デイリーアーカイブ Nov 8, 2025

話題のeバイクメーカー「MOVE」 変速できない問題が深刻な理由を解説

最近、SNSで話題になっているEバイクブランドといえば「MOVE」だろう。日本発のEバイクブランドを売りにしているMOVEは、主にファットタイヤのeバイクや折りたたみタイプのEバイク、AspadzのオートバイスタイルのEバイク「CAVAT」の販売を行っていることで知られている。 登場初期に展開していたのはMOVE株式会社だったが、2025年現在は株式会社WinCが展開。MOVE株式会社は株式会社WinCに吸収合併されている。 コレすごくない? 新車の電チャリで「ギアが下がらない」ってトラブル。 そらチェーンがタイヤに当たるから入らないわ。 販売元に問い合わせたら「ウチも困ってるんだけどお金払うから対策できない?」 じゃねーわ。 そもそもマトモなもん作れ pic.twitter.com/77McCIE1Nu — 塩鯖苺タルト (@ezweb_docomo02) June 21, 2025 SNSでは折りたたみタイプのeバイク「MOVE XS」で、一番軽いギアに変速できないという問題が注目されている。変速できない問題というのは様々あるが、MOVE XSの場合は一番軽いギアに入れようとしてもチェーンがタイヤに接触してしまう状況だ。この問題を解決するには、スプロケットにスペーサーを入れて位置をずらす、BBトルクセンサーの軸長を変える、リアハブモーターなどの部品選択を変更してチェーンを当たらないようにするしかないだろう。 https://youtu.be/G799DG7T9Gw MOVEはお洒落なEバイクとして販売しているが、電動アシスト自転車業界を知る人なら、あの手の車体は中国の卸売サイトで沢山販売されている物を黒くしてお洒落なロゴを入れて、値段だけを高くして高級そうに見せているというシロモノ扱い。物を知っている人なら、同じ金を出すのなら、もっとクオリティが高い大手自転車ブランドのEバイクを買うのが普通だ。 また、気になるのが型式認定。MOVEはファットタイヤの折りたたみEバイクであるMOVE XSと、折りたたみEバイクのMOVE Sで型式認定を取得しているが、今回問題になっているMOVE XSは型式認定を取得している。 電動アシスト自転車の型式認定はアシスト比率だけを測っていると思われているが、電動アシスト自転車の型式認定はアシスト比率測定だけでなく、車体自体も検査している。実際、企業によってはアシスト比率は問題無かったが、審査中に別の部品に気になる所があるので認定しなかったという事例がある。 MOVE XSは型式認定を取得しているとのことだが、変速機が1段使えない状態で型式認定が取れたのかという疑問が残る。変速機が1段使えないそのままの車両で型式認定を取得していたのであれば、型式認定は設計不良の電動アシスト自転車でも通ることができるので、型式認定の威光は消える。逆に型式認定審査時に変速機が正常に動いているのであれば、検査を受けた車両は実際の市販車とは違うということなので、それも問題だろう。 MOVEはシリーズ全車種で型式認定の取得を目指し、卸店舗への展開を加速するとプレスリリースで書いてあったが、変速機が1段使えない設計不良の車両をそのまま販売するということは見る目が無いということ。小売店からすれば、このような設計不良のEバイクを製造する企業の商品を販売したいとは思わないだろう。

自転車に簡単装着できるスマートタグ登場 大東建託とMAMORIOの共同開発「MAMORIO Cycle Tracker Pad」が発売開始

MAMORIO株式会社と大東建託株式会社は6月17日、自転車盗難防止とデザイン性を両立させた新型スマートタグ「MAMORIO Cycle Tracker Pad」を共同開発し、同日より発売を開始した。価格は13,230円(税込)。同製品は、自転車フレームに簡単に装着できる本革製フレームパッドに、世界最小クラスのスマートタグ「MAMORIO RE」を内蔵。日常のサイクルライフを損なうことなく、気軽に盗難抑止効果を高める革新的ソリューションとして注目を集めている。 「なくすを、なくす。」――開発の背景 日本の自転車所有率は約73%に達し、そのうちスポーツバイクや電動アシスト自転車など高額モデルが35%を占める。一方で、昨今は電動キックボードなど多様なモビリティの普及に伴い、盗難リスクが社会課題化。既存の盗難防止用品は取り付け煩雑で特定車種向けに限られる上、外観や乗り味が犠牲になるケースも少なくなかった。 こうした状況を受け、MAMORIO社と大東建託は「いかなる自転車にも気軽に使えて、かつデザインを損ねない盗難防止製品」をコンセプトに共同開発を決定。製品化に際し、傘や自転車へのワンポイント表示が盗難抑止に効果的との民間調査に着目し、実際に100人を対象とした匿名アンケートを実施。その結果、93%が「フレームパッドのない自転車は持ち去りやすい」と回答し、盗難抑止に有効なフレームパッド一体型スマートタグという着想に至った。 製品概要と主な機能 「MAMORIO Cycle Tracker Pad」(型番:MAMLZ-CTP-001)は、革製パッド内部に専用ポケットを設け、MAMORIO RE(型番:MAMR-001-BK-1)を内蔵。パッド自体は防水性を備えた牛革素材で、チャコールブラックとミルクベージュの2色展開。雨天走行にも耐えうるうえ、自転車の美観を損なわないシンプルかつ高質感なデザインを実現した。 取り付けはフレームやシートポスト、ハンドルなど幅25~60mmの円形部位にベルトのように巻き付けるだけ。装着・脱着が容易なため、シティサイクルからロードバイク、電動アシスト自転車、さらには電動キックボードまで幅広い車種に対応する。 スマートタグMAMORIO REは、Bluetooth Low Energy(Bluetooth4.0)通信を採用し、有効距離は約30m。CR2016リチウム電池を交換可能な構造とし、最大11か月の連続利用が可能だ。重量もわずか3.4gに抑えられており、タグそのものの存在感はほとんど感じさせない。 アプリ連携で安心のトラッキング 製品は専用スマートフォンアプリ「MAMORIO」と連携。主な機能は以下の通り。 ロケーションタイムライン:自転車の移動履歴を地図とタイムラインで記録。置き忘れ防止のみならず、万が一の盗難時にも最後に駐輪した地点を即座に特定できる。 クラウドトラッキング:全国のMAMORIOユーザーネットワークおよび公共交通機関のMAMORIO SPOTによる検知データを活用し、盗難された自転車の現在地や移動経路を確認可能。 レベルメーター:混雑した駐輪場でも自転車を見つけやすくする接近感知機能。タグからの電波強度をビジュアル表示し、おおよその距離を割り出すことで短時間で自車を発見できる。 また、ユーザーが自転車から一定距離離れるとアプリに通知を送る「おでかけ通知」機能を備え、うっかり離れてしまった際の紛失も未然に防ぐ。 今後の展開と実証実験 両社は「MAMORIO Cycle Tracker Pad」の次世代機能として、駐輪場見守りソリューションを開発中。駐輪場に設置した受信機が不正な持ち出しをリアルタイム検知し、管理者へ即時通知を行う仕組みを実証実験予定。これにより、マンションや商業施設の駐輪場管理における盗難防止・無断使用防止を強化し、より安心・安全な環境整備を図る。 MAMORIO社は今後も「当たり前に、気づかせる。」をミッションに、スマートタグ技術を軸とした近接検知ソリューションを多分野に提供。大東建託は同取り組みを通じて、住宅管理やシェアサイクルサービスへの応用など、MaaS領域でのサービス拡充を目指す。 製品スペック一覧 項目 仕様 製品名 MAMORIO Cycle Tracker Pad 型番 MAMLZ-CTP-001 価格 13,230円(税込) 寸法 H60×W260×D3mm 重量 30.7g 対応フレーム径 φ25~60mm 素材 防水牛革(WATER PROOF LEATHER) カラー Charcoal Black/Milk Beige 同梱物 本体、スマートタグ「MAMORIO RE」×1   MAMORIO | あなたの大切なものを守る世界最小クラスの紛失防止デバイス

】スペシャライズドが「Turbo Levo SL Comp Alloy」アルミモデルをアウトレット価格で提供、全国8か所で試乗会ツアー「Trail Days」を開催へ

スペシャライズド・ジャパンは2025年6月16日、同社のE-マウンテンバイク「Levo SL」シリーズのアルミフレームモデル「Turbo Levo SL Comp Alloy」を、通常価格の25%オフとなる税込594,000円(税込)でアウトレット販売すると発表した。同時に、同シリーズの魅力を存分に体感できる全国試乗会ツアー「Trail Days」を6月から12月にかけて開催し、各地のライダーに向けて「究極のトレイルバイク」の性能をアピールする。 Turbo Levo SLは、軽量化と自然なアシスト感を両立した「Levo SL」シリーズの上位モデルとして、シングルトラックやジャンプなど本格的なトレイルライドにも耐える走破性が特長だ。今回アウトレット対象となる「Comp Alloy」モデルは、最新のジオメトリー設計とスペシャライズド独自のGENIEショックを装備し、トルク43%、パワー33%アップの第2世代モーターを搭載。アシストを入れると、超人のような力強い走りが手に入るという。 また、すでに20%オフとなっている24インチ仕様の「Turbo Levo SL Kids」(税込396,000円)と組み合わせれば、親子でのトレイルライドがより身近に。スペシャライズドは「E-バイクテクノロジーの魅力は、年齢や体力差を超えて、家族や仲間と一緒に自然の中を一日中走り回る楽しさを共有できること」(同社広報)と語り、アウトレット販売をきっかけとした新規ユーザー拡大に期待を寄せる。 「Comp Alloy」モデルのリアサスペンションには、スペシャライズドが特許を所有するGENIEショックを搭載。デュアルステージのエアスプリングテクノロジーにより、トラベル中盤と終盤のサポート性を独立調整でき、路面追従性とボトムアウト耐性を高次元で両立する。ホイールは、トレイルでの取り回しと安定性を追求した前後異径のマレット仕様を採用。どんな路面でも“魔法の絨毯”のように滑らかに走るという。 さらに、フレームとバッテリー、モーターをシームレスに統合した自社開発のTurboオペレーティングシステムは、トルク、航続距離、ライドクオリティ、信頼性のバランスに優れ、異次元のライド体験を提供する。アウトレットながらも“本気で遊ぶライダー”が満足できる装備を保持しているのが、今回のアウトレットモデルの大きな魅力だ。 「Trail Days」全国試乗会ツアー 6月〜12月に開催 https://youtu.be/hz4BtBfTLuo スペシャライズドは同日、Levo SLの真価を多彩なスタイルで体感できる試乗会ツアー「Trail Days」を発表。カジュアルな市街地試乗会から、専門フィールドでの本格ライド体験、さらにはガイド付きのアテンドライドまで、全国各地で順次実施する。 日程 種別 名称 会場/集合場所 6月21日(土)・22日(日) アテンド Trail Days in 仙台 宮城県仙台市/スペシャライズド仙台南 7月19日(土) 試乗会 Trail Days in 宇都宮 栃木県宇都宮市/ろまんちっく村もくもくの森MTBコース 7月20日(日) アテンド Trail Days in 尾瀬 群馬県片品村/尾瀬高原ホテル 7月26日(土)・27日(日) アテンド Trail Days in 静岡 静岡県静岡市/スペシャライズド静岡 8月2日(土)・3日(日) 試乗会 Trail Days in 富士見パノラマ 長野県富士見町/富士見パノラマリゾート 8月9日(土) 試乗会 Trail Days in 三重 三重県桑名市/GONZO PARK 8月23日(土)・24日(日) 試乗会 Trail Days in 野沢温泉 長野県野沢温泉村/野沢温泉スキー場 9月6日(土)・7日(日) アテンド Trail Days in 水上 群馬県みなかみ町/MTB JAPAN 11月2日・3日 試乗会 Trail Days in 栗東 滋賀県栗東市/トレイルアドベンチャー・栗東 11月15日(土)・16日(日) 試乗会 Trail Days in...