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タクシーで輪行する方法をまとめてみる

自転車が他の乗り物との違うのは、公共交通機関との連携ができること。自動車やオートバイは自分で運転しないといけないが、自転車は袋に入れれば公共交通機関に載せることができる。街中や観光地を走るタクシーでも、自転車を分解して輪行袋に入れれば積める例もよく聞く。また、最近はサイクルキャリアを装着して自転車を載せられるタクシーが各所にあるようだ。そこで、今回はタクシーに自転車を載せる方法をまとめてみた。

折り畳み自転車・スポーツサイクルを使う

 


近年、街中ではワゴンタイプのタクシーを見るが、一般的なタクシーは4ドアセダンの形をした車が主流だ。荷室が小さいセダン型タクシーに自転車を載せる場合、一番簡単なのが折り畳み自転車を購入すること。タクシーに載せる時、小さく折り畳めば、荷室や後席スペースに載せることができる。

折り畳み自転車の折り畳みサイズを比較・まとめ【8インチ~20インチ】

また、スポーツサイクルの場合は、自転車を分解して輪行袋に入れる「輪行」を行えば、後席や荷室に自転車を載せられる可能性が高い。但し、室内が汚れる・トランクが閉まらないなど、正当な理由に基づき乗車をお断りする「乗車拒絶」を行う可能性もある。

もし、筆者がタクシー輪行を行うのなら、輪行袋は写真の縦型輪行袋を選ぶ。前輪のみを外すタイプや横型輪行袋は袋に入れた時のサイズが大きくなり、タクシーに載せられない可能性があるからだ。

新世代タクシーを利用する

セダン型タクシーに変わり、主流になりつつあるのが日産・NV200タクシー、トヨタ・ジャパンタクシー等のワゴンタイプのタクシーだ。このタクシーの特徴は、セダン型タクシーよりも室内が広く、沢山の荷物が積め、車椅子の方も乗れる所。料金は従来のセダン型タクシーと同じだ。通常のタクシーよりも荷室が大きいため自転車も載せやすいだろう。

日産・NV200タクシーの場合

日本で新世代タクシーの始祖と言えるのが日産・NV200タクシー。日産のビジネスバン/ワゴン「NV200バネット」をタクシー用に改良した車だ。

NV200タクシーには2種類のタイプがある。1つ目のNV200タクシーはスーツケース(780×530×320mm)を4個積める荷室となっている。縦置きタイプの輪行袋(1,100×950×250
mm)なら荷室に置けるだろう。

もう1つは、NV200タクシーユニバーサルデザイン。こちらは、スロープと車イス固定装置を装備し、車椅子の方でも乗車できるタクシーだ。NV200タクシーよりも広いスペースを活用して、自転車が積めるのをアピールする企業もある。

トヨタ・ジャパンタクシーの場合

https://www.youtube.com/watch?v=h4KNRrLnCnk

トヨタ・ジャパンタクシーは、小型ミニバン(シエンタ)のシャシーを活用しつつ、タクシー専用車として作られた自動車。NV200タクシーと比較すると、トヨタのセダン型タクシー(コンフォート・クラウンコンフォート・クラウンセダン)の雰囲気を持つフロントフェイスを採用し、車椅子の方が歩道に乗り降りできる構造となっている。荷室は77サイズ(839mm×603mm×295mm)のスーツケースを2個積める。後席はチップアップ式でNV200タクシー・ユニバーサルデザインのように折り畳んで荷室スペースを広げることはできないため、自転車をそのままの状態で積むことはできない。後席は分割跳ね上げ方式を採用し、助手席も折り畳むことができるため、輪行袋に入れた自転車なら簡単に積めるだろう。

サイクルタクシーを使う

通常のタクシーにサイクルキャリアを装備した「サイクルタクシー」を運行しているタクシー会社がある。自転車をそのまま載せられるのが利点だ。

サイクルタクシーのご紹介

ミニバンタクシー

一部のタクシー会社には、8人乗りのミニバンをタクシーにしたミニバンタクシーがある。このようなタクシーは予約限定で、指定料金が必要な場合など制限がある。予約時は輪行袋に入れた自転車を積むことができるか訪ねるべきだろう。

基本的に、タクシーで輪行するのはイレギュラーな事なので、正当な理由で乗車を断る可能性がある。しかし、NV200ユニバーサルタクシーなど新世代タクシーの登場や、自転車ブームによって自転車が積めるタクシーが増えつつあるのを見ると、将来はタクシーに自転車を載せることができるのは当たり前の時代になるのを期待する。

人気の自転車漫画「サイクル。」(ナイトロバンビ)を紹介(Part1)

シクロライダーでは、作者の許可を貰い、Webで公開している自転車漫画を時折紹介している。今回、紹介するのは「サイクル。」という自転車4コマ漫画。

「サイクル。」は、作者のレンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している自転車漫画。自転車でよくあるネタを面白く書いた日常系自転車4コマ漫画だ。Amazon Kindleではまとめ4コマや長編「ゲンカイギリギリ30min」も販売されている。また、高校1年生の主人公「三色団子」(みうりまるこ)が率いるサイクルチーム「ナイトロバンビ」のサイクルウェアが限定発売されている。

それだけでなく、JR東日本のサイクルトレイン「B.B.BASE」や、自転車盗難防止システム「Alterlock」とのコラボレーション漫画も行っていることで注目されている自転車漫画だ、

【自転車漫画】「サイクル。」でわかる!自転車盗難防止システム「AlterLock」

人気の日常系自転車4コマ漫画「サイクル。」は2018年7月4日に1周年を迎えた。ナイトロバンビサイクルキャップやサイクルウェアの発売、B.B.BASEのコラボレーションで漫画を知った人も多いだろう。そこで今回は2017年7月4日から始まった「サイクル。」の初期4コマ漫画をまとめてみた。

第1話

第2話

※参考:Marco Pantani-Wikipedia

第3話

第4話

第5話

第6話

第7話

※一般的なスポーツサイクルは、ライトや鍵が無いのが普通。

初期の話でも自転車あるあるが面白く書かれている「サイクル。」。今回紹介した漫画は電子書籍(Amazon Kindle)で「4コママトメズン」内に入っています。

最新話はレンゴクさんのTwitterやInstagramで公開されているので、そちらをどうぞ。

レンゴクさんのTwitter:https://twitter.com/rengokuH/(作者のTwitter)

レンゴクさんのInstagram:https://www.instagram.com/rengokulab/(作者のInstagram)

レンゴクさんのWebサイト:http://rengokulab.blog.fc2.com(作者のWebサイト)

【自転車漫画】自転車趣味は意外とお金がかかる!?「サイクル。」Part2

【自転車漫画】サイクル。/ナイトロバンビまとめ【随時更新】

尾道の風景に馴染むシンプルな自転車「BETTER BICYCLE」まとめ

尾道発の自転車ブランド「BETTER BICYCLE」は、尾道の風景に馴染む・自分のお気に入りの色を選べる・いつものスタイルで気軽に乗れる・日々の買い物が楽になる・もっと遠くへ行きたくなったらアップグレードも出来るのをコンセプトにしている。どの自転車もシンプルなデザインを採用し、車体やサドルやタイヤ等の部品の色を選ぶことができる。またぎやすいフレームを採用したミキスト、ピスト風スタイルを採用したホリゾンタル、重い荷物を摘むことができるカーゴバイクの3台がラインナップ。どのモデルも外からギアが見えない内装変速機を採用することで、シンプルなデザインとなった。スポーティなライディングを楽しむよりは、快適に街乗りを楽しむ自転車といえる。

ミキスト:¥55,000

スカートでも乗り降りしやすいフレーム形状を売りにしたのがミキスト。ハンドルは手首が痛くなりにくく街乗り向けのプロムナードハンドルを採用。乗車姿勢もアップライトになるためお尻に加重がかかりすぎて痛くなりにくくするためにバネ付きのスポーツサイクルサドルも装備した。変速機はシマノ製内装7段変速。一般的な自転車に採用されている内装3段変速よりも細かく変速できるため、ちょっとした遠出もできるだろう。駐輪時に倒れにくい両立スタンドを採用。

  • フレーム:ハイテンスチール
  • フロントフォーク:ハイテンスチール
  • 重量:13kg
  • ブレーキ:Vブレーキ
  • ギア:内装7段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:700 x 28c

ホリゾンタル:¥55,000

ピストバイク風スタイルを採用したホリゾンタルは、シンプルなデザインを採用しつつ実用性を重視しているのが特徴。スターメーアーチャー製内装3段変速を装備しているため、街乗りでちょっとした坂道に遭遇しても走ることができそうだ。変速レバーはステムに装着するため、様々なハンドルを楽しめる。+10,000円(税抜き)のアップチャージで、溶接直後の「生」スチールの錆を落とし、クリア塗装で仕上げたRAWカラーを選択できる。

  • フレーム:ハイテンスチール
  • フロントフォーク:ハイテンスチール
  • 重量:11.4kg
  • ブレーキ:キャリパーブレーキ
  • ギア:スターメーアーチャー製内装3段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ:700 x 25c

カーゴバイク:¥79,000

BETTER BICYCLEでは、一番実用性が高いのが、前輪を小径にして大型のかごを装着したカーゴバイク。50㎝の大きなカゴがついているので、沢山荷物は積めるだろう。カーゴバイクのフレームは、外装変速に対応したフレームを採用している。カゴ積載重量は5㎏

  • フレーム:ハイテンスチール
  • フロントフォーク:ハイテンスチール
  • 重量:18.5kg
  • ブレーキ:前ディスクブレーキ、後ろVブレーキ
  • ギア:内装7段変速
  • タイヤ/ホイールサイズ: フロント20インチx1.95・リア26インチx1.75

https://better-bicycles.com

しまなみ海道でロードバイク・クロスバイクがレンタルできるレンタサイクル一覧

電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)ユニットは何が違う?ママチャリ用ユニットと比較・まとめ

電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)の特徴は、スポーツサイクル用のアシストユニットが搭載されていること。スポーツサイクル用アシストユニットの特徴は、アシストが切れても軽快にペダルを漕ぐことができるのだ。しかし、そのように言っても本当の所はどうなのか気になる人は多いだろう。今回は、2015年11月にCycloassitで公開した記事に加筆を加えて紹介したい。

スポーツサイクル用アシストユニットと、一般車用アシストユニットの違い

ヤマハ・YPJ-Rに採用されているスポーツサイクル用電動アシストユニット「ヤマハ・PWシリーズ」は、クランク合力方式というタイプでアシストパワーよりも走りの滑らかさを重視している。その一方、従来の一般車用のヤマハ・PASシリーズに採用されている「ヤマハ・PAシリーズ」は、チェーン合力方式というタイプで、アシストパワーが強いのが特徴だ。

気になるのがアシストの違いがどれだけ走りの違いにつながるのかだろう。今回、サイクルモード2015でクランク合力方式(ヤマハ・YPJ-R)とチェーン合力方式(ヤマハ Pas Brace XL)に試乗することができ、両車の違いを比較してみた。


Yamaha Pas Brace XL

発進

発進時のアシストはクランク合力方式は、パワーよりも滑らかにアシストする方式となっている。一方でチェーン合力方式は力強いアシストで、電動アシスト自転車に乗ったことが無い人はこちらの方が電動アシスト自転車らしさはあるだろう。

荷物を積む、子供を載せる場合や市街地では、発進加速の面でヤマハPASが採用しているチェーン合力方式が良いだろう。

アシスト作動状態での巡行

クランク合力方式のYPJ-Rは、必要に応じてアシストを作動させるが、できるだけ足の力で走るセッティングなのに対して、チェーン合力方式のPAS Brace XLは、できるだけ常にアシストを作動させながら走行している感覚がある。

普通に考えたら、クランク合力方式のYPJ-Rは不利に感じるが、ヤマハのクランク合力方式のアシストセッティングが、アシストの強弱を非常にわかりにくくしているためアシストが弱まる高速域でも走りやすい。

逆にチェーン合力方式では、アシストの強弱にメリハリがあるため、アシストがよく効く低速域では走りやすい一方でアシストが弱まる高速域では、アシストが弱まる場合では一気にアシストが弱まるため足が重くなり走りにくいため、できるだけアシストを効かせた状態で走るようなペダリングを行いたくなる。


Yamaha YPJ-R

アシストが切れた状態での巡行

クランク合力方式のYPJ-Rは、アシストの強弱をわかりにくくしているためアシストが切れても走りやすい一方、アシストの強弱にメリハリがあるチェーン合力方式のPas Brace XLは、アシストが切れると一気に走りが重くなる。このおかげでアシストが切れた場面ではYPJ-Rと比べるとキツク感じてしまう。

走り重視のYPJ-R 街乗りスペシャルのPas Brace XL

電動アシストユニットの特性だけで見ても、電動アシスト自転車でサイクリング的な走りを重視したい人は間違いなくYPJ-Rが良いだろう。ただ市街地ではPas Brace XLの発進時のパワフルさは魅力的だ。アシストユニットだけでなく車体特性から見てもPas Brace XLはMTB風の設計やライトの標準装備、荷台や泥除け・カゴが標準装備できるため街乗りスペシャルとして使うのならPas Brace XLが便利だろう。

スポーツサイクル用アシストユニットはメーカーによって特徴が違う

スポーツサイクル用アシストユニットの基本である、アシストが切れても軽快にペダルを漕げることは、ヤマハ以外の他社のアシストユニットでも同じだ。しかし、アシストのパワーや音の強弱・音質、高ケイデンスでのはメーカーによって違う。電動アシスト自転車に乗る時はこのような点に注意して乗れば違いがわかるだろう。

BESVから電動アシストロード「JR1」と電動アシストクロス「JF1」が登場

スタイリッシュなデザインを売りにした電動アシスト自転車ブランド「BESV」が、電動アシストロードバイクの「JR1」と電動アシストクロスバイクの「JF1」が登場した。

JR1はBESV初の電動アシストロードバイク。前後油圧ディスクブレーキや後輪インホイールモーターを採用している。各試乗会でJR1が試乗車として乗ることができた。今回、市販車では新たにフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。また、スイッチはドロップハンドルを握った状態でも操作ができるデュアルアシストコントロールスイッチを採用した。ヤマハ・YPJ-RやYPJ-ERは、一旦フラット部のハンドルを握り操作する必要があるのを考えると、このスイッチはよく考えている。BESV JR1は様々な試乗会で試乗したことがあるが、市販車を試乗してから再評価するつもりだ。

BESV JR1:メーカー希望小売価格:298,080円(税込)

サイズバリエーション:XS480 / M530
フレーム:アルミニウム
重量:15.7kg (XS) / 16kg (M)
ギア:Shimano 105 11s
ブレーキ:Shimano 105 hydraulic
タイヤ:700x25C(仏式)
全長:1665mm (XS) / 1680mm (M)
バッテリー:36V/7.0Ah リチウムイオンバッテリー
充電時間:約3.5時間
最大走行可能距離:138km / 64km
カラー:Gross White / Matte Black

JF1は、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車。JR1に似たデザインだが、よりアップライトに乗車できる設計となっている。JF1は機械式ディスクブレーキやフロントシングルギアなどを採用し、JR1よりも低価格化を実現した。JR1と同じくフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。

BESV JF1:メーカー希望小売価格:248,400円(税込)

サイズバリエーション:XS410 / M455
フレーム:アルミニウム
重量:16.1kg (XS) / 16.2kg (M)
ギア:Shimano Deore 10s
ブレーキ:PROMAX mechanical disc brake
タイヤ:700x35C(仏式)
全長:1745mm (XS) / 1755mm (M)
バッテリー:36V/7.0Ah リチウムイオンバッテリー
充電時間:約3.5時間
最大走行可能距離:115km / 58km
カラー:Gross White / Matte Black

BESV販売店にてニューモデル「JR1」「JF1」の予約受付開始いたしました

電動アシストロードバイク「ヤマハ・YPJ-R」を解説【E-Bike】

2015年、自転車業界で話題になっている自転車と言えば恐らくYPJ-Rだ。ヤマハのWebサイトでは前からサイクルモード2015で試乗できると書いてあり。筆者はサイクルモード2015でYPJ-Rに試乗した。今回は2015年にシクロアシストで公開していた記事を転載する。

取り回しの良さは恐らく電動アシスト自転車の中でトップか

コンセプトがロードバイクのためフレームや部品が軽く、電動アシストユニットやバッテリー容量も軽さを売りにしている。車体重量は15.4kgと電動アシスト自転車の世界では軽量となっている。電動アシストユニットやバッテリーを車体中心部に置いてあるため押し歩きを行うのも苦ではない。

アシストは自然で自転車感がある

YPJ-Rのアシストは、アシストのオンとオフが非常にわかりにくい滑らかなで自然なアシストとなっている。ただ、滑らかなアシストでも前輪駆動方式のBSデュアルドライブの様な発進の悪さは無い。アシスト力自体は従来のヤマハ・PASに採用されているチェーン合力方式が勝っているらしく、自分の体感でもアシスト力自体は強烈に強いとは思わない。しかし、アシストのオンとオフが非常にわかりにくいのに、確実に力を出す滑らかなアシストのおかげで、従来の電動アシスト自転車にあるアシストオフ時やアシスト力が下がるときに感じる、いきなりやって来る漕ぎの重さが無いため、非常に漕ぎやすい。

アシストは平地でも常にアシストしているわけではない?

YPJ-Rには多機能メーターが標準装備されていて、アシスト力を見ることができるモードがある。今回、アシスト力を適時見ながら走っていたが、常にアシストをかけて走っているわけでは無いようだ。試しに軽いギアで発進し、メーターを見たらアシストしていなかった。電動アシスト自転車といえば常にアシストがかかっているような感じがするが、ヤマハ・YPJ-Rは必要な時に応じてアシストをかけている気がする。本当はじっくり乗りながらメーターを見ながら走って観察したいほどだ。

ここで気になるのが航続距離。YPJ-Rの航続距離(標準パターン)は、バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・前2、後11」15km/h、上り坂「変速機・前1、後9」10km/h、下り坂「変速機・前2、後11」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータとなっているが、この条件で走行している例はあまりないと思う。実際の航続距離はどのようになるかは自分はわからない。

非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベル

電動アシスト自転車は非電動時の走行は重いのが殆どだが、YPJ-Rは非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベルで、車体が重いクロスバイクといったところか。

非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計

従来の電動アシストスポーツ車と比べると性能は非常に高く、性能面は非常に良い。しかしコンセプトと車体設計が合っていない。YPJ-Rのコンセプトはカジュアルに使う人のために向けた電動アシストロードバイクなのに対し、荷台が付かない、太いタイヤは履けない、前傾姿勢になりやすいなど競技的な考えが残っている車体設計となっている。非競技的コンセプトの電動アシストロードバイクで行くのなら、De Rosa Milanino E-Roadのようにグラベルロードタイプのほうが、想定ユーザーに合っていると思う。グラベルロードなら荷台は装着可能でもOKで、タイヤは幅を細くしてスピード重視で良いし、タイヤを太くして安定性重視に変えて初心者でも安心して走行できることも可能。非競技的な使い方なら前傾姿勢じゃないほうが良く、ディスクブレーキは安定した制動力もあるし、メカニカルなカッコよさもある。電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだと思う。

ヤマハ・YPJ-Rは、従来型の電動アシスト自転車を知っているほど、日本の電動アシスト自転車の新たな時代を実感する電動アシスト自転車だが、非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計が足かせとなっている。もう一度書くが、電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだ。

注:2018年に、大容量バッテリーを搭載したトレッキングバイク(YPJ-TC)、クロスバイク(YPJ-EC)、グラベルロード(YPJ-ER)、電動アシストマウンテンバイク(YPJ-XC)が登場した。YPJ-Rは大きな変更はなく2018年現在も販売中。

リーディングカンパニーが作るE-Bike「ヤマハ・YPJシリーズ」【E-Bikeブランド辞典】

キャノンデールからCAAD12 105とCAAD OPTIMO SORAが先行発売

キャノンデールがアルミフレームのレーシングタイプのロードバイク「CAAD12 105」、低価格のエントリーモデル「CAAD OPTIMO SORA」の2車種を先行販売した。

アルミフレームのレーシングバイク「CAAD12」は、フレーム重量1,100gを切り、キャノンデールが提唱するSAVE マイクロサスペンション機構を搭載。また、フレームは28ミリタイヤに対応し、それに伴いワイドリムを装備した。フレームサイズは7サイズ。コンポーネントはシマノ・105で、ギア比はレーサー向けの仕様となっている。CAAD OPTIMO SORAは、キャノンデールのCAAD12を意識しつつ低価格で購入できるエントリーロードバイク。CAAD12を意識し前傾姿勢で乗るレーサータイプの設計を採用。フロントフォークはコラムをフルカーボン化した。

CAAD12 105:¥190,000

  • フレーム:CAAD12 SmartForm C1 Premium Alloy SAVE BB30a  Di2 Ready
  • フロントフォーク:CAAD12 BallisTec full carbon SAVE 1-1/8” to 1-1/4” steerer integrated crown race
  • 重量:-
  • ブレーキ:Shimano 105
  • ギア(前-後)Cannondale Si BB30a w/FSA rings 52/36-Shimano 105 11-30 11-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Vittoria Zaffiro Pro Slick 700 x 25c

CAAD OPTIMO SORA:¥105,000

  • フレーム:CAAD Optimo SmartForm C2 Alloy SAVE
  • フロントフォーク:CAAD12 BallisTec full carbon SAVE 1-1/8” to 1-1/4” steerer integrated crown race (フルカーボンコラム)
  • 重量:-
  • ブレーキ:Shimano Sora
  • ギア(前-後)Shimano Sora 50/34-Shimano HG50 11-30 9-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Vittoria Zaffiro 700 x 25c

https://www.cannondale.com/ja-JP/Japan/News/News/MY2019-early.aspx

E-BIKEはパーツ交換すると駄目? カスタム問題を考えてみる

 

https://www.youtube.com/watch?v=2MMY2rWJJk8

日本で売られている電動アシスト自転車の殆どは、型式認定というのを取得している。これは、国土交通省に申請を行うことで、電動アシスト自転車として適合していると認定する制度だ。これは電動アシスト自転車に限らず、普通自転車(一般的な人力自転車)、自動車、オートバイにもある制度だ。

この型式認定があるため、電動アシスト自転車は部品を交換するだけで違法になると噂されている。ebikejournalでは、従来どおりのカスタマイズは可能。アシストユニットを改造した場合は道路交通法違反になるとの結論を出している。

eBikeって型式認定があるからパーツの交換をすると違法?:ebikejournal

これは自動車やオートバイに例えにすればわかるだろう。写真のオートバイ(ホンダ ドリームCB500FOUR)は、風防やリアキャリアを装備しており、この程度のカスタマイズなら重要機関を改造していないので特に問題にならない。しかし、操縦安定性やポジションを決めるハンドルや、環境性能や騒音が変わる社外マフラー、制動力は上がるが改造が必要なフロントダブルディスクブレーキ、排気量を上げるボアアップやエンジン換装など、重要機関を改造した場合は手続きを行う可能性があるだろう。電動アシスト自転車の場合、アシスト比とスピードが法律で定められているので、この部分を改造しなければ問題にならないと考えるのが良いだろう。

電動アシスト自転車は、型式認定を取得しなくても法律を守っていれば公道走行は可能とのこと。これは、電動アシスト自転車だけでなく、自動車やオートバイでも同じだ。実際、型式認定を取っていない並行輸入の自動車やオートバイは街中で走行している。

型式認定問題は電動アシスト自転車だけでなく自動車やオートバイが排除される危険がある

ebikejournalの記事では、自転車会社があえて型式認定を取得しているのは、事故多発により法律改正で公道走行を締め出されるのを恐れているためと書いてある。仮に型式認定を取っていれば、問題が発生しても公道走行が可能という保証を得るためとのこと。

ただ、今後、小規模の店が独自に輸入して型式認定を取らず販売する可能性がある。筆者が危惧するのは、型式認定問題が電動アシスト自転車だけでなく自動車やオートバイの逆輸入車などに飛び火する危険があることだ。スピードが出ない電動アシスト自転車で型式認定問題が発生したら、電動アシスト自転車よりも遥かにスピードが出て、事故の被害が大きい自動車やオートバイも問題になるだろう。

自動車では、海外で売られている日本車を並行輸入して公道走行する場合や、ケータハム・スーパセブンなどマニアックな自動車は、型式認定を取得していない場合がある。また、日本では自動車の製作を業とする者以外の者が作る少数生産の自動車は「組立車」という型式となる。これは、光岡自動車の初期型ゼロワンの型式として有名で年間99台しか製造販売を認めていない。因みに、光岡自動車・ゼロワンは正式に型式認定を取り、350台ほど製造されたようだ。

行政との闘い―自動車メーカーになることはまったく不可能ではなかった:j-net21

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オートバイでも逆輸入車と呼ばれているのは型式認定を得ていない。オートバイの逆輸入車とは日本で製造された輸出用オートバイを日本に輸入して販売すること。きっかけは第1次バイクブームで未成年による大型オートバイでの死亡事故が多発し、日本国内のオートバイメーカーが自主規制として750CC以上の大型オートバイの販売を自粛を行い(1988年にホンダGL1500ゴールドウイングが型式認定取得により撤廃)、一部の好事家達が輸出用の日本製オートバイを輸入したのが逆輸入車の始まりと言われている。70年代はカワサキ・900SuperFour(Z1)やホンダ・CBX1000、80年代はスズキ・GSX1100刀、カワサキ・GPZ900Rが有名だろう。ちなみに現在も日本独自の規制があるため逆輸入車が販売されている。

80年代バイクブームより遥かに過激な1970年代の第1次バイクブームまとめ

事故多発で規制強化は起こるかと聞かれたら、筆者は絶対起こると言う。実際、第1次バイクブームでは、1969年にCB750FOURが大ヒットして事故が多発し、僅か6年後の1975年に法律改正で400CC以上のオートバイに乗るには限定解除試験が必要となった。死亡事故が多発すれば法律は簡単に変わるのだ。

型式認定を取っていない電動アシスト自転車の保険はどうなる?

型式認定を取っていない自動車の場合、保険料が高額になる事例や保険加入が拒否される例が多いらしい。これは車種の特定が難しい理由があるとのこと。筆者が気になるのは、型式認定を受けていない電動アシスト自転車の場合、保険加入はどうなるかだ。電動アシスト自転車が普及して保険加入が厳しくなった場合、型式認定を受けていない電動アシスト自転車は、保険加入ができるだろうか?このような事を考えると、型式認定を取得していない電動アシスト自転車に乗るのはリスキーだろう。

【インタビュー】サイクリストの発着基地の店主が語る青梅の魅力

新宿から電車で約1時間。東京西部に位置する青梅駅のすぐそばに、サイクリストのための発着基地をコンセプトにした施設「サイクルハーバー青梅」がある。ベッドタウンでありながら、豊富な大自然や観光資源、サイクリングコースに恵まれている青梅市。同エリアの魅力や楽しみ方について、オーナーの村野さんに語ってもらった。

青梅市は観光地としてはどのような特徴があるのでしょうか。

ハイカーの聖地として知られている高水三山やバーベキューができる川がありますし、御岳に行くとラフティングできる所もあります。また寺社仏閣もたくさんありますし、水がきれいなので、川魚料理やお蕎麦屋など美味しいお店もあります。実際、インバウンドの人に話を聞いても、観光地として高く評価している人が多いです。一般的にはベッドタウンのイメージが強いですが、観光地としても魅力的なエリアですよ。

サイクリングでおススメするコースはありますか?

初心者向けのお薦めコースは、坂が好きな人と平地重視の人に分かれています。アップダウンに富んだコースが好きな人なら、サイクルハーバー青梅から御岳駅まで青梅線に沿って走る往復20キロのコースがお薦めです。坂が苦手で平地を重視したい人なら七福神めぐりがお薦めのコースです。もちろん坂が好き(峠好き)の人にもおすすめのコースがあります。

そんな青梅で店舗を営むサイクルハーバー青梅のコンセプトとはどういうものですか?

サイクリストのための発着基地です。休憩はもちろん、自転車や荷物の預かり、汗をかいた後にさっぱりするためのシャワーや、気軽にスポーツサイクルを体験できるレンタサイクルを1,500円から貸し出したり、軽食の提供を行なったりしています。またサイクリストだけでなく、トレイルランニングやハイキングを楽しむ人も利用可能なので、気軽に休憩に来ていただければと思います。

レンタサイクルが豊富ですね。どのようなタイプが何台くらいあるのでしょう。

現在、レンタサイクルは29台あり、半分以上はロードバイクです。最初はマウンテンバイクやフルカーボンロード(Specialized S-Works)、ブロンプトンなど、手持ちの自転車9台を持ち込んで始めました。また、店舗設営の時に協力してもらった人に声掛けして、ロードバイクやマウンテンバイク、ママチャリなどを提供していただき、増やしていきました。

サイクルハーバーは、様々な所にスカイブルーを採用していますが、この色を選んだ理由は?

最初は、イエローやピンクなど様々な色を考えていましたが、青梅の空の色をイメージしたスカイブルーを選びました。サイクルハーバーオリジナルの自転車や、ジャージやパンフレットにもこのスカイブルーを採用しています。

なぜ、サイクルハーバーは青梅で開店したのですか?

場所を選ぶ時、武蔵五日市や奥多摩などを検討していました。しかし武蔵五日市には東京裏山ベース、奥多摩にはトレックリングなど競合している店舗があります。青梅にはそういった施設がなかったほか、人口減少のスピードが遅く、インバウンドの方々も多い。そのように複合的に考えて青梅を選びました。また、タイミングよくアキテンポ不動産さんからの引き合いで、理想のお店が作れました。自分自身も自転車が趣味で、高校生の頃からサイクリングをしておりました。奥多摩や名栗(埼玉県)に行く時は必ず青梅を通っていたため、ここに愛着を感じていたのもあります。

開店するとき大変だった事はありますか?

不動産屋を通して店舗を探していましたが、大家さんから「どんな商売をするのか?」とか尋ねられた時が困りました。自転車屋ではなく、サイクリストに休憩やレンタサイクルを提供する場所、と言ってもわかりにくいため、理解を得られない事もありました。

そんな中、地元の電気店が支店として営んでいた建物を紹介されました。建物の修繕は必要でしたが、気持ちよくお借りすることができました。
電気配線や水道などは地元の専門店にお願いしました。壁貼りに関してはベニアの木張りを採用。木々が多い青梅の土地柄を演出しています。サイクルハーバーの仲間となる人たちに手伝ってもらって完成させました。

2階にはロードバイクを中心として、レンタサイクル用の自転車や、お客様から預かっている自転車が置いてある。

1階には、かつてツール・ド・フランスに使われたのと同型のSCOTT CR1や、コルナゴ・マスターなど、一般的なレンタサイクルショップでは見ないのもある。

提供された自転車は、一旦メンテナンスを行う。程度が悪い物は、部品交換を行う。

ベッドタウンのイメージを持っていたのですが、青梅は観光地としてもサイクリングコースとしても魅力的な街なのですね。

そうですね。ただ、周辺に泊まる場所が少ないことがウィークポイントです。青梅駅周辺に、宿泊施設はゲストハウスしかありません。値段が安い一方で、個室でくつろいだり、ゆっくり温泉に入ったりできるような民宿が無いのも欠点だと思います。雰囲気が良いところは御岳山にある宿坊ですが、青梅駅からは離れています。

自転車に関して言うと、青梅周辺にはサイクルスタンドを設置している店舗が少ないのが気になります。スポーツサイクルは一般的にスタンドが付いていないため、簡単に駐輪ことができないので、観光施設通過してしまうのです。サイクルスタンドを常備した店を、サイクリストはリピートしますから。

では、これからさらに環境整備されていくのですね。

青梅・奥多摩に関しては、数年前からサイクリング環境の改善に力を入れています。奥多摩はレンタサイクル店のトレックリングと協力して力を入れており、武蔵五日市の裏山ベースも行政とタイアップしているとのことです。

青梅市に関しては、現市長は自転車に対して理解があります。車道に自転車通行を示すペイントなどを行い走りやすくなっているのは評価すべき所でしょう。

最後にサイクルハーバー青梅として、今後の展望を教えてください。

現在、“青梅街ゼミ”と題して、定期的に初心者向けロードバイク教室を行っています。また、マウンテンバイクのプロ選手と連携し、イベントをするなどして、スポーツサイクルの普及と同時に、ルールやマナーを守れる人たちを増やしていきたいです。さらなる夢として、地方にフランチャイズ展開して、自転車を送り本支店間で受け取れるサービスを展開したいと思っています。

自転車趣味の人だけでなく、ハイキングや青梅の観光を楽しむ人も受け入れているサイクルハーバー青梅。都心から近くて自然もあり、スポーツサイクルも気軽にレンタルできるので、青梅を観光してみてはどうだろうか。

協力:サイクルハーバー青梅

執筆:松本健多朗

 

オンロードタイプからグラベルスタイルまであるGTのクロスバイクを解説

マウンテンバイクやグラベルロードで知られているアメリカの自転車ブランド「GT」。2018年6月にはGTブランドの2019年モデルのクロスバイクが先行販売された。

2019年モデルで先行販売されたのは、Traffic X、Traffic Sports、Transeo Sportsの3モデル。どれも、アルミフレームを採用し、ディスクブレーキを装備したクロスバイクだ。Traffic XはGTのクロスバイクの中で、オンロード用タイヤを装備し、舗装路をスポーティに走ることを売りにしたクロスバイク。Traffic CompとTranseo Sportsは、シティサイクル並みに太い38~40ミリ幅のタイヤを装備し、荒れた路面でも安心して走れるグラベルスタイルを意識したクロスバイクだ。

「GT」より舗装路・タウン向けスポーツ自転車「トランセオスポーツ」「トラフィックコンプ」「トラフィックX」の販売を開始:ライトウェイ

GT Traffic X:¥63,800

  • フレーム:GT Traffic トリプルトライアングル(※)6061 シリーズ アルミニウム、 スムースウェルド、ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 鍛造ドロップアウト、 チェーンステイディスクマウント
  • フロントフォーク:アルミニウムフォーク
  • 重量:-
  • ブレーキ:Tektroケーブル式ディスク、160/160mm
  • ギア(前-後):Shimano、 48/38/28-Sunrace 11-32、 8-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: Vittoria Zaffiro、700 x 32c

GT Traffic Comp:¥53,800

  • フレーム:GT Traffic トリプルトライアングル(※)6061 シリーズ アルミニウム、 スムースウェルド、ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 鍛造ドロップアウト、 チェーンステイディスクマウント
  • フロントフォーク:GTスチールフォーク、スチールコラム
  • 重量:-
  • ブレーキ:Tektroケーブル式ディスク、160/160mm
  • ギア(前-後):Proホイール、 48/38/28-Sunrace 11-28、 7-speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: GT Pavement、700 x 38c

GT Transeo Sports:¥52,800

    • フレーム:GT Traffic トリプルトライアングル(※)6061 シリーズ アルミニウム、 スムースウェルド、ハイドロフォーム (トップチューブ、ダウンチューブ)、 鍛造ドロップアウト、 チェーンステイディスクマウント
    • フロントフォーク:GTスチールフォーク、ラックおよびフェンダー取り付け穴、スチールコラム
    • 重量:-
    • ブレーキ: Jak-7ケーブル式ディスク、160/160mm
    • ギア(前-後):Proホイール、 48/38/28-Sunrace 11-28、 7-speed
    • タイヤ/ホイールサイズ: GT Pavement、700 x 40c

SURLY ICE CREAM TRUCKとWEDNESDAYがモデルチェンジ

2018年7月9日、新型ICE CREAM TRUCKと、WEDNESDAYのモデルチェンジが発表された。

出典:http://ride2rock.jp/blog/105074/

2014年の初代誕生以来、初めてのフルモデルチェンジとなるICE CREAM TRUCK。チェーンステイを短くし、トップチューブが長くなった設計はトレイルライドを強く意識したとのこと。設計上の最大タイヤサイズは26x 5.1インチ、27.5×4.5インチ、29x 3.5インチに対応。希望小売価格は、完成車に関しては1万円引き下げて288,000円。フレーム&フォークは114,800円と据え置き。

また、WEDNESDAYは、カラーとドライブトレインが変更された。SRAM X5 2×10スピードから、SRAM NX1の11スピードとなった。クランクとBBはRACE FACEを採用。価格は完成車で222,000円、フレーム/フォークセットで88,800円と据え置き。

【新着情報】ICE CREAM TRUCKとWEDNESDAY

サイクルベースあさひのロードバイクの選び方をまとめてみた

かつて、低価格で購入できるロードバイクはネット通販でしか買えなかった。しかし、今ではサイクルベースあさひやイオンバイク、NESTO等、様々なブランドが提供している。サイクルベースあさひの場合、デザイン重視で低価格で購入できるレユニオンコーレル、ロードバイクライフのエントリーモデルといえるプレシジョンRと女性向けのプレシジョンディエナR、軽量でレーサースタイルを採用するプレシジョンRSの3種類がラインナップされている。今回はそれぞれのロードバイクの特徴を紹介しようと思う。

レユニオンコーレル:49,980円(税込)

  • フレーム:スチール
  • フロントフォーク:スチール
  • 重量:12.5kg
  • ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

街乗り用スポーツサイクル「レユニオンシリーズ」唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。サイクルベースあさひのロードバイクの中では一番安く5万円以下で購入できる。安い理由は車体の素材に安価なスチール素材を採用したため。車体重量は一般的なロードバイクよりも重い12.5kg。部品のグレードはシマノ・Tourneyという、街乗り向けのグレード。リア7段変速はお金をかけないでギアを軽くするのは難しい。街乗りでも安心してブレーキをかけることができるように補助ブレーキレバーを装備したのは良いと思う。

レユニオンコーレルは街乗りや普通のサイクリングがメインで、スタイリッシュなロードバイクスタイルの自転車で楽しみたい人に向いている。激しいアップダウンがある道を長距離で走る場合、自分好みに合った部品を交換する必要がある。この時、ブルホーンハンドルやマスタッシュハンドル等、自分好みに合ったハンドルに交換したり、長時間走行してもバテないようにするために軽いギアに交換する場合がある。このような場合、変速レバーやギア関連に多額のお金をかける必要がある。

プレシジョンR:69,980円(税込み)

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:アルミ
  • 重量:10.9kg
  • ブレーキ:TEKTRO R312 デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):50-34T/CS-HG50-8 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

プレシジョンシリーズの中でもエントリー向けのロードバイクなのがプレシジョンR。シャープなロゴやスポーク数が少ないホイールを採用し、レーシーな雰囲気を出していながら、ロードバイクに乗ってみたい初心者でも扱いやすいよう設計を採用している。競技用ロードバイクより前傾姿勢を緩くし、街乗りでも安心してブレーキをかけることができる補助ブレーキレバーを装備している。7万円を切った価格も魅力だ。

プレシジョンRは、ロードバイクライフを入門したい人向けのロードバイク。街乗り・軽いサイクリング用と割り切ったレユニオンコーレルとの違いは、車体重量は10kg台と舗装路を走るスポーツサイクルとしては一般的な軽さだ。自分好みに合ったハンドルに交換したり、長時間走行してもバテないようにするために軽いギアに交換する場合があっても安心なシマノ・クラリスグレードを採用した。もし筆者が、このページの中から長距離走行できるロードバイクの最低グレードを選べと言われたら、プレシジョンR/プレシジョンディエナRを最低グレードと位置づけるだろう。

プレシジョンディエナR:69,980円(税込み)

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:アルミ
  • 重量:9.7kg
  • ブレーキ:TEKTRO R312 デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):46-34T/CS-HG50-8 12-28T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X25C

エントリーロードバイクのプレシジョンRの女性版がプレシジョンディエナR。女性用クロスバイクのプレシジョンディエナと同じように、またぎやすく小柄な人でも乗れる女性専用設計のフレームを採用した。ギアはプレシジョンRよりも軽いギアを採用することで、脚力が無い人でも扱いやすくなっている。

プレシジョンRS:89,980円(税込み)

  • フレーム:アルミ
  • フロントフォーク:アルミコラム・カーボンフォーク
  • 重量:9.6kg
  • ブレーキ:シマノ BR-R3000 デュアルピボットキャリパーブレーキ
  • ギア(前/後):CS-HG50-8 11-25T
  • タイヤ/ホイールサイズ:700X23C

プレシジョンRSは、プレシジョンシリーズの中で一番高価なフラグシップモデル。また、サイクルベースあさひブランドのロードバイクの中でも一番高価だ。プレシジョンRよりも軽い(車体重量9.6kg)だけでなく、前傾姿勢で乗るスポーツ性能を求めたモデル。フロントフォークはカーボン製を採用し、振動吸収性が高いのを売りにしている。コンポはシマノ・ソラ。レユニオンコーレル・プレシジョンR・プレシジョンディエナRは、ブレーキや回転部分といった見えにくい部分に他社製の部品を採用しコスト削減しているが、プレシジョンRSはブレーキや回転部分にもシマノ・ソラグレードの部品を採用し、お金をかけている。

プレシジョンRSは、10万円以下と低価格でも本格的なロードバイクを求めたい人に向いている。プレシジョンRは扱いやすさやコストを重視しているため、高価なロードバイクと比較すると細かいスタイルが違い、所有欲よりも手軽に購入できるのを重視している。一方、プレシジョンRSは、高価格ロードバイクに似たデザインを採用し所有欲もあるエントリーロードバイク。部品のデザインだけでなく、車体デザインも高価格のロードバイクに似たレーシーなデザインとなっている。

折り畳み自転車の折り畳みサイズを比較・まとめ【8インチ~20インチ】

折り畳み自転車の利点は車体が小さく折りたたむことで、持ち運びが簡単なことだ。しかし、折り畳み自転車といっても折りたたみ方法から車輪サイズまで沢山種類がある。そこで、日本国内で販売されている、もしくは発売予定の主要折りたたみ自転車の折りたたみサイズをまとめてみた。数値に関しては幅×高さ×奥行きで、単位はcmとなる。

20インチ

低価格な街乗り向けタイプから、高価格のスポーツタイプまで様々な種類があるのが20インチ。似たような設計を採用した折りたたみ自転車が多いが、折りたたみ時の寸法に差が大きいジャンルだ。低価格でコンパクトに折り畳める自転車が欲しいのならDahonやTernを選ぶのがベター。DahonやTernに関しては、グレードや車種によって折り畳み寸法が違う場合がある。

20インチ折り畳み自転車の中でも注目したいのがTech One Caracle-S、PATTO BIKE SC451Tartaruga Type Sportsの3台。Caracle-Sはスーツケースに入れるのをメインにしているため、横折れ式折り畳み自転車の中では、縦方向に長い。Patto Bikeはフレームに折り畳み機構が無いが、DAHONやTernよりもコンパクトになり、この中では一番奥行きを取らない。Tartaruga Type Sportsは、折り畳みを行う時は前後輪やハンドルを外す必要があり、折り畳み自転車としては亜流とも言えるが、折り畳みサイズはPatto Bikeよりも少し奥行きが大きい数値だ。

18インチ

18インチ折り畳み自転車でメインと言えるのは、Pacific CyclesのBirdyシリーズだろう。前後サスペンションを装備した独特なデザインは昔から人気がある。折り畳みサイズはDAHONよりはコンパクトだ。

まだ、発売前だがシクロライダーでも注目しているIrukaも。折り畳み高は48cmと非常に低く、この中では一番低い数値を記録している。Irukaの公式SNSを見ると縦置きも可能らしく、縦置き時の予想折り畳みサイズも予想値として書いておく。

16インチ

折り畳み自転車の中ではコンパクトな分類に入る16インチ。コンパクトに折り畳めることで有名なBromptonは、現代でも一線級とも言える折り畳みサイズだ。Dahon Curveはフレームに折りたたみヒンジがある一般的な折り畳み自転車。低価格でそれなりに小さく折り畳める。5Links2は縦折れ式のため折り畳み高は高いが、折り畳み時の横幅と奥行きが小さいため電車輪行の場面では有利だろう。

  • Brompton:60×58×30
  • Dahon Curve:73×61×34
  • 5links2(縦折れ式):40×102×34
  • モンベル・シャイデックTR-F 20:80×65×45

14インチ

14インチ折り畳み自転車は、折り畳みサイズが小さい超小径車の分類に入る。有名なのがDahon Doveやルノーウルトラライト7だ。両車とも小さく折り畳めることができるのが売りだ。スポーツカー等、荷室が狭い車に積む場合数cmの違いで積める・積めないの問題が発生するため、購入時は現車確認を行うのがベストだ。OX Pecoは超小径折り畳み自転車ながら、縦折れ式のため折り畳みサイズは大きい。

8インチ

超小径自転車とも言える8インチで有名なのがCarry-me。縦折れ式のため折り畳み高はあるが、折り畳み幅と奥行きが小さいため電車に乗せても場所を取らないだろう。

実は自転車旅にも最適 フェリー旅行の良さと注意点をまとめてみた

自転車に限らず旅行では、陸路は新幹線・在来線などの鉄道や自動車、空路では飛行機が主流の一方、海路のフェリーはマイナーな旅行手段だ。遅くて時間がかかるため敬遠されがちなフェリーだが、上手く活用すれば意外と役に立つ旅行手段となる。今回は旅行手段として見た場合のフェリーの利点と注意点を紹介したい。

自転車旅とフェリーの組み合わせの利点

フェリーはきちんと食事を取ることができる

一般的な新幹線や在来線特急列車には、食事を取るための食堂車は無い。また、高速バスでは食事を取ることは難しい。一方、フェリーはレストランや軽食スペースがあるのが殆どだ。食事に関しては長距離フェリーだけでなく一部の短距離フェリーでも行っている所がある。例えば、桜島フェリーには「やぶ金」という名前のうどん屋がある。鹿児島から桜島まで15分と短いが乗客に好評で、現在は鹿児島中央駅前にも出店している。

桜島フェリー(参考)

長距離フェリーの食事は様々な種類があるが、多いのはバイキング形式。珍しい例を挙げると、東京~徳島~北九州を結ぶオーシャン東急フェリーにはレストランが無く、船内にある冷凍食品やレトルト食品を購入し電子レンジで温める方式を採用している。ラインナップは焼きそば、ナポリタン、キーマカレー、助六寿司、豚焼肉丼、さんまの塩焼き、エビスのいかめしなど幅広い商品がある。

オーシャン東急フェリー(参考)

きちんと睡眠を取ることができる・ゆったりと座ることができる

長距離フェリーの場合、航路にもよるが様々な船室がある。豪華ホテルの雰囲気がある家族やカップル向けの個室から、一人用のビジネスホテルタイプの個室、低価格とプライベートを両立したカプセルホテルタイプの部屋、低価格重視の雑魚寝タイプまで、予算と条件に応じて部屋を選べる。

近年、フェリー業界では新しく作られた新造船が増えている。新造船では低価格の雑魚寝タイプの部屋でも仕切りやカーテンを採用する船が増えている。船によっては雑魚寝タイプを廃止して、カプセルホテルタイプの部屋を一番安い船室にする所もある。

新潟~佐渡などの距離が短いフェリーでは、就寝用の船室が無く、雑魚寝タイプや座席タイプが多い。新幹線や在来線特急等の鉄道や高速バスと違うのは、ゆったりと座ったり胡座をかくことができる。また、船内を移動して気を紛らわすこともできる。

風呂やシャワーがある

長距離フェリーは宿代わりにもなっているので、一般的に風呂がついている。夜行高速バスにはトイレはあっても風呂やシャワーは無いため、ゆったりと過ごすのならフェリーのほうが有利だ。

フェリーの欠点はスピードとフェリーターミナルが都市部から離れていること

フェリーのわかりやすい欠点はスピードだ。例えば大阪南港~新門司港までを運行する名門大洋フェリーは12時間40分と長時間乗船する。また、フェリーターミナルは都市から離れている所が殆どだ。そのため移動時間に余裕を持って動かないといけない。

フェリーに乗る場合は輪行かそのまま乗るかどちらがいいか

フェリーに乗船する時、自転車を分解して袋に入れる輪行か、自転車を分解せず車両甲板に入るかどちらかの方法で自転車を入れる必要がある。

輪行の利点は大型荷物扱いで載せることができ、車両扱いよりも料金も安いことだ。ただし自転車を載せる時は歩いて載せないといけないため、その分の負担が体にかかる。

車両甲板に載せる時の利点は、自転車をそのまま載せることができるので自転車の分解の必要がないことだ。ただ、車両甲板に入る時はグレーチングがあるため注意が必要だ。特にタイヤ幅が細いロードバイクや小径自転車は不安定になりやすいので、輪行袋に入れたほうが安心だろう。

非日常だけでなく、動くホテルとして使うことができるフェリー

フェリーにはスピードが遅い欠点があるが、鉄道や高速バスと比較してゆったりと過ごすことができる利点がある。筆者は時間が十分ある旅をしていた時、積極的にフェリーを使い、船内で過ごして休息を取っていた。

ただ、航路に関しては少なくなりつつあるようだ。日本長距離フェリー協会を見ると、長距離フェリーの航路は大阪~九州航路や、新潟~北海道航路が多い。一方、東京発のフェリーは東京~徳島~北九州航路のみ。関東から北海道に行く場合は大洗から乗船しないといけない。少々寂しい状況となっているが、ゆったりと過ごすことができる船旅は、鉄道や高速バスとは違う楽しみがあるので、時間に余裕があったら楽しんではどうだろうか。

自転車をそのまま載せられるフェリー一覧

東海汽船(大型客船のみ):東京・横浜~利島・新島・式根島・神津島航路/東京~三宅島・御蔵島・八丈島航路

受託手荷物として載せられる。御蔵島は自転車持込不可。

https://www.tokaikisen.co.jp

さんふらわあ:大阪⇔別府航路・神戸⇔大分航路・大阪⇔志布志航路

特殊手荷物としてそのまま乗船可能

https://www.ferry-sunflower.co.jp/

NESTOが安田大サーカス団長がクロスバイクで1日200キロにチャレンジ動画を公開

NESTOが「クロスバイクLIMIT 2で1日にどこまで走れるか」をチャレンジしたスペシャルムービー「LIMIT 200」を2018年7月4日(水)に公開した。自転車芸人でトライアスロン年代別世界選手権代表を目指している「安田大サーカス団長」の安田さんが、伊香保温泉で有名な群馬県渋川市を早朝に出発し、東京湾に沈む夕日を見るために日没までに千葉県浦安市を目指してサイクリングする内容だ。距離は200キロで、使用する自転車はクロスバイクのNESTO LIMIT2。税抜き5万円以下のクロスバイクでコストパフォーマンスが高いことで知られている。

NESTOのスピードクロス LIMITシリーズを解説 ライバル車との違いも紹介

クロスバイクで1日200kmや300kmを走ることはできるか?

クロスバイクで1日200kmは、自分に合わせた仕様なら慣れた人にとっては難しくなく、1日300キロ24時間ぐらいならいけるだろう。ただし、ハンドルなどの部品を交換しないのなら、ポジション調整程度で1日200kmはそれなりにしんどい。特にフラットハンドルを握る時に手首をねじる状態を長時間続けるのがつらいのだ。

クロスバイクで長距離走行できる一例を挙げると、写真下のEscape RXWのオーナーは、東京→新潟320kmを19時間30分で走った記録がある。

筆者も1日300キロを20時間以内に走ったのは何回かある。最初はロードバイクで行ったが、それ以降はすべてカスタムしたクロスバイクで行っている。1日300キロ24時間と、のんびり走るのなら、アップライトな乗車姿勢で体調不良でも胃に負担がかからない自転車が楽だからだ。もし、今から1日で東京から三国峠を越えて新潟(320km)まで行ってこいと言われたら、グラベルロードのDiverge E5ではなくカスタムしたクロスバイク(Escape RX4)を選ぶだろう(タイヤは両方ともグラベルキング28Cを装着したと仮定)。

NESTO LIMIT2が長距離走行が比較的有利なのは、舗装路走行を重視したスピードクロスというジャンルと、税抜価格48,000円と安価ながら比較的良い部品がついていることだ。一般的に安価なスポーツサイクルを購入したら、タイヤとブレーキは交換するのが普通と考えていたが、NESTO LIMIT2はこの法則を無視している。ブレーキはシマノ製(BR-T4000)で、ブレーキレバーとシフトレバーが別体式で調整が比較的自由。そして、一番の利点はタイヤがマキシス・デトネイターフォルダブルと良いタイヤがついていることだろう。

タイヤは乗り物の中でも唯一地面に設置している非常に重要な部品で、タイヤに拘らないマニアは自称マニアだと思っていい。筆者は2017年に佐渡1週する前の準備で、魔が差してしまいEscape RX3に低価格タイヤを装着してしまった。試しに10kmほど試走したら、乗り心地の悪さに耐えられなくなり、タイヤをパナレーサー・グラベルキングに取り替えることとなった。因みに、この時は出発12時間前のため大慌てで交換した。NESTO LIMIT2に装着されているマキシス・デトネイターフォルダブルは、1本4,000円クラスと高価なタイヤで乗り心地が良く、一般的な5万円クラスの自転車には装着されない。最初からこのぐらいのレベルのタイヤが装着されていたら、長距離走行も楽だろう。

http://nestobikes.com/info-media/180704_limit200_challenge/

世界初のサスペンション対応設計のグラベルロードバイクフレーム OTSO Waheela

非競技用のグラベルロードが面白いのは、明確なジャンルが定まっておらず趣味性が高いため、面白いデザインを採用したモデルが多いことだ。今回紹介するOTSO Waheelaは、代理店が画期的な自転車と謳っているグラベルロードバイクフレームだ。

OTSO Waheelaが画期的な所は、世界初のサスペンションフォークとリジットフォークに両方対応したグラベルロードということ。。一般的に、リジットフォークに対応した自転車に、サスペンションフォークを装着すると車体が前上がりになる。逆にサスペンションフォークを装着した自転車にリジットフォークを装着すると、前下りになる欠点がある。OTSO Waheelaは、リジッドフォークを装着する場合、付属の延長ヘッドパーツを使用してジオメトリーを最適化するようだ。

フレーム素材はレイノルズ520。対応タイヤ幅は700×53 (29×2.1インチ)まで。また、OTSOの特許出願中のチューニングチップ機構により、リアエンドを3箇所(420mm,430mm,440mm)から選択が可能で、チェーンステイ長を変更することができる。(430mmの場合はオプションパーツが必要)

オプションで78000円(税込み)でグラベルロード用サスペンションフォーク「FOX AX」へのアップグレードも可能とのこと。公式サイトによるとトラベルは40ミリで対応ホイールは27.5/700cの2種類に対応。最大タイヤサイズは700x40c。

SPEC

  • 重量:2200g (フォーク490g)
  • BB:68mm BSAスレッド
  • シートポスト:27.2(ドロッパーポストインターナル仕様)
  • ヘッド:上ZS44/28.6, 下 EC44/40.0 (リジッド用20mm延長パーツ付属)
  • ボトル台座:3箇所

OTSO Waheela(フレーム、カーボンフォーク)/alternative Bicycle

クロモリフレーム版も登場!Fuji Jariシリーズについて解説【2019年モデル】

FUJIのグラベルロードは「JARI」シリーズは、日本語の砂利から取ったものとして知られている。設計は長距離走行と砂利道走行に重点を置いているのが特徴で、700Cでは最大45mm幅のタイヤ装着が可能。より太いタイヤを履く場合、700Cよりも一回り小さい650Bホイールに換装すると47cまで対応している。ボトルケージはフレームに3箇所、フロントフォークに2箇所の5箇所あるため、大量の飲み物を入れたりボトルケージに装着するためのラックをつけることもできる。トップチューブ上面は、様々なストレージを固定するマウントも搭載した。車体を担ぐ場面にも対応するためトップチューブ下には2mmの厚さのシリコンパッドを標準装備している。部品に関しては全モデル軽いギアを採用している。これは舗装路でのスピード重視ではなく、荷物を積んだ場合や砂利道走行を重視しており、軽めのギアを採用している。

JARIにはアルミフレームを採用した1シリーズ(1.1・1.3・1.5)とレイノルズ520を採用した2シリーズ(2.3)の2種類がある。A6アルミ素材を採用した1シリーズは、上級モデルから低価格モデルまではフレーム、フォークが全く同じ。最上位グレードの1.1はシマノのNEW105(油圧ディスクブレーキ仕様)となり、1.3はSRAM APEXフロント1段仕様。低価格モデルの1.5グレードはシマノTiagra仕様となっている。

クロモリ仕様の2.3は、1シリーズとは毛色が違うグラベルロードだ。1シリーズよりも、より低速でも漕げる軽いギアを採用した2.3は、ツーリング向けのグラベルロードといえる。JARI2.3ではReynolds520のダブルバテッドチューブを採用し、フロント剛性を上げるためにテーパーヘッド化することでヘッド周りの剛性を上げたのが売りだ。

JARIシリーズを選ぶとするのなら、将来はお遊びで良いのでシクロクロスレースなどに出たい人や、スポーティな走りや軽さを重視する人はJari 1シリーズ。荷物を積んだツーリングや一般公道などでタフさを重視するのならJari 2シリーズを選ぶのがいいだろう。

JARI 1.1 /¥ 280,000(税抜)

  • フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout  
  • フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts
  • 重量:9.52 kg
  • ブレーキ:Shimano 105 油圧ディスク160mm rotors
  • ギア(前-後):FSA Omega Adventure BB386 EVO, 46/30T -Shimano 105, 11-34T 11Speed
  • タイヤ/ホイールサイズ: –
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。前後12ミリスルーアクスル仕様だがリアエンドはクイックリリース化も可能。

JARI 1.3/¥189,000(税抜)

  • フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout  
  • フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts
  • 重量:10.08 kg
  • ブレーキ:Tektro MD-C550 機械式ディスク, 160mm rotors
  • ギア(前-後):FSA Omega Adventure BB386 EVO, 40T – SRAM PG1130, 11-42T(SRAM APEX1)
  • タイヤ/ホイールサイズ:Panaracer Gravelking SK, 700 x 38c
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。前後12ミリスルーアクスル仕様だがリアエンドはクイックリリース化も可能。

JARI 1.5/¥165,000(税抜)

  • フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout  
  • フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts
  • 重量:10.54 kg
  • ブレーキ:Tektro Lyra 機械式ディスク 160mm rotors
  • ギア(前-後):FSA Tempo Adventure, 46/30T -Shimano HG500, 11-34T, 10-speed(Shimano Tiagra)
  • タイヤ/ホイールサイズ: Panaracer Gravelking SK Sport, 700 x 38c
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。前後12ミリスルーアクスル仕様だがリアエンドはクイックリリース化も可能。

JARI 2.3/¥120,000(税抜)

  • フレーム:Reynolds 520 chromoly, rack & fender mounts, Triple bottle mount, Flat mount disc, top tube bento box mount
  • フロントフォーク:Chromoly w/ 1 1/8” – 1 1/2” tapered steerer, flat mount disc, low-rider water bottle and rack mounts
  • 重量:12.98kg
  • ブレーキ:Tektro Lyra 機械式ディスク 160mm rotors
  • ギア(前-後):Alloy, 44/28T -Shimano HG200, 12-36T, 9-speed(Shimano Sora)
  • タイヤ/ホイールサイズ: Panaracer Gravelking SK 700 x 38c
  • 特記事項:最大タイヤ幅45ミリ。650Bの場合は47Cまで対応。

2019年モデル JARI シリーズ 先行発売のお知らせ(Fuji Bikes ブログ)

8速・9速・10速・11速を気軽にワイドレンジ化できるSunRaceスプロケットまとめ

マウンテンバイクの世界では定番となっているワイドレンジ化。フロントのギアを1枚のみにし後ろのギアを大きくしてワイドレンジにすることで、直感的に変速ができ軽量化が可能になるのが売りだ。また前変速機関連のトラブルが無くなる利点もあり、近年のレース用マウンテンバイクでは定番だ。

フロントシングル、リアワイドレンジの流れを始めたのはアメリカの自転車部品メーカー「SRAM」は、フロント変速機を過去の記憶と扱った動画を公開している。

https://youtu.be/ZiALL1fnolk

 

しかし、筆者のようにツーリングなど公道で使う場合は難しい。平地の高速走行から激坂を上るのをフロントシングルで対応するのは難しい。また、フロントシングル化はお金が沢山かかるため躊躇してしまう。

低価格でフロントシングル化やワイドレンジ化をしたい人に向いているのが、Sunrace社のワイドレンジスプロケット。8速、9速、10速、11速用のワイドレンジスプロケットがAmazonで売られており価格も安い。

筆者は、現在所有しているSpecialized DivergeにCSM680というスプロケットを装着した。リアディレイラーにはJGbikeブランドの22mmリアディレイラーリンクアダプタを装着しただけで、ホイールの変更などはしていない。今のところ使用した限りでは特に問題はなく変速してくれる。上り坂では一番軽いギアが役に立つ一方、ギアの間隔が大きいため、平地でスピードを出す人には向いていない。

Sunraceワイドレンジスプロケットの良い点は気軽にワイドレンジ化を試すことができることだ。フロントシングル化は勿論、筆者みたいに前2段でワイドレンジ化した感覚を試したい人にも向いている。前2段でワイドレンジ化する利点はある。重いギアは平地用、軽いギアは峠用と割り切って使用することで、ちょっとした坂道などで前変速機を動かさないで走ることができるのだ。

欠点は部品会社が定める規格から離れていること。この部分に関しては割り切って使うしかないだろう。また、Sunraceのワイドレンジスプロケットは今のところAmazonでしか売られていないようだ。

CSM680:8速/11-40T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:456g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-22-28-34-40

CSM990:9速/11-40T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:456g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-22-28-34-40

CSMX3:10速/11-40T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:382g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-21-24-28-32-36-40

CSMS3:10速/11-42T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:448g
  • Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応
  • 11-13-15-18-21-24-28-32-36-42

CSMX8:11速/11-46T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:490g
  • Shimano HGスプラインフリーハブ対応。SRAM XDドライバ互換性なし
  • 11-13-15-18-21-24-28-32-36-40-46

CSMX80:11速/11-50T


  • 互換性:SRAM /シマノディレイラー
  • 重量:512g
  • Shimano HGスプラインフリーハブ対応。SRAM XDドライバ互換性なし
  • 11-13-15-18-21- 24-28-32-36-42T-50T