デイリーアーカイブ Sep 18, 2025

FANTIC プレミアム・シティバイク「ISSIMO」、5年目を迎え大幅値下げ――税込33万円でさらなる市場開拓へ

モータリスト合同会社(東京都大田区)は1日、同社が日本総代理店を務めるイタリア・FANTIC Motor(ファンティック・モーター)社のプレミアムeBike「ISSIMO(イッシモ)」について、希望小売価格を従来より大幅に引き下げ、10%消費税込みで330,000円とする価格改定を発表した。デビューから5年を経過し、欧州市場での堅調な販売実績を受け、日本市場においてもより手頃な価格帯での展開を図り、新たな顧客層の獲得を目指す。 ISSIMOは、欧州で2019年に登場以来、モペッドを彷彿とさせる流麗なフォルムと、トルクセンシング付き高出力モーター、内装式トランスミッション、10色のカスタマイズ可能なサイドカバーなど、他社製品にはない独自のライフスタイル性を打ち出してきた。Eurobike Award(ユーロバイク・アワード)の受賞歴を誇るそのスタイリングは、街中でもひと目を引く存在感を放つ。 また、同モデルのフレームを基にヤマハ発動機と共同開発された姉妹車両「Yamaha Boost Easy」も、ほぼ同価格帯で欧州市場に投入されており、欧州のプレミアムeBikeカテゴリにおけるFANTICブランドのプレゼンス確立に大きく寄与している。 欧州でのISSIMOの定価は€2,900~。現在の為替レート換算で約49万円相当と、従来はスポーツバイククラスの価格帯に肉薄する設定だった。しかし、この5年間で得られた販売データとユーザーの声を基に、FANTIC本社は思い切った値下げを決断。日本市場においても、欧州改定後の価格水準に追随し、従来より約16万円のダウンとなる330,000円(税込)という攻めのプライスを提示した。 モータリスト合同会社の担当者は「円安傾向が続く中、これほどの値下げは非常に大胆な提案だが、FANTIC本社の強力なバックアップがあって実現できた」とのこと。  FANTIC E-BIKE

トヨタ シエンタを一時改良 安全運転支援システムなどの装備を充実

トヨタ自動車は2025年8月5日、小型ミニバン「シエンタ」の一部改良モデルを発売した。今回の改良では、安全性と利便性をさらに高める新装備を全グレードに標準設定するとともに、これまでメーカーオプション扱いだった人気装備の標準化を図り、ユーザーの日常利用シーンにおける快適性を向上させている 。 新装備の全車標準化で利便性向上 今回の改良で最も注目されるのが、「電動パーキングブレーキ+ブレーキホールド機能」の全車標準化だ。ブレーキホールド機能を一度オンに設定すると、次回エンジンスイッチ投入時にもホールド状態を維持する仕様とし、都度の再設定を不要とした 。また、全グレードにオートエアコンを標準装備することで、ドライバーおよび同乗者の快適性も大幅に向上している。 高度運転支援機能の充実 安全装備面では、すべてのグレードに「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」を標準搭載。渋滞時から高速道路走行までシームレスに車間維持を支援する。さらに、ドライバーの運転継続が困難と判断された際に警告・制御を行う「ドライバー異常時対応システム」と、既存のプロアクティブドライビングアシスト(PDA)に車線内常時操舵支援機能を追加し、さらなる安心感を提供する。 人気オプションの標準化でコストパフォーマンス向上 これまでメーカーオプション扱いだった「ETC2.0+前後ドライブレコーダー」も、Xグレードを除く全車に標準装備とした 。日常の利便性向上機能をはじめ、装備充実による付加価値を大幅に高めつつ、オプション費用を削減し、ユーザーの初期購入負担を抑える工夫がなされている。 インテリアの細部改良 シートやトリムといった基本設計を踏襲しつつ、使い勝手を高める細部改良も実施。シフトサイドポケットには500mlペットボトルが収まるカップホルダーを新設し、運転席・助手席周りの小物収納ポケットも見直したことで、ドライバー操作を妨げずに収納性を強化している。 幅広い価格帯で多彩なニーズに対応 改良モデルの価格帯は、FF仕様・5人乗り「X」グレードが2,077,900円(税込)から、4WD・7人乗り「ハイブリッドZ E-Four」が3,322,000円(税込)までを設定。従来から高評価のハイブリッドモデルやガソリンモデルを含む豊富なラインアップにより、ファミリーユースからアクティブユースまでユーザーの多様なライフスタイルに応える。 市場背景と今後の展望 昨今、家族でのレジャー利用や、仕事での移動距離増大を背景に、快適性・安全性に優れたコンパクトミニバンへの需要が根強い。そのなかで、シエンタは取り回しの良さと高い燃費性能を両立し、都市部の狭い道から高速道路まで幅広く活躍できるモデルとして支持を集めてきた。今回の一部改良により、装備面での充実度がさらに向上し、コストパフォーマンスの高さも加わったことで、競合車種との差別化を図るとともに、販売面での好調維持が期待される。 トヨタ シエンタ | トヨタ自動車WEBサイト

デイトナ、電動アシスト自転車「DE01/DE01X」に新5色を追加──定番モデルのカラーラインナップを大幅刷新

イク用品やカスタムパーツを手がける株式会社デイトナは、折りたたみ式電動アシスト自転車「DE01」および「DE01X」シリーズの新色モデルを8月より全国で順次発売する。従来の人気カラーをブラッシュアップしつつ、新たなカラーバリエーションを加えることで、より多くのユーザーに愛される商品展開を目指す。 デイトナは「バイク文化を創造する」を企業理念に掲げ、オートバイのアフターパーツや用品を中心に事業を展開してきたが、近年では電動アシスト自転車や電動モビリティ分野にも注力。中でも、スタイリッシュなデザインと高い走行性能で人気を集めているのが「DE01」「DE01X」シリーズだ。 今回発表された新色は、DE01が3色、DE01Xが2色の計5色。いずれも過去の限定色や販売終了モデルの中でもとくに人気の高かったカラーを見直し、定番化することで再登場するものだ。 DE01には、かつて販売終了となった「DE01S」の人気色「ブルーブラックメタリック」が、シルバーパーツ仕様として復活する。黒系の落ち着いた印象を持ちながら、光の角度によって藍色が美しく映える上品なカラーリングだ。 また、完全新色となる「パステルターコイズ」もラインナップ。これまで一部販路限定色として採用されていたパステル系カラーを、満を持して通常ラインナップに追加。クラシカルでポップな印象が、街乗りからアウトドアまで幅広いシーンで映える。 さらに、マット仕上げの「マットフォレスト」も登場。アウトドア志向のユーザーに好評だったフォレスト系カラーに、限定色よりも明るめのトーンを加え、キャンプや4WDライフスタイルとの親和性も高めた。 上位モデルのDE01Xには、シリーズ初となるフレームとフォークのツートーン仕様「ルミナスブロンズ」が加わる。これまでのシンプルな単色構成から一転、先進的かつシックな印象を演出するデザインが特徴だ。 また、電動キックボード「DK01」で好評を博した「アイボリー」カラーを流用し、DE01Xにも投入。シンプルでどんな服装にもマッチするアイボリーのフレームに、ビビッドなピンクのステッカーがアクセントを添え、通勤からレジャーまで幅広いシーンで活躍する。 なお、今回の新色投入にあわせて、DE01Xモデルではブレーキレバーやリム、ブレーキディスクが同等品へと変更される。ただし、性能や仕様面での大きな変更はなく、従来通りの約70kmの航続距離や24km/hの補助最高速など、実用性と快適性は維持されている。 DE01、DE01Xともに適応身長は145〜185cm、最大許容重量は100kgと、幅広いユーザーに対応。折りたたみ機構を備え、通勤や街乗りはもちろん、車載してアウトドアや旅行にも最適な仕様だ。 新色モデルは8月頃の発売が予定されているが、デイトナモビリティの取扱店舗では店頭での先行受注が可能。公式サイトにて全国の取扱店舗を確認できる。 また、現在販売中のDE01「イエロー」「ネイビーブルー」「レッド」「ダークグリーンメタリック」や、DE01X「マットブラック」は、在庫がなくなり次第販売終了となる。既存カラーを検討しているユーザーは、早めの購入が推奨される。 Daytona Mobility