして走行できる。2017年のサイクルモードでの評価が悪いのは、サイクルモードの試乗コースが実際の一般公道とかけ離れており、高速走行を重視する道だったのもある。一部の自転車ブランドではBoschユニットを高評価している所があったが、その理由がやっと理解できた。

Bosch Active Line Plusユニットは、レーシーな走行を楽しむE-MTBよりは、TREK Verve+のようなE-クロスバイクやE-トレッキングバイクに合っている。アシストオフ時の、コクンとした小さいショックが気にならないのなら悪くない選択肢だろう。

https://www.trekbikes.com

ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ等の国産電動アシスト自転車ブランドを紹介

モーターの力で人力を補助する電動アシスト自転車は、日本では多くの会社が参入している。その中でもブリヂストン・パナソニック・ヤマハの3社は長年に渡り、電動アシスト自転車を製造しており、トップ3とも言える存在だ。

今回は、日本の電動アシスト自転車トップ3ブランドの紹介する。それだけでなく日本国内の注目の電動アシスト自転車ブランドを紹介する。

ブリヂストンサイクル

一般車からレース用自転車まで様々な自転車を製造しているブリヂストンサイクル。電動アシスト自転車は長年にわたりヤマハ発動機と蜜月関係だったが、現在はヤマハ製ユニットを搭載したモデルだけでなく、自社ユニットを搭載したモデルなど、様々な電動アシスト自転車をラインナップした。

https://www.youtube.com/watch?v=wxQ0iwUaf-E

自社ユニット「ブリヂストン・BSデュアルドライブ」が他社と違うのは前輪駆動という所。ヤマハ・パナソニックは車体中心部に装着したミッドドライブユニットを採用し、チェーンに脚力とモーターの力が合わさって進む。それに対しBSデュアルドライブは前輪にモーターを搭載することで、モーターの力と脚力が分散されて進むタイプだ。また、このタイプは走行中にペダルを止めたり、下り坂でブレーキをかけると充電を行うのも特徴だ。

電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)に関しては、トップ3の電動アシスト自転車会社の中で、唯一参入していない。

パナソニック

1979年に国内第1号の電気自転車「Electric Cycle」を開発したパナソニック。その後、1996年にナショナル自転車工業株式会社(現パナソニック サイクルテック株式会社)初の、パナソニック製モーターユニット搭載電動アシスト自転車「陽のあたる坂道」が誕生した。2019年3月に国内完成車累計出荷台数が300万台を突破し、パナソニックの自転車ラインナップの中心とも言える存在となっている。

電動アシスト自転車は10万円以下の低価格帯から、15万円を超える子供乗せ自転車まで多種多様な電動アシスト自転車をラインナップ。カバンの中からキーを出さずに、電源ONと同時に後輪サークル錠が自動で開錠する「ラクイック」を採用するなど、他にはない機能を採用しているのもある。

電動アシストスポーツ自転車にも力を入れている。E-Bike登場前に登場した「ハリヤ」は、貴重なスポーティタイプとして多くの人が買い、マウンテンバイク風にカスタムされたモデルもあった。また、E-Bikeに関しては本格E-MTB「XM1」や、フルサスペンションE-MTB「XM-D2」を発売し、力を入れている。

ヤマハ

1993年に世界初の量産電動アシスト自転車を発売したヤマハ。電動アシスト自転車のリーディングカンパニーとして、一般車からE-Bikeまで幅広いモデルをラインナップしている。かつてはブリヂストンサイクルと関係が強かったため、ブリヂストンサイクルと似たモデルが多数あったが、2019年現在はヤマハオリジナルのデザインの電動アシスト自転車をラインナップしている。

E-Bikeに関しては、E-Bike前史の時代のPAS Brace、E-bike初期のYPJ-R/YPJ-Cから取り組んでいる。YPJ-R/YPJ-Cは小型バッテリーと脚力重視の低アシストで評価が2分されたが、その後に登場したYPJ-XC/YPJ-EC/YPJ-TC/YPJ-ECでリーディングカンパニーの矜持を見せた。

その他 注目の国産電動アシスト自転車ブランド

ミヤタサイクル

かつては他社からドライブユニットを供給して電動アシスト自転車の製造を行っていたが、現在は終了。2019年現在、スポーツタイプのE-Bikeに照準をあわせて展開している。シマノ・STEPSユニットを搭載したE-クロスバイク「CRUISE」と、E-MTB「リッジランナー」を展開している。

ミズタニ自転車

ブロンプトンなどの海外ブランドの自転車の輸入代理店を行っているミズタニ自転車。E-Bikeに関してはシマノ・STPESを搭載したE-Bike「Seraph E-01S」を製造している。グラベルロードの設計を採用したため、前傾姿勢気味のスポーティなポジションで、E-グラベルバイクともいえる1台だ。

深谷産業

自転車部品の輸入代理店がメインの深谷産業はE-Bike「DAVOS E-600」の製造も行っている。Seraph E-01Sと同じく、グラベルロードの設計を採用したE-グラベルバイクの1つで、クロモリフレームと大容量バッテリーが特徴だ。

デイトナポタリングバイク

出典:https://www.potteringbike.jp

後輪インホイールモーター+小型バッテリーをレザーバッグに隠すことで、電動アシスト自転車に見えないのが特徴だ。高機能よりも低価格とシンプルを売りにしている。ラインナップは折りたたみ自転車タイプのDE01シリーズ、フラットバーロードタイプのDE02シリーズ、ミニベロタイプのDE03シリーズをラインナップ。

今後注目の電動アシスト自転車

豊田トライク

2輪車のように軽やかに曲がることができ、安定性が高い次世代の電動アシストモビリティ。佐川急便と共同開発したカーゴモデルなど多種多様なモデルを展開予定のようだ。

次世代の電動アシストモビリティ「豊田トライク」まとめ

 

エンビジョン

日本国内の普通自転車(全長1,900mm、全幅600mm)を満たし、日本の道路事情でも運転しやすい電動アシストカーゴバイク。2019年4月現在開発中。

E-カーゴトライク「STROKE CARGO TRIKE T3.5」に乗った感想【電動アシストカーゴトライク】

【自転車漫画】マリーとこまめのご近所物語「サイクル。」Part28

レンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している人気の自転車漫画「サイクル。」。今回はマリーとこまめのご近所物語をノーカットでお送りします。

最新作は作者のTwitter・Instagramで公開されています。

【自転車漫画】サイクル。/ナイトロバンビまとめ【随時更新】

 

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【ロードバイク】スポーツ自転車の宅配方法まとめ【クロスバイク】

自転車を遠くの場所に移動させるには、公共交通機関を利用して遠くの場所に移動する輪行と宅配がある。宅配の利点は持ち運びをしなくても良いため、疲れないで移動することができる。しかし、自転車を宅配する方法はあまり知られていない。今回、自転車の宅配方法についてまとめてみた。

自転車の宅配方法一覧

梱包の必要が無い家財便

諸事情で自転車の分解ができない、ママチャリなどスポーツ自転車のように車輪が外せない人向けが家財便を使う方法だ。簡単に自転車を送ることができるが、自転車を箱に入れて送る自転車宅配便とは違い、多額の費用がかかるのが欠点だ。

ヤマトホームコンビニエンス らくらく家財宅急便:http://www.008008.jp/transport/kazai/index.html

飛脚ラージサイズ宅配便:http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-largesize/

自転車宅配便

ロードバイクやクロスバイク等のスポーツ自転車は、簡単に車輪を外せる。そこに注目して、自転車を分解し専用の箱に入れて送る方法が登場した。重量は20kgまでの所が多い。スポーツ自転車ユーザーが自転車を宅配する方法として有名な方法だろう。

Cyclo Express:http://cycloexpress.co.jp

カンガルー自転車イベント便:http://www.cycle-seino.jp/

自転車輸送・宅配便サービス(BTB輪行箱ユーザー限定):http://www.j-kowa.co.jp/porter/takuhai.html

飛脚ラージサイズ宅配便

佐川急便が行っている宅配便サービス。3辺合計が160cmを超える荷物(260cm以内)、50kgまでの荷物や複数個口の荷物が対象となるサービスで自転車以外でも使用できる。自転車宅配便で使う輪行箱のサイズに対応している。

飛脚ラージサイズ宅配便:http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-largesize/

サイクリングヤマト便

輪行袋、ハードケース、段ボールを使用できヤマト便相当の値段で運べるのがサイクリングヤマト便。利用するにはCJ+会員の登録が必要だが、輪行袋のみで運べるのが魅力的だ。

サイクリングヤマト便:https://cyclic.ne.jp/lp/index.html

輪行箱一覧

BTB

出典:BTB

ダンボール製ながら、海外でも安全運べるのを売りにしている輪行箱だけでなく、ポリプロピレン(PP)ハニカムコアを採用した樹脂製を採用し、1年に何回も遠征する使用回数の多い方や、水に強いためハードケース並の強度を求められる人向けの輪行箱 プレミアム、折りたたみ可能な輪行箱で、折りたたむと1/4まで小さくなり、自転車をなるべく簡単に安く送りたい人向けの折りたたみ輪行箱等をラインナップ。また、BTB輪行箱ユーザー限定の宅配便サービスも行っている。

http://www.j-kowa.co.jp/

BIKE SAND

出典:BIKE SAND

輪行箱の中に自転車を入れるのでなく、自転車を宙吊りにすることで、安全に運べるのが特徴のBIKE SAND。一般的な輪行箱と同サイズのバイクサンド 228と、三辺合計が200cm(74cmx95cmx30cm)以内で、ヤマト便や、飛行機の国際便も機内持ち込み手荷物に対応したバイクサンド 200をラインナップ。

https://www.bike-sand.com/

Cyclo Express

自転車専用の宅配サービスのCycloExpressはダンボール製の輪行箱を販売している。

http://cycloexpress.co.jp/box/

Kabuto

出典:Kabuto

自転車スタンドやラックがメインのKabutoが販売している輪行箱が「バイクパック輪行箱」。自転車の車輪を入れられる中仕切があるのが特徴だ。また、モデルによってはキャスターが装備されたものもある。

http://www.kabuto99.com/

カンガルー自転車便

カンガルー自転車便では、バイクサンドとオリジナルの輪行箱が購入できる。カンガルー自転車便のオリジナル輪行箱は、安価で使えるダンボール製のシンプル輪行箱と、上フタと底フタをプラスチックダンボールで強化したオリジナル輪行箱の2種類がある。オリジナル輪行箱はレンタルサービスも行っている。

http://www.cycle-seino.jp/

premier パネルガードバイクケース

 

Qbicle バイクポーター

一般的な輪行箱サイズのスタンダードと、3辺合計が203cmのコンパクトタイプの2種類がラインナップ。素材は防水性に強いプラスチック製ダンボールを採用した。

福島県須賀川市で福島県内初となるシェアサイクルの実証実験を開始

福島県須賀川市のまちづくり会社である「株式会社こぷろ須賀川」と、シェアサイクル運営・運営支援をする「コギコギ株式会社」は、2019年4月26日より、二次交通を補完することによる中心市街地活性化を目的として、福島県内初となるシェアサイクルの実証実験を開始した。

福島県須賀川市は、福島県中通り地域に位置し、人口76,082人(2019年3月現在)、面積279.43K㎡の都市。東日本大震災での甚大な被害からの復旧復興に向けて2013年に須賀川市中心市街地活性化協議会を設立、翌年に認定を受けた須賀川市中心市街地活性化基本計画に基づき、中心市街地の活性化に取り組んでいる。

そうした中、2019年1月、中心市街地の活性化と休日の回遊性向上を目的としたコミュニティ施設「tette」が開業し、開業から3ヶ月で15万人が訪れている。この集客力を周辺に波及させること及び、須賀川駅と中心市街地との公共交通補完を目的として、シェアサイクルを導入することになった。

コギコギは、2011年に設立したシェアサイクル事業およびシェアサイクル事業支援を行う会社。8年間のシェアサイクルの運営および運営支援の経験に基づき、サステナブル(持続可能)なシェアサイクルの普及を目指している。

今回の実証実験は、シェアサイクルのポート設置場所とサービスの利用料金を実証実験期間中に複数回変更することを前提として実施する。これにより、須賀川市におけるシェアサイクルの利用ニーズと運営コストの検証を行い、サステナブルなシェアサイクルの事業モデル構築を目指す。開始当初はシェアサイクルを6ヶ所のポートに20台配置し、利用料金は15分60円を基本とする。

本実証実験は、福島県の「歩いて暮らせるまちづくり強化プロジェクト」に今年度選ばれた須賀川市の事業の一環として行われることにより、福島県、須賀川市、須賀川市商工会議所、こぷろ須賀川の4者によりプロジェクトチームを構成し、須賀川市中心市街地活性化協議会が実施主体、こぷろ須賀川が運営主体、シェアサイクルのシステム提供をコギコギが担う。1年間の実証実験を経て、来年度以降、福島県内の他の都市におけるシェアサイクルの展開も考えているとのこと。

須賀川市シェアサイクルURL:http://cogicogi.jp/smart/port-sukagawa.html

コストパフォーマンス抜群のディスクロードバイク NESTO ALTERNA DISCインプレ

ロードバイクのトレンドの1つと言えばディスクブレーキだろう。自動車やオートバイ、マウンテンバイクのようにブレーキローターで制動し、ハイエンドロードバイクやグラベルロードバイクを中心に普及している。

その一方で、手頃な価格で購入できるエントリーグレードのロードバイクに、ディスクブレーキが搭載されている例は少ない。仮にディスクブレーキが搭載されている場合でも、ほとんどがグラベルロードバイクなのが実情だ。

しかし、そんな状況でも手頃な価格で購入できるディスクロードバイクはある。特に、今回紹介するNESTO ALTERNA DISCは、国内販売中の19万円未満ディスクロードバイクにおいて最軽量(9.0kg)で、シマノ105を搭載し、車体価格が139,000円と、他社では見られない低価格を実現している。

ALTERNA DISCとは、どんなロードバイクか

ALTERNA DISCは、NESTOのロードバイク「ALTERNA」のディスクブレーキバージョン。しかし、ALTERNAにディスクブレーキを装着しただけでなく、フレーム、フロントフォーク等の設計を全面的に変えているため、全く別の自転車となっている。

NESTO ALTERNA(税抜き¥89,000)

フレームはALTERNAよりもシャープなデザインになっているだけでなく、BBの中心から前輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すフロントセンターや、BBの中心から後輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すリアセンターを短くした。レースレプリカ風味ながら安定性を重視したALTERNAとは違い、俊敏性を重視している。

フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。ラフな取扱はできない一方で、軽量なのが特徴だ。

ブレーキはSHIMANO BR-RS305。片押しタイプのワイヤー式ディスクブレーキだ。低価格モデルで使われているTEKTRO Mira(搭載車:Specialized Diverge E5)と比べると制動力に不満はなく、ブレーキをかけた時も価格を考えると軽い力で引くことができる。あとは長期間使用した時のブレーキパッドの片減りだろう。

コンポーネントはシマノ・105。レースユーザーやスポーツライドを行うユーザー向けのグレードだ。クランクなど細かい部分にも105を採用している。フロントのギア(クランク)はSHIMANO FC-R7000 50X34T、リアのギア(スプロケット)はSHIMANO CS-R7000 11S 11-32T。

ホイールはNOVATEC製ハブに流行のワイドリムを装備。ディスクロードで主流の前後12ミリスルーアクスル規格(前12×100mm、後12×142mm)を搭載しているため、ホイールのアップグレードも容易だ。

今回、定例の試乗コースでALTERNA DISCに試乗した感想を一言で表すと、ケチをつける所が無いという事。重いギアを踏んでも良く走り、ブレーキもよく効く。乗り心地に関しては、微振動があるビリビリとした硬さではなく、サスペンションが硬い車のような硬さだ。ディスクブレーキを搭載し、車軸付近の剛性を上げているのと、スルーアクスルの太い中空シャフトで剛性があるため硬い。ただ、グラベルロードのSpecialized Diverge E5(12ミリスルーアクスル、フルカーボンフォーク、タイヤは複数種類仕様)の硬すぎてどうしようもないというわけではない。

15万円以下で購入できる貴重なレースタイプのディスクロードバイク

2019年現在、手頃な価格で買えるディスクロードは種類が少ない。仮にあったとしても、レースレプリカ以外のディスクロードが主流で、グラベルロードが多い。ロードバイクでも、低速での直進安定性を重視したエンデュランスロードのKhodaa-Bloom FARNA700 Discや、アップライトな乗車姿勢のエンデュランスロードバイクのFELT VRぐらいだ。

15万円以下で購入できるレースレプリカタイプのディスクロードと言えば、MERIDA SCULTURA DISC 200ぐらいだろう。こちらはサイズが5種類と多いが、Shimano Soraを採用しているため、コンポーネントのグレードは落ちる。

NESTO ALTERNA DISCは、手頃な価格でスポーツライドを行いたい人に向いている。現在のディスクロードバイクの主流である規格を採用し、ディスクブレーキは制動力も高く、油圧ディスクブレーキにアップグレードも可能だ。もし15万円以下でお薦めのロードバイクを挙げるのなら、ALTERNA DISCはその中の1台に挙げるだろう。