デイリーアーカイブ Aug 1, 2025
電動アシストで“楽ラク”びわ湖一周 ― 滋賀・輪な道が初心者向け「ビワイチ」プライベートツアーを発売
日本最大の湖を自転車で一周する通称「ビワイチ」に、電動アシスト自転車と地元ガイドによる“フルサポート”付きツアーが登場した。滋賀県の旅行会社ビワコツーリズムベース(運営・合同会社輪な道、一丸剛代表)は12日、新商品「E-OMI CYCLING おすすめビワイチプランシリーズ」の販売を開始。体力に自信のない初心者や女性でも安心して挑戦できるプライベートプランを提案する。
小径20インチのeバイクを採用
ツアー車両には、オランダ発のブランド「VOTANI」製20インチ電動アシスト車(Q3/H3)を導入。一充電あたり最長約72キロを走破でき、サドルやグリップ、前サスなどを強化し乗り心地を高めた。適応身長は144センチからで、停車時に足が付きやすい低重心設計が特徴だ。
サポートカーが帯同し荷物とバッテリーを運搬
数日にわたる行程でも走行中は手ぶらでOK。荷物を積んだ軽バンタイプのサポートカーが随行し、補給食や飲料、スペアバッテリーを常備する。途中で購入した土産も預けられるため、観光とサイクリングを両立できる。
地元ガイドが安全管理と“寄り道”演出
同行するローカルガイドは交通事情に精通し、参加者の体力に合わせてペースを調整。旧賤ケ岳隧道からのパノラマや湖岸湿地を彩る希少植物ノウルシなど、一般の旅行者が見落としがちな景観や文化も紹介する。「ただ走るだけではもったいない」と同社は語り、地域の魅力を物語とともに届ける。
5通りの行程を用意
プランは距離と日程で五つ。約50キロの南湖一周から、約150キロの北湖、約200キロのフルビワイチまで幅広く設定した。料金にはeバイク、ガイド、サポートカー、旅行保険が含まれ、宿泊と食事は希望に応じて手配する。完走者には名前入りの「ビワイチ完走証」が贈られる。
“自転車×ウェルネス”需要を開拓
ビワイチは国土交通省が選定するナショナルサイクルルートで、国内外から愛好者が訪れる一方、本格的なスポーツバイクや道中の手配など初心者には高いハードルがあった。2021年創業の輪な道は「ハードルを下げ、誰もがびわ湖のスケール感と達成感を味わえる仕組みを作りたい」としており、今後はセルフガイド型ツアーの展開も検討する。
高まるeバイク観光
世界的に電動アシスト自転車を活用したサイクルツーリズムが伸長する中、関西屈指の湖畔ロングルートも電動化で裾野を広げる。地元には長寿県としての実績もあり、「旅先で心と体を整えるウェルネスツーリズムとの親和性が高い」(県内観光関係者)との声も上がる。
問い合わせは同社(TEL 077-532-7863)または公式サイト(https://biwako-tourismbase.com/)へ。ツアーは随時催行し、最小催行人数や料金はプランにより異なる。
BIWAKO TOURISM BASE(ビワコツーリズムベース)
KNOG 新型ベル「Oi Prima」が登場
自転車アクセサリーブランドの先駆者、オーストラリア・メルボルン発のKNOG(ノグ)が、サイクルベルの概念を根底から覆した「Oi」シリーズの最新モデル**「Oi Prima(オイ プリマ)」**を発表した。これまでに全世界で400万個以上を売り上げてきたベストセラー「Oi Classic」や「Oi Luxe」に続く、ブランドを象徴する第三の新星が、ついに日本市場でも発売開始となった。
140年もの間、大きく姿を変えることのなかったサイクルベル。その伝統的な姿に“音と造形の美しさ”という挑戦をぶつけたのが、KNOGのOiシリーズだ。2016年に登場した初代Oiは、そのミニマルで洗練されたリング型デザインで世界中のサイクリストを魅了した。
その進化形となるOi Primaでは、新たに設計されたハンマー機構「WAVETEK(ウェーブテック)」を搭載。ナイロン製の波形ハンマーが生む澄み渡るチャイム音は、これまでにない「遠くまで響き、耳に優しい音」を実現している。
Oi Primaの最大の革新はその音色と音量にある。波を描くようなハンマーの動きが、ピーク85dB超の安定した音を生み出し、前方および斜め上へと自然に広がっていく。鳴らす側の意思を正しく届けつつ、聞く側にも不快感を与えない、都市生活とサイクリングの共存を追求した音作りが貫かれている。
デザイン面でもPrimaは妥協がない。ジェットエンジンの吸気口から着想を得たテーパードエッジ、スリムなシルエット、そして精密なレーザーエッチングにより、ハンドル周りに溶け込むような“静かな存在感”を放っている。
取り付けも実にスマートだ。ヒンジ付きのクランプシステムにより、工具不要で簡単に装着でき、ベルのスプリングは外から見えない構造でデザインを乱さない。まさに**「機能性と美の両立」**が徹底されている。
Oi Primaは2サイズ・2カラー展開で、愛車のハンドル径やスタイルに合わせて選択可能だ。
SMALL:ハンドル径 22.2mm 対応
LARGE:25.4mm / 26mm / 31.8mm 対応
カラー:PRIMER GREY(プライマーグレー)/ANTHRACITE(アンスラサイト)
価格:税込4,290円
KNOG 日本公式サイト - ダイアテックジャーナル
DAHON、新時代の16インチ折り畳みモデル2種を同時リリース──「Boardwalk 16」と「tbm rugged 16」
折り畳み自転車のグローバルブランド・DAHON INTERNATIONALが、7月に2つの個性派ニューモデルを発表した。その名も「Boardwalk 16(ボードウォーク16)」と「tbm rugged 16(ティービーエム・ラギッド16)」。いずれも16インチホイールを採用し、スタンダードな横折れ式フレームを採用した折りたたみ自転車となっている。
■ Boardwalk 16──クラシカルと実用性を両立した美学
人気モデル「Boardwalk」の魅力をそのままに、16インチにリサイズされたBoardwalk 16は、コンパクトさとスタイルの融合が魅力の一台。最大の特徴はクロモリ製フレーム。素材特有の“しなやかでやさしい乗り味”が、長距離の街乗りでも体への負担を軽減する。
さらに、外装7段変速の採用により、平坦な街道はもちろん、ちょっとした坂道や風の強い日でも力強くサポート。ママチャリの延長ではない、本格的なサイクリング志向にも応える設計だ。
洗練されたマット塗装のボディは、グレイッシュグリーン、テラコッタ、ピンクパフの3色展開。いずれも都会的で落ち着いた印象を与え、性別や年代を問わず幅広いユーザーにフィットする。
価格:67,000円(税込:73,700円)
フレーム素材:クロモリ
変速段数:外装7段
タイヤサイズ:16×1.5
重量:11.8kg(ペダル・スタンド込み)、11.2kg(ペダル・スタンドなし)
折りたたみサイズ:H60×W73×D35cm
■ tbm rugged 16──アウトドア対応の進化系コンパクト
DAHONの「tbm」シリーズに新たな風を吹き込むモデルがこのtbm rugged 16だ。“ラギッド”の名が示すとおり、アウトドア・日常使い両面でのタフさと安定感を追求している。
ベースとなるフレームは軽量なアルミニウム製。走行性と携帯性を高い次元で両立しながら、外装3段変速とVブレーキを標準装備。滑らかな加速と確かな制動力で、都市の雑踏もキャンプ地の起伏も軽快に駆け抜ける。
カラーバリエーションはインペリアルパープル、スカイ、ブラックの3色。メタリックとマットの絶妙なバランスが視線を惹きつける。
価格:99,000円(税込:108,900円)
フレーム素材:アルミニウム
変速段数:外装3段
タイヤサイズ:16×1.5
重量:9.3kg(ペダル込み)、8.8kg(ペダルなし)
折りたたみサイズ:H62×W76×D33cm
DAHON International - ダホンインターナショナル公式サイト