デイリーアーカイブ Jul 6, 2025
自転車メーカー直系レースチーム「NESTO FACTORY RACING」2023年チーム体制発表
ホダカ株式会社は4月4日、ワークスチーム「NESTO FACTORY RACING」マウンテンバイククロスカントリーやシクロクロスなど、国内レースに参戦すると発表しました。
NESTO FACTORY RACINGは、ホダカ社員と外部選手からなり、「オフロードバイクの楽しさを発信し、市場を活性化する」を目標とするワークスチームです。選手の意見を反映させ、日本の使用環境に適した機材を開発することを目指しています。
昨年度は「2022 Coupe du Japon MTB」でチーム総合優勝を達成し、2名の選手が個人総合優勝を果たしました。今年は新たな若手選手も加入し、世界最高峰のブレーキブランド「MAGURA」やワールドカップでも使用されているペダルブランド「HT COMPONENTS」など、計10ブランドとなる機材サプライヤーが加わったとのことです。
メンバー紹介
詫間 啓耀(たくま たかあき):選手兼チームマネージャー
静岡県静岡市出身、33歳。
ホダカ株式会社の社員として、主にNESTOおよびP&P COMPONENTSの製品開発に従事する傍ら、自転車競技に取り組んでいる。
2022年MTB XC男子エリートクラスナショナルランキング14位、CJシリーズランキング9位。
岡本 紘幸(おかもと ひろゆき):選手
茨城県高萩市出身、33歳。
セルフディスカバリーアドベンチャー王滝120kmでの優勝経験もあるクロスカントリーマラソン(XCM)の強豪ライダー。海外のワールドクラスライダーと渡り合った身体能力と経験を武器に、国内MTBレースシーンでも常に上位で活躍している。XCO、XCC、XCEの3種目現マスターズクラスナショナルチャンピオン。
2022年MTB XC男子マスターズクラスナショナルランキング1位、CJシリーズランキング1位。
黒瀬 文也(くろせ ふみや):選手
北海道砂川市出身、24歳。
学生時代は海外レースにも積極的に参戦し、2020年世界大学選手権MTB XCO日本代表にも選出される実力の持ち主。現在は北海道で仕事をしつつ全国のレースを転戦している。また、道内での自転車普及活動にも力を入れている。
2022年MTB XC男子エリートクラスナショナルランキング27位、CJシリーズランキング31位。
長見 真左哉(おさみ まさや):選手
長野県駒ケ根市出身、19歳。
新規加入のチーム最年少選手。名門MTBチームを卒業し、さらなるステップアップを求めてNESTO FACTORY RACINGの門を叩いた。
競技歴は4年目と短いながら、短期間で男子エリートカテゴリまで駆け上がったライディングセンスを武器に日本のトップライダーを目指す。
2022年MTB XC男子エリートクラスナショナルランキング31位、CJシリーズランキング33位。
2023年活動予定
4/22-23 Coupe du Japon菖蒲谷大会(兵庫県)
5/5-6 Coupe du Japonびわ湖高島大会(滋賀県)
5/27-28 Coupe du Japon八幡浜大会(愛媛県)
6/10-11 Coupe du Japon白山一里野大会(石川県)
7/8-9 全日本選手権MTB XCO&XCC(長野県)
9/2-3 Coupe du Japon白馬岩岳大会(長野県)
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BESV 新型Eグラベルロード「JGR1.1」登場
株式会社BESV JAPANは4月5日、Jシリーズの最新ラインアップとして、Eグラベルロードバイク「JGR1.1」を発表しました。
JGR1.1は、360Whバッテリーをフレームに完全内蔵したEバイク。車体にはUSB Type-Cポートを備えた新型HMIユニットや新開発のISISタイプのトルクセンサーを採用し、従来のJシリーズとは差別化を実施しています。コンポーネントにはシマノGRX 11Sで油圧式ディスクブレーキを搭載。他にも、フレアードロップハンドルなどを採用しグラベルロードバイクらしいスタイルを実現。ヘッドバッジにはBESVヨーロッパチームのアイコンロゴを採用しています。
また、JGR1.1には、ライダーが各種パラメーターの確認やエラー診断、ファームウェアのアップデートなどを行うことができる新しいスマートフォンアプリ「BESV Smart Plus」をリリースする予定です。このアプリは、スマートフォンから無料でダウンロードできるようになる予定です。また、将来的にはエクステンダーバッテリーも用意し、航続距離を伸ばすことも可能です。
JGR1.1の発売により、Jシリーズは全4機種となり、多様なニーズに対応した選択肢を提供します。JGR1.1の予定価格は468,000円です。
関連リンク
BESV JAPAN(ベスビー ジャパン) | 次世代のプレミアムe-Bike | 電動アシスト自転車
BESVで有名な台湾Darfon Vanmoof製Eバイクの開発も関与していた?
台湾のEバイクブランド「BESV」の母体は、台湾のDarfonだと知っている人は多くないでしょう。
BENQグループの1つであるDarfonは1997年に設立され、IT周辺機器や、グリーンエネルギーソリューションなどを展開している企業で、ノートパソコンのキーボード、デスクトップのキーボード、ITアクセサリー、ゲーミング製品などがの製造や、Eバイク用バッテリーや車体の製造を行っています。
BIKERADARのAward-winning new products at the Taipei International Cycle Showでは、2014年に行われた台北インターナショナルサイクルショーで、Darfon ElectricとVanmoofが共同で開発を行ったEバイクが展示、受賞していたのを見ることができます。
受賞内容はVanmoofのEバイクではなく、ポイントであるDarfon Excimer E-bikeシステムです。このシステムは、バッテリーをトップチューブに隠し、ペダルセンサーをボトムブラケットに、モーターをフロントハブに収めることで。オンボードコンピュータとダッシュボードはトップチューブに組み込まれており、GPS追跡システムが搭載。車体には204Whのバッテリーがあり、250Wのフロントハブモーターで駆動する方式となっています。製造者はDarfon Electricで、デザインはDarfon ElectricとVanmoof ASIAの共同となっています。但し、現行モデルのVanmoofに関しては不明です。
因みに、同年にはDarfon InnovationがEバイク「Panther PS1」が金賞を受賞。PS1は製造者、デザイン共にDarfon Innovationとなっています。
Eバイクのように他社ブランドによる製品を設計・製造(ODM)を行っている事例は複数あります。例えば、自動車部品サプライヤーであり、Eバイク用モーターを製造しているMahleは、インホイールモータータイプを様々なメーカーに供給しているのに対して、Specializedの軽量Eバイク「Turbo SL」シリーズ専用のモーター「Specialized SL1.1」を製造しています。自動車でも、電気自動車のソニー・VISION Sがマグナ・シュタイアの受託開発を行っています。
関連リンク
Green Energy-DARFON