デイリーアーカイブ May 1, 2025

東京・渋谷発のロカフレームから新型eバイク「BASARA」 “婆娑羅”の精神をまとったロー&ロングデザイン

東京・渋谷発のeバイク(電動アシスト自転車)ブランド「ROCKA FLAME(ロカフレーム)」を運営するイエローソウルクリエイション株式会社(渋谷区、代表取締役社長:西部智之)は、新型のクラシックヨーロピアンスタイルeバイク「BASARA(バサラ)」を発表した。2025年3月以降に入荷を予定している。 「BASARA」は、名の由来である“婆娑羅”の精神を反映したロー&ロングの堂々としたデザインを特徴とする。クラシックなモーターサイクルを想起させる見た目ながら、車体サイズは全長1,890mm・全幅590mmに収まっており、普通自転車の規格内(全長1,900mm・全幅600mm以内)を遵守。歩道走行も可能で、日常の取り回しにも配慮されている。 フレームはアルミ製を採用し、海岸沿いでも錆びにくい仕様となっている。グラフィティアーティストDOPESACが手がけたフレームラインやメインロゴにより、個性的かつストリート色の強いデザインを実現。フロントフォークにはモーターサイクルのようなデュアルクラウンタイプのサスペンションフォークを採用し、路面からの衝撃をライダーの好みに合わせて調整できる。さらにライディングポジションは、前方に配置したペダルと余裕あるプルバックスタイルのハンドルバーの組み合わせで、快適なクルージングが楽しめる設計となっている。 パワーユニットにはバーファン社製のリアインホイールモーター(定格出力350W)を搭載。従来より出力が高い分、パワフルなアシストを実現しながらも型式認定を取得しており、免許不要での走行が可能。バッテリーは車体に内蔵するインチューブ型で、着脱や充電が容易なうえ、専用鍵による盗難防止機能も備えている。容量は25.2V換算で約14.8Ah(36V 10.4Ah、374Wh)と大きく、最大で約50~70キロの走行が可能だ。 カラーはマットブラック、マットシルバー、マットブラスの3色を展開。なかでもマットシルバーとマットブラスはシルバーのハンドルを組み合わせることで、ラグジュアリーな雰囲気を演出している。価格は税込29万9,200円。 なお、2024年よりロカフレームのモデルライダーを務める格闘家・武尊氏は、ヨーロッパの格闘技イベント「ONE」で活躍の場を広げ、2025年3月には「さいたまスーパーアリーナ」でロッタン選手との試合を控えている。ROCKA FLAME公式YouTubeチャンネルでは、武尊氏と共演したショート動画も公開中だ。 https://youtube.com/shorts/wZG-069fa1o?si=1gO8VZO-qxCUe2s3 e-bike、ファットバイクの通販ならROCKA FLAME公式オンラインショップ

STREEK CARGO TRIKEにコピー車両が登場!?

エンビジョンが開発、ライアンキャリー製造する3輪電動カーゴバイク「STREEK ACTIVE CARGO TRIKE」に、中国でコピーが登場したとSNSで話題となっている。 これは某国で製造されたと見られるSTREEKのコピー。 フレーム形状やサスペンションを見る限り6号機を「完コピ」したと思われる。ドライブユニット付きとユニット無しの2種が存在する様子。(画像はユニット無しの外装変速) 勘弁して欲しい pic.twitter.com/TRgNN95RFv — STREEK / Active cargotrike(カーゴバイク) (@STROKE_cargo) January 10, 2025 STREEK ACTIVE CARGO TRIKEは、ヨーロッパで主流となっているカーゴバイクよりもコンパクトな車体は、”長さ190cm幅60cmを超えず、側車及び鋭利な突起物が付いていない二輪及び三輪の自転車”という日本の普通自転車規格に収まるサイズとなっているのが特徴。価格は79万7500円から。 コピー車両はかつてのプロトタイプをコピーしているとの疑惑がある。ステアリング機構は市販車両のカーボンではないが、車体の殆どの部分が酷似している。 ただ、電動アシスト自転車は、車体の精度が悪いとそこから水が入って壊れるので、見た目だけが同じでもクオリティが同じとは考えないほうが良いだろう。 また、パワーユニットに関しても、大手のパワーユニットメーカーは”基本的に小規模メーカーは相手にしない”、”大手に優先的にパワーユニットを回す”、”小規模なのに大手パワーユニットが付いていたら大体コネがある”という世界で、明らかなコピーにパワーユニットを回すのかという問題もある。バッテリーやモーター、コントローラーといったパワーユニットの選択を間違えると、信頼性や耐久性に大きく傷つくため、安直にカタログスペックだけを重視したパワーユニットを選ぶと痛い目に遭うようだ。 最後に一番の問題が関税。中国から欧州に電動アシスト自転車を輸出すると関税70パーセントがかあkる。また、世界的に電動アシスト自転車の製造国を中国から他国に移すのがブームとなっている。エンジェルラウンドで険峰長青(K2VC)から日本円で約12億円を調達したEバイクブランド「Kuiperbelt」も、輸入代理店によると「製造を中国から日本に移す」とはっきりと語っている。STREEK ACTIVE CARGO TRIKEのコピーモデルは、中国市場はともかく、国際市場で主流になるのは難しいだろう。 STREEK CargoTrike | 電動アシスト3輪自転車・カーゴバイク_cargobike

Bosch eBike Systems、バッテリーまで保護を拡充するデジタル盗難防止システムを発表 ――「バッテリーロック」で盗難されたバッテリーの価値をゼロに

ラスベガスで開催中の「CES 2025」において、Bosch eBike SystemsはeBikeのバッテリーをデジタルで保護する新機能「バッテリーロック」を発表した。これにより、従来は機械的なロック機能だけで保持されていたバッテリーが、デジタルレベルでも盗難被害から守られることになる。 Bosch eBike Systemsのデジタル事業責任者Gregor Dasbach氏は「バッテリーはeBikeの中でも最も高額な部品のひとつ。バッテリーロックにより、ライダーはさらに安心して駐輪することができるようになる。今回のデジタル盗難防止機能の拡充により、Boschシステム搭載のeBikeの盗難件数を将来的にゼロに近づけることを目指している」と語った。 PowerTubeやPowerPackなどの取り外し可能なバッテリーは、従来から機械的にしっかり固定されていたが、新機能「バッテリーロック」では、これをデジタルレベルで補完する。スマートフォン向けの「eBike Flowアプリ」で設定を有効にすると、eBikeのスイッチを切った時点で自動的にバッテリーがロックされる。ロックされたバッテリーを別のスマートシステム搭載eBikeに取り付けてもモーターサポートが解除され、使用できなくなるため、転売価値も事実上なくなる。 バッテリーロックは、eBike Flowアプリをインストールしたスマートフォンに加え、Kiox 300やKiox 500といったディスプレイも“デジタルキー”として利用可能。さらに、家族や友人とバッテリーを共有したい場合などには、アプリから簡単にバッテリーロックをオフにすることもできる。Smart Systemのすべてのバッテリーや組み合わせに対応しており、デュアルバッテリーやPowerMore 250レンジエクステンダーにも利用できる。 Bosch eBike Systemsはこれまでにも、eBikeのモーターサポートをデジタルキーで管理する「eBikeロック」や、アラーム音や位置通知で盗難を警戒する「eBikeアラーム」といったデジタルセキュリティソリューションを提供してきた。万が一盗難に遭った場合、スマートフォンにプッシュ通知が届き、位置追跡が始まる仕組みだ。さらに「eBike パス」では、ライダーがeBikeに関するすべての重要情報を一目で確認できる。今回のバッテリーロックが加わることで、総合的な盗難防止対策をより一層強化することになる。 バッテリーロックは、Boschのスマートシステムを搭載したeBikeと同様に、eBike FlowアプリからOTA(Over The Air)でインストールできる。2025年夏以降、「Flow+サブスクリプション」の一部として提供される予定だ。 Bosch eBike Systems | eBike およびペダル用プレミアムドライブ - Bosch eBike Systems