マンスリーアーカイブ 6月, 2018

【自転車漫画】千と千尋の神隠しのモデルへGO!四万温泉のせちゃり旅(#チャリと来た)

旅行するのなら、観光地や地域の特産品等、何かしらの目的を決めて行くと面白い。目的は人によって様々で、筆者の場合はサイクリングコースや峠などの道をメインに決めてサイクリングを楽しんでいる。さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんは、Twitterで自転車旅行漫画を公開しており、様々な地域を自転車旅行している。今回は千と千尋の神隠しの舞台となったと言われている、群馬県四万温泉を目的地にした日帰り自転車旅行「四万温泉のせちゃり旅」を紹介。 今回の目的地は、群馬県にある四万温泉。千と千尋の神隠しのモデルになったと言われている積善館に行く日帰り自転車旅行だ。東京からJR高崎線に乗り、終点の高崎では、からは吾妻線に乗り換えだ。このときの吾妻線はオレンジと緑色の2色に塗り分けられた懐かしの湘南色の列車。ドアは手で開ける非常に珍しい方法を採用していたようだ。 中之条駅ではSuicaに対応していなく(現在はSuica対応とのこと)田舎の洗礼に合ったようだ。そして、四万温泉まで折り畳み自転車(Brompton)で行こうとするが、四万温泉までは殆ど上り坂で道も狭く、店は無くて非常に大変とのこと。 しかし、実際に走ってみると、多少のアップダウンはあるが殆ど平坦なので、楽に走ることができたようだ。 四万温泉まで行く途中には、ダムや四万の甌穴群があったが、千と千尋の神隠しと関係する物と言えばメロディーロードだ。これは、道路に凹凸がついており、自動車がその上を走ると、タイヤの摩擦音が音楽のように聞こえる道路のこと。このメロディーロードは千と千尋の神隠しのテーマ曲となった「いつも何度でも」が聞こえるようだ。場所についてはhttp://www.kirara.ne.jp/melody-line/で見ることができる。 道が良く特にトラブルも無かったため、予想よりも早く四万温泉に到着。そこで、お目当ての温泉に行く前に「柏屋カフェ」でお茶をすることに。昭和レトロの民家を改装したカフェの名物は温泉マークカプチーノで少しビターな味のようだ。公式サイトを見ると、二つの味が楽しめる柏屋カレーや日替わりパスタ、サンドイッチプレート、手作りスイーツもあるようだ。 柏屋カフェでお茶をした後は、お目当てである積善館へ。積善館の中や四万温泉街、奥四万湖などの詳しい内容はチャリと来た。の四万温泉・聖地巡礼のせちゃり旅からどうぞ。 四万温泉を気軽に回るためのヒント 今回の折り畳み自転車+公共交通機関を使う「のせちゃり旅」を行う場合、輪行できる高速バスが無いため鉄道を使うのがベストだ。特急列車に関しては上野⇔長野原草津口を走る「草津」があり、中之条駅まで約2時間で走るとのこと。 自転車を持っていない、持ち運ぶのが面倒な場合、四万温泉でレンタサイクルを借りるのも1つだ。四万温泉にある「レンタ四万の駅」では電動アシスト自転車がレンタルできる。料金は1時間500円。1泊なら3000円。 住所: 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-48 営業時間:9:00~18:00 不定休 URL:https://www.facebook.com/shimaonsenlove/ 四万温泉・聖地巡礼のせちゃり旅で登場した場所まとめ 中之条ダム 住所:群馬県吾妻郡中之条町 URL:http://www.pref.gunma.jp/06/q1300021.html 国道353号線「メロディーライン」 URL:https://www.kirara.ne.jp/melody-line/ 四万の甌穴郡 住所:群馬県吾妻郡中之条町四万3520 URL:http://www.ouketsu.net/ 四万温泉 柏屋カフェ Kashiwaya Cafe 住所: 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-45 営業時間:10:00-17:00(16:30ラストオーダー)定休日 なし(※ 臨時休業となる場合があり) URL:https://www.onsen-cafe.com/ 積善館 住所: 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉 営業時間(日帰り入浴):11:00~16:00(17:00まで入浴可能) URL:http://www.sekizenkan.co.jp/ 奥四万湖 住所:群馬県吾妻郡中之条町四万 URL:https://www.nakanojo-kanko.jp/shizen/okushimako.shtml 作者のWebサイト/Twitter/過去漫画の紹介はこちら #チャリときた:作者のWebサイト さえこさん(@rinkosaeco):作者のTwitter https://www.cyclorider.com/archives/22387

気軽に楽しめるストリートサイクル サイクルベースあさひ レユニオンシリーズを解説

サイクルベースあさひのスポーツサイクルで、お洒落なストリートスタイルの雰囲気を持つのがレユニオンシリーズ。レユニオンシリーズには、フラットバーロードスタイルのレユニオンリール、マウンテンバイクスタイルのレユニオンオーラ、ミニベロスタイルのレユニオンニール、ロードバイクスタイルのレユニオンコーレルがラインナップ。どのモデルも一般的なスポーツサイクルと比較して、シンプルなデザインを採用しており、普段着にも合うスタイルとなっている。今回はレユニオンシリーズの特徴をまとめてみた。 レユニオンリル:¥39,980(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:12.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):44T/8段変速 タイヤ/ホイールサイズ:700×25C シンプルなスチールフレームに、カラーリムなどのアルマイトカラーのパーツをアクセントに採用したフラットバーロードバイク。ロードバイクと同じぐらい細い25ミリ幅のタイヤに、前傾姿勢ぎみの乗車姿勢は、街乗りでもスポーティに走りたい人に向いている。 レユニオンオーラ:¥39,980(税込)   楽天で見る フレーム:6061アルミフレーム フロントフォーク: SR SUNTOUR M3030サスペンションフォーク 重量:20.0kg ブレーキ:vブレーキ ギア(前/後):38T/8段変速 タイヤ/ホイールサイズ:26×1.95インチ アルミフレームに街乗り用のフロントサスペンション「SR SUNTOUR M3030」を装備した、マウンテンバイクスタイルの自転車がレユニオンオーラ。アップライトな姿勢や凸凹が少ない舗装路用の幅が広い26インチタイヤは街乗りでも役にたつだろう。スピードよりも耐パンク性能や段差にも強い街乗りスポーツサイクルが欲しい人に向いている。 レユニオンニール:¥39,980(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:11.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):52T/8段変速 タイヤ/ホイールサイズ:20×1-1/8 レユニオンシリーズ唯一のミニベロがレユニオンニール。舗装路を軽快に走れるように、ロードバイク風の細いタイヤを採用した。レユニオンリルの小径車バージョンと考えれば良い。自転車を室内置きしたい人やミニベロ独特のキュートなデザインが欲しい人に向いている。 レユニオンコーレル:¥49,980(税込) サイクルベースあさひで見る フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:12.5kg ブレーキ:デュアルピボットキャリパーブレーキ ギア(前/後):50-34T/CS-HG20-7 12-28T タイヤ/ホイールサイズ:700X25C レユニオンシリーズ唯一のロードバイクがレユニオンコーレル。レユニオンシリーズの中では比較的シックなデザインを採用している。スチールフレームを採用したため重量は12キロと重いが、ハイトが低いブラックカラーのホイールや、街乗りでもブレーキがかけやすい補助ブレーキレバーを装備。性能を重視するのではなく、気軽にファッションとして楽しみたい人向けのロードバイクだろう。

自転車からアウトドアまで使える靴下みたいな靴「スキナーズ」を解説

自転車旅行では、体力を余分に消耗させないために荷物を減らすのが一般的だ。欠点は、余分な物を持っていくことができないため、自転車以外のアクティビティを行うのが難しくなる。人が少ない海岸を見つけても、サンダルを持っていないので入らないで通り過ぎることも少なくない。しかし今回紹介する靴「スキナーズ」があれば解決するだろう。 スキナーズは、チェコのスタートアップ企業が開発した靴下のようにフィットする靴。特殊ポリマーのソールを採用し、砂場や小石などから守り、屋外、屋内、両方で履くことができる新感覚の靴だ。海外のクラウドファンディングで2億5000万円を売り上げ、日本テレビのズームインサタデーで取り上げられており注目されている。世界でも注目されている新感覚の靴がどれほどの物なのか実際に試してみた。 スキナーズは重量はわずか80gと軽く、折り畳むと5cmほどのサイズとなる。どのくらい小さくなるかと言うと、自転車・ハイキング用リュックで知られている「ドイター・トランスアルパイン30」の小さな左右ポケットなら、片足なら入れることができるほど。スマートフォンしか入らないポケットでも大丈夫なので、サイクルジャージのバックポケット等、場所を選ばないで入れることができる。 スキナーズはインドアからアウトドアまで使用でき、滑りにくい特徴を持っている。そこで、スキナーズの実力を試すために多摩川に向かい、滑りやすい場所で実際に使ってみることにした。 水の中に入って筆者が感じたのはグリップ力が高いこと。地面は苔があり滑りやすいが、きちんとグリップするので安心して歩くことができる。また、靴下のようにぴったりと履けるので、一般的なサンダルのようにサンダルや靴が浮くようなことは無いのも良い。 スキナーズは靴下のようにフィットする靴を売りにしている。そこで片方にスキナーズを履いて、もう片方に一般的な靴下を履いて比較してみた。テスト時の気温は28度。スキナーズを履いた足は地面の熱を感じないが、靴下を履いた足は地面の熱を感じ、長時間立つのは難しいと筆者は感じた。地面の感覚も靴下のほうがダイレクトだ。 スキナーズの底面は二重の特殊ポリマー構造で、メーカーテストでは、ガラス片を踏んでも破れないとのこと。そのため、安心して外を歩くことはできるが、写真のようにゴツゴツした所を歩くと硬い感触を感じる。これは素足感と軽量・コンパクトを重視したためだろう。もし、この感触が気になるのなら、靴下を履くと多少軽減される。また、実際にスキナーズを試す場合は靴下を履いたほうが良いだろう。試着は全国の東急ハンズやイベントで可能とのことなので試してみるのが一番だ。 スキナーズの利点・欠点は? スキナーズの利点は、キャンプや自転車などの様々なアウトドアアクティビティだけでなく、インドアでも使うことができる。このような場合汚れたら、洗えば良いので、アウトドアからインドアまで様々な場所で使えるのだ。これはスキナーズの一番の強みだろう。目的地でビンディングシューズから履き替える携帯用シューズとして使えるだけでなく、キャンプ、釣りなどのアウトドアに、フィットネス・ヨガといったインドアでも使用できる。スキナーズの価格は税込み¥7,992と高価だが、非常にコンパクトになり多目的に使える靴なら納得する価格だ。 課題は実際の耐久性。公式Webサイトでは通常のゴムよりもすり減らないとのことだが、自転車だけでなく、アウトドアや旅行、インドアでのフィットネスなど様々な場所で使えるため、長年使用した場合の耐久性は気になる。なぜなら、一般的な趣味用の靴よりも使う頻度が高いからだ。また、素足感が強い履き心地は好みが分かれる所。筆者の意見としては、薄い靴を履いたような少し底が厚いモデルがあれば、より多くのユーザーを獲得できると思う。 カラーリングは、ブラックの生地にロゴの色(グリーン・ブルー・ホワイト・レッド・ピンク)を選べる。また、6/12より新コレクションのクラウドファンディングが実施され、新しいカラーが登場したため、こちらもチェックしたほうがいいだろう。 https://greenfunding.jp/piucrowdfunding/projects/2267 カラーリングだけでなくデザインも変更されており、よりアクティブに動く人向けに足首の部分が前コレクションよりも短くし動きやすい仕様となったとのこと。名前はアスレジャーラインというコレクションで、一般発売に先駆けての先行販売のようだ。 文:マツモトケンタロウ 協力:SKINNERS