シクロライダー流クロスバイクの選び方 お薦めモデルも紹介

手軽な価格でスポーツサイクル生活を楽しむことができ、通勤・通学・街乗りも行うことができるスポーツサイクルといえばクロスバイクだろう。

自分が所有している自転車(GIANT Escape RX4・GIANT Escape RX3・Specialized Diverge E5・Tern Link N8・Renault Ultra Light7・ASAMA BETA)の中で、メインマシン・メインセカンドマシンは両方ともクロスバイクのEscape RXを採用している。(セカンドマシンはSpecialized Diverge E5、サードマシンはTern Link N8・Renault UlitaLight7、フォースマシンはASAMA BETA)

メインマシン/メインセカンドマシンのEscape RXの主な使い方はサイクリングだ。Escape RXで行った所は、東京都下~直江津~糸魚川・麦草峠・渋峠・奥武蔵グリーンライン・三峯神社・正丸峠・逆川林道・奥多摩周遊道路・鋸山林道・柳沢峠・琵琶湖・しまなみ海道・佐渡・能登半島・やまなみハイウェイ・桜島・佐多岬と様々な場所をサイクリングしている。様々な場所をクロスバイクで旅行した経験を踏まえて、今回はどこよりも実績的なクロスバイクの選び方を解説していきたい。

 

クロスバイクとはどういう自転車か、クロスバイクの種類を紹介

クロスバイクとは、一般的にロードバイクとマウンテンバイクを掛け合わせた自転車と言われている。舗装路を高速道路するために特化したロードバイクや、オフロードを走るために特化したマウンテンバイクに対し、クロスバイクは非競技用自転車のため明確にジャンルが決められた自転車ではない。

そのためクロスバイクと言っても、ロードバイクのように舗装路を快適に走るモデルから、サスペンションが装着されていて多少の砂利道を走行できるモデルまで様々なモデルが存在する。クロスバイクを購入する時はクロスバイクの特徴を見極めて買うのが良いだろう。

クロスバイクの選び方

クロスバイクの選び方には選び方についてあるサイトが多くあるが、ここでは実践的なクロスバイクの選び方を紹介したい。ちなみに自分がクロスバイクを選ぶ場合は、フレーム(車体設計)・タイヤ/ホイールサイズ、前ギアの段数をメインに見てクロスバイクを購入している。

フレーム(車体設計)

部品交換が容易な自転車でいちばん重要なのは、フレーム(車体設計)だと思う。細かい部品をグレードアップしても基本的な車体設計は変わらないため、自分は自転車を買うときは車体設計を見る。もっとも車体設計を見て選ぶのは非常に難しい。これからクロスバイクを選ぶような普通の人がクロスバイクを見る場合はタイヤを見たほうがいい。

自転車にかぎらず自動車やオートバイなどの乗り物に装着されているタイヤは、その乗り物の使用目的に合った物が装着されていていて、車体設計も装着されているタイヤに合った設計を採用しているためだ。

タイヤを見てクロスバイクを選ぶ

自動車やオートバイや自転車に装着されているタイヤは、基本的にはその車種に合った走行場面に適したタイヤが装備されている。28ミリ幅タイヤを標準装備しているEscape RXに32ミリ幅タイヤを装着すると、車体(フレーム)とタイヤの隙間が少なくなり、車輪を覆う泥除けの装着ができなくなる。

タイヤ幅を見る場合、スペック表でタイヤの欄を見る必要がある。タイヤ欄に700×28Cや、27.5×1.5と書いてあるが、×の左がタイヤの直径で、×の右が700✕28Cだと、700は車輪の直径、28はタイヤの幅となる。700Cや650C、650Bではミリ、26インチや29インチの場合はインチとなる。

http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-etrto.html

28C(28ミリ相当)は、ロードバイクよりは太いが一般的なクロスバイクとしては細いタイヤ幅。舗装路を速く走ることを重視しながら、段差や荒れた道を通過するのに最低限のギリギリの太さだ。

32-38ミリは、一般的なクロスバイクに採用されている太さ。一般的なシティサイクルと同じくらいのタイヤ幅で、歩道の段差や砂利道も比較的安心して走ることができる。舗装路も快適に走ることができるが、舗装路を高速で走るには向かない。

38ミリ以上のタイヤの場合、舗装路よりも砂利道や段差、乗り心地を重視した太さだ。この辺りのタイヤ幅を採用したクロスバイクは、ノブがついた砂利道走行用のタイヤを装着しているモデルもある。

因みに、26インチ、27.5インチ、29インチホイールの場合は、タイヤ幅もインチとなっている。参考として1.25インチは約31ミリ。1.75インチは約40ミリとなる。

デメリットを見て選ぶ

自転車選びなど、様々なバイヤーズ・ガイドに書いていないがデメリットを見て選ぶのは非常に重要だ。世の中の殆どの物にはデメリットが無い物は無く、同じようにメリットしかない商品も存在しない。

クルマで例えると、フェラーリみたいなスポーツカースタイルで3列シートを装備しミニバンみたいに車内が広々で車中泊ができ、舗装路ではスポーツセダン並に高速道路や峠を不安なく高速で走れ、SUVのように水たまりがあるオフロードを壊れなく走ることができ、プリウスよりも燃費が良いクルマというのは存在しない。恐らく物理的に不可能だろう。

クロスバイクのジャンル別デメリットを見る場合、自分が使用するシチュエーションを想像して、どのような場面が嫌なのか想像したほうがいいだろう。ただ、このような場面は簡単に想像できないと思うので、スポーツ自転車があるレンタサイクル・自転車ツアー で実際にクロスバイクに乗って体験したり、自転車イベントや自転車店で試乗を行うのも良いだろう。

GIANT ESCAPE RXなどのスピードクロスのデメリットは、タイヤが細いた歩道の段差には少し弱くママチャリよりも衝撃が大きい、タイヤに空気を入れる頻度は比較的多い、太いタイヤを装着するのが難しい、タイヤが細いため砂利道の通過は少し注意が必要、乗車姿勢はクロスバイクの中でも比較的前傾姿勢が強い欠点がある。

TREK FXなどのクロスバイクのデメリットは、クロスバイクの中でもスピード重視や砂利道走行に特化しているわけではないため、全て中途半端と見る場合もある。

TREK DSなどのデュアルスポーツのデメリットは、サスペンションが付いているので重い。サスペンションは稼働部品のため頻繁な点検が必要だ。また車体が重いため車体を分解して袋に入れて運ぶ「輪行」が大変で、28ミリ等の細いタイヤを装着するのは基本的に想定されていない。

トレッキングバイクのデメリットは、アップライトな乗車姿勢になるためスピードを出す設計ではない。車体が重いため輪行が不向きだ。

ファットタイヤクロスバイクのデメリットは、太いタイヤを装着できるような車輪を装着しているため、細いタイヤの装着ができない場合があったり、車輪サイズの都合上細いタイヤのラインナップが無い場合があることだ。舗装路を高速で走る場合はタイヤが重いファットタイヤは不利になる。

サスペンションの有無

ほとんどの自動車やオートバイ(CCW・HEISTのように、レトロを追求してリジッドフレームのアメリカンオートバイもあるが)に装着されているサスペンション。サスペンションが装着されているクロスバイクは、殆どは砂利道や大きな段差の衝撃をやわらげたり、荒れた道を安定して走ることを目的とした物となっているのが殆どだ。

クロスバイクのサスペンションで注意する所は自転車は出力が非常に少ない人間エンジンで走らないといけない。また輪行など持ち運びなどを行うため重量が軽いのが重要とされている。そのため、殆どのクロスバイクでサスペンションは装着されていない。また、サスペンションは細かい振動を吸収する効果はない。細かい振動を抑えるのならしなやかなタイヤに交換したり、1サイズ太いタイヤにしてタイヤの中に入っているエアボリュームを上げるのが効果的だ。

コンポーネントのグレードはあまり気にしなくていない理由

自転車選びでよくコンポーネントのグレードを重視する意見が多いが、自分の場合はコンポーネントグレードは自転車選びのおまけ扱いで、殆ど気にしない。実際に自転車で旅行して問題になるのは、ハンドルの形状・グリップ・荷台・タイヤ・ペダル・サドル・ギア比・ブレーキの効きやレバーの形状が問題になりやすい。コンポーネントのグレードが大きく関わるのはブレーキぐらいだ。個人的にコンポーネントのグレードは少し気になったら注目する程度の存在しかない。

カタログでコンポーネントのグレードが書いてあっても、多くの安価なスポーツサイクルの場合は、リアディレイラーのグレードの意味しかなく、その他のコンポーネントは他ブランドの部品が装着されている例が殆どだ。

写真上が新車時のEscape RX4。コンポーネントのグレードはカタログではシマノアルタスと書いてあったが、アルタスが採用されている部分は精々ディレイラーとスプロケット、シフトレバー程度。部品のグレードが高かろうが低かろうが長距離を走る場合、部品は殆ど交換することになる(写真下)。交換する部品もグレードではなく自分に合っているかが重要になる。

下写真のEscape RX4が交換した部品は、タイヤ・ハンドル・グリップ・シフトレバー・ステム・サドル・シートポスト・チェーンリング・変速レバー・ペダル・リアホイール・ブレーキレバー・ブレーキシュー・ボトムブラケットを交換している。コンポーネント「シマノ・アルタス」が採用されているリアディレイラーとスプロケットは交換する必要が無いので交換していない。

よくわからない場合、ギアの枚数は前は3段、後ろは外装8段以上がベスト

能登半島/GIANT Escape RX4

クロスバイクを選ぶときギアの段数を気にする人が多いだろう。ギアに関してはキアの枚数よりも自分にあったギア比のほうが重要で、ギア比が合っているのなら寧ろ減らしたい人もいる。これは複雑な機構を採用しているとトラブルが出た場合、直すのが難しいのもあるためだ。某Y氏は3×9段変速のEscape RXWをメインマシンとしているが、今までの3×8段のクロスバイクと比較して、リア変速の調整がむずかしいと言っている。もしかしたら場合によってはリア8段に”ダウングレード”すると言うほどだ。

ただ、これから自転車を始める人はギア比についてわからないのが普通だ。ギア比は乗り込んでいって自分で見つける必要があるためだ。

初心者がサイクリング用クロスバイクを購入するとき、自分が薦めるのは前3段・後ろ7段以上の外装変速機のクロスバイクだ。これには理由があり、重いギアから軽いギアまで一通りあり”とりあえず”色々な場面に対応が可能で潰しが効くためだ。

GIANT Escape RXなど一部のクロスバイクには前2段のモデルがあるが、個人的にはお勧めしない。一般的な前2段のクロスバイクに採用されているフロントギア(クランク)は、ロードバイク用のクランクを採用しているクロスバイクが殆どだ。ロードバイク用のギアは前傾姿勢で荷物を積まないで舗装路を高速で走り、ストップ・アンド・ゴーが無い道を走るためのギアだ。

一方、アップライトな乗車姿勢で、荷物を積んだり砂利道を走ったり、ストップ・アンド・ゴーを頻繁に行う街中を走るクロスバイクには合わない。前2段のギアでもギア比を下げることは一応は可能で、最悪は前3枚のギアに交換する方法もある。

前ギアが一枚のクロスバイクもあるが、これは街乗り限定か、流行のマウンテンバイク用ギアを入れたものが殆ど。軽いギアが必要な場合、前2・3枚に増やす方法や、フロントシングル用のコンポーネントを流用する方法があるが、お金は結構かかるだろう。

前ギアの枚数変更は多額の金が必要で、峠越えレベルで前2段・1段のギア比を下げる場合はお金がかかる物だと思うのがいい。どの位お金がかかるのかは自転車店などで相談したほうが良いだろう。後ろのギア(スプロケット)が8段以上を推奨しているのは、7段以下はギア比の選択肢が少ないというのもある。

写真の自転車はKCTP 銀輪。内装8段変速を採用した街乗り自転車

ギアや変速機が飛び出ていない内装変速機については、変速機が覆われていて耐久性が高く、メンテナンスが少なくてすむ利点がある。ヨーロッパでは80万円クラスのツーリング車に採用される内装変速機もあるが、日本ではメジャーな存在ではない。ギア比の設定などの情報が乏しいため、現時点ではサイクリング用としてつかうのは自転車に詳しい中級者以上でないと難しいと思う。

ヨーロッパ系旅する自転車に絶大な支持を得ている内装変速 Roloff Sppedrive

ギア比が重くて坂が上れない場合、最悪は押して歩く方法がある。重い荷物を積む超長距離のサイクリングではこの方法は難しいが、押して歩けば最終的には目的地に付くためだ。

車体価格は最低でも5~6万円以上のモデルが良い理由

クロスバイクを購入するときに気になるのが車体価格。安いモデルでは2-3万円の物から、10万円を超える物まで様々なモデルが存在する。

シクロライダーがお薦めするのは最低でも5~6万円のクロスバイクはほしい。これには様々な理由があるが、最低価格以下になると選択肢が極端に減るためだ。かつては税込み4万円台で有名ブランドのクロスバイクが購入できた時代があったが、2018年現在4万円台のクロスバイクで薦めることができるのは僅かしかない。全国の店舗で購入できるモデルでは、サイクルベースあさひのプレシジョンスポーツとNESTO Vacanze、NESTO LIMIT2、Khodaa-Bloom Rail700Aぐらいだろう。

プレシジョンスポーツやNESTO Vacanze、NESTO LIMIT2、Khodaa-Bloom Rail700A等、一部の低価格クロスバイクが例外として候補に入っている所の共通点は、会社規模が大規模で大量生産で低価格を実現している所だろう。例えば、NESTOは車体価格45,000円で4,000円のタイヤを標準装備するクロスバイクを製造しているが、なぜ他の自転車ブランドと比較して異様に安いのか理由を訪ねたら、マルキンブランドでシティサイクルを大量に販売していて(マルキンブランドのみで年間10万台と語っていた)利益を出すことで、NESTOの利益を落としても売ることができるとのことだ。

実際に2万円クラスのクロスバイクに乗った時、4万円台中盤のクロスバイクと比較して走りの違いが大きく、長距離は走りたくないと思った。もし2万円クラスのクロスバイクを買う場合は街乗り用と捉えて、無名ブランドの物は選ばないようにしたほうがいい。

2万円クラスの安いクロスバイクと4万円クラスのクロスバイクの違いを解説

ロードバイクとクロスバイクを選ぶならどちらがいいか

鋸山林道/GIANT Escape RX4

一般的にクロスバイクに乗るとロードバイクに乗り換えると言われているが、自分はシクロクロスバイク→ロードバイク→クロスバイクと乗り換えている。2018年にはスペシャライズド・Diverge E5を購入したが、Diverge E5に乗るに連れて2台のGIANT Escape RXは手放せないと確信した。

現在、自分がロードバイクに乗っていないのは、ロードバイクは舗装路でスピードを出すのを重視し、他の性能を犠牲にしており汎用性がないからだ。

写真のSCOTT CR1 LIMITEDは、登場時の定価はフレームセットのみで¥366,450。カンパニョーロレコード仕様にMavic Ksyriumホイールを装備している。前53-39T、後ろ12-25Tと現代のロードバイクよりも重いギアだが、ポジションが合えば相当速く走ることが出来ると思う。ギア比は重いため峠では足を付く場面が多少あったが、10万円クラスのロードバイクで同じギア比ならCR1よりも2倍は足をついていたと思う。

一方でSCOTT CR1のようなレース用ロードバイクは、荷台が装着できない、タイヤが細いため路面を選んで走らないといけない、前傾姿勢になるためゆったりと乗れないという問題もある。自分は平地のみのサイクリングロードよりも大型観光バスや大型トラックが入れない舗装路の林道や裏路地を走るのが好きで、このような場所では、てこの原理的にブレーキが効きにくく、抑えが効かないドロップハンドルや、32ミリタイヤが履けない、ギア比が高すぎる、荷物が積めない、バックパックを背負って走るには不向きの前傾姿勢を強要されるロードバイクでは自分の使い方に合わないためクロスバイクに移行した。

比較的ゆったりとツーリングするのならクロスバイクを選ぶのが良い。しかし、クロスバイクよりもスポーティに乗りたい場合はロードバイクの欠点を理解した上で買うのも一つだと思う。ドロップハンドルのブレーキレバーに不安があるのなら補助ブレーキレバーを装備するのが良いだろう。前傾姿勢が不安な場合は、前傾姿勢が緩いエンデュランスロードバイクを選ぶべきだろう。

ロードバイクみたいなデザインでクロスバイク並みに汎用性が高い自転車が欲しいのならグラベルロードが良いだろう。グラベルロードはロードバイクやクロスバイクよりも汎用性が高いモデルが多い。写真のSpecialized Diverge E5は通常のクロスバイクよりも太い42ミリ幅のタイヤが装着可能で、荷台や泥除けの装着が可能だ。

折り畳み自転車とクロスバイクの違い

銚子市内/Tern Link N8

クロスバイクを購入する時、スポーツタイプの折りたたみ自転車と比較する人もいるだろう。折り畳み自転車の利点は折り畳めるため、保管スペースが少なくて済む。そのため都市部等の駐輪場が少ない場所や屋外保管が躊躇う場所では、折り畳み自転車を選ぶのも1つだと思う。かつてはR&M BD-1に乗り(その後無料で譲渡)、現在はTern Link N8とルノー・ウルトラライト7の2台の折り畳み自転車を所有している。

しかし、折り畳み自転車は万能ではない。折り畳み問題には折り畳み機構があるため通常のスポーツサイクルよりも走りが劣る問題がある。また、折り畳み機構は定期的に点検を行わないと破損が発生する可能性もある。

小径折りたたみ自転車は通常のミニベロよりも走りが劣る理由

そして、折りたたみ自転車の殆どは20インチ以下の小径車輪を採用しておりがこれが曲者だ。小径車輪はスピードが落ちやすいので通常のクロスバイクと比較してずっと漕がないといけないからだ。これは、長時間走れば走るほど気になってくる。長時間漕いでいると脚を休める時があるが小径車輪だと通常の大径車輪のようにスーッと進まない場合が多い。また、路面が荒い場所では車輪が小さいため乗り越える力が少なく、スピードが落ちているのがわかる。

恐らく通常のクロスバイクに近い走行性能の折り畳み自転車が欲しいのなら、事前に車種選定をきちんと行い試乗するべきだろう。個人的にはPatto Bike SC451やTartaruga Type-Sが良いと思うが試乗は行ったほうが良いと思う。

スーツケースに入る20インチ(451)折り畳み自転車 PATTO BIKE SC451

モバイルツーリングバイク タルタルーガ Type Sportを解説する

クロスバイクで長距離を走ることはできるのか

一般的に長距離走行はロードバイクが良いと言われているが、極端にスピードを出すのではなく自分にあった自転車ならクロスバイクでもスリックタイヤのマウンテンバイクでも行える。参考としてGIANT Escape RXWに乗る某Y氏は2017年に東京→三国峠→新潟駅320kmを約19時間30分(雨天記録)で走破している。某Y氏は若い頃のクライミングで落下し両膝骨折。骨折を治した後も冬山登山を行い谷川岳一ノ倉沢やヒマラヤ某山も登っているが、事故の影響で普通の人よりも脚を回すことはできない。

この結果は車種よりも自分に合った自転車に乗るのがいかに重要なのかわかる事例だろう。もっともスピードを重視するのならクロスバイクよりもロードバイクを選んだほうがベストなのは言うまでもない。

ただし、自分に合った自転車を作り長距離を走るには、経験とお金が必要だ。経験も実際に乗り込んで何が必要か不要なのか考えないといけない。「ドロップハンドルは長距離を走るのに向いている」と思う人よりも、「なぜドロップハンドルは長距離を走るのに向いているのか?本当に向いているのか?」と理論立てて考えるレベルまで行かないと自分に合う自転車は作れない。

クロスバイクのジャンル・車種はどういうのがある? クロスバイクの選び方は?

クロスバイクには様々な車種が存在するため、沢山の

  • 工具なしで前後車輪の取り外しが可能

一般的なクロスバイクの車輪にはクイックリリースという機構が装備されている。クイックリリースはスパナ等の専用工具無しで車輪の着脱が可能だ。パンクや輪行では容易に車輪を外すことができる利点を持っている。

  • 車体サイズが複数ある

スポーツサイクルは服みたいに乗車身長ごとに車体サイズが複数ある。クロスバイクルック車の90パーセント以上はコスト削減のためか車体サイズが1種類しかない。一方でマトモな会社のクロスバイクは、車体サイズは複数あるのが常識で最低でも3種類はあるだろう。

  • スペック表/ジオメトリ表がある

きちんとしたスポーツサイクルブランドには、スペック表とジオメトリ表が公開されている。スペック表はその自転車に搭載されている部品がわかり、ジオメトリ表はフレームの数値が買い手有り、どんな設計なのかがわかる。殆どのきちんとしたスポーツサイクルブランドのクロスバイクは、スペック表とジオメトリ表が公開されているが、クロスバイクルック車はスペック表とジオメトリ表は公開しないので見分けがつく。

今回、紹介する自転車は上記3つの条件にほぼ合っており、さらに一般的なロードバイクよりも軽いギアを搭載している車種をピックアップしてみた。

スピードクロス


クロスバイクの中でも舗装路を高速走行をメインにしたモデルがスピードクロス。通常のクロスバイクよりも舗装路を快適に走れるのが特徴だ。ロードバイクよりも前傾姿勢が緩い車体設計を採用しており、一般的なロードバイクよりも太い28ミリタイヤを装着している車種が殆どだ。ホイールベースはロードバイクよりも長いので、ロードバイクよりも直進安定性が高くて低速域も安定して走行できる。スピードクロスはクロスバイクの中でも休日の趣味用に近いモデルだ。

サイクルベースあさひ・プレシジョンスポーツ

サイクルベースあさひのプレシジョンスポーツの一番の特徴は価格だろう。税込価格39,800円と4万円を切るクロスバイクでありながら、スポーツサイクルの所定の要件をほぼ満たしているクロスバイクだ。アルミフレームながら車体重量は12.0kgと他のクロスバイクよりも重いが、これが低価格の理由だと思う。フレームサイズは3種類を容易しているので、スポーツサイクルとしては最低要件を満たしている。現在のプレシジョンスポーツはロードバイク用ホイールも装着できる車体設計となっており、スピードクロスの流れを意識している。サイクリング用クロスバイクの最低基準を満たし、できるだけ低価格のクロスバイクが欲しいのならプレシジョンスポーツを買ったほうが良いだろう。

プレシジョンディエナ

プレシジョンスポーツの女性版と言えるモデルがプレシジョンディエナ。プレシジョンスポーツよりも跨ぎやすい車体設計を採用し、プレシジョンスポーツにはない小柄な人向けのサイズも容易されている。幅広のコンフォートサドルやプレシジョンスポーツよりもアップライトな乗車姿勢も、スポーツサイクルに初めて乗る女性を意識した設計だと思う。車体価格は税込み39,980円と、プレシジョンスポーツと同じ価格を採用しており低価格でスポーツサイクルライフを送ることができる。

NESTO Vacanze1

ホダカのスポーツサイクルブランドのNESTOには、自転車専門店向けのプレミアムモデルと量販店向けのスタンダートモデルの2種類に分かれてある。Vacanze 2は量販店向けのスタンダートモデルで、多くの量販店で購入できるクロスバイクだ。一般的にスポーツサイクルの世界では量販店向けのモデルは、様々な所のコストを抑えて見てくれだけを重視する傾向にあるが、Vacanzeは、車体重量10.2kgと軽量なフレームや定価1本4,000円するタイヤ「Maxxis Detonator Foldable」を惜しみなく採用している。また、一般的には別途購入が必要なライト・スタンド・バルブアダプターも最初から付いているため後から購入しなくて済む。

車体はNESTOプレミアムモデルのLIMIT2とほぼ同じ(LIMIT2のほうが溶接を滑らかに処理している)だが、Vacanzeはタイヤを32ミリと太くすることで、LIMIT2よりも段差や乗り心地を重視している。リアの変速段数が7段と少ないのが欠点だが、効果が高い一方で一般の人にはわかりにくいタイヤにコストをかけていて、税抜価格45,000円で幅広い店舗で購入できる大きな利点がある。個人的には4万円台のクロスバイクではLIMITに続いてお買い得な1台だと思う。

NESTO LIMIT2

NESTOのクロスバイク「Vacanze1」と「LIMIT2」は何が違うのか?

自転車専門店向けのプレミアムモデルと量販店向けのスタンダートモデルの2種類に分かれているNESTO。LIMIT2は自転車専門店向けのプレミアムモデルとなっている。車体重量9.9kgを達成しており、Vacanze2と同じく定価1本4,000円するタイヤ「Maxxis Detonator Foldable」を採用。Vacanze2と同じく一般的には別途購入が必要なライト・スタンド・バルブアダプターも最初から付いているため後から購入しなくて済む。

LIMIT2はVacanze2よりもスポーティさを売りにしているためか、Vacanze2よりも細い28Cタイヤを採用し、シマノ製Vブレーキも標準装備している。リアスプロケットの段数は8段とグレードアップしているため、部品交換によるチューンナップも容易になった。

NESTO Limit2の価格はVacanze2の価格に3,000円プラスの48,000円。シマノ製Vブレーキや8段リアスプロケットを装備したLIMIT2はVacanze2よりもお買い得で、4万円台のクロスバイクでは1番お買い得ではないかと思う。しかし、LIMIT2はプレミアムディーラーでしか購入できないため、販売店が限られている欠点がある。

Khodaa-Bloom Rail700

ホダカのスポーツサイクルブランド「Khodaa-Bloom」シリーズの中で、サイクリング用のクロスバイクと言えばRail700シリーズだろう。Rail700はシリーズの中でも中核となるモデル。2012年に登場した超軽量クロスバイクのGIANT Escape Air(現在は廃盤)のライバルとして上がった1台。税抜価格60,000円で車体重量は9.4kgと軽量で、ホイールには競技用ロードバイクのホイールを生産する「NOVATEC」社製のハブを採用しており、走りの軽さが期待できる。

ブレーキはシマノ製(BR-T4000)を装備し、タイヤはLIMITと同じく「Maxxis Detonator Foldable」という高価なタイヤを採用している。Rail700シリーズもライト・スタンド・バルブアダプターが標準装備されており、余分な部品の購入をしなくて済む。

Khodaa-Bloom Rail700A

Rail700シリーズで一番安価なモデルがRail700A。Rail700とフレームは同じだが部品をコストダウンすることで税抜価格45,000円と安価に購入できる。サドルはクッション性が高いサドルで、タイヤは32ミリ相当の夜間視認性が高いサイドリフレクト仕様のタイヤを装備している。ホイールのスポーク数はRail700よりも多くラフな扱いを行っても比較的頑丈なホイールを装備している。当然ライト・スタンド・バルブアダプターは標準装備。車体重量は11.5kgとRail700よりも重いが、Khodaa-Bloomは比較的多くの店で購入できるため、自転車専門店向けクロスバイクで比較的購入しやすい。

GIANT Escape R3

出典:GIANT

Escape R3は日本のクロスバイク業界の流れを変えたモデルだ。クロスバイクは舗装路や荒れた道を快適に走れるマルチなスポーツバイクという考えから、舗装路を中心としてスポーティに走る考えに変わった歴史的なモデルだ。Escape Rシリーズは、低価格でロード風のスポーティライドを楽しめる自転車として親しまれている。実質的な後継車はEscape RXシリーズだが、Escape R3のみGIANTのエントリーモデルとしてモデルチェンジを行いながら今でも販売している。

現行モデルのEscape R3は、NESTO Vacanze/LIMIT2やKhodaa-Bloom Rail700シリーズの登場により、嘗てのお買い得なクロスバイクの称号は奪わつつある。しかし、長年に渡って販売されていたため、クロスバイクの定番モデルとして知られており、多くの店舗で在庫が置かれているのが利点だろう。

Liv Escape R3

出典:Liv

GIANTの女性専門ブランド「Liv」ブランドにラインナップされているEscape  R3Wは、Escape R3の女性版だ。Escape R3には無い小柄な人向けのフレームや部品チョイスを行い、女性用サドルを採用している。

注目すべき部分は適応身長140〜160cmのXXSサイズには、160mmクランクを装着していること。少なくない会社は、漕ぎにくいのを承知で小柄な人向けのサイズでも、165~170cm向けのクランク(クランク長165ミリ・170ミリ)を装着してコストダウンを行うが、Escape R3Wは160ミリと短めのクランクを装備して漕ぎやすさを追求している。

GIANT Escape RX3

出典:GIANT

現在、GIANT主力のクロスバイクはEscape RXシリーズだろう。ロードバイク風の走行感とクロスバイクの乗車姿勢を持つEscape RXシリーズのエントリーモデルであるRX3は、ワイヤー内蔵フレームや、独特のかまぼこ形状のシートポストで乗り心地の向上を謳っている「D-FUSEシートピラー」を採用している。

タイヤやホイールもGIANTブランドを採用しており独自色を強めている。また、Escape RX3には身長180cm以上の人向けのフレームサイズも存在する。

GIOS MISTRAL

ジオスブルーで知られているGIOS。GIOSの中で、スピードクロスのMistralはスピードクロスの中では、低価格でシマノ製ホイールとシマノ製Vブレーキが装着されている。5万円のクロスバイクでシマノ製のロードバイク用ホイールが装着されているのは珍しい。GIOSは取扱店舗も多いため購入しやすい。

GIOS Mistral Cr-mo

GIOS Mistralの中でもMistral CR-MOは、4130クロモリ素材を採用している。通常のアルミフレームのMistralと比較してスリムなスタイルを採用しているのが特徴だ。

クロスバイク


一般的なクロスバイクは、フロントフォークはサスペンションが無いリジッドフォークを採用し。シティサイクルに近い太さのタイヤを装着しているモデルが殆どだ。世界的にクロスバイクと言われているのはこのようなモデルが多い。

スピードクロスよりもタイヤが太く、車体も比較的軽い物が多い。ラインナップは比較的豊富で通勤等の日常用から休日の趣味用までオールマイティな使い方をするのなら、クロスバイクが良いだろう。

Bridgestone CYLVA F24

ブリヂストンサイクルのCYLVAは、スポーティなイメージを出したホイールを採用しているが、堅実な設計のクロスバイクだ。タイヤはBRIDGESTONE LIBERQ 700×32Cという耐パンクベルトを装備しており、突き刺しによるパンクを少なくする効果がある。また、スタンド、ライト、ワイヤー錠が最初から付いているのも良いだろう。

一番の特徴は3年間盗難補償が付帯されていること。一般的なスポーツサイクルには盗難補償は無いため、有償の保険に入る必要があるがCYLVA F24は最初から盗難補償が付帯されているため、高い掛け金が必要な盗難保険に入らなくても良い利点がある。

 

デュアルスポーツ


フロントフォークにサスペンションを装着したクロスバイクは、大まかにわけて2種類存在する。サスペンション付きクロスバイクの中でもマウンテンバイクに近いスタイルを採用したモデルは、海外ではデュアルスポーツと呼ばれることが多い。デュアルスポーツはマウンテンバイクよりも稼働量が少ないサスペンションを装着し、シティサイクルよりも太めでブロックがついたタイヤを装着しているのが一般的だ。

デュアルスポーツはマウンテンバイクに似たスタイルだが基本的なコンセプトがマウンテンバイクとは違う。海外ではASTM規格というクラス分けがあり、一般的なマウンテンバイクは荒れた未舗装路をメインに走り、小さな障害物を乗り超える、散発的なジャンプを行うことができ60cmのジャンプに対応した「コンディション3」以上なのに対し、デュアルスポーツは、自動車が走行できる比較的綺麗な砂利道を走ることができる「コンディション2」に相当する自転車となっている。

世界最大規模の標準化団体ASTM規格が定義する自転車のジャンル分けをまとめてみた

現在のマウンテンバイクは、エントリーモデルでもフル泥除けや荷台の装着を行うことが難しくなっている。デュアルスポーツはフル泥除けや荷台を装着できるモデルが多いため、ツーリングで段差が非常に多い所や荒れた道を走る人には合っているだろう。

TREK DS2

出典:TREK

多少のトレイルなら安定して走ることができるのを売りにしているのがTREK DS。泥除けが付いている場合は35ミリ幅相当のタイヤ、泥除けがない場合は1.8インチ幅相当のタイヤが装着ができ、マルチに使うことができるクロスバイクだ。フロントサスペンションは動作を固定するロックアウト機構が装備されているため、舗装路で無駄なサスペンションの動きを止めることが出来る。ブレーキはダート走行も想定しているためかテクトロM285油圧ディスクブレーキを装備し、制動力にも力を入れている。

トレッキングバイク


サスペンションを装備したクロスバイクの中でも、トレッキングバイクと呼ばれるモデルは一般的なスポーツ自転車とは違い、泥除け、荷台、チェーンケース、前後ライトを装備している。通常のクロスバイクに荷台や泥除け、ライトを装着したモデルから、シティサイクルに近いぐらいアップライトに乗れる専用設計のフレームのモデルまである。ここではトレッキングバイクは比較的アップライトに乗れる自転車として定義する。

トレッキングバイクは主にドイツを中心にヨーロッパ圏で比較的普及している自転車だ。日本では輪行が非常に不便、車体が比較的重いなどの欠点があるためか売れないため(かつてFELT、CENTURIONのトレッキングバイクが日本で売られていた)、日本では正規では購入できないクロスバイクだ。ここで車種名を挙げているのは、トレッキングバイクの車体設計である、ゆったりとしたアップライトな乗車姿勢で乗ることができるモデルを挙げてみた。

Louis Garneau CITYROAM 9.0

かつてはTR1と呼ばれたルイガノのコンフォートタイプのクロスバイクがC9。歩道の段差の衝撃を和らげるフロントサスペンションに、上下角度調節がかのうなステムを採用しており、アップライトなポジションから、ややスポーティな前傾姿勢ぎみなポジションまで様々な乗車姿勢を選ぶことができる。スピードよりもゆったりなライディングを行いたい人が乗る自転車だ。

Louis Garneau BEACON 9.0

恐らくトレッキングバイクに一番近い自転車がルイガノ・T9。ハンドルは握れる位置が幅広いマルチポジションハンドルに、荷物の搭載をするためのリアキャリア、停車時の安定して止まることができるセンタースタンド、メンテナンスを重視した機械式ディスクブレーキを装備している。フレーム素材は万が一破損しても溶接が行いやすいクロモリ製でホイールは発展途上国でも入手しやすいマウンテンバイク規格の26インチを採用しており、海外長距離冒険も行えるスペックを持っている。

ファットタイヤ・クロスバイク


日本ではクロスバイクといえば700Cの大径車輪を採用した比較的タイヤ幅が細い自転車の事を言うが、一部の自転車ブランドではマウンテンバイク用の26インチホイールを採用したクロスバイクや太いタイヤを装着したクロスバイクが存在する。ここではクロスバイクよりも太い38ミリ以上の太いタイヤを装着したクロスバイクをファットタイヤクロスバイクと定義する。

26インチホイールのクロスバイクの利点は、タイヤが太く安定性や路面に左右されず、乗り心地が良いこと。Marin Muriswoodのように26インチマウンテンバイク規格のタイヤは長年売られているため、安価な街乗り用タイヤから、高性能なスリックタイヤまである。タイヤ幅もクロスバイク並に細い1.25インチから、マウンテンバイク並の1.95インチクラスまで太さも様々だ。スピードを出すのには向かないが、それを無視すれば下手なクロスバイクよりも汎用性が高い。

26インチだけでなく27.5インチ(650B)や29インチホイールのファットタイヤクロスバイクも存在する。26インチよりも大きい27.5インチは、細いスリックタイヤを装着しても車輪径が小さくならない利点がある。29インチはタイヤが太い場合、ホイールが大きすぎる感覚があるが、リムの径が700Cと同じなため、700C用のタイヤを使用できる特徴がある。

これらのファットタイヤクロスバイクは、スピードを重視する人には向かないが、パンクリスクの軽減や砂利道を走る、荷物を積むユーザーには合っているだろう。

Marin MuirWoods SE(26インチ)

26インチマウンテンバイクタイプのホイールを採用したMuirwoods SE8。26インチホイールは、現代のマウンテンバイク業界では一部のアクションライド系を除いて枯れた規格となっているが、コミューター用途で見ると安価なタイヤがある・太いタイヤが多く手に入るなどの利点がある。

昔のリジットフォークのマウンテンバイクを意識したデザインは、今のオフロード走行を想定したマウンテンバイクよりも街乗りや荷物を積んだサイクリングを行うには有利だろう。

Cannondale BadBoy(27.5インチ)

キャノンデールらしさを融合したストリートクロスバイク Cannondale Bad Boy

Cannondale Bad Boyは現代的なマウンテンバイクをイメージしたデザインとなっている。フロントフォークはキャノンデール独自の片持ちフォーク「レフティ」を採用。フロントフォークにはサスペンション機構は無いリジッドフォークで、上級モデルにはフロントフォーク内蔵のLEDフロントライトが装備されているのもある。27.5インチホイールに細いスリックタイヤを装備した独特のデザインは、好き嫌いが分かれるクロスバイクだろう。

Marin Nicasio SE

Marinのグラベルロード「Nicasio」のフラットバーバージョンのNicasio SE8は、ドロップハンドル仕様のNicasioのハンドルをフラットバーにしただけではない。700Cホイールを650B(27.5インチ)とインチダウンさせ、47ミリ相当の太いスリックタイヤ「WTB Horizon」を装着。Nicasio SE8に装着されているタイヤは、太いスリックタイヤで舗装路も砂利道も自由に走ることができる「ロードプラス」規格を採用している。元がドロップハンドルのグラベルロードなので、ドロップハンドル化は比較的容易だと思う。(要確認)

クロスバイクを買うなら、ともかく乗ってみることが大事

今回、クロスバイク選びについて長々と書いたが、クロスバイクを買う時、一番重要なのは実際に乗ってみることだ。百聞は一見にしかずということわざがある通り、試乗会やレンタサイクル、サイクリングツアー等を使い、クロスバイクというのはどのような自転車なのか体験するのが一番だ。実際に体験することで、欲しいクロスバイクの具体的なイメージが浮かび上がるだろう。

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