手頃な価格の小径カーゴEバイク「ターン・クイックホール」HSDと比較する

2023年1月20日、東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「ワイズロード社員試乗会」。ロードバイクやクロスバイク、Eバイクなどワイズロードで取り扱うブランドを集めて、商品知識を深めるための社内イベントで、様々なブランドが出展していた。今回、ピックアップするのはターン・クイックホールD8だ。

クイックホールD8は、32万7800円(税込)と、ターンで一番安いEバイク。車体(フレーム)は、高強度と高耐久性に優れた構造で、ヨーロッパ有数の自転車試験所である「EFBE Prüftechnik GmbH」にて、フレームとフォークが最大150kgの車両総重量に対応できる試験に合格している。

ここで気になるのが、同ブランドのHSDとは一体何が違うのかということだろう。HSDとクイックホールは、一見すると非常によく似ている。ボッシュ製モーターを搭載し、沢山の荷物を積むことができる便利なEバイクだが、車体設計は大きく違うのがわかるだろう。

積載量に関しては、HSDが耐荷重170kgなのに対しクイックホールが150kgで、HSDの方が若干積載量が多い。両モデルとも前後に荷台を装着できるため積載性能に関しては大きくは違わない。

車体設計で特徴的なのがHSDは、ハンドルポストが折りたたみ式になっており、折りたたむとかなりコンパクトになる。これによりワゴン車や小型エレベーターに簡単に搭載でき、狭いアパートで保管する場合にも、HSDを直立させれば、鉢植えと同じようなスペースで保管することができる。保管や車載にこだわるのなら、HSDだろう。

車体関連でクイックホールの利点なのが車体重量。シンプルなクイックホールはHSDよりも数キロほど軽い。

ライディングポジションに関しては、HSDがアップライトなライディングポジションであるのに対し、クイックホールはHSDよりも多少前傾したライディングポジションとなっている。見晴らしの良さならHSD、ちょっと前傾姿勢となっているライディングポジションが好きな人にはクイックホールだろう。

また、HSDはおりたたみ式ハンドルポスト、調整可能なステム、サスペンションフォークなど、クイックホールと比較してプレミアムな機能を満載している。

モーターに関してはボッシュ アクティブラインプラス(定格出力250W、最大トルク50Nm)を搭載。バッテリーはボッシュ パワーパック300(容量300Wh)を搭載している。

価格に関してはクイックホールが有利だ。HSDの価格は443,000円(税込、以下同)
と高価な一方、クイックホールは327,800円とHSDよりもお手頃な価格を実現。ボッシュモーターを搭載したEバイクの中ではリーズナブルなモデルだ。

関連記事

編集

Eバイクや電動アシスト自転車、自動車、アクティビティなどを紹介しているWebメディア。「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自動車がよくわかる本」が好評発売中。

当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。

spot_img
spot_imgspot_imgspot_img