周りのクルマの動きをレーダーで捉える64万円のハイテクE-Bike「Specialized Turbo Vado/Como 5.0」【海外E-Bikeニュース】

日本では、Specialized製E-BikeはSpecialized SL1.1ユニットを搭載した軽量E-Bike「Turbo SLシリーズ」のみを展開している。しかし、海外ではTurbo SLシリーズ以外にも、パワフルなモーターを搭載したTurboシリーズも展開している。

今回紹介するSpecialized Turbo Vado/Comoは、パワフルなモーターを搭載したTurboシリーズのE-Bike。通勤、街乗りからサイクリングまで対応するトレッキングバイクタイプのE-Bikeとなる。

Turbo Vado/Turbo Comoシリーズは、シートポストサスペンション、太いタイヤ、80mmサスペンションフォークに、パワフルなモーターを組み合わせることで快適な走りを楽しめる。

また、Turbo ComoはTurbo Vadoステップスルーモデルよりも、よりアップライトでリラックスした乗車姿勢を実現した。

そして上位モデルのTurbo Vado 5.0/Turbo Como 5.0にはリアキャリアにGarmin Radarセンサーが内蔵され、後ろから迫ってくるクルマを知ることができるハイテク装備を搭載している。今回は、Specialized Turbo Vado/Comoを紹介する。


Specialized Turbo Vado/Comoは、ハイテク・セキュリティを搭載することで、自転車泥棒の周波数を妨害するように設計されている。Mission Controlアプリを使ってモーターを無効にすることで、泥棒がTurbo Vado/Comoを使えないようにするようになっているとのこと。

Specialized Turbo Vado

バッテリーは完全に取り外すことができ、ロックできるので、バイクに固定しておくことが可能なリムーバブル&ロッカブルバッテリーを採用した。

また、上位モデルにはenviolo AUTOMATiQ無段階変速技術を搭載しており、E-Bikeが自動で変速操作を行ってくれる。チェーンの代わりに、IGH(インターナル・ギア・ハブ)とゲイツ・ベルト・ドライブを採用しているので、ディレイラーやチェーンに煩わされることがないと謳っている。無段階変速のenviolo CityとTRのインターナルギアハブシステムは、ディレイラーの必要性を排除し、風雨にさらされないハブ内部で変速を行う。

Specialized Turbo Como

ドライブユニットはSpecialized Turbo Full Power 2.2で定格出力250W、最大トルク90Nm。ハンドルに装備されているMasterMindディスプレイは、ライディングに関するすべての関連情報を表示し、サポートレベルのリアルタイムな調整を可能にし、無線によるアップデートを可能にする。MasterMindはMission Controlアプリとシームレスに統合されており、レンジ最適化ツール、高度なチューニング、オンライド診断などが可能だ。

上位モデルのリアキャリアにはGarmin Radarセンサーが内蔵され、後ろから迫ってくるクルマを知ることができる。GarminのRadarテクノロジーは、最大140メートル離れたところにいる車を検知することができ、MasterMindディスプレイは、接近する車両の相対的な距離と速度を、視覚、聴覚、触覚でライダーに警告する。

DRYTECHフェンダー、LEDフロント&リアライト、容量27kgのリアHDラックを装備。リアラックはチャイルドシートに対応しており、スルーアクスル式のトレーラーを牽引することも可能だ。

価格はGarmin Radarセンサーが搭載されたTurbo Vado 5.0/Turbo Como 5.0の価格は5000ユーロ(日本円で約64万7000円)。日本での発売は不明だ。

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