デイリーアーカイブ Sep 18, 2025

高齢者の移動問題解決の一歩!? 電動アシスト付き4輪自転車『遊歩リベルタ』登場 セリオから

株式会社セリオは、10月1日より、自社で開発・製造した電動アシスト付き4輪自転車『遊歩リベルタ』のレンタルとリースのサービスを開始すると発表しました。 近年、高齢ドライバーによる交通事故が社会問題となり、多くの高齢者が免許の返納を考えている人が増えていますが、核家族化や地方の公共交通機関の衰退などの問題が重なり、代わりの移動手段が容易には見つからない状況が続いています。同社はこのような背景を受け遊歩リベルタを開発したとのこと。 『遊歩リベルタ』は、従来の2輪自転車の運転が困難になった方々の身体状況や気持ちに配慮して、車体構造を一から見直した4輪電動アシスト自転車。こぎ出し・停止が安全に行えるよう、4輪で自立する設計を採用することで、足を接地させてバランスを取る必要が無いという利点があります。 さらに、ゆったりと安楽な後傾姿勢で乗車できるよう、漕ぎやすさと足付きの良さを両立するためにペダルとサドルを斜めに配置し、サドルには背もたれも装着。荷物はハンドル操作が妨げられないように車体に装着された前かごと後ろかごを装着。加えて、跨ぎやすい低床フレームと低重心の構造により、高齢者の移動問題解決になる可能性が高いモビリティとなっています。 遊歩リベルタのサイズは、全長1,585mm、全幅590mm、サドル高は670mm(前後調整範囲60mm)、重量は40.5kgとなっています。前カゴは8kg(29L)の積載性能を持ち、後カゴは18kg(29L)の積載性能があります。走行可能距離は42km(オートモード)です。 遊歩リベルタは、当初はセリオが直営する「モビリティショップ」の17店舗での限定販売となります。レンタルは、ショートクプランで1月あたり20,900円(税込、以下同)。リースは6ヵ月プランが18,700円、12ヵ月プランは16,500円です。これらの価格には、納車、引上げ、訪問点検、賠償責任保険などのサービス料が含まれています。また、希望小売価格は437,800円で、販売開始は来春以降となる予定です。 サービス提供開始エリアは、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、静岡県、大阪府、奈良県、兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県となっていますが、一部サービス提供ができない地域も存在します。 関連リンク 電動自転車、電動カート、電動車椅子の購入・レンタルなら浜松市の株式会社セリオ (serio888.net)

スズキ ジャパンモビリティショーの出展概要を発表 4輪車はEVコンセプトカーや新型車を登場

スズキ株式会社は、2023年10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023に出展すると発表しました。一般社団法人日本自動車工業会が主催するこのイベントで、スズキは出展テーマ「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」を掲げます。同社は、将来のカーボンニュートラルに向けた多様な取り組みを、独自のモビリティやサービスを通じて紹介する予定です。展示ブースは、来場者が楽しさ(ワクワク)を体感できるような演出が施されるとのことです。 コンセプトカーでは、スズキのEV世界戦略車第一弾とされる「eVX」が登場します。この車は、2023年1月にインドで開催されたAuto Expo 2023で一度公開されたもので、そのエクステリアが進化を遂げ、さらにインテリアも初めて公開されます。さらに、電子制御の四輪駆動技術を進化させたことで、スズキのSUVとして本格的な走行性能が実現しています。 次に、「eWX」と名付けられた軽ワゴンEVも出品されます。この車は、スズキの軽自動車の特長とEVらしい先進感を融合させたコンセプトモデルで、シンプルなボディ造形と使いやすい室内空間が特徴です。 商用軽バンのEVモデル「e EVERY CONCEPT」も展示されます。この車はスズキ、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社の三社で共同開発されており、力強い走りと使い勝手の良さ、さらには非常時に車の電気を外部に供給する機能も搭載されています。 個性的なデザインが人気のスーパーハイトワゴン「スペーシア」からは、「スペーシア コンセプト」と「スペーシア カスタム コンセプト」が出品されます。「日常をもっと楽しく便利に快適に!」の想いを詰め込んだこれらモデルは、後席の快適性を向上させる新機能「マルチユースフラップ」を初採用するなど、後席の快適性を向上しています。 コンパクトカーでは「スイフト コンセプト」が展示されます。「Drive&Feel」をコンセプトに、新しい価値を提供することを目指しています。先進の安全技術や高効率エンジンが搭載されており、走行性能と燃費性能の向上が図られているとのことです。 関連リンク スズキ株式会社 (suzuki.co.jp)

スズキ 折り畳み電動モペッド「e-PO(イーポ)」をジャパンモビリティショーで発表 パナソニックの電アシがベースの原付

スズキはジャパンモビリティショー2023で、折り畳み電動モペッド「e-PO(イーポ)」を発表するとのことです。   e-PO(イーポ)は、電動アシスト自転車のバッテリー、駆動ユニットを使用し、スズキとパナソニック サイクルテック株式会社が共同で開発した折り畳みが可能な原付一種相当の電動モペッド。通常のアシスト自転車より強いアシスト力を持ち、自動車道でも安心して走行が可能。さらにスロットル操作でスクーターのように漕がずに走行できる新しいモビリティで、フル電動走行/アシスト走行/ペダル走行 の3モードがあるとのこと。 車体のベースは、パナソニックの折りたたみ電動アシスト自転車「オフタイム」で、ディスクブレーキの装着や車体後部にナンバープレートを装備するなど、原付一種扱いになるために様々な改良を行っています。 このような電動モペットは、日本国内では法律では免許が必要となる原動機付自転車扱いのため、売れないというジンクスがあります。これは、世界初の量産電動アシスト自転車を登場させたヤマハ発動機が、初代PASを登場させる時、免許が必要な原動機付自転車で出すと絶対売れないため、国と掛け合って免許が無くても運転できるように法律を変えています。また、欧州市場ではハンドスロットルによるフル電動走行は免許なしのEバイク(電動アシスト自転車)として認められず、アメリカでは一部州のみ免許なしで運転できるモペットとしての扱いとなります。 e-PO(イーポ)はあくまでも参考出展車で、実際に発売されるかは不明です。 関連リンク JAPAN MOBILITY SHOW 2023の出品概要|スズキ (suzuki.co.jp)