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スコット 軽量E-MTB「LUMEN eRIDE」登場 車体重量15.5キロ TQモーターを搭載したフルサスE-MTB

スコットは海外市場で軽量E-MTB「LUMEN eRIDE」を発表した。

LUMENは、SPARKシリーズのクロスカントリー&トレイル仕様の設計を採用したフルサスE-MTB。軽量なTQ HPR50モーターを搭載することで、アシスト機能をオフにした状態でもスムーズなペダリングを実現したと謳っている。

LUMEN eRIDEに搭載されているモーターはTQ HPR50。TQは1994年に設立されたドイツの会社。航空宇宙、医療、インフラなど様々な産業分野で電気部品を専門に扱っており、Eバイク用モーターの製造も行っている。TQ製モーターには最大トルク120Nmを発揮する大型のハイパワーモーター「HPR120S」と、2022年に登場した軽量、小型モーターの「HPR50」の2種類を用意。
HPR50は定格出力推定250W、最大出力300W、最大トルク50Nmを発揮し、モーターの重量はわずか1.8キロ。わずか直径8センチとコンパクトなモーター内部には、ハーモニックギアシステムを採用小型化を実現しながらも、精度を高めることに成功し、バックラッシュの低減、より自然なペダリング感覚を得ることができたと謳っている。

バッテリー容量は360Whの内蔵式バッテリーで、160Whのレンジエクステンダーを追加することが可能。

サスペンションレイアウトは、同社のフルサスMTBであるSPARKと同じデザインを採用。リアトライアングルのエンド側にピボットがない、フレームのしなりを生かした設計であるフレックス・ピボット・レイアウトを採用。リアショックはSPARKと同じく内装仕様となっている。サスペンションストローク量は130ミリ。

価格は低価格モデルのLUMEN eRIDE 910が6999ユーロ(約100万円)。車体重量15.5キロと軽量で最上級グレードのLUMEN eRIDE 900 SLが1万5999ユーロ(229万円)。日本国内代理店のスコットジャパンはLUMEN eRIDEの国内発売予定は無く、JAPAN SPECは現在開発中と公表している。

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「マリ・クレールバイク」ブランド初のスポーツスタイルバイク「Avenue Junot(アヴニュー・ジュノ)」登場

シナネンホールディングスの子会社で、自転車の製造・卸売及び自転車専門店「ダイシャリン」を展開するシナネンサイクルは12月2日、「marie claire PARIS」の自転車コレクション「marie claire bike(マリ・クレールバイク)」から、ブランド初となるスポーツスタイルバイク「Avenue Junot(アヴニュー・ジュノ、以下 アヴニュー・ジュノ)」を発表。12月3日(土)より関東で展開する「ダイシャリン」の一部店舗にて先行発売、全店舗での発売開始は12月末から実施すると発表した。

marie claire誌は1937年に創刊されたフランスを代表する女性誌。現在はファッションからインテリアまで、幅広いライセンス商品を展開しており、シナネンサイクルはMARIE CLAIRE JAPONとライセンス契約を締結し、2021年2月より「マリ・クレールバイク」を販売している。

「アヴニュー・ジュノ」は、ブランド初のスポーツスタイルバイクシリーズ。直線と曲線をバランスよく採用したフレームはクロモリ×スチールフレームで車体重量は16.5キロと、一般的なママチャリタイプよりも軽いのが特徴。部品はブラウン系を採用しシンプルにまとめたデザインとなっており、パリのブティックの内装をイメージした、「gris flanelle(グリ・フラネル)」・「Bleu glacier(ブルー・グラシエ)」・「beige rose(ベージュローズ)」の3色を展開する。

700×35Cの太めで安定感のあるタイヤや、シマノ製外装7段変速ギアを搭載し、街乗りやポタリングにも適した仕様となっている。また泥除け、センタースタンド、前荷台、フロントライトを装備しており、通勤・通学にも対応する。価格は8万3000円(税込)。詳細スペックは以下の通り。

・製品名:マリ・クレールバイク アヴニュー・ジュノ
・カラー:グリ・フラネル / ブルー・グラシエ / ベージュローズ
・カタログ定価:83,000円(税込)※1
・タイヤカラー:ブラウン
・適正身長:約152cm以上
・重量:約16.5kg
・タイヤサイズ:700×35C
・フレーム:420㎜クロモリ×スチールフレーム
・フロントブレーキ:キャリパーブレーキ
・リヤブレーキ:ローラーブレーキ
・変速機:外装7段変速
・ライト:LEDオートライト
・ハンドル:アルミ
・リム:アルミ(ハイポリッシュ)
・カギ:シリンダー錠
・キャリヤ:フロントキャリア
・カゴ:なし※2
・サドル:スポーツサドル
・チェーン:7Sスチールチェーン
・スタンド:アルミ センタースタンド

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電動アシスト自転車レンタル「CycleTrip BASE NAGOYA」子乗せ電動自転車のレンタル・サブスクサービスを開始

ZuttoRide Sharingは11月30日、名古屋市中区の店舗「CycleTrip BASE Nagoya」にて、子乗せ電動自転車のレンタル・サブスクサービスを開始すると発表した。

CycleTrip BASEは車両台数220台以上とスポーツ自転車専門レンタルでは、日本最大級の規模を誇るレンタル会社。1台数十万円以上の高級スポーツ自転車に乗ることができ、自転車初心者の方にも気軽にスポーツ自転車に触れ楽しみを知ってもらいたい、といったコンセプトから東京・秋葉原にて高級スポーツバイク・E-Bikeレンタルサブスクリプションサービスを展開している。

レンタル可能なモデルはヤマハ発動機のPAS Kiss mini un SPや、ブリヂストン bikke MOB dd、BESV CF1 LENAなどを用意している。

1日、1週間、1ヶ月のレンタルが可能。また、1年間特別契約で割安に借りることもできる。

サービスの内容、狙い(リリースから)

小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、いまや子乗せ自転車が必須のアイテムとなっています。
しかしながら、車両1台の価格が非常に高価であり、またそのため購入後になにか不満や生活環境とのミスマッチが起こっても我慢して使い続ける必要がありました。そのような世の中のお悩みを解決するため、このほど子乗せ電動自転車のレンタル・サブスクサービスを開始します。

子乗せ電動自転車についてレンタルを利用すれば、購入前に一時的に短期利用することで購入後のミスマッチを回避することが可能となります。
長く使うなら、、、
窮屈になってきたけど、もう少し我慢しよう、、、
オシャレな自転車に乗りたいけど、まだチャイルドシートが必要、、、

多くのお母さんたちは、高価な電動アシスト自転車を長く使えることを重要視して使用しています。
そのため、前乗せモデルが適合する時期でも、後ろ乗せを使用したり、その逆に窮屈になっていても前乗せモデルを使用していたりと。

サブスクなら、お子様の成長に合わせて前子乗せタイプから後ろ子乗せタイプへの変更、気になる別メーカーの自転車への変更、お子様が大きくなられた後では乗ってみたかった通常のスポーツ自転車への変更、などお子様の成長やライフスタイルの変化に合わせて自転車を乗り換えていくことも可能となります。
メンテナンスオプション(有料)を付加することでさらに安全・安心・快適に自転車に乗っていただけます!

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総合自転車メーカーのホダカ、倉庫直売 自転車アウトレットセールを開催

ホダカは12月2日、埼玉県越谷市の本社併設倉庫にてアウトレットセールを開催すると発表した。

セールでは、輸送中のキズやサンプル品など実用上問題はないものの、流通に乗せることが難しいアウトレット品を中心に商品を用意。日頃の感謝を込めてホダカ創業50周年を記念した特別価格で販売する。

今回のセールはホダカの所在地である越谷市流通団地が年に2回開催する「協同組合越谷卸センター 従業員&ご家族優待セール」の一部として開催する。「従業員&ご家族優待セール」という名称だが、一般の方も入場料や介等は不要で入場・買い物が可能。

日常用途に活躍する軽快車やシティサイクル、通勤通学からアクティビティにピッタリのクロスバイク、本格的に趣味として楽しむロードバイクなど、ホダカが展開する商品の多くを用意。会場内の特設エリアでは自転車パーツ&アクセサリーの販売も実施する。

セール会場の自転車は平均45パーセントオフで実施する。セール例では、クロスバイク KhodaaBloom RAIL700が希望小売価格8万5800 円(税込、以下同)が会場価格42パーセントオフで5万円。ロードバイク NESTO FALADが希望小売価格9万6800 円が会場価格48パーセントオフの5万円で実施する。

日時は2022 年12 月11 日(日) 9 時から12時。場所は埼玉県越谷市流通団地1-1-9 ホダカ株式会社 本社。アクセスはJR 武蔵野線南越谷駅、東武スカイツリーライン新越谷駅 徒歩20 分/タローズバス 南越谷駅発~流通団地 下車 約10 分。

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MATE.BIKE 3輪カーゴEバイク「MATE SUV」を発表 2023年冬に世界同時発売予定

MATE.BIKE (メイトバイク)は12月2日、3輪カーゴEバイク「MATE SUV」を発表。2023年冬に世界同時発売するとリリースで述べている。

同社はMATE SUVを自動車に代わる新たな移動手段として開発設計し、ドイツで技術開発、イタリアで生産したと謳っている。

車体は組み立て型のモジュール式デザインを採用し、用途に合わせて内装を選べるボックスや全天候型のルーフ、オフロード対応タイヤ、独自のウィングテクノロジーなどを用意している。

カーゴスペースには、アルミフレームと衝撃吸収素材を使用したボックスを組み合わせており、路上での予期せぬ衝撃から守るように設計されていると謳っている。車体にはリアライトとフロントライトが組み合わされた、MATE LEDライトバーを装備。他にも、位置情報のリアルタイム追跡と盗難防止のための4G接続を装備しており、スマートフォンとの接続にも対応している。

バッテリー容量は不明で1回のフル充電で最大100キロ走行を可能とし、油圧式デュアルディスクブレーキを装備。モーターはドイツ ブローゼ社製の250Wミッドドライブ・モーターを搭載する。ブローゼ製モーターには様々なグレードがあるがグレードは不明。

MATE SUVの発売日・価格・カラー展開につきましては、順次公式HP・SNSにて公開予定。

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購入金額を全額キャッシュバック! コーダーブルーム 抽選1名に「クロスバイク全額キャッシュバックキャンペーン」を開催

ホダカは12月1日、同社のスポーツ自転車ブランド「コーダーブルーム」から、2022年12月1日(木)から2022年12月31日(土)まで、RAILシリーズの一部モデル購入者を対象としたキャンペーンを行うと発表した。

今回のキャンペーンは、期間中に「RAIL700A」「RAIL ACTIVE」「RAIL700」「RAIL DISC」を購入し、キャンペーンに申込みした人の中から抽選で1名に車体購入金額の全額をキャッシュバックする。

同社はリリースにて、「「健康増進のためにサイクリングがしたい」「通勤・通学の足として利用したい」など、スポーツバイクの購入を検討する理由は様々ですが、「どのスポーツバイクを購入すれば良いのだろう」という漠然とした思いは誰しも頭をよぎるのではないでしょうか。そのような悩みで購入に踏み切れず、迷っている皆様を少しでも支えたいという思いから本キャンペーン企画はスタートしました。」と述べている。

購入期間は12月1日(木)から12月31日(日)23時59分まで。」応募期間は12月31日(日)23時59分まで。応募資格はキャンペーン規約に同意可能な人となる。

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持ち運ぶための電動アシスト自転車 16インチの「トランスモバイリーNEXT 163」が改良を実施

ジックは11月30日、“持ち運ぶための電動アシスト自転車”をコンセプトとした最小・最軽量クラスの折りたたみ式電動アシスト自転車「ウルトラライト Eバイク トランスモバイリーネクスト」から、16インチの「トランスモバイリーNEXT 163」が、新機構のモバイルバッテリーにリニューアルしたと発表した。

トランスモバイリーNEXT 163は、最小・最軽量クラスの折りたたみ式電動アシスト自転車「ウルトラライト Eバイク トランスモバイリーネクスト」シリーズの16インチバージョン。車輪サイズは16インチと、コンパクトな車輪を採用しつつ、外装3段変速を採用することで、ちょっとした距離を走るのにも対応している。重量は約11.9キロと持ち運びができるほど軽量だ。

今回、新機構のモバイルバッテリーにリニューアル。新機構のモバイルバッテリーはスライド脱着式で、約「1秒」で取り外し可能で、ポケットに入れてもスムーズに出し入れできるコンパクトサイズを実現。また、従来と変わらず、モバイルバッテリーとして使用可能の簡易ライトを装備した。価格は12万9800円(税込)。

■スペック

【TRANS MOBILLY NEXT163-S(トランスモバイリーネクスト163-S)

  • フレーム     :アルミフレーム
  • 組立時サイズ   :1290×540×760-960mm
  • 折りたたみサイズ :700×450×620mm
  • 重量       :約11.9kg(バッテリー・スタンド・ペダルを除く)
  • タイヤサイズ   :16×1.5
  • ブレーキ     :Vブレーキ
  • アシストモード  :1モード
  • 走行距離     :約30km
  • 補助速度範囲   :0~10km比例補助/10~24km逓減補助
  • モーター型式   :直流ブラシレスモーター
  • モーター定格出力 :250W
  • バッテリー型式  :充電式リチウムイオンバッテリー
  • 電圧       :24V
  • 容量       :5.0Ah
  • バッテリー寿命  :約300回
  • 充電器型式    :リニアレギュレータ方式
  • 電源       :AC100~240V
  • 消費電力     :120Wh
  • 充電器定格出力電圧:25.2V 1.5A
  • 充電時間     :約4時間
  • 付属品      :サドルポーチ バッテリーカバー

ジック 20インチ最軽量クラスの電動アシスト自転車 「TRANS MOBILLY NEXT206」と輪行袋をセットにした「旅にでよう!輪行セットII(電動)」発売

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先進運転支援システム「プロパイロット2.0」モデルを用意 日産から新型ミニバン「セレナ」登場

日産自動車は11月28日、ミニバンタイプの乗用車「セレナ」を発表。ガソリン車を2022年冬から、e-POWER車を2023年春発売すると発表した。

「セレナ」は1991年の初代発売以降30年もの間販売されているミニバン。近年はエアロパーツを装備したハイウェイスターや、エンジンで発電しモーターで駆動するシリーズハイブリッド式のe-POWER搭載車で知られている人気車だ。

新型「セレナ」は、初代から受け継がれる“BIG”、“EASY”、“FUN”のコンセプトに代表される室内空間の広さや利便性はそのままに、移動時の快適性を追求し、最先端技術の搭載や様々な機能の充実を図ることで、家族との大切な時間を思い切り楽しむことが出来るミニバンとして、さらなる進化を遂げたと謳っている。

エクステリアは、全体の形状は先代と同じ雰囲気を保ちつつ、より洗練された印象を持っている。大きく変わったのがフロントフェイスで、大型のVモーショングリルを採用しており、同社の上級ミニバンのエルグランドを連想させるスタイリングを実現。

ヘッドライトはグリルの中に入れて目立ちにくくしているが、上部に装着したシグネチャーLEDポジションランプを”目”として認識させることで、違和感を感じさせにくいスタイリングを実現した。

インテリアは、先進的で上質な広々とした空間を意識。運転席は、視界を遮る凹凸を減らすことで、視界が開け、運転のしやすさを向上させていると謳っている。シートは素材の高級感と、お菓子などの食べかすが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしてしまった時もふき取りやすいなどの機能性を両立。シフトレバーは日産として初めて、スイッチタイプの電制シフトを採用し、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性を実現。

全⾼1.8メートル以上の1.2∼2.0Lクラス 7/8⼈乗りミニバンではNo.1の室内の広さを実現。シートスライド機構は3列目にも標準装備し、フル乗車でもゆったりとした座り心地を実現した。シートは最上級グレードのLUXIONは7人乗りで、その他は8人乗り。8人乗りは先代モデルから好評のマルチセンターシートを進化。e-POWER車でも8人乗りを実現したのに加え、家族で使用するシチュエーションに合わせて2列目を動かすことができ、7-8人乗りを自由自在にアレンジできる。他にも、全席にスマートフォンや財布などを置ける小物置き場を設置した。500mlの紙パックが入るカップホルダー、USBの設定、車内Wi-Fiや乗る前エアコンを採用し車内も快適に過ごすことが可能だ。

3列目の座席は跳ね上げ式を採用している一方で、2列目座席は折りたたむなどの機構説明は無い。自転車を積載する場合、2列目座席を一番前に出して、2列目真ん中のスペースを開けて前輪を入れるのが確実だろう。複数台積載を行うには確認が必要だ。

先進安全運転支援システムに関しては先代モデルで好評の「プロパイロット」を全車標準装備。また、「プロパイロット2.0」を、最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」に標準装備した。プロパイロット2.0は、ナビゲーションで⽬的地を設定し、⾼速道路の本線に合流するとナビ連動ルート⾛⾏を開始し、⾞線変更をともなう追い越しや分岐なども含めて、ルート上にある⾼速道路の出⼝までの⾛⾏を⽀援する機能。また、状況に応じて同⼀⾞線内でハンドルから⼿を離すハンズオフ運転も可能で、長距離運転でのドライバーの負担を軽減する。

他にも、前方障害物を回避する際、ドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、記録した駐車位置に近づくと、ボタン一つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御するメモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」を日産車に初搭載。「e-POWER LUXION」には、リモコン操作で車の出し入れが可能で、狭いスペースでの乗り降りや荷物の出し入れをスムーズに行える「プロパイロット リモート パーキング」を搭載した。

パワートレインは2リッターガソリンエンジンと、シリーズハイブリッド式のe-POWERの2種類を用意。e-POWERは新開発の1.4リッターe-POWER専用エンジンを組み合わせた第2世代「e-POWER」の搭載し、エンジンの作動音を抑制するとともに、よりパワフルで気持ちの良い加速性能を実現したと謳っている。また、車両状態や走行環境に加え、ナビと連携しながらエンジン作動タイミングを制御する世界初のエネルギーマネジメント技術を搭載した。

日産セレナの価格はガソリン車が276万8700円(税込、以下同)からで、e-POWER車が319万8800円から。ガソリン車4WDの価格、発売については追って発表となる。

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デザイン性と機能性を両立した車体が高評価 ヤマハ発動機のフルサスE-MTB「YPJ-MT Pro」が「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.24」に選定 

ヤマハ発動機は11月30日、同社の電動アシストスポーツ自転車(Eバイク)の「YPJ-MT Pro」が、公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会による「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.24」に選定されたと発表した。

「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、デザインの「過去・現在・未来ー明日への伝承」を目指すべく、優れたデザインを選定した上で、製品集の図録発刊とAXISギャラリーでの展覧会ならびに巡回展を通じ、デザインの普及啓発活動を行う事業。

「YPJ-MT Pro」は、電動アシストスポーツ自転車「YPJシリーズ」のフラッグシップモデルとして、
「Fun and Exciting unusual experience ~楽しくて刺激的な非日常体験~」をコンセプトに、「乗りこなす楽しみ」「マウンテンバイクに最適化したアシスト性能」「ヤマハらしいユニークデザイン」をポイントに開発。メインフレームの上下がそれぞれ2本に分かれた構造は、モーターサイクルのダブルクレードル・フレームから着想を得た「Dual Twin® Frame(デュアル ツイン フレーム)」。適正な剛性の確保、重心バランス等の機能面をオートバイメーカーらしいユニークなスタイリングデザインの両立を実現している。

「YPJ-MT Pro」は2023年1月18日(水)から23日(月)まで、東京都港区AXISギャラリーで開催される「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.24東京展」で展示され、20日(金)には授与式が行われる予定。

[審査委員講評文]
電動アシスト自転車のパイオニア、ヤマハ発動機が開発した電動アシストオフロードモーターサイクル(e-Bike)である。「機能と官能の対置」をテーマに、軽快かつ美しい形状のフレームからメカ部を見せるデザインが印象的。乗りこなす楽しみや、マウンテンバイクとして最適なアシスト性能を追求した。モーターサイクルメーカーの本気が伝わる完成度の高いデザインである。

[デザイナーコメント]
ヤマハ発動機が作る本格フルサスe-MTBということで「機能と官能の対置」をコンセプトに、MCメーカーであるヤマハらしさを追求しデザインしました。
スタイリングのためのデザインではなく、機能や構造から生まれるカタチを美しく見せることに徹底的にこだわりました。この度はこのような賞を頂きとても嬉しく思います。

パワーとハンドリングを両立した驚異のフルサスE-MTB ヤマハ YPJ-MT Proをインプレ 

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様々な意味で話題の「HONBIKE」の製造元「HONGJI BIKE」とは、どのような会社か?元モバイクの共同創業者が設立した会社を調べる

2022年の自転車業界で良くも悪くも騒がれた自転車と言えばHONBIKEだろう。

HONBIKEは世界初の前後輪ワンアームチェーンレスを売りにした電動アシスト自転車。特徴的なデザインはグッドデザイン賞2020でベスト100に選ばれていることで知られている。また、PRも大々的に力を入れており、第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021で初披露し、テレビCMではデヴィ夫人を起用。クラウドファンディングサービスのMakuake(マクアケ)で、史上最高額の6億円超えを達成し、2022年4月2日、3日に行われたサイクルモード2022ではサイクルイベント初となる「HONBIKEと水着モデルによるランウェイショー」が行われた。

しかし、実際に乗車すると不安定な走りに、アシスト感をほとんど感じないモーター、すぐに壊れる品質等が問題になった。また、電動アシスト自転車やEバイクに非常に詳しい業界関係者からの評判も非常に悪く、専門外からの評価の高さとは裏腹に、多くの有識者からは最低評価を受けている。シクロライダーでも、贔屓目に見てシクロライダー史上最悪の電動アシスト自転車という評価を下した。

 

2022年8月31日には六本木にあったフラグシップストアを閉店。2022年11月29日現在、調べた限りでは新車販売を行っている所は殆ど無いようだ。他にも、デイリー新潮、NetIB-News等のメディアから、HONBIKEの輸入元であるクリックホールディングスが「BGS」という仮想通貨トラブル問題を抱えていると報じている。

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話題に事欠かないHONBIKEだが、今回は、製造元であるHONGJI BIKEとはどのような会社なのか開設する。

HONGJI BIKEとはどのような会社か?

出典:Mobike – Wikipedia

日本経済新聞が運営する「36KrJapan」によると、HONGJI BIKE(洪記両輪)は、中国最大手の自転車シェアリングサービス「モバイク」の共同創業者の1人が創業した会社。中国国内向けではシェアリング用の自転車や電動キックボードがメインで、中国国外ではシェアリング用電動キックボードや電動アシスト自転車、Eバイクを製造する。

HONGJI BIKEの創業者兼CEOは、モバイク時代にシェアサイクルの初代「Classic」開発の陣頭指揮を執ったとのこと。このシェアサイクルはシャフトドライブ、片持ち式の車体、金属製ホイールを採用しており、HONBIKEとの類似性が見て取れる。

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HONGJI BIKEは、どのような自転車を製造しているのか

HONGJI BIKEは、HONJIブランドと、ザックスからブランドを買収したSAXY、HONBIKEの3つがある。最初にHONGJIブランドからピックアップする。

HONG E-MTB01 出典:Hongji Intelligent Bike Co.,Ltd. (hongjibike.com)

HONGJIブランドのEバイクは、無名モーターを搭載している物が多いが、HONG E-MTB01は、珍しくシマノ・ステップスモーターを搭載したフルサスE-MTBだ。しかし、気になったのが車体重量。重量は33キロとどのような設計を採用すれば、ここまで異様に重くなるのかと思わせるほど重い。このクラスのフルサスE-MTBは、車体重量は重くても25キロが限界だ。

定格出力1000W、最大トルク160Nmを発揮するバーファンM620(通称ウルトラマックスモーター)を搭載した「QuietKat」ブランド等の北米向けE-MTBなら、重量の重さも理解できるが、欧州向けのフルサスE-MTBの構成で33キロというのは理解に苦しむ。

SAXYブランドに関しては、HONBIKE のような奇抜なデザインの街乗り系は無く、一般的な自転車部品を採用したモデルとなっている。モーターのブランド名は不明なのが多い。

 

SAXY ST-04(画像出典:ST-04 (saxybike.com)
HAIBIKE ALLMTN SE(出典:Haibike ALLMTN SE | Pure Trail ePerformance

E-MTBに関しては、ST-04は、海外では著名なEバイクブランド「HAIBIKE」の「AllMTNシリーズ」の模倣車。ただしモーターは、SAXY ST-04はTRUCKRUNという無名ブランドのモーターを搭載しているが、HAIBIKE ALLMTNはボッシュ パフォーマンスラインCXやヤマハ PW-X3といった有名ブランドのモーターを装備しており、細かいデザインや部品も違うため、ST-04はデザインだけを真似していると思われる。

Honbikeは日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパでも展開しているらしく、日本で展開されている「HF01」に加え、ベルトドライブを採用した「U4」というモデルを用意している。

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HONBIKEは今後どうなる?将来性はあるか?

クラウドファンディングサイト「マクアケ」のHONBIKEプロジェクトページでは、ユーザーが修理を行うため輸入元に問い合わせると、経営悪化により事業継続が困難になったため新会社に移譲するとの返信があったようだ。

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仮に新会社に移譲した場合、HONBIKEに将来性はあるのだろうか。

問題になるのが、既にHONBIKEの評価は有識者の中では最悪だということ。某世界的大手サプライヤーの広報担当や、稼働前に既に世界の自転車企業から注目されている日本の某工場社長、E-NAYA.comといったEバイクのエバンジェリストなど、電動アシスト自転車やEバイク関係ではトップクラスの関係者から論外判定を受けている。Eバイクどころか自転車として成立していない商品を、そう簡単に改善できるのかという疑問がある。

出典:PowerPoint 演示文稿 (singoo.cc)
出典:PowerPoint 演示文稿 (singoo.cc)

また、HONGJI BIKEのコンプライアンスにも疑問がある。HONGJI BIKEはSAXYブランドの公式サイトで会社概要を公開しており、日本国内にも元ホンダの技術者が在籍していると謳っているが、紹介されているEバイクが一流ブランド品から比較すると、デザイン力等を見て期待できない、有名ブランドのデッドコピー(模倣車)を商品として入れている、SAXYのキャッチコピー「We Are SAXY」がHAIBIKEのキャッチコピー「WE ARE ePERFORMANCE」の真似など、ウェブサイトを見るだけで問題点が浮かび上がる。

 

仮に筆者がEバイクの製造を行うと仮定して工場を選ぶ際、HONGJIを調べたとすると「HAIBIKEのコピーがありコンプライアンスに問題がある」「車体重量33キロのフルサスE-MTBをカタログに載せるという常軌を逸した行動」「デザインだけを重視して他を犠牲にしたHONBIKEをアピールするのが理解できない」と判断して、選択肢から外すだろう。

HONBIKEの将来性に関しては筆者は全く期待していない。仮に全てが改善された新型車が登場しても、今までのトラブル対応に問題があるため、販売店や顧客の信頼が戻るのは非常に厳しいだろう。

文:松本健多朗

置くだけで映える木製サイクルスタンド「Bike Stow Up」登場 先行予約販売を実施中

GEEK TRADEは2022年11月25日、室内保管に最適な自立型サイクルスタンド「Bike Stow Up」の先行予約販売のスタートを発表した。

一般的な室内保管用自転車スタンドは、壁にブルータックや壁掛けフックなどを取り付けるのが多く、賃貸マンションでは壁に穴をあけることができないことがある。「Bike Stow Up」は縦置き、横置きどちらにも対応しつつ、部屋に置くからこそデザインにこだわったイギリスのスタートアップ企業が開発した商品。

既存のサイクルスタンドは無機質な金属製のものが多く見られるが、「Bike Stow Up」では木材を使用。デザインもモダンテイストやナチュラルなインテリアと相性が良くブラックが高級感を演出している。

スタンドは組み立て式で簡単に自立するため設置場所も自由。また、スタンドに対し、自転車を垂直・水平のどちらでも置くことも可能。多少の揺れでは倒れない安定感を持ち、ホイールを転がし乗せるだけで設置することができるので、高価なホイールに傷がついてしまう心配も無いと謳っている。

今回のクラウドファンディンでは、最大25パーセントオフとなる特別価格で「Bike Stow Up」を先行予約で購入可能。期間は2023年1月15日(日)までで、商品の発送は2023年3月頃を予定している。

<商品概要>

  • 商品名:Bike Stow Up
  • 生産国:イギリス
  • 素材:バーチ合板
  • 本体重量:約6.2kg
  • 組み立て時サイズ:縦88cm×幅47cm×高さ74cm
  • 一般販売予定価格:48,400円(税込)
  • 色:ブラックのみ

<クラウドファンディングリターン価格>

39,688円/超早割、40,656円/早割、41,140円/GREENFUNDING限定価格、41,624円/特別限定価格、77,440円/2個セット割、108,900円/3個セット割(全て税込)

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自転車王国とくしま新コース 「走ってみんで-!サイクリングコース サイクルスタンプラリー」を開催

徳島県は11月22日、鳴門・徳島自転車道を活用した、渦の道から徳島駅までを結ぶ新たなサイクリングコース「走ってみんで-!サイクリングコース」を設定し、新たなサイクリングコースを活用した「サイクルスタンプラリー」を開催すると発表した。

徳島県は、「自転車王国とくしま」ブランドを全国に発信し、サイクルスポーツの普及促進を図るために、県内各地の様々な特色やレベルに応じた25のサイクリングコース等を設け、コースマップの配布やコースを活用したサイクルイベントを開催している。

デジタルサイクルスタンプラリーでは、チラシの参加QRコードもしくは公式サイトから参加登録し、コースをサイクリングしながらチェックポイントへ移動し、13カ所のポイントのうち10個以上スタンプを集めて応募すると、抽選で10名に賞品「阿波牛セット」をプレゼントする。

期間は2022年11月26日(土)から12月18日(日)まで。参加費は無料で自転車保険加入済みが条件。

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トレック キッズバイク購入でオリジナル2WAYネックウォーマーが貰らえるキャンペーンを開始

トレック・ジャパンは2022年11月26日、キッズバイク購入キャンペーンを開始すると発表した。

このキャンペーンは、期間中に対象店舗でPrecaliber 16、Precaliber 20 7-speed、Precaliber 24 8-speed Suspensionを購入すると、先着でトレックオリジナル2WAYネックウォーマーをプレゼントする。

期間は2022年11月26日から12月31日まで。キャンペーン詳細サイトで対象店舗を確認することができる。

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サイクルベースあさひの電動アシスト自転車「エナシスシリーズ」の実力をチェック 大手ブランドとの違いは?

大小様々なブランドが入り乱れている電動アシスト自転車。その中でも力を持っているのがブリヂストン、パナソニック、ヤマハの大手3ブランドだろう。これら電動アシスト自転車は、販売店が多くあり、ラインナップも豊富なため、他のモデルと比較して多少高価でも売れている。

その牙城を崩そうとしているのがサイクルベースあさひだろう。サイクルベースあさひはオリジナルの電動アシスト自転車を製造、販売しているが、2019年に独自モーター「PLUS-D」を搭載した電動アシスト自転車を展開。大手三社よりもお手頃な価格を実現しつつ、大容量バッテリーの搭載をアピールしている。2022年11月12日(土) 、13日(日)に東京都大田区で行われた「OTAサイクルフェスタ」で、サイクルベースあさひの電動アシスト自転車に試乗することができた。

サイクルベースあさひの電動アシスト自転車に搭載されているモーター「PLUS-D」の特徴は、クランク軸が直接動く1軸式を採用していること。ヤマハやパナソニックの電動アシスト自転車はクランク軸ではなく、モーターに装着されているギアが駆動してアシストを行う方法を採用している。これは、シンプルな構造で力強いトルクを発生することができるためだが、ペダルを速く漕ぐとアシストが追従しないという欠点がある。

一方でPLUS-Dモーターの特徴であるクランク軸が直接動く1軸式は、クランクを直接アシストするため、ペダルを速く漕ぐとアシストが追従するため、きめ細やかなアシストを行うことができるが、構造が複雑になため、高出力、高トルクのアシストを実現させるためには、モーターの価格が高価になるという欠点がある。

今回、PLUS-Dモーターを搭載した電動アシスト自転車に何種類か試乗したが、モーターのフィーリングは国産2軸式モーターよりもきめ細やかなアシストを実現しており、ペダルを速く漕いでもアシストが追従する傾向にはある。ボッシュ アクティブラインプラスやシマノ ステップス 5080などのEバイク用モーターと比較すると、ペダルを速く漕いだときのアシストのスポーティ感は劣ると感じる。発進時のトルクに関しては、国産2軸式モーターの強烈なトルク感は無いだろう。

筆者が今回試乗した限りではPLUS-Dモーターが活きる電動アシスト自転車は、オフィスプレスEだろう。ライバルはブリヂストンサイクル TB1eなどの通勤クロスバイクタイプ電動アシスト自転車だが、PLUS-Dモーターのきめ細やかなアシストは、このクラスではスポーティな感覚があり、バッテリー容量も363Whと大容量を実現。ボッシュ アクティブラインプラスやシマノ ステップス 5080など、本格Eバイク用モーターを搭載したEバイクを知っていると、頑張って漕いだときのアシスト時の追従が少し足りないと思うかもしれないが、ブリヂストンサイクル TB1eの、もっさりしたアシスト感と比較すると、軽快でスポーティに感じるだろう。価格も14万8500円(税込)と、この構成を考えるとお買い得だろう。

プライベートブランドの電動アシスト自転車は、ブリヂストンサイクル、パナソニック、ヤマハ発動機といった大手三社と比較すると見劣りしている物が多いが、サイクルベースあさひのPLUS-Dモーター搭載の電動アシスト自転車は、プライベートブランドの電動アシスト自転車では一歩抜き出ている性能、大手三社の電動アシスト自転車と比較するとバッテリー容量が大きいという利点がある。特にオフィスプレスEは、他社の同クラスの通勤クロスバイクタイプ電動アシスト自転車よりもスポーティなフィーリングと大容量バッテリーを搭載しながら価格が安いので、競争力は高いだろう。

文:松本健多朗

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Amazonがブラックフライデーを12月1日まで開催 自転車用品をピックアップ


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Amazonは11月25日から12月1日23時59分までブラックフライデーを実施している。ブラックフライデーではAmazonプライム会員に登録していると、ポイントアップキャンペーンや最大50,000ポイントが当たるプライムスタンプラリーに参加することができる。この記事ではAmazon ブラックフライデーセールの中でもの商品を紹介する。

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ヘッドライト

コストパフォーマンスが高いことで有名なOLIGHTは、高性能LEDヘッドライトで有名なRN1500や、コストパフォーマンス重視のRN400とテールライトのセットを用意。

LEZYNEは最大1000ルーメンのLITE DRIVE 1000XLなどがブラックフライデーで登場。

Gacironは高照度ライトのV9C-800やV9SP-1260がブラックフライデーのセールで登場。

KNOGは、2LEDモデル 「BLINDER ROAD」や、特徴的な正方形デザインの「ブラインダーシリーズ」が登場している。

テールライト

 

 

 

鍵は有名ブランドのABUSを中心にピックアップ。ABUSの鍵でも、万が一盗難された場合にお見舞い金が支払われる盗難見舞金制度がある鍵もブラックフライデーで登場している。

他にも、近年問題となっているバッテリーの盗難を防止するためのバッテリーロックも登場。

ヘルメット

スマートフォンホルダー

メンテナンス関連

アイウェア

ハンドルカバー

サイクルウェア

その他商品

 

 

 

 

 

 

KGモーターズ 超小型モビリティ「ミニマムモビリティコンセプト」公開 前後対象の車体を採用した超小型車

KGモーターズは11月23日、公式サイトで開発中の「ミニマムモビリティコンセプト」のティザー写真を発表した。

ミニマムモビリティコンセプトは1人乗りの超小型モビリティ。同社は、自動車業界で電気自動車の普及が求められている中、開発されているEVの多くが長距離走行を行うために、大容量バッテリーを搭載しており、製造時にも廃棄時にも大量の二酸化炭素を排出する状況の一方、国土交通省が発表する自動車の利用実体では、日常的な車の利用では7割が10キロ以下、7割が1人利用に着目し、「1人乗り短距離」にターゲットを絞った小型モビリティを開発し、自動車の最小単位を目指す。

東京オートサロン2022プロトタイプ車

KGモーターズは東京オートサロン2022でプロトタイプを発表。公開されたモデルは、前後モーターを搭載した四輪駆動の小型電気自動車で、コンセプトが注目されメディアから多くの反響を集めた。

量産型は、ドア付きで1人乗りセンターポジションを採用したモデルで、前後対象の形状を採用する特徴的な形状となっている。規格は、50CCエンジンを搭載した原付ミニカー規格。道路運送車両法においては自動車でなく原動機付自転車としての扱いで、運転を行うには普通自動車運転免許が必要となる。また、自動車専用道路と高速自動車国道を走行することはできない。1人乗りで車検不要で税金や保険の負担額も安いのが特徴だ。

ミニマムモビリティコンセプトは、2023年1月の東京オートサロン2023で量産試作を発表。発表後は2025年を予定している量産販売・シェアサービス展開に向けて、性能テストを名古屋大学山本教授の協力のもと行い、2023年10月より市場での実証実験を開始する予定となる。

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バーファンが日本法人を閉鎖 日本国内でのサポートはどうなる?

Eバイク用ドライブユニットを製造している会社の中でも、中国主要メーカーで有名なのがバーファンだ。

画像出典:https://bafang-e.com/jp/

バーファンは中国の蘇州に本社を持つEバイク用ドライブユニットサプライヤー。インホイールモーターやミッドドライブモーターなど低価格帯から高価格帯まで、多種多様なドライブユニットを用意している。

画像出典:https://bafang-e.com/jp/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E6%83%85%E5%A0%B1/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/

そんなバーファンだが、日本法人であるバーファンジャパンが閉鎖された事はあまり知られていない。バーファンジャパンは2022年7月に清算を行い、既に日本法人は閉鎖。Eバイクを取り扱っている某企業の社員曰く、バーファンジャパンの元社員も別会社で活躍していると語っていた。

ここで、気になるのがバーファンモーターを搭載したEバイクの日本国内でのサポートだろう。こちらに関しては、バーファン製ドライブユニットを搭載したEバイクを取り扱っている企業に質問した所、複数の企業がサポートの件に関しては問題無いと語っていた。今後は、バーファン製ドライブユニットのサポートに関しては、中国にあるバーファン本社とやり取りを行うとのことだ。

BAFANG M820

開発に関しても問題無いと語っている企業もあり、2022年に発表された軽量・小型モーターのBAFANG M820(記事)を、使用することが可能だと語る会社もあった。但し、新型車の開発を行う際、中国のバーファン本社とやりとりを行う必要があるため、新規企業がバーファン製ドライブユニットを使用したEバイクの新車開発を行う際に少し面倒になるのではと語る人もいた。

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ファンティック E-MTBにヤマハ製モーター「PW-X3」搭載モデル発表

ファンティック モーターは11月21日、マウンテンバイクタイプのEバイクに、ヤマハ製モーター「PW-X3」搭載モデルを発表した。

ファンティックはE-MTBシリーズに関しては、ドイツ・ブローゼ製モーターを搭載したモデルを展開している。また、同社はヤマハモーターヨーロッパと関係を持っており、オートバイでは一部のモトクロスモデルでヤマハ製エンジンを搭載したモデルを展開している。

ヤマハ PW-X3モーターは、定格出力250W、最大トルク85Nm。「ゼロ・ケイデンスでのトルク」を特徴とし、即座にアシストが反応する。また、登り坂や各ライダーのニーズに合わせてアシストレベルを変更するオートマチックサポートモードを搭載していると謳っている。

また、リアスイングアームには、ファンティックのR&D部門とアチェルビスのコラボレーションによって開発されたインジェクションコンポジットストラットも採用。リアフレームの応答性を向上させ、アルミやカーボンなどの素材では実現できない形状を可能にする複合素材で作られている。

アルミフレームの「XTF 1.5」は、オールトラック、レースY、スポーツYの3モデルを用意。3モデルとも、ヤマハPW-X3モーター(85Nm)と、インジェクションストラットを搭載。

ヤマハ PW-X3モーターを搭載したFANTIC E-MTBの価格、日本発売は不明。

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