モーターアシスト音が静かなE-Bikeの選び方まとめ 音が静かなドライブユニットも紹介【E-Bike初心者向け】

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モーターとバッテリーの力でアシストを行うE-Bikeの選び方で、あまり注目されていないが重要なのがアシスト時に発生する音だ。E-Bike用ドライブユニットは、ドライブユニットのメーカーやグレードによって、アシスト時に発する音が違うのが普通だ。

殆どのメディアではドライブユニットから発する音を全く書かないという怪現象が起こっているが、殆どのE-Bikeオーナーにとってはアシスト時に発する音は非常に気にしている。

自動車やオートバイに関してはエンジンから出る音に「良い音」という概念があるが、E-Bikeに関しては、良い音というのは存在せず、人力自転車のように無音が一番良いという状況だ。そのため、E-Bikeを購入するとき、アシスト音が静かなE-Bikeを購入したいと思うのは誰でも思うだろう。今回は、アシスト音の大きさが違う理由や、アシスト音が静かなドライブユニットを紹介しよう。

アシスト音が静かなE-Bikeとアシスト音が大きいE-Bikeの違い

E-Bikeのドライブユニットが発する音の大きさが違う理由は様々だが、一番の理由はドライブユニット内に入っているギアの材質や形状と言われている。ギアの材質に関しては、ナイロン製のギアを採用したドライブユニットは音が静かで、金属製のギアを採用したドライブユニットはアシスト音が大きくなる。

なぜ、ドライブユニットのギアを金属製にするのかと言うと、人力の強大な力に負けないためギアの歯が欠けるのを防ぐためだ。

そのため、金属ギアを採用したアシスト音が大きなE-Bike用ドライブユニットは、ハイパワー、ハイトルクを実現したE-MTB用ドライブユニットなのが一般的。逆にナイロンギアを採用したアシスト音が小さなE-Bike用ドライブユニットは、E-MTB用と比較して低いパワーとトルクの街乗り、サイクリング用ドライブユニットという扱いになっている。勿論、例外はあり、ベルト駆動やギアの形状を工夫することでハイパワー、ハイトルクを実現しつつ、音が静かなE-MTB用ドライブユニットも存在する。

また、ドライブユニットから発する音は、車体形状によって多少変化することがある。同じドライブユニットを装着したE-Bikeでも、車体形状の工夫が音の反響が少ないカーボン素材を採用することで、音の大きさが変わることもある。

アシスト音が静かなE-Bike用ユニット一覧

アシスト音が静かなE-Bikeを選ぶのなら、ドライブユニットから発する音が静かなE-Bikeを選ぶのが良い。ここでは、アシスト音が静かなE-Bike用ユニットを紹介しよう。アシスト音の大きさに関してはあくまでも体感となるが紹介しよう。現時点で試乗を行っているユニットのみを紹介する。

アシスト音がほぼ無音のドライブユニット

ドライブユニットのアシスト音がほぼ無音のモデルというのは存在する。一例を上げるとするとBosch Active Line Plus、BESV インホイールモーター、Shimano STEPS E5080などが有名だ。

Bosch Active Line Plusは、ドイツ「Bosch」の街乗り、サイクリング向けドライブユニット。定格出力250W、最大トルク50Nmと、E-MTBで使われているPerformance Line CXの定格出力250W、最大トルク85Nmと比較するとトルクは低いが、街乗りや舗装路のサイクリングでは必要十分の性能を持っている。搭載されているE-Bikeは主にクロスバイクタイプ。Tern Vektronのように折りたたみ自転車タイプに搭載したモデルも存在する。

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BESV オリジナルインホイールモーター搭載車もアシスト音が静かな事で知られている。BESVのインホイールモーターは、前輪駆動仕様と後輪駆動仕様の2モデルがある。どちらもE-MTB用ドライブユニットと比較して静かだが、一番静かなのはリアインホイールモーターを採用したモデルだ。リアインホイールモーターを採用したモデルはPSシリーズ(PS1、PSA1、PSF1)、Jシリーズ(JF1、JR1、JG1)等が有名だ。

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ベルトドライブで高い静音設計を実現したBrose Drive S搭載車

高出力、高トルクを発生するE-MTB用ドライブユニットはアシスト音が大きいというのが一般的だが幾つか例外がある。

ドイツ「Brose」が製造している「Brose Drive S」は、アシスト音が非常に静かだ。定格出力250W、最大トルク90Nmを発揮し、他社のE-MTB用ドライブユニットよりもトルクが強い一方で、非常に静かなのはベルトドライブを採用しているため。注意点としては定期的なメンテナンス(1万5000キロでのメンテナンスが推奨されている)が必要なことだろう。

Brose Drive Sシリーズ搭載車に関しては、日本では2021年6月現在、公道走行不可のEU仕様のFANTIC E-MTBシリーズのみの展開となっている。

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ギア駆動ながら驚異的な静音設計を達成したYAMAHA PW-X2搭載車(Yamaha YPJ-MT Pro)

今までE-MTB用ドライブユニットと言えばアシスト音が発生するのが当たり前の中、YAMAHA PW-X2はギアノイズはあるが非常に静かなアシスト音を実現した。舗装路では走行中の風切り音やタイヤのロードノイズのほうが煩いと思うほど静かにアシストを行い、日本市場向けのE-MTB用ユニットでは執筆時点で一番静かなドライブユニットだろう。

かつてトレイルアドベンチャーよこはまで行われた「e-MTB WORLD 2020」で、ギアノイズが静かな理由を訪ねたところ、ギアの形状を変更して静音性を実現したとのこと。現在の日本市場向けE-MTB用ドライブユニットでは、静音性のベンチマークになるだろう。

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価格と性能のバランスが取れたShimano STEPS E6180搭載車

価格と性能のバランスが取れたShimano STEPS E6180も比較的静かなアシスト音を発することで知られている。定格出力250W、最大トルク60Nmを発揮するこのドライブユニットは、ヒューン系の高音だが比較的静かなためあまり気にならない。

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今ではE-MTB用ユニットでは平均レベルとなったBosch Performance Line CX搭載車

かつてはE-MTB用ドライブユニットでは一番音が小さかったBosch Performance Line CX。定格出力250W、最大トルク85Nmとパワフルなライドを楽しめるこのドライブユニットは、2019年に登場した時は、他社のE-MTB用ユニットと比較して静かな部類に入っていたが、Yamaha PW-X2の登場で、音が大きい部類に入った。

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最も煩いE-Bike用ドライブユニット、音関連で一番期待はずれだったE-Bike用ドライブユニット

アシスト音が比較的静かなドライブユニットがわかった一方、一番煩いE-Bike用ドライブユニットはどれかと思う人もいるだろう。筆者が試乗した限りではShimano STEPS E8080が一番煩いと感じた。クランク軸の回転に連動して発するギュイーン系のアシスト音は、E8080搭載車オーナーから欠点の1つとして言われている。

また、アシスト音で一番期待ハズレだったのが、Specialized Turbo SLシリーズに搭載されているSpecialized SL1.1。Specialized SL1.1はBosch Performance Line CXよりは静かだが、Yamaha PW-X2、Shimano STEPS E6180よりも煩い。

音に関してはSTEPS E8080系のギュイーン系のアシスト音に近い。”最大出力”240W、最大トルク35Nmと一般的な定格出力250WのE-MTB用ユニットの半分以下の出力、トルクで、音が体感で半分になっておらず、体感で35パーセント減と感じたため期待ハズレだという評価となった。ただ、弱いアシストモードを使用すると、アシスト音も小さくなるため、まだ許せるだろう。

アシスト音に関しては、百聞は一見にしかずということわざがあるように、実際に乗ってみないとわからないため、一回乗ってみて試してみることをお勧めする。

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