デイリーアーカイブ Jun 16, 2025

国内最大級のオーダーメイド自転車展示会「2025ハンドメイドバイシクル展」 科学技術館で1月25・26日に開催決定!

一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター(東京都品川区)は1月16日、国内最大級のオーダーメイド自転車の展示会「2025ハンドメイドバイシクル展」を1月25日(土)・26日(日)に東京都千代田区北の丸公園の科学技術館で開催すると発表した。30年以上の歴史を持つ本展は、国内の有力ビルダー(自転車製作者)の匠の技が集結する貴重なイベントとして、多くの愛好家・初心者を問わず注目を集めている。   国内のビルダー技術が一堂に集結 ハンドメイドバイシクルとは、自転車競技者の体格や脚力、使用目的などに合わせてビルダーが一台一台オーダーメイドで作り上げる自転車のこと。スポーツ用だけでなく、高齢者・障がい者向けや趣味性の高いモデルなど、多様なニーズに対応できる技術力が注目されている。近年は専門学校も開設され、若手ビルダーの活躍も活発化するなか、「2025ハンドメイドバイシクル展」では、国内の熟練ビルダー45社(予定)の車両や独創的なパーツが一堂に集められる見通しだ。 一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センターは、幅広い自転車関連書籍や歴史的な自転車、貴重な資料の保存・展示、各種イベントの企画など、自転車文化の普及啓発活動を行っている。同協会担当者は「長年培われた日本の匠の技術と革新的な発想が融合した実車を数多く展示し、自転車の奥深さと魅力をぜひ体感してほしい」と話す。 見どころ①:ビルダー&ゲストによるトークショー 例年多くの来場者が詰めかけるトークショーは、2025年もビルダーやスペシャルゲストを招き、計3つのテーマで展開される。1月25日(土)の「Japan Bike Technique(JBT)トークショー」では“旅自転車”の魅力を取り上げ、JBT実行委員長の松本敦氏と市川均氏が登壇。続く午後のスペシャルトークショーでは、著名ビルダーをゲストに迎え、オーダーメイドの醍醐味を深掘りする。 また、1月26日(日)には警察庁交通局交通企画課の課長補佐・西口諒一氏や、自転車ジャーナリストらが「セーフティーライド」をテーマに、自転車の安全利用について討議する。進行は元プロロードレーサーであり、現在は自転車文化センター所長を務める栗村修氏が担う。 見どころ②:新企画「プレミアム試乗会」 今回初めて会場外で行われる「プレミアム試乗会」も注目を集めそうだ。トークショーのファシリテーターを務める小島裕樹氏(ジャパンハンドメイドバイシクルズ主宰)や吉本司氏(自転車ジャーナリスト)の案内のもと、オーダーメイド自転車にじっくり試乗できる。開催日は1月26日(日)で、パレスサイクリングコースを使用する。参加費1,000円(保険代込)、各回定員11名の事前申込制となっている。 見どころ③:ポルトガル映画「The Soul of Cyclist」上映 1月26日(日)には、クラシック自転車を愛する人々の姿を描いたポルトガル映画「The Soul of Cyclist(サイクリストの魂)」も上映される。美しい風景とともに、“スローライフ”としての自転車の魅力を改めて感じられるドキュメンタリーだ。 「NTN回る学校」や各種ブースも充実 NTN株式会社による「回る学校」が特別開催されるのも大きなトピック。自転車向けベアリングの組み立て体験や回転効率の違いを体感できるコーナーなど、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが用意される。そのほか、自転車活用推進本部や福島県がナショナルサイクルルートなどを紹介するブースも登場。「ふくしま浜通りサイクルルート」についての魅力を直接聞くことができる貴重な機会だ。 会期中は入場無料 オリジナルグッズも限定販売 会期は1月25日(土)・26日(日)の2日間。入場は無料で、会場は科学技術館1階(1~5号催物場)。前回に引き続き、イラストレーター大野哲郎氏のオリジナルイラストを使ったグッズ(Tシャツ、サーモボトル)を数量限定で会場販売する予定だ。 国内の自転車職人が丹精込めて作ったオーダーメイドの名車に触れられるうえ、ビルダーと直接コミュニケーションができる希少な機会とあって、毎年多くの来場者が足を運ぶ。同協会では「見て、聴いて、話して、乗って、自転車の新しい世界に出会ってほしい」と来場を呼びかけている。 イベント概要 名称: 2025ハンドメイドバイシクル展 日時: 2025年1月25日(土) 10:00~16:50 2025年1月26日(日) 9:30~16:30 会場: 科学技術館1階 1~5号催物場 (東京都千代田区北の丸公園2-1/東京メトロ 竹橋駅・九段下駅より徒歩7分) 主催: 一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター 後援: 自転車活用推進議員連盟、自転車活用推進本部 内容: ハンドメイドビルダーによるオーダーメイド自転車・パーツの展示 ビルダー&スペシャルゲストによるトークショー 自転車安全利用に関するトークショー 映画上映(ポルトガル映画「The Soul of Cyclist」) プレミアム試乗会(有料・事前申込制) 入場料: 無料 問い合わせ・詳細: http://cycle-info.bpaj.or.jp/?tid=100651

東京・渋谷発のロカフレームから新型eバイク「BASARA」 “婆娑羅”の精神をまとったロー&ロングデザイン

東京・渋谷発のeバイク(電動アシスト自転車)ブランド「ROCKA FLAME(ロカフレーム)」を運営するイエローソウルクリエイション株式会社(渋谷区、代表取締役社長:西部智之)は、新型のクラシックヨーロピアンスタイルeバイク「BASARA(バサラ)」を発表した。2025年3月以降に入荷を予定している。 「BASARA」は、名の由来である“婆娑羅”の精神を反映したロー&ロングの堂々としたデザインを特徴とする。クラシックなモーターサイクルを想起させる見た目ながら、車体サイズは全長1,890mm・全幅590mmに収まっており、普通自転車の規格内(全長1,900mm・全幅600mm以内)を遵守。歩道走行も可能で、日常の取り回しにも配慮されている。 フレームはアルミ製を採用し、海岸沿いでも錆びにくい仕様となっている。グラフィティアーティストDOPESACが手がけたフレームラインやメインロゴにより、個性的かつストリート色の強いデザインを実現。フロントフォークにはモーターサイクルのようなデュアルクラウンタイプのサスペンションフォークを採用し、路面からの衝撃をライダーの好みに合わせて調整できる。さらにライディングポジションは、前方に配置したペダルと余裕あるプルバックスタイルのハンドルバーの組み合わせで、快適なクルージングが楽しめる設計となっている。 パワーユニットにはバーファン社製のリアインホイールモーター(定格出力350W)を搭載。従来より出力が高い分、パワフルなアシストを実現しながらも型式認定を取得しており、免許不要での走行が可能。バッテリーは車体に内蔵するインチューブ型で、着脱や充電が容易なうえ、専用鍵による盗難防止機能も備えている。容量は25.2V換算で約14.8Ah(36V 10.4Ah、374Wh)と大きく、最大で約50~70キロの走行が可能だ。 カラーはマットブラック、マットシルバー、マットブラスの3色を展開。なかでもマットシルバーとマットブラスはシルバーのハンドルを組み合わせることで、ラグジュアリーな雰囲気を演出している。価格は税込29万9,200円。 なお、2024年よりロカフレームのモデルライダーを務める格闘家・武尊氏は、ヨーロッパの格闘技イベント「ONE」で活躍の場を広げ、2025年3月には「さいたまスーパーアリーナ」でロッタン選手との試合を控えている。ROCKA FLAME公式YouTubeチャンネルでは、武尊氏と共演したショート動画も公開中だ。 https://youtube.com/shorts/wZG-069fa1o?si=1gO8VZO-qxCUe2s3 e-bike、ファットバイクの通販ならROCKA FLAME公式オンラインショップ

STREEK CARGO TRIKEにコピー車両が登場!?

エンビジョンが開発、ライアンキャリー製造する3輪電動カーゴバイク「STREEK ACTIVE CARGO TRIKE」に、中国でコピーが登場したとSNSで話題となっている。 これは某国で製造されたと見られるSTREEKのコピー。 フレーム形状やサスペンションを見る限り6号機を「完コピ」したと思われる。ドライブユニット付きとユニット無しの2種が存在する様子。(画像はユニット無しの外装変速) 勘弁して欲しい pic.twitter.com/TRgNN95RFv — STREEK / Active cargotrike(カーゴバイク) (@STROKE_cargo) January 10, 2025 STREEK ACTIVE CARGO TRIKEは、ヨーロッパで主流となっているカーゴバイクよりもコンパクトな車体は、”長さ190cm幅60cmを超えず、側車及び鋭利な突起物が付いていない二輪及び三輪の自転車”という日本の普通自転車規格に収まるサイズとなっているのが特徴。価格は79万7500円から。 コピー車両はかつてのプロトタイプをコピーしているとの疑惑がある。ステアリング機構は市販車両のカーボンではないが、車体の殆どの部分が酷似している。 ただ、電動アシスト自転車は、車体の精度が悪いとそこから水が入って壊れるので、見た目だけが同じでもクオリティが同じとは考えないほうが良いだろう。 また、パワーユニットに関しても、大手のパワーユニットメーカーは”基本的に小規模メーカーは相手にしない”、”大手に優先的にパワーユニットを回す”、”小規模なのに大手パワーユニットが付いていたら大体コネがある”という世界で、明らかなコピーにパワーユニットを回すのかという問題もある。バッテリーやモーター、コントローラーといったパワーユニットの選択を間違えると、信頼性や耐久性に大きく傷つくため、安直にカタログスペックだけを重視したパワーユニットを選ぶと痛い目に遭うようだ。 最後に一番の問題が関税。中国から欧州に電動アシスト自転車を輸出すると関税70パーセントがかあkる。また、世界的に電動アシスト自転車の製造国を中国から他国に移すのがブームとなっている。エンジェルラウンドで険峰長青(K2VC)から日本円で約12億円を調達したEバイクブランド「Kuiperbelt」も、輸入代理店によると「製造を中国から日本に移す」とはっきりと語っている。STREEK ACTIVE CARGO TRIKEのコピーモデルは、中国市場はともかく、国際市場で主流になるのは難しいだろう。 STREEK CargoTrike | 電動アシスト3輪自転車・カーゴバイク_cargobike