デイリーアーカイブ Jul 12, 2025
コストパフォーマンス抜群のディスクロードバイク NESTO ALTERNA DISCインプレ
ロードバイクのトレンドの1つと言えばディスクブレーキだろう。自動車やオートバイ、マウンテンバイクのようにブレーキローターで制動し、ハイエンドロードバイクやグラベルロードバイクを中心に普及している。
その一方で、手頃な価格で購入できるエントリーグレードのロードバイクに、ディスクブレーキが搭載されている例は少ない。仮にディスクブレーキが搭載されている場合でも、ほとんどがグラベルロードバイクなのが実情だ。
しかし、そんな状況でも手頃な価格で購入できるディスクロードバイクはある。特に、今回紹介するNESTO ALTERNA DISCは、国内販売中の19万円未満ディスクロードバイクにおいて最軽量(9.0kg)で、シマノ105を搭載し、車体価格が139,000円と、他社では見られない低価格を実現している。
ALTERNA DISCとは、どんなロードバイクか
ALTERNA DISCは、NESTOのロードバイク「ALTERNA」のディスクブレーキバージョン。しかし、ALTERNAにディスクブレーキを装着しただけでなく、フレーム、フロントフォーク等の設計を全面的に変えているため、全く別の自転車となっている。
NESTO ALTERNA(税抜き¥89,000)
フレームはALTERNAよりもシャープなデザインになっているだけでなく、BBの中心から前輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すフロントセンターや、BBの中心から後輪車軸までを一直線で結んだ線の長さを表すリアセンターを短くした。レースレプリカ風味ながら安定性を重視したALTERNAとは違い、俊敏性を重視している。
フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。ラフな取扱はできない一方で、軽量なのが特徴だ。
ブレーキはSHIMANO BR-RS305。片押しタイプのワイヤー式ディスクブレーキだ。低価格モデルで使われているTEKTRO Mira(搭載車:Specialized Diverge E5)と比べると制動力に不満はなく、ブレーキをかけた時も価格を考えると軽い力で引くことができる。あとは長期間使用した時のブレーキパッドの片減りだろう。
コンポーネントはシマノ・105。レースユーザーやスポーツライドを行うユーザー向けのグレードだ。クランクなど細かい部分にも105を採用している。フロントのギア(クランク)はSHIMANO FC-R7000 50X34T、リアのギア(スプロケット)はSHIMANO CS-R7000 11S 11-32T。
ホイールはNOVATEC製ハブに流行のワイドリムを装備。ディスクロードで主流の前後12ミリスルーアクスル規格(前12×100mm、後12×142mm)を搭載しているため、ホイールのアップグレードも容易だ。
今回、定例の試乗コースでALTERNA DISCに試乗した感想を一言で表すと、ケチをつける所が無いという事。重いギアを踏んでも良く走り、ブレーキもよく効く。乗り心地に関しては、微振動があるビリビリとした硬さではなく、サスペンションが硬い車のような硬さだ。ディスクブレーキを搭載し、車軸付近の剛性を上げているのと、スルーアクスルの太い中空シャフトで剛性があるため硬い。ただ、グラベルロードのSpecialized Diverge E5(12ミリスルーアクスル、フルカーボンフォーク、タイヤは複数種類仕様)の硬すぎてどうしようもないというわけではない。
15万円以下で購入できる貴重なレースタイプのディスクロードバイク
2019年現在、手頃な価格で買えるディスクロードは種類が少ない。仮にあったとしても、レースレプリカ以外のディスクロードが主流で、グラベルロードが多い。ロードバイクでも、低速での直進安定性を重視したエンデュランスロードのKhodaa-Bloom FARNA700 Discや、アップライトな乗車姿勢のエンデュランスロードバイクのFELT VRぐらいだ。
15万円以下で購入できるレースレプリカタイプのディスクロードと言えば、MERIDA SCULTURA DISC 200ぐらいだろう。こちらはサイズが5種類と多いが、Shimano Soraを採用しているため、コンポーネントのグレードは落ちる。
NESTO ALTERNA DISCは、手頃な価格でスポーツライドを行いたい人に向いている。現在のディスクロードバイクの主流である規格を採用し、ディスクブレーキは制動力も高く、油圧ディスクブレーキにアップグレードも可能だ。もし15万円以下でお薦めのロードバイクを挙げるのなら、ALTERNA DISCはその中の1台に挙げるだろう。
ヤマハとあさひのコラボ電動アシスト自転車「PAS CITY-Cあさひ特別仕様モデル」が登場
自転車専門店の株式会社あさひは、創業70 周年を記念した「あさひ70th anniversary プロジェクト」としてヤマハ発動機製電動アシスト自転車「PAS CITY-C あさひ特別仕様モデル」を数量限定特別価格で発売する。
PAS CITY-C は、軽量・コンパクトな設計を採用し、トライアングルハンドルやテリー型サドルなどアップライトな乗車姿勢にモダンデザインが特徴の電動アシスト自転車。
PAS CITY-Cあさひ特別仕様モデルは、人気の電動アシスト自転車メーカー「ヤマハ発動機製」のファッショナブルな小径電動アシスト自転車「PAS CITY-C」に、通常はオプション品であるリアキャリアや大容量コンテナバスケットを標準装備させた、あさひ創業70周年記念特別価格仕様。 通常モデルの販売価格は車体のみで119,880円/税込となるが、今回の特別仕様モデルはリアキャリア(部品単体価格4,104円/税込)とコンテナバスケット(部品単体価格4,580円/税込)が標準で装備された特別仕様モデルとなる。
製品名:PAS CITY-C あさひ特別仕様モデル(パス シティ-C)
販売価格:110,000円(税込)
カラー:マットオリーブ(ツヤ消しカラー)
タイヤ:20型
適応身長:140cm~※サドル高をもっとも低くする場合は、付属部品での調整が必要
重量:21.4kg ※リアキャリア、コンテナボックスの重量は除く。
変速:内装3段変速
充電時間:約3.5時間
バッテリー容量:12.3Ahバッテリー搭載
一充電あたりの走行距離:48㎞(強モード)、61㎞(標準モード)、83km(オートエコモードプラス)
付属品:リアキャリア、コンテナバスケット(ブラック)
発売日:2019年5月中旬より順次 ※予約開始は4月25日より
購入方法:あさひ公式自社ネット通販内の「ネットで注文・お店で受取サービス」の利用限定。
PAS CITY-Cあさひ特別仕様モデル商品詳細:https://www.cb-asahi.co.jp/lp/contents/campaign/70th_anniversary/collaboration/
札幌のシェアサイクル「ポロクル」が2019年営業開始、 複合経路検索サービス「mixway」で連携・対応再開も
経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は2019年4月26日(金)より、札幌市で提供されているシェアサイクル「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始する。これにともない、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway(ミクスウェイ)」での連携・対応を再開する。
シェアサイクルは、街中に設置された貸出・返却場所(ポート)にある共用の自転車を、必要な時に利用できる移動手段。2018年6月に閣議決定された「自転車活用推進計画」にも盛り込まれており、全国各地で導入が進んでいる。
それらシェアサイクルの中でも「ポロクル」は、特定非営利活動法人が運営するシェアサイクルサービス。札幌市内中心部に約40ヵ所以上のポート、350台の自転車が設置し、利用者は累計3万人を突破している。2019年シーズンより、株式会社NTTドコモのシェアサイクルシステムを導入し、電動アシスト自転車の採用、予約機能の追加など新たなサービスを展開する。
また、ヴァル研究所では2018年5月より、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway」において、札幌市のシェアサイクル「ポロクル」と連携し、鉄道やバスと「ポロクル」を組み合わせた経路検索や、リアルタイム情報(貸出・返却可能台数)の提供を行っていた。「ポロクル」の冬期の営業休止により「mixway」での連携・対応も休止していたが、「ポロクル」の2019年シーズンの営業開始にともない、2019年4月26日(金)より再開する。
「mixway」は、鉄道やバスなどの公共交通とシェアサイクルを組み合わせた「経路検索」や、ポートの位置やリアルタイムな空き状況などがわかる「リアルタイムポートマップ」を利用できるスマートフォン向けWebサイト。公共交通の経路検索サービス「駅すぱあと」をベースに、シェサイクルを組み込んだ“複合経路検索サービス”として提供を行っている。
ポロクルの内容
利用料金
<個人向けサービス>
・1回会員:150円/1回(1回60分以内、超過料は100円/30分)
・月額会員:1,800円/月(1回60分以内、超過料は100円/30分)
・1日パス(観光案内所・ホテルなど):1,500円
・1日パス(コンビニエンスストア):1,300円※法人向けサービスなど詳しくはポロクル公式サイトよりご確認いただけます。
https://porocle.jp/price/
営業期間
2019年4月26日(金)~10月31日(木)
営業時間
貸出 7:00~21:30
返却 7:00~22:00
提供エリア
札幌市内中心部(約40ポート)
公式サイト
https://porocle.jp/
Mixwayの内容
サービスURL
https://mixway.ekispert.net/
連携・対応サービス
・ポロクル(https://porocle.jp/)
・ドコモ・バイクシェア(https://docomo-cycle.jp/)
・PiPPA(https://pippa.co.jp/)