デイリーアーカイブ Sep 18, 2025
自転車 NAVITIMEが走りたい距離に合わせた サイクリングコースを自動で提案する「周遊ルート」を提供開始
株式会社ナビタイムジャパンは、2023年10月25日(水)に、自転車専用のナビゲーションアプリ『自転車 NAVITIME』で新機能「周遊ルート」の提供を開始すると発表しました。この新機能は、サイクリングを日々楽しむために考案され、地図上で好きなエリアと距離を指定するだけで、自動的に周回コースを作成するものです。
「周遊ルート」は、最大4つのコースを提案し、それぞれのコースの形状、高低差、消費カロリーなどを比較して選ぶことができます。また、「車通りの多い道を避ける」「未舗装の道を避ける」といった選択も可能です。エンジンは同じ道をなるべく通らないように設計されており、それぞれのコースは往路と復路で異なるルートが選ばれるようになっています。距離は3kmから40kmまで、1km単位で指定可能です。
この新機能の背景には、ユーザーから「明確な目的がなくても簡単にコースを作りたい」「自宅周辺で楽しめるコースが知りたい」といった声が多く寄せられていたことがあります。そのため、この「周遊ルート」は、予備知識がなくても簡単にコースを作成でき、毎回新しいコースを楽しむことができるように設計されています。これによって、「新しいルートを探したい」「より長い距離を走りたい」といったニーズにも柔軟に対応できるとされています。
さらに、今後はこの「周遊ルート」に音声案内機能を追加したり、距離指定の上限を引き上げるなど、さまざまな機能拡張が検討されています。現時点での提供はiOS版に限られていますが、Android版にも順次対応が予定されています。
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ホンダもEバイクに参入か ジャパンモビリティショー2023でフルサスE-MTB「Honda e-MTB Concept」を発表
2023年10月28日から11月5日まで一般公開を行っているイベント「ジャパンモビリティショー2023」(会場:東京ビッグサイト)のホンダブースではコンセプトEバイク「Honda e-MTB Concept」が展示されていた。
Honda e-MTB Conceptは、モーターサイクルのFUNとMTBのFUNが融合した新しい乗り味の車両で誰でも野山を自由に楽しめることを目指したと公式サイトで紹介されている。
このEバイクの一番の特徴はフレーム。一般的なアルミフレームのEバイクは鍛造アルミを採用しているが、Honda e-MTB Conceptはダイカストマシンによる力で高速高圧で溶湯を流し込むダイカストアルミフレームを採用している所だろう。この技術はホンダのオンロードタイプのオートバイ「CBR1000RR-R」などに使われている技術を活用している。
https://youtu.be/sFjBo0BObkY?si=Wb04rk3EEmk2FTao
ダイカストフレームによるEバイクの製造事例は筆者が知る限りでは少ない。成功例はイタリアのファンティック・イッシモとフランスのマスタッシュ・J(日本未発売)ぐらいだろう。ダイカストフレームを採用したのは、オートバイの技術からの流用だけでなく、近年の環境問題対策やオートバイの製造技術の活用によるサプライチェーンの短縮化もある。因みに、取材時にHonda e-MTB Conceptの担当者に取材するとマスタッシュ・Jは知っていたので、環境問題対策や製造技術の活用によるサプライチェーンの短縮化も考えているだろう。
モーターに関してはドイツ・ブローゼ社を搭載。海外では48V仕様の新型モーター「Brose Drive³」が発表されているが、本車に搭載されているモーターはFANTIC E-MTBなどに使われている従来型の36V仕様車だと思われる。因みにブローゼ製モーター(36V仕様)の特徴は、内部にベルトを採用することで静音性を重視しているのに加えて、最大トルク90Nmという力強いトルクが特徴だ。
ジャパンモビリティショー2023ではヤマハ発動機もEバイクを展示していたが、ヤマハ発動機はあくまでもコンセプトモデルで市販化を行うには時間がかかるといったところだったが、ホンダのE-MTBに関しては部品構成に関しては新規性は無く量産車に見えるほどの作りだろう。
ホンダのEバイクと言えば、後付式モーターを搭載したSmachariが有名だが、Honda e-MTB ConceptとSmachariの開発を行っている部門は違うようだ。
Honda e-MTB Conceptの市販化に関しては不明だ。
文:松本健多朗
Honda e-MTB Concept | ブースマップ | Honda JAPAN MOBILITY SHOW 2023 | Honda 企業情報サイト (global.honda)
Japan Mobility Show (japan-mobility-show.com)
折りたたみEバイクで有名な「MATE BIKE」破産の危機に
デンマークの自転車ブランド「MATE BIKE」が厳しい経営状況に陥っていると、海外メディアが報じています。かつて新型コロナウイルスの影響で自転車が注目を集め、一躍有名になったこのブランドですが、近年は物価の高騰によって消費者の需要が減少し、存続が危ぶまれています。
2016年には、インフルエンサーや有名人を巧妙に活用し、ブランドイメージの強化に努めました。しかし、自転車業界全体で物価の高騰という厳しい問題に直面しており、消費者の購買意欲は急速に低下しています。この状況を受けて、同社の取締役会は新社長ヤヌス・クリスチャン・フィエルドボルグの下、破産裁判所に経営再建の許可を申請しています。
bike-euや、Cycling Electricによると、MATE BIKEの負債は1,000万ドル(約7,000万クローネ)に達しており、利益を上げるのが難しい状況にあると報告されています。
新興の電動アシスト自転車、Eバイク企業が破綻に追い込まれる事例に関しては、ヴァンムーフが有名です。
ヴァンムーフはハイテクのEバイクのパイオニアとして知られ、2021年9月には約160億円を調達したこともあって、一時は世界で最も資金を集めたEバイク企業とされていました。しかし、2020年4月に発表した新型Eバイク「S3」と「X3」において、品質に関する問題が発生。保証期間中に多くの修理や交換が必要とされ、特別プラン「Peace of Mind保証」による損失も積み重なり、結果的に破産へと至り、最終的にはマクラーレンラヴォアが買収しました。メイトバイクの今後は注視する必要があります。
MATE.Bike – The Ultimate eBike – Powerful, Smart & Foldable – MATE Bike International