デイリーアーカイブ Jul 12, 2025

低価格E-MTB Benelli TAGETE27.5インプレ 伊豆大島を回った時に感じたことをまとめる

ヨーロッパを中心に注目されているE-Bike。そんなE-Bikeの中で、主流となりつつあるのがオフロードを気軽に走行できるE-MTBだろう。日本でもミヤタ、ヤマハ、BESVなど様々なブランドがE-MTB業界に参入している。 その中でも、Benelliは、低価格で購入できるE-MTBを製造していることで知られている。今回、紹介する「Benelli TAGETE 27.5」は、2017年に20万円を切る価格で登場したことで有名だ。(現行の2018年モデルの価格は238,000円) 今回、ZuttoRide Sharing株式会社が運営する、宅配レンタサイクルサービス「CycleTrip」(https://cycletrip.jp/ja/)の協力で、BESV PSA1とBenelli TAGETEを伊豆大島で走らせることができた。 取り回しは一般的なE-MTBと同等 Benelli TAGETEを押し歩きした場合の取り回しは、一般的なE-MTBと同等だ。重いバッテリーがダウンチューブに搭載されているため、押し歩きは一般的なママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも重く感じるだろう。 ドライブユニット「BAFANG M400」は、どのような味付けか? Benelli TAGETE 27.5に搭載されているドライブユニットは「BAFANG M400」。定格出力は250W、最大トルクは80Nm(BAFANG公式サイトから)。アシスト時に発する音は静かで、パワーとトルクが両立したBosch Active Line風に感じた。ヤマハ・YPJ-R/Cのように最小限までアシストを絞りこんでおらず、常時アシストしてくれるようだ。ただ、ヤマハ・PW-SEと比べると、レースみたいに脚を高回転で回したときのアシストの追従が足りず、低速でヘアピンカーブを曲がる時は、アシストが余分にかかる荒っぽいかかり方が発生する。最大トルクは大手ブランドの本格E-MTBユニット並(Bosch Performance Line CX、シマノ STEPS E8080、ヤマハ PW-X)の力があるが、これらの問題により二番手扱いなのが実情だ。しかし、BAFANG M400搭載車の価格帯が、大手E-Bike用アシストユニット搭載車よりも低価格なので、価格の差と理解すれば良いだろう。 アシストの設定に関しては、BenelliはBAFANGから許可を得て独自にマッピングを行っているとのこと。年式にもより改善を行っており、現行型の2018年モデルは、アシスト力が少なくなる高速域(24km/h超)では、アシストの切れ方継ぎ目の無いセッティングにしている。(サイクルモード2018で試乗) 筆者が今回乗った2017年型は、かつてサイクルモードで試乗した事がある。サイクルモードでは、アシストがかからない24km/h以上のスピードを出すことがあり、このときは高速域のアシストの切れ方がわかりやすく感じた。しかし伊豆大島を走行したときは、そのような場面が無かったので特に気にならなかった。BESV PSA1との比較では、PSA1よりもパワフルに走るため、上り坂や平地はPSA1よりも楽に走行できる。 ※大手E-Bike用アシストユニット…ヤマハ PWシリーズ/Bosch Active Line/シマノ STEPSシリーズ/パナソニック スポーツドライブユニット 大容量バッテリーのおかげで、伊豆大島を楽しめる TAGETE27.5には、11Ah/36Vの大容量バッテリーを搭載している。今回、岡田港→三原山頂上駐車場→大島公園→波浮港→元町港とヒルクライムありのコースを回った。BESV PSA1は、バッテリー残量が不足し、途中で充電することとなったが、Benelli TAGETEは、途中でアシスト力を下げながらもバッテリーの充電なく走行できた。山坂道が多い所を走るのならBESV PSA1よりもBenelli TAGETEが良いだろう。 下り坂では運転しにくい理由は? Benelli TAGETEのバッテリーは、ダウンチューブに搭載されている。これはBenelli TAGETEに限らない問題だが、下り坂でコーナーを曲がる時は車体が寝かしにくいため自転車らしさを感じない。これは、同行したスタッフも同じ意見だった。この特性は同じくダウンチューブにバッテリーを搭載したE-Bike(ミヤタ・クルーズ、ミヤタ・リッジランナー、ヤマハ・YPJ-XC)でも変わらない。 本格E-MTBとBenelli TAGETEとの比較 日本市場には既に本格的なE-MTBが売られている。これらE-MTBとBenelli TAGETEと比較するといくつか気になる所がある。例えばドライブユニット。Benelli TAGETEに搭載されているBAFANG M400ドライブユニットは、本格的なE-MTBに使われているドライブユニットよりも大きい。そのため、他のE-MTBよりもホイールベースやリアチェーンステーが長く、間延びした設計になってしまう。また、ホイールの装着も剛性が高いスルーアクスルではなく、一般的なスポーツ自転車に使われているクイックリリース規格を使っている。筆者はマウンテンバイクには疎いため詳しく書かないが、現代のクロスカントリーMTBで流行の設計とは外れているように見える。今後増えつつある本格的なスポーツ走行を行うユーザーは比較試乗を行ったほうがいいだろう。 低価格でE-MTBを楽しめるのが売りのBenelli TAGETE Benelli TAGETEの一番の特徴は、低価格でE-MTBが楽しめることだろう。スポーツ自転車用のドライブユニットに、油圧ディスクブレーキを装備しており、トレイルライドを楽しむことができる。2019年4月現在、これより安いE-MTBは無い。 また、Benelli TAGETEはマウンテンバイク的な使い方だけでなく、街乗りにも合うだろう。荷台の装着ができ、太いタイヤやサスペンションを生かして街乗りやガイドツアーに使うのも1つだ。気になる所は、ドライブユニットが日本では新興企業のBAFANGだということ。信頼と実績があるパナソニックが20万円前半でE-Bike(XU1)があるため、ブランド力を上げるのが課題だろう。 Benelli TAGETE 27.5のスペック フレーム:BENELLI ALUMINUM 6061アルミ フロントフォーク:SR SUNTOUR SF14-XCR32-27.5 100mm 重量:22.0kg ...

四国一周サイクリング オリジナルグッズをオンラインショップで販売

自転車で四国一周しながら食、景色、文化、出会いを楽しむ四国一周サイクリング『CHALLENGE 1,000kmプロジェクト』では、四国一周にチャレンジするサイクリストに対して、より快適なサイクリングを楽しんでいただくためにグッズ販売を開始した。 オンラインショップでは、これから「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、四国一周サイクリングにチャレンジする人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、現在四国一周サイクリングにチャレンジ中の人、「CHALLENGE 1,000kmプロジェクト」にエントリーして、すでに四国一周サイクリングを完走した方(チャレンジ終了の方)が利用できる。 オンラインショップでは、「ウインドブレーカー」〈12,960円(税込)・S~XXLサイズ〉、「パンツ(肩ひも付)」〈9,720円(税込)・S~XXLサイズ〉、「キャップ」〈2,700円(税込)・Freeサイズ〉を、ラインナップしている。 公式サイト:https://cycling-island-shikoku.com/

JR土浦駅直結「プレイアトレ土浦」にレストランなど食を楽しむ複合施設「STATION LOBBY」が登場

サイクリングと街づくりで注目されている「プレイアトレ土浦」。JR土浦駅直結で自転車店やレンタサイクルがあることで知られているが、2019年4月26日にレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」、中華バル「Hao2 ごはん&BAR」、カフェ「SLOW JET COFFEE COOKIE」、コワーキングスペース「Lap’s」、学習スペース「STEADY STUDY」をオープンする。 2フロア全400坪に誕生する食を楽しむ複合施設「STATION LOBBY」では、“日本一の駅の待合所”をテーマに、カフェ、レストラン、中華スタンド、クッキングスタジオ、フォトスタジオ、コワーキングスペースで土浦駅での食のシーンを一新。駅で過ごす時間が恋しくなるような、ここでしか味わえない、バラエティ豊かな“食と暮らしの楽しみ”を届ける。 2Fには1フロア一面200坪を占める全150席のレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」に、撮影だけではなく定期的に写真教室などを開催する「阿部写真館」。「NANAIRO Eat at Home!」 の料理も楽しめるリビングスタイルの「RIBAYON」スペースを用意した。 NANAIRO Eat at Home! ナナイロイートアットホームは、ワイワイ集えるビッグテーブルや、靴を脱ぎリビングスタイルでくつろげるスペースがある。また、誰でも利用可能な卓球台やママに嬉しいおむつ替えスペースや小さいお子様も楽しめるキッズスペースも備えている。 茨城県産野菜のバーニャカウダ 1,000円 つくば鶏のグリル ハニーディジョンマスタードソース 1,400円 料理はイタリアンを主軸に、気軽に楽しめるアラカルトを豊富にラインナップ。新鮮な野菜や魚介、ボリューム満点の肉料理など多彩なメニューの数々に、アツアツの焼きたてがサーブされる窯焼きピザを用意。 3Fは自家焙煎のコーヒーを提供するカフェ「SLOW JET COFFEE COOKIE」と中華バル「Hao2 ごはん&BAR」が軒をかまえ、フードコートのようにお好みで席をチョイスして楽しめる。 Hao2ごはん&BA 「Hao2 ごはん&バー」は、お昼はボリューム満点の絶品中華でクイックにエネルギーをチャージでき、夜は点心や小皿料理をつまみに、ゆっくりお酒と楽しんだり、がっつりごはんもチョイ呑みもいける、気軽に使える駅ナカの中華スタンド。 SLOW JET COFFEE COOKIE スロージェットコーヒークッキーは、SLOW[生豆から焙煎して一杯ずつ丁寧にドリップ]と JET[深煎り豆をエスプレッソマシーンで高速抽出]の2種類のコーヒーで、豆選びから焙煎、淹れ方にまでこだわった至極の一杯。スペシャルティ・コーヒーの旗手的存在といわれるイルガチェフェを使用したオリジナルローストをサイフォンで丁寧にドリップする。「華やかでフルーティー」な酸味と香りを楽しめる一杯を提供。 この他にも、JR土浦駅直結でビジネスマンやフリーランスで働く方々のコミュニティスペースとしても利用できるコワーキングスペース「Lap‘s (ラップス)」 や、スロージェットコーヒーにてドリンク1杯購入することで利用できる、毎日使える学生のための勉強とカフェスペース「Steady Study(スタディ スタディ)」も用意している。 https://stationlobby.jp/