デイリーアーカイブ May 15, 2025
トヨタファイナンス「TFC SubscMall」にて、高級スポーツバイクのレンタル「CycleTrip BASE」がサービスプロバイダー提携を開始
ZuttoRide Sharingは7月12日、トヨタファイナンスと協業し、同社が提供しているサブスクリプション・プラットフォーム「TFC SubscMall」(ティーエフシー サブスクモール)」へ高級スポーツバイクのレンタル・サブスクリプションサービスを提供すると発表した。
CycleTripBASEは、車両台数約160台で、日本最大級の規模を誇るスポーツ自転車レンタル専門店。1台数十万円以上の乗り心地快適な高級スポーツ自転車に乗り、魅力的な町をまわって観光・レジャーを思う存分楽しんでもらう「特別な体験」を手軽に提供できることを目指している。また自転車初心者の方にも気軽にスポーツ自転車に触れ楽しみを知ってもらいたい、といったコンセプトから東京・秋葉原にて高級スポーツバイク・E-Bikeレンタルサブスクリプションサービスを展開している。
TFC SubscMallは、モビリティライフの充実と生活サービスをより快適に楽しんでいただけるサブスクリプションプラットフォームで、カー用品や暮らしに便利なサービスを月々定額で利用できるサービス。
今回の提携の内容は、「TFC SubscMall」内の提供サービスの一覧に「CycleTrip BASE」で展開しているスポーツバイクのサブスクリプションサービスが追加される。1台数十万円という高価なスポーツバイクを、初期費用ゼロで、定額代金のみで利用が可能となる。
ZuttoRideSharingは、「TFC SubscMall」をきっかけにトヨタのお店のお客様に対して、高級なスポーツバイクでの週末サイクリングといったレジャーなどを、大きな初期投資の必要なく手軽に楽しむことができ、自動車だけでなく自転車を活用したさらに豊かで充実したモビリティライフを過ごしてもらうことを目指すと語っている。
関連リンク
CycleTrip BASE https://cycletrip.jp
Bosch E-Bike System 2023年モデル発表 盗難防止機能や新世代ABSなどを用意(海外情報)
Boschは7月12日、Bosch E-Bike Systemの2023年モデルを発表した。
https://youtu.be/uA7uP7ry-dI
Bosch E-Bike Systemは、2022年モデルで海外市場向けにスマートフォンと接続可能なスマートシステムを発表した(日本国内では執筆時点では未導入)。
スマートシステムは、無線によるアップデートでE-Bikeの強化や、個人のライディングデータやフィットネスデータなどのアクティビティを記録したり、ライディングモードをカスタマイズしたり、バッテリーの充電状態から次回のサービス予約まで、すべての重要な情報をホーム画面で確認したりすることができる。
今回紹介するのは海外市場向けの内容となる。日本国内での導入に関しては、いくつかの製品は日本国内に登場する噂がある。
Bosch E-Bike ABS(第2世代)
MAGURAと共同開発した新しいボッシュのE-Bike用ABSは、両方のブレーキを同時に使うことで、より安全で確実なブレーキングを可能にし、前輪のロックやスリップに対抗する。前輪ロックを防止するだけでなく、後輪リフトを抑えることが可能だ。
https://youtu.be/znbaZP-nOIg
ABSモードは、eBikeのタイプ(ABSカーゴ、ABSツーリング、ABSオールロード、ABSトレイル)に合わせて調整されている。また、Kiox 300ディスプレイを介して、ブレーキ動作に関する情報を呼び出すことができる。例えば、フロントブレーキを使用している場合は、制動距離とブレーキ時間を記録して表示することができ、ブレーキングを分析することもできる。
https://youtu.be/nu-LY1y8AQs
E-Bikeアラーム
E-Bikeアラームは、eBike Flowアプリで一度インストールすると、スマートフォンがデジタルキーとして機能し、盗難防止に役立ちます。E-Bikeの電源を切ると、eBike Alarmが自動的に作動する。わずかな動きにもアラーム信号で反応し、E-Bikeがより強く動かされると、スマートフォンにメッセージが表示され、トラッキング機能がスタートし、eBike FlowアプリでE-Bikeの位置を把握することができるようになる。eBike Alarmを使用するには、ConnectModuleをeBikeにインストールし、モーターアシストの自動停止機能であるeBike Lockを有効化する必要があるとのことだ。
Cargo Line SmartSystem
荷物を運ぶためのドライブユニット「Cargo Line」にもスマートシステムを採用。Cargo Lineは、同社のE-MTB用モーター「Performance Line CX」を元に、アシスト比率を400パーセントにするなどカーゴバイク用にチューニングを施したモデル。今回のスマートシステムの採用で、無線による更新によるコンポーネントの継続的な更新や、eBikeFlowアプリによるライディングモードのカスタマイズなどの利点を活用できる。
Performance Line Speed Smart System
Performance Line Speedは、E-MTB用モーター「Performance Line CX」をベースにしつつ、免許が必要で時速45キロまでアシストを行うSpeed Pedelec用に開発されたモーター。こちらもスマートシステムに対応した。
Performance Line Smart System
Performance Lineは、Boschの街乗り用モーター「Active Lineシリーズ」と、E-MTB用のハイエンドモーター「Performance Line CX」の中間に位置するモーター。アシスト音が静かで、オートモードを搭載しているのが売りで、こちらもスマートシステムが採用された。定格出力250W、最大トルク75Nmを発揮する。
スマートシステム用バッテリー
Bosch E-Bike Systemのスマートシステム搭載車はスマートシステムに対応したバッテリーを装着する必要がある。外付けバッテリーに関してはPowerPack545(容量545Wh)と、PowerPack725(容量725Wh)の2種類を用意。内蔵バッテリーに関しては、PowerTube500(容量500Wh)と、PowerTube625(容量625Wh)が新たに登場する。
Intuvia 100
Intuvia 100は、直感的に使用できるディスプレイで、大きなフォントでルート、移動時間、範囲、速度、時間 、運転モードに関する情報を知ることができる。また、盗難防止機能である「E-Bike Lock」も搭載している。
システムコントローラー・ミニリモコン
システムコントローラーは、スマートシステムを備えたE-Bike用小型コントロールユニット。シンプルなデザインにはトップチューブにシームレスに統合されており、転倒でのダメージで壊れにくいのが特徴。ハンドルに装着するミニリモコンはシステムコントローラーを補完しており、Bluetooth接続で行うため、ケーブルの断線が無いという利点がある。
関連リンク
Bosch E-Bike System https://www.bosch-ebike.com/de/
MVアグスタから 「LXP(ラッキーエクスプローラプロジェクト)シリーズ」登場 グラベルロードタイプとフルサスE-MTBタイプの2種類を展開
MVアグスタは7月14日、フランクフルトで開催されたユーロバイクショーで、新しいプロジェクト「Lucky Explorer」を発表し、E-EnduroとE-Gravelの市場に参入すると発表した。
ラッキーエクスプローラーとは、かつてMVアグスタを買収したオートバイ会社「Cagiva(カジバ)」が製造していた、アドベンチャーラリータイプのオートバイ「エレファント」からリスペクトしたプロジェクト。因みにカジバはその後、MVアグスタと名前を変更して現在に至っている。
ラッキーエクスプローラーとは、カジバがパリ・ダカールラリーで活躍したオートバイのスポンサーカラーに書いてある「ラッキーエクスプローラー」から名付けられたのだと思われる。
MVアグスタはリリースにて「Lucky Explorer Projectは、MVアグスタの究極の個性であり、砂漠やオフロードでのレースの歴史を作った人々とバイクの情熱、感情、価値、スタイル、ジェスチャーを深く掘り下げ、その感情を表現するものです。それは、モーターサイクルやe-bikeにとどまらず、感情、記憶、価値観、あり方といった総合的な世界です。すべてのオフロードファンにとって待望の復活であると同時に、新たな始まり、未来への飛躍でもあるのです」と語っている。
フルサスE-MTBのE-ENDUROはBosch Performance Line CXモーターを搭載し、内蔵型バッテリー「Bosch PowerTube625/750」を用意。フレームはカーボン製で29インチホイールを採用している。
「Enduroプロジェクトは、息を呑むようなライディング体験、ユーザーフレンドリーな操作性、最高のパフォーマンスと魅力を備えたユニークなEnduroを創造するというビジョンのもと、たゆまぬ設計と開発作業の積み重ねを表現しています」(リリースから)
E-グラベルロードの「E-GRAVEL」は、MAHLE X20リアインホイールモーターに、350Whの内蔵バッテリーを採用。フロントフォークはグラベルロードでは珍しく、FOX 32K FLOAT AXサスペンションを搭載。フレームはカーボン製で重量は13.4キロと軽量だ。
「グラベル・プロジェクトは、MVアグスタの「ストレードビアンチェ」向けアイデアです。カンパニョーロ・エカール製コンポーネントを使用したカーボンフレームで、コンパクト、軽量、本質的、機能的な自転車でありながら、オフロードの強烈な個性を保証しています」(リリースにて)
MVアグスタ「LXP(ラッキーエクスプローラプロジェクト)シリーズ」の価格、日本国内での導入は不明。
関連リンク
MV AGUSTA E-Mobility