デイリーアーカイブ Jul 1, 2025
⻄⽇本最⼤のスポーツサイクルフェスティバル CYCLE MODE RIDE OSAKA 2020 3/7~8に開催
サイクルモード実⾏委員会は、2月18日、⻄⽇本最⼤のスポーツサイクルフェスティバル「CYCLE MODE RIDE OSAKA 2020」を3⽉7⽇から8⽇までの2⽇間、⼤阪・万博記念公園にて開催すると発表した。
「CYCLE MODE RIDE OSAKA 2020」は、世界中から有名ブランドの最新⾃転モデル⾞が集結し、全⻑約2キロのロング試乗コースでロードバイクやスポーツe-BIKEに試乗できる自転車イベント。自転車の試乗だけでなく、機能性の⾼いウェアやヘルメットなど、⾃転⾞関連グッズが⼀同に展示される。また、スポーツ⾃転⾞の基礎の基礎が学べる「試乗前レッスンコーナー」や⽇々のメンテナンスやクリーニングなどを学べる講座、新設のオフロードバイクエリア、おやこバイシクルエリアなど家族全員で楽しめるイベントも用意。同時開催イベントとして、レジャー関連グッズを集めた「アウトドアフェス」や、全国の絶品グルメが集結する「サイクル∞キッチン」を実施する。
<オフロードバイクコース東の広場>では、屋外の会場ならではの企画が実現。マウンテンバイクや電動アシストユニット搭載のe-MTB、グラベルロードなどを、未舗装路をイメージした専⽤ダートコースで体験できる。
また、⾃転⾞業界の著名⼈によるトークショーや、トレーニング⽅法、トレーニングの第⼀⼈者による専⾨セミナーを行う「サイクリスト必⾒︕SPORTS BIKEステージ」、乗り⽅から⾃転⾞に乗る際のマナーに⾄るまで、丁寧に教えてくれる⼦ども向け⾃転⾞教室「ウィーラースクール」、⾃転⾞旅やサイクリングコースの最新情報を得られる「ジテンシャ×旅エリア」も予定。また、有名ブランドのロードバイクや⾃転⾞グッズが当たるプレゼントキャンペーンも行う。
CYCLE MODE RIDE OSAKA 2020 開催概要
■名称︓CYCLE MODE RIDE OSAKA 2020
■会場︓万博記念公園東の広場+EXPOʼ70パビリオン+お祭り広場
■⽇時︓2020年3⽉7⽇(⼟)・8⽇(⽇)10:00〜17:00 ※最終⼊園16:30まで
■⼊場料︓前売1,000円当⽇1,300円(税込・公園⼊園料260円含む)
※中学⽣以下無料、別途公園⼊園料が必要です。(⼩中学⽣80円)
※チームキープレフト会員は⼊場無料
但し別途公園⼊園料と会員証および名前が確認できるID(免許証・保険証など)が必要です。
▼下記サイトにてチケット絶賛販売中︕
http://www.cyclemode.net/ride/ticket/
■主催︓サイクルモード実⾏委員会(テレビ⼤阪/テレビ⼤阪エクスプロ)
■公式サイト︓http://www.cyclemode.net/ride/
同時開催イベント開催概要
<アウトドアフェス>
■⽇程︓2020年3⽉7⽇(⼟)・8⽇(⽇)
■時間︓9︓30〜17︓00
■⼊場料︓⼊場無料(万博記念公園の⼊園料は必要です。⼤⼈260円・⼩中学⽣80円)
■主催︓テレビ⼤阪
■公式サイト︓http://www.tv-osaka.co.jp/outdoor/
<サイクル∞キッチンsupported by キリン⽣茶>
■⽇程︓2019年3⽉7⽇(⼟)・8⽇(⽇)
■時間︓9︓30〜17︓00
■⼊場料︓⼊場無料(万博記念公園の⼊園料は必要です。⼤⼈260円・⼩中学⽣80円)
■主催︓テレビ⼤阪/テレビ⼤阪サービス
■公式サイト︓http://www.tv-osaka.co.jp/event/cyclekitchen/
多摩地域で観光型シェアサイクルの実証実験「東京渓谷サイクリング」を実施
近畿日本ツーリスト首都圏は2月17日、ナビタイムジャパン、ドコモ・バイクシェアの協力で、東京都及び東京観光財団が委託する「多摩地域観光交通促進プロジェクト実証実験業務」を連携して運営を行うと発表。また、西多摩地域の観光施設等を周遊するための交通手段として、シェアサイクルの有効性を検証することを目的とした実証実験を開始する。
東京都と東京観光財団は、旅行者の移動や観光施設へのアクセス手段の充実を図るため、新たな交通サービスの導入に向けた取組を進めており、今回の実証実験を実施する運びとなった。実施にあたっては、近畿日本ツーリスト首都圏がシェアサイクル事業を運営、ナビタイムジャパンが自転車向けナビゲーションの技術提供を、レンタサイクルのシステムはドコモ・バイクシェアが提供する。
シェアサイクルのレンタル費用の決済方法は、キャッシュレスとし、いつでも借りられる無人ポートを設置するほか、事前予約が可能な有人窓口も設け、駅で借りて温泉で乗り捨てできる仕組みも整えることで観光客の利便性向上も図る。また、初めての訪問者でも、最適なルートを走行できるようナビタイムジャパンのスマートフォン向け自転車専用ナビ「自転車NAVITIME」を導入し、地図と音声案内による目的地までのナビゲーションを提供する。ルートは地域の観光推進団体(事業者)が推奨する道で、自転車でしか味わうことができない渓谷沿いや畑の真ん中を走行するコースを複数用意する。
レンタサイクル事業の名称は「東京渓谷サイクリング」。プロモーションでは、当該エリアの自治体や観光協会、大多摩観光連盟、多摩観光推進協議会、東京マウンテンなど地域の観光事業者や東日本旅客鉄道株式会社八王子支社と協力体制を構築を行う。実証実験は1年を通して実施し、電動アシスト自転車を活用した周遊観光の有効性を検証する。
実証実験の実施概要
1 実施期間
令和2年2月25日(火)から1年間
2 ポートの場所
【あきる野市、日の出町エリア】 【青梅市エリア】
・JR武蔵五日市駅(予定) ・JR青梅駅(自転車等駐輪場)
・JR武蔵増戸駅(予定) ・JR河辺駅(北口自転車等駐車場)
・瀬音の湯付近(十里木交差点) ・岩蔵温泉
・つるつる温泉
3 自転車の種類
男女問わず使いやすい、ミニベロタイプ。両輪駆動(前輪は電動アシスト駆動、後輪はペダルを踏んで駆動)かつ超低重フレームのため坂道⾛⾏やカーブでも安定感抜群。後輪の上には、自転車操作パネルがあり、ICカードをかざす、もしくはパスワードを入力すると鍵がひらく、最新鋭のモデルです。充電100%、エコモードで約90kmの走行が可能です。
ハンドル部分のパネルで、走行モードの切り替えが可能です。
4 自転車の利用料金
1日料金 2,500円(貸し出し時刻から当日の23時59分まで)
1回利用 30分毎に250円(朝8時から夜8時)
夜間利用 30分毎に 25円(夜8時から朝8時)
5 レンタサイクルの利用方法
(1)東京渓谷サイクリングに会員登録後、スマートフォンの操作で暗証番号を入手し開錠。登録は東京渓谷サイクリング専用のHPまたはドコモ・バイクシェアのHPから。
(2)地域のレンタサイクル事業者の予約サイトで事前予約。当日店舗で受け渡し。 この場合も、東京渓谷サイクリングに会員登録後、キャッシュレスで決済。
6 自転車専用ナビ「自転車NAVITIME」について
地域の事業者が推奨する”とっておき“のルートを「自転車NAVITIME」アプリ(事項参照)に組み入れ、東京渓谷サイクリングの特集ページを提供。
アプリをダウンロードし、本特集ページからサイクリングコースをセットすれば、音声ナビも無料で利用できます。年内におすすめ10ルートの作成を目指します。
尚、ルート検索では1ルートにつき、観光に適した1種類のみが提供されます。
東京渓谷サイクリングのホームページ:https://tokyovalleycycling.com
トレッキングバイクタイプのE-Bikeは日本で流行するか? 実用性と趣味性を両立したE-Bikeの可能性
https://www.youtube.com/watch?v=iFBXgeG2v3A
ドイツを中心に多くの支持を得ているトレッキングバイク。これは、タイヤが太いクロスバイクに、泥除けや荷台、スタンドを装着した自転車で 日常利用からサイクリングまで多用途に使える自転車だ。日本では地味なルックスに車体重量が重く、輪行が難しい問題があるため普及していない。
海外では、様々な自転車ブランドからE-トレッキングバイクがラインナップされており、日本もMERIDA等の自転車ブランドからトレッキングバイクタイプのE-Bike「E-トレッキングバイク」が登場している。今回は海外のE-トレッキングバイク等を紹介しつつ、日本でE-トレッキングバイクが流行するか考えてみたい。
マウンテンバイク化しつつあるE-トレッキングバイク
海外のE-トレッキングバイクは、E-クロスバイクに荷台や泥除け、スタンド等を装着したモデルだけでなく、マウンテンバイク用の太いタイヤを装備したモデルが登場している。
一例を挙げるとするならば「MERIDA eSPRESSO CC 900 EQ」(海外モデル)。またぎやすいフレームに荷台や泥除け等を装着したE-トレッキングバイクだが、フロントフォークはSR SUNTOUR製のエアサスペンションフォーク「MOBIE」に、グラベルにも対応したタイヤやサドル高を簡単に調整できるドロッパーシートポストを装備。ドライブユニットはE-MTB向けユニット「Shimano STEPS E8000」を搭載。街乗りやサイクリングだけでなく、グラベルも安心して走行できるE-トレッキングバイクとなっている。
E-MTBに荷台やスタンドを装着してE-トレッキングバイク化
MERIDA eSPRESSO CC 900 EQのように、MTB風味を加えたE-トレッキングバイクが登場している。それとは逆に、E-MTBに泥除けや荷台、スタンドを装着し「E-トレッキングバイク化」したE-MTBも登場している。
「SCOTT AXIS eRIDE EVO」(日本未発売)は、フルサスE-MTBをベースに、荷台や泥除け等を装着したE-トレッキングバイク。人力自転車でのフルサストレッキングバイクは、重い車体重量にサスペンションロスの欠点がある。しかし、E-Bike化により、それらの問題を無視する事ができるようになった。
E-トレッキングバイクは日本で普及するか
https://www.youtube.com/watch?v=EKPUFTC7Zps
地味なルックスに車体重量が重く、輪行が難しい人力タイプのトレッキングバイクは日本で普及しなかった。しかし、E-トレッキングバイクは日本市場で流行する可能性が残っている。まずE-Bikeの殆どは車体重量が重くて輪行が難しいため、トレッキングバイクの欠点である輪行が難しいので問題になりにくい。
https://www.cyclorider.com/archives/30289
そして、人力自転車で問題になる車体重量はモーターの力により楽に漕ぐことができる。大抵のE-Bikeなら上り坂でも18km/hぐらいの速度が出てしまうので、競技用自転車みたいに、日常性能を犠牲にした設計よりも日常的に使える汎用性が高い設計のほうが支持されるだろう。
筆者としては、E-トレッキングバイクよりも、E-トレッキングバイク化が可能なE-MTBが売れると予想する。普段は荷台と泥除け、スタンドを装着して「E-トレッキングバイク」で使い、本格的なオフロード走行では、スタンドや荷台を外して「E-MTB」で楽しめるからだ。日本ではBESV TRS2 XCが、オプションで泥除け、荷台、スタンドを用意しており「E-MTB」と「E-トレッキングバイク」の両方を楽しむことができる。
https://www.youtube.com/watch?v=MVDon13fUD0
https://www.youtube.com/watch?v=ZjwZiq4xijc
競技用自転車が持て囃されている日本で、このような公道用の中途半端なE-Bikeが売れるか疑問に思うかもしれない。しかし、エンジン付きの乗り物では、中途半端なジャンルの乗り物が人気になっている。それは、アドベンチャータイプのオートバイやSUVだ。これらのジャンルは、競技用モデルのような本格的なオフロード走行は難しく、舗装路用車両と比べると安定感は劣る中途半端なジャンルだ。しかし、現実世界の公道は、綺麗な舗装路だけの道や、道無き道だけを走るような事は殆どない。舗装路が荒れていたり、偶に砂利道が登場したり、荷物を運ぶことだってよくあり、全てが中途半端な世界なのだ。
全てが中途半端な世界ではアドベンチャーオートバイやSUVといった、「中途半端」なジャンルが支持を集めるのは当然と言える。モーターの力で、トレッキングバイクの欠点を潰したE-トレッキングバイクは成功する可能性はあるだろう。