デイリーアーカイブ Aug 1, 2025
】スペシャライズドが「Turbo Levo SL Comp Alloy」アルミモデルをアウトレット価格で提供、全国8か所で試乗会ツアー「Trail Days」を開催へ
スペシャライズド・ジャパンは2025年6月16日、同社のE-マウンテンバイク「Levo SL」シリーズのアルミフレームモデル「Turbo Levo SL Comp Alloy」を、通常価格の25%オフとなる税込594,000円(税込)でアウトレット販売すると発表した。同時に、同シリーズの魅力を存分に体感できる全国試乗会ツアー「Trail Days」を6月から12月にかけて開催し、各地のライダーに向けて「究極のトレイルバイク」の性能をアピールする。
Turbo Levo SLは、軽量化と自然なアシスト感を両立した「Levo SL」シリーズの上位モデルとして、シングルトラックやジャンプなど本格的なトレイルライドにも耐える走破性が特長だ。今回アウトレット対象となる「Comp Alloy」モデルは、最新のジオメトリー設計とスペシャライズド独自のGENIEショックを装備し、トルク43%、パワー33%アップの第2世代モーターを搭載。アシストを入れると、超人のような力強い走りが手に入るという。
また、すでに20%オフとなっている24インチ仕様の「Turbo Levo SL Kids」(税込396,000円)と組み合わせれば、親子でのトレイルライドがより身近に。スペシャライズドは「E-バイクテクノロジーの魅力は、年齢や体力差を超えて、家族や仲間と一緒に自然の中を一日中走り回る楽しさを共有できること」(同社広報)と語り、アウトレット販売をきっかけとした新規ユーザー拡大に期待を寄せる。
「Comp Alloy」モデルのリアサスペンションには、スペシャライズドが特許を所有するGENIEショックを搭載。デュアルステージのエアスプリングテクノロジーにより、トラベル中盤と終盤のサポート性を独立調整でき、路面追従性とボトムアウト耐性を高次元で両立する。ホイールは、トレイルでの取り回しと安定性を追求した前後異径のマレット仕様を採用。どんな路面でも“魔法の絨毯”のように滑らかに走るという。
さらに、フレームとバッテリー、モーターをシームレスに統合した自社開発のTurboオペレーティングシステムは、トルク、航続距離、ライドクオリティ、信頼性のバランスに優れ、異次元のライド体験を提供する。アウトレットながらも“本気で遊ぶライダー”が満足できる装備を保持しているのが、今回のアウトレットモデルの大きな魅力だ。
「Trail Days」全国試乗会ツアー 6月〜12月に開催
https://youtu.be/hz4BtBfTLuo
スペシャライズドは同日、Levo SLの真価を多彩なスタイルで体感できる試乗会ツアー「Trail Days」を発表。カジュアルな市街地試乗会から、専門フィールドでの本格ライド体験、さらにはガイド付きのアテンドライドまで、全国各地で順次実施する。
日程
種別
名称
会場/集合場所
6月21日(土)・22日(日)
アテンド
Trail Days in 仙台
宮城県仙台市/スペシャライズド仙台南
7月19日(土)
試乗会
Trail Days in 宇都宮
栃木県宇都宮市/ろまんちっく村もくもくの森MTBコース
7月20日(日)
アテンド
Trail Days in 尾瀬
群馬県片品村/尾瀬高原ホテル
7月26日(土)・27日(日)
アテンド
Trail Days in 静岡
静岡県静岡市/スペシャライズド静岡
8月2日(土)・3日(日)
試乗会
Trail Days in 富士見パノラマ
長野県富士見町/富士見パノラマリゾート
8月9日(土)
試乗会
Trail Days in 三重
三重県桑名市/GONZO PARK
8月23日(土)・24日(日)
試乗会
Trail Days in 野沢温泉
長野県野沢温泉村/野沢温泉スキー場
9月6日(土)・7日(日)
アテンド
Trail Days in 水上
群馬県みなかみ町/MTB JAPAN
11月2日・3日
試乗会
Trail Days in 栗東
滋賀県栗東市/トレイルアドベンチャー・栗東
11月15日(土)・16日(日)
試乗会
Trail Days in...
トレイル整備でアウトドア文化に新たな地平 株式会社エイアンドエフ、新事業で地方創生にも貢献へ
アウトドア用品の輸入販売を手がける老舗企業、株式会社エイアンドエフが、新たにトレイル整備事業に乗り出した。同社は全国の自治体やキャンプ場、公園、森林、スキー場などを対象に、マウンテンバイクコースやバイクパーク、パンプトラック、登山道の整備を手がけ、アウトドアおよびアーバンスポーツ文化の基盤構築を図る。自然との共生を理念とする企業が描く次なる地図に、全国の自治体やレジャー業界が熱視線を送っている。
今回の事業では、国内外で豊富なトレイルビルディング実績を持つ浦島悠太氏(旧・TRAIL LAB代表)を事業長に迎え、その専門性を中核に据える。浦島氏は、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドにおいて国立公園や世界的自転車イベントのコース整備に携わってきた実力者であり、日本では富士見パノラマや伊豆市サイクルスポーツセンターなど、国内屈指のマウンテンバイク施設の造成にも携わっている。
エイアンドエフは本事業において、3つの主要領域を掲げている。
まず1つ目は「マウンテンバイクコース・バイクパークの設計・施工・運営管理」。地域資源の再活用、森林空間の観光産業化、スキー場のオフシーズン対策など、自治体や民間の多様な課題に応じたフィールド造成を提供するという。
2つ目は「アスファルトパンプトラックの設計・施工・監修」。この分野では、世界最大手であるスイス・Velosolutions社と日本国内におけるエージェント契約を締結。マウンテンバイクやBMX、スケートボード、キックボードなど多様なスポーツに対応する安全性の高い施設を、河川敷や高架下などの遊休地に整備し、都市型スポーツ文化の発展と地域活性化に貢献していく構えだ。
3つ目は「登山道やハイキングトレイルの整備」。環境への影響を抑えつつ、安全で持続可能な登山道ネットワークを構築すべく、設計から施工、修繕まで一貫した体制を築いていくとしている。
1977年に創業し、「衣・食・住を背負い、自然の中で生き方を学ぶ」バックパッキングの思想を企業理念に掲げてきたエイアンドエフは、これまでも米国を中心に高品質なアウトドアギアを輸入し、直営店「A&Fカントリー」を全国に展開してきた。今回の新規事業は、そうした長年のフィールド経験と自然志向の哲学を実装するかたちで、アウトドアの「場」を自ら創造するステージへと踏み出した格好だ。
日本国内では、人口減少や地方過疎の進行に伴い、自然資源を活かした観光・体験型産業の重要性が増している。とりわけ、コロナ禍を契機にアウトドア志向が高まり、マウンテンバイクやトレイルランニング、ハイキングなどが注目を集める中、フィールドそのものの整備は喫緊の課題となっていた。
エイアンドエフが掲げる「フィールドを創る」ビジョンは、単なる施設開発にとどまらず、人と自然、人と地域、人とレクリエーションをつなぐ社会的インフラの創出ともいえる。交流人口の拡大、遊休地の再活用、都市部と山間部の新たな循環を生む構想は、今後の地方創生政策にも呼応する動きとなるだろう。
株式会社エイアンドエフ | 世界のアウトドア用品を45年輸入販売
GIANT/Livの人気Eクロスバイク「Escape R E+」シリーズが新色追加と価格改定
ジャイアント(GIANT)は6月13日、同社を代表するEクロスバイク「Escape R E+」と、女性専用設計モデル「Liv ESCAPE R W E+」の新カラーバリエーションを発表した。あわせて、価格改定により標準価格が税込29万7000円と、より一層手が届きやすくなった。
「Escape R E+」は、従来から“スポーツバイク入門者にも扱いやすい”をコンセプトに掲げてきた。その象徴となるのが、軽量かつ剛性の高い「ALUXX SL-Grade Aluminum」フレームと、取り回しに優れる車体設計だ。クロスバイクの美点である軽快さと扱いやすさをEバイクに落とし込んだ設計は、多くのサイクリストから支持されている。
最大の特徴は、静粛性とナチュラルなアシスト感を両立した「YAMAHAと共同開発の専用モーター」を搭載している点。ライダーのペダリングに瞬時に反応し、急加速や発進時にも滑らかなパワーを提供。モーターの存在を感じさせない自然な乗り心地は、Eバイク初心者にも安心感をもたらしている。
また、ダウンチューブ一体型バッテリーは簡単に取り外しでき、盗難防止や充電のしやすさに配慮。直感的な操作が可能な小型ディスプレイは、ハンドルまわりの“クリーンな見た目”と操作性を両立しており、都市生活に溶け込む機能美を実現している。
今回の発表で、Escape R E+には「クラシックグリーン」と「シースパークル」という2つの新色が加わった。いずれも“アースカラー”をテーマとした落ち着きと深みのあるカラーリングで、既存の「レッド」「パールホワイト」「メタリックブラック」とあわせて全5色展開となる。スポーティかつ洗練された印象を与えるカラーバリエーションは、単なる移動手段にとどまらず、ライフスタイルに彩りを添える“パートナー”としての存在感を際立たせている。
女性専用設計の「Liv ESCAPE R W E+」も、今回「マットダークシルバー」を新たに追加。既存の「ジェイドグリーン」「ユニコーンホワイト」と合わせて全3色となった。フレームサイズはXXS(身長145cm〜)からXSまで展開され、小柄な女性にもジャストフィット。重量も19.6kgと軽量で、扱いやすさを追求している。
ジャイアントは女性サイクリストの声を反映し続けており、「Liv」ブランドは世界中で高い評価を受けている。今回のカラー追加は、通勤・通学はもちろん、サイクリングやフィットネス目的の女性にとっても魅力的な選択肢となりそうだ。
「Escape R E+」および「Liv ESCAPE R W E+」の両モデルは、今回の価格改定でいずれも**標準価格29万7000円(税込)**となった。昨今のEバイクは高価格帯のモデルが主流だが、実用性と信頼性に優れたジャイアントの製品が30万円を切る価格で入手できるのは、ユーザーにとって大きな魅力だ。
Giant Bicycles | The world’s leading brand of bicycles and cycling gear