デイリーアーカイブ Sep 18, 2025
Honda、JAPAN MOBILITY SHOW 2023にて未来のモビリティを展示―環境と自由の両立を目指す新しいコンセプトモデルが登場
2023年10月28日から11月5日まで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて、Hondaは二輪車、四輪車、パワープロダクツ、航空機など多岐にわたるモビリティとその関連技術、コンセプトモデルを展示する予定です。
Hondaはグローバルブランドスローガン「The Power of Dreams How we move you.」のもと、個々の従業員の夢が企業を推進する力となり、その成果が人々の心や行動に影響を与えると位置づけています。このスローガンに基づき、同社は展示会で「時間や空間の制約から人を解放するモビリティ」や「人の能力と可能性を拡張するモビリティ」を紹介する予定です。
ブースのテーマは「Honda DREAM LOOP」。このテーマはHondaが追求する夢を具現化したモビリティを通じて、来場者が多様な夢を持つきっかけになるという考えから名付けられました。ブース内では、Hondaがこれまでに取り組んできたプロジェクトや、未来の生活にどのように貢献できるかを展示する予定です。
ワールドプレミアで注目されているのが"SUSTAINA-C Concept"と"Pocket Concept"。前車はホンダ・初代シティ、後車はホンダ・モトコンポをオマージュした電動四輪・二輪モビリティのコンセプトモデルで、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用しています。資源の循環利用により、限りある資源と地球環境の制約から解放されることを目的としています。
また、「SC e: Concept」という二輪電動モビリティのコンセプトモデルも展示されます。このモデルは、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を採用し、充電待機時間からも解放される設計がされています。
四輪電動スポーツのコンセプトモデル「Honda Specialty Sports Concept」も、カーボンニュートラルと運転の楽しみを両立させる形で登場します。このモデルは、自動運転技術が普及していく中で、人々が運転の楽しみを体感できるよう設計されています。
空と地上のモビリティシステムを組み合わせた「HondaJet」と「Honda eVTOL」も展示されます。特にHonda eVTOLは、開発中のガスタービン・ハイブリッドシステムを採用しており、三次元での立体的な移動が可能です。
さらに、Honda独自の協調人工知能や自動走行技術を活用した「Honda CI-MEV」、プラットフォーム型自律移動モビリティの「Honda Autonomous Work Vehicle」、そして時間や空間の制約を超える「Honda アバターロボット」など、多くの革新的な製品が展示されます。
関連リンク
Honda JAPAN MOBILITY SHOW 2023 | Honda 企業情報サイト (global.honda)
フランスAngel Bike ミニとコラボしたEバイクを発表
フランスのAngel Bikeは、BMWのコンパクトカーブランド「MINI」とコラボレーションを行ったEバイク「MINI E-Bike 1」を発表した。
MINIは。ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年に発売したコンパクトカー。1959年から2000年までの41年間、一度もモデルチェンジすることなく製造が続けられたことで知られており、2001年にはBMWがMINIブランドでBMC時代のコンパクトカーを製造している。
MINI E-Bike 1 は環境に配慮しながらも都市でのスムーズでスタイリッシュな移動を可能にするために開発されたと謳う都市型Eバイク。
デザインで特徴的なのは方向指示器やライトを車体に内蔵。また、車体後部にある219Whのバッテリーはテールライトも装着されており高い視認性とデザインが特徴となっている。
近年のEバイクはスマートフォントの接続機能があるが、ANGELL BIKEも採用している。ANGELL BIKEは専用のアプリを通じてスマートフォンと連携が可能でき、リアルタイムでバイクの位置を知ることができるだけでなく、GPSガイダンスや、Strava、Apple Music、Spotifyといった各種サービスとも連携可能。
同社は、定期的にソフトウェアのアップデートを提供することで、製品の安全性と利便性を更に向上させる計画です。特にPINコードによるロックとアンロック機能や、リアルタイムでのバイクの位置を確認することができる。さらに、許可なくバイクが移動された場合はアラームが即座に作動し、盗難を抑制することが可能だ。
また、ANGELL社は製品に2年間の保証を提供し、盗難が発生した場合、新しいバイクと交換するという保証を採用している。
MINI E-Bike 1の価格は3490ユーロ(日本円で約55万円)で、世界限定1959台の販売となる。日本での発売は不明。
MINI E-BIKE 1 – Angell (angellmobility.com)
スペシャライズド 新型電動ロードバイク「Creo 2」発売 旧モデルと何が違うのか解説
スペシャライズドは9月27日、電動アシストロードバイク「Creo 2」を発売した。
CREOシリーズはスペシャライズドの電動アシストロードバイク。今回登場したCreo 2は2世代目にあたる。
モーターに関しては、フルサスE-MTBである第2世代Levo SLに搭載されているSpecialized SL1.2を搭載。ハウジングなどの改良により従来よりも静音化したと謳うだけでなく、最大出力は33%アップの320W(旧モデルは240W)、トルクは43%アップの50Nm(旧モデルは35Nm)となった。バッテリー容量は320Whで、旧モデルと変わらない。
ヘッド部分には、油圧回路によって動きを減衰させ、快適な乗り心地を提供するだけでなく、走行中の操縦性も向上すると謳う同社独自のサスペンション「FUTURESHOCK 3」を搭載。S-WORKSおよびEXPERTモデルに標準装備されているFUTURESHOCK 3.3は、個々のライダーの体型や走行環境に応じて、プリロード(前荷重)を微調整でき、さらに、好みの固さに調節することが可能。コンプレッション(圧縮率)も、各走行状況やシチュエーションに合わせて、細かく調節可能だ。
Compモデルに採用されている、FUTURSHOCK 3.2も油圧回路を採用しており、個々のライダーの体型や走行環境に応じて、プリロード(前荷重)を微調整でき、好みの固さに調節することが可能だが、こちらは乗り心地が予め設定されている。
https://youtu.be/p3H9horyQNs?si=oVymOO19ush_a-Nj
Creo 2の車体設計は旧モデルのCreo と比較して、よりグラベル向けに設定。前世代よりヘッドアングルが寝ており、BBハイトが低く、ステムが短く、ハイボリュームタイヤ専用設計へと変化。フロント及びリアのほかローライダーラックにも対応するマウントを備え、最大47Cのタイヤを併用できるフェンダーを取り付ければ、泥や水跳ねを防ぐことができツーリングやコミューター仕様に変更することも可能。また、全モデルにドロッパーポストが標準装備されているのでグラベルも安心して走ることができる。
標準装備されているタイヤは700×47Cで、最大で29×2.2インチのタイヤを装着することが可能。最小の推奨サイズは700x38Cとなる。Creo 2のフレームは全モデルカーボンフレームで、最軽量モデルのS-Works Creo 2の車体重量は12.9キロだ。
「S-Works Creo 2」は1,815,000円(税込、以下同)、サイズは49から58まで、カラーはFSTGRN/CARB/DARK MOSS GREEN SPECKLE。「Creo 2 Expert」は1,210,000円で、BLACK PEARL BIRCH/BLACK PEARL SPECKLEとMETALLIC OBSIDIAN/OBSIDIANの2色。「Creo 2 Comp」は935,000円で、DEEP LAKE METALLIC/DEEP LAKEとHARVEST GOLD/HARVEST GOLD TINTが選べる。
Creo 2は旧モデルと比較して、よりグラベル向けとなっているが、電動ロードバイクを購入する層は単純にスピードを求めるのではなく、舗装路やグラベルなど、より多用途を重視した構成となっている。
関連リンク
Creo 2 | Specialized.com