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BOSCHユニットのE-Bike TREK Verve+をインプレッション

ヨーロッパではトップシェアを誇るBOSCHの電動アシストユニット。2017年にBOSCHは電動アシストユニットを日本に参入すると発表し、2018年モデルから、Boschユニットを搭載した電動アシスト自転車が登場しつつある。

コラテックやビアンキ等のブランドでボッシュの電動アシストユニットを搭載した電動アシスト自転車が登場しているが、Boschの電動アシストユニットを搭載した電動アシスト自転車のなかで一番安いのはTREKの電動アシスト自転車「Verve+」だ。Verve+は、クロスバイクタイプの電動アシストスポーツサイクルで、日本市場ではTREK唯一の電動アシスト自転車だ。

Verve+に搭載されているアシストユニットはBosch Active Line Plus。Boschユニットを搭載した電動アシスト自転車は、日本市場では30~40万円台のモデルが殆どだが、TREK Verve+は税抜き価格20万円以下で買うことができるBOSCHユニット搭載の電動アシスト自転車となっている。

税抜き20万円以下(2018年登場時)で買えるVerve+は、通勤等の日常用クロスバイクというコンセプトだ。Verve+は価格は安いが装備は充実しており、フレーム内蔵フロントライトやフェンダー内蔵テールライト、泥除けを装備しこの価格帯の電動アシストクロスバイクとしては、比較的買い得な電動アシスト自転車となっている。ブレーキは油圧ディスクブレーキを採用し。タイヤも太いため、スピードが出ても安定して停まれる安心感がある。

Boschの電動アシストユニットは期待はずれ?(2017年時の記事)

Verve+のアシストユニットはBosch Active Line Plusというもので、Boschの電動アシストユニットの中では低価格向けの街乗り向けユニットと思われる。ケイデンスメーターはなく、スポーツサイクルアシストユニットのヤマハ・PW(YPJ-R・YPJ-C)やパナソニックスポーツドライブユニット(パナソニック・XM1)と比較すると、街乗り向けだと実感する。

ヤマハやパナソニックのシティサイクル用ユニットみたいに、時速20km/h超えたときのアシストオフによる脚にかかる重さはなく、YPJ-R/YPJ-Cに採用されているPWユニットよりもパワー感はあり、アシストのON・OFFはわかりやすい。しかし、シマノのSTEPS E8080やXM1に搭載されているパナソニックスポーツドライブユニットみたいに、高ケイデンスで漕いでもアシストがかかる雰囲気ではなかった。

サイクルモードのコースで気になったのが、ペダルを漕ぐ脚を止めてアシストがオフになる時、コクンとした小さいショックが発生する。これは同ユニットを搭載したTern Vektronでも体感したので、Bosch Active Line+特有の問題と考えて良いと思う。因みに埼玉サイクルエキスポでVerve+と同じユニットを搭載し、海外用チューンのBosch Active Lineに試乗したことがあるが、こちらはアシストオフのショックが無く、時速27km/h近くまでフラットに力強くアシストしてくれた。

感覚的にはBENELLI TAGETEに装着されているBAFANG社のユニットに近い。しかし、BAFANG社のユニットはアシストオフの時のコクンとした感覚がないため、BOSCHよりもBAFANGのほうが優秀なのではないかと思ってしまう。

もしシマノ製アシストユニットが搭載されていたら破格だが…(2017年時の記事)

TREK Verve+の価格は税抜き20万円以下と装備内容を考えたら比較的安価だ。しかし、ペダルを漕ぐ脚を止めてアシストがオフになる時、コクンとした小さいショックが発生するアシストユニットのおかげで、両手を挙げて薦められる電動アシスト自転車ではない。もしシマノSTEPS E8080を搭載して25万円以下なら間違いなくお薦めだが、このレベルだと購入前に必ず試乗するべき電動アシスト自転車の1台の中に入るだろう。

しかし、2018年に再試乗することができたが、評価は一気に変わった。

2018年に再試乗した時のインプレッション

2018年に、実際の公道でTREK Verve+に試乗することができた。この時最初に感じたことはモーター音が静かな事。電動アシスト自転車やE-Bikeは車種によって様々なモーター音を発する。筆者が知る限りではヤマハ・PW-X、パナソニック・スポーツドライブユニット、シマノ・STEPS E8080はモーター音が大きい。その中でもシマノ・STEPS E8080は高音を発することで知られている。短時間で乗るのならモーターの高音は面白いが、これが何時間も続くと喧しいのだ。

TREK Verve+に搭載されているBosch Active Lineユニットは、音が静かでアシストが発生した状態でも非常にわかりにくい。また、太いタイヤのおかげで、一般公道では終始安定した走りができる。そのため、普通のサイクリングを行うのならリラックスして走行できる。2017年のサイクルモードでの評価が悪いのは、サイクルモードの試乗コースが実際の一般公道とかけ離れており、高速走行を重視する道だったのもある。一部の自転車ブランドではBoschユニットを高評価している所があったが、その理由がやっと理解できた。

Bosch Active Line Plusユニットは、レーシーな走行を楽しむE-MTBよりは、TREK Verve+のようなE-クロスバイクやE-トレッキングバイクに合っている。アシストオフ時の、コクンとした小さいショックが気にならないのなら悪くない選択肢だろう。

https://www.trekbikes.com

ブリヂストン・パナソニック・ヤマハ等の国産電動アシスト自転車ブランドを紹介

モーターの力で人力を補助する電動アシスト自転車は、日本では多くの会社が参入している。その中でもブリヂストン・パナソニック・ヤマハの3社は長年に渡り、電動アシスト自転車を製造しており、トップ3とも言える存在だ。

今回は、日本の電動アシスト自転車トップ3ブランドの紹介する。それだけでなく日本国内の注目の電動アシスト自転車ブランドを紹介する。

ブリヂストンサイクル

一般車からレース用自転車まで様々な自転車を製造しているブリヂストンサイクル。電動アシスト自転車は長年にわたりヤマハ発動機と蜜月関係だったが、現在はヤマハ製ユニットを搭載したモデルだけでなく、自社ユニットを搭載したモデルなど、様々な電動アシスト自転車をラインナップした。

https://www.youtube.com/watch?v=wxQ0iwUaf-E

自社ユニット「ブリヂストン・BSデュアルドライブ」が他社と違うのは前輪駆動という所。ヤマハ・パナソニックは車体中心部に装着したミッドドライブユニットを採用し、チェーンに脚力とモーターの力が合わさって進む。それに対しBSデュアルドライブは前輪にモーターを搭載することで、モーターの力と脚力が分散されて進むタイプだ。また、このタイプは走行中にペダルを止めたり、下り坂でブレーキをかけると充電を行うのも特徴だ。

電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)に関しては、トップ3の電動アシスト自転車会社の中で、唯一参入していない。

パナソニック

1979年に国内第1号の電気自転車「Electric Cycle」を開発したパナソニック。その後、1996年にナショナル自転車工業株式会社(現パナソニック サイクルテック株式会社)初の、パナソニック製モーターユニット搭載電動アシスト自転車「陽のあたる坂道」が誕生した。2019年3月に国内完成車累計出荷台数が300万台を突破し、パナソニックの自転車ラインナップの中心とも言える存在となっている。

電動アシスト自転車は10万円以下の低価格帯から、15万円を超える子供乗せ自転車まで多種多様な電動アシスト自転車をラインナップ。カバンの中からキーを出さずに、電源ONと同時に後輪サークル錠が自動で開錠する「ラクイック」を採用するなど、他にはない機能を採用しているのもある。

電動アシストスポーツ自転車にも力を入れている。E-Bike登場前に登場した「ハリヤ」は、貴重なスポーティタイプとして多くの人が買い、マウンテンバイク風にカスタムされたモデルもあった。また、E-Bikeに関しては本格E-MTB「XM1」や、フルサスペンションE-MTB「XM-D2」を発売し、力を入れている。

ヤマハ

1993年に世界初の量産電動アシスト自転車を発売したヤマハ。電動アシスト自転車のリーディングカンパニーとして、一般車からE-Bikeまで幅広いモデルをラインナップしている。かつてはブリヂストンサイクルと関係が強かったため、ブリヂストンサイクルと似たモデルが多数あったが、2019年現在はヤマハオリジナルのデザインの電動アシスト自転車をラインナップしている。

E-Bikeに関しては、E-Bike前史の時代のPAS Brace、E-bike初期のYPJ-R/YPJ-Cから取り組んでいる。YPJ-R/YPJ-Cは小型バッテリーと脚力重視の低アシストで評価が2分されたが、その後に登場したYPJ-XC/YPJ-EC/YPJ-TC/YPJ-ECでリーディングカンパニーの矜持を見せた。

その他 注目の国産電動アシスト自転車ブランド

ミヤタサイクル

かつては他社からドライブユニットを供給して電動アシスト自転車の製造を行っていたが、現在は終了。2019年現在、スポーツタイプのE-Bikeに照準をあわせて展開している。シマノ・STEPSユニットを搭載したE-クロスバイク「CRUISE」と、E-MTB「リッジランナー」を展開している。

ミズタニ自転車

ブロンプトンなどの海外ブランドの自転車の輸入代理店を行っているミズタニ自転車。E-Bikeに関してはシマノ・STPESを搭載したE-Bike「Seraph E-01S」を製造している。グラベルロードの設計を採用したため、前傾姿勢気味のスポーティなポジションで、E-グラベルバイクともいえる1台だ。

深谷産業

自転車部品の輸入代理店がメインの深谷産業はE-Bike「DAVOS E-600」の製造も行っている。Seraph E-01Sと同じく、グラベルロードの設計を採用したE-グラベルバイクの1つで、クロモリフレームと大容量バッテリーが特徴だ。

デイトナポタリングバイク

出典:https://www.potteringbike.jp

後輪インホイールモーター+小型バッテリーをレザーバッグに隠すことで、電動アシスト自転車に見えないのが特徴だ。高機能よりも低価格とシンプルを売りにしている。ラインナップは折りたたみ自転車タイプのDE01シリーズ、フラットバーロードタイプのDE02シリーズ、ミニベロタイプのDE03シリーズをラインナップ。

今後注目の電動アシスト自転車

豊田トライク

2輪車のように軽やかに曲がることができ、安定性が高い次世代の電動アシストモビリティ。佐川急便と共同開発したカーゴモデルなど多種多様なモデルを展開予定のようだ。

次世代の電動アシストモビリティ「豊田トライク」まとめ

 

エンビジョン

日本国内の普通自転車(全長1,900mm、全幅600mm)を満たし、日本の道路事情でも運転しやすい電動アシストカーゴバイク。2019年4月現在開発中。

E-カーゴトライク「STROKE CARGO TRIKE T3.5」に乗った感想【電動アシストカーゴトライク】

【自転車漫画】マリーとこまめのご近所物語「サイクル。」Part28

レンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している人気の自転車漫画「サイクル。」。今回はマリーとこまめのご近所物語をノーカットでお送りします。

最新作は作者のTwitter・Instagramで公開されています。

【自転車漫画】サイクル。/ナイトロバンビまとめ【随時更新】

 

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【ロードバイク】スポーツ自転車の宅配方法まとめ【クロスバイク】

自転車を遠くの場所に移動させるには、公共交通機関を利用して遠くの場所に移動する輪行と宅配がある。宅配の利点は持ち運びをしなくても良いため、疲れないで移動することができる。しかし、自転車を宅配する方法はあまり知られていない。今回、自転車の宅配方法についてまとめてみた。

自転車の宅配方法一覧

梱包の必要が無い家財便

諸事情で自転車の分解ができない、ママチャリなどスポーツ自転車のように車輪が外せない人向けが家財便を使う方法だ。簡単に自転車を送ることができるが、自転車を箱に入れて送る自転車宅配便とは違い、多額の費用がかかるのが欠点だ。

ヤマトホームコンビニエンス らくらく家財宅急便:http://www.008008.jp/transport/kazai/index.html

飛脚ラージサイズ宅配便:http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-largesize/

自転車宅配便

ロードバイクやクロスバイク等のスポーツ自転車は、簡単に車輪を外せる。そこに注目して、自転車を分解し専用の箱に入れて送る方法が登場した。重量は20kgまでの所が多い。スポーツ自転車ユーザーが自転車を宅配する方法として有名な方法だろう。

Cyclo Express:http://cycloexpress.co.jp

カンガルー自転車イベント便:http://www.cycle-seino.jp/

自転車輸送・宅配便サービス(BTB輪行箱ユーザー限定):http://www.j-kowa.co.jp/porter/takuhai.html

飛脚ラージサイズ宅配便

佐川急便が行っている宅配便サービス。3辺合計が160cmを超える荷物(260cm以内)、50kgまでの荷物や複数個口の荷物が対象となるサービスで自転車以外でも使用できる。自転車宅配便で使う輪行箱のサイズに対応している。

飛脚ラージサイズ宅配便:http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-largesize/

サイクリングヤマト便

輪行袋、ハードケース、段ボールを使用できヤマト便相当の値段で運べるのがサイクリングヤマト便。利用するにはCJ+会員の登録が必要だが、輪行袋のみで運べるのが魅力的だ。

サイクリングヤマト便:https://cyclic.ne.jp/lp/index.html

輪行箱一覧

BTB

出典:BTB

ダンボール製ながら、海外でも安全運べるのを売りにしている輪行箱だけでなく、ポリプロピレン(PP)ハニカムコアを採用した樹脂製を採用し、1年に何回も遠征する使用回数の多い方や、水に強いためハードケース並の強度を求められる人向けの輪行箱 プレミアム、折りたたみ可能な輪行箱で、折りたたむと1/4まで小さくなり、自転車をなるべく簡単に安く送りたい人向けの折りたたみ輪行箱等をラインナップ。また、BTB輪行箱ユーザー限定の宅配便サービスも行っている。

http://www.j-kowa.co.jp/

BIKE SAND

出典:BIKE SAND

輪行箱の中に自転車を入れるのでなく、自転車を宙吊りにすることで、安全に運べるのが特徴のBIKE SAND。一般的な輪行箱と同サイズのバイクサンド 228と、三辺合計が200cm(74cmx95cmx30cm)以内で、ヤマト便や、飛行機の国際便も機内持ち込み手荷物に対応したバイクサンド 200をラインナップ。

https://www.bike-sand.com/

Cyclo Express

自転車専用の宅配サービスのCycloExpressはダンボール製の輪行箱を販売している。

http://cycloexpress.co.jp/box/

Kabuto

出典:Kabuto

自転車スタンドやラックがメインのKabutoが販売している輪行箱が「バイクパック輪行箱」。自転車の車輪を入れられる中仕切があるのが特徴だ。また、モデルによってはキャスターが装備されたものもある。

http://www.kabuto99.com/

カンガルー自転車便

カンガルー自転車便では、バイクサンドとオリジナルの輪行箱が購入できる。カンガルー自転車便のオリジナル輪行箱は、安価で使えるダンボール製のシンプル輪行箱と、上フタと底フタをプラスチックダンボールで強化したオリジナル輪行箱の2種類がある。オリジナル輪行箱はレンタルサービスも行っている。

http://www.cycle-seino.jp/

premier パネルガードバイクケース

 

Qbicle バイクポーター

一般的な輪行箱サイズのスタンダードと、3辺合計が203cmのコンパクトタイプの2種類がラインナップ。素材は防水性に強いプラスチック製ダンボールを採用した。

福島県須賀川市で福島県内初となるシェアサイクルの実証実験を開始

福島県須賀川市のまちづくり会社である「株式会社こぷろ須賀川」と、シェアサイクル運営・運営支援をする「コギコギ株式会社」は、2019年4月26日より、二次交通を補完することによる中心市街地活性化を目的として、福島県内初となるシェアサイクルの実証実験を開始した。

福島県須賀川市は、福島県中通り地域に位置し、人口76,082人(2019年3月現在)、面積279.43K㎡の都市。東日本大震災での甚大な被害からの復旧復興に向けて2013年に須賀川市中心市街地活性化協議会を設立、翌年に認定を受けた須賀川市中心市街地活性化基本計画に基づき、中心市街地の活性化に取り組んでいる。

そうした中、2019年1月、中心市街地の活性化と休日の回遊性向上を目的としたコミュニティ施設「tette」が開業し、開業から3ヶ月で15万人が訪れている。この集客力を周辺に波及させること及び、須賀川駅と中心市街地との公共交通補完を目的として、シェアサイクルを導入することになった。

コギコギは、2011年に設立したシェアサイクル事業およびシェアサイクル事業支援を行う会社。8年間のシェアサイクルの運営および運営支援の経験に基づき、サステナブル(持続可能)なシェアサイクルの普及を目指している。

今回の実証実験は、シェアサイクルのポート設置場所とサービスの利用料金を実証実験期間中に複数回変更することを前提として実施する。これにより、須賀川市におけるシェアサイクルの利用ニーズと運営コストの検証を行い、サステナブルなシェアサイクルの事業モデル構築を目指す。開始当初はシェアサイクルを6ヶ所のポートに20台配置し、利用料金は15分60円を基本とする。

本実証実験は、福島県の「歩いて暮らせるまちづくり強化プロジェクト」に今年度選ばれた須賀川市の事業の一環として行われることにより、福島県、須賀川市、須賀川市商工会議所、こぷろ須賀川の4者によりプロジェクトチームを構成し、須賀川市中心市街地活性化協議会が実施主体、こぷろ須賀川が運営主体、シェアサイクルのシステム提供をコギコギが担う。1年間の実証実験を経て、来年度以降、福島県内の他の都市におけるシェアサイクルの展開も考えているとのこと。

須賀川市シェアサイクルURL:http://cogicogi.jp/smart/port-sukagawa.html

コストパフォーマンス抜群のディスクロードバイク NESTO ALTERNA DISCインプレ

ロードバイクのトレンドの1つと言えばディスクブレーキだろう。自動車やオートバイ、マウンテンバイクのようにブレーキローターで制動し、ハイエンドロードバイクやグラベルロードバイクを中心に普及している。

その一方で、手頃な価格で購入できるエントリーグレードのロードバイクに、ディスクブレーキが搭載されている例は少ない。仮にディスクブレーキが搭載されている場合でも、ほとんどがグラベルロードバイクなのが実情だ。

しかし、そんな状況でも手頃な価格で購入できるディスクロードバイクはある。特に、今回紹介するNESTO ALTERNA DISCは、国内販売中の19万円未満ディスクロードバイクにおいて最軽量(9.0kg)で、シマノ105を搭載し、車体価格が139,000円と、他社では見られない低価格を実現している。

ALTERNA DISCとは、どんなロードバイクか

ALTERNA DISCは、NESTOのロードバイク「ALTERNA」のディスクブレーキバージョン。しかし、ALTERNAにディスクブレーキを装着しただけでなく、フレーム、フロントフォーク等の設計を全面的に変えているため、全く別の自転車となっている。

NESTO ALTERNA(税抜き¥89,000)

フレームはALTERNAよりもシャープなデザインになっているだけでなく、BBの中心から前輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すフロントセンターや、BBの中心から後輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すリアセンターを短くした。レースレプリカ風味ながら安定性を重視したALTERNAとは違い、俊敏性を重視している。

フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。ラフな取扱はできない一方で、軽量なのが特徴だ。

ブレーキはSHIMANO BR-RS305。片押しタイプのワイヤー式ディスクブレーキだ。低価格モデルで使われているTEKTRO Mira(搭載車:Specialized Diverge E5)と比べると制動力に不満はなく、ブレーキをかけた時も価格を考えると軽い力で引くことができる。あとは長期間使用した時のブレーキパッドの片減りだろう。

コンポーネントはシマノ・105。レースユーザーやスポーツライドを行うユーザー向けのグレードだ。クランクなど細かい部分にも105を採用している。フロントのギア(クランク)はSHIMANO FC-R7000 50X34T、リアのギア(スプロケット)はSHIMANO CS-R7000 11S 11-32T。

ホイールはNOVATEC製ハブに流行のワイドリムを装備。ディスクロードで主流の前後12ミリスルーアクスル規格(前12×100mm、後12×142mm)を搭載しているため、ホイールのアップグレードも容易だ。

今回、定例の試乗コースでALTERNA DISCに試乗した感想を一言で表すと、ケチをつける所が無いという事。重いギアを踏んでも良く走り、ブレーキもよく効く。乗り心地に関しては、微振動があるビリビリとした硬さではなく、サスペンションが硬い車のような硬さだ。ディスクブレーキを搭載し、車軸付近の剛性を上げているのと、スルーアクスルの太い中空シャフトで剛性があるため硬い。ただ、グラベルロードのSpecialized Diverge E5(12ミリスルーアクスル、フルカーボンフォーク、タイヤは複数種類仕様)の硬すぎてどうしようもないというわけではない。

15万円以下で購入できる貴重なレースタイプのディスクロードバイク

2019年現在、手頃な価格で買えるディスクロードは種類が少ない。仮にあったとしても、レースレプリカ以外のディスクロードが主流で、グラベルロードが多い。ロードバイクでも、低速での直進安定性を重視したエンデュランスロードのKhodaa-Bloom FARNA700 Discや、アップライトな乗車姿勢のエンデュランスロードバイクのFELT VRぐらいだ。

15万円以下で購入できるレースレプリカタイプのディスクロードと言えば、MERIDA SCULTURA DISC 200ぐらいだろう。こちらはサイズが5種類と多いが、Shimano Soraを採用しているため、コンポーネントのグレードは落ちる。

NESTO ALTERNA DISCは、手頃な価格でスポーツライドを行いたい人に向いている。現在のディスクロードバイクの主流である規格を採用し、ディスクブレーキは制動力も高く、油圧ディスクブレーキにアップグレードも可能だ。もし15万円以下でお薦めのロードバイクを挙げるのなら、ALTERNA DISCはその中の1台に挙げるだろう。

ヤマハとあさひのコラボ電動アシスト自転車「PAS CITY-Cあさひ特別仕様モデル」が登場

自転車専門店の株式会社あさひは、創業70 周年を記念した「あさひ70th anniversary プロジェクト」としてヤマハ発動機製電動アシスト自転車「PAS CITY-C あさひ特別仕様モデル」を数量限定特別価格で発売する。

PAS CITY-C は、軽量・コンパクトな設計を採用し、トライアングルハンドルやテリー型サドルなどアップライトな乗車姿勢にモダンデザインが特徴の電動アシスト自転車。

PAS CITY-Cあさひ特別仕様モデルは、人気の電動アシスト自転車メーカー「ヤマハ発動機製」のファッショナブルな小径電動アシスト自転車「PAS CITY-C」に、通常はオプション品であるリアキャリアや大容量コンテナバスケットを標準装備させた、あさひ創業70周年記念特別価格仕様。 通常モデルの販売価格は車体のみで119,880円/税込となるが、今回の特別仕様モデルはリアキャリア(部品単体価格4,104円/税込)とコンテナバスケット(部品単体価格4,580円/税込)が標準で装備された特別仕様モデルとなる。

製品名:PAS CITY-C あさひ特別仕様モデル(パス シティ-C)
販売価格:110,000円(税込)
カラー:マットオリーブ(ツヤ消しカラー)
タイヤ:20型
適応身長:140cm~※サドル高をもっとも低くする場合は、付属部品での調整が必要
重量:21.4kg ※リアキャリア、コンテナボックスの重量は除く。
変速:内装3段変速
充電時間:約3.5時間
バッテリー容量:12.3Ahバッテリー搭載
一充電あたりの走行距離:48㎞(強モード)、61㎞(標準モード)、83km(オートエコモードプラス)
付属品:リアキャリア、コンテナバスケット(ブラック)
発売日:2019年5月中旬より順次 ※予約開始は4月25日より
購入方法:あさひ公式自社ネット通販内の「ネットで注文・お店で受取サービス」の利用限定。

PAS CITY-Cあさひ特別仕様モデル商品詳細:https://www.cb-asahi.co.jp/lp/contents/campaign/70th_anniversary/collaboration/

札幌のシェアサイクル「ポロクル」が2019年営業開始、 複合経路検索サービス「mixway」で連携・対応再開も

経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は2019年4月26日(金)より、札幌市で提供されているシェアサイクル「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始する。これにともない、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway(ミクスウェイ)」での連携・対応を再開する。

シェアサイクルは、街中に設置された貸出・返却場所(ポート)にある共用の自転車を、必要な時に利用できる移動手段。2018年6月に閣議決定された「自転車活用推進計画」にも盛り込まれており、全国各地で導入が進んでいる。

それらシェアサイクルの中でも「ポロクル」は、特定非営利活動法人が運営するシェアサイクルサービス。札幌市内中心部に約40ヵ所以上のポート、350台の自転車が設置し、利用者は累計3万人を突破している。2019年シーズンより、株式会社NTTドコモのシェアサイクルシステムを導入し、電動アシスト自転車の採用、予約機能の追加など新たなサービスを展開する。

また、ヴァル研究所では2018年5月より、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway」において、札幌市のシェアサイクル「ポロクル」と連携し、鉄道やバスと「ポロクル」を組み合わせた経路検索や、リアルタイム情報(貸出・返却可能台数)の提供を行っていた。「ポロクル」の冬期の営業休止により「mixway」での連携・対応も休止していたが、「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始にともない、2019年4月26日(金)より再開する。

 

「mixway」は、鉄道やバスなどの公共交通とシェアサイクルを組み合わせた「経路検索」や、ポートの位置やリアルタイムな空き状況などがわかる「リアルタイムポートマップ」を利用できるスマートフォン向けWebサイト。公共交通の経路検索サービス「駅すぱあと」をベースに、シェサイクルを組み込んだ“複合経路検索サービス”として提供を行っている。

ポロクルの内容

利用料金 <個人向けサービス>
・1回会員:150円/1回(1回60分以内、超過料は100円/30分)
・月額会員:1,800円/月(1回60分以内、超過料は100円/30分)
・1日パス(観光案内所・ホテルなど):1,500円
・1日パス(コンビニエンスストア):1,300円※法人向けサービスなど詳しくはポロクル公式サイトよりご確認いただけます。
https://porocle.jp/price/
営業期間 2019年4月26日(金)~10月31日(木)
営業時間 貸出 7:00~21:30
返却 7:00~22:00
提供エリア 札幌市内中心部(約40ポート)
公式サイト https://porocle.jp/

Mixwayの内容

サービスURL https://mixway.ekispert.net/
連携・対応サービス ・ポロクル(https://porocle.jp/
・ドコモ・バイクシェア(https://docomo-cycle.jp/
・PiPPA(https://pippa.co.jp/

低価格E-MTB Benelli TAGETE27.5インプレ 伊豆大島を回った時に感じたことをまとめる

ヨーロッパを中心に注目されているE-Bike。そんなE-Bikeの中で、主流となりつつあるのがオフロードを気軽に走行できるE-MTBだろう。日本でもミヤタ、ヤマハ、BESVなど様々なブランドがE-MTB業界に参入している。

その中でも、Benelliは、低価格で購入できるE-MTBを製造していることで知られている。今回、紹介する「Benelli TAGETE 27.5」は、2017年に20万円を切る価格で登場したことで有名だ。(現行の2018年モデルの価格は238,000円)

今回、ZuttoRide Sharing株式会社が運営する、宅配レンタサイクルサービス「CycleTrip」(https://cycletrip.jp/ja/)の協力で、BESV PSA1とBenelli TAGETEを伊豆大島で走らせることができた。

取り回しは一般的なE-MTBと同等

Benelli TAGETEを押し歩きした場合の取り回しは、一般的なE-MTBと同等だ。重いバッテリーがダウンチューブに搭載されているため、押し歩きは一般的なママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも重く感じるだろう。

ドライブユニット「BAFANG M400」は、どのような味付けか?

Benelli TAGETE 27.5に搭載されているドライブユニットは「BAFANG M400」。定格出力は250W、最大トルクは80Nm(BAFANG公式サイトから)。アシスト時に発する音は静かで、パワーとトルクが両立したBosch Active Line風に感じた。ヤマハ・YPJ-R/Cのように最小限までアシストを絞りこんでおらず、常時アシストしてくれるようだ。ただ、ヤマハ・PW-SEと比べると、レースみたいに脚を高回転で回したときのアシストの追従が足りず、低速でヘアピンカーブを曲がる時は、アシストが余分にかかる荒っぽいかかり方が発生する。最大トルクは大手ブランドの本格E-MTBユニット並(Bosch Performance Line CX、シマノ STEPS E8080、ヤマハ PW-X)の力があるが、これらの問題により二番手扱いなのが実情だ。しかし、BAFANG M400搭載車の価格帯が、大手E-Bike用アシストユニット搭載車よりも低価格なので、価格の差と理解すれば良いだろう。

アシストの設定に関しては、BenelliはBAFANGから許可を得て独自にマッピングを行っているとのこと。年式にもより改善を行っており、現行型の2018年モデルは、アシスト力が少なくなる高速域(24km/h超)では、アシストの切れ方継ぎ目の無いセッティングにしている。(サイクルモード2018で試乗)

筆者が今回乗った2017年型は、かつてサイクルモードで試乗した事がある。サイクルモードでは、アシストがかからない24km/h以上のスピードを出すことがあり、このときは高速域のアシストの切れ方がわかりやすく感じた。しかし伊豆大島を走行したときは、そのような場面が無かったので特に気にならなかった。BESV PSA1との比較では、PSA1よりもパワフルに走るため、上り坂や平地はPSA1よりも楽に走行できる。

※大手E-Bike用アシストユニット…ヤマハ PWシリーズ/Bosch Active Line/シマノ STEPSシリーズ/パナソニック スポーツドライブユニット

大容量バッテリーのおかげで、伊豆大島を楽しめる

TAGETE27.5には、11Ah/36Vの大容量バッテリーを搭載している。今回、岡田港→三原山頂上駐車場→大島公園→波浮港→元町港とヒルクライムありのコースを回った。BESV PSA1は、バッテリー残量が不足し、途中で充電することとなったが、Benelli TAGETEは、途中でアシスト力を下げながらもバッテリーの充電なく走行できた。山坂道が多い所を走るのならBESV PSA1よりもBenelli TAGETEが良いだろう。

下り坂では運転しにくい理由は?

Benelli TAGETEのバッテリーは、ダウンチューブに搭載されている。これはBenelli TAGETEに限らない問題だが、下り坂でコーナーを曲がる時は車体が寝かしにくいため自転車らしさを感じない。これは、同行したスタッフも同じ意見だった。この特性は同じくダウンチューブにバッテリーを搭載したE-Bike(ミヤタ・クルーズ、ミヤタ・リッジランナー、ヤマハ・YPJ-XC)でも変わらない。

本格E-MTBとBenelli TAGETEとの比較

日本市場には既に本格的なE-MTBが売られている。これらE-MTBとBenelli TAGETEと比較するといくつか気になる所がある。例えばドライブユニット。Benelli TAGETEに搭載されているBAFANG M400ドライブユニットは、本格的なE-MTBに使われているドライブユニットよりも大きい。そのため、他のE-MTBよりもホイールベースやリアチェーンステーが長く、間延びした設計になってしまう。また、ホイールの装着も剛性が高いスルーアクスルではなく、一般的なスポーツ自転車に使われているクイックリリース規格を使っている。筆者はマウンテンバイクには疎いため詳しく書かないが、現代のクロスカントリーMTBで流行の設計とは外れているように見える。今後増えつつある本格的なスポーツ走行を行うユーザーは比較試乗を行ったほうがいいだろう。

低価格でE-MTBを楽しめるのが売りのBenelli TAGETE

Benelli TAGETEの一番の特徴は、低価格でE-MTBが楽しめることだろう。スポーツ自転車用のドライブユニットに、油圧ディスクブレーキを装備しており、トレイルライドを楽しむことができる。2019年4月現在、これより安いE-MTBは無い。

また、Benelli TAGETEはマウンテンバイク的な使い方だけでなく、街乗りにも合うだろう。荷台の装着ができ、太いタイヤやサスペンションを生かして街乗りやガイドツアーに使うのも1つだ。気になる所は、ドライブユニットが日本では新興企業のBAFANGだということ。信頼と実績があるパナソニックが20万円前半でE-Bike(XU1)があるため、ブランド力を上げるのが課題だろう。

Benelli TAGETE 27.5のスペック

  • フレーム:BENELLI ALUMINUM 6061アルミ
  • フロントフォーク:SR SUNTOUR SF14-XCR32-27.5 100mm
  • 重量:22.0kg
  • ブレーキ:TEKTRO HD-T290 油圧式 ディスクブレーキ (180・160mm)
  • ギア(前):BENELLI 38T
  • ギア(後):SHIMANO CS-HG50-10 11-36T 10段変速
  • フロントハブ:QUANDO FK68 100mm 36H
  • リアハブ:QUANDO RK68 135mm 36H
  • リム:BENELLI MD114 27.5
  • タイヤ:MAXXIS CROSS MARKⅡ 27.5×2.1
  • ドライブユニット:BAFANG M400(最高出力250W、最大トルク80Nm)
  • アシスト方式:ミッドドライブ
  • バッテリー:36V 11Ah。バッテリー交換目安 700~900回
  • 充電時間:約4~6時間
  • アシストモード:最大6段階
  • 航続距離:最長100km

文:松本健多朗
協力:CycleTrip/ZuttoRide Sharing株式会社

2020年度最新版 「Benelli」ブランドのEバイクまとめ【E-Bikeブランド辞典】

四国一周サイクリング オリジナルグッズをオンラインショップで販売

自転車で四国一周しながら食、景色、文化、出会いを楽しむ四国一周サイクリング『CHALLENGE 1,000kmプロジェクト』では、四国一周にチャレンジするサイクリストに対して、より快適なサイクリングを楽しんでいただくためにグッズ販売を開始した。

オンラインショップでは、これから「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、四国一周サイクリングにチャレンジする人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、現在四国一周サイクリングにチャレンジ中の人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、すでに四国一周サイクリングを完走した方(チャレンジ終了の方)が利用できる。

オンラインショップでは、「ウインドブレーカー」〈12,960円(税込)・S~XXLサイズ〉、「パンツ(肩ひも付)」〈9,720円(税込)・S~XXLサイズ〉、「キャップ」〈2,700円(税込)・Freeサイズ〉を、ラインナップしている。

公式サイト:https://cycling-island-shikoku.com/

JR土浦駅直結「プレイアトレ土浦」にレストランなど食を楽しむ複合施設「STATION LOBBY」が登場

サイクリングと街づくりで注目されている「プレイアトレ土浦」。JR土浦駅直結で自転車店やレンタサイクルがあることで知られているが、2019年4月26日にレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」、中華バル「Hao2 ごはん&BAR」、カフェ「SLOW JET COFFEE COOKIE」、コワーキングスペース「Lap’s」、学習スペース「STEADY STUDY」をオープンする。

2フロア全400坪に誕生する食を楽しむ複合施設「STATION LOBBY」では、“日本一の駅の待合所”をテーマに、カフェ、レストラン、中華スタンド、クッキングスタジオ、フォトスタジオ、コワーキングスペースで土浦駅での食のシーンを一新。駅で過ごす時間が恋しくなるような、ここでしか味わえない、バラエティ豊かな“食と暮らしの楽しみ”を届ける。

2Fには1フロア一面200坪を占める全150席のレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」に、撮影だけではなく定期的に写真教室などを開催する「阿部写真館」。「NANAIRO Eat at Home!」 の料理も楽しめるリビングスタイルの「RIBAYON」スペースを用意した。

NANAIRO Eat at Home! ナナイロイートアットホームは、ワイワイ集えるビッグテーブルや、靴を脱ぎリビングスタイルでくつろげるスペースがある。また、誰でも利用可能な卓球台やママに嬉しいおむつ替えスペースや小さいお子様も楽しめるキッズスペースも備えている。

茨城県産野菜のバーニャカウダ 1,000円

つくば鶏のグリル ハニーディジョンマスタードソース 1,400円

料理はイタリアンを主軸に、気軽に楽しめるアラカルトを豊富にラインナップ。新鮮な野菜や魚介、ボリューム満点の肉料理など多彩なメニューの数々に、アツアツの焼きたてがサーブされる窯焼きピザを用意。

3Fは自家焙煎のコーヒーを提供するカフェ「SLOW JET COFFEE COOKIE」と中華バル「Hao2 ごはん&BAR」が軒をかまえ、フードコートのようにお好みで席をチョイスして楽しめる。

Hao2ごはん&BA

「Hao2 ごはん&バー」は、お昼はボリューム満点の絶品中華でクイックにエネルギーをチャージでき、夜は点心や小皿料理をつまみに、ゆっくりお酒と楽しんだり、がっつりごはんもチョイ呑みもいける、気軽に使える駅ナカの中華スタンド。

SLOW JET COFFEE COOKIE スロージェットコーヒークッキーは、SLOW[生豆から焙煎して一杯ずつ丁寧にドリップ]と JET[深煎り豆をエスプレッソマシーンで高速抽出]の2種類のコーヒーで、豆選びから焙煎、淹れ方にまでこだわった至極の一杯。スペシャルティ・コーヒーの旗手的存在といわれるイルガチェフェを使用したオリジナルローストをサイフォンで丁寧にドリップする。「華やかでフルーティー」な酸味と香りを楽しめる一杯を提供。

この他にも、JR土浦駅直結でビジネスマンやフリーランスで働く方々のコミュニティスペースとしても利用できるコワーキングスペース「Lap‘s (ラップス)」 や、スロージェットコーヒーにてドリンク1杯購入することで利用できる、毎日使える学生のための勉強とカフェスペース「Steady Study(スタディ スタディ)」も用意している。

https://stationlobby.jp/

超軽量なスポーツミニベロ KhodaaBloom Rail20とは?

オンロード用スポーツサイクルがメインのKhodaa-Bloom。ラインナップの殆どはロードバイクだが、スポーティなクロスバイクやミニベロもラインナップしている。その中でもRail20はKhodaa-Bloomのスポーツサイクルの中では珍しいスポーツミニベロだ。

Rail20の一番の特徴は重量。税抜き62,000円と低価格ながら、車体の重さは僅か8.4kg(フレームサイズ480mm)と軽い。価格が安いからと細かい所をコストダウンしているわけでなく、ブレーキはシマノ製Vブレーキ(BR-T4000)や、ベル・ライト・スタンドが標準装備されており、後々カスタマイズを行わなくて良いのは大きい。ホイールは、NOVATECH製ハブを搭載したスポーク数が少ないオンロードスポーツ用。6万円台の自転車では良いホイールが装着されている。

Rail700の20インチバージョンとも言える乗り味

Khodaa-Bloom Rail20の走行感覚は、Rail700の20インチバージョンとも言える感覚だった。

軽量スピードクロスバイク Khodaa-Bloom Rail700シリーズを解説

Rail700シリーズは、柔らかめのアルミフレームに直進安定性が高い設計を採用したスピードクロスバイク。この特性はRail20にも生かされている。例えばコーナーを曲がる時は、小径タイヤ特有のクイックな曲がりかたでなく、比較的ゆったりとしたミニベロらしくないハンドリングでコーナーを曲がる。そのため、クイックなハンドリングに不安がある初心者でも扱いやすいだろう。

また、ミニベロとして考えると比較的乗り心地が良い。安いミニベロにある、アスファルトを手でなぞるような、ビリビリとした振動が少ない。タイヤはKENDA K1018 20×1.25HE「Kriterium」と言うオンロード用のスポーツライド用タイヤを採用。一般的なエントリー用スポーツ自転車に使われているタイヤよりも高価で、乗り心地に貢献していると思う。しかし、Rail20の乗り心地は標準装備されているタイヤ(20×1.25インチ)よりも、1サイズ上の20×1.5インチタイヤを装着した乗り心地に近いが、これはRail700シリーズ譲りのフレームもあるだろう。これ以上の乗り心地とスポーティさを両立するのなら、Tartaruga Type Sportを選ぶしか無い。

モバイルツーリングバイク タルタルーガ Type Sportを解説する

Rail20は、街乗りとスポーティさを両立したい人に向いている。比較的ゆったりとしたハンドリングや乗り心地だけでなく、タイヤを少し太くすることや、泥除けが装着可能なクリアランスがある汎用性や、標準装備されているベル・ライト・スタンドは街乗りを行う上では重要だ。この価格帯で街乗りとスポーティさを両立したミニベロはKhodaa-Bloom Rail20ぐらいだろう。一方で、街乗りの汎用性を犠牲にしても、クイックなハンドリングやよりスポーティな乗り心地を求めたいのなら、Rail20ではなくNESTO FROID AやHarry Quinn MAGICを考えよう。

  • フレーム:AL6061 EAST-Lアルミフレーム
  • フロントフォーク:アルミフォーク
  • ギア:前 PROWHEEL SO-252AA8 52T 420:165mm,480:170mm/後SHIMANO CS-HG50-9 11-30T 9速
  • メインコンポーネント:Shimano SORA
  • ブレーキ:SHIMANO BR-T4000 Vブレーキ
  • タイヤ:KENDA K1018 20×1.25HE
  • 付属品:サイドスタンド・ベル・フロントライト

走行性能と折りたたみを両立した「大径ホイール折りたたみ自転車」を解説


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小さく折り畳めることで、一般的な自転車よりも持ち運びがしやすい折り畳み自転車。多くの折り畳み自転車は、折り畳みサイズを小さくするために小径ホイールを採用しているが、一部では24インチや26インチといった、大径ホイールを採用した折り畳み自転車がある。利点は小径ホイールよりも段差に強く、安定して運転できる事。欠点は折り畳みサイズが大きい事だ。

そんな大径ホイール折り畳み自転車はマイナーな存在だ。折り畳み自転車の世界は、コンパクトに折りたたんで使うのを重視する傾向がある。また、一般的なスポーツ自転車は車輪を外して袋に入れる輪行ができるため、大径ホイール折り畳み自転車の需要が少ないのもあるだろう。そんな状況でも日本で売られているモデルを紹介する。

24インチ横折れタイプ

Tern・Node C8

20インチ折り畳み自転車「Tern Link」シリーズをそのまま大きくしたようなモデルがTern Node C8。泥除けを装備した街乗り仕様の折り畳み自転車だ。一般的な大径ホイール折り畳み自転車とは違い、ハンドルポストも折れるため、比較的コンパクトに折りたためる。大径ホイールでもできるだけコンパクトに折り畳みたい人に向いている。

  • FBL jointアルミフレーム/スチールフォーク
  • Vブレーキ
  • 46T(前)Shimano, CS-HG31, 11-34T,8-speed(後ろ)
  • Schwalbe Impac Big Pac, 507, 24×2.00 F/V(タイヤ)
  • 折り畳みサイズ:W86×H84×D39cm
  • 重量:14.0kg

26インチ横折れタイプ

Dahon・Espresso D24

武田産業・シナネンサイクルが取り扱っているDahon Espresso D24は、日本で売られているDahonの中で唯一の大径ホイール折り畳み自転車。ZOOM製フロントサスペンションを採用しマウンテンバイク風味をもたせている。D4DSTEM搭載し、折り畳み時には奥行きを極限までフラットにすることを実現。

  • XA Seriesアルミフレーム/ZOOM, Hydraulic Damping, Lockoutサスペンションフォーク
  • Vブレーキ
  • 28/38/48T(前)13-32T,8-speed(後ろ)
  • Kenda 26″*2.0″ (50-559) Black E/V(タイヤ)
  • 折り畳みサイズ:W98×H108×D38cm
  • 重量:15.1kg

Tern・Joe C21

Tern唯一の26インチ折り畳み自転車。DAHON Espressoとは違い、跨ぎやすいフレーム形状や、サスペンションが無いフロントフォークを採用。そのため重量も比較的軽い。

  • FBL joint アルミフレーム/ハイテンスチールフォーク
  • Vブレーキ
  • 28/38/48T(前)14-28T,7-speed(後ろ)
  • Schwalbe Impac Big Pac, 26×1.75 F/V(タイヤ)
  • 折り畳みサイズ:W92×H85×D35cm
  • 重量:13.9kg

MONTAGUE

メインフレームに折りたたみヒンジが無いのが特徴のMONTAGUE。折りたたみ自転車では珍しくオフロード走行が可能なモデルがラインナップされている。26インチモデルのMTBタイプや700Cタイプのクロスバイクタイプがラインナップされている。

MONTAGUE

5Link 700c MUSASHI/R

700c MUSASHI/Rはファイブリンクス初のロードバイクタイプの折りたたみ自転車だ。フレームはリア三角部分を折りたたみ、車輪を外す方式を採用。一般的な折りたたみ自転車のより複雑だが、700Cホイールを採用しながらコンパクトな折りたたみを実現した。

輪行を重視した折り畳める本格ロードバイク「5Links 700c MUSASHI/R」

大径ホイール折りたたみ自転車が合っている人は?

大径ホイール折りたたみ自転車が合っている人は、小径ホイールの欠点が気になる人に向いている。小径ホイールは一般的な大径ホイールと比べると、直進安定性が悪い、スポークがしならないので乗り心地が悪いなどの欠点がある。それでも、多くの折り畳み自転車に使われているのは、折り畳んだ時のサイズが小さくなるためだ。

大径ホイールの折り畳み自転車は、小径ホイールの問題を解消してくれるが、一方で折り畳みサイズが大きい物がほとんどだ。そのため、頻繁に鉄道で輪行するのではなく、自動車に載せてサイクリングを行う人に向いている。

MTB・グラベルロードなどのホイールのインチアップ/インチダウンについて解説

一部のスポーツ自転車では、ホイール径を変更することで、走りの特性を変えられる物がある。ホイールをインチアップ・インチダウン化させて、走行特性を変えられる物と言えばグラベルロードが有名だが、それ以外の車種でも行える自転車もある。

26インチ→700Cインチアップ化(マウンテンバイク)

26インチマウンテンバイクが主流だった時代、マウンテンバイクで街乗りやサイクリングをする時は、幅の細いスリックタイヤにするのが一般的だった。

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しかし、幅の細いスリックタイヤにすると、同時に車輪の径が小さくなる問題があった。そのため、マウンテンバイクに700Cの車輪を装着して700C化を行う人がいた。700C化MTBの利点は、スリックタイヤよりも細くて軽量なロードバイク/クロスバイク用タイヤが装着できることと、26インチに変更しオフロード走行が両立できること。700Cのインチアップ化に関しては、クリアランスが大きいMTBフレームに、幅の細いオンロード用タイヤを装備するため、干渉の問題は無かったようだ。

出典:http://www.louisgarneausports.com/07bike/dw-1.htm

この方法は、一般的にはユーザーがカスタマイズするのが一般的だった。しかし、写真のルイガノ・DWのように、700Cのホイールを標準装備し、あとから26インチMTBホイールを購入して、オンロードとオフロードの両方を楽しめる自転車も存在した。

26インチMTBに27.5インチ(650B)ホイールでインチアップ化

MTBのホイールが取り回しは良いが走破性が低い26インチと、取り回しは悪いが走破性が高い29インチの2極化だった時に、その中間と言える27.5インチが登場した。登場時は部品選択が少なかったため、26インチMTBに27.5インチのホイールを入れてインチアップ化する事例があった。

マウンテンバイクを26型から650B(27.5)にインチアップ!(ぶろぐであさひ):https://blog.cb-asahi.co.jp/maintenance/97/

2016年当時、主流だった26インチマウンテンバイクを、容易に27.5インチ(650B)マウンテンバイク化できる利点があった。しかし、インチアップ化によりフレームとの接触の危険性があるなどの問題があり、27.5インチマウンテンバイクが主流になると、見なくなったカスタマイズだ。

グラベルロードで27.5インチ(650B)⇔700Cホイールを両立する

グラベルロードでは、27.5インチ(650B)と700Cホイールを両立できる車体が増えている。27.5インチ(650B)ホイールが搭載できる利点は、700Cよりも太いタイヤが装着でき、ホイールの直径が大きくなりすぎないため、ハンドリングが良好という利点がある。注意点としてはGT GRADEのように700Cホイールしか対応できないグラベルロードや、Cannondale SLATEのように650Bホイールしか対応できないグラベルロードがあるので、購入前には確認したほうが良いだろう。

 

神奈川県藤沢市と駐輪場シェアサービス「みんちゅう SHARE-LIN」が協定を締結

アイキューソフィア株式会社は、2019 年3月28日、スマートフォン等を利用して、空いている土地・スペースを誰でも貸し借りできる駐輪場シェアサービス「みんちゅうSHARE-LIN」の運用を、神奈川県藤沢市と連携して開始する協定を締結した。

交通の利便性が高く、都心や横浜への通勤・通学圏としても発展してきた藤沢市。通勤通学等で自転車が多く利用され、藤沢市も、通常の駐輪場に加えて公道に路上駐輪場を100台以上整備するなど、積極的な取り組みを行ってきた。そのような中で「みんちゅうSHARE-LIN」と提携することにより、藤沢駅の駅前を中心に小規模分散型の駐輪場を増やすことで、更に自転車の活用をしやすい街づくりを実現できると期待し、今回の提携に至ったとのこと。

「みんちゅうSHARE-LIN」はわずかな時間から空いている土地・スペースを誰もが貸し出すことができ、誰もが借りることのできる駐輪場のシェアサービス。スマートフォンアプリ(Android 版・iOS 版)、WEBから貸し出し、利用予約の全てを行うことが可能だ。「みんちゅうSHARE-LIN」の活用で、駅周辺のわずかな土地や店舗の空きスペースを駐輪場にすることができ、駅前店舗を利用する際などの短時間駐輪で必要とされる小規模分散型駐輪場の確保が可能となるとのこと。商業施設等の駐輪禁止にしている場所や、店舗前の小さな空きスペースを駐輪場として貸し出すことで、新たな駐輪スペースの確保ができるようだ。

今回は藤沢駅周辺にて開設し運営を行い、管理面に関しては、アイキューソフィアが駐輪場の看板設置、放置自転車の処分、トラブル対応を行い、藤沢市は実施区域内の提携駐輪場で不正駐輪が発生した場合に、市の交通安全巡視員による不正駐輪に対する警告、移動、保管作業を実施する。

利用の流れは、駐輪スペース貸し出し希望者が、駐輪場所や利用可能日時、利用料金等の情報を「みんちゅうSHARE-LIN」に登録を行い、駐輪スペース利用希望者が、利用したい場所や日時に利用可能なスペースを「みんちゅうSHARE-LIN」で検索し、予約登録(駐輪料金は予約時に支払い)する。

.今後は実施区域にて「みんちゅう SHARE-LIN」による駐輪場を順次開設し、藤沢駅南北で200台分の駐輪場の拡充を目指していくとのこと。また、サイクリングロードとの連携等、観光地としても人気の高い藤沢の地で広く「みんちゅうSHARE-LIN」を活用していただける取り組みを展開したいとのことだ。

みんちゅう SHARE-LIN:https://www.min-chu.jp

バーレーから新しい自転車用ベビーカー6モデルの販売を開始

高品質な自転車用ベビーカーを製造するアメリカの「Burley Design(以下 バーレー)」。日本での販売元を務める、ライトウェイプロダクツジャパン株式会社は、バーレーの新しい自転車用ベビーカー6モデルの販売を開始した。

ディー・ライトX

自転車でけん引する子供を載せられる「自転車用ベビーカー」は、自転車の後ろ車軸にバーを装着し、主に2輪の車両をけん引する構造だ。

左右の2輪で支え、重心が低いため、転倒の可能性が極めて低く、自転車のバランスを崩しにくいだけでなく、着座位置が低いので、子供が自分で乗り込め乗降時の事故が少ない。子供だけでなく荷物を積んで牽引ができ、自転車だけでは運べない荷物も運べる利点がある。

「自転車用ベビーカー」は、アメリカを中心に1980年代より普及が進み、昨今の安全意識の高まりで、日本でも注目を集めている。バーレーの製品は、けん引時に月齢12ヵ月から身長が約105cmぐらいまでのお子様が乗車可能。

今回、登場した6モデルは以下の機能が標準装備されている。

  • UPF 50+ のUVカットウィンドウで、日差しも安心。
  • 1輪式手押しベビーカーキットが付属し、自転車から切り離して単独のベビーカーとしても利用可能。
  • 金属スポーク + ゴムの空気入りタイヤを採用し、乗り心地と走破性を重視。
  • 堅牢なアルミフレームで万一の転倒・衝突時も乗員を守る。
  • 前面メッシュウィンドウおよびレインカバーが付属。本体は撥水仕様。
  • 道具不要で簡単に折畳が可能。

・ディー・ライトX 2人乗り 138,000円

独立したリクライニングシート、幅を広げたフレーム、調整式サスペンション等、バーレーベビーカーのすべてを備えた最上位モデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/xdlite-x/

・キャブ X 138,000円

独立したリクライニングシート、幅を広げたフレーム、調整式サスペンション等、バーレーベビーカーのすべてを備えた最上位モデルに樹脂製フロアを採用した頑丈なモデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/cub-x/

・ディー・ライト ダブルv2 2人乗り 128,000円

ディー・ライトXから独立リクライニングを省略した上級モデル。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/dlitedouble-v2/

・ディー・ライト シングル 1人乗り 108,000円

ディー・ライトの1人乗り。横幅を抑えて走行性能と取り回しが向上。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/dlitesingle/

・アンコール X 2人乗り 99,800円

サスペンション・リクライニングなどの快適性能を備えたベーシックなモデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/encore-x/

・アンコール V2 2人乗り 79,800円

自転車けん引でも手押しベビーカーとしても使えるベーシックなモデル

https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/encore-v2-green/

URL: https://www.riteway-jp.com/

上場ネット企業役員を辞め、折りたたみ自転車に挑む小林正樹氏が語るirukaの秘話と拘り

理想の折りたたみ自転車を作り、多くの人にその魅力を広めたい――。そんな思いから、インターネット広告代理店「株式会社オプト」の取締役CFO(最高財務責任者)を辞め、「株式会社イルカ」を設立した小林正樹氏。約10年間にわたって折りたたみ自転車の開発を続け、ついに2019年5月にirukaが発売される。リリースに先立ち、折りたたみ自転車irukaの開発秘話や、拘った所を語ってもらった。

開発に10年かかった理由

-irukaは自転車発売までに10年ほどかかりましたが、時間がかかった理由を教えていただけますでしょうか。

基本設計にも一年以上かかりましたが、次に問題になったのが工場探しです。irukaを開発する際、台湾や中国の自転車工場に協力を打診しました。

しかし、殆どが「無理」だという反応でした。irukaは独特な機構を採用しているため、開発・製造は難しいという理由です。

工場の社長に設計データやスケルトンモデルを見せたところ、気に入ってくれ、開発を引き受けてくれた工場もありましたが、実際に進めると上手くいかず、また工場探しに戻ることがありました。

そんな状態が7年続き、最後に「絶対にできるのでやろう!」という工場が現れました。そして3年ほどの開発期間を経て、ようやく完成したのです。

-開発で最も苦労したのはどんなところでしょうか。

構造です。irukaはフレーム中央にスリット(穴)があり、折りたたみ時はそこに車輪を入れる構造を採用しています。そのため、折りたたみ状態で移動するときに、車輪を転がして移動することが可能なのです。

しかし、僅かな誤差でも、折りたたみ時に車輪がフレームと干渉してしまう問題が発生しました。根元ではコンマ0何ミリの誤差でも、先端に近づくと大きな誤差になるのです。そこで設計から生産まで見直しを行い、ようやくクリアでき市販化が可能になりました。

その他にもフロントフォークの折りたたみ構造やハンドルポストの設計を変更・改良し、剛性を強化することで、安定したハンドリングを実現するなど、細かい所にも拘っています。

 

-開発期間中、他社からirukaのような折りたたみ自転車が先に登場しないか、不安になりませんでしたか?また、開発を諦めようと思ったことはありますか?

開発に失敗し、工場探しに戻るときが何度かありましたが、やはり落ち込みました。しかし、irukaを作るのを辞めようと思ったことは一度も無かったです。ここまで作るのが大変なら、irukaみたいな折りたたみ自転車は簡単に出てこないだろうと感じたのです。そういう意味で、不安はありませんでした。

機能とデザインを両立するためにこだわった所

-irukaは感性に訴えるカッコよさを重視するとブログに書いてありましたが、どのような部分を拘ったのか教えてください。

一般のスポーツサイクルユーザーだけでなく、自転車に興味がない人でも楽しんでもらえるよう、様々な拘りがあります。

例えば、折りたたみ時のデザイン。一般の折りたたみ自転車は、折りたたみ時の奥行きを小さくするため、前後の車輪が重ならないデザインとなっています。

しかしirukaは、前後輪が重なって折りたためるようになっています。これは、折りたたんだときに車輪で移動するためだけでなく、左右対称で美しく見えるからです。形状も、縦横比が黄金比になり、視覚的にも安定して映るようになっています。

出典:iruka

-irukaは車輪中央部に穴が空いているため、雨天走行は服が汚れやすいと思います。泥除けを装着することは可能でしょうか。

可能です。量産車ではダボ穴をつけ、汎用品の泥除けがつけられます。将来的にはiruka純正品の泥除けも考えています。

-部品に関して拘った所はありますか?

一般ユーザーにも街乗りを楽しめる部品を採用した所です。例えば変速機は、内装変速機「シマノ・アルフィーネ 8S」という、内装8段変速機を採用しました。外装変速機は軽量で価格も安く、スポーツ走行では便利です。しかし、停車中に変速できない、細かい調整が必要など、街乗りでは不便な所もあります。一方、内装変速機は変速ギアが露出していなく、停車中でも変速でき、頻繁にメンテナンスをしなくても良いため、街乗りでは計り知れないメリットがあると思い採用しました。

-車体には、外装変速機が装着できる台座がありますが、装着している理由を教えてください。

外装変速機の台座は装着していますが、どうしても外装変速機にしたいユーザーに向けて装着しました。普通に外装変速機を搭載した場合、チェーンラインの関係で全段動かすことができないため注意してください。

-「シマノ・アルフィーネ 8S」を採用した理由を聞かせてください。

変速時のタッチや精度がよく、スポーティに走れるのと、サイレントクラッチが装備されており静かに走れるため採用しました。

アルフィーネには内装11段変速仕様があります。しかし、irukaは街乗りを重視した折りたたみ自転車というコンセプトを考えると、11段仕様はギアの段数が多く、高価なため採用を見送りました。

-ブログではirukaは1車種1カラーのみで勝負するとのことでしたが、その理由は何でしょう。

irukaはこれからデビューする後発の折りたたみ自転車なので、アイデンティティを持たせるために、1車種1カラーでスタートしたいと思いました。ただ、将来的には限定カラーを発売することも検討したいと考えております。

-iruka「iPad」などに通じる、他の自転車にはないクールなカラーリングですが、どういった理由でからでしょうか?

irukaのカラーリングに関してはアルマイトを採用しました。この塗装を採用した理由は、塗装では出せない美しさが出るのと、ひっかき傷でも剥がれないためです。

-2018年4月にLORO世田谷で試作車(iruka T7.1)を公開したとのことですが、評判はいかかでしょうか。また、なぜ市販前に先立ち公開したのでしょか。

長年ブログやSNSで開発までの工程を公開していたため、早くみたいという人が多く、試作車を公開しました。LORO世田谷の方の話によると、動員数は異例なほど多かったとのことでした。評判として、折りたたみのギミックと走行感が良いという声が多くありました。

-irukaのカタログ写真には、日本的な物を加えている写真が多いですが、その理由を教えてください。

出典:iruka

irukaはWEBサイトのドメインをiruka.tokyoにするなど、東京発のブランドであることを売りにしています。そのため、東京情緒がある写真を採用しています。

-海外市場は検討していますか?

海外へ販売するのは決定しています。まず、日本とほぼ同時期に台湾で販売し、その後はヨーロッパ、ASEANとワールドワイドに販売する予定です。

東日本大震災で再実感した自転車のポテンシャル

-初期のブログでは、電動アシスト自転車版も出す予定と書いてありましたが、現在も考えていますか?

現在は考えていないです。理由は2つあり、1つはアシストのON・OFFの作動感覚が合わないからです。開発中に何台か電動アシスト自転車に乗ったのですが、感覚が合わなくてよってしまい、中止にしました。

もう1つの理由は東日本大震災です。

-と言いますと?

私は東京のオフィスで震災に遭遇しました。公共交通機関が麻痺し、いたるところに人が溢れていて、家に帰れなくなったのです。妻も23区の会社に努めていたのですが、非常事態なので一緒にいたいと思い、オフィスに置いてあった研究用の2台の折りたたみ自転車で、妻のところへ向かいました。1台は私が乗り、もう1台は妻の会社がある方向へ行きたいという方に、かわりばんこで乗ってもらい、自転車のポテンシャルを再実感しました。

-どのような所で、ポテンシャルを実感したのですか?

タイヤに空気が入っていてワイヤー類が切れていなければ、多くの人が自転車に乗れます。法的には乗り物ですが、実際は眼鏡や義足など体の一部に近いと感じ、それが自転車の本質であり、凄いポテンシャルがあると実感しました。

電動アシスト自転車の場合、電池が切れると重い自転車になってしまい、その魅力の一部分がスポイルされてしまうと思ったのです。電動アシスト自転車の有効性は十分理解していますが、そちらに関しては他社さんにまかせたいと考えております。

-「自転車を主な移動手段とするライフスタイル」を広めるとのことですが、何かしらのアプローチを行うことは考えておりますか?

ポップアップストアの出店を検討しています。自転車に関しては実用性が高いアクセサリー「iruCart」「iruCarry」「iruCatch」をラインナップし、自転車を移動手段としたライフスタイルをアプローチします。

出典:iruka

irucartは、コンパクトで荷台になるカートです。私は元々、サイクルトレーラーを使っておりました。積載能力が増えるので素晴らしいのですが、問題もありました。東京で使った場合、小径自転車2台分なみに車体が長くなり、駐輪が難しく、内輪差も大きく使いづらいのです。しまなみ海道では問題にならなかったのですが。そのため、irucartはコンパクトで、都市部でも使えるサイクルトレーラーにしました。

-irukaに装着する荷台「irucarry」の特徴を教えてください。

出典:iruka

irucarryは、シートポストのクランプに装着し、サドルに装着したカプラーとベルトで吊り下げる荷台です。一般的な折りたたみ自転車はフレームにキャリアを装着しますが、これは折りたたみすると、荷物を外す必要があります。irukaは折りたたみ状態で駐輪や転がし移動を想定しているため、その都度荷物を外すのは違和感があります。irucarryは荷物を装着したままでも駐輪や転がし移動が可能です。また、取り外しもクランプとベルトを外すだけの簡単設計となっています。

-irucatchとは、どういう部品でしょうか?

出典:iruka

irucatchはハンドル中心部に装着したホルダーです。一般的な自転車用バッグは自転車専用品が殆どで、ファッションに合わないデザインや、中に入っているバッグを出し入れしないといけない問題があります。そのため、汎用性があるバッグを引っ掛けるホルダーを作りました。

これらのアクセサリーはirukaだけでなく、多くの折りたたみ自転車に使用できるように設計しています。irukaには、標準装備でサドルにオプションパーツを装着するカプラーがあり、そちらも販売します。

-販売計画はどのように考えていますか?

現在、ファーストロッドは150台を予定しております。また、最初の販売は関東圏に絞り込もうと考えております。その理由として、irukaが東京発を売りにしているのと、サポート体制をじっくりと立ち上げて販売したいからです。最終的には全国に販売する予定です。

株式会社オプトを退職し、自転車会社「イルカ」を立ち上げた小林氏の道程は長く険しかった。理想の折りたたみ自転車を求めるため、何年もかけて工場探しの旅をすることになったが、それでも諦めなかった。そして、完成したirukaは、独創性と実用性を両立した他社にはない折りたたみ自転車で、完成度は非常に高い。しかし、irukaはまだ泳ぎ始めたばかり。モビリティに新しい風を吹かせるか注目したい。

文:マツモトケンタロウ
協力:株式会社イルカ/小林正樹

http://iruka.tokyo/

低価格で買える電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY CONVENIENT」が登場

電動アシスト折り畳み自転車で有名なGicから、折りたためる電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY CONVENIENT(トランスモバイリー コンビニエント)」を2019年4月下旬に発売する。

「TRANS MOBILLY CONVENIENT(トランスモバイリー コンビニエント)」は、電動アシスト折り畳み自転車「TRANS MOBILLY」シリーズの中で、一番安い電動アシスト折り畳み自転車だ。車輪サイズは20インチを採用し、折りたたみサイズは840×490×710mmとなっている。バッテリー容量は5.8Ahで、1回の充電での走行距離は約45km。変速機はなく、電動アシストの起動方法もバッテリーにあるボタンで起動させる方法でシンプルなのが特徴だ。

●スペック

  • 商品名      :TRANS MOBILLY CONVENIENT(トランスモバイリー コンビニエント)
  • フレーム材質   :スチールフレーム
  • サイズ      :20インチ
  • 折りたたみサイズ :840×490×710mm
  • 重量       :約20kg
  • タイヤサイズ   :20×1.75英式バルブ
  • 補助速度範囲   :0~10km比例補助/10~24km逓減(ていげん)補助
  • モーター定格出力 :250W
  • バッテリー型式  :充電式リチウムイオンバッテリー
  • 電圧       :36V
  • 容量       :5.8Ah
  • バッテリー寿命  :約500回
  • 電源       :AC100~240V 50/60Hz
  • 消費電力     :208.8Wh
  • 充電器定格出力電圧:DC42V 2.0A
  • 充電時間     :約3.5時間
  • 希望小売価格   :65,000円(+税)
  • カラー      :レッド、ネイビー、ホワイト