デイリーアーカイブ Nov 8, 2025
株式会社ストリーモ、小型立乗り三輪モビリティ「ストリーモ S01JW」を横浜・八景島シーパラダイスに導入 ―島内巡回業務の効率化と従業員の負担軽減を実現
神奈川県横浜市金沢区の人気レジャー施設「横浜・八景島シーパラダイス」に、歩行者扱いとなる立ち乗り三輪モビリティが登場した。導入したのは、電動三輪モビリティ「ストリーモ S01JW」を開発する株式会社ストリーモ。同社が提供するこの移動用小型車両は、2025年6月27日より、広大なシーパラダイス島内における車両先導業務の現場で稼働を開始した。
本モビリティは「歩行者扱い」とされ、最大時速6kmで歩道を走行可能。電動車椅子やシニアカーと同様に道路交通法上の運転免許やヘルメットの着用を必要としない。そのため導入のハードルが低く、利用者の年齢や体力に関係なく、快適で安全な移動手段として注目されている。
島内業務の効率化と労働負担の軽減を実現
今回の導入により、横浜・八景島シーパラダイスでは、入場時および退場時に発生する車両誘導作業の際、従業員の移動負担を大幅に軽減することが期待されている。東京ドーム5個分ともいわれる広大な敷地を持つ同施設において、徒歩による移動は時間と体力の浪費につながっていた。
ストリーモ社の「S01JW」は、こうした施設内の「ちょっとした距離」を埋める新たなインフラとして活用されており、今後の他施設での展開も視野に入っている。
“自分のペース”で、誰もが安心して移動できるモビリティ
ストリーモ社が開発する立ち乗り三輪モビリティの最大の特長は、独自の「バランスアシストシステム」(特許取得済)にある。この技術は、人間の自然な体の動きに応じてバランスを補助するもので、停止中も自立し、極低速域(1〜2km/h)から最大速度に至るまで安定した走行を実現する。
また、最大15kgの荷物を載せた状態でもバランスを保持して走行できる点や、石畳、轍(わだち)、傾斜といった不整地でも走行姿勢を崩さずに移動できる高い安定性も魅力だ。さらに、低速走行時でもふらつきが少なく、足をつくことなく静止できるため、歩行者や他の交通手段との共存も可能にしている。
Striemo
特定小型原付「wonkey」に新色マットホワイトが登場 ――大容量バッテリー選択も可能に、用途拡大を目指す新展開
都市型電動モビリティブランド「WO(ダブルオー)」が展開する特定小型原動機付自転車「wonkey(ウォンキー)」シリーズに、待望の新色「マットホワイト(MAT WHITE)」が加わるとともに、ユーザーの用途に合わせたバッテリー容量選択が可能となった。新モデルは2025年7月22日(火)より、東京・中目黒の旗艦店で発売が開始される。
wonkeyは2023年に新設された「特定小型原付」区分に準拠した車両で、16歳以上であれば免許不要でアクセル走行が可能な新ジャンルのモビリティとして、都市部を中心に人気を集めている。特に、同ブランドが強く打ち出す“自転車でもバイクでもない”というコンセプトは、日常の移動に快適さとデザイン性を求める層に訴求してきた。
今回新たに登場する「wonkey 48V MAT WHITE」は、シリーズのハイパワーモデルである48V仕様に採用される新色。高い登坂性能を持ち、体重が75kgを超える利用者にも安定した走行性能を発揮する点が評価されている。
さらに注目すべきは、wonkeyおよびwonkey 48Vの両シリーズで、従来の10.4Ahに加え、より大容量のバッテリーを選択可能になった点だ。36Vモデルでは13Ahと21Ah、48Vモデルでは13Ahと17.5Ahのバッテリーをラインナップに加えたことで、走行距離は最大約80kmに拡張。用途に応じた自由な選択肢を提供することで、ビジネス用途や長距離通勤など、幅広いニーズへの対応を強化する。
車両サイズは全長138cm、ハンドル幅60cm、最高速度は両モデルともに時速20kmで統一。ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用し、前照灯やウィンカー、クラクションなどの保安部品も標準装備されている。
WO BIKES – wobikes
FANTIC プレミアム・シティバイク「ISSIMO」、5年目を迎え大幅値下げ――税込33万円でさらなる市場開拓へ
モータリスト合同会社(東京都大田区)は1日、同社が日本総代理店を務めるイタリア・FANTIC Motor(ファンティック・モーター)社のプレミアムeBike「ISSIMO(イッシモ)」について、希望小売価格を従来より大幅に引き下げ、10%消費税込みで330,000円とする価格改定を発表した。デビューから5年を経過し、欧州市場での堅調な販売実績を受け、日本市場においてもより手頃な価格帯での展開を図り、新たな顧客層の獲得を目指す。
ISSIMOは、欧州で2019年に登場以来、モペッドを彷彿とさせる流麗なフォルムと、トルクセンシング付き高出力モーター、内装式トランスミッション、10色のカスタマイズ可能なサイドカバーなど、他社製品にはない独自のライフスタイル性を打ち出してきた。Eurobike Award(ユーロバイク・アワード)の受賞歴を誇るそのスタイリングは、街中でもひと目を引く存在感を放つ。
また、同モデルのフレームを基にヤマハ発動機と共同開発された姉妹車両「Yamaha Boost Easy」も、ほぼ同価格帯で欧州市場に投入されており、欧州のプレミアムeBikeカテゴリにおけるFANTICブランドのプレゼンス確立に大きく寄与している。
欧州でのISSIMOの定価は€2,900~。現在の為替レート換算で約49万円相当と、従来はスポーツバイククラスの価格帯に肉薄する設定だった。しかし、この5年間で得られた販売データとユーザーの声を基に、FANTIC本社は思い切った値下げを決断。日本市場においても、欧州改定後の価格水準に追随し、従来より約16万円のダウンとなる330,000円(税込)という攻めのプライスを提示した。
モータリスト合同会社の担当者は「円安傾向が続く中、これほどの値下げは非常に大胆な提案だが、FANTIC本社の強力なバックアップがあって実現できた」とのこと。
FANTIC E-BIKE

