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SENSAHコンポを搭載した5万円台のフラットバーロードバイク「ST⭐︎RMOBIL Qualia」

2022年1月18日、1月19日に、東京の浅草で開催されているサイクルパーツ合同展示会。ハイパーホリックブースでは、5万円台のフラットバーロードバイクが展示されていた。

名前は「ST⭐︎RMOBIL Qualia」。アルミフレームを採用したフラットバーロードバイクで、近年の価格高騰の中、貴重な5万円台のフラットバーロードバイクとなる。

変速機関連は、シマノやマイクロシフトではなくSENSAH(センサー)を採用。性能に関しては、シマノと比較すると多少の荒さはあるようだが、実用上は問題ないようだ。

製品版はカラーリングがマットブラックで、ロゴはグロスブラック仕様に変更。タイヤは700×32Cで、前2段、後ろ9段の18段変速となる。価格は5万4800円(税込)。2022年4月発売予定。

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スペシャライズド、伊勢丹立川店で期間限定ポップアップストアを開設

スペシャライズドは、2022年1月19日(水)から2022年1月25日(火)の期間に伊勢丹立川店に、期間限定でポップアップストアを出店すると発表した。
今回の期間限定ポップアップストアは、世界的に人気が高まっているE-Bikeを中心に、世界トップレベルのレース用ロードバイクも試乗可能。他にも展示しているヘルメット等のアクセサリーや、展示が無いオンラインストア内の商品のご自宅直送ショッピングも可能。

他にもサイクリングに欠かせない「Bicycle Coffee Tokyo」のサスティナブルコーヒーも販売する(1月19日~1月23日)。提供されるコーヒーは、生産者・自然環境に配慮された農園にて栽培され、ダイレクトトレードによって取引された最高品質のコーヒーを届けるとのこと。
また、週末には昭和記念公園でのモーニングライドイベントも実施する。
  • ポップアップストア情報

期間:2022年1月19日(水)~2022年1月25日(火)
会場:伊勢丹立川店 2階 ギャラリースクエア
https://www.mistore.jp/store/tachikawa/access.html
営業時間:午前10時~午後7時30分(施設に準ずる)

  • モーニングライドイベント

□1月22日(土)・23日(日) 各日午前9時30分~10時30分
□集合場所:国営昭和記念公園 A2立川口
□参加費:450円
□定員:各日8名さま
□ご予約:1月12日(水) 午前10時から
□電話:042-548-2150 (直通)
※お支払いは現金のみとさせていただきます。

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電動アシスト自転車やE-Bikeの型式認定とはどういう物なのか? 欧州市場との違いは?

電動アシスト自転車選びでよく言われているのが型式認定を通した自転車を選ぶことだが、型式認定とは一体どういうものなのか。

型式認定とは、電動アシスト自転車が道路交通法などに規定されている基準を適合しているのを表す制度で、日本交通管理技術協会の型式提出書類の項目を元に試験審査を行っている。この評価は、単なる実機評価だけでなく、品質保証体制や、製品の組み立ての概要、自転車の取り扱い説明書、改造防止等についても審査しているようだ。

(関連リンク)

電動アシスト自転車の型式認定は任意なのが実情だ。実際、電動アシスト自転車の型式認定対象品検索を見ると、有名な電動アシストユニットを搭載していても、型式認定を通していないのは存在する。筆者が知る限りでは有名なのはSpecialized Turbo SLシリーズ全車で、型式認定対象品検索で調べても表示されない。

また、一般的にドライブユニットを供給するサプライヤーは、部品メーカーでしかなく、自転車メーカーが費用と人的リソースを割いて、型式を取得している。某有名ドライブユニットサプライヤー広報担当者曰く、型式認定に関しては、型式に関わる費用を払わない代わりに、完成車メーカーに型式取得の指示(強制)は行っておらず、その権限も無いとのことだ。

(関連リンク)

電動アシスト自転車の型式認定の取得に際しては、アシスト比等の電動システムに関わる箇所の検査だけでなく、完成車に対する企業としての品質管理体制や、取り扱い説明書等も重点的に検査されている。

これは、型式認定と言うものは、悪質な企業が粗悪な電動アシスト自転車を売りつけようとしてないかどうかという目線で審査が行われており、品質保証しないような悪質な企業、粗悪な自転車を摘発する目線で審査しているとのこと。しかし、悪質な企業ほど型式を取得しない為、摘発できていない実情で、現時点では、全国に販売店を展開する非常に真面目な企業が、”優等生”だと公的な証をもらっているのが現状のようだ。

(関連リンク)

型式認定を取得しない電動アシスト自転車の欠点とは

ROCKA FLAMEは型式認定を取得している。http://www.yellowsoul.jp/new/2020-06-02-132552.html

電動アシスト自転車の型式認定は取得しなくても良いのが実情だが、多くの自転車メーカーは型式認定を取得している。それは何故か。

型式認定の取得でよく言われているのが、万が一事故が発生した場合、法律に適合した電動アシスト自転車だと示すことで、トラブルの発生を抑えること。

他にも、型式認定を取得することで自転車店で整備を受けることができる。サイクルベースあさひ等、自転車店によっては型式未取得の自転車は整備しない方針を示している所がある。

Specializedは型式認定を取得していないが、長年のブランドの積み重ねで型式認定が無くても支持されている。

また、型式認定を取得していないと製造元が信頼できないという話もある。新興企業が自転車販売店に信頼を得るために型式認定を取得する話も聞くことがあり、実際、とあるE-Bikeブランドは、型式認定を取得した後は自転車販売店の取り扱いが増えたという話を聞くこともあった。

因みに、筆者も新興の電動アシスト自転車やE-Bikeを紹介する際の選定で型式認定は参考にしており、型式認定を取得していない某ブランドの日本仕様街乗りE-Bikeを紹介する際、本当に日本仕様なのか確認するために、そのE-Bikeに搭載されているドライブユニットのサプライヤー担当者から、わざわざ確認を取っていた。

ヨーロッパではCEマーキング(自主認定)方式を採用している

E-Bikeの本場である欧州市場では、CEマーキング方式を採用している。これは、その製品がEU指令の要求事項に適合していることを表すため、製品にCEマークを表示する制度のこと。欧州市場では電動アシスト自転車は、自転車という扱いのため型式認定を免除しCEマーキング方式を採用している。そのため、Specialized S-WORKS Turbo Levo フレームキットのように、大手メーカーからE-Bike用フレームキットを展開していることもある。

Specialized S-WORKS Turbo Levo フレームキット 出典:https://www.specialized.com/de/de/s-works-turbo-levo-frameset/p/199111?color=318060-199111

CEマーキング方式は、適合宣言を行った企業が自らCEマークを表示するもので、製品が適合していると確認したら宣言書にサインを行い、CEマークを表示することができる。

CEマーキングは自主認定のため、日本と比較して法律が緩く感じると思うが、EU各国では、市場監視の取り締まりを行っており、CEマークの不正利用や構造上の不適合等、CEマークに適さない事実が発覚した場合は違反行為として処罰の対象となる。摘発された場合は、市場への出荷制限、販売の停止、市場からの撤収、不正メーカーの公開、稼働停止や、反則金の指示等が出される。また、適合宣言書にサインした人は拘置処置が行われることもあるとのこと。因みに、CEマーキングで違反が発覚し摘発された事例はRAPEXで確認できる。

追記記事

電動アシスト自転車・Eバイクの防犯登録は型式認定が必要になるか?課題も紹介

(関連リンク)

 

スペシャライズド、クロスカントリー・ショートトラック世界選手権(XCC)優勝記念S-Works Epic限定フレームセットを抽選販売

スペシャライズドは1月14日、2021年クロスカントリー・ショートトラック世界選手権(XCC)優勝記念として、レインボーカラーのS-Works Epic限定フレームセットを全世界50セットのみ発売すると発表した。

Epicの特徴は、フォークとリアショックに搭載されるBrainテクノロジーは、スプリントや長い登りなどでは無駄に動かず、路面が荒れ出すとスムーズに動いて衝撃を吸収し、ペダリングによる入力と路面からの衝撃を区別できる機能。サスペンション機構を固定させるロックアウトレバーを操作する必要が無いのを売りにしている。2020年に発表されたこのEpicのためにフレームと共に設計を見直した「BRAIN」のデザインは、新たなレース仕様のペダリングプラットフォームを採用しているとのことだ。

今回の限定モデルは、ジーナ・フライ(スイス)とクリストファー・ブレヴィンズ(アメリカ)の両選手が2021年クロスカントリー・ショートトラック世界選手権(XCC)の初優勝を記念したフレーム。両選手は、2022シーズンのXCCで駆るフレームのレプリカとなり、全世界で50セット限定となる。日本ではMサイズ1台のみ抽選販売される。

グラフィックを担当したシニア・コンセプト・グラフィックデザイナーTom Briggs氏は「勝利の瞬間に向けたゴールスプリントで、ライダーは意識が朦朧とし視界がぼやけるほどすべての力を振り絞り、ペダルを踏み込みます。ダウンチューブとトップチューブのレインボーカラーのフェード加工は、その霞んだ視界を表しています。花崗岩のようなベースカラーは、思考や感情、トレーニング、そのライダーの人生のすべてがワールドチャンピオンになるという栄光の一瞬のために渦巻いている様子を表現しています。」とリリースで語っている。

抽選販売受付期間は1月14日(金)午前10時~1月31日(月)午前10時。

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ヤマハ発動機、クロスバイクタイプのE-Bike「CROSSCORE RC」登場 スマートなルックスのE-Bike

ヤマハ発動機は1月13日、ススポーツ電動アシスト自転車「E-Bike」「YPJシリーズ」の新モデル「CROSSCORE RC(クロスコア アールシー)」を発表。3月10日に発売する。

「CROSSCORE RC」は、「365days,1bike」をコンセプトとし、通勤から仲間とのレジャーライドまで1台で楽しみたい方をターゲットに、街中のサイクリングから郊外のロングライドまで快適に走行できる点に注力し開発したクロスバイクタイプのE-Bike。

アルミ製の車体には、路面の凹凸などの衝撃を九州し、 街中での走行を快適にする「SR SUNTOUR NEX-E25」のサスペンションフォークを採用。タイヤはクッション性とグリップ性を発揮するために、舗装路での安定感のある快適な乗り心地を実現する27.5×2.0インチの「ワイド&セミスリックタイヤ」を搭載。

また、ブレーキは、軽い力で確かな制動力を発揮する油圧式ディスクブレーキ「SHIMANO BR-MT200」を採用。変速機は「SHIMANO ALIVIO」で外装9段変速を搭載。他にも、バッテリー供給タイプの「LEDランプ」や、日常使いで役立つサイドスタンドを実用装備も標準装備した。

車体はバッテリーを内蔵することにより洗練されたフォルムを実現しつつ、フレーム寸法やフレーム剛性、重量バランスを最適化した。そして、ダウンチューブ内部をツインチューブ構造にすることで、剛性を確保した、ヤマハ発動機独自のフレーム設計としている。

ドライブユニットは「ヤマハ PWseries ST」で、日本市場に初投入されるドライブユニット。従来ユニット「PWseries SE」と比較し100グラムの軽量化を果たしながら、新制御プログラムにより急な登り坂での発進でも、しっかりとしたトラクションを発揮し、高いクランク回転数(ケイデンス)まで対応したパワーサポートも実現していると謳う。

センサーは、スピード、ケイデンス、ペダリングトルク、角度の4つで、それぞれのセンサーから得た情報を瞬時に演算し、ライディングコンディションを正確に把握。

「アシストモード」は、5つから選択可能。ライディングに集中できる「Automatic Assist(オートマチック アシスト)」モードは、走行状況やライダーの要求に対して、HIGH/STD/ECOの3つのアシストモードから自動で選択し、状況に応じた最適なアシストパワーを提供する。価格は43万8900円(税込)。

ヤマハ CROSSCORE RCのスペック

  • フレーム:アルミ製
  • フロントフォーク:SR SUNTOUR NEX-E25-C 63 mm
  • 重量:23.7キロ
  • ブレーキ:SHIMANO BR-MT200 油圧式ディスクブレーキ
  • ギア(前):44t
  • ギア(後):9速 11-36T
  • フロントホイール:-
  • リアホイール:-
  • タイヤ:セミスリックタイヤ 27.5×2インチ
  • ドライブユニット:YAMAHA PWserise ST(定格出力240W)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:36V 500Wh
  • 充電時間:約3.5時間
  • アシストモード(プラスエコ/エコ/スタンダード/ハイ/オートマチックサポート)
  • 航続距離:200km/137km/101km/85km/96km

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ヤマハ発動機、グラベルロードタイプのE-Bike「WABASH RT」登場 スマートなルックスを実現したグラベルE-Bike

ヤマハ発動機は1月13日、スポーツ電動アシスト自転車「E-Bike」「YPJシリーズ」の新モデル「WABASH RT(ワバッシュ アールティー)」を発表。3月10日に発売する。

「WABASH RT」は、「いろいろ使えそう。ONもOFFも。」をコンセプトに、オンロードでの快適性と林道・砂利道などの未舗装路(オフロード)での走破性を求める人をターゲットにしたグラベルタイプのE-Bike。

前方視界も良好なアップライトなハンドルグリップポジションに、オフロード走行時に最適な「フレアハンドル」を採用することで、林道・砂利道などの荒れた路面でも、抑え込みが効くことで、良好なコントロール性/安定性が得ることができる。

タイヤは、オフロード走行時のクッション性を考慮した700×45Cの「ワイドタイヤ」を採用し、未舗装路などの走行性、快適性を重視。

シートポストは、未舗装路での快適な走行をサポートする「サスペンション付きドロッパーシートポスト」を採用。また、ライディングシチュエーションに応じハンドルバーに取り付けたレバーを操作するだけで、乗車したままシート高の調整ができる。

変速機は、外装11段のグラベル専用リヤディレイラー「SHIMANO GRX」を採用。チェーン落ちを抑制するスタビライザー機能も搭載し、路面状況に応じた使い分けが可能となっている。

車体はバッテリーを内蔵することにより洗練されたフォルムを実現しつつ、フレーム寸法やフレーム剛性、重量バランスを最適化した。そして、ダウンチューブ内部をツインチューブ構造にすることで、剛性を確保した、ヤマハ発動機独自のフレーム設計としている。

ドライブユニットは「ヤマハ PWseries ST」で、日本市場に初投入されるドライブユニット。従来ユニット「PWseries SE」と比較し100グラムの軽量化を果たしながら、新制御プログラムにより急な登り坂での発進でも、しっかりとしたトラクションを発揮し、高いクランク回転数(ケイデンス)まで対応したパワーサポートも実現していると謳う。

センサーは、スピード、ケイデンス、ペダリングトルク、角度の4つで、それぞれのセンサーから得た情報を瞬時に演算し、ライディングコンディションを正確に把握。

「アシストモード」は、5つから選択可能。ライディングに集中できる「Automatic Assist(オートマチック アシスト)」モードは、走行状況やライダーの要求に対して、HIGH/STD/ECOの3つのアシストモードから自動で選択し、状況に応じた最適なアシストパワーを提供する。価格は43万8900円(税込)。

ヤマハ WABASH RTのスペック

  • フレーム:アルミ製
  • フロントフォーク:アルミ製
  • 重量:21.1キロ
  • ブレーキ:SHIMANO GRX 油圧式ディスクブレーキ
  • ギア(前):44t
  • ギア(後):11速 11-42T
  • フロントホイール:-
  • リアホイール:-
  • タイヤ: MAXXIS RAMBER 700×45C
  • ドライブユニット:YAMAHA PWserise ST(定格出力240W)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:36V 500Wh
  • 充電時間:約3.5時間
  • アシストモード(プラスエコ/エコ/スタンダード/ハイ/オートマチックサポート)
  • 航続距離:200km/137km/101km/85km/96km

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ヤマハ発動機から子供乗せ電動アシスト自転車「PAS Crew」2022年モデル登場 安新設計リヤチャイルドシート「ハグシート」を搭載

ヤマハ発動機は1月11日、幼児2人同乗基準に適合した24インチ子供乗せ電動アシスト自転車「PAS Crew(パス クルー)」のリヤチャイルドシートとカラーリングの変更を発表。2月14日に発売する。

「PAS Crew」は、父親、母親にも乗りやすいサイズの24型で、優れた登坂性能を発揮する「PAS」シリーズ最上位のアシスト力を備えた電動アシスト自転車。登坂時などの高回転でペダリングを行う時でものびやかで快適な乗り心地に、状況に合わせて自動でアシスト力を制御する「スマートパワーアシスト」を搭載している。

2022年モデルは、大型バスケット(約25L)や、子供の頭部を270度包みこみ、レイングッズや、子供のおもちゃ、靴などの収納が可能な「カバー付き背面ポケット」を装備した新型リヤチャイルドシート「ハグシート」を搭載。カラーリングは、「マットアンバー2」に加え、新たに「マットライトグレー」と、「マットインディゴ」を新たに設定した全3色展開となる。

アルミフレームに外装7段変速を採用した車体は、25.2V 15.4Ahバッテリーを採用することで、航続距離は56キロから78キロを実現。充電時間は4時間。タイヤサイズは24×2インチで、乗車可能身長は145センチメートルから。重量は35.7キログラム。BAAと3年間盗難補償付きで17万8200円(税込)。

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Garmin、オフロード専用 ペダル型パワーメーター「Rally XC」シリーズ発表

ガーミンジャパンは、ペダル型パワーメーター「Rally(ラリー)」シリーズから、オフロードバイク専用モデル「Rally XC(ラリー エックスシー)200/100」を2022年1月14日に発売すると発表した。

以下、リリースから。


『Rally』シリーズは、自転車走行時の様々なデータ計測を行えるペダル型パワーメーターで、その最大の特徴は、計測精度です。自動車、船舶、航空機など様々な分野のプロやトップアスリートに向けて高精度GPS機器やウェアラブルデバイスを展開するGarminの技術力を活かし、±1.0%という測定精度を実現し、昨年の発売以来多くのサイクリストより好評を博しています。

この度発売する『Rally XC』は、Garmin初となるオフロードライダー専用に設計された製品です。測定精度、耐久性共に、レース、トレーニング双方を想定した極限環境でのテストをクリアし、優れた精度と安定性を獲得しています。多くのMTBサイクリストが愛用するSHIMANO SPDのクリートに対応。さらに、グラベルバイク、クロスバイク、シクロクロスバイクと多彩なカテゴリーに対応し、精密な計測データを提供します。また、Rally RK/Rally RSペダルボディキット(別売)を使用すればロードバイクへの使用も可能です。

『Rally』シリーズの既存モデルと同様に、デュアルセンシングとシングルセンシングをご用意。デュアルセンシングは、シッティング/ダンシング※1の合計パワー、ケイデンス※2に加え、左右のバランス、PCO(Platform Center Offset)※3やPP(Power Phase)※4など、総合的な“ペダルストローク”を測定可能。これらを分析することで、効率の良いペダリングやフォームの改善につなげ、パワーロスの軽減、パワーを最大限に引き出す走行をサポートします。シングルセンシングは、シッティング/ダンシングの合計パワーやケイデンスが計測可能。また、「アップグレードペダル」(別売)を使用すれば、デュアルセンサーにアップグレードできます。

ペダル型なので、着脱が簡単で別の自転車にもすぐに付け替え可能。カバーなどバッテリー周りの素材や形状、質感など細部にこだわり、高い耐久性と安定通電、メンテナンスフリーなど機能を備えたデザインも評価いただき、『Rally RS200』は2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。

『Rally』シリーズは、Garminのスマートウォッチやサイクリングコンピューター『Edge』と、互換性のあるスマートフォンを通じて計測データをその場で確認できます。また、スマートフォンアプリ「Garmin Connect」と同期することで、トレーニングのプランニングや分析も可能です。計測データは、Strava、TrainingPeaks、TrainerRoadからもより詳細な分析や共有ができます。

年々人気が高まる自転車。パワーメーターは、パフォーマンスアップだけでなく体の故障や怪我予防にも役立つことから、プロのトレーニングだけでなく、一般のライダーも取り入れるようになっています。

特にオフロードでは、不安定なロード条件が、ちょっとした体幹のアンバランスや癖をより際立たせ、時には事故にもつながる恐れもあるといわれます。

世界トップクラスのセンシングテクノロジーと長年の研究に裏打ちされたデータ解析技術を持つGarminのパワーメーター『Rally XC』は、ライディングの「見える化」を実現し、トレーニング効果の最大化だけでなく、サイクリスト自身の安全性もサポートします。

※1 ペダリング手法。シッティングはサドルに座った状態でペダリングすること。ダンシングはサドルから腰を浮かせるペダリング。

※2 自転車において1分間のクランク回転数のこと。自転車に乗る人がペダルを回す速さを示す。

※3 ペダル面に対するトルクの分布。個人の癖などの把握だけでなく、怪我や不調など微妙な身体的変化などを把握するのにも役立ちます。

※4 ペダリングにおけるトルクのかかり始め、終わりを表示する計測値。力のかかり具合を分析することでサドルやクリートポジションや走行姿勢など様々な改善を導き出せる。

【製品概要】

製品名:Rally XC200、Rally XC100(SHIMANO SPDクリート対応)

価格 :XC200 138,000円(税抜)、151,800円(税込)

XC100 82,800円(税抜)、91,080円(税込)

発売日:2022年1月14日(金) ※予約開始1月7日(金)

【主な特徴】

■簡単着脱で複数バイク間での使用が可能

ペダルレンチで規定トルク通り締め付けるだけで、より簡単に取付けが可能です。バイク間での付け替えも手軽に行えます。

■SHIMANO SPDクリート対応

オフロード用に設計されたSHIMANO SPDクリートと相性が良いペダル設計。グラベルバイク、クロスバイク、さらにはシクロクロスバイクと、多彩なカテゴリーにも対応。また普通のペダルのようなデザイン性と、厳選した素材を使用し優れた耐久性も実現しています。

■安定性と耐久性に優れたバッテリーカバー

通電部分の形状を花びら型のバネにすることで、電池の形状変化に対応。通電部のフレッチングを大幅に軽減し、メンテナンス不要で長期間使用できます。

■サイクリングダイナミクス

デュアルセンサーによりシッティング/ダンシングの合計パワー、ケイデンス、左右バランス、トルク効率、パワーフェーズ、プラットフォームセンターオフセットなどのペダリング解析が可能です。

■Garminデバイスと連携してパワーデータの分析が可能

Garminのデバイスを使って計測データをその場で確認できます。さらにスマートフォンアプリ「Garmin Connect」や、Strava、TrainingPeaks、TrainerRoadなどのサードパーティ プラットフォームとデータを同期することで、ポストライド分析や、データ共有、マッピング、ルーティングプランニングなどを行うことが可能。Tacx Trainingアプリと、TrainerRoadなどに接続して、屋内でトレーニングできます※。

「Garmin Connect」でファームウェアのアップデートも容易に行えます。

※互換性のあるスマートフォンとのペアリングが必要です。

■<XC200> 左右独立計測が可能なペダル型パワーメーター

デュアルセンシング(2つのセンサーで計測すること)で、シッティング/ダンシングの合計パワー、ケイデンス、左右のバランス、PCO(Platform Center Offset)やPP(Power Phase)を測定できます。

■<XC100> シングルセンシングのペダル型パワーメーター

合計パワー及びケイデンスを測定できます。

※アクセサリーの「アップグレードペダル(税抜72,000円、税込79,200円)」でデュアルセンサーへのアップグレードができ、サイクリングダイナミクスなど全機能が使用可能になります。

<製品仕様>

・重量      :XC200 440g、XC100 451g

・バッテリータイプ:LR44/SR44(x4) or CR1/3N(x2)

・稼働時間    :約120時間

・耐荷重量    :105kg

・測定精度    :±1.0%

・対応クリート  :SHIMANO SPD

・Qファクター   :53mm(55mm)

・スタックハイト :13.5mm

・無線通信    :ANT+(R)、Bluetooth(R)

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自転車パーツブランド「GORIX」から、防水フロントバッグ(GX-FBAR)が新発売

ごっつは 1月8日、同社の自転車パーツブランド「GORIX」から、防水フロントバッグ(GX-FBAR)が新発売したと発表した。

レインカバー付き防水フロントバッグ(GX-FBAR)」、防水・撥水性あるフロントバッグにレインカバーが付いたモデル。コンパクトでシンプルなデザインには、ベルクロベルトで装着するので簡単に脱着可能。

防水機能に関しては、日常レベルの防水に対応した撥水ナイロン生地を採用。防水ファスナーを使用し隙間からの水の侵入をカットする。また、強めの雨に対応するためのレインカバーも用意。

脱着はベルクロベルトを採用し、5箇所ほど通せるので調整も簡単とのこと。サイズは長さ225x径105ミリで、容量は約1.95リットル。重さは約110グラム。価格は2598円(税込)。

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自転車用タイヤで有名なパナレーサーが創業70周年 「#ミチと出会おう。」キャンペーンを発表

自転車用タイヤで有名なパナレーサーは、2022年1月10日で創業70周年を迎えたと発表した。

パナレーサーは、1952年(昭和27年)1月10日、ナショナルタイヤ株式会社として設立。 2015年にはパナソニックがベーシック・キャピタル・マネジメントに株式を譲渡したことによりパナソニックグループから離脱し、同年4月1日より社名を「パナレーサー株式会社」となった。婦人用、子供用、電動アシスト用タイヤから、折り畳み、ミニベロ小径車、MTB、ロードバイク、トラックレーサーなどのスポーツサイクル用のタイヤ、さらに競技用を含めた車椅子用タイヤを製造していることで知られている。

パナレーサーは、70周年を記念し「#ミチと出会おう。」をテーマとして掲げ、自転車を切り口に、皆さまに楽しめるような、さまざまな活動を行うとのことだ。

パナレーサー代表取締役社長の大和竜一は、リリースで以下のように述べている。

「1952年(昭和27年)1月10日、ナショナルタイヤ株式会社として設立されました。それから70年、『日本で、たった一つの自転車タイヤ専業メーカー』として、日本で操業し、国内のみならず世界各国へ、弊社の『喜びや楽しみ、安心・安全』をお届けさせていただきました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と感謝申し上げます。

新型コロナウィルスの蔓延から2年が経とうとしており、また、脱炭素社会実現へ向けた取り組みなどの影響により、自転車業界をとりまく環境も急変しております。そのような環境のもと、お客様へ良い製品を、早く、多くお届けできるよう努力している次第です。

今般、皆さまへの感謝をこめ、社会環境の変化やお客様のレジャー嗜好の変化に対応するために、本年1年間を通じ創立70周年記念企画『#ミチと出会おう。』キャンペーンを実施させていただきます。

弊社製品のご提供だけにとどまらず、お客様への様々な情報のご提供等を通じ、お客様の『新たな景色・新たな発見・新たな出会い』へのお手伝いをさせていただきたいと思っております。皆さまに、以前のような落ち着きが取り戻せること、お役に立てることを切に願いつつ、この1年を精進してまいります。

引き続き、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます」

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リポートオーシャン 電動カーゴバイクの世界市場は2027年まで年平均成長率14.40%で成長すると予想

リポートオーシャンは 1月3日、2022年1月1日に同社が発行した新しいレポートで、電動カーゴバイクの世界市場は、予測期間2021-2027年に14.40パーセント以上の健全な成長率で成長すると予測されていると発表した。
電動カーゴバイクは、大量の荷物を搭載できるように設計された電動アシスト自転車。電動カーゴバイクの世界市場は2027年に5.84億ドルに達する。電動カーゴバイクの世界市場は、2020年には約0.2797億米ドルとなり、2021年から2027年の予測期間には14.40%以上の健全な成長率で成長すると予測されているとのこと。以下、リリースから。

電動カーゴバイクは、荷物、子供、貨物、食品などを輸送する必要がある人に、適応性が高く生産性の高い輸送技術を提供します。電動自転車の典型的な利点に加え、eカーゴモデルには幅広いビジネス上の利点があります。eバイクは100%経費控除が可能なので、人々は購入したものを資本資源送金に計上でき、炭素の印象を節約し減少させることも可能です。交通渋滞に対する懸念の高まりや、排出ガス削減のための政府の取り組みが、予測期間中、電動カーゴバイクの採用につながりました。世界的に見ると、電動バイクは電気自動車を大きく上回っています。2013年に世界で販売された電気自動車は約112,000台でした。これに対して、2013年に世界で販売された電動バイクは約4,000万台です。中国では、自動車よりも電動自転車の方が多く出回っています。2013年の世界の電動自転車の販売台数は、中国が約3,200万台、ヨーロッパが180万台、日本が44万台と続いています。米国は18万5千台と予想されています。しかし、発展途上国では安全な自転車専用道路や駐車場が整備されていないなど、インフラが不十分であることが、2021年から2027年の予測期間における市場の成長を阻害しています。また、電子自転車の規制に対する政府の取り組みが、予測期間中の市場成長を高めると思われます。

電動カーゴバイクの世界市場の地域分析は、アジア太平洋、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、その他の地域などの主要地域について考察しています。ヨーロッパは、電気自動車の製造と販売を奨励するインセンティブ、補助金、スキームなどの形で政府のイニシアチブの上昇などの要因のために、市場シェアの面で世界の主要地域であり、アジア太平洋地域の電動カーゴバイク市場の有利な成長の見通しを作成します。

本レポートに含まれる主な市場関係者は以下の通りです:

  • Jiangsu Xinri E-Vehicle Co. Ltd
  • Rad Power Bikes LLC
  • Cero Electric Cargo Bikes
  • Kocass Technology Co. Ltd.
  • Yuba Electric Cargo Bikes
  • Douze Factory SAS,
  • Worksman Cycles
  • Xtracycle
  • Butchers & Bicycles
  • Riese & Muller GmbH

本調査の目的は、近年における様々なセグメントと国の市場規模を定義し、今後8年間の値を予測することです。本レポートは、調査対象となる各地域・各国における産業の質的・量的な側面を取り込むように設計されています。さらに、市場の将来的な成長を規定する駆動因子や課題などの重要な側面に関する詳細な情報も提供しています。さらに、主要企業の競争環境と製品提供の詳細な分析とともに、利害関係者が投資するためにミクロ市場で利用可能な機会も組み込まなければなりません。市場の詳細なセグメントとサブセグメントを以下に説明します。

製品タイプ別:

  • 二輪車
  • 3輪車
  • 四輪車

バッテリータイプ別:

  • リチウムイオン
  • 鉛ベース
  • ニッケルベース

地域別では、以下のように区分されます:

  • 北米 (米国、カナダ、メキシコ)
  • ヨーロッパ(イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、ロシア、オランダ、ベルギー、トルコ、北欧諸国、その他のヨーロッパ諸国)。
  • アジア太平洋地域(中国、インド、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ASEAN諸国、その他アジア太平洋地域)
  • 中東・アフリカ(UAE、サウジアラビア、南アフリカ、イスラエル、クウェート、カタール、オマーン、MEAのその他地域)
  • 南米(アルゼンチン、ブラジル、その他の南米地域)

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自転車の値上げから見る日本のスタグフレーションの危機

新型コロナウイルス感染症の影響で、問題になっているのが世界的な需給変化による商品の値上げ。これは、自転車業界でも自転車本体や値上げが発生している。この件に関して、複数の企業から話を聞くと、筆者は、単純な値上げだけでなく、景気が後退していく中で物価上昇が同時進行する「スタグフレーション」の危険性があると感じた。なぜ、自転車の値上げからスタグフレーションの危険性があると感じたのか解説しよう。

新型コロナウイルスの蔓延で自転車の価格が高騰した理由

新型コロナウイルスの感染拡大で自転車の価格が高騰した理由は様々だ。まず、最初に挙げるのが公共交通機関の使用を回避するための交通手段や、運動手段の1つとしてサイクリングを奨励する所が多く見られ、自転車の需要が高まった。

自転車需要が増大する一方で、急激な需要の増大により供給不足が発生。工場も、新型コロナウイルスの影響により稼働停止に陥る場合もあり、生産ラインのストップや減産を行う事例も発生している。

また、輸送関連も新型コロナウイルスの影響を受け、コンテナ不足による、世界的な物流混乱が発生し、輸送費が大きく値上がり、自転車の価格が高騰している。

自転車はどれだけ値上げしたのか

コロナ禍の影響で、様々な場所でパーツや車体の値上げが発生しているのを聞くことがよくある。

特に組み立てが少なくて済む、低価格帯のシティサイクルや街乗りスポーツ自転車などは、他の自転車よりも運送費が高くなる傾向にある。そのため、今までは1万円で購入できた自転車が、1万5000円に値上がっているのもよく見る。

スポーツ自転車に関しても同様で、特にロードバイクの場合は10万円以下で購入できた所謂エントリーモデルと呼ばれるのが、10万円を超えるのも珍しくなく、10万円以下で購入できるロードバイクは非常に少なくなった。

E-Bikeの場合、Specialized Turbo Creo SLは、一番安いCreo SL E5 Comp(URL)が、2021年では55万円(税込、以下同)だったのが、2022年1月現在、73万7000円と、18万7000円に値上げ。クロスバイクタイプのSpecialized Turbo Vado SL 4.0(URL)は2021年モデルでは36万3000円だったのが、2022年1月現在、44万5000円と8万2000円ほど値上げした。

日本市場向けの電動アシスト自転車やE-Bikeを作りたくない工場が出ている

コロナ禍により、自転車の値段が上がっているだけならまだ良いが、値上げ以上の不穏な動きを見せている話を聞くことがある。それは、日本市場向けの自転車の製造を拒否している工場が出ているという話だ。

とある自転車企業の話では、海外では、日本市場向けの電動アシスト自転車やE-Bikeを作りたくない工場が出ていると語ってくれた。これは、日本の電動アシスト自転車の単価が安すぎて、製造する旨味が無く、日本市場向けの電動アシスト自転車の製造を拒否し、単価が高い欧州市場や北米市場向けのE-Bikeの製造を行う工場があるようだ。

日本では電動アシスト自転車の価格は10万円台が多いが、欧州市場向けは40万円がスタートラインで100万円を超えるE-Bikeも珍しくない。

欧州市場では、E-Bikeは元々可処分所得が高い層を狙っていたため高価格でも成功し、Riese and MullerやRotWild、HaiBikeなど、欧州の自転車ブランドには、人力自転車からほぼ撤退し、E-Bike専業になった自転車ブランドも存在する。また、大手スポーツ自転車ブランドの中には、売上の半分がE-Bikeという所もある。

可処分所得が高い層を狙っている一例を挙げるとするとドイツ E-MOUNTAINBIKE Magazineの読者調査だろう。この調査は、世界の1万6000人以上のE-MOUNTAINBIKE Magazine読者を対象にした調査で、読者層はドイツが約49パーセント、オーストリアは8パーセント、スイスは7パーセント、平均年齢は50歳。そして、E-MOUNTAINBIKE Magazineの読者の平均世帯年収が76252ユーロ(日本円にして約970万円)との結果だった。(URL

因みに、E-MOUNTAINBIKE Magazine読者の平均世帯年収は、2020年と比較して1300ユーロ強減少(前年の推定世帯年収は日本円にして約1000万円)したが、この事に関して同誌は、「これはネガティブではなく、私たちのスポーツのアクセシビリティが向上していることのさらなる兆候だと考えています」と述べている。

Specialized Turbo Como
Specialized Turbo Vado

欧州市場のE-Bikeは50万円台から60万円台は当たり前の時代となっている。例えば、Specialized Turbo Vado 5.0/Turbo Como 5.0はリアキャリアにGarmin Radarセンサーが内蔵され、後ろから迫ってくるクルマを知ることができるハイテク装備を搭載しており、価格は日本円で64万円。(記事)

Forestal Aryon
Porsche eBike Sport

さらに、海外市場では100万円を超えるE-Bikeは珍しくない。アンドラのE-Bikeブランド「Forestal」のカーボンフレーム折りたたみE-Bike「Aryon」の価格は日本円に換算して135万円。Rotwildとコラボレーションを行った「Porsche eBike Sport」は130万円。海外ブランドでは、このような100万円を超えるE-Bikeを展開している所は少なくない。

海外市場ではE-Bikeは車体単価が高く、富裕層のマイクロモビリティという扱いか、DucatiやMV AGUSTA、BMW等の高級自動車ブランドや高級オートバイブランドが参入している。特に、高級自動車メーカーのPorscheは非常に力を入れており、RotWildとのコラボレーションモデルを出すだけでなく、クロアチアのコネクテッドE-Bikeブランド「Gyrpe」の株を取得し、オリジナルE-Bikeブランド「Cyklær(サイクラー)」を立ち上げるなど、全方位でE-Bike市場を攻めている。日本市場向けの電動アシスト自転車を製造せず、欧州市場や北米市場向けに工場が注力するのも理解できるだろう。

日本市場向けの自転車部品を調達しようとしても相手にされない場合がある

日本向けの自転車を製造するのが難しくなっているだけでなく、別の自転車企業は日本市場向けの自転車を作る際、部品を調達しようとしても、部品会社が販売を拒否するという話を語ってくれた。これは、一部の部品会社が需要が大きい欧州市場や北米市場に目を向けている一方で、日本市場をおざなりにしているとのこと。この件は、価格交渉で発生するのではなく、部品会社に日本向けの自転車を作ると打診した時点で交渉が打ち切られると語っていた。

自転車の価格は安くなるか

コロナ禍により、ロードバイクやクロスバイクなど様々な自転車が値上げを行っているが、自転車の価格は安くなるのだろうか。

筆者の考えとしては、自転車の価格は安くならないと想定している。世界的な経済がインフレ傾向にあり、自転車の製造などが豊富な資金力を持つ海外に取られている中、日本だけがデフレを行うのは不可能だろう。特に電動アシスト自転車に関しては、海外市場との価格差があるため、製造元確保のためにさらなる値上げが発生する可能性もある。世界的なインフレの中、長年に渡る経済停滞の日本は、給料は上がらず物価だけが上がるスタグフレーションに陥る可能性は高いだろう。

文:松本健多朗

DAIWA CYCLE MERIDAとコラボレーションしたクロスバイク「CROSSWAY 45R」を発売

DAIWA CYCLEは1月7日、スポーツバイクブランドのMERIDAとコラボレーションしたクロスバイク「CROSSWAY 45R(DAIWA CYCLE 品番:MRD-CR70024)」を全国のDAIWA CYCLE、DAIWA CYCLE STYLEおよびオンラインストアで発売していると発表した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による生活様式の変化により、通勤・通学などの日常生活に自転車を活用する生活者が大きく増えている。その中で、長距離を爽快・快適に走ることができるスポーツサイクルの販売台数が増えており、日常生活で気軽に乗ることを目的としてクロスバイクを購入する人が増加している。その一方で、スポーツサイクルを長く乗り続けるのかわからないという不安があり、高額なモデルには手を出しにくいという声があり、より手軽に購入できるモデルが求められているとのこと。

DAIWA CYCLEは、スポーツサイクルのメジャーブランド「MERIDA」とコラボレーションし、お手頃価格のクロスバイク「CROSSWAY 45R(MRD-CR70024)」を発表した。

「CROSSWAY 45R(MRD-CR70024)」は、MERIDA社オリジナルの軽量アルミフレームに日常使いしやすい32Cのタイヤを採用し、価格は5万5000円(税込)に抑えた。カラーはマットブラック/グロッシーグリーンブルー/グロッシーレッド/パールホワイトの4色展開となる。

ダイワサイクル限定 MERIDACROSSWAY 45R(MRD-CR70024)商品概要

名   称: 「CROSSWAY 45R(DAIWA CYCLE品番:MRD-CR70024)」
販 売 日:2021年12月より販売中
販 売 価 格:55,000円(税込)
※店舗によって価格が異なる場合があります。店舗にお問い合わせください。
店舗に問い合わせの際はモデル名を「MRD-CR70024」とお伝えいただくとスムーズです。
フ レ ー ム:アルミ製
カ ラ ー : マットブラック/グロッシーグリーンブルー/グロッシーレッド/パールホワイト
変   速: 前3×後8段変速
タ イ ヤ:700×32C
サイズ(適応身長):460mm(160~180cm)
重   量:12.0 kg(460mm)
取 扱 い:全国のDAIWA CYCLE、DAIWA CYCLE STYLE及びDAIWA CYCLE公式オンラインストア

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JOeB、アクテックの4輪電動アシスト自転車のODM開発がスタート

E-Bike、電動オートバイ開発・製造会社のJOeBは2021年12月28日、4輪電動アシスト車両のODMの開発をスタートすると発表した。

出典:joeb.jp

JOeBは、日本国内で電動アシスト自転車、電動モーターサイクル専門のOEM/ODM会社。2021年10月に、電動アシスト自転車及び電動モーターサイクルのOEM/ODM専門工場建設のため、鹿児島銀行、沖縄振興開発金融公庫より資金調達を実施し、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社をファイナンシャルアドバイザーとして起用。同年11月には、静岡県藤枝市に技術開発本部を先行設置を行った。

今回、JOeBはアクテックの4輪電動アシスト車両「いーちゃりかー」の量産に向けたODM開発を開始したと発表した。

出典:actec1972.co.jp、以下同

いーちゃりかーは4輪タイプの電動アシスト自転車。コンセプトモデルは、運転手1人、乗員2人の3人乗りで、同乗者を乗せる部分に専用の板をはめることでフラットな状態にすることができ、1800ミリまでの長尺の資材を運ぶことができる、ワンボックススタイルの電動アシスト自転車となっている。

アクテックは、本車両を活用した実証実験パートナーを募集している。

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ポルシェデジタルからE-Bikeブランド「サイクラー」登場 スマホと繋がるコネクテッドE-Bikeを提供

自転車企業以外の異業種も参入事例が多いE-Bike業界。その中でもドイツのスポーツカーメーカー「ポルシェ」の子会社「ポルシェデジタル」がE-Bikeブランド「Cyklær(サイクラー)」を立ち上げた。

同社の目標は、サイクリング体験のためのデジタルサービスを提供するプラットフォームを構築すること。Cyklærは、ライダーに革新的なソフトウェアソリューションを提供するスポーティなe-bikeで、これらのサービスを実現すると謳っている。

Cyklærは、ドイツの自転車ブランド「Storck」、クロアチアのコネクテッドE-Bikeブランド「Greyp」、ドイツの軽量E-Bikeドライブユニットを製造する「Fazua」と共同で開発した。

ポルシェ デジタル社のカスタマーイノベーション責任者であるフロリアン・ロスフスは「このe-bikeは、デジタル技術がもたらす可能性を最大限に活用しています。スポーティで軽量、そしてeドライブにより快適な通勤を実現します。さらに、ライダーはベンチマークとなる数々の機能を享受することができ、ポルシェの協力のもと、今後もさらに開発を続けていきます」と述べている。

CyklærブランドのE-Bikeは、ユーザー自身のスマートフォンとサイクレールアプリを介して、さまざまなデジタルサービスを利用することができる。例えば、リアカメラ機能は、サイクリストがデジタルバックミラーにアクセスすることを可能にし、道路上での安全性を向上させる。さらに、ナビゲーション、ビデオ録画、位置情報サービスなどの機能も利用可能。ハンドルバーには誘導充電パッドがあり、走行中にスマートフォンを充電できる。そして、これらの機能は、いわゆるOTA(オーバー・ザ・エア)アップデートにより、常に更新・拡張されるようになっている。


サイクレールバイクは、ポルシェ デジタルがこの有望で急成長する市場に参入する最初のステップとなります。サイクリング体験に関連したさらなるデジタルサービスは、サイクレールプラットフォームに統合される予定とのこと。

ラインナップはグラベルロードバイクタイプの「Cyklær E-Gravel」、泥除け、荷台を装着した「Cyklær E-Urban mit Streetwear-Kit」、フラットハンドルタイプの「Cyklær E-Urban mit Streetwear-Kit」の3モデル。価格は6999ユーロ(日本円で91万9000円)から。日本での展開は不明だ。

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スペシャライズド 東京五輪マウンテンバイク競技に出場した山本幸平が同社アンバサダーに就任

スペシャライズド・ジャパンは1月6日、2020東京五輪に日本代表として出場したマウンテンバイク・クロスカントリー競技の現アジアチャンピオン、山本幸平のアンバサダー就任を発表した。

山本幸平は、4度の五輪出場や10度のアジア選手権優勝など、長年にわたり日本のマウンテンバイクシーンを牽引してきた人物として知られている。日本及びアジアでのさらなるマウンテンバイクの普及や、世界に通用する若手選手の育成活動を強化を行う。また、以前より山本氏が指導していた北林 力選手、北林 仁選手の2名は今期よりスペシャライズド・ジャパンがサポートする「 Athlete Farm SPECIALIZED」の所属として競技活動を行う。

山本幸平は引退後のセカンドキャリアとして「Yamamoto Athlete Farm」を設立し、後進の強化・育成のほか、イベントやスクールの開催など、自転車競技の普及のための様々な取り組みを実施。すでに標高1800mという高地に位置する山荘をトレーニング拠点として整備するためにクラウドファンディングを行い、多くの支援金を獲得。さらにオリジナルコーヒーを販売してその売上げの一部を若手選手の活動資金に充てるなど、既存の枠にとらわれない精力的な活動を展開している。

スペシャライズド・ジャパンは共同で、ローカルトレイルの支援、マウンテンバイクのエクスペリエンスセンターの開設、それぞれの地域に根差したローカルレースの開催サポート等、マウンテンバイクが誰もが気軽に楽しめるスポーツとして日本社会に根付くように様々な取り組みを共同で行うとのこと。

山本幸平はリリースで以下のようにコメントしている。「かつて僕はSpecialized Racing Teamのライダーとして五輪やワールドカップなどを戦いました。優秀なプロダクトと共に印象に残っているのが良い意味での「自由」な社風です。それぞれの分野のプロフェッショナルがそれぞれの目標に向かって邁進し、結果的にチームとして大きな力を発揮する、それが僕のスペシャライズドに対するイメージなんです。革新をためらわず常に世界一にこだわる企業姿勢は、強い選手を育てることはもちろん、より多くの人々にマウンテンバイクの魅力やカッコ良さを知ってもらう上でも重要な資質だと思っています。長い競技生活で培った経験やスキルがスペシャライズド・ジャパンとのパートナーシップによってどのようにアウトプットされるのか、いまからとても楽しみです」

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自転車パーツブランド「GORIX」から、折畳み式携帯スタンド(GX-Q19M) が登場 プレゼントキャンペーンも実施

ごっつは1月5日、同社の自転車パーツブランド「GORIX」から新商品の「超軽量カーボンファイバー 折畳み式携帯スタンド(GX-Q19M) 」を発表した。

「超軽量カーボンファイバー 折畳み式携帯スタンド(GX-Q19M)」は、磁力ヘッドを1度クイックシャフトの間に挟んでおくだけで必要な時に2つ折りしたスタンド部分をセットするだけの簡易取り付けタイプのスタンド。素材はカーボン製で27グラムと軽く、折りたたみ式でコンパクトに収まるとのこと。

適用車種はロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク等。価格は3298円(税込)。

また、「GORIX」の公式Twitterでは、1月5日(水)から1月11日(火)23時59分まで、「超軽量カーボンファイバー 折畳み式携帯スタンド(GX-Q19M)」のTwitterプレゼントキャンペーンを開催。応募条件は「GORIX」公式Twitterのフォローと対象Tweetのリツイートのみで参加できる。

 

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Bosch「Performance Line CX Smart System」 CES 2022 INNOVATION AWARD PRODUCTを受賞

Boschは、同社が製造するE-Bikeユニット「Performance Line CX Smart System」が、CES 2022 INNOVATION AWARD PRODUCTを受賞したと発表した。

CESは、毎年1月に全米民生技術協会(CTA) が主催し、ネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の見本市。2022年のCESでは、ソニーの電気自動車「VISION-S 02」や、パナソニックのAlexa対応電子レンジなどが発表された。

Performance Line CXは、Bosch製E-Bikeユニットの中でも最高峰のモデルとして知られている。2020年モデルで登場した第4世代Performance Line CXは、日本国内にも導入された。

Performance Line CX Smart Systemは、無線によるアップデートでE-Bikeの強化や、個人のライディングデータやフィットネスデータなどのアクティビティを記録に、ライディングモードをカスタマイズ、バッテリーの充電状態から次回のサービス予約まで、すべての重要な情報をホーム画面で確認したりすることができる。また、将来的には、eBike Flowアプリでさらなる機能を追加していく予定とのこと。

CES国際家電ショー2022で、Boschは講演で、E-Bikeのコネクテッドシステムに関して以下のように語った。

「eBikeについて言えば、ボッシュの事業の主要な原動力となっている2つの領域、電動化とネットワーク化が交差するところに位置しています。 eBikeは少し前までニッチな製品でしたが、今や世界で最も人気のある個人の輸送手段のひとつになっています。

しかし、ネットワーク化は、eBikeとどう関係するのでしょうか?ネットワーク化により、eBikeはこれまでになくパーソナライズ化されます」

「これこそ、eBikeスマートシステムと呼ばれる新世代のシステムがユーザーに提供するものです。2022 CESイノベーションアワードを受賞したこの技術革新は、昨年初めて導入され、ここCESにおいて米国で初めて一般公開され、実演される予定です。

eBike Flowアプリ、コントロールユニット、ディスプレイ、バッテリーおよびドライブユニットで構成されるこの最新システムにより、ボッシュは、eBikeに乗るときの身体的エクスペリエンスを、ネットワーク化、パーソナライズ化、サービスなどによって提供されるデジタルの利便性と融合します。

たとえば将来、eBikeがユーザーの好みと関心を学習しながら、ライディングスタイルに合わせて楽しむことのできるルートを提案し、目的地まで安全に案内できるようになるでしょう。ネットワーク化により、eBikeは固定の製品ではなく、購入後も継続的に進化し続けることができます。OTAアップデートにより、常に新しいデジタルエクスペリエンスを提供することができます」

「これは、ネットワーク化がすべてのボッシュ製品の中心に据えられていることの一例にすぎません。実は私たちは、数年前に設定した重要な目標を達成しました。それを発表できることをうれしく思います。

今やボッシュのあらゆる種類のエレクトロニクス製品の100%が、ネットワークに接続可能です。これは、ボッシュが生産するほぼすべての製品について、無線アップデートやインターネットベースのサービスといった機能が今や実現可能であることを意味します。たとえば車両のネットワーク化により、緊急通報サービスのeCallや逆走車警告など、有益なサービスが既に実現可能となっています」

Performance Line CX Smart Systemは、2022年1月時点では日本未発売。

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