デイリーアーカイブ May 16, 2025
2024年問題の消費者認知は53.8% – 認知層ほど物流サービスへの要望が高い傾向 HMSモビリティジャーナル
ホンダモビリティソリューションズ株式会社(HMS)が発行するニュースレター「HMSモビリティジャーナル」の最新号では、物流業界の課題と同社のモビリティサービスが提供する価値について分析している。物流号②では、2024年問題に関する消費者の認識とHMSの取り組みが紹介された。
HMSモビリティジャーナル編集部の調査によると、消費者の53.8%が2024年問題を「知っている」と回答。2024年4月から施行される働き方改革関連法改正により、ドライバーの時間外労働時間の上限規制や勤務間インターバルの導入が義務付けられ、物流業界のドライバー不足に拍車がかかると予想されている。
興味深いのは、2024年問題を知っている消費者ほど、物流サービスに対する要望が高い点だ。「荷物を丁寧に扱ってほしい」など全ての選択肢で、「知らない」層よりも要望を上げる声が上回った。特に「特に期待することはない」という回答は、「知らない」層の35.1%に対し、「知っている」層は18.1%にとどまった。2024年問題を理解している消費者は、将来のサービス低下を懸念し、要望を上げているようだ。
こうした中、HMSは総合モビリティサービス「EveryGo」の一環として、デリバリードライバー向けサブスクリプションサービス「EveryGo デリバリー」を提供している。事業開始前の実証実験では、自転車からバイクに切り替えたドライバーの配達量が約1.5倍に増加したという。
「EveryGo デリバリー」の特徴は、利用開始までのスピードが業界トップレベルな点だ。申し込みから最短3日でバイクが自宅に届き、自賠責保険加入のための登録証もすぐに取得できる。コールセンターも整備し、ドライバーの"すぐに働きたい"というニーズに応えている。
関連リンク
HMSモビリティジャーナル Vol. 2「物流号」―物流業界に求められる変革と、モビリティサービスがもたらす価値―|ホンダモビリティソリューションズ (global.honda)
アウトドアスポーツ、直近3年間の実施率は21% – 「自然の中で過ごす」「気分転換」「健康」が主な目的
株式会社クロス・マーケティングは、全国の20~69歳男女5,000人を対象に「アウトドアに関する調査(2024年)」を実施した。この調査では、アウトドアスポーツの種類別に実施率、目的、良かった点、今後の意向などを分析している。
調査によると、アウトドアスポーツの実施経験者は53%に上るが、直近3年以内の実施率は21%、1年以内は17%にとどまった。直近3年以内の実施率トップ5は、「サイクリング」「釣り」「登山・トレイルランニング」「トレッキング・ハイキング」「水泳(海・川など)」であり、男性の実施率が高い傾向にあった。年代別では、20代が「釣り」と「サイクリング」、30~50代が「サイクリング」、60代が「トレッキング・ハイキング」を最も実施していた。
アウトドアスポーツを行う主な理由は、「自然の中で過ごす」「気分転換」「健康」であった。特に、トレッキング・ハイキングや登山・トレイルランニングでは「自然の中で過ごす」ことが、サイクリングでは「健康」が重視されていた。実施して良かった点としては、全種別で「気分転換ができた」が最も高く、釣り以外では「体力がついた」も挙げられた。
今後のアウトドアスポーツ実施意向については、男性は「釣り」「サイクリング」「登山・トレイルランニング」、女性は「トレッキング・ハイキング」「登山・トレイルランニング」「サイクリング」への関心が高かった。実施のきっかけとしては、「もっと時間ができたら」が最多で、「一緒にしてくれる人が見つかったら」「収入があがったら」と続いた。特に女性は、一緒に活動してくれる人を求める声が多かった。
2022年との比較では、直近3年以内のアウトドアスポーツ実施率は全般的に同率もしくはやや低下していた。一方、直近1年以内では「サイクリング」と「水泳(海・川など)」が微増し、特に男性の40~50代でサイクリングが人気だった。
この調査結果は、コロナ禍での外出自粛の影響が残る中、人々が自然の中で過ごす時間や気分転換、健康づくりを求めていることを示唆している。アウトドアスポーツは、これらのニーズに応える活動として注目されており、時間や仲間、収入といった条件が整えば、さらに実施率が高まる可能性がある。特に、サイクリングや登山・トレッキングは、幅広い年代で関心が高く、今後の市場拡大が期待できそうだ。
関連リンク
アウトドアに関する調査(2024年)アウトドアスポーツ編 | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング (cross-m.co.jp)
岐阜県初のキャンピングカーシェアリングサービス「Fun×Cam」が4月から岐阜市で開始 – 人気の軽キャブコン「JP STAR Happy1+」を手軽に利用可能に
梅鉢屋合同会社(岐阜県岐阜市)は、2024年4月1日より、キャンピングカーシェアリングサービス「Fun×Cam(ファンキャン)」を岐阜県で初めて開始すると発表した。このサービスでは、SNSで話題沸騰中の軽キャブコン「JP STAR Happy1+(ハッピーワンプラス)」を、岐阜市中心部で気軽に利用できるようになる。
日本RV協会によると、2023年の国内キャンピングカー保有台数は15万台を超え、過去最高を記録。人気の新車は2~3年待ちという状況だ。一方で、キャンプブームは終焉を迎えたとも言われている。
そうした中、梅鉢屋合同会社の代表・堀部理映子氏は、自身の豊富なキャンプ経験を活かし、その楽しさを多くの人に届けたいという想いから、2024年1月に会社を創業。「You Happy, I Happy!」を経営理念に掲げ、キャンピングカーシェアリングという新しい形でのサービス提供を決めた。
「Fun×Cam」では、キャンピングカー人気ランキング2年連続No.1を誇る「JP STAR Happy1+」を、1泊2日12,000円から利用可能。サービスエリアは、ぎふメディアコスモスやJR岐阜駅近くの岐阜市中心部となる。
堀部氏は、今後もお客様のキャンピングカーライフをより充実したものにするべく、様々な新サービスを企画検討していくという。手軽にキャンピングカーを体験できる「Fun×Cam」は、岐阜県のキャンパーに新たな選択肢を提供することになりそうだ。
関連リンク
Fun×Cam(ファンキャン) | 梅鉢屋合同会社 (umebachiya.net)