デイリーアーカイブ May 17, 2025
鎌倉市、江ノ島電鉄、OpenStreetがシェアサイクルを活用したスマートシティモデル事業の実証を開始
シェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」を運営する江ノ島電鉄株式会社と鎌倉市、OpenStreet株式会社は4月19日、大船駅と湘南深沢駅から一定の距離がある住宅地における外出促進に向けて「シェアサイクルサービス」による移動手段を提供し、その有効性を検証するため、2024年4月から大船地域および深沢地域において「鎌倉市スマートシティモデル事業『シェアサイクル』実証実験」を開始した。
この実証事業は、江ノ島電鉄とOpenStreetから、市民の外出促進に向けたシェアサイクルサービスの実証事業について共同提案を受け、鎌倉市がIoTを活用したサービスの提供やデータの収集・利活用による新たな移動手段の提供と有効性の検証を目的としたスマートシティモデル事業の協定を締結したもの。
実証事業では、市内の公有地9カ所に新たにシェアサイクルステーションを設置。利用状況などの情報を基に、移動手段としてのシェアサイクルの有効性を評価する。
シェアサイクルの利用には、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要。無料会員登録後、ステーションの検索や自転車の予約から決済までを簡単に行える。また、アプリの地図上に表示されているステーション(全国約8,000カ所、2024年4月時点)であれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能だ。
料金は利用開始30分130円、延長100円/15分、1,800円/12時間。ただし、利用車体やエリアによって料金が変更となる可能性がある。
実施期間は2024年4月19日~2025年3月末日。ステーションは、岡本ゆずりは公園、岡本外耕地公園、岡本耕地西公園、大船行政センター、常盤うなぎ公園、深沢行政センター、笛田こどもの広場、教養センター、びわだ北公園の9カ所に設置される。
江ノ島電鉄が展開するシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」は、地域にお住いのお客様、街にお越しになるお客様への二次交通の充実化、ラストワンマイルの補完など、地域の社会課題解決を図るとともに、街なかの気軽な移動を促すことで、移動を通じた地域の活性化を目指している。
HELLO CYCLING - 好きな場所で返せるシェアサイクル
ドコモ・バイクシェア、ChargeSPOTとの連携でバイクシェアサービスを拡大
株式会社ドコモ・バイクシェアは4月19日、同社が提供するバイクシェアサービスを、モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」を運営する株式会社INFORICH(本社:東京都渋谷区神宮前)が提供するシェアリングプラットフォームアプリ「ShareSPOT」とのMaaS連携を拡大すると発表した。
これまでドコモ・バイクシェアは、自社アプリだけでなく「ShareSPOT」アプリ会員によるバイクシェアサービスの利用を推進してきた。今回「ShareSPOT」の機能が「ChargeSPOT」に搭載されたことで、バイクシェアサービスの提供が累計DL数788万の「ChargeSPOT」ユーザーに拡大。バイクシェアサービスをシームレスに利用できるようになる。
4月18日、ドコモ・バイクシェアの代表取締役社長 武岡雅則氏は、コモレ四谷タワーカンファレンスで開催された「ChargeSPOT UI刷新発表会」にパートナー企業として参加し、登壇。武岡氏は本連携について、「日本で圧倒的なシェアを誇るChargeSPOTと日本で最も利用されているドコモ・バイクシェアが連携することで利用者にとって便利なサービスになる。また今回の参画によりバイクシェアのサービスを知らないユーザーとの接点につながり、相乗効果が期待できる」と期待を述べた。
UI刷新により、これまでのChargeSPOTアプリとほぼ同様の操作でShareSPOTの機能が利用可能となり、バイクシェアサービスもMAP画面から簡単に利用できるようになった。
ドコモ・バイクシェアのバイクシェアサービスは、2023年度に全国で2,200万回を超える利用があった。同社は、AIを活用した自転車の再配置ニーズの把握や、最適な修理基準と作業リソース管理に基づいたメンテナンスを強みとしてサービスを運営。電動3輪バイク、電動カートなどの新しいモビリティの導入も行い、モビリティシェアの新たな利用シーンを創出している。
交通や決済を手掛ける企業のアプリからバイクシェアサービスを利用できるMaaS連携も拡大中だ。同社は今後も、シームレスに移動できる環境整備に取り組み、自社のアプリ会員だけでなく、他企業・アプリが保有するユーザーも気軽にバイクシェアサービスを利用できるサービスに拡充していくとしている。
バイクシェアサービス|自転車シェアリング (docomo-cycle.jp)
INFORICH
航続距離1000kmのアシスト自転車をシェアサイクルに「神戸EVバイクシェアGOGO」を開始
モビリティプラットフォームを提供するFuture株式会社と、総合アミューズメントカンパニー株式会社タツミコーポレーションは、航続距離1000kmの電動アシスト自転車「FUTURE 1000」による自転車シェアリング「神戸EVバイクシェアGOGO」を2024年4月26日より開始すると発表した。
「FUTURE 1000」は、超軽量なボディと、運動エネルギーを電池に戻して再利用する回生システムにより、従来の電動アシスト自転車とは一線を画す"航続距離1000km"を実現した新時代のモデル。日常利用では数ヶ月に渡って充電不要の脱炭素モビリティだ。
脱炭素や高齢化、人手不足など社会課題解決のためにモビリティシェアの導入が進む中、航続距離の長距離化がバッテリー交換頻度を少なくし、バッテリー残量を管理できる「GOGO!シェア」システムと連動したコネクティドアシストサイクルにより車両管理の人的工数を削減。これにより地域交通の収益性アップに貢献するという。
またレース技術を応用したアルミのしなやかな曲げ技術により、女性やシニアでも乗り降りしやすい車体形状を採用。坂を下る際や減速時の運動エネルギー回収により下り坂走行時の加速を抑え、学生やシニアでも気軽に乗れる機能も搭載している。
「神戸EVバイクシェアGOGO」は4月26日より、神戸市内6ヶ所のポートで「FUTURE 1000」のレンタルを開始。「GOGO!シェア」アプリをダウンロードすれば、その場でレンタルが可能だ。料金は10分165円(税込)、1日プラン1980円(税込)、ナイトプラン880円(税込)。
futuremobility.fun