デイリーアーカイブ Oct 30, 2025

1充電1000km走行、パンクしない電動自転車「rafoot」に新色ブラック登場

武田産業株式会社(本社:大阪府堺市)は2025年10月27日、1回の充電で最大1,000kmのアシスト走行を実現し、パンクしないエアレスタイヤを搭載した電動アシスト自転車「rafoot 26(ラフート26)」に、新色「ブラック」を追加し、11月1日より全国のビックカメラ、コジマ×ビックカメラの自転車取り扱い各店にて先行発売すると発表した。 「rafoot」は、今年5月の発表時に「1充電1,000km走行」と「絶対にパンクしない」という革新的な機能で大きな話題を呼んだモデル。今回追加される新色「ブラック」は、現行の「Yellow」「Blue Gray」のラインナップに加わり、クールで落ち着きのあるシンプルなデザインが特徴だ。 本製品の最大の特長である長距離走行は、太陽誘電株式会社の回生電動アシストシステム「FEREMO™」の搭載により実現。ブレーキ時や惰性走行中にモーターが発電してバッテリーに充電する仕組みで、エネルギー消費とCO2排出を大幅に低減する。 このシステムにより、エコモード使用時には1回の充電で最大1,000kmという驚異的なアシスト走行が可能となった(ハイモード時は75km)。充電の手間を大幅に削減するだけでなく、下り坂でのオーバースピードを抑制する機能も備え、安全な走行をサポートする。 また、足回りにはCHACLE(チャクル)ブランドが展開する次世代エアレスタイヤを搭載。空気の代わりに樹脂素材を使用しており、パンクの心配が一切なく、定期的な空気入れの手間からも解放される。 新色「ブラック」の車両スペック、機能、価格は従来モデルと同一。樹脂製バスケット、リアキャリア、駐輪時などに便利な取手つきサドルなどを標準装備している。 製品の詳細は以下の通り。 ブランド: CHACLE(チャクル) 製品名: rafoot 26(ラフート26) 価格: 198,000円(税別) / 217,800円(税込) 先行発売日: 2025年11月1日(土) 取扱店舗: 全国の「ビックカメラ」および「コジマ×ビックカメラ」自転車取り扱い各店 ※取り扱い状況は各店舗まで要問い合わせ。 主な特長: 太陽誘電「FEREMO™」回生システム搭載 1充電最大1,000km走行(エコモード時 ※ハイモード時75km) CHACLEエアレスタイヤ搭載(26×2.0ワイドタイヤ) 下り坂でのオーバースピード抑制機能 ※最大走行距離はエコモード時。走行距離は使用環境や条件により異なります。 ※「FEREMO」は日本およびその他の国における太陽誘電株式会社の登録商標または商標です。 チューブがないからパンクもしない!エアレスタイヤ自転車 CHACLE

水素社会へ第一歩 日常の足に「水素アシスト自転車」 国内初の型式認定取得

次世代エネルギーとして注目される水素を活用した「水素アシスト自転車」が、国内で初めて型式認定を取得した。水素エネルギー関連のソリューション開発を手がけるYOUON JAPAN(ユーオンジャパン、本社・東京都新宿区)が20日、発表した。 国家公安委員会による性能審査に合格したことで、公道での本格的な利用が可能となる。二酸化炭素を排出しないクリーンな移動手段として、水素社会の実現に向けた重要な一歩となりそうだ。 型式認定を取得したのは、同社の「24型 水素燃料後輪駆動電動アシスト自転車 U200」(認定日:10月3日)。同製品は、小型の水素カートリッジを燃料とし、空気中の酸素と化学反応させて発電、モーターを駆動させる。走行中は二酸化炭素(CO₂)を一切排出せず、排出物は水のみというクリーンさが最大の特徴だ。燃料の水素カートリッジは安全かつ簡単に交換可能としている。 水素エネルギーは従来、産業・研究用途が中心だったが、今回の認定は、通勤や通学、買い物など日常生活の「足」へと活用が広がる大きな転機となる。同社は「身近なモビリティを通じて水素社会を“生活の中”に浸透させ、低炭素社会の実現に貢献したい」としている。 同自転車は、すでに2025年大阪・関西万博で会場スタッフの移動用モビリティとして採用されており、環境配慮型交通の象徴として注目を集めていた。 同社の吉永尚平代表取締役社長は、今回の認定を「水素モビリティ製品の歴史的な第一歩であり、次世代エネルギーの社会実装に向けた重要な節目」と位置づけている。 同社は「太陽光と水があれば水素が生まれる」をテーマに、水素の生成から貯蔵、活用までを一貫して行うソリューションも開発中だ。今後は、水素スクーターや家庭用発電機、ガスコンロなど、水素を応用した多様な製品の市場導入を進め、次世代エネルギー社会の基盤構築に貢献していく方針だ。 YOUON JAPAN株式会社 | ユーオンジャパン

愛用の自転車が電動アシスト・コネクテッド化 ホンダ、「SmaChari Kit」ライセンス事業を開始

本田技研工業(Honda)は、手持ちの自転車を含む様々な自転車を電動アシスト化し、スマートフォンと連携させるサービス「SmaChari(スマチャリ)」の新たな展開として、後付け可能な「SmaChari Kit」のライセンス事業を開始したと発表した。総合自転車メーカーのホダカ(埼玉県越谷市)が自転車メーカーや販売店向けに同キットの販売を始め、搭載された完成車は2026年1月以降、順次市場に登場する予定だ。 同キットは、電動アシストユニットとソフトウェアをパッケージ化したもの。従来はホンダとライセンス契約を結んだ特定の自転車メーカーが共同開発した完成車のみで利用可能だったが、今後はより多くの自転車メーカーや販売店がSmaChari搭載モデルを開発・販売できるようになる。これにより、スポーツバイクやシティサイクル、小径車(ミニベロ)など、幅広い車種への搭載が進み、消費者の選択肢が大きく広がることが期待される。 「SmaChari」の最大の特徴は、日本で初めて(2025年10月、ホンダ調べ)、取り付けた自転車の種類に合わせてアシスト出力を国の法規に準拠するよう自動で最適化する出力制御技術だ。利用者は専用のスマートフォンアプリを通じて、電動アシストの起動や個人の好みに合わせた出力調整、速度やバッテリー残量の確認などができる。 さらに、スマートフォンと連携する「コネクテッド機能」も充実しており、走行データの管理や駐輪場所の共有、急発進の抑制、急ブレーキ多発地点での注意喚起といった安全運転支援機能も利用可能だ。 このサービスは、ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」から生まれた。開発のきっかけは、自転車で通学する高校生の坂道での負担や交通事故への不安といった課題を解決し、より快適で楽しい移動を提供したいという想いからだった。 ホンダは今後も搭載車種の多様化やアプリの機能拡張を進めるとしており、身近な移動手段である自転車に「電動化」と「コネクテッド化」という新たな価値を提供することで、次世代の移動の喜びを創造していく構えだ。 SmaChari : スマチャリ | Honda公式サイト