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スペシャライズド 自宅配送サービスの対象バイクをさらに拡大

スペシャライズドジャパンは、Ship to HomeのラインアップにSirrusとRiprockを追加することを発表しました。同社は、ライダーは完璧なバイクを直接自宅のドアまで届けることができるようになり、梱包可能なすべてのバイクが自宅配送に対応するようになりました。

スペシャライズドは、ライダーが望むとおりに完璧なバイクをお届けすることを誇りにしています。自宅配送オプションにより、ライダーは自宅または希望する店舗でバイクを受け取ることを選択できるようになりました。これにより、お客様が自転車を購入する際に、店舗に出向く必要がなくなり、より柔軟な購入プロセスが可能になります。

配送プロセスの詳細については、スペシャライズド・オンラインストアのウェブサイトをご覧ください。注文から発送までの目安は10営業日ですが、ご注文内容や混雑状況により変動する場合があります。30万円(税込)未満のバイク(キッズバイクを除く)の配送には、別途配送料8,800円(税込)がかかります。ただし、24インチ以下のラインアップのキッズバイクは、宅配便送料無料となります。

なお、Como SLやShivなど一部のモデルは、その特殊な形状から宅配便の対象外となっています。

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スルガノホールディングスとOpenStreetが業務提携、静岡市清水区蒲原地区でシェアサイクルサービス「スルガノサイクル」を開始

スルガノホールディングス株式会社とOpenStreet株式会社は、静岡市清水区蒲原地区において、OpenStreetが全国展開する「HELLO CYCLING」のシェアサイクルプラットフォームを活用したシェアサイクルサービス「スルガノサイクル」の運営を開始しました。

スルガノホールディングスは、静岡市清水区蒲原地区で「このまちはきっともっと”おもしろい”」をキャッチフレーズに、新業態の道の駅「トライアルパーク蒲原」の運営など、地域をより良くするための事業を実施してきました。

今回、スルガノホールディングスとOpenStreetが業務提携し、静岡市清水区蒲原地区でシェアサイクルサービス「スルガノサイクル」を運営することにより、主要駅から目的地までのアクセスの向上による地域住民の利便性拡充や、観光利用における街の回遊性の向上など、地域の活性化に貢献します。

シェアサイクルで使用する自転車は「2020東京オリンピック」のケイリン競技で使用された先導車の技術を活用した、パナソニックサイクルテック製電動アシスト自転車「XU1」を導入することにより、観光エリアをスマートに周遊することができます。

最初は、JR新蒲原駅・トライアルパーク蒲原を中心に4ステーションの運営を開始し、今後も更なるステーションの設置拡大を目指します。

利⽤にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要です。アプリで無料会員登録後、ステーションの検索や、⾃転⾞の予約から決済までを簡単に⾏なうことができます。
また、アプリの地図上に表示されているステーション(全国約5,900ヶ所、2023年1月時点)であれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能で、使いたいときに、使いたいだけ、便利に利用することができます。

料金は利⽤開始30分300円、以後15分毎に150円、12時間2,000円です。

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アルビレックス新潟 「にいがた2kmシェアサイクル」とのコラボレーション実施

株式会社アルビレックス新潟は、2023年1月27日、電動アシスト付き自転車のシェアリングサービス「にいがた2kmシェアサイクル」とのコラボレーションを発表しました。これは、新潟市のホームタウンである新潟市とアルビレックス新潟が協力し、まちなかの賑わい創出や、2023シーズンJ1リーグでのアルビレックス新潟の躍進を祈念するものです。

コラボレーションの内容は、自転車のバスケット部分と後輪のドレスガード部分に、クラブマスコットを用いた新しいデザインが追加されることです。これによって、新潟駅、万代、古町へお立ち寄りのサポーターの皆さんは、より身近な雰囲気で「にいがた2kmシェアサイクル」を利用することができます。

「にいがた2kmシェアサイクル」は、新潟駅・万代・古町をつなぐ「にいがた2km」エリアを中心に、「ポート」と呼ばれる駐輪拠点間を自由に行き来できる電動アシスト付き自転車のシェアリングサービスです。アプリをダウンロードし登録することで、「好きな時間」に「好きなポート」で自転車を借りることができます。本コラボレーションは、「にいがたシェアバイク共同体」の協力を得て、広告枠スペースを使用しています。

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手頃な価格の小径カーゴEバイク「ターン・クイックホール」HSDと比較する

2023年1月20日、東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「ワイズロード社員試乗会」。ロードバイクやクロスバイク、Eバイクなどワイズロードで取り扱うブランドを集めて、商品知識を深めるための社内イベントで、様々なブランドが出展していた。今回、ピックアップするのはターン・クイックホールD8だ。

クイックホールD8は、32万7800円(税込)と、ターンで一番安いEバイク。車体(フレーム)は、高強度と高耐久性に優れた構造で、ヨーロッパ有数の自転車試験所である「EFBE Prüftechnik GmbH」にて、フレームとフォークが最大150kgの車両総重量に対応できる試験に合格している。

ここで気になるのが、同ブランドのHSDとは一体何が違うのかということだろう。HSDとクイックホールは、一見すると非常によく似ている。ボッシュ製モーターを搭載し、沢山の荷物を積むことができる便利なEバイクだが、車体設計は大きく違うのがわかるだろう。

積載量に関しては、HSDが耐荷重170kgなのに対しクイックホールが150kgで、HSDの方が若干積載量が多い。両モデルとも前後に荷台を装着できるため積載性能に関しては大きくは違わない。

車体設計で特徴的なのがHSDは、ハンドルポストが折りたたみ式になっており、折りたたむとかなりコンパクトになる。これによりワゴン車や小型エレベーターに簡単に搭載でき、狭いアパートで保管する場合にも、HSDを直立させれば、鉢植えと同じようなスペースで保管することができる。保管や車載にこだわるのなら、HSDだろう。

車体関連でクイックホールの利点なのが車体重量。シンプルなクイックホールはHSDよりも数キロほど軽い。

ライディングポジションに関しては、HSDがアップライトなライディングポジションであるのに対し、クイックホールはHSDよりも多少前傾したライディングポジションとなっている。見晴らしの良さならHSD、ちょっと前傾姿勢となっているライディングポジションが好きな人にはクイックホールだろう。

また、HSDはおりたたみ式ハンドルポスト、調整可能なステム、サスペンションフォークなど、クイックホールと比較してプレミアムな機能を満載している。

モーターに関してはボッシュ アクティブラインプラス(定格出力250W、最大トルク50Nm)を搭載。バッテリーはボッシュ パワーパック300(容量300Wh)を搭載している。

価格に関してはクイックホールが有利だ。HSDの価格は443,000円(税込、以下同)
と高価な一方、クイックホールは327,800円とHSDよりもお手頃な価格を実現。ボッシュモーターを搭載したEバイクの中ではリーズナブルなモデルだ。

トレーラーハウス向けコンテナも載せられるオリジナルシャーシ YADOKARIから

株式会社YADOKARIは、2023年1月23日(月)より、12ftサイズと20ftサイズの2種類のオリジナルシャーシを販売開始することを発表しました。

シャーシとは、既製品のコンテナを設置したり、セルフビルドのトレーラーハウスを作ったりするための車両ベースのことです。YADOKARIのシャーシは車検付きなので、確認申請の必要がなく、希望の場所に車両として設置することができます。

シャーシの大きな特徴として、ISO規格のコンテナ(12ft、20ft)を積載するためのコンテナロックあります。凸部を手動で回転させてコンテナを固定する「ツイストロック方式」のため、シャーシと上部を分離することができます。すでにコンテナを製造している業者は、このシャーシを接合することで、モバイルトレーラーハウスに改造することができます。

さらに、シャシーには格納式リジットジャッキが付属。移動時にはリジッドジャッキを折りたたむだけでよいので、運搬が楽になるのが特徴です。また、ジャッキの側面にあるハンドルで簡単に水平を調整することができます。

また、最大車高を低く設計し、上物設置時の乗り降りを容易にしました。天井の高いスペースが必要な場合に最適です。

全車両に車検証が付属しているため、車検証の申請が不要である。車両として設置するため、建築確認申請も不要です。耕作放棄地や市街化調整区域など、建設が困難な場所への設置も可能です。

商品概要

①YC-1 (12ftサイズ)

本体サイズ(mm):L3,660✕W2,430✕H654
最大積載量:2,500kg
車両重量:700kg

②YC-2 (20ftサイズ)

本体サイズ(mm):L6,120✕W2,430✕H671
最大積載量:2,500kg
車両重量:800kg

■販売価格(税前)
12ft:本体価格 1,050,000円
20ft:本体価格 1,150,000円
別途費用:リジットジャッキ、車検費用、配送費用、ナンバー登録費用
オプション:ステップ、コーナーキャスティング

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迫力あるオートバイ風Eバイク「ブロンクスバギー」に、小柄な人でも乗りやすいステップスルーモデルが登場予定

2023年1月24、25日に東京都立産業貿易センター台東館で開催されたサイクルパーツ合同展示会。レインボープロダクツジャパンのブースでは、ブロンクスバギーの新モデル「ブロンクスバギー ステップスルー」が展示されていた。

ブロンクスバギーと言えば、オートバイ風Eバイクの中でも有名なモデルの1つ。自転車らしさを排除したデザインや、比較的割安な価格、一般的な自転車店で購入できるため、人気車種となっている。

従来のブロンクスバギーは、70年代のミニバイクを意識した車体デザインだったため、小柄な人や女性が乗るのには難しいという問題があった。

今回展示されていたステップスルータイプは、またぎやすいステップスルー仕様となったモデル。このモデルは、車体デザインをステップスルーにしただけでなく、サドル高を低くし、全体的にコンパクトな車体となっている。車体のデザインから、ホンダの原付スクーター「ズーマー」をイメージする人もいるだろう。

 

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ズーマー長年に渡りカスタムベースとして注目されており、ブロンクスバギー ステップスルーもカスタムモデルとして注目されるだろう。但しサドル高は、男性が乗ると低すぎるため、サドル高を変更できるスペーサーがあれば乗りやすくなるだろう。

ブロンクスバギー ステップスルーは、2023年発売予定とのこと。価格は通常モデルのブロンクスバギーと同価格帯とのことなので、予想価格は20万円台前半だと思われる。

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灯台に登って、サウナを体験する日本初「灯台サウナ」フォトレポート

北海道函館市の江差三崎灯台活用協議会は、2023年1月14日、全国初の「灯台サウナ」イベントを開催しました。このイベントは、「海と灯台プロジェクト」の一環で、新しい灯台活用モデル事業」(主催:海の文化創造フォーラム)の一環で、灯台の意義を高め、海洋文化を次世代に継承していくことを目的としています。

 

午前11時から、灯台とサウナに関する講演が行われました。まず、江山岬灯台活用協議会のスタッフが、灯台の役割や江山岬灯台の歴史について説明しました。「鎖国をしていた江戸時代、日本近海は夜になると真っ暗になり、『暗黒の海』と呼ばれた。明治時代、北海道庁は北海道開拓のために洋式の江差岬灯台を建設した。灯台は船の安全な航行を守り、さまざまな物資や人、文化の輸送を可能にした。私たちは灯台から大きな恩恵を受けてきたのです」

次に、サウナ専門家で『日本サウナ史』の著者である草内洋平氏が、北海道が日本のサウナ発祥の地であるという驚きの歴史を紹介。江戸時代末期、遭難者の送還や貿易交渉のために日本を訪れたロシアのアダム・ラクスマンが、冬の根室市でサウナに入ったことがきっかけだと説明した。草内が「サウナは海を通じてもたらされました。その海を守っているのが灯台です」 参加者は、初めて聞く話に深い関心を寄せていた。

灯台マニアになった参加者は、江差岬灯台に向かった。北海道は比較的暖かい冬だというのに、気温は3度しかなく、海からの風はまだ冷たい。それでも、灯台のふもとにあるテントサウナを見たとき、彼らは興奮した。珍しいね」「面白いね」と笑顔で話していたようです。

テントサウナと露天風呂を交互に利用した後、いよいよ灯台のバルコニーへ。海の絶景と潮風がもたらす解放感・非日常感は、ととのう(サウナ用語で「気持ちよくなる」の意味)ための最高のエッセンスです。「海を通じてサウナがもたらされた」というストーリーも思い出され、"感動のととのい体験"となりました。

サウナでたくさん汗をかき、すっきりしたところで、”サ飯 “と呼ばれる食事をした。今回は、サウナの後に食べるフィンランド料理の「サーモンクリームスープ」と、ホタテの形が灯台に似ていることから名付けられた「灯台ツブ」の特別メニューが用意されました。北海道産の鮭と牛乳を使った「鮭のスープ」、食感と風味が良い「灯台のつぶ」ともに、参加者から高い評価を得ました。

自らも参加者としてイベントを楽しんだ草彅氏は、終了後、「最高でした!海外では灯台を改修してホテルにしている事例があります。灯台の活用方法として、サウナはアリですね。」と語りました。また、恵山岬灯台に隣接する「ホテル恵風」の温泉やサウナも素晴らしいと高評価し、うまく組み合わせることで、より参加者の満足度が上げられるとアドバイス。

当協議会は今回の試験実施をふまえ、全国のサウナ愛好家をひきつける可能性があると考え、来年度、一般客向け有料イベントやホテル宿泊客向けオプションプログラムとしての実施を検討するとのことです。

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イン・ザ・パーク沼津 「イン・ザ・パーク ナイトマーケット」開催決定 ライブペイントやDJイベントを実施

静岡県沼津市にあるユニークな宿泊施設「イン・ザ・パーク沼津」は、2月25日(土)に「イン・ザ・パーク ナイトマーケット」を開催します。22:00からスタートし、衣料品や雑貨、食品などを扱う10店舗が出店します。ライブミュージックとドリンクで夜を盛り上げます。

イン・ザ・パーク沼津は、森の中に浮かぶ球体テントや、雨でも緑を眺められるサロンカフェなど、自然を満喫できる施設やサービスが充実しています。今回のナイトマーケットは、広々とした開放感のある屋内サロンとギャラリーで開催します。

マーケットには、シルクスクリーンのライブペインター、ペイント古着屋、旅する薬草カフェ、”天城流湯治 “を軸にしたマッサージ店など、さまざまな出店者が登場します。また、DJブースも設置され、ライブ演奏も行われる予定です。さらに、INN THE PARKは「焚き火バー」としてオープンし、焚き火の揺らめく炎を眺めながらクラフトビールやオリジナルのアルコール飲料を楽しむことができます。

2月25日にご宿泊のお客様は、このイベントに無料でご参加いただけます。日帰りのお客様も、お一人様1,000円で、焚き火バーのドリンクチケット付のチケットをご購入いただけます。駐車場は無料です。

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西日本最大のスポーツサイクルフェスティバル「サイクルモードライド大阪 2023」開催決定

サイクルモード実行委員会は1月26日、西日本最大のスポーツサイクルの祭典「CYCLE MODE RIDE OSAKA 2023」が、3月4日から5日にかけて、大阪万博記念公園での開催を発表しました。

本イベントでは、国内外の有名ブランドのロードバイクやクロスバイクなどのスポーツサイクルを展示し、アップダウンのあるロングコースで体験・試乗することができます。また、ヘルメットやウェアなど、自転車関連商品の試着も可能です。

他にも、スポーツ電動アシスト自転車の展示コーナーや、日本全国のサイクリングスポットを紹介するフェア、スポーツ自転車初心者のためのプレ体験レッスンコーナーなどがあります。また、子供用電動アシスト自転車の乗り比べができるファミリーサイクルゾーンや、子供向け自転車教室「ウィーラースクール」など、大人も子供、経験者から初心者まで楽しめる様々な企画コーナーも設置されます。また、アウトドア用品を展示する「アウトドアフェス」や、美味しいグルメを集めた「サイクルキッチン」も同時開催されます。

試乗コースは、ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど、さまざまなタイプの自転車を乗り比べることができる、全長2kmを超えるロング試乗コースがあり、他にも、自然の起伏や未舗装路を再現したオフロード試乗コースも用意しています。

前売券は公式サイトで発売中で、開催日時は2023年3月4日、5日の9時30分から17時、最終入場時間は16時30分です。前売券の価格は入園料込みで1,000円、当日券の価格は入園料込みで1,300円です。中学生以下は入場無料、2022年のチーム・キープレフト会員は入場無料(別途公園入園料が必要)です。

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筑波山神社で女性サイクリスト考案 オリジナル「自転車御守り」の授与開始

「つくば霞ヶ浦りんりんロード利活用推進協議会」は、、女性サイクリストが考案した、つくば霞ヶ浦りんりんロードの象徴となる「筑波山」にある「筑波山神社」の「自転車御守り」の授与が昨年12月27日から開始したと発表しました。

この自転車御守りは、ツール・ド・フランスの山岳賞トップの選手が着用する白地に赤い水玉ジャージをイメージした、つくば霞ヶ浦りんりんロードならではの「自転車御守り」(ループタイプ)。こちらは、筑波山や不動峠などを目標に走るサイクリストも多いという背景から、女性サイクリストが提案。筑波山神社と打合せを重ね、授与となったとのことです。

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ESR VENTI ESR初の折りたたみEバイクの実力を先行チェック

Eバイクの中でも、車載が簡単にできる折りたたみEバイクは、様々なブランドが用意している。その中でもサイクリングを重視したモデルで有名なのが、ターン ヴェクトロンシリーズとBESV PSF1だ。

ターン ヴェクトロンシリーズとBESV PSF1の2強体制の中、様々なブランドが注目しているのがESR VENTIだ。ESRはディーゼルエンジンなどの自動車用排気ガス浄化装置の研究開発から始まり、様々な大手企業の開発受託を行っているが、その中に自転車の製造も行っている。VENTIはESR初のEバイクだ。

 

水平基調の車体デザインが特徴のVENTIは、リアキャリア、リング錠、泥除け、前ライト、センタースタンド、サイドスタンドを標準装備しており、他社の折りたたみEバイクと比較すると、至れり尽くせりの内容となっている。フロントキャリアはオプション。

オートバイのようにサイドスタンドとセンタースタンドが両方装備されているのは、通常の駐輪ではサイドスタンド、折りたたみ時に保管やバッテリーの脱着を行う場合はセンタースタンドを使うためだろう。バッテリーは車体内蔵式で340Whクラス。

モーターはバーファンM200。定格出力250W、最大トルク65Nmを発揮する。バーファンは日本法人を閉鎖しているため、ESRは独自で補修用モーターを確保するとのこと。

今回、短時間ながらESR VENTIに試乗することができた。VENTIに搭載されているバーファン M200に関して注意したいのがバーファンはメーカーによってチューニングが違うということ。そのため、同じモーターを搭載していても、乗り味が違うのが一般的だ。そのため、バーファン製モーターを搭載したEバイクを選ぶ際は、バーファンのブランドで選ぶのではなく、どの会社がチューニングを行ったのか重要となる。

ESRチューニングを行ったバーファンM200は、アシスト比を追い込んでおり、やや”線が細い”感覚があるシマノ STEPS E6180(最大トルク60Nm)や、ボッシュ アクティブラインプラス(最大トルク50Nm)と比較してもレベルが高いと感じさせた。

シナネンサイクル製Eバイク(Motinovaモーター搭載車)

因みに、Eバイク業界は「金とコネクションの殴り合い」なので、金(≒技術力)とコネクションがあれば、スポーツ自転車ではマイナーな企業でも、Eバイクではトップクラスの車体を作ることができる。

例えば、シナネンサイクルは、Midiaグループに入ったMotinovaモーターを搭載したEバイクを製作している。少し乗ってみたことがあるが、日本ではマイナーブランドのモーターながら、ほぼ無音クラスの音質に、ボッシュ・アクティブラインプラス、シマノ・STEPS E6180よりもパワフルなモーターを選び抜いたこと、法規ギリギリまでのチューニングを実施しており、レベルの高さを実感した。担当者も世界のEバイク事情に非常に詳しく、相当高い見識を持っている。ライバル企業なら要注意企業に認定しているだろう。

ESR VENTIの乗り味に関しては、太いタイヤと安定性を重視した車体などにより重圧感を感じさせる。恐らく乗り味で一番近いモデルはターン ヴェクトロンシリーズだろう。欠点は車体重量。様々な部品をフル装備することで、車体重量は想定22キロと重い。そのため、平地を時速24キロで走るのは厳しく、時速20キロから22キロ程度で走るのがベストだ。

DAHON Fu-COM

ESR VENTIのライバルに関しては、最初に思い浮かべる人が多いのがダホンインターナショナルのK-ONEダホンのFu-COM。このモデルは、車体価格が20万円台前半と安く、必要十分のパワーを持つインホイールモーターなどを採用しており、ESR VENTIの直接的なライバルではない。ダホンインターナショナル UNIOはやや軽い車体によりスポーティな走行感を楽しむ人向けで、同じく直接的なライバルではない。BESV PSF1は特徴的なデザインやリアサスペンションなどの個性があり直接的なライバルではないだろう。

ESR VENTIの直接的なライバルは、ターンのヴェクトロンシリーズだろう。車体価格や標準装備の豊富さに関してはESR VENTIが有利だ。一方で、ヴェクトロンシリーズは、ボッシュモーターを装着し、ボッシュグループに入ることで、多機能ボッシュ製ディスプレイや大容量化が可能になるボッシュ製バッテリーを装着できる利点がある。また、ヴェクトロンシリーズは下位モデルでも油圧ディスクブレーキやシュワルベ製タイヤを標準装備し、上位モデルではハンドル位置をワンタッチで調節できるステム、サドル高を幅広く調節できる2段階タイプのシートポストを採用しており、価格の違いを実感することができるだろう。

VENTIはESR初のEバイクだが、初めてのEバイクとは感じさせない高い完成度を持っていると感じた。発売前にライバル企業が注視しており、とあるライバル企業が試乗会で視察して車体を徹底的に調査していたという噂もあるが、その理由も納得だろう。ESR VENTIは2023年発売予定。予想価格は20万円台後半。

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キャノンデール、小径Eバイク「コンパクトネオ」登場

キャノンデール・ジャパン株式会社は、小径Eバイク「コンパクトネオ」を1月27日に発売します。

コンパクトネオは、キャノンデールの名車「デルタV」や「フーリガン」などのデザインをオマージュしたアルミフレームを採用し、内蔵されたバッテリー、取り回しの良い20インチホイールが特徴です。重量は18kgを切り、折りたたみ可能なハンドルバーとペダルにより、家の中に入れることができる設計がされています。また、Lemansの前後ライト、前後フェンダー、25kgの耐荷重を持つラックを装備し、街乗りも重視。

20 U Compact Neo – SBK
20 U Compact Neo – CHK

250Whのバッテリーは、3時間30分でフル充電が可能。リアハブに搭載したハイエナドライブシステムと組み合わせることで、3つのアシストモードと最大走行距離60kmを実現します。また、ホイールセンサーを搭載しており、アプリと連動して距離や速度、走行軌跡を記録できるほか、メンテナンスサービスのリマインダーやユーザー登録も可能です。

スペックは、SmartForm C2 Alloyフレーム、Samox 48Tクランク、Hyena MRC-250、250Wドライブユニット、Hyena 250Whバッテリー、Tektro HD-R280油圧ディスクブレーキ(160/160mmローター)、microSHIFT M26S、8速リアディレイラー、キャノンデール クルーズコントロールライザーハンドルバー(15°バック、740mm)、キャノンデール4、6061合金シートポスト(31.6 x 540mm)、ケンダKラッド、20 x 2.35 タイヤが採用されています。付属品は、キャノンデールホイールセンサー、ハーマンのフロントライトとリアライト、ラック、フェンダーなどです。Compact Neoは、カラーがチョーク(CHK)とスモークブラック(SBK)の2色で、価格は29万円(税込)です。

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オートバイ風Eバイク「スーパー73」にアシスト比率違反疑惑 今後はどうなるか

SNS上でオートバイ風Eバイク「スーパー73」のアシスト比率の違反の疑いが話題となっている。

日本国内での道路交通法上の電動アシスト自転車のアシスト比率の基準は、人がペダルを踏む力とモーターによる補助力の比(アシスト比率)が走行速度時速10km未満では最大で1:2で、時速10km以上時速24km未満では走行速度が上がるほどアシスト比率が徐々に減少し、時速24km以上では補助力が0
にならないといけない。(道路交道路交通法施行規則 第1条の3第1項 人の力を補うため原動機を用いる自転車の基準)。そのため、日本国内法に合致した電動アシスト自転車を作る場合は、踏力を測定するために必然的にトルクセンサーを搭載する必要がある。

ホンダ ラクーンの機械式トルクセンサーの設計 出典:RACOON 1994.12 (honda.co.jp)

1990年代に登場した初期の電動アシスト自転車にも機械式ながらトルクセンサーが使われていた。ヤマハ発動機の初代PASは遊星歯車機構、スプリング及びポテンショメータを使用し、ホンダ ラクーン(UB01)は、トーションバースプリング及びポテンショメータを組み合わせた機械式トルクセンサーが使われていた。


一方で、動画のスーパー73は、クランクにトルクが加わっていない状態で、回しただけでアシストが作動するようになっている。恐らくトルクセンサーではなく、回転だけを感知するケイデンスセンサーのみだと思われる。ケイデンスセンサーだけでは、踏力からアシスト比率を測定することはできないため、日本国内法に合致したEバイクを作ることはできないだろう。

FANTIC XTF 1.5 CARBON(欧州仕様車、日本国内での公道走行は不可)

因みに海外ではケイデンスセンサーだけでも問題ない場合が多いが、トルクセンサーが無いケイデンスセンサーのみのEバイクは、安物扱いで評価が低い。これは、ケイデンスセンサーの特性が関係している。ケイデンスセンサーのイメージはオートバイのスロットルに近く、低回転で漕ぐ場合は弱い力でアシストが働き、高回転で漕ぐと強い力でアシストが働くようになっている。

しかし、Eバイクの本質は自転車のため、タイトコーナーなど、低回転でも強大なトルクを活用する場面が多くあり、パワーだけでなく踏力を活かしたトルクの制御が求められる。そのため、海外仕様でもトルクセンサーを装着しているのが一般的だ。

スーパー73のアシスト比率違反疑惑はどうなるのだろうか。一般的には何かしらの処罰が加わるだろう。また、仮に日本国内法規に合うように変更するとしても、センサーなどの様々な部品を変更する必要がある。現在の日本国内法のアシストで、スーパー73のように車体が小さくて膝が大きく曲がった乗車姿勢で快適に走ることはできない。

アシスト比率違反疑惑に関しては、2022年時点でEバイクの製造や輸入を行う業界関係者の間では有名な話として知られている。今回の動画でアシスト比率違反疑惑は決定的となり、既に様々な企業に拡散されている。この件に関して、某自転車ブランド営業担当は「真っ当な自転車店なら完全に出入り禁止となる」と語っていた。

ロカフレーム
ブロンクスバギー

既に、日本国内法の電動アシスト自転車に合致したオートバイ風Eバイクは、ロカフレーム、マイケルブラスト、ブロンクスバギーなど様々なブランドがある。しかも、これらモデルは真っ当な自転車店で購入することができ、スーパー73よりも価格も安いのに、質感が高く、車体も大きいため迫力がある。

日本国内法のアシスト比率では、車体が小さすぎてきちんと漕げないスーパー73を選んだ時点で乗り物のセンスが無いと言えるが、スーパー73を選ばず、車体重量は25キロと軽量で、80万円超えのE-MTBにも使われているボッシュ パフォーマンスラインCXを搭載し、本国ではサドル高を調節できるアダプターがあるラフサイクルズのリルバディを選んでおけばこうはならなかったが、時既に遅しだ。

業界関係者からすれば、あのHonBikeと同レベルの存在と言えるほどになったスーパー73。将来性に関しては非常に期待できないだろう。

カイハラデニムを採用したキャンピングカー「ホビクル・オーバーランダーW」登場 ハイエースベース

レクビィは1月23日、最新作のキャンピングカー「ホビクル オーバーランダーW」を発表しました。

本モデルは、全長4,880mm、全幅1,880mmのハイエースロングバンワイドボディミドルルーフをベースとしたモデルです。ベッドやキッチンなどのキャンプ設備を備え、アウトドアを楽しみたい人に最適なクルマとなっています。

本モデルに生地を供給しているカイハラデニムは、国内デニム市場で50%のシェアを持ち、世界30カ国以上に生地を輸出しています。ホビクル オーバーランダーWは、綿100%で難燃性試験済みのカイハラデニムのセルビッチデニムを使用しています。これにより、2度洗いを施したデニムのような風合いと質感を実現しています。

車体サイズは、人気の高い「ホビークルオーバーランダー」と「ホビークルオーバーランダーIV」の中間にあたります。販売店スタッフやお客様からの「中間サイズが欲しい」という声に応え、基本構成を他のレクビィと同じにカスタマイズしています。電気系統を簡素化し、ポータブルバッテリーを接続して電気機器やFFヒーターに使用できるようにしました。

ホビークル・オーバーランダーWの価格はガソリン2WDで5,023,000円(税込)から。2月3日から6日まで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2021」で展示されます。

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クロスホテル札幌、ホテル前庭の焚火専用テントでウインターキャンプ気分を楽しめる「マチナカTAKIBI BAR」

クロスホテル札幌は、2023年1月27日から3月27日までの60日間、ホテルの前庭で「まちなかTAKIBI BAR」を開催します。

本イベントは、焚き火の楽しさを伝える株式会社Takibiageとのコラボレーションで、同社オリジナルの焚き火テントシステム「TAKIBI TENT f-Style」を活用したものです。札幌駅から徒歩5分という札幌の中心部に位置し、宿泊客だけでなく、観光客や地域の方々にも安全かつ快適に焚き火を楽しんでいただけるよう企画しました。

本イベントでは、ホテルの前庭に直径6m、高さ3.6mの空気循環式の大型焚き火テントを設置します。テント内には焚き火台が3台設置され、バームクーヘンやチーズなどの食材を焼きながら、アルコールやホットドリンクを楽しむことができる予定です。

開催時間は15:00~22:30で、要予約、先着順です。メニューは、1人3,000円(税込)の焚き火セットで、席料(90分)、薪、フードセット、1ドリンクが含まれます。フードセットは、おつまみセット(サラミ、ベーコン、鮭とばなど6品)か、カフェセット(バウムクーヘン、スイートポテト、チーズケーキなど6品)のいずれかを選ぶことが可能。追加のフード、ドリンクは別途です。また、宿泊者は焚火セットを2,000円(1名)で利用できます。

宿泊客には、特別プランとして宿泊とTAKIBI BARの利用(90分)がセットを用意。1泊1名で10,000円~(2名1室利用時)です。予約は宿泊日の3日前まで、電話またはホテルオフィシャルサイトで受け付けています。

まちなかTAKIBI BARの予約は、2023年1月18日(水)16:00より、オフィシャルサイトにて受付を開始します。予約は利用希望日の前日までとなります。

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あさひ 通勤向け自転車「オフィスプレス」発表 女性にも扱いやすい小径モデルも登場

あさひ株式会社は、2023年1月下旬より、オフィスプレスシリーズの新モデル「オフィスプレスTR」と「オフィスプレスTM」の2機種を発売します。

オフィスプレスTRは、 オフィスプレストレッキングのベストセラーモデル。新たに登場したオフィスプレスTMはシリーズ初の小径モデルで、軽快な乗り心地と取り回しのしやすさで女性にも扱いやすい設計です。 いずれのモデルも、全国のサイクルベース あさひ店舗とあさひの通販サイトで販売されます。

オフィスプレスTRは、通勤をより快適に、充実させることを目指したオフィスプレスシリーズのベストセラーモデル「オフィスプレストレッキング」の新モデルです。 クロスバイクのスタイルとシティバイクの利便性を兼ね備えた通勤に最適の自転車で、 ビジネスシーンにもフィットするスポーティーなフレーム、ブリーフケースや通勤用バックパックが収納できる幅と深さのバスケット、衣服の汚れを防ぐチェーンカバーとマッドガード、革の上でも滑りにくいノンスリップペダルを採用。 靴、夜間の暗い道を照らすLEDライトを採用し、スーツはもちろん、カジュアルにも似合うスタイルにデザインをアップデートしています。

一方、オフィスプレスTMはシリーズ初の小径モデル。 軽快な乗り心地と取り回しの良さで、女性でも扱いやすい設計で、 軽量アルミフレームに20インチホイールを組み合わせたコンパクトで取り回しの良い車体に、都会の暮らしに馴染む落ち着いたマットカラーの3色を用意。 夜道も安心なLEDオートライト、荷物の持ち込みに便利なフロントバスケット、裾の汚れを防ぐチェーンカバー、革靴や靴でも滑りにくいノンスリップペダルを装備しています。

オフィスプレスTRはメタルブラック、パールホワイト、マットブルー、グロスレッド、マットグリーンの5色で、価格はオートライト仕様が48,400円(税込、以下同)、ダイナモライトモデルが42,900円。 オフィスプレスTMは、マットピンクベージュ、マットグレー、マットカーキの3色展開で、価格は48,400円です。

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ダホン Fu-COM お買い得価格を実現したダホンブランドの折りたたみEバイク

2023年1月20日、東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「ワイズロード社員試乗会」。ロードバイクやクロスバイク、Eバイクなどワイズロードで取り扱うブランドを集めて、商品知識を深めるための社内イベントで、様々なブランドが出展していた。今回、ピックアップするのはダホン Fu-COMだ。

Fu-COMはアキボウ取り扱いのダホンブランドの折りたたみEバイク。ホライズディスクの雰囲気を持つ車体は、バーファン製リアインホイールモーターとシートポストバッテリーを組み合わせることでスマートなデザインを実現した。

類似モデルで有名なのが、武田産業が取り扱っているダホンインターナショナルのK-ONEだろう。Fu-ComとK-ONEは、スイッチやモーターなど殆どの部品が同じのを採用しているが、アシストのチューニングは、Fu-ComとK-ONEは別々で実施しているとのこと。どちらも平地を乗った限りでは甲乙つけがたいと感じるほど、性能は拮抗していると感じた。

Fu-Comに装着されているシートポストバッテリーは、シートポストと車体に装着されているコントローラーをケーブルで繋ぐ方法を採用。この方式で気になるのはバッテリーの盗難だが、Fu-Comに関しては、オプションでシートポストを取り外すシートクランプに鍵付き仕様を用意する予定があるようだ。

ESR VENTI(フロントキャリアはオプション)

デザインで似ているモデルとして有名なのが、ESR VENTIだろう。2023年に発売予定のESR VENTIは、DAHON Fu-Comのような水平基調のデザインを採用しているが、全く違うEバイクだ。

ESR VENTIはバーファンM200ミッドドライブを搭載しており、踏んだ時の直結感があるアシストや、最大トルク65Nmとインホイールモーターよりもパワフルなモーターを搭載。モーター単体だけを見ると、ダホンFu-Comやダホンインターナショナル K ONEよりもパワフルだ。但し、ESR VENTIは、リアキャリア、泥除け、サイドスタンド、センタースタンドを標準装備しているため車体重量は22キロと重い。時速23キロ以上で軽快に走るのならFu-Comが有利だろう。

 

ESR VENTI(フロントキャリアはオプション)

ESR VENTIの予想価格は30万円以下とFu-Comよりも高価だが、これは直接のライバルはターン ヴェクトロンシリーズなのもある。車体デザインは似ているがFu-ComやK-ONEの直接のライバルとは言えないだろう。

DAHON Fu-Comの予想価格は20万円台前半。価格や取り扱い店の多さ、価格を考えると必要十分の性能などを考えると、他社の10万円台後半、20万円台前半の折りたたみEバイクの強力なライバルになるだろう。

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神戸三宮で自動走行モビリティ「iino type-S712」の導入へむけた実証実験を実施

関西電力株式会社の100%子会社であるGEKIDAN INO合同会社は、2023年1月27日から29日にかけて、神戸市の三宮中央通り地下道(サンポーティカ)で自律走行型モビリティ「iino type-S712」の公道走行実験を実施します。来年度の道路交通法改正を見据え、各地で自動運転技術の導入が進む中、同社にとって初の公道走行試験となります。

本実験は、三宮地区で歩行者優先のまちづくりを推進する神戸市と連携し、歩行者の回遊性向上や賑わいの創出に向けた取り組みとして実施します。iino type-S712は、改正道路交通法の「遠隔操作小型自動車」規格に基づき開発されたモデルで、公道での利用を想定しています。今回の2回目の試験で、公道での走行安全性や歩行者との共存を確認し、最終的には社会実装を目指します。

iino type-S712は、家族や友人と一緒に乗れること、目線の高さが立っているときとほぼ同じであることが特徴です。リモコン小型車」規格のモビリティは1人乗りが主流ですが、「iino type-S712」は最大3人乗り。駅のデッキや街中で家族や友人と一緒に使用することができます。また、目線の高さが立っているときとほぼ同じなので、周囲の人とのコミュニケーションも取りやすくなります。

iino type-S712は、現在、日本で唯一「遠隔操作小型自動車」の規格で公道走行が可能な多人数乗車型モビリティとして期待されています。サイズは全長1195mm×全幅695mm×全高1050mm、最高速度は時速5キロ。 「動く家具」をコンセプトに、歩行者との共存性を考慮して外観にはあたたかみのある木材を使用し、街路樹の多い街中にもフィットするデザインを採用。停止中はテーブルやカウンターとして利用できます。

今回の実証実験では、「自動運転公道実証実験に係る道路使用許可基準」に基づき、安全基準を緩和した「第一種原動機付自転車」として認定され、ナンバープレートを装着しての走行が可能となります。このようなモビリティが公道で使用されるのは、日本初となります。

本実験は、将来モビリティの導入が検討されている三宮駅周辺のデッキで、歩行者の通行状況を模擬することを目的としています。車体前後のセンサーで障害物を検知しながら、時速5km以下で約150m走行し、混雑した環境下での歩行者と自動運転モビリティの共存に関する課題を明らかにします。

安全性を確保するため、車内の音響装置とLEDライトで周囲の歩行者にモビリティの存在を知らせ、乗降時には車両に並走するかタッチセンサーに手をかざすことで減速・停止します。

実証実験概要
・期間:2023年1月27日(金)〜29日(日)11時〜17時
※将来の歩行者交通状況を想定した走行実証は1月27日(金)14時半〜17時(予定)
※各日13時半~14時半(予定)は充電等のため走行停止
・走行場所:三宮中央通り地下通路(通称:サンポチカ)の三宮プラッツより東側150m程度(マップ参照)
・目的:神戸三宮「えき≈まち空間」における回遊性向上に向け、歩行者空間内での低速自動走行モビリティの技 術安全性、歩行者共存性の検証
・参加方法:実験中はモビリティが往復走行しており、自由に乗車していただけます。ただし将来の歩行者交通状況を想定した走行実証中(1月27日(金)14時半~17時)は関係者のみで走行を行っています。
・参加資格:参加自由(無料)※小さなお子様には身長制限(105cm)がございます。また、お子様を抱っこしての乗車はお控えください。
・主催:神戸市都市局 都心再整備本部 都心再整備部 都心三宮再整備課
ゲキダンイイノ合同会社

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