デイリーアーカイブ May 16, 2025

セレブや芸能人が乗ることで有名なE-Bike「SUPER73」 実際の走りはどうなのか?【インプレ】

E-Bikeと言えば従来のスポーツサイクルのデザインをベースにしたモデルが多いが、ここ近年注目されているのが、オートバイ風デザインを採用したE-Bikeだ。特に有名なのがアメリカ・カリフォルニアで創業したSUPER73。オートバイ風デザインだけでなく、ジャスティン・ビーバーなどのセレブや、ネイマールやムバッペが所属するPSGとコラボレーションしている。また、日本では芸能人の手越祐也が乗っていることで有名になった。 今回のサイクルモード東京2022ではSUPER73 SG1(以下、SUPER73)に試乗することができた。 ライバルを知っていると迫力が無くチープなスタイリング 最初にSUPER73を見た感想は「安っぽい」。SUPER73の価格は38万5000円(税込、以下同)だが、38万5000円の価値は無いと感じた。筆者はROCKA FLAME FUMA・HAYATE(24万2000円)やFANTIC ISSIMO(44万円)を知っており、さらにこの時、BRONX BUGGY(20万6800円)をメーカーから借りていたのもある。 これら3車種のほうが塗装が綺麗で、サドルやハンドルグリップなどの細かい部品の質感が高い。比較対象を見た後、SUPER73は取ってつけたようなバッテリー、3車と比較すると細部のデザインのこだわりが無いフレームデザイン、細くて見掛け倒しのフロントリジッドフォークはがっかり要素だ。 SUPER73が38万5000円で販売するのなら、BRONX BUGGYやROCKA FLAMEは50万円、FANTIC ISSIMOは90万円のプライスタグをつけてもバチは当たらない。恐らく、値段当てゲームをしたらSUPER73を一番安値を付けるだろう。 迫力に関してはSUPER73よりも、BRONX BUGGYやROCKA FLAMEが上だ。特にBRONX BUGGYは125スクーターに近い大きさで「本当に、これが”サイクルベースあさひ”で普通に購入できる電動アシスト自転車なのか?」と思うほど、自転車を逸脱したやり過ぎなデザインで、SUPER73が子供のおもちゃに見える。FANTIC ISSIMOは、BRONX BUGGYやROCKA FLAMEと比較すると普通だが、同社にある100万円台のオートバイ「キャバレロ」に負けないデザインにすることで、お金がある人の街乗りE-Bikeという立ち位置を実現している。 ペダルがスロットルのような感覚で走行する、E-Bikeとして破綻した走行感覚 サイクルモード2022ではSUPER73 SG1に試乗できた。筆者は、Bosch Performance Line CX(記事)、YAMAHA PW-X2(記事)、欧州仕様Brose「Drive S」(記事)、欧州仕様BAFANG「M500」(記事)、日本未発売Motinova「Volans」(記事)、世界未発売の日本電産「Nidec 41R」(記事)と、様々なE-Bikeを知っているが、SUPER73の乗り味はE-Bikeとして破綻していると感じた。 筆者の身長は180cmで、SUPER73だと脚が曲がる状態でペダルを漕いで走行することになるが、この状態でもアシストがグングンかかり加速していく。輸入代理店は日本仕様だと回答していたが、BRONX BUGGY、ROCKA FLAME FUMA・HAYATE、FANTIC ISSIMO(日本仕様)は、こんなブッ飛んだ走行感覚は無く、脚が曲がる状態で走行すると時速18キロぐらいで限界だ。この件に関して他社の営業と話をしたら同じく疑問視していた。 モーターはリアインホイールモーターで250W。アシストはペダルがスロットルのような感覚で走行する非常に変な乗り味だ。FANTIC ISSIMO(EU仕様、URL)だって、あんな走りはしない。一言で言うと走行感覚はE-Bikeとして破綻している。タイトなUターンを走ると、踏んでトルクをかけようとしてもなかなか前に出ず、アシストの作りは上手くないと感じた。 SUPER73のようなデザインのE-Bikeは、オフロード走行も楽しめそうに思えるが、筆者の経験からすると車体設計からして難しく重量が30キロと重すぎるので無理。雪道に関しては、ペダルがスロットルのような感覚で走るため、FANTIC ISSIMO EU仕様(日本国内での公道走行不可)のように、トルクで車体を立て直して雪上テールスライドを楽しむのは難しいと思われる。(関連記事) セレブが乗るE-Bikeには感じないSUPER73 SUPER73はセレブや芸能人が乗ってブームになったと言われているが、乗った限りだと同ジャンルのE-Bikeと比較すると価格の割に貧相で、カタチに迫力が足りないので魅力を感じない。セレブや芸能人が乗るようなイメージは無い。 このようなE-Bikeはカッコが重要なので、筆者なら迫力があり販売店が多く、型式認定を取得しているROCKA FLAME FUMA・HAYATEや、BRONX BUGGYを選ぶ。また、40万円以上出すのなら素直にFANTIC ISSIMOを買う。セレブや芸能人なら44万円のFANTIC ISSIMOが最低ランクで、新車価格100万円オーバーのBianchi E-SUV(執筆時点では日本未発売)や、新車価格約170万円のSpecialized S-WORKS TURBO LEVO SLや、新車価格約180万円のFANTIC XTF CARBON FACTORY(EU仕様で日本国内での公道走行不可)ぐらいは乗ってほしい所だ。 integrated lights, the disruptive Bianchi e-SUV embodies a...

「tokyobike 中目黒」が、中目黒エリアを楽しむためのレンタサイクルサービスをスタート

トーキョーバイクは4月6日、東京都目黒区にある直営店「 tokyobike 中目黒 」にて街を楽しむためのレンタルバイクサービスを開始した。また、サービス開始を記念して、2022年4月1日(金)から30日(土)の期間にレンタサイクルを利用した人に「ブルーボトルコーヒー 中目黒カフェ」のドリンクチケットをプレゼントするキャンペーンを開催する。 tokyobike 中目黒 は、2014年の開店以来「街を楽しむ」というコンセプトのもと、自転車の試乗・販売・修理といったサービスに加え、コンセプトに共感する様々なブランドとの取り組みを通じ、暮らしや街を楽しむ提案を続けている。 2021年、トーキョーバイクのフラッグシップとして清澄白河にオープンした「TOKYOBIKE TOKYO」に続き、 tokyobike 中目黒 でも”旅人は住む人のように、住む人は旅人のように”をテーマにした街を楽しむためのレンタサイクルサービスをスタートした。tokyobike 中目黒のある目黒区は、品川区、大田区、世田谷区、渋谷区に隣接し、渋谷や表参道といった都会の街並みや戸越銀座商店街など古くからの商店街、代々木公園や世田谷公園といった自然など、東京の様々な風景にアクセスしやすい場所で知られている。 今回、サービス開始記念キャンペーンとして、4月1日(金)から30日(土)の期間中、レンタサイクルサービスを利用した人先着100名に、tokyobike 中目黒 から自転車ですぐの距離にあるブルーボトルコーヒー 中目黒カフェで利用できるドリンクチケットをプレゼントする。 貸出車両はTOKYOBIKE 26とTOKYOBIKE BISOU。料金は1日1500円(税込)。 関連リンク TOKYOBIKE https://tokyobike.com/

BESV PSA1 ルコックスポルティフエディション登場 300台限定

BESV JAPANは4月7日、ブランド誕生140年目となるルコックスポルティフとのコラボモデル、「PSA1 le coq sportif Limited Edition」を台数限定発売すると発表した。 BESV PSA1は、BESVを代表する20インチのミニベロE-Bike。バッテリーと車体が一体となったすっきりとしたアルミフレームに、前後にサスペンションを装着した、街乗りからサイクリングまで楽しめるベストセラーモデル。 le coq sportif (ルコックスポルティフ)は、1882年にフランスで生まれたスポーツブランド。2022年にブランド誕生140年を迎え、ロゴをリニューアルした。ブランドの象徴である“右向きの雄鶏”は、これまでの長い歴史で育んできた伝統や文化を守りながらも、枠にとらわれない快適で洗練された製品を創出し続ける姿勢を表している。 今回の限定モデルでは、特典でle coq sportif とBESVのダブルロゴのオリジナルトライストラップチェストバッグが付属。3本のベルトで、胸元でホールドできるだけでなく、サイクリングでの使用の他、バックパックとの併用時にも便利。 今回登場したPSA1 / le coq sportif Editionは、フレームにトリコロールカラーを採用した限定モデル。販売台数は200台。価格は22万4400円。発売日は2022年5月14日(土)予定。 関連リンク BESV PSA1 https://besv.jp/products/psa1/