【インプレ】STROKE CARGO TRIKE T3.5に乗った感想【電動アシストカーゴトライク】

自転車の一番の特徴は、他の乗り物と比べて新規参入が簡単だということ。一般的な自転車よりも新規参入が難しい電動アシスト自転車でも、新規参入が相次いでいる。

今回紹介するSTROKE CARGO TRIKEは、エンビジョン株式会社が開発している電動アシストカーゴバイク。この自転車の特徴は、日本国内の普通自転車(全長1,900mm、全幅600mm)を満たし、日本の道路事情でも運転しやすい電動アシストカーゴバイクということ。8月に試乗したSTROKE CARGO TRIKEはT3.5というテストモデルで、市販予定モデルとは色々な所が違うが解説しよう。

試乗車のスペック

今回試乗したSTROKE CARGO TRIKEはT3.5というテストモデル。前半分は製作し、後半分はヤマハ製PASユニットを搭載した自転車を組み合わせた仕様で、あくまでもテスト用モデルだ。変速機は内装3段変速を搭載している。

STROKE CARGO TRIKE T3.5に乗車した感想

STROKE CARGO TRIKE T3.6は神宮外苑サイクリングコースで試乗した。発進時は手に力を入れるとふらつくので、手に力を入れないで発進するのが良いだろう。通常の自転車と比べるとハンドリングにやや違和感があったが、市販車では誰でも乗れる電動アシストカーゴバイクにすると語っていた。

20kgほどの荷物を積んで、神宮外苑サイクリングコースを走行したが、ふらつきや不安定な感覚は無く安定して走ることができた。

一番の特徴は、停車している時でも自立する所だろう。これは3輪自転車の良さを活かすために設計とのことだ。スタンドを使わなくても良いので、配達では瞬時に停車できるので、通常の自転車よりも便利だろう。筆者としては自立可能の良さを活かしてパーキングブレーキは付けるべきだ。

市販予定スペックから想像できることは?

今回試乗したモデルはあくまでもテスト用モデル。市販予定車では様々な部分が変わると語っていた。現時点での話では、電動アシストユニットはBafangを予定している。その理由は、小規模な会社にもアシストユニットを提供してくれるとのこと。

変速機は内装8段変速(Nexus Inter8)を搭載予定。内装8段変速は内装3段変速や内装5段変速よりも低いギアがあり、細かくギアを変えることができる。おそらくT3.5よりもスポーティな電動アシストカーゴトライクになるだろう。

すぐわかる内装変速機のギア比(Shimano NEXUSシリーズ編)

荷台にあるアラウンドフレームは、デザインのアクセントだけでなく岡持などを吊るすことができるのを売りにしている。市販仕様では非装着仕様も予定しているとのことだ。筆者としてはアラウンドフレームは着脱可能にしたほうが面白いと思う。

ブレーキに関しては機械式ディスクブレーキか油圧式ディスクブレーキのどちらかを考えているようだ。今回試乗したモデルは機械式ディスクブレーキを採用していた。試乗した限りでは機械式ディスクブレーキでも不安は感じなかったが、予定車体重量35kg+積載可能重量30kg+乗員体重を考えると、強力な油圧ブレーキを装着したほうが安全だ。

豊田トライクとの違いは?

豊田トライクとSTROKE CARGO TRIKEの大きな違いは自立だろう。シンクロシステムを採用した豊田トライクは、2輪車の乗りやすさを追求したため自立ができない。対して、STROKE CARGO TRIKEは自立ができるので、直接的なライバルにはならないだろう。

豊田トライクの商用版「豊田TRIKE CARGO」と高齢者向けプロトタイプとはどういう自転車か

STROKE CARGO TRIKEの欠点は?

STROKE CARGO TRIKEの欠点は、ハンドリングでもブレーキでもなくイメージ戦略だろう。この自転車を運転している時、「自分のライフスタイルに合うのだろうか?」と考えていたのだ。

このような疑問を持ったのは、カーゴトライクが特殊な自転車に見えてしまうからだ。STROKE CARGO TRIKEは寸法を普通自転車枠に収める予定だが、通常の自転車と比較すると大きいイメージが付きまとう。因みに、豊田トライクは普通の自転車の感覚で運転できるため、このようなイメージは無かった。メーカー側は、「特殊な自転車」のイメージを壊して、どのようにして「面白い形をしているが普通に運転でき楽しい自転車」というイメージにするか考えたほうが良いだろう。

STROKE CARGO TRIKEは現在開発進行中。2018年12月にはクラウドファンディングを実施する予定とのことだ。

http://stroke-design.com/

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