デイリーアーカイブ Sep 15, 2025
トヨタ・シエンタに持ち運べる部屋になったコンプリートモデル「JUNO」が登場
トヨタは2025年8月5日、人気コンパクトミニバン「シエンタ」に一部改良を施すとともに、カスタマイズパーツメーカーMODELLISTAと共同開発したコンプリートカー「JUNO(ジュノ)」を発売した。ベース車両となるハイブリッド車「Z」グレードの装備強化に加え、後席と荷室を一体化して“持ち運べる部屋”を実現する新たなライフスタイル提案モデルとして注目を集めている。
まず、ベースとなるシエンタの一部改良では、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能の全車標準化、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールの追加、ドライバー異常時対応システムやプロアクティブドライビングアシスト(PDA)に車線内操舵支援機能を新搭載し、安全性能と運転支援機能を大幅に向上させた。
コンプリートカー「JUNO」は、架装メーカー工場で後席と荷室部分を架装した4ナンバー登録の2人乗りバン仕様。荷室部分に設置した着脱式の「家具モジュール」をお好みに応じて組み合わせることで、まるで車内に“自分だけの部屋”を持ち歩くかのような自由な空間演出が可能となっている。モジュールは「リフレッシュ」「フォーカス」「コンフォート」の4タイプのセット構成と、単品購入にも対応。用途や趣味、ワーケーションなど多様なライフシーンに合わせてフレキシブルに組替えられる点が最大の特徴だ。
インテリアは、内装色ブラック、フロマージュ、カーキの3色を設定し、シート表皮には消臭・撥水撥油機能付きファブリックを採用。モジュールの素材や色ともコーディネートしやすく、車内全体を統一感のある居住空間として演出できるよう工夫されている。
価格は、ベース車両(ハイブリッド車・2WD・2人乗り)が3,654,200円(税込)、4WD仕様が3,852,200円(税込)。家具モジュールのセット価格は、リフレッシュが220,000円、フォーカスが231,000円、コンフォートが330,000円。個別モジュールは単品販売も行うため、合計金額は用途や組合せ次第で変動する。
背景には、コロナ禍以降に需要が高まった車中泊やアウトドア、リモートワークといった新たな移動ニーズがある。トヨタとMODELLISTAは、シエンタの高い機動力と燃費性能に加え、「持ち運べる部屋」という発想を注ぎ込むことで、クルマを使った生活体験そのものを提案。
販売は全国のトヨタ店およびMODELLISTA取扱店で開始。注文生産の架装車両となるため、納車までには通常より日数を要する場合がある。問い合わせは最寄りの販売店まで。
トヨタ シエンタ | 特別仕様車 | トヨタ自動車WEBサイト
E-Bikeブランド「XROSS」 E-MTBモデルのセールを開催
E-Bikeブランド「XROSS」が公式サイト上でセールを開催している。期間は2025年8月31日まで。
対象車種はフルサスE-MTB、ハードテールE-MTBシリーズのDX/AXシリーズ。価格は一番安いモデルだと25万円台とお求めやすい価格となっており、30パーセントOFFでの販売となる。
セール車両の数は限りあり。また、販売店でのセールは行っていない。
E-Bike ブランド XROSS | XROSS World | JAPAN
電動アシストで“楽ラク”びわ湖一周 ― 滋賀・輪な道が初心者向け「ビワイチ」プライベートツアーを発売
日本最大の湖を自転車で一周する通称「ビワイチ」に、電動アシスト自転車と地元ガイドによる“フルサポート”付きツアーが登場した。滋賀県の旅行会社ビワコツーリズムベース(運営・合同会社輪な道、一丸剛代表)は12日、新商品「E-OMI CYCLING おすすめビワイチプランシリーズ」の販売を開始。体力に自信のない初心者や女性でも安心して挑戦できるプライベートプランを提案する。
小径20インチのeバイクを採用
ツアー車両には、オランダ発のブランド「VOTANI」製20インチ電動アシスト車(Q3/H3)を導入。一充電あたり最長約72キロを走破でき、サドルやグリップ、前サスなどを強化し乗り心地を高めた。適応身長は144センチからで、停車時に足が付きやすい低重心設計が特徴だ。
サポートカーが帯同し荷物とバッテリーを運搬
数日にわたる行程でも走行中は手ぶらでOK。荷物を積んだ軽バンタイプのサポートカーが随行し、補給食や飲料、スペアバッテリーを常備する。途中で購入した土産も預けられるため、観光とサイクリングを両立できる。
地元ガイドが安全管理と“寄り道”演出
同行するローカルガイドは交通事情に精通し、参加者の体力に合わせてペースを調整。旧賤ケ岳隧道からのパノラマや湖岸湿地を彩る希少植物ノウルシなど、一般の旅行者が見落としがちな景観や文化も紹介する。「ただ走るだけではもったいない」と同社は語り、地域の魅力を物語とともに届ける。
5通りの行程を用意
プランは距離と日程で五つ。約50キロの南湖一周から、約150キロの北湖、約200キロのフルビワイチまで幅広く設定した。料金にはeバイク、ガイド、サポートカー、旅行保険が含まれ、宿泊と食事は希望に応じて手配する。完走者には名前入りの「ビワイチ完走証」が贈られる。
“自転車×ウェルネス”需要を開拓
ビワイチは国土交通省が選定するナショナルサイクルルートで、国内外から愛好者が訪れる一方、本格的なスポーツバイクや道中の手配など初心者には高いハードルがあった。2021年創業の輪な道は「ハードルを下げ、誰もがびわ湖のスケール感と達成感を味わえる仕組みを作りたい」としており、今後はセルフガイド型ツアーの展開も検討する。
高まるeバイク観光
世界的に電動アシスト自転車を活用したサイクルツーリズムが伸長する中、関西屈指の湖畔ロングルートも電動化で裾野を広げる。地元には長寿県としての実績もあり、「旅先で心と体を整えるウェルネスツーリズムとの親和性が高い」(県内観光関係者)との声も上がる。
問い合わせは同社(TEL 077-532-7863)または公式サイト(https://biwako-tourismbase.com/)へ。ツアーは随時催行し、最小催行人数や料金はプランにより異なる。
BIWAKO TOURISM BASE(ビワコツーリズムベース)