デイリーアーカイブ Jul 8, 2025
2021年のE-Bike界を振り返る 課題と注目の会社は?
2021年のE-Bike業界は、新型コロナウイルス感染症の影響で、日本市場では新型モデルが少ない状況だった。今回は、2021年のE-Bike界を振り返り、注目の会社などを紹介する。
YAMAHA YPJ-MT Proは日本市場でのE-MTBのベンチマークを死守
2021年のE-Bike業界の中で、E-MTBのベンチマークと言えるモデルを上げるとするのなら、やはりYAMAHA YPJ-MT Proだろう。2021年はコロナ禍の影響か、新型モデルが登場しなかった影響で、2022年モデルも、特記すべきモデルが無かったのもある。
物理の神様を超えようとする車体性能に、非常に静かなノイズ、日本国内法規を限界まで追い込んでいるアシストセッティング、ハイパワー・ハイトルクを両立したモーターを搭載し、あの性能で、たった66万円(税込)と破格の価格は、今でもベンチマークと言えるE-MTBだろう。販売台数は年間で200台以上と、他社のE-MTBよりも多く売れているようだ。
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シマノのSTEPS E8080続投は、ボッシュ Performance Line CXやヤマハ PW-X2の登場で非常に厳しい状況に
https://youtu.be/euHpcRFxM-Y
2020年9月に、シマノは海外市場同社最上級E-Bikeユニット「EP8」を発表した一方、日本市場向けにはEP8を導入せず、E8080を続投している。
E-Bike業界は、日本よりも富裕層が多くE-Bikeを購入する層が多い欧州市場に力を入れるため、日本市場は後回しという扱いや参入しないという企業が多く存在する。
シマノに限らず、ヤマハは欧州では最新のE-Bike用ユニット「PW-X3」を発表し、ボッシュはハイエンドE-Bike用ユニット「Performance Line CX Smart System」を展開しているので、他社も変わらないが、シマノの場合、ハイエンド向けE-Bikeユニット「STEPS E8080」の爪の甘さが散々指摘されているため。
STEPS E8080のアシスト時の高音系ノイズが煩い、アシスト速度が22キロで切れる、アシスト比率が弱く日本国内法規を追い込んでいないというのは公然の秘密で、他社の営業から「一体、”あれ”はなんでああなっているのか?」と尋ねられたり、「我が社のユニットは、”他”とは違い日本国内のアシスト法規を限界まで追い込んでいる」とアピールする状況となっている。シマノ STEPS E8080は、ライバルであるボッシュのPerformance Line CX、ヤマハのPW-X2、日本電産のNidec 41Rに大きく引き離されている状況だ。
STEPS E8080の規制値より2km/h低いアシスト制御は一人で走ると致命的でもない。でも他のEバイクと並走で緩めの坂を登坂すると延々と1km/hぐらいの差が出てウンザリする。ずっと続くので体力と脚力の差が逆転する。
— trailermac (@trailermac) May 24, 2021
関連リンク
E8080はアシスト率が低い(E-NAYA.com) http://e-naya.com/bicycle/trs2am/trs2am_assistratio.html
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Specialized Turbo SLシリーズは、世界中でライバルが登場したことにより、早急なモデルチェンジが必要
2020年モデルで一躍有名となった軽量E-Bike「Specialized Turbo SLシリーズ」。日本でもフルサスペンションE-MTBの「Turbo Levo SL」シリーズを中心に、注目されているが、海外では、既にTurbo SLシリーズの対抗馬と言えるモデルが登場している。
https://youtu.be/skMGt3v7HLY
アンドラの「Forestal Siryon」は、Turbo Levo SLよりも3倍以上の最大出力800Wと、1.7倍の最大トルク60Nmを実現した「Eon Drive」ドライブユニットを搭載。
https://youtu.be/Bh56bA5Kh0k
スペインの「Orbea RISE H」は、Turbo Levo SLよりも1.7倍の最大トルク65Nmを実現した「シマノ EP8 RS」を搭載。バッテリー容量もTurbo Levo...
シェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」熊本市シェアサイクル実証実験事業の事業予定者に決定
シェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」を運営するneuet)は12月22日、2022年4月開始予定の「熊本市シェアサイクル実証実験事業」の事業予定者として決定したと発表した。
「熊本市シェアサイクル実証実験」事業は、熊本市の中心市街地の回遊性向上や自動車から公共交通への転換促進を図り、地域経済の活性化を促進することを目的として、熊本市が実施事業者と共同で取り組むシェアサイクル事業。2021年3月に策定された「熊本市自転車活用推進計画」の中では「自転車を気軽に利用できる環境づくり」の重点施策の一つとして定められている。
サービス開始時点では中心市街地にポートの密度を確保し、熊本市により予定されている公共ポート以外にも、チャリチャリの展開に関心がある企業など、民間ポートの拡大も実施する。
関連リンク
Charichari(チャリチャリ) https://charichari.bike
DAHONノンフォールディングミニベロ3モデル入荷記念「Think “GREEN”キャンペーン」実施
アキボウは12月27日、2021年モデルで発表していたDAHONの新カテゴリーとなるノンフォールディングミニベロモデルが全モデル入荷したことを記念して、購入キャンペーンを実施すると発表した。
DAHONは1982年に自転車の開発をスタートさせた、世界最大のフォールディングバイクブランド。自転車での移動が環境にやさしいことを改めて考えるために、今回はリサイクルコットンを使用したDAHONオリジナルデザインエコバッグをプレゼントを行うとのこと。内容は以下の通り。
「Think “GREEN”キャンペーン」実施内容
ご応募いただいた方、先着100名様にもれなくDAHONオリジナルデザインエコバッグをプレゼントいたします。
応募期間:2022年1月1日(土)〜3月31日(木)
*応募期間より前にご購入された方も対象となります。
対象車種:D-Zero、Calm、MAKO
応募方法:
【Step 1.】ご自身のSNSアカウントで、ご購入いただいた対象車種の写真を、コメント、指定のハッシュタグ #ThinkGreenCampaign とともに投稿
【Step.2】氏名、郵便番号、住所、電話番号、投稿いただいたURLを info.dahon@akibo.co.jp 宛てにメールで送付
*SNSでの投稿は、弊社でも閲覧可能な公開設定されたものに限ります。
*投稿された写真とコメントは、当キャンペーンのレポートに二次使用させていただくことがあります。
*DAHONオリジナルデザインエコバッグは先着順に、2022年2月1日頃から順次発送いたします。発送時期は、多少前後する場合があります。
関連リンク
DAHON https://www.dahon.jp/